お知らせ

全校集会

毎月最初の月曜日に全校生徒が集まり、集会を開くことになっています。3年生はすでに卒業していますが、1、2年生が至真殿に集合し、集会が開かれました。

至真殿フロアーに生徒が集まる形式としては、今年度最初の全校集会になりました。

生徒会長挨拶では、鈴木君は卒業式が成功裡に終わったことについて、「準備等に尽力いただいた皆様には心より感謝、御礼申し上げます」と謝辞を述べました。

今年度も最終盤となり、次の学年へ進級を間近に控えた生徒たちに、鈴木君は「学年最後の締めくくりとして何かを成し遂げませんか?」と問い掛けました。

学年末試験で過去最高の成績を叩き出すのも一つ。予定されている強歩大会で踏破するというのも一つ。「自分が熱中している事で何かを成し遂げるのも良いです」と例を挙げ、「目標を成し遂げると大きな達成感があり、気持ちが良いものです。皆さん、この3月は何かを成し遂げませんか」と呼び掛けました。

 

学校長は、講話の冒頭で卒業生の様子を述べ、「コロナで一番苦しい思いをした学年でした。それを乗り越えて迎えたからこそ、卒業式をひと際感慨深く感じていたようです。下校のバスが出た後も多くの生徒が学校に残り、名残を惜しんでいました」と、伝えました。

コロナウィルスの感染状況とその対策については、全国的な感染者数の減少に伴い、「マスク着用が個人の判断に任される」、「感染症法上の扱いが2類から5類に変更される」ことなどに触れ、規制や制約は緩和される傾向にあり、個人の判断や価値観が尊重される場面が増えるだろう、と今後の見通しについて述べました。しかし、「木更津総合高校という一つの社会で生きる一員として、自分のことだけではなく、周りのことを考えて行動することをますます意識してほしい」と生徒に訴えました。最後は、明後日から始まる学年末試験について、「しっかりと最後まで取り組み、今年度を良い形で締めくくって下さい」という言葉で講話を終えました。

 

生徒指導部長、鈴木先生は、最近死亡事故を含めて、自転車が加害側となる事故が頻発していることに触れ、「①自転車の利用者は、保険に加入すること。②自転車は道路交通法上、『車輌』として扱われるので、車道の左側車線を走行すること。③来る4月1日より、努力義務ではあるものの、自転車乗車時のヘルメット着用が義務化される」と、自転車の使用について注意がありました。

鈴木先生は、さらに「自転車通行が認められていない歩道を走行すること、右側車線を走行(逆走)すること、歩行者にベルを鳴らす行為等は全て法律に違反する」、また、「県内では、事故の際およそ7割がヘルメット未着用で、未着用者の死亡率は着用者の2.2倍になる」などの具体例を挙げました。「スマホを見ながら、傘をさしながら、イヤホンで音楽を聴きながら」等は危険運転に該当し、今後は厳しく取り締まられることになる、と警告。「法律や条令で決められているからルールを守るという面はあるけれど、自分の人生と生命、周囲の人の身体の安全と生命を守るために、安全運転に徹するのは本当に大切なことです」と生徒たちを厳しく戒めました。

表彰 ~部活動・他~

全校集会では、至真殿ステージ上で、部活動等で活躍した団体・個人に対して表彰が行われました。次に紹介いたします。

【明るい選挙啓発コンクール】

《高等学校 標語の部》

奥本桃香:木更津市金賞・千葉県最優秀賞

中村 烈:木更津市銀賞

 

《高等学校 ポスターの部》 

山下朋花:木更津市金賞・千葉県優秀賞

青木萌香:木更津市銀賞・千葉県優良賞

 

 

【全国学芸サイエンスコンクール】

府川そら:旺文社赤尾好夫記念賞

                  アート分野絵画部門高校生の部銀賞

 

【千葉県高等学校弓道選手権大会】

田中ひまり:女子個人6位

 

【千葉県吹奏楽個人コンクール安房上総地区予選】

根本咲良:高等学校フルート部門金賞

杉田梨々花:高等学校サクソフォーン部門金賞

大崎空音:高等学校ホルン部門金賞

近藤杏海:高等学校ホルン部門銀賞

 

【千葉県高等学校選抜柔道大会】

男子団体優勝/女子団体優勝

ごくろうさまでした ~前生徒会役員のみなさんへ~

卒業式を終え、昨年11月で任期を終えた前生徒会の役員も、それぞれの進路に向けて旅立ちました。

この代の役員も、任期中コロナの影響をたくさん受けました。「何かをやってみたい」という思いを抱いて生徒会の役員となったものの、通常の学校生活さえままならず、ましてや学校行事となると様々な制約にがんじがらめの状況で活動を続けてくれました。前生徒会長、山根凪君がコメントを残しています。次に紹介いたします。

 

