カテゴリ:生徒

終業式

終業式が至真殿メインフロアーで行われました。生徒会長原君と学校長から、今年度最後を締めくくる挨拶が行われました。

原君は、「いよいよ今のクラスメイトと過ごす最後の日となりました。 1年間を振り返ると様々な思い出が蘇ります。3月1日、快晴の下行われた卒業では、在校生代表として送辞を読み、卒業生を送り出すことのできたことを嬉しく思います。

さて、明日から春休みを迎えます。 2年生はいよいよ受験が近づいてきました。自分自身で決めた進路に進めるよう、春休み中は計画的に授業の復習や受験勉強を進めましょう。やがて新入生が入学してきます。よい先輩となれるよう心掛けましょう。トラブルや事故に注意し、よい春休みをお過ごしください」と述べました。

 

学校長は、「令和5年度を振り返ると、コロナ前にもどり通常通りの学校生活を送ることができました。体育祭と文化祭、修学旅行等、予定されていた全ての学校行事をほぼ完全な形で実施することができました。部活動も正常に行われ、輝かしい成果を上げてくれた部活もありました。奇しくも今年度は木更津総合高校誕生20周年を迎える年となりました。その節目の年をこのような良い形で締めくくれたことをとても嬉しく思います。

さて、間もなく新年度を迎えます。気持ちを切り替えるには、絶好のチャンスです。自分の夢を達成するために目標を立てることは、高校生には必須のことです。しかし、目標を立てるだけでは十分ではありません。それを達成するためには、いくつかの方法がありますが、一日の時間配分と時間の使い方を変えることは、効果的かつ現実的なやり方です。どのように時間を有効に使うか、春休みはそれを考える最適の期間になるはずです。

世間から多くの注目を集める本校は、4月には過去最多の新入生を迎える予定です。皆さんが下級生に範を示すとともに、しっかりとリーダーシップを発揮してくれることを期待しています」と、生徒たちに伝えました。

離任式

今年度を最後に、本校を離任される先生方からご挨拶をいただきました。在職期間は様々ですが、「残された高校生活を悔いの無い様に充実した日々を過ごして下さい」など、本校の思い出や生徒たちへの励ましの言葉を伝えていただきました。

先生方のお名前を次にご紹介いたします。

伊藤先生(英語)、杉田先生(国語)、麻埜先生(音楽)、風間先生(数学)、木樽先生(英語)、川路先生(数学)、髙尾先生(書道)、萱野先生(英語)、中村先生(理科)、大西先生(理科)、西村先生(国語)、佐藤先生(事務)

 

学校長から「先生方への感謝の気持ちと新天地でのご活躍を祈念して、大きな拍手を送りましょう」と促され、生徒たちは温かい拍手を送りました。

“強”歩大会

北風が冷たく吹き付ける一日となりましたが、晴天に恵まれ、本校伝統行事、“強”歩大会が開催されました。1、2年生の、およそ1,330名の生徒たちが全長14㎞の踏破にチャレンジしました。

開会式は、人工芝グランドが改修工事のため、各ホームルーム教室にて放送で行われました。

学校長からは、「この強歩大会は、競うことが目的ではありません。景色を楽しみながら自分のペースで歩いて下さい。参加者全員が完歩し、今年度最後の思い出を作ってくれることを期待しています」と、励ましの言葉がありました。

生徒会長原君は、「強歩大会は、今年度最後の全校行事です。そして、今のクラスメイトとの最後の行事です。 1年間の思い出を振り返る話をしながら、楽しく完歩を目指しましょう。また花粉がとても多く飛び交っています。花粉対策も忘れずに行いましょう」と参加者に呼び掛けました。

近隣の交通を妨げないよう、ハウスごとに時間差を設けて出発。県道23号(通称:矢那街道)を南東に下り、矢那川ダム湖をぐるりと回って、第1チェックポイントのかずさ1号公園と第2チェックポイントの鎌足公民館でリストバンドに☑を入れてもらいます。

ダム湖周辺の道路は起伏に富みドライブには絶好のロケーションですが、歩いてみるとかなりしんどい道のりです。それでも咲き始めたばかりの春の花々が目を慰め、湖面を渡る風が背中を押してくれます。そしてなにより、仲間と肩を並べて歩くことが一番の励みになります。

至真殿階段下に設けられたゴールでしっかり歩いた証のリストバンドを提出して、踏破完了です。最終組が校門を出発してからおよそ3時間30分後の、13:15p.m. 、最後の生徒がゴールに到着しました。

 

生徒会のみなさん、事前準備と後片付け、有難うございました。強歩大会は、無事大成功で幕を閉じました。スマートフォンを教室に残し、季節を感じながら友と一緒に歩く行為は、生涯の中でも得難い経験となるはずです。

