お知らせ

越日交流会 2日目

部活動棟で一夜を過ごしたベトナムの生徒のみなさんは8:30本校を発ち、次の目的地、富士山へと向かいました。短い滞在時間でしたが濃密な時間を一緒に過ごし、越日交流会は大成功で幕を閉じました。

昨夜のレクリエーション、最初のメニューはホラー映画の鑑賞でした。部活動棟は昭和に建てられた古い校舎で、照明を落としたかつての教室で布団をかぶりながらのシチュエーションは、映画の雰囲気を大いに盛り上げ怖さ倍増の鑑賞となりました。

お決まりのまくら投げに興じた後は至真殿へ移動して、バドミントン、バスケやドッヂボールで熱戦を繰り広げ、さらに人工芝グランドで夜空の星を仰ぎ、メイングランドを上る階段から木更津の夜景を楽しみました。予定されていた消灯時間をかなり過ぎてしまいましたが、本校の生徒にとっても思い出深い交流会となりました。

 

日本語教師のTran Thi Nhu(チャン・ティ・ニュー)先生から旅の行程を聞くと、6月4日に来日し、千葉市にある日本語学校を見学してから、木更津に拠点を移し市内のホテルに滞在。本校への来校となりました。富士山観光を終えた後は、東京で博物館を見学したり、お台場や渋谷、秋葉原を散策したり、都内観光をお楽しみになるそうです。大変そうなスケジュールですが、楽しい旅になることをお祈りしています。

 

ことばでの意思の疎通に制約はありましたが、それでも越・日の学生たちは楽しく交流することができました。貴重な体験でした。8月にはダナン市で、本校生徒の海外研修が予定されています。言葉や文化の違いを楽しむ気持ちで準備を進めて欲しいです。

越日交流会 1日目

ベトナム、ダナン市にある小中高一貫校が日本に滞在中です。本校を来訪し、ささやかながらも越日交流会が開かれました。

来校されたのは越日小中高等学校のみなさんでした。図書館では待ち構えていたインターアクト部とESS部の部員たちから大きな拍手で迎えられました。

学校長からは「日本の高校の放課後の生活ぶりを是非体験して、ベトナムに戻ったときの良いお土産にして下さい」と歓迎のことばが送られました。引率のDao Dieu Ngoc(ダオ・デュー・ゴック)副校長先生から「みなさんの温かいおもてなしに感動しました。海と山がある美しい木更津を、ベトナムの生徒たちにもっと知って欲しいと思っています」と挨拶をしてくれました。生徒を代表して13歳のDuong(ズオン)さんが、「女子の生徒は可愛くって男子の生徒はカッコイイ、というのが総合高校の最初の印象です。私たちの学校は、小学生から高校生が通う学校なので、日本の高校がどんな雰囲気なのか体験できることが、とても楽しみです」と挨拶をしてくれました。面立ちにはまだ少し幼さを残すDuongさんですが、そつがない話しぶりには感心の一言でした。

 

ベトナムの生徒さんたちは、放課後の校内を少しだけ散策し、吹奏楽部やダンス部の活動ぶりを見学しました。書道室では書道に挑戦。初めて毛筆で書く漢字はかなりハードルの高い作業のはずですが、団扇に「越」と「日」の文字を見事に正書してくれました。続いて真心道場に移動し茶道を体験。一人ずつ茶筅を使ってお茶をたてました。初めての抹茶は文字通りほろ苦い体験になったようです。

夕食を食堂で済ませた後は、部活動棟でレクリエーションを楽しみ、互いの親睦を大いに深めました。

 

高校・短期大学部連携授業 ~保育・幼児教育コース~

今年度より、本校生徒が清和大学短期大学部の一部講義を受講できるシステムがスタートしました。

これは、高校生が短期大学部の授業に参加することで、受講意欲を促進し高校から短大への学習内容の円滑な接続を図る目的で行われます。接続科目に指定されているのは、保育士資格選択必修科目である「子どもの遊びⅢ」です。

参加する生徒たちは、6月から12月までの講義を受講し、試験やレポートの提出で短期大学部の生徒と同様の評価を受けます。合格の評価を受ければ、修了証書が発行され、短期大学部入学時には科目等履修生として取得した単位が認定されることになります。

 

