お知らせ
体育祭 ~2日目~
『第23回 真心祭 体育の部』、2日目が終了しました。季節は一変、凍える寒さの1日となりましたが、生徒たちは元気よく競技に臨み、すべてのプログラムを無事終了することができました。
本校の体育祭は、特進ハウスが3学年合同で1チーム。一般ハウスの1~3年生は1学年2チームに分かれ、計7チームがそれぞれの色に分かれて、2日間の日程で競技を行います。今年度の総合優勝は黄色組、準優勝は青組という、2年生の2チームが上位を占める結果で終わりました。
体育祭実行委員長、猪股くんは、まず2年生黄色組の優勝を讃えると、「最後は勝って終わりたかったのですが、最高の仲間と思い出を作ることができ、それで私は満足です」と実に潔い挨拶を行いました。座右の銘「朝は希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝の気持ちで眠る」を披露し、「3年間この言葉に支えられ、言葉通りの生活をしてきました」と高校生活を振り返り、「最後に最高の体育祭を過ごすことができました、が…」と、改まった口調から一変、一発ギャグで見事に会場を沸かせました。
学校長は、来校した保護者、企画・運営に携わった教職員、労を惜しまず運営に協力した部活動の生徒たちに、体育祭を無事終了させることができた感謝の気持ちを伝えました。「2日間にわたる体育祭で多くの競技を行いましたが、個人種目は一つもなく、すべてがクラスごと、色ごとに競うものでした。すべてのチームが一人ひとりの力を結集して、作戦を立て、役割分担をして、チームとして一致団結して戦った、素晴らしい体育祭となりました」と生徒たちの健闘をたたえました。優勝、準優勝を成し遂げた2年生へは、「来年も全力を出し切り、最上級生として学校行事を盛り上げてもらいたい」と期待の言葉を伝え、1年生へは「今年の経験を糧に、来年はさらなる躍進を期待する」と励ましの言葉を送り、優勝を逃した3年生へは「今年度体育祭の成功は、君たちがいたからこそ成し遂げられた」と、その労をねぎらいました。
2日目の競技、午前中は「大玉競争」や「台風の目」、「猿は木から滑らない」といったスピードを競う競技に続いて、「一騎打ち~太田の乱~(騎馬戦:男子)」と「決戦太田山(タイヤ争奪戦:女子)」の対戦型の競技などのバリエーションに富んだ競技で生徒たちは大いに楽しみました。
午後は、迫力の「綱引き決勝戦(男女)」で会場の熱気は沸点に達し、体育祭の華、リレー競技(決勝戦)は「クラス対抗」「色別対抗」の2本立て。両レースとも手に汗握る接戦になりました。
今年も柔道部のみなさんが、愉快なダンスパフォーマンスを披露。楽しい演出に応援席からは大きな歓声が湧きました。実行委員長、猪股くんの人柄のお陰で、終始笑いの絶えない楽しい体育祭となりました。
主な競技の優勝チームを以下にご紹介します。
スピード長縄:特進3年3組、クラス対抗リレー:2年8組、色別対抗リレー:青組、綱引き:青組(女子)、黄色組(男子)
体育祭 ~1日目~
『第23回 真心祭 ~体育の部~』が本日開催されました。涼しい秋風の吹く好天に恵まれ、生徒たちは思う存分、体育祭の1日を楽しみました。
澄み渡る青空に校歌を歌う声が響き渡り、体育祭が始まりました。
開会式では、生徒会長沖くんが「3年生は、最後の体育祭且つ残り少ない行事の1つとなります。優勝を目指して闘っていきましょう。1、2年生のみなさんも、3年生に続いて頑張ってほしいと思います。最後には全員が満足できる体育祭にしていきましょう」と挨拶。
続いて学校長は、参観に訪れた多くの保護者に謝辞を述べた後、生徒たちへ向かい「素晴らしい天気に恵まれました。みなさんが全力で競技をする姿を楽しみにしています。開校以来一度も途切れることなく、今年23回目の体育祭を迎えることができました。最近は縮小されたパターンでの体育祭が増えているそうですが、我が校伝統の体育祭は、2日間の開催です。みなさんの思い出に残る体育祭になればと思っています。どの学年、どのハウスも是非本気で競技に臨み優勝を目指してください。ただし、ルールはしっかり守りフェアープレーの精神を忘れず闘ってください。そして文化祭と同様、楽しむ気持ちを忘れず笑顔の体育祭にしてほしいと思います。2日間の体育祭の成功を祈っています」と激励の言葉を伝えました。
最後に、全7チーム各色の団長が団旗を掲げて朝礼台に集合。体育祭実行委員長、猪股龍司くんが「我々選手一同は、日頃の練習の成果を十分に発揮し、正々堂々競技することを誓います」と力強く宣誓を行いました。
スピード長縄に続いて行われたのは、新種目「真心キャッチリレー」でした。4人一組でブルーシートの四隅を握り、その上にバランスボールを乗せて、中央に設置された高さ3メートルのバーを超えるようにボールを跳ね上げ、再びシートでボールをキャッチ。ボールがバトンの代わりとなり、対面にいる仲間とリレーを続けてスピードを競う競技です。一発でバーをクリアーするチームが大半でしたが、なかにはなかなかバーを超えられないチームや風の影響もあり、キャッチに失敗してボールを遠くへ転がしてしまうチームもいて、ハラハラドキドキの場面が続く競技でした。
部活動対抗リレーは、「演芸部門」と真剣勝負の「本気部門」の二本立てでした。「演芸部門」では各部が趣向を凝らした出で立ちで参加。着順にはこだわらず、如何にウケるかが勝負のレースでした。「本気部門」では、陸上部が圧巻の優勝。見事な走りっぷりでした。
「綱引き(予選)」では、名勝負が続出。力と力の闘いは迫力満点。応援にも力が入りました。
表彰 ~陸上競技部~
開会式の途中、陸上部の金子颯希くん(木更津市太田中学出身)の表彰がありました。
JOCジュニアオリンピックカップ第19回U-18陸上競技大会男子300㍍で見事優勝を果たし、日本一の栄冠に輝きました。記録は、33.34秒でした。
学校長より賞状と記念のメダルが授与されました。
体育祭練習 ~2日目~
練習は2日目となりました。前半は学年ごとの練習。最後はメイングランドに集まり、開会式と閉会式に備え、整列と準備体操の練習を全員で行いました。
本日も特進ハウスと3学年それぞれのハウスが、決められた場所で練習を展開しました。某学年の大玉競争の練習では、大玉がこぼれ落ちない態勢を組み、「バウンド最小限に抑え、頭上を移動させるのがベスト」と細部にわたる作戦が練られていました。その徹底ぶりに、勝負にかけるガチな意気込みが伝わってきました。メイングランドでは、シートの上にボールを載せた「謎の競技」に取り組む生徒たちが…。各学年各ハウスが、銘々の持ち味を活かした練習に取り組み、本番に備えました。
練習時間を終えると、全生徒が一堂に会し、メイングランドで整列場所の確認、準備体操の練習を行いました。
体育祭運営の指揮を執る吉村先生の指示で、全生徒の整列体系から、準備体操をする際の「体操の隊形」に開く練習が繰り返されました。動きが整ったところで、実行委員長猪俣くんの号令により、一斉に移動。ラジオ体操も猪股くんを手本に、全員の動きがよく揃っていました。
練習の最後に、猪股くんが「一人ひとりが全力を尽くし、思い出に残る体育祭をやりましょう」と生徒全員に呼びかけました。1年生に向かっては「初めての体育祭です。楽しい体験となることを願っています」。2年生へは「3年生になるのは、あっという間です。今年の体育祭を大いに楽しみ、最高の思い出を作って下さい」。3年生へは「最後の体育祭です。悔いが残らぬよう、一つ一つの競技を楽しみましょう」と、それぞれの学年に語り掛け、最後は全生徒に向けて「この体育祭は生徒全員で協力して成し遂げられるものです。一人ひとりが自覚をもってルールとマナーを守って盛り上がりましょう!」と言葉を結ぶと、大きな拍手が沸き起こりました。
プリンフェスティバル・グランプリ受賞 ~クッキング部~
10月25日(土)、イオンモール木更津にて『第2回 木更津プリンフェスティバル 2025』が開催。あわせて『第1回 木更津プリン甲子園』が同時開催されました。本校クッキング部が、市内の燻製工房かずさスモーク様と共同開発した、“Coremo Pudding”を出品し、見事グランプリを受賞しました。
『木更津プリンフェス』は、ご当地スウィーツを考案し、新たな木更津の魅力を発信することで地域活性化を図る試みです。近隣の市原市、君津市、富津市からもそうそうたる名店が参加。総勢15店が出品し、その洗練された甘味を競いました。
コラボ企画として、今年初めての開催となった高校生参加企画、『木更津プリン甲子園』に、本校クッキング部が参戦。“Coremo Pudding~あなたの知らないプリンが今ここに~”を出品。典雅な風味と甘さを控えた大人っぽい味わいが好評を博し、グランプリ獲得にいたりました。
今回の受賞を振り返り、顧問の吉田先生から「製作段階では、試作、ネーミング、SNSの運用などを行い、ゼロからプリン作りに挑みました。部員は一人一つずつ企画書を書き、意見を出し合いながら商品を開発。かずさスモーク様の協力を得て、唯一無二のテイストを創り出すことができました。良い経験になりました」とコメントが寄せられました。
コラボパフォーマンス ~書道部・和太鼓部~
本日イオンモール木更津にて、書道部と和太鼓部の合同パフォーマンスが披露されました。『イオンモール11周年祭&ハロウィン木更津パーティ』が開催中、買い物客で賑わう会場で、スピーディーな筆の動きと和太鼓のリズムが見事にマッチし、多くの来場者を魅了しました。
あいにくの雨となり、急遽会場を屋内のイオンホールに移しての開演となりました。公演は午前(11:00~)と午後(14:00~)の部の2回。
軽快なBGMが流れるなか、書道部が2作品を次々と完成しました。MCを務める兼清さんがそれぞれの作品を紹介。1作品目の『縁(エン)』は、「偶然の出会いが人生を豊かにし、未来を変えていきます。出会いへの感謝の気持ちを表しています」と解説してくれました。
2作品目の『萌芽』は「青春のスタート」を意味しています。「仲間とともに未来に向かって歩き出す」ときの「期待とエネルギー」が、「萌芽」の2文字に込められました。
3作品目は、和太鼓部の演奏に合わせてのパフォーマンスとなりました。演奏曲『奏音(カナタ)』でのコラボパフォーマンスは今回が初めて。「駆け抜ける風を表現した曲」と和太鼓部の元吉さんから曲の紹介がありました。曲名の大字に続いて書かれた詩「~山のあなたに住むという「幸い」をもとめて いざ尋ねいかん~」は、和太鼓部顧問の樋口先生が今回のパフォーマンスのために書き下ろしたものでした。
勇壮な和太鼓の演奏に負けじと、書道部の筆さばきにも気合いが込められ、8㍍もある迫力の大作が完成しました。
体育祭練習 ~1日目~
『真心祭 体育の部』が10月28日(火)より開催されます。2,000名を超える生徒たちの一人ひとりが活躍できるように多くの種目を用意するため、2日間の日程で行われます。
体育祭は、文化祭に並ぶ本校の二大行事の1つです。練習も2日の日数を要し、本日はその第一日目となります。
全生徒が至真殿に集まり、今年度体育祭実行委員会の責任者を務める吉村先生より「競技中はルールを守り、観戦時、応援をするときにはマナーを守った上で、体育祭を大いに楽しんで欲しいです」と諸注意を受けました。全体会を終えると、3つの学年と特進コースが、それぞれ指定された場所へ移動し、練習を始めました。
いよいよ最後の体育祭を迎えることになる3年生は、人工芝グランドに集合。体育祭実行委員長を務める猪股龍司くんが「最後の体育祭になります。一人ひとりが全力を尽くし、思い出に残る体育祭となるよう全員で頑張りましょう!」と意気込みを伝えました。紫組団長濵田遥樹くんは「緑組、紫組、3年生のどちらかのチームが優勝できるよう、2日間の練習に真剣に取り組みましょう」と決意表明をし、緑組団長松本裕磨くんは「みんなで楽しんで盛り上がってやっていきましょう」と仲間の士気を高めました。
午前中から降り出した雨は最後まで降り続いてしまいました。外のメイングランドと人工芝グランドは影響を受けたものの、至真殿内(メインフロアー、柔道場、剣道場)、青雲館、至誠館は、予定通りに練習をこなすことができました。