「この1年間生徒会長になり初めてのことばかりでしたが、自分の職務を全うすることができました。この結果があるのはやはり、自分だけで動いたのではなく生徒会のみんなの協力、ひいては、木更津総合高校の仲間達のおかげです。1年間ありがとうございました。 そして新生徒会の皆さん、当選おめでとうございます。1年生はここから1年間、わからないことや不安なことがたくさん出てくると思います。そんなときには先輩に気軽に相談してみてください。笑顔で受け入れて一緒に考えてくれることでしょう。 その次に2年生、君達はここから1年間私達3年生のいない木更津総合高校を引っ張っていくことになります。最高学年としての自負を新たにすると同時に、1年間生徒会で学んできたことを遺憾なく発揮してください」

 

代替わりをしてからの行事としては、最初の大仕事となった先日の予餞会は大成功でした。みなさんの背中を見ながら活動を共にしてきた後輩たちは、着実に成長しているようです。

 

このコメントは、昨年12月の離任に際して下級生へ向けて書かれたものです。タイミングを逸してしまい、今回の発表になりました。

卒業式

本日、『令和4年度 第20回 卒業証書授与式』が挙行されました。式は厳かに執り行われ、多くの保護者が見守るなか、今年度卒業生586名が本校を巣立っていきました。

 

学校長式辞.pdf

在校生送辞.pdf

卒業生答辞.pdf

 

卒業証書授与では、クラスごとに担任が生徒の氏名を読み上げ、卒業生は「はい!」と応えて起立をしました。586名全員の呼名を終えると、総代を務める御園陸功君が登壇。学校長より卒業証書が授与されました。

 

学校長は式辞で、今年度の卒業生がコロナウィルス感染拡大の影響を受け、特殊な高校生活を送ったことに触れ、生徒たちが被った不運と避けることが出来なかった苦労をねぎらいました。3年間の学校行事を振り返り、2年次の修学旅行中止の判断は断腸の思いであったことを吐露。事態が改善に向かうなかで何とか成功させた3年次最後の体育祭と文化祭は、「20年間の歴史で1番の盛り上がりを見せ」、「その立役者は紛れもなく3年生の皆さん」であった、と卒業生を称えました。

そして何より、「皆さんが3年間で培った人間力と真心を如何なく発揮し、社会で愛され必要とされる、そして新時代を切り開いていく人財となることを期待しています」と訴えました。

 

在校生代表、生徒会長の鈴木明輝君による送辞では、「私達にとって先輩方はこの木更津総合高等学校において大きな存在でもあり、尊敬する存在でもありました。今まで私達を先導して下さったことに大変感謝をしております。我々在校生は皆様から様々な事を学ばせていただきました。 “目標に向かい一生懸命に努力することの大切さ”。これは特に印象に残り、私達の心に深く刻み込まれました。先輩方が熱い想いを持って築き上げてこられた伝統は確実に私達が受け継ぎ、木更津総合高等学校の更なる発展の為、努力していく覚悟であります」と卒業生の功績を取り上げ、自分たちがこれからの学校の担い手になりその伝統を受け継いでいくのだという思いを語りました。

 

卒業生代表、前生徒会長の山根凪君による答辞では、3年間を振り返り、昨春の選抜甲子園大会出場については、「同級生の活躍に胸が躍り、本校の生徒による応援団はもちろん、木更津市、さらには千葉県一丸となって応援できたことにとても感動」したこと、体育祭・文化祭では、「普段の学校生活では見られない友人の姿を見て感動を分かち合うことができました」と、思い出深い出来事について語りました。最後に、この3年間自分たちの支えとなった教職員そして家族に謝辞を述べ、共に過ごした仲間への感謝の気持ちと、在校生へは今後の活躍を祈る気持ちを伝えました。

新旧生徒会長による言葉は、互いを敬い思いやる気持ちが言葉に現われた、素晴らしい送辞・答辞となりました。

 

ご来賓の、君津地方中学校長会を代表して周西中学校長、北見文雄様と、保護者会会長、近藤直弘様からは、大変丁寧なご祝辞を賜りました。誠に有難うございました。

 

賞状授与で、各賞を受賞した生徒を下記にご紹介いたします。

3ヵ年皆勤賞では、呼名の際に保護者の方にもご起立いただき、一緒に受賞をしていただきました。

 

【学校長賞】岡野絵梨華、後藤宏輔、尾髙仁胡、和田純弥、將基面実、中西祐樹

【千葉県知事賞】岡野絵梨華

【鳥海賞】津川美裕

【千葉県私立中学高等学校協会賞】立川竜ノ介

【3ヵ年皆勤賞】88名 総代:髙梨里実 保護者代表:髙梨志穂様

謝恩式

前日表彰に続き、謝恩式が開かれました。壇上に並んだ、学年担当の先生方に、卒業生より花束が贈呈されました。

優しいオルゴールのBGMが流れるなか、壇上では一人ひとりの先生に、花束が手渡されました。

「泣きたいときも頑張りたいときも、いつも支えてくれたのが先生でした」、「常に私たちと向かい合ってくれたお陰で私たちは成長することができました」、「先生のクラスで本当に楽しい高校生活でした」、「いつも迷惑ばかり掛けてしまいました」、「これからも悩みがあったら相談に乗って欲しいです」など、クラスの代表から各先生への、感謝の“一言メッセージ”が伝えられました。