自衛隊ガイダンス ~就職指導部~
昨日放課後、自衛隊千葉地方協力本部より、お二人の自衛官から自衛隊の業務や採用試験の詳細をレクチャーしていただくガイダンスが行われました。
同本部木更津地域事務所より、先任広報官の中村圭児様、広報官の青栁孝志様が来校されました。参加者は、女子1名、男子9名、計10名。主だった説明を青栁様が担当され、要所で中村様に説明を補っていただき、分かりやすく楽しい雰囲気のなかでガイダンスが進みました。
自衛隊には、国防、災害派遣、国際平和協力という3つの任務(ミッション)があります。国防は、日本の領土・領海・領空を守ること。災害派遣活動では、人命を救い、被災者の生活を取り戻す支援活動をします。国際平和協力活動では、紛争地に赴きその地域・国の平和維持に貢献するために働きます。
青栁様は、経験豊富なキャリアを重ね、東日本大震災では原発に至近の地域で活動したり、台風の被害に遭った南房総市では家屋の屋根の修理に奔走されました。当時出会った少年から、いまでも「ありがとう!」と書かれた手紙が届くそうです。
国際平和協力活動 では、イラクへ人道復興支援活動で活躍。給水や建物の復旧に携わっています。戦闘行為に関わらない自衛隊だからこその「手振り作戦」では、小さい子どもたちに手を振り現地の人々と友好関係を築いたそうです。警備任務にあたったアフリカのジブチ共和国では、海賊退治のご経験も語っていただきました。普段は意見や立場の違いで対立する国同士が、多国籍軍の活動では互いに連携し積極的に協力し合う場面を見て、国際平和維持への思いを新たにされたそうです。
自衛隊は、陸自14万人、海自・陸自がそれぞれ4万人ずつの隊員がいる巨大な組織です。だからこそ自衛隊内には様々な職種があり、組織内で完結する一つの社会を形成しています。キャビンアテンダント、IT関係、歌手、営業マンなど、全42の職種が書かれたパネルが示され、「自衛隊にはない職業はどれでしょう?」というクイズが出題されました。「イラストレーター」「消防士」と答える生徒がいましたが、どちらもいるそうです。(正解は、鉄道運転手と美容師)
DVDの映像は戦争映画のワンシーンでも見るような光景が流れました。パラシュートの降下訓練、敵対勢力の制圧、スキーをはいた雪上訓練、他国軍との軍事演習の様子などを見ることができました。大型輸送機から大輪の花が放たれるように連なるパラシュートは一見優雅に見えますが、実はかなりのスピードで落下しているそうです。着地時の衝撃は大きく、時に足を骨折することもあるそうです。青栁様は、その衝撃を上手に逃がすために身体を回転させながら着地する技術を実演してくれました。
教室内には、実物のパラシュート、補助パラシュート、背のうが持ち込まれていて、自由に触れることができました。生徒たちは全ての装備を背負い、その重さを実感しました。時には装備の総重量が80~90㎏になることもあるそうです。ガイダンスが終了すると、自衛官のお二人と生徒たちとのフリートークが始まり、親睦が深まりました。