お知らせ

語学研修4日目 ~生徒レポート~

【☟神郡さんからの現地レポートです。】

8月5日月曜日 ベトナム研修4日目! 今日はいつもより遅めの6時半に起床しました。身体は起きたものの頭が本当に回っていなくて朝食の時もぼーっとしてました。それでも朝食で食べたトンカツが美味しかったのは分かるんですよね。怖いですよね。

(文中の「学生さん」はダナン大学の学生、「生徒さん」は、本校の生徒です。)

それでは今日の本題に入りたいと思います。なんと、本日は日本語を学んでいる学生さん(18人)との交流会がほぼ半日を使って行われました。

午前中は、まずお互いのことを知るために学校の紹介をしました。紹介の中にはクイズ形式のものもたくさんあり盛り上がりました。その後、学生さん(2人)と生徒さん(2人)のグループを9つ作りました。グループに分かれた後は、自己紹介をしたりして仲を深めていきました。仲を深めることができたら次はダナン市の魅力を1つに絞り各グループ約3分のプレゼンテーションをしました。そこでも「ぎゅっ」て仲よくなったと思います。

午後の交流では、学生さんと一緒にバスでホイアンという都市を観光しました。ホイアンはすごく街並みがきれいで発展している印象でした。 ホイアンにきて最初に訪れたお店は、Mot Hoi Anという世界中の観光客から人気を集めるドリンクのお店でした。すごく見ためが可愛らしくて写真映えもして味も私のすごく好みな味でとても最高でした。

学生さんと一緒に歩いてる時とかに、ベトナムのじゃんけんをして遊んでみたり趣味の話で盛り上がったりしてとっても楽しい時間でした。また、私が「アクセサリーがほしい」というと私に合うのを選んでくれたり、自然とお互いの名前を呼び捨てで呼んでたりしてました。

それで、あっという間にお別れの時間になってしまいました。やっぱり、楽しい時間は早いなぁと改めておもいました。ベトナム研修も今日で最終日なので、ベトナムでの思い出をたくさん作りたいと思いました。

語学研修3日目

カルーカ(カトゥー語の挨拶です)!ベトナムダナン3日目の朝も、気持ちいい快晴です!今日はダナン市から西に向かいカトゥー族の村を訪問します。専用バスに揺られること約2時間。ラオスとの国境に近いこのエリアは、海外沿いの都会的で華やかなダナン市内とは全く異なり、昔ながらの素朴な生活が残っているのんびりした空気に包まれています。道路は穴だらけのガタガタで、ところどころ東南アジア山岳部特有の赤土が剥き出しになっています。まるでテーマパークのアトラクションに乗っているかのような楽しいバス移動でした。

カトゥー族の村の入り口では、色とりどりの民族衣装を身につけた多くの皆様に盛大に出迎えていただき、生徒たちはびっくりして、嬉し恥ずかしい様子でした。まずはカトゥー族の伝統的な歓迎の踊りを披露していただき、生徒たちもそれぞれ民族衣装を着て一緒に踊ることになりました!最初は少し戸惑っていた彼らも、皆さんが手を取って一緒に教えながら踊ってくれたので、すぐに笑顔になり汗だくになりながら楽しく踊りました。

異文化交流に必要とされているのは、言葉だけではなく、何よりも相手の文化に対する好奇心をもち、それを尊重して受け入れようとする気持ちがなくてはなりません。そして何より、笑顔が大切なのだと実感しました。一緒に踊り汗を流した全員で記念撮影をして、この後は2グループに分かれてより詳しく彼らの生活と文化を体験していきます!まずは彼らの主食であるキャッサバ畑を見せてもらいました。日本では、タピオカの原料となるイモノキ属の熱帯植物です。その後は米の脱穀体験をして、仕掛け縄や弓矢による野生動物の捕獲について学び体験しました。代表して体験してみたい人を募ると、多くの生徒が積極的に手を挙げて立候補し、ぎこちなくも笑顔で楽しく挑戦していました。それにしても東南アジアの乾季の陽射しは強烈で、文字通り汗が全身から吹き出してきます。それでも休憩を求める生徒はひとりもおらず、皆水分補給をしっかりしながらカトゥー族の文化を身体いっぱい体験していました!

