お知らせ
スマホ・ケータイ安全教室
毎年この時期、1年生を対象に『スマホ・ケータイ安全教室』が開講されます。本日は、KDDI安全教室認定講師を務める、大久保輝夫様からためになるレクチャーをして頂きました。
家族や仲間との連絡、ゲームに勉強、情報収集にも活用できる、便利この上ないスマートフォンは、我々現代人の「手放せない」ツールとなってしまいました。しかし、SNS上のトラブルや事件は後を絶たず、凶悪犯罪でスマホが主要な役割を果たしてしまうケースさえあります。
スマートフォンは、インターネットに容易くアクセスできることが一番の利点です。情報収集と発信が同時にできてしまう、この利便性が厄介な「もろ刃の剣」となります。膨大な情報が誰にでも見られて、瞬時に伝わってしまうことで、使用者は被害者にも加害者にもなってしまう可能性があります。
例えば位置情報を共有するアプリで自分の情報が駄々洩れとなり、犯罪に巻き込まれるケース。迷惑動画や他者への誹謗中傷を発信すれば加害者となり、多額の損害賠償が求められたり、犯罪者となってしまったりするケースさえあります。
もう一つ恐ろしいのが、一旦発信された情報はいつまでもネット上に残ることです。未成年の頃に悪ふざけで投稿した不適切動画を企業が問題視して、就職を取り消された事例が実際にあったそうです。
便利さゆえに起きてしまうのが、『依存症』の問題です。地下アイドルにはまり「投げ銭」がエスカレート。ギャンブルやゲームの世界から抜け出せなくなり、生活が破綻する人は、決して少なくないそうです。他にも「闇バイト」や金融機関の「口座売買」の誘いなど、若者をターゲットした罠があちらこちらに、しかも公然とSNS上で発信されています。
被害者にならないためには、「個人情報の管理を徹底する」、「怪しい情報にアクセスしない」。加害者にならないためには、「他者への配慮」、「周りに流されない」、「無断撮影・無断投稿はしない」等、SNSを使う上での大切な注意とマナーが伝えられました。「差別、迷惑行為」に抵抗感を持つことは当然のことです。
最後に、大久保様から生徒へ、万が一トラブルに巻き込まれたら、あるいはトラブルを起こしてしまった時には、身近にいる信頼できるおとな、または相談窓口を設ける機関に、「迷わず相談しましょう!」と呼び掛けがありました。
最近世の中を騒がした事件や同じ世代の中高校生が巻き込まれた事故など、取り上げられた事例は関心を引くものばかりで、生徒たちは最後まで真剣に耳を傾けました。
コース説明会
本日特別進学と進学コースを除く1年生は、中間試験を1校時目で終了し、午前中の2時間、本校独自の『コース制』についての説明会を受けました。また、午後には至誠館に集合し、『スマホ・ケータイ安全教室』を受講しました。
本校では、1年次からスタートする『特別進学』と『進学』に加えて、『総合』、『スポーツ』、『語学』、『情報ビジネス』、『生活科学』、『医療看護』、『保育・幼児教育』、『芸術』、計10のコースが用意されています。2年次には、すべての生徒がいずれかのコースに所属することになります。生徒はコースを選択し、進学・就職など将来必要になると思われる知識や技術を習得します。
各コースには、コース科目が設けられています。当然各コースでの必修科目がある一方で、たとえば情報ビジネスコースの生徒が語学コースの「スクリーン英語」を取るなど、興味があれば、他コースの授業を選択できるのが特色です。3年次で選択する授業に、2年次に関連科目を履修することが条件となっているケースがあるなど、履修科目の選択はちょっと複雑です。2年3年でコースを変更することはできないため、慎重に選択しなければなりません。希にですが、履修に失敗してしまう事例もあるので、生徒たちは、担任の先生と相談しながら作業を進めます。6月の個人面談をはさみ、7月の三者面談で保護者をまじえて確認しながら履修届を提出します。
時間も手間もかかりますが、1年生はこの過程を経ることで、自分の進路に必要なことを調べ、自分の将来について考察を深めることになります。配布されている『要項』を熟読し、真剣に取り組んで欲しいです。
関東大会出場決定! ~陸上競技部~
5月11日(木)~14日(日)に千葉県総合スポーツセンターにて、第76回千葉県高等学校総合体育大会陸上競技大会が開催されました。本校からは支部予選を勝ち進んだ49種目39人名の生徒に加え、リレー4種目が出場しました。4日間の激闘の末、7種目6名が次のステージ、関東大会へと駒を進めることができました。
次に、主な戦績をお伝えします。
[戦績]
男子ハンマー投 準優勝 山口 弘太郎 (関東出場)
6位 入江 悠河 (関東出場)
女子ハンマー投 優勝 小野寺 結菜 (関東出場)
準優勝 栗原 莉央 (関東出場)
女子円盤投げ 5位 小野寺 結菜 (関東出場)
男子やり投げ 7位 菊池 琉一
男子棒高跳び 5位 片岡 琉星 (関東出場)
女子走り高跳び 準優勝 鈴木 結花 (関東出場)
8位 春川 花杏奈
関東大会は、6月16日(金)~19日(月)に、山梨県甲府市のJIT リサイクルインク スタジアムにて開催されます。応援よろしくお願いいたします。
保護者対象進路ガイダンス
保護者会を終えた会場では、引き続き就職指導部と進学指導部による、保護者を対象にした『進路ガイダンス』が催されました。
