“強”歩大会

北風が冷たく吹き付ける一日となりましたが、晴天に恵まれ、本校伝統行事、“強”歩大会が開催されました。1、2年生の、およそ1,330名の生徒たちが全長14㎞の踏破にチャレンジしました。

開会式は、人工芝グランドが改修工事のため、各ホームルーム教室にて放送で行われました。

学校長からは、「この強歩大会は、競うことが目的ではありません。景色を楽しみながら自分のペースで歩いて下さい。参加者全員が完歩し、今年度最後の思い出を作ってくれることを期待しています」と、励ましの言葉がありました。

生徒会長原君は、「強歩大会は、今年度最後の全校行事です。そして、今のクラスメイトとの最後の行事です。 1年間の思い出を振り返る話をしながら、楽しく完歩を目指しましょう。また花粉がとても多く飛び交っています。花粉対策も忘れずに行いましょう」と参加者に呼び掛けました。

近隣の交通を妨げないよう、ハウスごとに時間差を設けて出発。県道23号(通称:矢那街道)を南東に下り、矢那川ダム湖をぐるりと回って、第1チェックポイントのかずさ1号公園と第2チェックポイントの鎌足公民館でリストバンドに☑を入れてもらいます。

ダム湖周辺の道路は起伏に富みドライブには絶好のロケーションですが、歩いてみるとかなりしんどい道のりです。それでも咲き始めたばかりの春の花々が目を慰め、湖面を渡る風が背中を押してくれます。そしてなにより、仲間と肩を並べて歩くことが一番の励みになります。

至真殿階段下に設けられたゴールでしっかり歩いた証のリストバンドを提出して、踏破完了です。最終組が校門を出発してからおよそ3時間30分後の、13:15p.m. 、最後の生徒がゴールに到着しました。

 

生徒会のみなさん、事前準備と後片付け、有難うございました。強歩大会は、無事大成功で幕を閉じました。スマートフォンを教室に残し、季節を感じながら友と一緒に歩く行為は、生涯の中でも得難い経験となるはずです。