練習風景は様々で、騎馬戦の騎馬を組むのに一苦労の場面があり、チームワークが勝負のスピード長縄は練習に思わず熱が入りました。綱引きや大玉競争などのレギュラー種目では、長年のノウハウを培った先生たちから細部にわたる作戦が伝授されていました。3年生の綱引きの練習では、「勝ったときの雄叫び」を上げる練習をして盛り上がっていました。
男子300㍍全国優勝! ~陸上競技部~
10月17日(金)~19日(日)、「第19回U18/第56回U16陸上競技大会」が三重県、三重交通Gスポーツの杜、伊勢陸上競技場で開催されました。
本校陸上部から4名の選手が参加し、男子ハンマー投、男子棒高跳、男子300㍍に出場しました。男子300mでは、金子颯希くん(木更津市太田中学出身)が先頭を切ってゴールイン。33.34秒の自己ベストにて見事全国優勝の栄冠に輝きました。
高瀧神社 秋季例大祭 ~和太鼓部~
本日行われた『高瀧神社 秋季例大祭』に本校和太鼓部が出演。奉納演奏を披露し、祭りの賑わいに華を添えました。
髙瀧神社は、房総半島のほぼ中央、市原市高滝湖を見下ろす高台に鎮座する神社です。歴史は古く、創建は白鳳二年 (651年) 年に遡ります。秋の例大祭では、三基の神輿が繰り出し互いに激しく揉み合う、勇壮な祭りとして知られています。また、射手が神馬に跨がり、鏑馬(やぶさめ)神事を行いその年の豊作を占います。
和太鼓部は、午後1時、2時30分の2度にわたって出演。1時の回では「楽(らく)」「奏音(かなた)」「櫻宴華(おうえんか)」。2時30分の回では「祭り」「櫻宴華」「証城寺の狸囃子」、計6曲を演奏しました。部員26人顧問2人、総勢28人で織りなす演奏は、和太鼓のパワー、笛の音の旋律、鉦のリズムが相まって、秋祭りにふさわしいパフォーマンスを繰り広げ、祭りの雰囲気を盛り上げました。
祭りの屋台が境内の内外で美味しそうなにおいを漂わせ、多くの人手で賑わいました。小雨の降る、あいにくの天気でしたが、演奏が始まると、多くの参拝者のみなさまから大きな手拍子を送っていただきました。多くのご声援、ありがとうございました。
英語スピーチコンテスト ~地区大会~
10月8日(水)、英語スピーチコンテスト地区大会が開催されました。校内コンテストを勝ち抜いた4名が出場し、スピーチを披露しました。
今年度の『英語スピーチコンテスト木更津・市原地区大会』が、東海大学市原望洋高校にて開催されました。コンテストでは4つの部門が設けられ、同地区8校から代表生徒が出場し、それぞれの技能を競いました。
先月19名の生徒が参加して行われた校内コンテストでは、ゾウ チェンホイさんと梶山結衣さんが全学年スピーチ部門、新井穂花さんと相川真彩さんが2・3学年レセテーション(暗唱)部門へ出場し、校内選考を勝ち抜き本校の代表として地区大会へ挑みました。限られた練習時間の中で一人ひとりが全力で課題文に取り組み、英語でのスピーチの精度を磨き、立派なパフォーマンスを披露してくれました。その努力と成長に、大きな拍手を送りたいと思います。この素晴らしい経験を今後の英語学習に大いに活かしてくれることを期待しています。
コンテスト各部門結果
全学年スピーチ部門(2位までの2名が千葉県大会出場)
第3位 ゾウ チェンホイさん
第7位 梶山結衣さん
2・3学年レセテーション(暗唱)部門 (1位の1名が千葉県大会出場)
第2位 新井穂花さん
第4位 相川真彩さん
国民スポーツ大会準優勝 ~ソフトテニス部~
滋賀県で開催された、第79回 国民スポーツ大会『わたSHIGA輝く国スポ2025』に、本校ソフトテニス部が千葉県代表として出場。見事準優勝を果たしました。
10月5日(土)、6日(日)、長浜市長浜城テニスガーデンを会場に行われた少年男子の試合では、全国屈指の強豪21府県が出場。本校からは、手塚康介、竹之内琉汰、中原一翔、道祖土滉樹、舘田陸斗の5人の精鋭が激戦を戦いました。
初戦を3-0、準々決勝を2-0、準決勝を2-1と順調に勝ち進みました。愛知県代表との決勝戦では先行を許し1-2で惜敗。しかしながら見事、準優勝を果たしました。
※大会は、ダブルス、シングルス、ダブルスで3対戦を行い、2戦を先取したチームが勝ち上がる形 式の団体戦でした。
きみぶん演劇祭 ~演劇部~
10月4日(土)、5日(日)、君津市民文化ホールにて、『きみぶんchapter22 演劇祭』が開催されました。本校演劇部は、ステージ上でパワー全開の熱演を披露。またもや、最優秀賞を受賞しました。3年連続受賞の快挙を成し遂げました。
この演劇祭は、君津市民文化ホールが千葉県高校演劇11ブロックと共同で開催している催しです。今年は9つの高校と一般から1団体が参加する発表会となりました。各団体が渾身の演技を繰り広げ、会場は活気にあふれました。
今年は、本校演劇部オリジナル脚本による作品、『エール』を上演しました。夏の野球応援を巡り、応援団、吹奏楽部、野球部の部員たちが織りなす、青春群像劇でした。
上級生たちの野球応援に感激して、応援団の部室の扉をたたく1年生、北崎千明。しかし2年生不在の応援団では、春を迎えると部員は千明一人となってしまいます。一方吹奏楽部の南百花は、野球応援に熱中しすぎて周囲から次第に孤立していきます。
再び訪れた夏。野球応援がまさに始まろうとするときに、千明は卒業した先輩から、野球部と、野球応援を構成する応援団と吹奏楽部との関係が決して良好ではなかったという事実を伝えられます。コンクールに専念したい吹奏楽部、吹奏楽部を疎んじる野球部。各部の思惑が行き違い、人間関係にもギスギスした雰囲気が漂い始めるのですが...。
けなげに奮闘する千明と、天然だけど純粋な熱意を抱く百花が物語を牽引していきます。
上演後の舞台挨拶では、千明を演じた押足奈南さんから、「数年前、私たちの学校でチアリーディング部の部員が一人になってしまったことに着想を得て脚本を作りました。この劇を通して、見てくれた人が応援によって元気になってもらえるよう、全力で演じました。自分のことで目一杯な時でも、思いやりの気持ちをもって他の人に接することは大切なんだ、と思います。誰かに元気になってもらうための応援ですが、応援することで自分も前向きになれることを知ってほしいです」と語ってくれました。
壁や教室の扉に見立てたパネルを移動させ背景を動かすことで、回り舞台のような効果を生み出すアイディアは秀逸でした。舞台上の演者とともに、照明・音響・道具といった裏方の部員たちが、総力を上げて作品を作り上げてきた様子が伝わりました。
表彰式では、岡田虎大くんが、個人賞を受賞。1年生ながら、レギュラー落ちしていじける3年生野球部員を演じました。熱意や努力といった直球ど真ん中のテーマが身上の作品でしたが、コミカルな演技で作品に幅をもたらす重要な役柄をこなしました。
最後は息をのむ瞬間となりました。司会・進行を務める本校顧問の福田先生から「最優秀賞、木更津総合高校」と読み上げられると、部員達が観客席に陣取る一角からはどよめきが起こりました。はじける笑顔とあふれる涙、感動のフィナーレとなりました。
3位入賞 ~硬式野球部~
第78回 千葉県秋季大会において、本校野球部は3位入賞を果たしました。
今大会においては、2度の延長タイブレーク戦を含め、対戦校に先行を許しながらも、しぶとく逆転を果たして勝ち上がる試合展開が続きました。本日の準決勝戦、対戦校中央学院高校戦においては、度々好機の場面を作り出したものの、対戦校の堅い守備を崩すことができず、八回コールドで敗れ決勝戦進出を逃しました。
本日のスタンドには、吹奏楽部とチアリーディング部が応援に駆けつけ、野球部員達とともに、大音量と大声援、キレッキレのパフォーマンスで必死の応援を繰り広げてくれました。
海上保安学校卒業式
去る9月27日(土)、海上保安学校にて卒業式が挙行されました。石破茂内閣総理大臣、古川康国土交通副大臣、瀬口良夫海上保安庁長官がご臨席となったこの式典において、2022年3月に本校を卒業した、伊豆七海(いずななみ)さんが総代(卒業生代表)を務め、卒業生答辞を述べました。
海上保安学校は、京都府舞鶴市に居を構える、全寮制の学校です。海の安全と秩序を守る海上保安官を育成する学校で、学生は入学と同時に海上保安庁職員、国家公務員となります。
卒業生のみなさん全員が、白い制帽、制服に身を包み一糸乱れず整然と入場。呼名には会場に轟く発声で「はい」と応え起立をしました。
ご自身が卒業生でもある学校長、松浦あずさ先生が、式辞の冒頭「本校の厳しい教育訓練を見事に乗り越えたみなさんを心から誇りに思います」と学生たちに話しかけました。海上保安官としての決意の象徴である梅の花に触れ、「梅は、長い冬を耐えどんな花よりも固く開きかぐわしい香りを放つ。花を散らせた後にも実を結ぶ。この梅のように、息長く常に国民に寄り添い親しまれる存在であれ」と海上保安官としての心構えを伝えました。海上の治安と安全を守るという任務は過酷を極めます。松浦先生は、保安官に立ち塞がる「心が折れそうになる瞬間」がいずれ訪れることを見据え、「心配しなくてよい」と学生たちに力強く語りかけます。「ここでの教育訓練を乗り越えることができたみなさんには、梅のように困難な状況を乗り越えて咲く、力と強さがちゃんと備わっています」と、激励のことばを送りました。
式次第最後を飾る「答辞」では、「本科船舶運航システム課程航海コース第66期、伊豆七海」と呼名され、伊豆さんが登壇。卒業生を代表して挨拶を述べました。
伊豆さんは、入学時に抱いた「ここから始まる生活について行くことができるのだろうか」、と期待と不安が入り混じった当時の気持ちを吐露。また「まだ夜の明けきらぬ早朝に整列し、冷たい風が肌に吹きつける中で声を上げ前を向き、乗り越えた幾多の訓練があった。だからこそ現場に必要な体力と精神力を培うことができた」と在学期間を振り返りました。そして、「厳しい生活を乗り越えることができたのは、互いを支え合う同期の仲間と愛情を持って指導してくれた教官の先生方、故郷で見守り続けた家族がいてくれたお陰であった」と感謝のことばを続けました。自分が成長を遂げた地、鶴舞市と市民の方々への惜別の念を表し、「国民の安心と安全を守る「海の守り人」になれるよう、一歩一歩力強く進んでいきます」との決意のことばで答辞を結びました。
伊豆さんは、本校在学中は硬式野球部に所属し、競技に専念する高校生活を送りました。学業面でも優秀で3年間選抜クラスに所属し、文武両道に秀でた高校生でした。一層の躍進を遂げられている伊豆さんに、エールを送らせていただきます。
後期始業式
本日、至真殿にて後期始業式が行われました。
式の始まりには、生徒会長の沖くんから「先日の文化祭お疲れ様でした。どのクラスもハイレベルな企画を行っていて、学校全体が活気あふれる文化祭となりました」と、文化祭の成功と各クラスが動画データを提供したことに対して謝辞を述べました。そして「次に体育祭が控えています。クラスの枠を超え各色のチームとして団結できるよう、頑張っていきましょう。残り少ない行事を大切に、全力で楽しんで取り組むようにしましょう」と後期の学校行事にむけて生徒たちへ協力を求めました。
学校長は、始業式の直前に実施された避難訓練について触れ、「今回は予告をせず、みなさんが教室を離れている休み時間に訓練を実施しました。揺れが収まり、教室に戻ってから安全確認をした後、避難を開始するという流れでの実施でした。いつ大きな地震が起きるかわかりません。2008年に開校した本校の校舎は、いまでも十分な強度を保ち、震度7に達する地震にも倒壊することは絶対にない強固な建物です。パニックなどを起こさず、落ち着いて校舎内に留まれば、安全に過ごすことができます。いつ災害が起きても、それに備える意識を常に持って学校生活を過ごしてください」と防災に対して注意を喚起しました。
そして文化祭を振り返り、「前期の締めくくりとして、素晴らしい行事になりました。お願いした通り、自分たちが楽しむだけでなく、3,000人近い来場者に楽しんでもらえた、とてもよい文化祭になり、多くの方々からお褒めの言葉をいただきました。一人ひとりが自分の役割を果たし、一つのものを創り上げるという、この上ない経験ができたことと思います」と生徒たちの奮闘を讃えました。