さあ!待ちに待った郷土料理の昼食です。高床式の東屋は、風が吹き抜けて大変心地良い場所です。決して派手ではありませんが、全て自給自足、無農薬で大切に育てられた餅米やキャッサバ、野菜を無添加で心を込めて調理していただいた料理は、素朴で優しい味付けで大変生徒たちの口にも合っていたようです。あちこちから、「あっ!おいしい!」「これもすごく美味しい!」と声があがっていました。お腹いっぱいになった後は、いよいよ伝統的な織物体験です。御年80歳は超えていらっしゃる織物の村のエースともいえる素敵な女性を先頭に、元々移住生活を行っていたカトゥー族伝統の持ち運び式織物機を駆使して、素敵な色遣いと風合いの布を丹精込めて根気強く織りあげる姿に、感動ひとしおでした。そして大切な織り機をお借りして、全員で織物体験です。両手両足だけでなく全身をうまく使っての機織りはそう簡単にいくものではなく、身体の柔軟性と手先の器用さが求められます。身体の硬い生徒を中心にあちこちから悲鳴が聞こえるなかで、美術コース所属の野村さんやなんでも器用で積極的な堀井さんは、物覚え早く上手に織り機を使いこなし、褒められていました。楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、もうお別れの時間です。そんな生徒たちの気持ちを表すかのように、急に空が暗くなり雷が聞こえてきました。東南アジア特有のスコールです!一緒に半日を楽しく過ごした全員で記念撮影を撮り終え、お別れの挨拶をしてバスに乗り込み村を出発すると、ちょうど大粒の雨が勢いよく降ってきました。帰りのバスの中でも、生徒たちは素晴らしい経験をした喜びの余韻に浸りまだまだ元気でした。少し疲れが見られる生徒もいますが、18人全員今日も元気に素晴らしい1日の研修を終えることができました。明日はいよいよ最後の宿泊になります。生徒たちは、大変充実した楽しい日々を過ごしながら、早くも研修が後半に差し掛かっている寂しさを感じている様子です。明日の大学生との交流も本当に楽しみです!   

 

語学研修3日目 ~生徒レポート~

期待以上に面白い連載になってしまいました。記事中で紹介されている「カトゥー族」は、ベトナムに53いる、少数民族の一つです。今でも狩猟採集の半自給自足の生活をし、独自の言語を持っています。文中最後に紹介されているのは「カトゥー織り」。細りゆく伝統文化を継承することが課題になっています。

8月4日日曜日 ベトナム研修3日目! 朝は、やっぱり目覚めが良いと気持ちいいですね〜朝起きてからのホテルからの眺めは物凄く綺麗でそれを見るのが毎朝の楽しみになっています。

今日は朝から衝撃的な事実をバスガイドさんから告げられました。それはですね、私達が乗車したバスのタイヤに釘が刺さってしまっていたことを… それを告げられた時、驚きはもちろんあったのですが、予想外な展開過ぎてかつ私の想像をはるかに超えてきたので逆に笑ってしまいました。その後、タイヤを無事に交換してもらって今日の目的地に向かってバスを走らせました。

ホテルから2時間ぐらいの場所に位置するラオスとの国境付近で生活している少数民族のカトゥー族の村を訪問し、国際協力として開発を行う現場の視察をしてきました。村に到着後、カトゥー族の皆さんが入口で出迎えてくれました。その時に「カルカ」(カトゥー族に「こんにちは」)と言うと、カトゥー族の皆さんが笑顔で挨拶を返してくれました。 まず最初に、ダンスを披露してくれました。とても鮮やかな伝統衣装を着て踊っているカトゥー族の皆さんが素敵でした。私達も伝統衣装を着用し一緒にダンスを楽しみました。

次の村では、カトゥー族の生活を体験したり動物を捕獲する罠を見学・体験をさせていただいたりしました。カトゥー族の皆さんはすごく優しくてフレンドリーな方が多い印象でした。 カトゥー族の主食キャッサバ芋のすりおろしを食べさせていただきました。干し芋みたいな味がして美味しかったです。 昼食は、カトゥー族のおもてなし料理をごちそうになりました。私がその中でも1番美味しかったのはLamラムといって、竹筒の中に入れて炊いたもち米が美味しかったです。他にも美味しい料理が沢山出されていました。

昼食後、カトゥー族の織物体験をしました。最初は、出来上がるまでの工程が難しいと思ったけど、慣れてくれば楽しくて貴重な体験ができたと思います。今日はカトゥー族との触れ合いonlyで書きました。

 

 

語学研修は、日程の半分を終えたことになります。後半も楽しみです。

語学研修2日目 ~生徒レポート~

前回も含めてレポートに協力してくれているのは、2年生の神郡さんです。10代の感性がストレートに伝わる内容で、宮越先生のレポートと読み比べてみると興味深いです。

8月3日土曜日 ベトナム研修2日目! 昨晩は素晴らしい熟睡でした。そのおかげで朝の6時過ぎには目が覚めました。今日の朝食は初めてホテルのご飯を食べました。ホテルはバイキングで朝から優雅なひとときを過ごせました。

