カテゴリ:生徒
公務員ガイダンス週間 ~就職指導部~
4月23日から30日の期間を『公務員ガイダンス週間』とし、将来公安系の公務員を目指す生徒を対象に、ガイダンスを実施しました。
第1回、自衛隊ガイダンスが4月23日に行われました。講師を務めていただいたのは、防衛省千葉地方協力本部木更津地域事務所の主任広報官である米田崇様と専任広報官である奥千春様のお二人でした。そして2年前に本校を卒業し、現在陸上自衛隊木更津駐屯地で陸士長を務めている児玉遥さんもガイダンスに参加してくれました。参加生徒10名は、自衛隊の多岐にわたる任務や活動、様々な職種についての説明に大変熱心に耳を傾けていました。自衛隊一般曹候補生に合格するまでの取り組みや、入隊後の苦しかったこと楽しかったこと、寮での生活など、児玉先輩の体験談は特に聴き応えがありました。
第2回は4月26日に実施した千葉県警察官ガイダンスでした。今回は千葉県木更津警察署警務課警務係、警部補である鈴木智宏様にご来校いただきました。参加した生徒7名は、職務内容に関する説明を真剣に聞いていました。福利厚生、特に給与面に関しては千葉県警察官は警察官の中では全国で一番優遇されているとのことです。生徒たちが身を乗り出して聞いたのは、高速道路での取り締まりのエピソードでした。速度違反の車を捕まえるためには、当然それ以上のスピードで追跡することになります。颯爽とした「正義の味方」のイメージ通りの仕事です。でも生徒たちを圧倒したのは、警察官は命がけの重い責務を背負っているという現実でした。参加者たちは、警察官としての職務を果たすためには、これからは全力で勉強に励み身体を鍛えなければ、という思いを新たにしました。
第3回は4月30日に実施した警視庁ガイダンスです。警視庁採用センターキャリア・アドバイザーである木嶋丈男様に来校していただきました。この回には5名の警察官希望者が参加しました。警視庁は東京都の警察行政を司る組織であり、日本の心臓部である首都を守るという重要な任務があります。職務を全うするには、正義を守るという強い信念が必須です。一方で、「働き方」については十分配慮されていて、警察官のプライベートな部分をしっかり守るシステムをわかりやすく説明してくださいました。公私のバランスが考慮されている組織と勤務体系に改めて関心を示す生徒も多くいました。
この週には、今年の3月に卒業して自衛官になったばかりの3人が本校を訪れるというサプライズがありました。この若きホープたちは、現在朝霞駐屯地に勤務し、恩師や部活動の後輩達に、現状報告と挨拶を兼ね母校を再訪してくれました。すれ違う在校生からは彼女たちの制服姿を見て「かっこいい」という声が多く聞かれました。
自衛官と警察官は決して楽な仕事ではありません。人々の命と財産を守り、日本の安寧を保つという仕事には多くの苦労が伴うことは想像に難くありません。高校時代の懐かしい面影を残す彼女たちから、日本の明日を見据える凛々しさと、高い志を持って活躍をしている逞しさが確認できました。
インターンシップ説明会 ~就職指導部~
18日(木)、19日(金)の両日、就職指導部が主催するインターンシップ参加を希望する生徒たちが、被服室に集合し、寺岡就職指導部長からガイダンスを受けました。
参加者多数が見込まれたので、2日に分けての説明会でしたが、両日とも収容人数を超える90~110名余の参加がありました(合計で202名)。
寺岡先生は、まず「インターンシップは、協賛していただいた企業・団体のご協力を得て、君達高校生が社会参加をするという企画です。真剣さの欠ける姿勢での参加は許されません」と強調しました。
インターンシップは、本校生徒が就業体験をすることで、働くことを学び、労働や社会参加への意識を高めるために行われています。就職指導部が近隣の、70以上の企業・団体と提携関係を結び、生徒の受け入れをお願いすることで実現しています。
寺岡先生は、「モノ作り・工業系」、「接客・サービス系」、「美容・理容系」等のジャンル別に、具体的に受け入れ先を紹介。製鉄、ゴルフ場、市役所、建築業など、その職種は多岐にわたっています。「医療看護系」では、理学療法士を目指す人の病院での実習も可能であるなど、詳しい説明を加えました。
今回の説明を受けた上で、5月には参加希望者に改めてガイダンスを行い、各企業・団体への申込みを行う予定です。
「平日、授業を公欠して参加するインターンシップは、決して遊びではありません」と寺岡先生は念を押します。「なにより、みなさんの進路の選択と決定に役に立ち、就職ばかりでなく進学に関しても有益だった、と多くの先輩たちが報告してくれています」とその意義を伝えました。最後に「自分が学生ではなく、社会人であるとの自覚をもって参加をして下さい」と生徒たちに訴えました。