最後に「そして、今日から後期が始まります。間もなく中間試験があり、その後には体育祭が続きます。勉強に部活動に、その時々にしなければならないことに適宜取り組み、後期の学校生活が充実したものになるように過ごしてください」と、後期に向けての心構えを整えるよう伝えました。
表彰
後期始業式に先立ち、生徒たちの活躍を顕彰する表彰が行われました。生徒たちが登壇し、学校長より表彰状が手渡されました。次にご紹介いたします。
【英語スピーチコンテスト】
〇全学年スピーチ部門
1位 ゾウ チェンホイ☆
2位 梶山結衣☆
3位 相川真彩☆
4位 浅野真美
5位 川内カンナ
6位 阿久津恵仁
6位 平野夏菜
〇2・3学年レセテーション(暗唱)部門
1位 新井穂花☆
※ ☆印のつく生徒は10月8日開催の「千葉県英語スピーチコンテスト 市原・木更津地区大会」に出場することが決定しています。
【剣道部】
〇千葉県私立高等学校剣道大会
男子団体の部 準優勝
【陸上競技部】
〇千葉県高等学校新人体育大会
男子ハンマー投 1位 中村奏太
7位 細井遥斗
男子円盤投 3位 中村奏太
男子砲丸投 3位 中村奏太
男子棒高跳 1位 畠山優翔、8位 渡邉 琉
女子棒高跳 5位 森 七星
女子走り高跳 5位 宮﨑歩美
男子4×100mR 7位 馬場琉人、北島凜空、大橋郁真、山田昌成
男子総合 6位
【水泳部】
〇千葉県高等学校新人体育大会 競泳の部
男子100mバタフライ 5位 竹田壮汰
【書道部】
〇高野山競書大会 南山賞 兼清琉那、眞田琉生
〇高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会毛筆の部
大会奨励賞 兼清琉那、眞田琉生
【柔道部】
〇JOCジュニアオリンピックカップ
全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
女子48㎏級 準優勝 若林美優
〇関東高等学校選抜柔道大会千葉県予選会
男子個人 60㎏級 5位 光武 鷲
66㎏級 3位 辻 慈吾、5位 津本挙汰
73㎏級 3位 新井瑠心
81㎏級 3位 岡崎将大、5位 根本瑛太
90㎏級 優勝 中島煌乃将
準優勝 柴田 晃
100㎏級 優勝 西 輝
準優勝 幕田滉大
100㎏超級 優勝 滝澤唯斗
準優勝 長谷川碧音
5位 佐藤 琉
女子個人 52㎏級 優勝 山田帆波
準優勝 大西 碧
57㎏級 5位 加藤汐織、土井柚希
63㎏級 優勝 谷脇実依
準優勝 串田陽香
5位 久保木愛海
70㎏級 優勝 渡辺姫生
準優勝 金子李衣直
5位 中尾莉子
78㎏級 優勝 佐々木花漣
78㎏超級 3位 長谷川瑠音
5位 野村 陽
激戦再び ~硬式野球部~
昨日行われた『第78回 秋季千葉県大会』。本校は、対戦校千葉黎明高校に勝利し、準決勝戦進出を決めました。
27日(土)に行われた第3回戦を順調に勝ち上がって迎えた準々決勝戦は、またもや延長タイブレークに突入。手に汗握る接戦を制し、本校野球部が勝利しました。
一回に、二死二、三塁から長打を打たれ、出だしから2点を先制される展開となりました。
三回の攻撃で、二死一、二塁から増田の左前適時打で1点。四回には、二死一、三塁から窪嶋の右前適時打で同点に追いつきましたが、その後試合は膠着状態が続き、2-2のまま延長戦に突入しました。
十回表、先攻の千葉黎明は巧みなバントで無死満塁の好機を作り、適時打と犠飛で再び2点を先行。しかし同回裏、本校野球部も四球で無死満塁の場面を迎え、対戦校の失策から三塁走者が生還。なおも一死二、三塁と好機が続き長瀬の犠飛で同点に追いつきました。
十一回表、千葉黎明の攻撃。四球で無死満塁から三振で一死を奪うと、二塁増田がライナーを直接捕球し一塁へ素早く送球。走者は戻れず併殺を取り窮地を脱しました。
同回裏、本校の攻撃。岡が死球で出塁し無死満塁、三振を取られて一死満塁の場面、吉澤が右奥深くに犠飛を放ち長瀬が生還。劇的な逆転を果たし、薄氷の接戦を制しました。
一塁側本校応援席では、野球部員と保護者のみなさまが、力の限りの応援を繰り広げていました。延長に入ると、さらにボルテージを上げての声援が、選手たちへの大きな励ましとなりました。
10月4日(土)県SC野球場にて第2試合(11:30開始予定)にて準決勝戦が行われます。
※天候などの影響により、予定されている試合開始日時、会場等は、変更される場合があります。必ず直前の情報を、千葉県高野連のホームページでご確認の上、ご来場ください。
文化祭 ~2日目~
文化祭2日目、今年度文化祭は、いよいよクライマックスを迎えました。一般公開となった本日は、週末ということもあり、多くの来場者で賑わいました。
未明の驟雨が季節を進めてくれたのか、少しだけ秋めいた朝となりました。駅前バスターミナル、始発のスクールバスはほぼ満員の状態で学校に到着。文化祭への生徒達の意気込みを感じる登校風景でした。
9:40の開演時間には、入場門前に長蛇の列が伸びていました。本日の来場者数は大台を超えて、2,369人に達しました。昨日の来場者数と併せて、開催期間中2,919人と、じつに大勢のみなさまに来場していただきました。
文芸同好会は、今年も高座を設けて古典落語を上演しました。和服の出で立ちで出囃子に乗っての登場は本格的で、見事な話しぶりは、素人芸の域をはるかに超える名演でした。演目は「疝気(センヶ)の虫」。医者が夢の中で、病気の原因となる疝気の虫を捕まえ、その弱点を聞き出す、という滑稽話でした。
今年は、異種ジャンルをクロスオーバーするコラボ企画が目白押しでした。フラワーアレンジメント部と箏曲部のタッグでは、活花と琴の音色が同時に楽しめる、贅沢な空間を演出しました。屋外ステージでは、美術部と書道部がそれぞれ和太鼓部と共演。和太鼓部が全力で演奏するのと同時進行で、美術部はアクションペイントで創作パフォーマンスを披露。書道部も力強く太い筆を操り、達者な筆裁きでメッセージ性の高い作品を仕上げました。
屋外ステージ、プログラムの最後を飾ったのは、吹奏楽部にチアリーディング部と硬式野球部が加わった、野球応援メドレーでした。「かっ飛ばせー木総!」とこだまする掛け声、チアリーダ達と野球部員達の息の合った振り付け。何もかもが夏のスタジアムを彷彿させる、全力パフォーマンスで文化祭の幕が閉じました。
今年度の「真心祭 文化の部」は、大変盛況のうちに終了することができました。3,000人に迫る来場者を迎え、無事終了できたのは、ひとえに来場されたみなさまの、ご理解とご協力の賜だと感じております。
今後も、地域のみなさまとの繋がりを深めながら、誰もが楽しめる、安全・安心な文化祭を心がけて参ります。来場されたみなさまに感謝しております。誠に有り難う御座いました。
文化祭 ~1日目~
いよいよ、令和7年度文化祭、『第23回 真心祭 文化の部』の幕開けを迎えることとなりました。真夏日再来の晴天となり、校舎内には、汗だくで動き回る生徒たちの姿がありました。
今年度は、クラス企画55、文化部・同好会の発表・展示が25、選択授業等による発表・展示が7、合計87の企画が、教室や体育館、屋外ステージで、旺盛な活動を展開しました。クラス企画では、射的やボーリング等のアトラクション系。禁が解けて、取り組むクラスが急増したお化け屋敷などが目立ちました。1年生では、演劇にチャレンジしたクラスがありました。クラスの総力を結集した熱演は、千客万来の公演となりました。
至誠館では、シミズオクト提供の音響機器が威力を発揮し、重低音が轟くバンド演奏で観衆総立ちのステージとなりました。
生徒たちのたぎるエネルギーの震源地となる屋外ステージでは、ダンス部がめくるめくパフォーマンスを繰り広げ、本校最大のビッグバンド、吹奏楽部が魅惑の演奏を届けました。和太鼓部と演劇部が異色のコラボを組みました。和太鼓による迫力の演奏を背景に、演劇部が殺陣(たて)の演技を披露。初のコラボは、名場面の連続となり、迫真の斬り合いが観客を沸かせました。合唱同好会はたった二人で歌唱を披露。青空に澄み渡る歌声に、観衆は魅了されました。
3年生の模擬店は、順調に売り上げを伸ばし、ほとんどのクラスが終了時刻を前にSOLD-OUTとなりました。
本日は、生徒のご家族限定の公開日となり、およそ680名の来場者がありました。週末となる明日は一般公開され、事前予約された方は、2,000名を超えています。大勢のみなさまの来場に、生徒一同心を躍らせております。
文化祭準備 ~最終日~
本日、文化祭準備期間の最終日を迎えます。明日からいよいよ2日間の日程で、文化祭が開催されます。
クラス企画の準備も大分進みました。最後の文化祭となる3年生は、全クラスが模擬店を開き、来場者に飲食物を提供します。多くのクラスが調理の練習を兼ねて、試作品を作り始めると、廊下に美味しい臭いが立ち込めます。隣のクラスの人にも味見をしてもらい、最後まで試行錯誤を繰り返し、本番に備えます。
模擬店では、26日(金)の支払いは現金のみ。27日(土)は、auPAYか本校が発行する金券での支払いとなります。3年生のクラス代表と担任が昼休みに集まり、生徒会担当の吉田先生から、支払方法をレクチャーしてもらいました。
放課後には、設置されたばかりのステージで音響のチェックを兼ね、各団体が入れ替わり立ち替わりリハーサルを実施。
下校時刻の18:00には多くのクラスが企画準備を終えているようです。ギリギリまで作業を続けるクラスがちらほら。日没が迫ります。
ステージ設置
昨日から2日間にわたり、ステージ設置作業が行われました。お馴染みのシミズオクトのみなさんが多くの機材を搬入し、びくともしない頑丈な骨組みを組み上げていきました。今年は、至真殿大階段下の屋外ステージに加えて、至誠館内にもステージ(7×5.6㍍)が設けられました。就職指導部が主催する、インターンシップに参加してくれた有志22名の生徒たちが、作業のお手伝いをしました。
作業手順の確認やケガを防ぐため、生徒たちは事前に詳しく説明を受けます。安全面では万全を期して、白いヘルメットにつま先を覆うトウガードをお借りして作業にあたります。
シミズオクトからは、延べおよそ70名のスタッフの方々に来校していただきました。作業着のベルトにたくさんの工具をぶら下げ、いかにもガテン系のみなさんです。10名を超える女性スタッフのなかには、本校卒業生高石琉々さんの姿がありました。ベテランスタッフと肩を並べ、颯爽とした作業振りを見せてくれました。
屋外ステージの後方に巨大コンテナが横付けされると両側の壁が開き、何と!驚きの可動ステージが姿を現しました。横幅9.74㍍、奥行7.31㍍、高さ5.5㍍。風速50㍍の強風に耐える性能があるそうです。さらに、可動ステージの両翼それぞれに3㍍超の拡張域があり、全体では横幅はおよそ16㍍、奥行14㍍。コンサート会場もかくや、と思わせる堂々のステージが出来上がりました。
太田門から上がる坂の上には入場門がそびえ、来場者を迎い入れる準備も完璧です。プロの技術とノウハウが、キラリと光る文化祭になります。インターンシップ参加生徒には、木更津名物BBQ弁当のオマケつき。秋の澄んだ青空の下で、最高のお昼を満喫しました。
文化祭準備2日目
お揃いの文化祭Tシャツ・ポロシャツは、クラス団結の証です。文化祭準備期間2日目を迎え、傍目から見ると、順調に準備が進んでいるように見えます。早くも、屋外ステージと入場門ができあがり、キャンパス内が文化祭らしい雰囲気に変わってきました。
文化祭準備は、午前中はクラス企画に取り組み、午後からクラスの準備と並行して、部活・同好会の企画に取り組んでいます。
雑多な備品で床が埋め尽くされていたり、机を重ねて壁を築いたり、教室内は大改造を伴う模様替えでごった返している様子です。
絵の具や両面テープ、景品の駄菓子などを買い出しに行く生徒たちは、教室から新たな指示が出されて、あちらこちらの商店を奔走します。
あっという間に放課後に突入し、下校時刻間際まで作業を続けるクラスが散見されました。本当に作業が遅れているクラスもあれば、仲間と一緒にいる時間を楽しんでいる生徒たちもいるようです。
明日は、準備期間最終日です。万端を整え本番を迎えられるよう、頑張りましょう!