今日の訪問先は、ダナン市枯葉剤被害者と不幸な子供たちの支援センターの視察に行ってきました。そこを視察して思ったことは、枯葉剤はとても怖いことがまず分かりました。戦争が終わっても苦しんでいる人が今もまだ居ることを知り心が痛かったです。また、そこには枯葉剤の被害を受けた人たちの写真が展示されていました。それを見たとき私は目を伏せたくなるような写真ばかりで辛かったです。なんで、戦争をするのか私には分かりません。戦争をしていいことなんてないと思います。残るのは悲惨な記憶ただそれだけだと思います。今回こちらを視察できて本当によかったと思っています。

その後、レストランで昼食(生春巻き)をとりました。初めての生春巻きでしたが、とても美味しかったです。私はパクチーなどの野菜も好きなので沢山盛り込んで食べました! ホテルに到着後、各自自由時間で皆好きなように自分の時間を大切に使っていました。私はウォーターパークで思いっきり遊んできました。そこのパーク内は日本仕様で一瞬、日本にいるかのような感覚に陥りました。 今はベトナムでの時間を大切にしたいと思います。 今日は、沢山な学びがあった日だったと思います。

語学研修2日目

語学研修2日目のレポートです。学校長が研修に合流しました。生徒たちは、1960~70年代、ベトナム戦争で用いられた枯葉剤の影響を受けた被害者の支援施設で、戦争の悲惨さと生身の人間に与える被害の深刻さを知ることになりました。

お昼は、市内のショッピングモール、ロッテマートで昼食をとり、午後は、ホテル内の施設でアクティビティーを楽しみました。

ベトナム、ダナン2日目の朝です!大変快適な部屋での昨晩の十分な睡眠(?)のおかげが、生徒たち18人全員元気です!真板学校長も合流し、生徒たちも気持ちを新たに研修に臨みます。

午前中は、ダナン市枯葉剤被害者施設と不幸な子どもたちの施設を訪問しました。日本にとって夏は、太平洋戦争の犠牲になった方々の追悼の季節でもあります。視野をさらに広げ、ベトナム戦争が市民にもたらした様々な被害や犠牲を身をもって知ることで、戦争の醜さと悲惨さを改めて感じる機会となりました。生徒を代表して渡邉珀くんが、「こうして出会うことができたことを嬉しく思います。短い時間ですが、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!」と明るく挨拶をすると、大きな拍手が起こりました。また、神郡朱花さんのお母さんが手作りして下さった刺繍の素敵なベトナム国旗を見て、子どもたちから喜びの大歓声があがりました。ともすれば堅苦しくなりがちな訪問ですが、子どもたちの施設では日本から持ってきたお土産のお菓子を一人ひとりに配り、ペンシル型風船や水ヨーヨーを膨らませて、楽しく交流を行いました。特に彼らにとっては珍しい水ヨーヨーづくりは大変好評でした!言葉の壁を感じさせない生徒たちのコミュニケーション力を大変頼もしく感じました。また、様々な理由で施設に暮らす子どもたちのたくさんの笑顔を見て、生徒たちも大変嬉しそうでした。あっという間の時間でしたが、生徒たちは子どもたちとまるで長い間互いを知り合う友達のように打ち解け合い、別れを惜しんでいました。涙ぐむ生徒もいて、国籍や文化・生まれ育った環境が違っても、同じ人間として理解しあうことができることを身をもって学ぶ素晴らしい研修になりました。

専用バスでダナン市内に戻り、いよいよ学校長からの昼食のプレゼントです!あらかじめ予約していただいた地元大学生に人気のベトナム料理のレストランで、新鮮な野菜と豚肉などを自分たちで巻いて食べる生春巻きと優しい味付けのダナン名物の汁なし麺料理ミークアンを美味しくいただきました。全員で同じ食卓を囲い、フードコートの素朴な味とはまた一味違う本格的なベトナム料理を堪能しました。生搾りのフルーツジュースもとっても美味しかったです。

ホテルに戻り、午後は生徒たちが楽しみにしていたホテル内のウォーターパークでの自由時間です。広大で種類も豊富な屋内屋外プールで思い切り遊び、ベトナムの夏を目いっぱい楽しむ姿が見られました。屋内では、波のあるプールで泳いだりドラゴンウォータースライダーを豪快に滑り落ちたり、安全に南国アジアの夏気分を満喫していました!日本文化の紹介をテーマにした、水着着用で楽しめる広大な屋外露天温泉風呂や、最上階の22階に位置するインフィニティプールもしっかりエンジョイし、研修旅行前半の疲れを癒すことができました。

夕食は各自思い思いにウォーターパーク内のフードコートや部屋でとり、ダナン湾を一望できる素敵な部屋でのんびり過ごしました。この素晴らしいホテルの魅力を最大限体感し、日本の文化やホスピタリティが世界の人々にとって大変魅力的で、私たちが胸を張って誇るべきものであることを、実感することができました。明日はラオス国境付近まで西へ移動し、少数民族カトゥー族の村を訪問します。彼らの昔ながらの素朴で独特な文化を体験します!ヘンガップライ!