お知らせ

TANABATA ~1年生英会話~

もうすぐ七夕。今週は1年生の英会話の授業で、短冊に英語で願いをしたためるアクティビティが行われています。創意の門から校舎に入るエントランスには2本の笹が用意され、生徒たちの願いが書かれた短冊が風にそよいでいます。

笹には1年生一人ひとりが手掛けた、およそ700本もの短冊が美しく飾られ、例年以上に活気に満ちたアクティビティになりました。

今年の七夕が盛況となった背景には、美術コースと、今年度からスタートしたグローバルスタディーズコース(GSC)の生徒たちとの共同作業があります。両コースの生徒は他コースとカリキュラムが異なるため、1年次に英会話の授業がありません。英会話を担当するMckinley先生とPachet先生が、コースの枠を超えて参加を呼びかけました。

お二人の先生方から手ほどきを受け、願いごとには推敲を重ねた英語表現が用いられています。美術コースの石城先生とウエルダー先生が見守るなか、短冊には限られたスペースでありながらも細部までこだわった美しいデザインが施されました。

見事な出来ばえとなった短冊でしたが、コラボ作品は700分の27枚。Mckinley先生は、短冊の重みでたわむ笹を前にして、「お目当ての短冊を見つけるのは、干し草のなかから針を探すようなワクワク感がある(like searching for a needle in a haystack)!」と、満足気に今回のアクティビティを振り返りました。

応援団始動

6月22日(月)放課後、今年最初の野球応援の練習が至真殿前の大階段で繰り広げられました。

球場のスタンド席に見立てた大階段に、野球部、吹奏楽部、チアリーディング部とダンス部、総勢100余名から成る応援団が、集結。応援団長、永井蓮人くんが全応援団員を前にして「甲子園に出場するためには選手の力だけでなく、選手の背中を押す、気迫ある応援が必要です」と呼び掛けました。

「4つの部活が「木更津総合」という高校を背負い、夏の甲子園に向けて協力していきましょう!」という力強い一声で、応援練習が始まりました。

 

初回ということもあり、応援曲のレパートリーを一通りおさらいすることが主眼の練習となりました。前半は、曲の出だしや曲の途中で得点時のファンファーレに切り替わる場面などを確認しながら練習が進みました。

 

後半になると、要領を得た団員たちは次第にボルテージを上げて行きました。偶然テンポが速くなってしまったことが想定外の効果を生み、木更津総合らしいスピード感あふれる新しいアレンジへと進化しました。吹部が大音量を奏で、チア部とダンス部の弾ける動きに野球部のパワーが加わり、梅雨の曇天を吹き飛ばす元気溌剌の練習となりました。

保育実習へ行ってきました ~保育・幼児教育コース~

本校の保育・幼児教育コースの生徒が清和大学短期大学部附属幼稚園にて、保育実習を行いました。

1年生は保育・幼児教育コースを希望する生徒を対象に、保育見学を行いました。教室では園児たちのなかに入って互いにコミュニケーションを取り合い、外遊びでは追いかけっこや砂遊びをしました。午前中だけの短い時間でしたが、充実した実習となりました。

 

2年生は高校生になって初めての1日保育実習を実施しました。緊張感のあるなかでの実習となりました。各幼稚園で工作の手伝いをしたり担任の先生が紙芝居の読み聞かせをする様子を見学したりするなど、これからの学びにつながる内容に触れることができました。こちらも充実した実習になりました。

 

3年生は2年次に作成した保育教材(手袋シアターとエプロンシアター)を持参し、園児の前で実演しました。事前に学校の授業中に生徒同士で実演し互いに評価をし合って改善点を修正するなど、しっかり準備をして本番に臨みました。幼稚園に向かうバス内でも練習し、緊張と不安のなか幼稚園に到着しました。本番では、園児たちが元気にクイズに答えてくれたり一緒に歌ってくれたりしたお陰で、練習よりもよい発表をすることができました。