文化祭開会式
令和7年度文化祭、『第23回 真心祭 文化の部』が、9月26日(金)、27日(土)に開催されます。本日より本校は、文化祭準備期間に入ります。全生徒が至真殿に集合し、開会式が催されました。
文化祭実行委員長、3年生の小松悠稀くんは、「この文化祭をより良いものにしたいと思っています。生徒全員が楽しめる文化祭となるよう、みんなで頑張りましょう。3年生は特に最後の文化祭になります。悔いを残さないよう、全力で取り組みましょう」と力強いことばで、会場に集まる生徒たちに訴えました。
生徒会長の沖くんからは、「今日から文化祭に向けて、準備が始まります。各クラスで互いの絆を深められる、よい行事にしていきましょう」と挨拶のことばを述べました。さらに、文化祭で企画発表を行う、全クラス、全参加団体に、「文化祭PR動画」への画像の提供を求めました。昨年と同様、生徒会Instagramにて発信されます。
学校長は、「今日から3日間の準備期間、そして2日間の文化祭開催となります。この期間は、しっかりと各自の役割を果たし、責任感を持って準備に励み、本番に臨んでください。この5日間は、みなさんが大きく成長する時間となります。そして、大いに文化祭を楽しんでください。特に、3年生は高校生活最後の文化祭となります。目一杯楽しんでください。また、多くのお客様が来校します。自分たちが楽しむだけでなく、他校の中高校生、みなさんのご家族や地域の方々から、本校の文化祭は素晴らしい、と言ってもらえるように、おもてなしの心を持ってお迎えしましょう」と呼びかけました。
最後に、今年度文化祭ポスターを手掛けた生徒2名が登壇。学校長より表彰されました。
最優秀賞は、谷本芽依さん、優秀賞は、梅田美邦さんでした。最優秀賞作品は今年度文化祭の「顔」となって、街頭ポスターやホームページに掲載されています。
初戦突破 ~硬式野球部~
『第78回 秋季千葉県大会』において、本校野球部は初戦(第2回戦)に勝利しました。延長タイブレークの末、3時間半に及ぶ激戦を制しました。
初回に3点を先制される波乱の幕開けとなりました。二回にも2点を追加され、1-5で迎えた四回の攻撃では、無死一、二塁の場面で石谷がバスターで1点を返し、宗形が左中間への一打で2点、長瀬、緒方、磯ヶ谷と連打が続き、一挙に5点を獲得し逆転に成功しました。
勢いに乗る千葉経済大学付属高校は、五回に同点に追いつき、六回に3点を勝ち越し、再逆転に成功しました。
しかし、本校も反撃に転じ、吉澤がセンター深くに三塁打を放つなどして、八回までに9-9と同点に追いつき、延長タイブレークに突入する展開となしました。十回、互いに1点ずつを追加して迎えた十一回表の攻撃、本校は長瀬の一打と四死球で3点を勝ち越しました。
裏の守備では2失点し、1点差に迫るピンチとなりましたが、辛くも逃げ切り、初陣を勝利で飾ることができました。
オープンキャンパス開催
本日、中学3年生を対象にしたオープンキャンパスが開催されました。昨年度を大きく上回る参加者をお迎えすることができました。
オープンキャンパスは、9:00a.m.より開催。前半は、至真殿にて本校の概要が説明されました。後半は、会場を校舎に移しミニ授業と部活動体験・施設見学が行われました。
至真殿で行われた説明会では、中学生とその保護者のみなさまを前にして、学校長が挨拶をいたしました。最初に、今年開校23年を迎える本校の沿革を紹介。続いて、進路選択に関しては、「いよいよ進学先となる高校を、本格的に選ぶ時期を迎えます。自分の夢や目標を実現できる学校を選択できることが理想ですが、中学3年生の段階では、自分の将来を決めることは難しいかもしれません。高校こそが、将来の夢や目標を見つけ出す場所なのです」と、高校が将来につながる、重要なステップであることを強調しました。
①様々な分野の勉強に取り組む。②いろいろな経験をする。③多くの人と出会って交流をする。3年間の高校生活で以上のことを行えば、より良い将来像を描く広い視野が得られる、と説きました。そして、10のコースから自分に必要な学習分野を選べること、活発な部活動・同好会、規模の大きな学校行事、充実した施設、2,100人を超える多様な生徒が集うことなど、他校では得がたい理想的な環境が、本校に整っていることを伝えました。
続いて、竹内教頭が入学試験について解説しました。合格の基準、検定試験や部活動での実績等合否判定で優遇される要件、特待生制度などについて、詳しく説明しました。
その後、中学生と保護者のみなさまは学校紹介動画を視聴。和太鼓部、ダンス部、吹奏楽部、チアリーディング部が歓迎パフォーマンスを披露し、前半の説明会を終えました。
後半では、参加者は校舎に移動し、コースごとに設定された教室に入りました。各授業担当者が、カリキュラム等それぞれのコースを詳しく紹介しました。実際に授業を受けていただくことで、中学生にも保護者の方にも、それぞれのコースでどの様なことを学ぶのか、体験していただきました。多くの部活動・同好会の協力を得て、部活動体験・施設見学が盛況に行われました。8月の体験入学と同様、生徒会役員の生徒たちも、受付や誘導、校内見学ツアーと大活躍でした。放送部提供のDJが秀逸でした。素敵な選曲に加え軽妙なトークが、オープンキャンパス終了時に彩りを添えてくれました。
校内英語スピーチコンテスト
9月16日(火)、真板幸男記念館で英語スピーチコンテストが開催されました。
スピーチコンテストは、2部門に分かれ、暗唱部門(Recitation Division )に1名、スピーチ部門( Speech Division )に18名、計19名の生徒が参加しました。日頃から本校で英会話を担当している、マッキンレー先生とパチェット先生の二人が審査員を務めました。
参加者は、夏休み中に何度も登校を繰り返し、語学コース長の宮越先生から指導を受け、スピーチ原稿の作文と、発音や発表の練習に取り組みました。
暗唱部門に挑んだ生徒は、課題の英文をしっかり暗記し、聞き手に視線を向けて、完成度の高い堂々のパフォーマンスを披露しました。
スピーチ部門で読みあげられた英文は、生徒たちの実体験に基づいて書かれたものです。音楽との出会い、将来に向けての夢など、高校生らしい内容が多く語られました。海外で生まれ、ことばや文化の壁を乗り越えてきた体験を語る生徒がいました。多くの仲間と普通に過ごしているいまの姿からは、想像しがたい経験をしてきたことが伝わりました。自分を支えてくれた家族や友だちに感謝の気持ちを述べることばには感銘を受けました。
発音や流ちょうさといった、英語としての出来ばえは様々でしたが、聞き手を前にして、勇気を出して発表をする姿へ、会場から惜しみない拍手が送られました。
新役員選出 ~生徒会~
8月28日に行われた、生徒会役員選挙を経て、新しい生徒会本部役員が選出されました。本日講義室4に、現役員と新役員が集まり、学校長立ち会いの下、就任式が執り行われました。
例年生徒会選挙は12月に実施されてきましたが、現役員の発案により、今年度は3ヶ月前倒しで行われました。その狙いは?
従前とは異なり、このタイミングで新旧の交代は行わず、ここから3ヶ月間、互いに協力し合って役員業務を進めることになります。秋は、本校の二大行事である文化祭と体育祭が開かれる、本部役員にとって山場となる季節です。新旧役員の活動期間が重なることで、現役員は新役員を手厚くサポートしながら、生徒会活動のノウハウを伝えることができる、という妙案です。
学校長は、「12月の引退までは、これまでと変わらぬ活動を続けながら、新役員を見守ってあげてください」ということばに続けて、現役員のこれまでの活躍を賞賛しました。新役員へは、「これからは、みなさんが本校生徒会の核となって活動を始めることになります。校内での活動はもちろんですが、対外的な場でも、本校の顔となって行動することになります。それをしっかりと自覚してください」と、激励のことばを送りました。
立会演説会
始業式を終えると、生徒会本部役員を決める立会演説会が行われました。立会演説会は、現生徒会本部役員の主導で進行しました。生徒全員に配られた立候補者一覧表では、立候補者の氏名とともに各人の決意表明が確認できました。
学校長からは、「全生徒一人ひとりが生徒会の構成委員です。選挙で選ばれる役員は代表となって、みなさんの学校生活をより充実した楽しいものにするために様々な企画を立て、それを実現するために奔走してくれます。是非みなさんの思いを託し、真剣に考えて投票に臨んでほしいと思います」と生徒達に訴えました。
生徒会長の沖くんから、生徒会選挙について「各立候補者の演説や投票方法の説明をしっかり聴いて投票してください。真剣な気持ちで、みなさんの一票を入れてほしいと思います」ということばが伝えられました。
選挙管理委員長、佐藤くんからも「全員が真剣な気持ちで立候補しています。これから行われる演説にしっかりと耳を傾けてください」と投票に向けた注意が伝えられました。
立候補者13名は明瞭なことばで、学校への思いや取り組もうとする施策、胸に秘めていた固い決意を、全生徒へ伝えました。
投票は、ホームルーム教室に戻ってから、Classiを通じて行われました。選挙結果と新役員の発表は、9月5日に行われます。
始業式
夏休みを終え、本日より登校を再開した生徒たちが至真殿に集まり、始業式が催されました。
吹奏楽部の演奏に合わせ、全生徒による校歌が斉唱されました。
最初に硬式野球部主将本島くんから、今夏の千葉大会での応援について感謝の気持ちを伝える挨拶がありました。「みなさんの熱い声援に支えられながら、夏の大会に臨みました。不本意な結果ではありましたが、みなさんの大きな声援のもと全力で戦い抜くことができました。後輩達がさらに強いチームを作ってくれること思います。これからも声援を送ってくださることを望んでいます。
暑いなか球場までお越しくださった生徒のみなさんには心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」と伝えると、会場から温かい拍手が送られました。丁寧に語る姿からは、真摯な気持ちが伝わりました。
学校長は、「長い夏休みが終わり、今日から学校が再開になります。この夏休みに高校生にしかできない経験をすることができたのであれば、何よりのことだと思います。夏休み中には、クラブ活動に取り組む人、進路開拓のため勉強する人達が大勢学校に登校していました。各自の目標達成のために大変真剣な目つきで頑張っていました。
また、多くの部活動が、輝かしい戦績を達成しています。インターハイを始め、全国という舞台で本校のユニホームを着て大活躍をしてくれたことを、本当に誇らしく思います。
8月末から12月まで、長い学校生活が始まることになります。3年生は各自の進路にむけて本格的に動き始めます。これからのみなさんの将来を決定する大切な期間です。時間を無駄にせず過ごしてほしいと思います。
1年生、2年生は進路の話はまだ早いかもしれませんが、9月末に文化祭、10月末に体育祭が予定されています。どちらも十分楽しんでほしいと思いますが、本校では、学校行事は生徒達が成長する、貴重な教育的機会だと考えています。準備期間から当日まで、しっかりと自分の役割に責任を持ち、万全の体制で本番を迎えられるよう、準備に取り組んでください」と伝えました。
最後に、「挨拶をする」「服装を正す」「遅刻・欠席をしない」「授業に真剣に取り組む」「清掃の徹底」、5つの『学校長要望事項』を確認しました。
表彰
始業式に先立ち、生徒たちの活躍を顕彰する表彰が行われました。次にお伝えいたします。
【水泳部】
〇千葉県高等学校選手権水泳競技大会
竹田壮汰 男子100㍍バタフライ3位
【スポーツクライミング】
〇IFSCクライミング ユースワールドチャンピオンシップ(開催地ヘルシンキ)
〇IFSCクライミング ユースアジアチャンピオンシップ(開催地中国)
齋藤蒼太 3位(両大会とも)
※アジアチャンピオンシップでは、日本新記録を達成!
