2025年5月の記事一覧
進路ガイダンス ~就職・進学指導部~
本日1校時、3年生を対象にした「進路ガイダンス」が開かれました。就職を希望する生徒と進学を希望する生徒たちは、それぞれ青雲館、至誠館に集合し、担当者から詳しい説明を受けました。
就職指導部長の寺岡先生は、「このガイダンスは、君たちが第1志望の就職先、優良企業や好待遇の会社を射止めるための作戦会議です。しっかり聞けないのであれば退場してください」と、厳しい口調で生徒たちに訴えました。
まず、「あいさつ」「意欲」「遅刻・欠席」「学力」など、社会人がどのような点で評価されるのかを例に挙げ、改善すべき点がないかと生徒たちに問いかけました。
就職活動をする生徒には、5月から6月にかけては、インターンシップ、面接練習、校内説明会など、ためになる催しが多数用意されています。7月の求人票掲示、職場見学。お盆を過ぎるとすぐ、就職申し込み、校内選考。9月の「入社試験」まで、短い期間にやらなければならないことが目白押しです。
「職場見学は一人で何回もすることができますが、9月16日から始まる採用試験では一人一社しか受けられないというルールがあります。だからこそ自分に合った、一番よい会社を選ぶことができるように、職場見学に真剣に臨んでください」と力を込めて伝えました。
最後に、「毎年卒業式を過ぎても就職活動を続ける生徒がいます。残念ながら就活に失敗してしまうことはありますが、我々は最後まで応援します。諦めてはいけません」と生徒たちを激励しました。
進学指導部長の竹下先生は、開口一番「多くの人にとって、次の進路が各自の最終学歴となるはずです。不本意な選択とならないよう十分考える必要があります。ひとりよがりな判断に陥らないように、保護者やクラス担任との相談は不可欠です」と生徒たちに強調したうえで、次のような説明をしました。
・大学や専門学校を目指す場合は、入試要項等必要書類の取り寄せ、出願手続きは、原則生徒自身が 行うことになります。出願書類の不備、提出期日の誤りなどは絶対に避けなければなりません。
・調査書、推薦書等の作成には一定の時間が必要です。請求に際しては、1週間程度時間的な余裕を 考慮して申請する必要があります。
・指定校推薦や公募制推薦については、校内選考を経なければなりません。志望校が設けた基準の他 に、学習態度、出席状況、人物や素行面などが厳しく審査されます。
・総合型選抜・AO入試では、1,200字の志望理由書の作成、提出が求められます。
・併設校(清和大学、清和大学短期大学部)に関して、受験手続き、特待生制度、面接試験等、受験の概要が説明されました。
・面接試験への対応について。
どちらの会場の生徒も、熱心に資料に目を通し、担当教師の説明にしっかりと耳を傾けていました。クラス担任が、心配そうに生徒の手元をのぞき込んでいる姿が印象的でした。
バス遠足
本日は、待ちに待った遠足です。いつもより1時間早く登校し、いざディズニーランドへ出発です。
毎年恒例のディズニーリゾートへの遠足は、ディズニーランドとディズニーシーを交互に訪れています。今年はランドへの遠足となりました。
7:00am過ぎには、全クラス55台の観光バスが本校敷地内に待機。2100人の生徒たちの乗車を待ち構えていました。
生徒たちはチケットを受け取ると気の合う仲間と連れだって、おめあてのアトラクション、お気に入りのレストランへと急ぎます。
小さな頃から何度も来ているはずなのに、来るたびに新鮮な気持ちで楽しめるのがディズニーランドの魅力です。期間限定のスペシャルイベントやグッズ、パレードの賑わいにわくわくドキドキが止まりません。
朝の天気予報では、「午前中は雨」のはずでしたが、予報はハズれて時にはお日様が顔をのぞかせる好天となったうえに、この雨予報のおかげで来場者が大きく減り、生徒たちはほとんど待たずにアトラクションに乗り放題。ランドを満喫の一日となりました。
3:00pmに遠足は終了。現地解散方式となってから3年目。多くの生徒が残り、夜のランドを楽しみます。生徒のみなさんには遅くならないうちに帰宅し、明日の登校に備えてほしいです。無事帰宅することが遠足の鉄則です。明日はみんなの笑顔とみやげ話を期待しています。
(朝の風景)
ケータイ教室 ~生徒指導部~
前期中間試験を終えた本日午後、1年生を対象に、『KDDI スマホ・ケータイ安全教室』が開講されました。
本日は、KDDI スマホ・ケータイ安全教室事務局より小田様を講師にお招きして、高校生の必需品、スマートフォンの安全な使い方についてレクチャーをしていただきました。
学校長は、安全教室の始まりに「スマートフォンを安全に使おうというお話は、おそらく中学生の頃にも聞いたという人が大部分だと思います。そして1年生を対象にした講習を毎年行っているにもかかわらず、SNSでのトラブルやスマートフォンでの問題が多数起きています。どこかで自分には関係がないとか自分には起きないだろうだとか、という意識を多くの人が持っています。しかし当事者になって初めて後悔する人がたくさんいるのです。きょうのお話は、どうか“自分事”として聴いてください」と生徒たちに向けて注意を喚起しました。
アニメーションを通して伝えられた内容は、①インターネットを介した対人トラブル、②スマホ依存症、③闇バイトへの勧誘の3本立ての内容でした。
①は、SNSへの写真や個人名などの無断投稿から生じるトラブルについてのお話でした。個人情報や誹謗中傷を遊び半分で載せてしまうこと自体が問題なのですが、載せられた側が報復行為に出て事態がエスカレート。不当な金銭の要求や時には傷害事件、なんと殺人事件に発展してしまったケースが実話として紹介されました。
②では、写真や動画のアップ、ゲームなどにハマってしまい抜け出せなくなる人の話が紹介されました。スマホは単なる通信手段ではなく、使用者を虜にしてしまう、「魔性の側面」があるようです。小田様は、「アプリを開発・提供する側も、特典などを与えるなどあの手この手で使用者を夢中にさせてしまう仕組みを作っています」と警告します。スマホ依存症は、アルコールやギャンブル依存症と同様、立派な病気です。勉強に支障がでる、人間関係を壊してしまう、さらにひどくなると当たり前の日常が送れなくなるなどの重症に陥ります。
③は、SNS上にばら撒かれている恐ろしい“罠”についてのお話でした。「郵便ポストに封筒を投函すれば5,000円」など、“美味しい話”へ飛びつくと、後戻りできなくなる「闇バイト」の世界に引きずり込まれます。AI技術が高度に発達し手口が巧妙化したせいで、巻き込まれる人が後を絶ちません。
お話を聴いていて本当に怖かったのは、実際に起きた事件・事故に基づいて3つのアニメーションが構成されている、ということです。さらに、当事者は生徒たちと同世代の若者達でした。
小田様は、「自分が巻き込まれないようにすることが大切です」と話してくれました。「でも、もしそうなったら一人で抱え込むことが最も危険な対処方法です。絶対に周囲にいる大人に相談してください。保護者や先生方、どうしてもそれができないのであれば相談窓口があります」と最後に伝えてくれました。「大人に相談すること」、これが一番大切です!
