献血の呼びかけ

10月2日、3日に献血が予定されています。本校生徒に協力を呼びかけるため、千葉県赤十字血液センターより新井知也様が来校され、献血の重要性についてお話をしていただきました。

新井様は、「献血という言葉は、辞書では「健康な人が、輸血を必要としている人のために、血液を無償で提供すること」とあります。「輸血を必要としている人」を思い浮かべると、交通事故などで負傷している人をイメージするかもしれませんが、じつは全体のなかの3%程度です。献血された血液の80~90%は、ガンや白血病の治療に充てられます。放射線による治療では、ガン細胞だけでなく血液を造る細胞も壊されてしまうので、新鮮な血液が大量に必要になります。お産でも献血が必要になるケースがあります。お母さんだけではなく、赤ちゃんのいのちに関わる切迫した状況になることもあるのです。

献血が可能な人は、16歳から69歳までの人です。少子高齢化の影響もあるのですが、現在10代から20代の若い人たちからの献血が減っています。高校生のみなさんに呼びかけているのは、これをきっかけに若い世代の方々に末永く献血に協力してもらいたいからです。人の血液は未だに人工のものは存在せず、健康な人達から分けてもらう以外の手段がないのです。「なんだか怖い」「不安だ」と感じる方もいると思います。ほんの少し勇気を出してもらえたら、人の“いのち”を救うことができるのです」と生徒たちに訴えました。

 

対象は、2年生と3年生。「昨年も大勢協力してくれました」と感謝の言葉もいただきました。「“いのち”に直結するボランティア」です。今年も多数の参加を期待しています。