担当教授は、短期大学部の古川哲也先生。36名の参加者に手遊びをテーマに90分の講義が始まりました。練習曲は『十五夜さんのもちつき』と『セブンステップ』。どちらも曲のリズムに合わせて、手や体を動かす遊びです。古川先生は、まるで幼い子どもに教えるように、「明るく、楽しく」教えてくださるので、楽しい雰囲気のなか参加した生徒たちからは、終始笑顔が絶えない講義となりました。

『セブンステップ』は、輪になって行う遊びですが、古川先生から「お遊戯会を想定し、舞台を見る側の保護者からも見えるようにパフォーマンスをしましょう」という課題が出されました。生徒たちは車座になって「あーでもない、こーでもない」と真剣に作戦会議を開き、結論が出ないうちにタイムアップ。来週の講義に続きます。

今後もリズム楽器や合奏曲の練習と発表、ボディーパーカッション等のテーマが用意されています。

献血の呼びかけ ~赤十字血液センター~

 

昨日、千葉県赤十字血液センターから浅野勇助様が来校され、献血の大切さについてお話をしていただきました。生徒たちへ語られた「輸血を受けなければ、命を維持できない人たちがたくさんいます」とのお言葉からは、切実なお気持ちが伝わってきました。

重篤な事故や心臓などの手術で献血が必要とされるイメージが強いですが、その様なケースは実際には3%ほど。血液が必要とされる80%以上は様々な病気を抱える患者さんへの治療だそうです。白血病や血友病などの血液の病気。がん患者が抗がん剤や放射線治療を受けると血液を作る細胞にダメージを受け、血液を補う必要が生じます。出産時の出血は、母子両方の命に関わります。

献血が可能な年齢は、16歳から69歳まで。この十数年、10代20代の人達からの献血が減少傾向にあるそうです。輸血を必要とする人は、今後も一定数を下回ることはありません。浅野様は、「このままの状態が続くと、必要な血液の量が確保できなくなります。血液の代わりになるものが存在しない以上、健康な人達から血液を分けてもらう以外に術がないのです」と、危機感をもって訴えます。

厚生労働省が献血をしたことがない高校生と大学生にアンケートを実施したところ、献血をしない1番の理由は「針を刺すのが痛くて怖いから」、2位は「なんとなく不安だから」だったそうです。

9月12日、13日の2日間、本校で献血が予定されています。もちろん無理をする必要はありません。でも、毎年多くの生徒が献血に参加しています。私たちの小さな勇気で多くの人の命が救われる可能性があります。今年もよろしくお願いします!

生徒総会

本日の全体集会では、生徒会本部役員主導による生徒総会が開催されました。

総会に先立ち、学校長からは、「生徒会役員はみなさんを代表して生徒会活動を運営していますが、みなさん一人ひとりが生徒会の構成員です。役員任せではなく、自分に何かできることはないか、という意識を持つだけで、3年間の高校生活がより充実したものになるはずです」との言葉が伝えられました。

生徒会長の原君から、「6月に入りました。間もなく梅雨入りとなり、21日には夏至を迎えます。梅雨ざむと言われるように、肌寒い日もあれば、日照時間が延びることで茹だるような暑い日になることもあります。気候の変化が激しいのが、この月の特徴です。気温ばかりでなく、気圧の変化や湿度の高さから体調を整えることが難しくなります。冷房の使い過ぎにも注意が必要です。

クエン酸を含む食材を摂取することで、この時期の体調不良を防ぐことができるそうです。

前会長の鈴木明輝さんが言っていた、梅ソーダは試す価値があるものです。クエン酸により体にエネルギーが供給されやすくなり、倦怠感や疲労感を解消できます。また胃の活動を活発化するので食欲増加につながります」と挨拶がありました。  

 

会場に集まる生徒たちに、役員から「生徒総会は、生徒が充実した高校生活を送るために最も重要な機会です。短い時間ですが、一人ひとりがしっかりと考えながら参加して下さい」と呼び掛けがあり、総会が始まりました。

最初の議題は、23年度生徒会会計決算報告。続いて24年度生徒会会計予算案報告でした。先週から決算報告と予算案は教室掲示されており、生徒たちはそれを確認済みです。それぞれの担当者から、本部費・行事費・予備費について、決算報告と予算案の提示があり、どちらも無事承認を得ることができました。

最後の議題は、『真心祭文化の部』(文化祭)についてです。会長の原君から「『真心祭文化の部』のテーマを募集します。LHRの時間を使って、クラスで決めたテーマを所定の用紙に書いて提出して下さい」と、今年度の文化祭テーマ募集が告知されました。