 

各幼稚園の先生方、お忙しい中での保育実習の受け入れ、ありがとうございました。

以下の日程・幼稚園で、実習を実施いたしました。

6月5日(金)2年生 金田幼稚園

6月9日(火)1年生 八重原幼稚園

6月10日(水)2年生 八重原幼稚園

6月17日(水)3年生 金田幼稚園

6月18日(木)3年生 畑沢幼稚園

表敬訪問 ~スポーツクライミング齋藤蒼太くん~

6月17日(水)、本校スポーツクライミング部齋藤蒼太くんが、木更津市駅前庁舎を訪れ、木更津市長を表敬訪問いたしました。

市長応接室には、市長渡辺芳邦様、副市長田中幸子様、健康づくり部長小原和弘様、三者のご臨席のもと、「令和8年度オリンピック強化指定選手 表敬訪問式」が執り行われました。対面には齋藤くんが中央に座り、その両隣に学校長と顧問の福田先生が座りました。お母さまが見守られるなか、式が進みました

 

福田先生より、齋藤くんのプロフィールが紹介されました。齋藤くんは木更津第二中学校を卒業し、現在本校の2年生に在籍。毎週幕張総合高校で行われている練習会に参加しながら技術の向上に努め、国内外の大会に参加し活躍を続けています。

スポーツクライミングとの出会いは、小学1年生の時たまたま訪れたショッピングモールに設けられたクライミング用の壁にチャレンジしたことが切っ掛けとのこと。3種目あるなかで、15㍍の壁に挑むタイムトライアル、「スピードクライミング」に取り組み、競技を始めるやみるみる頭角を現し、世界で活躍するレベルへと成長しました。

昨年度は、「IFSC世界ユース選手権ヘルシンキ2025」「IFSCクライミングユースアジア選手権貴陽2025」の両大会U17で3位に入賞。このアジア選手権ではU17の日本記録5.41秒を樹立し、記録は現在も破られていません。

今年度も「スピードユース日本選手権2026」において2連覇、「千葉カップスピード競技」優勝等数々の戦績を残し、「オリンピック強化指定選手」「千葉県強化指定選手」に選出されました。
 

渡辺市長より「オリンピック強化指定選手に認定されたことを、市民を代表して心よりお祝い申し上げます。同世代の若者を含め多くの市民に勇気と希望を与えています。これからも乗り越えて行かなければならないステージがあることと思いますが、市民とともに全力で応援していきたい」とご祝辞を賜りました。

 

齋藤くんは、表敬訪問式の機会を設けて頂いたこととご祝辞に謝辞を述べた上で、「この木更津で生まれ、木更津から世界に羽ばたけるよう、日々精進してまいります。これからも応援よろしくお願いいたします」と挨拶をしました。

 

応接室の大きなモニター画面には、齋藤くんが競技をする映像が映し出されました。リクエストに応え齋藤くん自身の解説により観戦を楽しみました。「ご自分の強みは何ですか?」と訊かれ、「練習中に出す実力を、本番でも発揮できることです」と即座に応答する姿からは、控えめながらも自信に満ちた様子がうかがえました。

 

齋藤くんは、これまでに獲得したメダルとオリンピック強化指定選手の認定証を披露し、渡辺市長と堅い握手を交わしました。

春季発表会 ~演劇部~

6月13日(土)、14日(日)の両日、君津市民文化ホールにて「千葉県高校演劇第11地区 春季発表会」が開催されました。この発表会は地区9校が参加する、春の演劇祭です。本校演劇部は2日目最後に登場。プログラムのとりを飾る出演となりました。

