センバツ第2回戦 ~硬式野球部~

3月25日、甲子園球場で行われた、『第94回選抜高校野球大会』第2回戦目の対戦相手は、金光大阪高校。実力伯仲の緊迫した試合は、またもやタイブレークにもつれ込みましたが、残念ながら勝利を逃しました。

試合は投手戦の様相を呈し、5回まで両チームとも無得点。先制点は金光大阪、六回裏の攻撃。先頭打者が安打で出塁すると、犠打などで走者を進め、2死三塁の場面で主砲岸本選手の中飛で1点を獲得。

本校の攻撃では、八回表先頭打者、代打植木が内野ゴロで執念の1塁奪取を皮切りに、続く代打浅倉が自らも生きる好バントで無死一、二塁とチャンスを広げました。2死二、三塁から主将中西がしぶとい内野ゴロで1点を返しました。

試合は、再び膠着状態が続き、得点は動かぬまま延長十三回より本校2試合連続となるタイブレーク戦に突入しました。

十三回表の本校の攻撃では、中西が犠打で走者を進め、1死二、三塁とし、続く菊池の適時打で勝ち越しとなる2点を獲得。スコアーを3⊸1としました。

しかしその裏、金光大阪の攻撃では、1死満塁から、守備の乱れと四死球による押し出しで3点を奪われ、ゲームセット。

 

惜敗を喫する結果となりましたが、本校硬式野球部は、”必ず勝つ“という意欲を失わずに最後まで戦い抜きました。その姿には、勝ち負けを別にして、心を打つひた向きさがありました。

また、最後までもつれる展開となった厳しい試合でしたが、応援団も力を惜しまず全力のパフォーマンスを続けました。応援委員会の素晴らしいリード、3年ぶりに復活した吹奏楽部の力強い演奏は、選手たちを励まし続けました。地元の対戦校とはどうしても規模ではかないませんが、数の劣勢を跳ね返す迫力の応援でした。

 

昨秋の関東大会に続き、遠方より多くの方々が応援に駆けつけて下さいました。有難うございました。これまで、多くの温かいご声援とご支援を頂いて参りました。みなさまのご厚意に応えられるよう、夏に向かって新たな一歩を踏み出したいと思います。