【吹奏楽部】
〇千葉県吹奏楽コンクール
高校生の部ジュニア部門 優良賞
高校生の部A部門 金賞、本選大会出場
【バスケットボール部】
〇内房高等学校バスケットボール選手権大会
女子 3位
優秀選手 西村怜南
【陸上競技部】
〇関東陸上競技選手権大会
金子颯希 男子200㍍ 6位
【剣道部】
〇全国桜門旗争奪剣道大会
女子の部 3位
〇若潮旗争奪全国高校剣道大会
女子の部 3位
女子の部 優秀選手賞 芝山夏希
〇振武旗争奪剣道大会
男子 3位
女子 準優勝
【柔道部】
〇金鷲旗高校柔道大会
男子団体 3位
優秀選手 三木清夢
〇全国高等学校総合体育大会 柔道競技
男子団体 3位
女子団体 5位
男子66㎏級 3位 濵田遥樹
女子78㎏級 5位 石塚 凜
〇千葉県私立高等学校柔道大会
団体戦一部 優勝
男子60㎏級 優勝 高橋飛輝
3位 光武 鷲
男子66㎏級 優勝 辻 慈吾
準優勝 津本拳汰
男子73㎏級 優勝 新井瑠心
3位 肥後遙斗、根元瑛太
男子81㎏級 優勝 柴田 晃
準優勝 藤川篤希
男子無差別級 優勝 青栁周弥
準優勝 瀧本奨太
3位 原田力輝、石村凜太朗
海外研修報告会
引率の米本先生に先導され、参加者20名が登壇し、7月に行われたベトナム、ダナン市で行われた海外研修についての報告が行われました。ダナン市での本校の研修は、令和元年7月に木更津市がダナン市と友好協力関係を結んだことから、昨年度に第1回目が行われ、今年が2回目の訪問となりました。
参加者を代表して2年生の新井さんが報告をしてくれました。ダナン大聖堂ほか、景勝地での観光、ダイワ精工ダナン工場への見学、少数民族との交流、現地大学生とのホイヤン散策と共同のプレゼンテーション等を振り返り、「私たちは実際にベトナムの地に降り立ち、現地の景色を自分の目で見て、気候や雰囲気を肌で感じながら、多くのことを経験しました。もちろん日本との文化の違いに気づいたりその地域人々の暮らしなどを垣間見たりしましたが、何よりも海外においての自分たちの役割や日本人としての過ごし方について多くのことを学べたと思います。この研修での経験は、私たちが将来どのように海外の人々と関わっていくのかを考える、大きな糧となりました」と、参加者全員がベトナムの地で過ごした得がたい経験について話してくれました。
本校HP新着情報には、米本先生と新井さんがレポートをしてくれた現地の詳報が掲載されています。さらに文化祭ではESS部のブースでさらに詳しい報告が行われる予定です。
高校生クイズ全国大会出場! ~クイズ研究同好会~
本校クイズ研究同好会が、「第45回 全国高等学校クイズ選手権」に出場しました。全国大会出場は、2度目の快挙!大会の様子は、9月9日(火)20時より日本テレビ系で放送されます。
6月に行われた「全国一斉スマホ予選会」には、全国から約5,000校が参戦。本校クイズ研究同好会の精鋭、女子生徒3名が日頃の努力の成果を存分に発揮し、見事全国大会への出場を勝ち取りました。今大会では全国の代表42校が覇を争い、熱戦を繰り広げます。
生徒たちの挑戦へ、温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
体験入学 ~3日目~
最終日となった本日は、中学生は546名、保護者241名の参加者がありました。3日間での総参加人数は、昨年を360余名上回る数となりました。多数のご参加、ありがとうございました。
来年度から、『グローバルスタディーズコース』が新設されます。体験授業では、ニュージーランド出身のデーモン先生とコース長の宮越先生が、PCを使用して授業を展開。伝えられた様々な英語表現から英単語を推測します。英語でのリスニング、情報処理、語彙の育成を図ります。クロスワードやクイズ形式を取り入れた、楽しい授業になりました。
『特別進学コース』では、日本の文化財に焦点を当てた授業が行われました。旧石器時代から古墳時代、大陸文化の影響を受けた飛鳥、白鳳、天平文化。公家の文化から次第に武家文化へ移行する鎌倉まで、時代を追ってそれぞれの特徴が紹介されました。担当教員が所蔵する縄文土器や磨製石器の実物が登場し、生徒もご参観の保護者も興味津々でした。
『スポーツコース』の授業では、スポーツの役割について解説されました。身体的、精神的、社会的な側面からスポーツを捉え、高校生として取り組むスポーツについて考察しました。
競技する、団結する、応援する、観戦するなど、関わるフェーズは多岐にわたります。また、体力の増進、健康維持等、スポーツには年齢層に応じた関わり方があります。
『情報ビジネスコース』では、「ソフトウェアの開発」、「情報システムのプログラミング」、「コンテンツの制作と発信」といった、同コースで取り組む学習内容が紹介されました。簿記検定や情報処理検定などの資格を、高校在学中に取得することができます。
『保育・幼児教育コース』では、楽しそうな雰囲気が伝わる画像を見ながら、附属幼稚園での保育実習の様子が紹介されました。遊びは、子どもの成長に欠かせない大切な要素です。玩具は幼児教育に大きなウエイトを占めます。動くもの、カラフルなものが小さな子どもの関心を引きつけます。授業ではその要件を満たす、かざぐるまを作成しました。
『医療・看護コース』では、理学療法士、歯科衛生士、臨床検査技師ほか、多くの医療系職業に触れ、コースでの学習内容を紹介しました。医療看護系の大学・専門学校、医療技術者養成学校はどこも難関です。さらに国家試験が課される資格が多数あります。前半のガイダンスに続いて、後半は過去問題を使って出題傾向と解法の解説が行われました。
『生活科学コース』では、調理技術検定と被服製作技術検定の取得が目標です。本日の体験授業では、ミシンを使ってエコバッグの製作にチャレンジしました。
『美術コース』では、表現する楽しさを学び、創造する力を養います。きょうは「与えられたモチーフからイメージを描く」という課題が提示されました。全員が絵筆を握って真剣に取り組みました。
校内見学・部活動体験は、大変充実しました。運動部は普段と変わらない、ガチな練習を公開しました。中学生達は、レベルの違うパフォーマンスに羨望の眼差しを向けていました。文化部、同好会は、動画を作成したり参加型の体験ができるようしたり、たくさん工夫をしてくれました。準備にかなりの時間を費やした団体もありました。
下校時には、放送部による番組の提供がありました。綺麗な声でのトークとすてきな選曲は、まるでFM放送でも聞くようでした。
生徒会も大活躍でした。校内の随所で案内役を務め、1日2回の「見学ツアー」は好評で毎回多くの保護者がツアーに参加しました。適切な言葉遣いに明瞭な発声、なかなかのガイドぶりでした。
今年度の体験入学には、多くの中学生、保護者のみなさまに参加していただきました。事前のお申し込みが多数あり、十分なご対応ができるのか心配もありましたが、みなさまのご協力のお陰で、3日間滞りなく無事終了することができました。まことにありがとうございました。
例年にも勝る、厳しい残暑が続いておりますが、みなさまにはご自愛専一のほどお祈り申し上げます。
体験入学 ~2日目~
本日の体験入学は、中学生が752名、保護者432名の参加者がありました。日曜日ということもあり、特に保護者の参加人数が予定数を大きく上回りました。
大勢の中学生たちが、「おはようございます!」と元気よく登校してきました。校舎の大きさに戸惑い、なかなか自分のホームルーム(HR)教室を見つけられない生徒が目立ちました。昨日と同じように朝のHRで、担当教員から日程説明を受け、学校説明動画を視聴しました。
HRを終え、1時間目と2時間目は、教室で体験授業を受けるか、教室を出て校内見学・部活動体験に出かけます。
総合コースの英語の授業では、電子黒板に①Learn about the language.と書かれ、語彙と文法について学ぼう、と呼びかけています。続いて②Use the language.と書かれ、担当の先生は、語学の勉強はListening, Speaking, Reading, Writingをバランスよく練習し、実際に使ってみることが上達の秘訣です、と説いていました。
総合コースの社会の授業では、「日本国憲法の基本的な性格」について学びました。国民主権・平和主義・基本的人権の尊重の三大原則が鍵です。
総合コースの古典では、「平安時代はどんな時代だったのか?」。京都や十二単に代表される、おっとりとした貴族文化のイメージとはうらはらに、意外といくさや争いごとが多かったそうです。生徒たちは積極的に手を上げて、活発な授業になりました。
進学コースの社会は、「アメリカ合衆国の領土拡大」がテーマでした。1775年の独立戦争後、19世紀のアメリカは、フロンティアを求めて、西方へ漸進します。対メキシコ戦争(1846)、ゴールドラッシュ(1849)、南北戦争(1861~65)など、大変な出来事が目白押しでした。黒船を出して(1853)日本に開国を迫る余裕があったんですね?
施設見学と部活動体験も、大変盛況でした。熱中症警戒アラートが鳴り止まない猛暑のなか、屋外競技は過酷な環境で練習が続いていました。一方、至真殿、青雲館、至誠館では、エアコンの効果は絶大でした。もはや体育館の冷房は贅沢ではなく、必需品です。
観音まつり ~吹奏楽部・和太鼓部~
本日、本校吹奏楽部と和太鼓部が、木更津市の「第45回 観音まつり」に出演しました。元気いっぱいの演奏に、来場者からたくさんの拍手をいただきました。
今年も木更津駅東口の商店街が主催する、観音まつりが開催されました。多くの屋台が出店し、夏祭りらしい、大勢の人出で賑わいました。地元ヒーローが登場するステージやゆるキャラショー、ビンゴ大会などが催されるイベントに、本校吹奏楽部と和太鼓部が出演し、演奏を披露しました。
16:20より、吹奏楽部が登場。楽しいダンスを交えた『YMCA』、懐かしい昭和歌謡『学生時代』には、ボーカルがソロで歌唱。軽快な『夏祭り』、最後は吹奏楽曲の定番『宝島』が演奏されました。アンコールに応えてお届けした、野球応援メドレーは、千葉県大会での応援を彷彿させる名演奏となりました。男子2名が、巧みなトークで会場をわかせ、堂に入ったMCをしてくれました。
16:40からは和太鼓部の登場となりました。お送りした曲は、2曲。部員たちの仲睦まじい様子を曲にした『睦(ムツミ)』。『桜宴華(オウエンカ)』は、桜舞う出会いと別れの季節、ともに歩んだ仲間とともに宴を催す様子を表現したものです。激しいくリズムを刻む太鼓の大音響、賑やかさを演出する鈴と鉦、笛の音は凜とした旋律を奏でてくれました。会場を乱舞しながらの演奏が、夏祭りの雰囲気を大いに盛り上げてくれました。
体験入学 ~1日目~
本日23日(土)より25日(月)までの3日間、夏休み恒例の、中学3年生を対象にした体験入学が実施されます。初日のきょうは、中学生746名、保護者376名の参加がありました。
受付を済ませた中学生たちは、振り分けられたホームルーム(HR)教室で、学校紹介動画を視聴しました。動画では、学校長が「本校で、『真心教育』という建学精神の下、みなさんの心と身体を大きく成長させてみませんか?」との問いかけに続いて、在校生たちが趣向を凝らして、本校独自のコース制*1、他所では見られない規模の大きな学校行事、多様で盛んな部活動・同好会*2、その他諸々についてフリートークを交えて楽しく紹介してくれました。
朝のHRを終えると、中学生たちは2グループに分かれ、一方のグループは各自が希望するコースでの体験授業を受け、もう一方のグループは校内を散策する形で部活動・同好会を見学します。それぞれのグループは、1時間目と2時間目に入れ替わります。
保護者のみなさまには、9:00より至誠館で行われる「保護者対象説明会」に参加していただきました。説明会を終えると、中学生と一緒に2時間目の体験授業と部活動を参観していただきました。
保護者対象説明会では、学校長から本校の特色や入試の詳細、進学指導部・就職指導部の各部長から高校卒業後の進路についてのガイダンスを聴いていただきました。
学校長は、まず本校の教育の根幹である「真心教育」に触れ、私立学校である本校は確固たる教育理念・教育方針が礎にあるからこそ、独自の教育を提供し、教職員が高い意欲を維持して生徒の指導に当たっていることを強調しました。
本校の教育内容の要となる「コース制」については、生徒一人ひとりの関心や要望、進路にふさわしい授業内容を選べるばかりでなく、他コース科目であっても必要と思われる授業を横断的に選択ができる「総合選択制」についても説明を加えました。
2日間にわたって行われる文化祭・体育祭、4泊5日の修学旅行、活発な部活動・同好会、野球応援などの課外活動は、本校においての学校生活を大きく特色付けるものです。
さらに学費については、来年度から改定される就学支援金によって、公立・私立高校間の費用の差が劇的に縮まること。また、本校の特待生制度では、来年度より2年生・3年生に進級するタイミングで一定額の支援金が支給される「特待生S」が新たに設けられることを発表しました。