上演作は生徒書きおろしの脚本による作品、『タイトル未定』。

神谷しおりは、物語を書くことが大好きな少女です。父親から「物語は人を救うんだ」と励まされ、絵本作家になることを夢見ていました。冒頭、いきなり幼いしおりに不幸が襲い掛かります。突然の火事で父親を亡くし、母親の意識が戻ることはありませんでした。周囲からの心無い憶測やうわさ、「かわいそうな子」というレッテルにしおりの心は傷つきます。そして何より、「父を死なせてしまった」という自責の念を抱えながら成長し、いつの間にか明るい物語が書けなくなっていました。

ところがある日、しおりは絵本の世界「リトルワールド」に招かれます。そこは様々なおとぎ話が錯綜する不思議の国でした。

何かが壊れ始めていたおとぎの国では、次々と不可解な出来事が起きます。亡くなったはずの父親が登場し、「(物語のなかでは)キャラクターたちは人間が決めた通りに動くただの人形だ。そんな空虚なものが救いの手を差し伸べてくれると本当に思うのかい?」と、しおりを問い詰めます。しかし、この辛辣な言葉は人が作った物語の弱点を鋭く突くものでした。人を襲うがゆえにいつも悪役として登場するオオカミは、「俺は元は(赤ずきんの)友達だった。でも俺の仲間がばあちゃん食ったのを知った途端にこのザマだよ。復讐のために仲間が何匹も殺される姿を見てきた !」と訴えます。「俺は、誰かを愛すことすら許されねえのか??俺は!!!愛したいんだよ!!!!だけど闘わなきゃいつ殺されるかわかんねえから。俺が死んじまう前に俺の事止めてくれよ!!」と叫ぶオオカミの言葉には真実がありました。

さらに、謎の集団が勾玉の封印を解き、この世を滅ぼす力を持つ闇の帝王が復活します。すると父の姿は見る間に変身し「…そう、私は神谷しおりが生み出して捨てた暗い絵本。いわばしおり自身の闇だ」と語り、自らをジ・エンドと名乗ります。 闇の力を操るラスボスの登場で、桃太郎たちも赤ずきんも三匹のこぶたも万事休す。

「物語?これこそ本当の物語さ。残酷で、理不尽で、救いがない。本当はわかってるんじゃないか?」 とうそぶくジ・エンドに、もはやなすすべはないのか?

 

観客席を巻き込んだアクションシーンには喝さいが送られ、不意を突くギャグは大爆笑の場面となりました。そして、脚本が秀逸でした。多様な登場人物達は個性豊かに描き分けられ、テーマは最後までブレることなく作品を貫いていました。世界は善悪では単純に割り切れず、秩序の裏には不条理が潜み、勧善懲悪の完璧な成就は困難。それでもなお、勇気をもって紡がれる物語にはきっと人を魅了する何かがある、と「物語が持つ力」を最後まで訴えました。

 

エンディングでは、しおりが奮い立ちペンを握ります。

「とある世界に。闇をもたらす危険な存在が物語を破壊しようとしていた。それは私自身の闇。自分自身と戦うのは怖い。でも。でも私は! !私に負けたくない。これまで私を導いてくれた勇敢なキャラクターたちのためにも !! !絶対に負ける訳にはいかないんだ。おねがい、私と一緒にエンディングを作って!!!!」。この呼びかけに、しおりが作った物語のヒーローたちが立ち上がり迎えた大団円。会場からは大きな拍手が送られました。

 

舞台に立つ演者は21名、舞台監督や美術、照明、音響等のスタッフが9名。総勢30名が力を合わせた熱演となりました。達筆な字で部員名を紹介するテロップが、劇中で披露されました。書道部の協力によるものでした。

3年生はこの公演をもって引退を迎えることになります。けなげな主人公に胸が熱くなり、妖気を放つヒール(悪役)の眼差しに背筋が凍りました。汚れ役のオオカミは最後まで一匹狼に徹しました。彼の魂の叫びにエールを送る観客は少なくなかったはずです。彼らの奮闘に、会場は大いに勇気づけられました。「芝居が持つ力」が輝きを放ち、舞台の幕が下ろされました。