新入生オリエンテーション
新1年生は、昨日の入学式を経て正式に本校の一員となりました。入学2日目となる本日は、オリエンテーションで、様々なガイダンスを受けました。
午前中は、クラスごとに個人写真の撮影のために体育館へ移動。教室に戻ると、配布されたばかりの、真新しい教科書に名前を書き込みました。時間が空くと、広い校内を見学するため、担任が先導して散策に出かけました。殆どのクラスが、満開の桜を背景に集合写真を撮っていました。
午後は、全クラスが至真殿に集まり、各担当教員から講話がありました。生徒指導部長からは、校則について。教務部長からは、「単位と進級・卒業認定」に関する説明。進学・就職指導部長からは、「高校卒業後の進路に意識を向け、1年次から取り組めることがたくさんあります」等の説明がありました。また、養護教諭からは、保健室の利用の仕方やスクールカウンセリングに関する説明がありました。夏休み中、ベトナムでの開催が予定されている『海外研修』についての説明では、多くの生徒が興味を示していました。
昨日とは一変、本日は快晴に恵まれました。丹沢の山並みのむこうに、富士山を眺めることができました。
入学式
本日、本校開校以来最多となる760名の新入生を迎え、『第22回 入学式』が挙行されました。
新入生は、会場に参列した保護者のみなさまと教職員からの大きな拍手に迎えられ、クラス担任の先導で入場しました。
式は、学校長からの「760名の生徒の入学を、正式に許可いたします」との入学許可宣言で始まりました。新入生たちは担任の呼名に、「はい!」と応え、起立して保護者席に向き返りました。全員の紹介を終えると、クラスごとに礼をして着席をしました。
特進ハウス3クラス、1学年ハウス16クラス、合計19クラスの紹介を終えると、ステージ上には担当教員が並び、学校長からクラス担任と両ハウスのハウス長が紹介されました。
学校長は、式辞で「社会の良心になれ」、「困難にくじけない逞しい人間になれ」、「大いなる真実の自己に生きよ」と本校の教育目標を掲げ、「嘘偽りのない正直な人間であってほしい。自立心のある自分に誇りを持った人間になってほしい」と、木更津総合高校建学の精神『真心教育』に触れました。
さらに、「ただ楽しい毎日を送る高校生活ではなく、辛さや苦しさも含めて何かに本気で取り組んだ3年間は、必ずやみなさんのこれから先の人生を支える心の土台となるでしょう」と、志を持って3年間の高校生活を過ごすよう、新入生に訴えました。
新入生代表、内間清香さんは、「自らの目標に向かい、勉強、運動に厳しい鍛錬を積み、努力していきます。自分で選んだ道なので、これから真心教育のもと、自分に責任を持ち、充実したものにしていきたいと思います」と高校生活に臨む覚悟を述べ、宣誓を行いました。
生徒会長、原颯汰君は、「この3年間で出会う仲間たちとの思い出は、この先の人生においてかけがえのないものになるはずです。この木更津総合高等学校にて、一緒に学ぶことができるのは何かのご縁ですので、楽しい思い出を作り上げていきましょう」との言葉で新入生を歓迎しました。
本日はお足元の悪い中、実に多くの保護者のみなさまに参列していただきました。また、心のこもった祝電をたくさんいただきました。戸外は雨、風共に激しく、春の嵐の中での入学式となりましたが、滞りなく終了することができました。多くのご配慮とご協力に大変感謝しております。誠に有難うございました。
始業式
いよいよ令和6年度の始まりを迎えました。本日は進級したばかりの2年生、3年生が至真殿に整列し、始業式が行われました。
学校長は講話で、まず3年生に向けて「1年生、2年生の良き模範となること」、また「部活動や学校行事では、しっかりとしたリーダーシップを発揮すること」、「最後の高校生活を楽しむと同時に各自の進路に向けて真剣に取り組む1年間とすること」と伝えました。2年生に対しては「上級生になったのだという自覚を持って過ごすように」、「1年生に範を示すと同時に、自分のやるべきことに励むように」と述べました。さらに、全体に対しては、明日新入生を迎えることで、「県下有数の生徒数を擁する学校の一員であることを十分意識し、近隣の方々からの注目をプラスに転じる努力を怠らない」よう、訴えました。
最後に、年度の開始に際し「挨拶をしっかりすること」、「服装を整えること」、「遅刻・欠席をせず、登校を続けること」、「勉強に励むこと」、「清掃を徹底すること」と、5つの要望事項を確認しました。