進学指導部、竹下部長からは進学全般に関わる情報が伝えられました。昨年度の現役合格率は、98.1%。併設校入試の紹介や指定校推薦での進学実績の報告がありました。
生徒への日常の指導については、大学や専門学校から外部講師を招いたガイダンス、個別の小論文指導をはじめとする、特別進学ゼミナールや放課後講座、ICTを活用した課題配信。スタディーサプリでは、基礎学力から大学進学までをカバーする講義を視聴できることなど、生徒のニーズに応じた多岐にわたるアプローチが設けられていることを伝えました。
就職指導部からは、10年連続で「内定率100%」と伝えられました。しかし、寺岡部長が強く訴えるのは、内定率の高さばかりでなく「長く働ける生徒」の育成です。職種や職場とのミスマッチを極力なくすため、生徒と向き合い、本人の意向や希望を丁寧に聴き、指導に反映します。また、企業、自衛官、警察官、美容室ほか、様々な現場で働く方を招いてのガイダンスに加え、インターンシップでの職種体験などを経て、生徒たちは在学中に「社会で働くこと」に具体的なイメージを膨らませます。また、併設校である清和大学とタイアップした公務員採用試験に向けた対策講座についての紹介もありました。
体験入学で用意されていることは多岐にわたるため、2日目、3日目と、順を追ってご紹介いたします。
本日は、暑い中でのご参加、本当にありがとうございました。
*1「特別進学コース」「進学コース」「総合コース」「スポーツコース」「情報ビジネスコース」 「保育・幼児教育コース」「医療・看護コース」「生活科学コース」「グローバルスタディーズコース」「美術コース」の10コース
*2 運動部16、文化部17、同好会10の計43団体
関東大会出場 ~和太鼓部~
本校和太鼓部が、『第15回 関東地区高等学校和太鼓選手権』に出場しました。
同選手権は、8月21日に神奈川県海老名市民会館で行われました。関東地区より各県代表校16校が参加し、和太鼓の妙技を競いました。
本校和太鼓部は、桜舞う出会いと別れの季節をイメージして作られたオリジナル曲、『桜宴華(オウエンカ)』を披露して同選手権に挑み、銅賞を受賞しました。
(競技中の撮影には規制があり、掲載写真はリハーサル中のものです。)
マリーンズ夏祭りに出演 ~和太鼓部~
本校和太鼓部が、8月20日に行われた『マリーンズ夏祭り』に出演し、力いっぱい演奏を披露しました。
この日のZOZOマリンスタジアムでは、ロッテVS.楽天の試合が行われるので、夏祭りの会場は、多くの来場者で賑わいました。球場の外周に組まれた祭りやぐらからの演奏は、試合前の雰囲気を大いに盛り上げるものとなりました。
お届けした楽曲は以下の通りです。6曲目の『潮合い』は新曲で、イベント初披露となりました。
16:00 祭り、奏音(かなた)
16:30 陸(むつみ)、桜宴華(おうえんか)軽装備バージョン
17:00 楽(らく)、潮合い(しおあい)
17:30 秩父屋台囃子(ちちぶやたいばやし)、桜宴華(おうえんか)据え置きバージョン
大観衆に囲まれたなかでの演奏は、エネルギー全開のパフォーマンスとなり、広い会場に轟き渡りました。
かがわ総文祭出場 ~和太鼓部~
本校和太鼓部が香川県で開催された、『第49回 全国高等学校総合文化祭 かがわ総文祭』郷土芸能専門部和太鼓部門に出場。自慢の腕前を披露しました。
全国高等学校総合文化祭は「文化部の甲子園」といわれる大会で、毎年各都道府県の代表校が出場し、各分野での作品や技能において、日頃の活動で培われた創造性や表現力を競います。
本校出場時のステージでは、手芸部制作の布地に書道部が演奏曲のタイトルと歌詞を書き入れた横断幕を背に、笑顔あふれる演奏を披露しました。
全国大会の大舞台にひるむことなく、堂々の演奏を繰り広げました。元気いっぱいのパフォーマンスは好評を博し、会場から大きな拍手をいただきました。
本選出場決定 ~吹奏楽部~
本校吹奏楽部は、8月2日(土)に千葉県文化会館で行われた『第67回千葉県吹奏楽コンクール』に出場。高等学校A部門予選2組を勝ち抜き、本選出場を決めました。
高等学校A部門では、出場校は四つの課題曲からの1曲と各学校が選曲した自由曲1曲を演奏する部門で、奏者は最大55人という規定が設けられています。特に千葉県の高等学校A部門は、全国的にも激戦区と言われています。
課題曲Ⅲ、伊藤士恩作曲のマーチ「メモリーズ・リフレイン」に続いて、自由曲では保科洋作曲の「復興」(2015年改訂版)を演奏し、数年ぶりに金賞を受賞。併せて、9日(土)に同会場で行われる本選大会への出場権を獲得しました。強豪校が名を連ねる本選を突破することは極めて狭き門ではありますが、勝ち抜けば9月に行われる東関東吹奏楽コンクールへと駒を進めることができます。
顧問の先生方より、次のご挨拶をいただいています。
「予選を終えてから本選までは1週間という短い期間ではありますが、より精度の高い演奏ができるよう、部員一同一丸となって練習に取り組んでまいります。また、今大会でこのような結果をいただけたことは、部員たちの努力もさることながら、日頃から私たちの活動を支えていただいている保護者の皆様、本校教職員の先生方、外部講師の先生方、地域の方々…たくさんの方々のお陰でございます。心より御礼申し上げます。今後とも木更津総合高等学校吹奏楽部をどうぞよろしくお願いいたします」。強い意気込みが伝わります。
※吹奏楽コンクールでの演奏中の撮影は固く禁じられています。その為、7月13日(日)に君津市民文化ホールで行われた、安房・上総地区吹奏楽祭での画像を代わりに掲載しております。
インターハイ結果報告 ~陸上競技部~
『2025全国高校総体(インターハイ)』が7/25〜29の5日間広島ホットスタッフフィールドにて行われました。本校陸上競技部の活躍をお知らせいたします。
今年のインターハイはWBGT(熱中症の危険度を評価するための指標)が影響し、タイムレース決勝となったり、フィールドが2ラウンドしか設けられなかったり、かなり選手の負担が大きい試合となりました。
満足のいく結果が出た人、そうでなかった人様々でしたが、この全国の大舞台に立つことは人生においてかなり大きな意味を持つことと思います。また、全国に木更津総合の名を轟かせてくれました。お疲れ様でした。
大会の結果は以下の通りとなります。応援ありがとうございました。
【結果】
〇男子棒高跳
畠山優翔(2年)
予選NM(記録なし)
〇男子ハンマー投
山﨑大悟(3年)
予選53m55(自己新記録) 予選敗退
〇女子ハンマー投
鈴木瑠華(3年)
決勝NM(記録なし)
〇男子4×100mR
北島凜空(2年)、生貝奏人(3年)
小松悠稀(3年)、金子颯希(3年)
予選40秒47(木更津総合新記録)
決勝40秒38(木更津総合新記録)
全体10位
〇男子100m
生貝奏人(3年)
予選10秒82(-1.4) 予選敗退
〇男子200m
金子颯希(3年)
予選21秒70(+0.1) 予選敗退
ベトナム語学研修 ~現地レポート・最終日~
本日は研修を締めくくる最高の1日でした。
これまでの疲れも溜まっているため、ホテルのチェックアウトをお昼の12時にしました。
疲れた生徒はここでゆっくりと休み、体力の余っているものはホテルのプールを存分に楽しみました。12時30分、無事にすべての部屋のチェックアウトを終え、最後にダナン三日月の責任者の方に、5日間お世話になったお礼のご挨拶をしました。その際、「ベトナムに限らず、どの国に行ってもそこで見えてくるものは1回目と2回目では全く違います。だから1回だけではなく、2回3回と渡航したうえでその国を理解する国際人になってほしいです」と、海外での研修を終えようとする我々にふさわしいお言葉を返していただきました。
ホテルをバスで発ち、GOマートというショッピングセンターで各々昼食を摂り、観音様と絶景を一望できることで有名なソンチャ半島、ミーケビーチ、ベトナム雑貨を取り扱うお土産屋さんなどを巡りました。
あっという間に最後の晩餐の時間となり、Golden Dragonというホテルのレストランで最後のベトナム料理を頂きました。ここでは1年生の男子生徒に乾杯の音頭を取ってもらい、それぞれのテーブルで、それぞれの思い出を振り返りながらとても賑やかな夕食となりました。
食事を済ませ、余裕をもってダナン空港に向かいました。全員が搭乗手続きを終えると、今回の研修をずっとサポートしてくれたビックさんと、記念に写真を撮りました。なかには涙を流しながら「元気でね」と別れを惜しむ生徒もいました。
全員が出国審査と保安検査を終え、搭乗までは1時間半ほど時間があったので、空港内で自由時間とし、現地時間0時15分ごろ、全員を乗せた飛行機は空港を飛び立ちました。私自身、疲れのせいかフライト中のことはおぼろげな記憶しかないのですが、トイレで立ったついでに生徒の様子を見に行きました。全員が一見どこにいるかわからないほどぐっすり寝ていました。
日本時間7時15分無事成田空港に着陸し、8時ごろに解散をしました。
この研修で何を感じ、何を学んだかは夏休み明けに振り返る予定です。間違いなく言えることは、彼らにとってただの旅行で終わらなかったのは確かであると思います。
ベトナム語学研修 ~現地レポート4日目~
本日は、このベトナム研修の醍醐味ともいえる1日でした。
今朝は8時半に集合し、ダナン大学で日本語を学ぶ学生たちと交流をしました。まずは互いの通う学校がある市の紹介と学校の紹介をしました。
本校生徒は何週間も前から準備を重ね、プレゼンテーションに臨みました。その甲斐あってとても素晴らしいプレゼンテーションを披露することができました。
その後、4人一組の10グループを作り、グループワークを行いました。それぞれ自己紹介をし、グループ名を決める時間がありました。その際、全員が互いに相手を知ろうと前のめりになっている姿を見ることができました。グループ名の発表の際には全員で声をそろえて発表するグループもあり、早くもチームワークを発揮していました。
今回の課題は、「ダナンに来る日本人に対して、観光のおすすめをプレゼンしなさい。ただし、グルメ以外とする」という、なかなかの難問でした。そもそも、旅行や異文化理解で必須となる「食」を抜きに考えるのは、相当難しい取り組みになることが予想されました。昼食の時間が迫っているという事情もあり、当初1時間あったグループワークの時間が40分に削られた状況で懸命に共同作業に取り組み、なんとか時間内にすべてのグループが資料の作成を終えました。
いよいよ発表となると、それぞれがパワーポイントを駆使して、おすすめの観光地を紹介してくれましたが、短時間で作ったとは思えない、クオリティーの高いものになりました。全員一列に並び「よろしくお願いします」と声をそろえて挨拶をする様子や役割を決めてスムーズに進行する光景を見て、生徒たちは研修前よりも格段に成長していることが実感できました。
10グループの中から最も優れたプレゼンテーションが選ばれました。栄えある1位は、1年生と3年生ペアの「たこ焼きグループ」でした。SUP(ボード上に立ちパドルを漕いで水面を進むアクティビティ)に焦点をあててダナンビーチの魅力をアピールした構成が好評を博し、学校長からも高く評価されました。
ダナン三日月での昼食を終えると、14時から日本とも歴史的なつながりのある、古都ホイアンへ向かいました。19時までの自由行動では、それぞれのグループの大学生が、おすすめのスポットへ高校生を案内してくれました。後の報告によれば、日本橋(「来遠橋」16世紀末日本人町の住民によって建造された橋。1999年世界遺産に登録)を見学したり、灯篭流しを体験したり、名物料理を食べたりと、たくさんの経験をさせてもらったようです。
ホテルへの帰路、疲労もあったはずですが大学生と談笑しながら、日本の手遊びを楽しむ姿がありました。お別れの時、互いに代表者が挨拶をし、写真を撮ったり、ハグをしたりして別れを惜しむ姿を見て、日越のかけ橋の萌芽が生じる瞬間を見た思いがしました。今回のささやかな交流が、将来さらに大きな交流へと発展してくれることを祈りたいです。
ベトナム研修ついに最終日! ~生徒レポート~
本日の予定は12時にチェックアウト、12時30分からGO!DANANGというスーパーマーケットで昼食をとり、その後移動してお土産屋さんでお買いもの、ハンチャ島で観光をして、最後はミーケビーチへ行き景色を楽しんで夕食をとり、その後空港へいくという予定です。
12時集合なので朝早く起きてプールへ行ったり、ゆっくりと最後の朝食を楽しんだりと、各々ホテルでの最後の時を過ごしました。集合時間になりと口々に「帰りたくない」という声が聞こえ、私も友人と帰りたくないと話し合っていました。昼食と買い物を終えると、次にハンチャ半島の観光です。こちらには最近できたお寺があり、大きな白い仏様で有名です。ベトナムでは台風が一年に15以上来るそうです。台風の影響は甚大で、風雨は街に大きな被害を及ぼします。そこでこのお寺が建てられたそうです。このお寺で人々がお祈りをするようになると実際に台風の威力が弱くなり、その被害が減ったそうです。霊験あらたかなこのお寺には多くの人々がお祈りに来ます。実際に私たちが訪れたときも多くの参拝者が来ていました。私たちもお祈りをしました。そこはいわゆる聖域とされる場所なので、短いスカートやハーフパンツをはいている人はお祈りの前に腰にまく長いスカートのようなものを巻かなければいけませんでした。内装も外装も華やかでとても美しい場所でした。人々がお祈りをする姿を見ると、たくさんの人々がこの寺院をいかに大切にしているかを実感しました。