県総体結果報告~陸上競技部~
5月15日(木)から18日(日)までの4日間、天台スポーツセンターにて、県高校総体陸上競技大会が行われました。
多くの生徒が熱い戦いを繰り広げてくれました。その中で、8種目12名の選手が関東大会に駒をすすめることができました。
6月13日(金)から16日(月)に栃木県慣性スタジアムにて関東高校総体が行われます。この大会で勝てばインターハイへの出場が決定します。
今年の開催地は広島!一人でも多くインターハイに行けるよう、応援よろしくお願い致します。
県高校総体の結果は以下の通りです。
【結果】
男子4×100mR【5位】(北島、生貝、大橋、金子、小松、伯部)
男子4×400mR【3位】(大橋、金子、生貝、小松、吉川、森田)
男子棒高跳 【4位】(畠山)
男子ハンマー投【優勝】(山崎)
【8位】(庄司)
男子砲丸投 【4位】(中村)
男子100m 【5位】(生貝)
【7位】(金子)
男子200m 【3位】(金子)
女子ハンマー投【優勝】(鈴木)
男子総合得点 【5位】
※6位までの選手が関東大会出場決定
保護者総会&進路ガイダンス
至誠館にて、『令和7年度 保護者総会』が開催されました。保護者総会に続いて、就職、進学それぞれの進路指導部長から、生徒の進路についてガイダンスが行われました。
開会に際しては、保護者会会長山内様から丁寧なご挨拶を賜りました。
続いて学校長が挨拶を述べました。4月に717名の新入生を迎え生徒総数2,100名を抱え、今年度も順調なスタートを切ったことを伝えました。5月2日に行われた『真心杯』(ドッヂビー&クイズ大会)に触れ、「創立23年目にして初めて生徒自らの発案・運営による学校行事を行いました。2,100名全員が十分楽しめる企画の実現にはかなりの困難が予想されましたが、生徒会がリーダーシップを発揮し、見事に行事を成功させました。生徒たちの可能性を感じることができました」と高く評価しました。さらに間近に迫る関東大会、夏のインターハイ等での生徒の活躍に大きな期待を寄せました。(関東大会出場の部活動:柔道部、剣道部、ソフトテニス部、卓球部、陸上競技部、空手道部)
そして、中間試験、バス遠足、三者面談等、今後の予定を挙げ「生徒のみなさんが充実した学校生活を送ることができるよう、一丸となって業務に励んで参ります」と述べ、本校の学校運営への理解と協力を求めました。
山内様に議長を務めていただき、「事業報告」「決算報告」「役員選出」「事業計画案審議」「予算案審議」等の議事は滞りなく進行しました。今年度役員のご紹介では、会長の山内様から「保護者会は子どもたちのためにあるものだ、と考えています。様々なご意見を取り入れ、よりよい運営に努めて参ります」とご挨拶をいただきました。また、今年度退任される役員の方2名に、3年間のご尽力への感謝の気持ちを込めて花束が贈呈されました。
閉会後には同じ会場で、『進路ガイダンス』が開かれました。就職については「この数年就職希望の高校生数を求人数が大きく上回り、厚遇で迎えられる傾向が続いています。子どもたちの考えを否定しないで、進路について一緒に考えてあげてください」と就職指導部長、寺岡先生が保護者に訴えました。
進学については進学指導部長、竹下先生から卒業生の進路状況、入試方法の多様化、併設校等について、詳しく解説がありました。受験対策の講座や小論文指導ほか、進学に向けて様々な対策を講じているので有効に利用し、分からないことがあればためらわずに相談に来てほしいと伝えました。
最後に3年生の保護者を対象に、日本学生支援機構が設ける奨学金制度について、総務部長、田端先生が手続きの説明をしました。給付型、貸与型(無利子)、貸与型(有利子)の3つの奨学金があり、手続きは少し複雑です。「貸与型の奨学金は、生徒自身が抱える借金です。返済には責任が伴います」と念を押しました。
会場には130名ほどの保護者のみなさまに参加していただきました。あいにくの天候にもかかわらず、多くのみなさまにご来校いただきました。まことにありがとうございました。