令和2年度卒業式

本日、『令和2年度 第18回卒業証書授与式』が至真殿にて挙行されました。今年度も、保護者・来賓を招かず、卒業生683人と教職員のみの式となりました。

 

卒業証書授与式では、各クラス担任から呼名された卒業生が「はい」と返事をして、一人ひとり立ち上がりました。卒業生を代表して岩瀬 将君が壇上に上がり、学校長より卒業証書を授与されました。
学校長式辞では、「新型コロナの感染の拡大は、世界に大きな禍をもたらしました。みなさんの高校生活の最後の1年ではコロナが大きな障害となったことも、まぎれもない事実です。しかし、この一年間で失ったものが多くある一方で、新しく生まれたものもたくさんあります。今回のことをきっかけに社会の在り方が変わりつつあります。
感染拡大の影響を受け、人との交流が分断されているという方向性を感じますが、みなさんが本校の3年間で身に着けた真心は、人と人との直接の交流の中で発揮されるものです。みなさんはこれからの社会を築く大きな力となるでしょう。人と人とのつながりを大切にする社会で、みなさんが必要とされる人材として活躍することを祈っています」と、学校長より卒業生へ餞の言葉が送られました。
在校生代表吉田凪沙さんは、「多くの困難を乗り越え、力強く成長された先輩方の未来が明るく健やかであること、そして今後のますますのご活躍を心よりお祈りいたします」と送辞を述べました。
卒業生代表岩瀬 将君は、小学2年生の時の東日本大震災と一昨年の台風の被害を振り返り、「自分たちがこうして充実した毎日を送れることが、決して当たり前のことではないことを知っています。たくさんの人に支えられ、今日卒業式を迎えることができました」と感謝の気持ちを述べ、更に「今日の日まで、楽しい思い出をありがとうございます。4月からは、皆さんが本校の伝統を引き継ぎ、それぞれの目標に向かって努力を重ねていってください。つまずいたときに助け合う仲間と、どんな時でもサポートしてくださる先生方がいらっしゃることを忘れず、高校生として残されている時間を悔いのないものにしてください。応援しています」と、在校生へエールの言葉を送りました。

表彰者
学校長賞 伊藤香偉、鈴木葉月、小林 葵、平野里奈、玉井功祐、田中仁菜、宇野澤拓海
千葉県知事賞 鈴木葉月
鳥海賞 佐藤俊輝
千葉県私立中学高等学校協会賞 髙橋百華
日本学生野球協会優秀選手賞 篠木健太郎
3ヵ年皆勤賞 108名(代表 山田萌可)