次に向かった先はミーケビーチです。ミーケビーチでは多く人が海に入り遊んでいました。私たちはこのあと空港に向かうのでガッツリ遊ぶというわけにはいきませんでしたが、最後のベトナム観光なので、各々写真を撮ったり足だけ海に浸かったりと最後まで楽しんでいました。そしてその後レストランで夕食をとり、空港へ向かいました。
今日のことを含めベトナムでの日々を思い返していると、バスはあっという間に空港に到着。空港内に入ってそのままの流れで出国審査を抜け、あとは飛行機を待つだけになりました。旅の仲間たちとベトナムでの思い出を話しながら飛行機の搭乗時間を待ちました。あんなことが楽しかった、これがもう一回したいなど、たわいもない話をしました。その後無事に家へ帰りました。
この5日間はとても短い5日でした。いろんな経験をたくさんしました。決してすべてのことが上手くいったわけではありません。しかし上手くいかないことからどのように行動すれば良いかを学ぶことができました。苦しかった思いがあったからこそ、全てのことを全力で楽しむことができました。今は、楽しかったという気持ちでいっぱいです。このような機会に恵まれてとても感謝しています。行ってきていいよと背中を押してくれた両親、引率してくださった先生やガイドの皆さん、交流してくださった現地の方々、感謝してもしきれません。この経験や思い出は一生忘れません。そしてこれまで得てきたことを今後の人生に活かしていきたいと思います。
5回戦敗退 ~硬式野球部~
本日行われた千葉大会5回戦、本校野球部は四街道高校との試合に敗れ、8強入りを逃しました。1点差を覆すことができず、惜敗いたしました。
四街道高校は、一回に本塁打で1点。四回には二死一塁から、左翼フェンス直撃の三塁打で追加点を上げ、2点を先行しました。
本校野球部も五回、小林の左前打などで二死一、二塁の場面。庄村が三遊間を抜ける適時打で1点を返しました。六回、七回には満塁の好機を作り、対戦校を追い詰めましたが、堅い守備を破ることができず、スコアは1-2のまま試合終了となりました。
ゲームセットの瞬間まで白熱の戦いが続き、本校応援団は、炎天下にも挫けることなく声を限りに全力の応援を続けてくれました。最後まで士気を落とさず応援する姿は、グラウンドにいる選手たちと同等の健闘ぶりでした。猛暑のなかでのパフォーマンス、本当にご苦労様でした。
スタンドで応援に加わっていただいたご家族のみなさま、懐かしい卒業生のみなさん、温かいご声援、誠に有り難うございました。
オレンジファイアー炸裂! ~硬式野球部~
本校野球部は、接戦を制し千葉大会4回戦目に勝利しました。幾度も襲いかかるピンチの場面、懸命の応援がスタンドに響き渡りました。
本日vs.千葉敬愛高校戦は、一進一退の攻防が続く白熱する試合となりました。
四回二死三塁の場面で、本島が三遊間を抜く適時打で1点を先制すると、五回千葉敬愛は本塁打ですぐさま同点に追いつきました。
六回、先頭の小林が中前打で出塁し和田の犠打で一死二塁とすると、庄村の左前適時打で、本校は再び1点を勝ち越しました。八回には川端が本塁打を放ち、得点差を2点に広げました。
しかし、千葉敬愛はねばり強い攻撃を続け、八回には連打と犠飛で2点を挙げ3-3と再び同点。
緊迫の九回、本島の二盗と2四球で二死満塁の好機に川端が中前適時打で2点を獲得。勝負を決める一打となりました。
先発の大井は、五回までを1点で抑える好投を見せました。五回二死から川端が投げ、140キロ台の速球を軸に、緩急を織り交ぜた投球内容で相手校の打線を翻弄しました。投打の活躍で勝利に大きく貢献しました。
終盤になってさらに激しさを増す対戦校の攻撃に、手に汗握る場面が続きました。その緊迫感をはじき返すように、本校応援団は必死の応援を続けてくれました。オレンジファイアー全開のパフォーマンスとなりました。
次の試合(第5回戦)は、7月22日(火)、ぴーちゃんフィールド大谷津野球場で行われます。第1試合8:45試合開始の予定です。
※ご来場の際は、千葉県高校野球連盟のホームページで、試合会場と開催日時をご確認ください。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート4日目~
ベトナム研修、今日で4日目(7月17日)です!残すところ今日を含めあと2日になりました。少しずつなごり惜しい気持ちが芽生え、帰国のための荷造りがなかなか進みませんでした。残りすくない日数の中で今日の予定はダナン大学の学生と交流、及びホイアン観光です。
朝食を食べその後すぐにホテル三日月で、日本語を専攻している大学生と交流が始まりました。全10班、4人で一班です。そのうち2人は大学生で私たち高校生1人に対し、大学生の方が1人という人数構成でした。同じ班になるメンバーはくじ引きで決まり、お互い初対面の状況から交流が始まりました。
最初はグループのプレゼン活動です。このプレゼン活動はダナン市にあるおすすめ観光スポットを調べ、紹介するというものです。その後お昼を一緒に食べ、午後からホイアン観光です。ホイアンまでバスで向かいそこからプレゼン資料を作った班で各自自由行動でした。ホイアンでは大学生の方が案内をしてくれました。おすすめの観光スポットや街並みが綺麗な場所を厳選して紹介してくれました。ホイアンには新しいお店もたくさんあるのですが、街並みには独特の特徴があり、どこか懐かしさを感じる雰囲気があります。赤い花を咲かせているサルスベリと色鮮やかな提灯が、街の風景に彩りを添えていました。
ホイアンは古い歴史を持つ都市なので家や建物には時代を経た古いものがあると、大学生の方に教えてもらいました。祖父祖母の世代からさらに時代をさかのぼる建造物もあるそうです。街並みから感じる特徴的な馴染み深さは、古いつくりの家々から生まれているのかもしれません。明るいうちは暑いため人影が少なかったのに、日が沈むと急に多くの人出で賑わうようになりました。黄昏時が過ぎると、また雰囲気がガラッと変わりました。群青色の空を色とりどりに飾る赤やオレンジ、青などの提灯、人混みの中に映える華やかなお店のネオンの看板、川に流れる舟の優しいろうそくの色など、明るく人を包み込む雰囲気から、人を惹きつける妖しい魅力を放つ雰囲気に変わりました。その魅力に私も虜になりました。みなさんにも是非ホイアンを訪れ、この魅力を直に体験してほしいです。
大学生との交流は楽しく思い出深い体験となりました。みなさんはとても優しく、街の案内ばかりでなく、時には通訳となり現地の人達とのやり取りを手伝ってくれました。私たちの質問にも丁寧に答えくれたおかげで自分達だけではわからなかったことをたくさん経験することができました。今回の交流や観光では、実際に異国の街を散策することの楽しさを知り、異文化に囲まれた街で過ごすことに魅了されました。いつの日か、このワクワク、ドキドキする感覚をもう一度体験したいという気持ちがとても大きくなりました。
明日は最終日です。悲しいですが明日も全力で取り組めるようしっかり体を休ませたいと思います。
3回戦に勝利 ~硬式野球部~
本日ゼットエーボールパークで行われた千葉大会3回戦において、対戦校磯辺高校を破り、本校野球部が勝利しました。
一回には緒方の適時三塁打、二回には小林の中前適時打で、それぞれ1点を奪い、2点を先行する試合となりました。しかし二回裏に、磯辺高校が5安打3点を奪う猛攻を見せ、逆転を許しました。
三回の攻撃では、先頭の庄村が死球で出塁すると、緒方、本島が二塁打を連打して得た2点を皮切りに、長短打4本を加え一挙6点を奪い返し、再逆転に成功。四回には長瀬の好犠打が守備のミスを誘い三塁に進む間に、一塁にいた本島が生還。さらに無死一、三塁で山田のスクイズで1点を追加しました。五回には本島の適時打で2点。齋藤の三塁線を抜く打球が長打となりダメ押しの1点を追加しました。
先発は田畑。二回裏1点を勝ち越され、なお無死満塁場面で大井が継投。三振と併殺で見事に危機を脱しました。大井は四回までを投げ、五回から石谷に交代。両投手とも相手打線に出塁を許さぬ好投でした。
五回終了時点で得点は13-3。コールドゲームで試合終了となりました。
次回の試合(第4回戦)は、県総合SC野球場にて7月20日(日)第1試合、8:45プレーボールを予定しています。
※今大会においては、天候不順のため試合会場、開催日時が頻繁に変更されています。
ご来場の際には、必ず当日「千葉県高校野球連盟」のホームページで会場・日時を
ご確認ください。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート3日目~
語学研修も三日目になり、研修期間も折り返しになりました。ベトナムの街の雰囲気にも慣れてきて研修日初日よりも肩の力が抜けてより一層全力で楽しめるようになってきました。本日の予定はカヨン族の方々と交流です。交流の内容はカヨン族と伝統舞踊を踊る、カヨン族の身につけているビーズアクセサリー作り、カヨン族の生活体験です。少数民族との交流という日本ではあまりなじみのない言葉に対し内心とてもわくわくしながら、それと同時に相手の文化や暮らしについて知ろうとしすぎて失礼なことをしてしまわないかと少しばかり緊張をしていました。
緊張と興奮が混じる中、ホテルから2時間以上かけてカヨン族の住む街へ2台の小型バスで向かいました。目的地までの行程は、それはそれは険しく狭いでこぼこ道で、まるで遊園地のアトラクションに乗っている感覚でした。建設途中の橋の脇にある曲がりくねった側道を通ったり、窓も開けられないくらいの距離で車とすれ違ったり、まさにスリル満点の道のりでした。そんな道を無事に通り抜けてついにカヨン族との交流がスタートしました。少しドキドキしながらバスを降りるとそこにはカヨン族の方々がすでに待機されており、温かい拍手と一緒に出迎えてくださいました。
到着後カヨン族の方々がウェルカムダンスを披露してくださりその後もビーズアクセサリー作りでも1つ1つ丁寧に教えていただき、自分のお気に入りのアクセサリーを作ることができました。またカヨン族の生活体験では実際に家の中に入りどのように生活しているかを身振り手振りで一生懸命に教えてもらえたおかげで多くのことを知ることが出来ました。
みなさんから丁寧で友好的な対応で接していただいたので、最初にあった緊張が次第に解けていくのが分かりました。最後にはカヨン族の方々と交流し、彼らの文化や暮らしを直に体験できたことの嬉しさだけが残りました。
ホテルに帰ってもその興奮は冷めやらず、ビーズアクセサリー作りで頂いたネックレスやブレスレットを見ては今日体験したことを思い返しました。そして、この研修がいかに私にとって大切な経験であるかを感じました。知らないことを知ろうとする。知らない言語・文化を体験する。単純かもしれませんが機会に恵まれないとできないことの1つだと思います。しかしその経験がいかに人生においてとても大きいものになること私は身を持って体験しました。知らなくてもいいかも知れない、でも自分の知見を広げ経験を培うには知らなくていいことを知ることが意外と重要であることを改めて実感し、今後もたくさんのことを経験したいと強く思いました。 明日はダナンの大学生との交流および市内観光です。今からでもとてもわくわくしています。明日もとても楽しみです。
ベトナム語学研修 ~現地レポート3日目~
米本先生から、7月16日(水)の報告です。
「本日は、言語は人と繋がるための鍵であり、互いを理解し合うための単純かつ重要なツールであることを実感した1日でした」
今朝は、8時に2台のバスで出発し、ダナン南方の山奥にある少数民族、カヨン族の村に向かいました。この村は、FIDRという日本のNGOが開発援助を行っており、今回初めて観光地デビューしたそうです。片道3時間ほどかかる道中では、大型バスが通れないほど狭い道でダンプとすれ違い、まるでジェットコースターのように起伏の激しい山道は未舗装の部分が多く、路面の凸凹に悩まされました。
村に到着したのは11時を過ぎていました。すでに気温がかなり上がっていたため、バスを降りた途端、滝のような汗が流れました。そんな中、カヨン族のみなさんが我々の到着をダンスで歓迎してくれました。私たちがその踊りの輪に加わることが、交流のスタートとなりました。歓迎のダンスが終わると、早速ビーズ作りを体験しました。ビーズはカヨン族の伝統工芸品で、ネックレスやブレスレットなどの装飾品として用いられています。カヨン族の人達はベトナム語で説明するので、ガイドさんの力を借りながらの作業となりました。悪戦苦闘の末、なんとか全員が世界で一つだけのブレスレットを完成させることができました。昼食では、現地の料理を堪能しました。ちまきをはじめ、周辺の山菜炒めや竹の子と豚肉炒め、豚の串焼きなどたくさんの料理をご馳走になりました。囲炉裏を囲んでの食事が功を奏し、次第に打ち解け話が弾みました。さっきまで会話ができずに苦戦していた生徒たちが、聞きたいこと一つひとつをベトナム語でなんと言うのかをガイドさんに聞きながら、なんとか仲良くなろうとしていました。生徒たちの探究心とチャレンジ精神は私も見習わなければと思いました。