生徒会長、原君は「春休みが明け、新学期が訪れました。3年生は受験が近づいています。これから入試に向けて毎日を大切に、時間を有効活用し勉強に励んでください。そして、高校生活最後の行事を目一杯楽しんでください。2年生は明日から先輩として過ごすことになります。新入生の手本となる言動をとるよう努めましょう。目標を立てることで自分の努力や成果が見えやすくなり、自信にも繋がると言われています。明確な目標を持つことは、成績をアップしたり、部活動でよい結果を残したりすることへ繋がることでしょう。是非目標を立て、それを達成出来るよう今年度も頑張って行きましょう」と挨拶を述べました。また、3月に行われた『能登半島災害義援金』の集計金額が44,099円に達したことを報告し、「みなさんの募金は、日本赤十字社を通じ被災地に送られ復興に寄与することになります。ご協力ありがとうございました」と謝辞を伝えました。
英語科主任、宮越先生からは、今夏ベトナムで行われる『海外研修』についての案内がありました。
生徒指導部長、鈴木先生からは、新しい『生徒心得』と『生徒指導基本方針』について説明がありました。また、駐輪場での施錠が徹底されたため、この1年間自転車の盗難が無かったことを報告し、「施錠と自転車登録の徹底」を呼びかけました。
入学準備登校
本日、新一年生たちが様々な準備をするために、入学式に先立って登校しました。
生徒たちは、受付で各自の在籍クラスを告げられ、至真殿のフロアーで待つ担任と初の対面。名札としおりを受け取り、クラスごとに列に並んで座りました。
近隣の高校の入学者数を大きく上回る新入生を前に、学校長は「多くの新入生を迎えることになり、大きな責任を感じています。みんなが本校に来て良かったと思ってもらえる高校生活を送って欲しいし、次の進路に進む時には、みなさんがそこで歓迎され活躍ができる人物に育って欲しいという気持ちがあります。楽しいことが沢山ある一方で、みなさんも自分の行動や選択に責任を持ち、自分に対して厳しさを失わずに高校生活を過ごして欲しいと思います」と、歓迎の言葉で新一年生を迎えました。
至真殿では、1年生担当教員が紹介された後、入学式に備え式や校歌の練習をしたり、自分の持ち物に名前を書き入れたりしました。
教室に移動し、LHRが行われました。生徒たちが必要書類を提出すると、担任から改めて入学式の詳しい説明を伝えられました。生徒手帳の配布、ロッカーの使い方の説明、昼食後には身体測定を受けるなど、新入生は忙しい一日を過ごしました。
終業式
終業式が至真殿メインフロアーで行われました。生徒会長原君と学校長から、今年度最後を締めくくる挨拶が行われました。
原君は、「いよいよ今のクラスメイトと過ごす最後の日となりました。 1年間を振り返ると様々な思い出が蘇ります。3月1日、快晴の下行われた卒業では、在校生代表として送辞を読み、卒業生を送り出すことのできたことを嬉しく思います。
さて、明日から春休みを迎えます。 2年生はいよいよ受験が近づいてきました。自分自身で決めた進路に進めるよう、春休み中は計画的に授業の復習や受験勉強を進めましょう。やがて新入生が入学してきます。よい先輩となれるよう心掛けましょう。トラブルや事故に注意し、よい春休みをお過ごしください」と述べました。
学校長は、「令和5年度を振り返ると、コロナ前にもどり通常通りの学校生活を送ることができました。体育祭と文化祭、修学旅行等、予定されていた全ての学校行事をほぼ完全な形で実施することができました。部活動も正常に行われ、輝かしい成果を上げてくれた部活もありました。奇しくも今年度は木更津総合高校誕生20周年を迎える年となりました。その節目の年をこのような良い形で締めくくれたことをとても嬉しく思います。
さて、間もなく新年度を迎えます。気持ちを切り替えるには、絶好のチャンスです。自分の夢を達成するために目標を立てることは、高校生には必須のことです。しかし、目標を立てるだけでは十分ではありません。それを達成するためには、いくつかの方法がありますが、一日の時間配分と時間の使い方を変えることは、効果的かつ現実的なやり方です。どのように時間を有効に使うか、春休みはそれを考える最適の期間になるはずです。
世間から多くの注目を集める本校は、4月には過去最多の新入生を迎える予定です。皆さんが下級生に範を示すとともに、しっかりとリーダーシップを発揮してくれることを期待しています」と、生徒たちに伝えました。
離任式