進路に関する3年間のスケジュールが示され、外部講師を招いた『ガイダンス』、教員による『説明会』、外部機関による『模擬試験』などが紹介されました。
寺岡就職指導部長からは、「仕事に対する高校生のイメージは漠然としたものです。3年間を通して、それを一つずつ具体的なものへ近づける指導を行います」と説明がありました。自衛官、警察官、美容師など、実際に現場で活躍する社会人を講師に招いて行われるガイダンスや、生徒が自らの体験から学ぶ『インターンシップ』『受付実践』などの活動、公務員採用試験対策として行われる『公務員講座』、企業就職向けの面接や『一般常識・SPI』対策など、多岐にわたる生徒の志望に応じて、様々な取り組みを用意しています。
「昨年度は、卒業式当日に採用通知を受け取った生徒がいました。『最後まで諦めない、諦めさせない』をモットーにして、最後まで指導を続けます」と、意気込みを語りました。
竹下進学指導部長からは、昨年度は卒業生の70%を超える生徒が進学し、その殆どが、『学校推薦型』か『総合型』の選抜方式で進学しているなど、入試に関する生徒の動向と傾向を伝えました。
進学指導部では、各教科別の『放課後講座』を開講し、様々なガイダンスを用意しています。特にガイダンスについては、将来社会で活躍することを見据え、内容を吟味して学年ごとにふさわしいものを提供しています。
早速今月は1年生を対象に、現役の大学生と社会人の方から、大学で何を学びどの様な生活をしているのか等について話をしてもらいます。2月には、動物看護、幼児教育、プログラミング、歯科衛生他、幅の広い分野の講師を招いて『職業体験』を行います。学年の若い1年生に対しては、視野の狭い進学指導に陥ることをさけ、個々の将来像に結びつくヒントを示す指導を行っています。
2年生に対しては、12月に様々な学部学科(コース)の大学、短大、専門学校から来校した講師が、それぞれの進学先で何を学ぶのかを具体的にレクチャーします。生徒が各自の進学先について考察を深める取り組みをします。
先日開催した3年生のガイダンスでは、いよいよ進学そのものについて情報を伝えました。様々な選抜方式があり、それに向けてどの様な準備をしていかなければならないかを解説しました。
「第一志望合格を果たすために、昼休みと放課後に進学指導室を開放し、進路相談を受け付けています。早めの相談、早めの行動を」と、保護者に協力を求めました。
最後に清和大学、沖埜入試広報センター長より、清和大学と清和大学短期大学部について説明がありました。
清和大学では、就職に向けて学生に手厚いサポートがなされ、96.0%の就職率を示しています。特に公務員志望者には、『公務員試験対策講座』を開き、高い合格率を達成しています。
『こども学科』を設ける短期大学部では、就職率は97.0%に達しています。少子化が叫ばれていますが、共働き世帯が大きな割合を占める現状を考えれば、幼稚園・保育園への需要は高止まりを続け、「幼稚園教師・保育士として働くことは、確かな社会貢献につながる」と説明がありました。
保護者総会
本日、『令和5年度 保護者総会』が開催されました。会場となった至誠館には、およそ100名の保護者のみなさまが出席されました。
保護者会会長近藤様より、「これまで当たり前の高校生活を送れなかった子どもたちは、ようやく日常を取り戻しつつあります。20日より始まる春の関東大会に野球部が出場するなど、楽しみな行事が数多く予定されています。保護者のみなさまも、お子さまを見守るとともに、ご自身も楽しんでいただければ思っております」とご挨拶をいただきました。
学校長からは、「日頃より保護者のみなさまからのご理解、ご協力を得て、学校運営が成立しております。心より感謝申し上げます。令和5年度が無事スタートし、694名の新入生を迎え、全校生徒1950名という、私立高校としては県下最多の生徒数を誇っております。今後はコロナ前の学校生活を取り戻し、日々の学校生活を展開していこうと思っております。また、今年は、本校創立20周年を迎える記念すべき年です。様々な場面でパワーアップを図り、生徒たちが充実した学校生活を過ごせるよう、万全のサポートをしていきたいと考えております」と挨拶をいたしました。
近藤様の議事進行により、令和4年度の『事業報告』、『決算報告及び会計監査報告』は、滞りなく審議が行われ、出席された保護者のみなさまからの承認を得ました。
令和5年度の役員選出が行われ、新役員の紹介が行われました。新しく保護者会会長となった遠山様から、「規模の大きな学校なので、出来ることは限られているかも知れません。縁があって子どもが3年間を過ごす学校です。子どもたちが有意義な高校生活を過ごせるよう、また木更津総合高校の発展のために、微力ながらも力を尽くして参りたいと考えております」と、就任のご挨拶をいただきました。
議長は遠山様に引き継がれ、令和5年度の『事業計画案』と「予算案」が審議され、こちらも会場の保護者のみなさまより無事承認を得ることができました。
最後に、令和4年度の役員を務められた保護者のみなさまに、学校長より感謝の気持ちを込め、花束が贈呈されました。
本日は、お忙しい中大勢の保護者の方々に参加していただきました。有難うございました。また、様々な制約があるなかで保護者会の活動に貢献して下さった役員のみなさま、本当にご苦労様でした。御礼申し上げます。