 

予餞会

本日は、3年生が12月以来の登校となり、全校生徒がそろった校内は、久し振りににぎわった雰囲気に包まれました。

卒業を2日後に控えた3年生を送り出すために予餞会が開かれました。1・2年生の生徒会役員が中心となり、企画・運営を務めました。

至真殿メインフロアーで1・2年生が登場を待ちわびるなか、満場の拍手が沸き起こり3年生が姿を現しました。

前半の企画では、オープニングを飾った和太鼓部の力強い演奏が会場を大いに盛り上げ、ダンス部の魅惑のパフォーマンスに場内が沸騰しました。チアリーディング部は躍動の演技で、3年生の旅立ちにエールを送りました。吹奏楽部の見事な演奏に続き、チア部&吹部コラボでの“野球応援”が、生徒演目最後の締めとなりました。全生徒の気持ちが一つになった瞬間でした。また、夏のスタジアムでの熱闘が思い出され、やはり多くの月日が流れたことが実感されました。

後半は、生徒会企画。この日まで内容が伏せられていた企画でしたが、3組のお笑いタレントの方々が登場してくれました。クールポコのお二人は、本校生徒の多さに驚きの様子。それでも、杵と臼を持ち「な~に~っ!?やっちまったな~」のネタで会場を笑いの渦に。ちゃんぴおんず。のお二人は、音響機器のトラブルさえも笑いに変える、軽妙なトークを繰り広げ、これが生徒に大うけしました。土佐兄弟さんは、勢いと構成のバランスが絶妙でした。物まねや良く練られたネタはお笑いの王道をいく芸風で、生徒たちは最後まで笑いが絶えませんでした。3組のパフォーマンスが終わると、生徒会役員から、感謝の気持ちを込めて、応援グッズや似顔絵などが贈呈されました。

 

最後は、生徒会の新旧会長が壇上に上がり、在校生からの記念品が卒業生へ贈られました。

学校長からは、「令和5年度、全校生徒が集う最後の機会となりました。心のこもった、思い出に残る予餞会となりました。本当に素晴らしい催しでした」と絶賛の講評が送られました。

建築業界ガイダンス ~就職指導部~

2月21日の放課後、株式会社ダイニッセイの中山浩一様、釜石美麗様に講師としてご来校いただき、建築業界ガイダンスを実施しました。業界の現状ややりがい、どんな仕事があるのか、取得できる資格などについて教えていただきました。将来、建設関係の進路を選択肢の1つに考えている2年生が4名参加しました。

 

まず釜石様からダイニッセイの実績について紹介がありました。ダイニッセイは“東京ソラマチ”で有名なスカイツリーイーストタワーの建設をはじめ、東京駅丸の内駅舎保存・復元、県内では亀田病院やイオンモール幕張新都心店の建設に携わっている、現在最も熱い建設会社の1つです。最近では学校の目の前にあるユニクロの建設を手掛けたという情報に、生徒たちは高い関心を示しました。またダイニッセイは「施工図」、「加工場」、「現場」を一社でこなすパワフルな会社です。SDGsにも高い意識を持ち、特に鉄筋の端材を出さないようにするため、ロール状の鉄筋を社内で断裁し無駄をなくす技法をいち早く導入しています。さらに社員の生活の質を高めることを第一に考え、年間の休暇日数を選択できるフレキシブルな働き方を採り入れています。これらの企業努力と社会貢献は高く評価され、国からの勲章や大臣賞等、数々の賞を受賞しています。最近では市原市より「市原で大切にしたい会社」特別賞を受賞されたとのことです。

つづいて中山様から鉄筋施工技能検定について説明をしていただきました。中山様は厚生労働省認定『ものづくりマイスター』の資格を持ち、これまで指導を受けた方の多くが検定に合格し建築業界で活躍されているとのことです。生徒たちは中山様から直接指導を受け、ハッカーという工具を用いて鉄骨同士を針金で結びつける体験をさせてもらいました。この、職人が現場で使うハッカーという道具でさえ、最近では電動のものが登場し、さらにロボットが自動で行う作業になりつつあると聞き、最先端の技術に生徒たちからは感嘆の声が漏れました。

ダイニッセイの社訓、「鉄の結束で未来を造る」という言葉は、鉄骨を結びつける強さと仲間同士の結束力の強さの両方を表しています。本校では3年生になるとインターンシップが実施されますが、今回参加した生徒たちからは、ぜひダイニッセイのインターンシップに参加したいという声が聞こえてきました。

中山様、釜石様、ダイニッセイの皆様、本当にありがとうございました。