今年度を最後に、本校を離任される先生方からご挨拶をいただきました。在職期間は様々ですが、「残された高校生活を悔いの無い様に充実した日々を過ごして下さい」など、本校の思い出や生徒たちへの励ましの言葉を伝えていただきました。
先生方のお名前を次にご紹介いたします。
伊藤先生(英語)、杉田先生(国語)、麻埜先生(音楽)、風間先生(数学)、木樽先生(英語)、川路先生(数学)、髙尾先生(書道)、萱野先生(英語)、中村先生(理科)、大西先生(理科)、西村先生(国語)、佐藤先生(事務)
学校長から「先生方への感謝の気持ちと新天地でのご活躍を祈念して、大きな拍手を送りましょう」と促され、生徒たちは温かい拍手を送りました。
“強”歩大会
北風が冷たく吹き付ける一日となりましたが、晴天に恵まれ、本校伝統行事、“強”歩大会が開催されました。1、2年生の、およそ1,330名の生徒たちが全長14㎞の踏破にチャレンジしました。
開会式は、人工芝グランドが改修工事のため、各ホームルーム教室にて放送で行われました。
学校長からは、「この強歩大会は、競うことが目的ではありません。景色を楽しみながら自分のペースで歩いて下さい。参加者全員が完歩し、今年度最後の思い出を作ってくれることを期待しています」と、励ましの言葉がありました。
生徒会長原君は、「強歩大会は、今年度最後の全校行事です。そして、今のクラスメイトとの最後の行事です。 1年間の思い出を振り返る話をしながら、楽しく完歩を目指しましょう。また花粉がとても多く飛び交っています。花粉対策も忘れずに行いましょう」と参加者に呼び掛けました。
近隣の交通を妨げないよう、ハウスごとに時間差を設けて出発。県道23号(通称:矢那街道)を南東に下り、矢那川ダム湖をぐるりと回って、第1チェックポイントのかずさ1号公園と第2チェックポイントの鎌足公民館でリストバンドに☑を入れてもらいます。
ダム湖周辺の道路は起伏に富みドライブには絶好のロケーションですが、歩いてみるとかなりしんどい道のりです。それでも咲き始めたばかりの春の花々が目を慰め、湖面を渡る風が背中を押してくれます。そしてなにより、仲間と肩を並べて歩くことが一番の励みになります。
至真殿階段下に設けられたゴールでしっかり歩いた証のリストバンドを提出して、踏破完了です。最終組が校門を出発してからおよそ3時間30分後の、13:15p.m. 、最後の生徒がゴールに到着しました。
生徒会のみなさん、事前準備と後片付け、有難うございました。強歩大会は、無事大成功で幕を閉じました。スマートフォンを教室に残し、季節を感じながら友と一緒に歩く行為は、生涯の中でも得難い経験となるはずです。
予餞会
本日は、3年生が12月以来の登校となり、全校生徒がそろった校内は、久し振りににぎわった雰囲気に包まれました。
卒業を2日後に控えた3年生を送り出すために予餞会が開かれました。1・2年生の生徒会役員が中心となり、企画・運営を務めました。
至真殿メインフロアーで1・2年生が登場を待ちわびるなか、満場の拍手が沸き起こり3年生が姿を現しました。
前半の企画では、オープニングを飾った和太鼓部の力強い演奏が会場を大いに盛り上げ、ダンス部の魅惑のパフォーマンスに場内が沸騰しました。チアリーディング部は躍動の演技で、3年生の旅立ちにエールを送りました。吹奏楽部の見事な演奏に続き、チア部&吹部コラボでの“野球応援”が、生徒演目最後の締めとなりました。全生徒の気持ちが一つになった瞬間でした。また、夏のスタジアムでの熱闘が思い出され、やはり多くの月日が流れたことが実感されました。
後半は、生徒会企画。この日まで内容が伏せられていた企画でしたが、3組のお笑いタレントの方々が登場してくれました。クールポコのお二人は、本校生徒の多さに驚きの様子。それでも、杵と臼を持ち「な~に~っ!?やっちまったな~」のネタで会場を笑いの渦に。ちゃんぴおんず。のお二人は、音響機器のトラブルさえも笑いに変える、軽妙なトークを繰り広げ、これが生徒に大うけしました。土佐兄弟さんは、勢いと構成のバランスが絶妙でした。物まねや良く練られたネタはお笑いの王道をいく芸風で、生徒たちは最後まで笑いが絶えませんでした。3組のパフォーマンスが終わると、生徒会役員から、感謝の気持ちを込めて、応援グッズや似顔絵などが贈呈されました。
最後は、生徒会の新旧会長が壇上に上がり、在校生からの記念品が卒業生へ贈られました。
学校長からは、「令和5年度、全校生徒が集う最後の機会となりました。心のこもった、思い出に残る予餞会となりました。本当に素晴らしい催しでした」と絶賛の講評が送られました。