午後は、男女に分かれてカヨン族の生活体験をしました。彼らはいまでも伝統的な高床式の家に暮らし、臼と杵で精米したコメでちまきを作っています。生徒たちは慣れない手つきで玄米を杵で突いていましたが、力が弱すぎるとやり方を教えてくれた女性から笑われてしまいました…。暑い陽射しの中でしたが、狩猟用のクロスボウで矢を射たり竹かごを編んだり、みんな初めての体験に夢中で取り組んでいました。なんでもスーパーの棚に並んでいる日本の生活とは違い、全ての営みを自らの手で行うカヨン族の生活から、生徒たちは強い刺激を受けた様子でした。
いよいよお別れという場面では、皆握手やハグを交わしながら別れを惜しんでいました。その光景は、互いを理解し合おうとする姿勢が他国の人々との絆を生み、言葉の役割が不可欠であることを再認識させるものでした。生徒たちが、カヨン族の同年代の子どもたちから、たくさんベトナム語を教えてもらっていた場面が大変印象的でした。
夜はロッテマートで食事を摂りスーパーで買い物をして、20時ごろホテルに戻りました。そこから22時ギリギリまでプールで遊ぶ生徒が多くいましたが、今日は絶対に疲れていると思うので、明日のダナン大学生との交流に備えて、ゆっくり休んで欲しいです。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート2日目~
参加生徒の新井さんからの第二報です。
ベトナム研修の記事です 7月15日、ベトナム研修二日目です!ホテルにとまって一日目、朝のホテルのベランダからは輝く太陽と海が見え、その景色はとてもきれいでした。朝ごはんはホテルのバイキングで様々な種類のご飯がある中、自分の好きな朝ごはんを食べて一日がスタートします。本日はダイワ精工ダナン工場訪問その後ダナン市内にある支援センターで交流。その後ホテルに戻ったらホテルのウォーターパークで各自好きなように遊ぶという日程でした。
はじめはダイワ精工ダナン工場の訪問です。この工場では釣具のリールを製造している工場です。工場では普段は知ることのできない製造現場を、解説を聞きながら回りました。このベトナムの工場は製品の普及化を担っている工場であるため多く製品を比較的に安い値段で製造している工場だそうです。多くの部品が並び大きな機械もたくさん設置してありました。工場と聞くと全て機械が製造していると思っていましたが、こちらでは機械で効率化を図りながら、必要な工程はしっかり人の手によって作業が行われていました。大量生産とは言え、1つ1つ製品に対して真摯に向き合い、人と機械が適材適所で活躍している印象でした。説明の中で「たくさん作るからといって1つ1つの品質をおざなりにしているわけではありません」という言葉を聞きましたが、その言葉の以上に工場の皆さんが素晴らしいお仕事していると実感することができました。クオリティも製造の量も追求する姿にとても感銘を受けました。
次は支援センターに向かう前にお昼ご飯です。ベトナム料理のレストランでご飯を食べました。そこでは校長先生がお昼ご飯をごちそうしてくださいました。生春巻きや焼き春巻など馴染みのある料理もありましたが、だからと言って全て日本と同じ味ではなく食べたことのない味を経験できました。またその中でも私のお気に入りのご飯は自分で巻いて作るバインセオです。見た目は味が濃そうな感じですが、思っていたよりさっぱりと食べられました。具材をライスペーパーに乗っけて食べるので、自分で量を調節できるし苦手な物はそれを省いて食べられます。バインセオを含めほかの料理もとてもおいしかったです。
最後に支援センターです。 支援センターではけん玉や風船で一緒に遊びました。言葉が通じないもの同士でしたが、ボディランゲージや音楽を通じてこころを通わせることができたと思います。言語が使えるか否かよりもコミュニケーションをとろうとする気持ちが大切だと感じました。
その後はホテルのウォーターパークで各自自由時間を過ごしました。ナイトプールもとても素敵で写真映えもするのでとても思い出に残りました。明日以降行く機会があるのでまた全力で遊びたいと思います。
ベトナム語学研修 ~現地レポート2日目~
引率の米本先生から、レポートが届いています。企業や施設を訪問し、様々な体験を通して
精力的に学んでいます。7月15日(火)の様子です。
本日は、今までの何倍も視野の広がる1日でした。
ベトナムとは2時間の時差(ベトナムが2時間遅れ)があり、今朝はそのせいか、みんな早起きだったそうです。実際、私も現地時間の朝5時に目が覚めました。
午前中は、リールなどでお馴染みの釣り具メーカー、ダイワ精工ベトナム工場に伺いました。始めに、今やグローバルブランドとなったダイワ精工を傘下に収める、GLOBERIDEについてご説明いただき、ベトナムに工場ができた経緯などを教えていただきました。その後、工場見学ツアーに行き、一つひとつの製品に対するこだわりなどを教えていただきました。最後に、10人近くの生徒からの質問に丁寧に答えていただき、実際に海外で働くには自分に何が必要なのか、高校生としての今の貴重な時間をどのように使うべきなのかがはっきりと見えてきたかと思います。
お昼にはダナンでは有名なマダムランというレストランに行きました。そこでは定番のベトナム料理である生春巻きやフォーなどたくさんのローカルベトナムを堪能しました。
午後は、ダナンにある福祉施設を訪問しました。この施設はこれまでに2度訪問していますが、今回もとても温かく迎えてくださいました。日本からは駄菓子を持参して食べてもらったり、けん玉で遊んだり、風船を一緒に膨らませてヨーヨーを作ったりしながら交流を深めました。また、誰でも知っている有名なK-POPを流して一緒に踊ったりと、とても賑やかで、ついさっき初対面したとは思えないほど仲を深めておりました。施設を離れる際には、別れを惜しんでハグをしあう姿が見えました。
現地時間の16時30分ごろホテルに到着し、生徒たちはダナン三日月の見どころであるウォーターパークに走っていきました。
明日は、ベトナムの少数民族であるカヨン族の村に伺います。昨年は、引率の米本が大学生の時にも訪問したカトゥー族の村に訪問したのですが、今年はベトナムでの大雨の影響でカトゥー族の村に行く道が通れないとのことで、急遽似た文化を持つ別の村を訪問することとなりました。また別の村に訪問できるのは、米本にとってもうれしいです。1日かけて村を訪問するので、今日の疲れが残ったまま行ってしまったら体調を崩しかねませんので、今日も全力で楽しみつつも、ゆっくり休んでもらえればと思います。
初戦突破 ~硬式野球部~
昨日の県SC野球場で行われた試合は降雨により中断。本日袖ケ浦球場に会場を移して継続試合となりました。本校硬式野球部は、11安打9得点を上げ勝利を収めました。
対戦校は袖ケ浦高校。二回に2点を先制されるも、三回に二死二、三塁の場面で緒方が右前に適時打を返しすぐさま同点に追いつきました。五回には、先頭の山田がセーフティバントでしぶとく出塁。川端の犠打、小林の中前適時打で1点を勝ち越します。好機を広げ、二死満塁の場面。本島が左中間へ走者一掃の3点適時打、続く長瀬が適時三塁打と連打を放ち、5点を獲得するビッグイニングとなりました。
六回、七回にそれぞれ1点ずつを追加し、七回コールドゲームで初戦を飾りました。
先発は大井。三回から川端が継投し、8奪三振の好投で対戦校の打線を封じ、チームを勝利に導きました。
次の試合は、第3回戦となります。7月17日(木)ZOZOマリンスタジアム第2試合7月19日(土)ゼットエーボールパーク第1試合を予定しています。
※試合の開催日時については、天候などにより変更される場合があります。必ず事前に、千葉県高校野球連盟ホームページなどでご確認をお願いします。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート1日目~
語学研修の現地レポートは、参加生徒の新井穂花さんからの協力を得て、記事と写真を提供してもらっています。10代の感性が光る、なかなかの力作です。
ついに待ちに待ったベトナム研修! 7月14日朝の6時45分に成田空港に集合し、9時発の飛行機にのって向かいました。台風5号が接近し雨が強くなり、一時どうなるかと思いましたが、無事出国することができました!長時間のフライトで、かなり体力を持ってかれましたが、とても美味しい機内食や、丁寧な接客のキャビンアンテンダントさんのおかげで快適に過ごせました! ベトナムにつくと日本とはちがう、重たい湿気のある暑さ、肌を突き刺すような日差しを感じ、また見るところ見るところ、読めない言語の看板や見たことのない植物などがあり、今まで見たことない世界が広がっていました。ついに無事にベトナムに着き、初めて訪れた国への不安や緊張、そしてそれと同じ位のわくわくを胸に秘め、海外研修一日目がスタートしました!
ベトナムに到着した日から研修の一日目が始まります。最初に向かった先はダナン大聖堂です。ピンク色の壁が特徴の大聖堂、思っていたより素敵なパステルカラーのピンクで思わず「カワイイ」という言葉がでてしまいました。仏教色の強いベトナムのイメージからかなりかけ離れているものですが、実はベトナムでは仏教の次にキリスト教が広まっているらしいです。そこには今までのベトナムという土地がどのような歴史を持つのかが鍵になっています。日曜日はミサがあるため見学ができないそうです。
次に向かったのはチャム彫刻博物館です。ここではベトナムの古代チャンパ王国の遺跡を間近で見ることができます。古代文明と聞くと中国やメソポタミア、インダスなどが有名ですごいと思っていましたが、この古代チャンパ王国の遺跡もとても素晴らしく、印象にのこるものでした。造形の細部までも確認できるくらい、遺跡を間近で見ることができました。どのような出来事があったのか、その遺跡の歴史を肌で感じる事ができます。歴史が苦手と感じている人も、ぜひ行ってみてほしい場所です。
次は五行山です。ここはとても高い山で上へ登るのに専用のエレベーターを使ってある程度の高さまで行きそこから徒歩で山を登りました。暑さで汗を滝のように流しながら少しずつ山を登りました。その高さ故の絶景はもちろん、様々な場所がとても美しく写真を撮る手が止まらなかったです。その山にはお寺や洞窟などがあり神聖で厳かな雰囲気のある場所も多く、不思議とこころが落ち着くような場所でした。絶景好きの方や体力に自信がある方はぜひ行ってほしい場所です。
次はドラゴンブリッジを見に行きました。金色に輝く躯体は川の端から端をつなぎ、威容を誇るその姿は、まさに圧巻そのものでした。正直予想していたよりすごかったです。
最後はご飯調達です。自分たちで用意しなくてはいけないご飯は自分で買いに行き、調達します。場所はGoMARTです。そこはフードコート、スーパーなどがあり自分が食べたいものをしっかり買えました。 その後はホテル三日月に行きこれからの研修のため体を休ませました。 以上が一日目の研修になります。これからの研修もとても楽しみです!
ベトナム語学研修 ~現地レポート1日目~
昨日、日本を発った語学研修引率の米本先生から、早くも出発と現地の様子をレポートしてくれました。
7月14日(月)日本時間6時45分、成田空港にて海外研修参加者全員が集まりました。チェックインが混み合っていたこともあり、慌ただしく保護者とお別れをする姿がありました。 その後、保安検査をトラブルなく通過し、無事に全員が搭乗することができました。中には初めての海外渡航という参加者もいて、不安と興奮が入り混じった表情を浮かべる生徒もいました。
飛行機は予定通り、9時過ぎに離陸。現地時間12時40分にベトナムダナン空港に着陸しました。機内では、早速、学校で習った英語で飲み物や食事を注文する機会があり、不安ながらも思い切って知っている単語を使う姿を見ることが、英語科教員としてはとても嬉しく、印象的でした。入国後は昨年の研修も担当してくださった現地ガイドさんと合流し、予定通りダナン大聖堂、チャム彫刻博物館、五行山、ドラゴンブリッジ等を観光しました。雨の心配もありましたが、我々を歓迎してくれているかのように晴れていました。照りつける異国の太陽の下で、生徒たちは一生懸命パワースポットの五行山に登りました。
その後、ドラゴンブリッヂ近くで各自記念撮影をし、ヴィンコムプラザのフードコートで各々好きな夕食を摂りました。自分の知らない土地で自分の好きなものを食べ、日本とは全く雰囲気の違うスーパーで買い物をした経験は、計り知れない価値があるかと思います。
夕食後はダナン三日月ホテルに向かい、甲斐さんと小林さんが参加生徒を代表してホテルのスタッフのみなさまに挨拶。各自の部屋に入りました。中にはこの貴重な時間を無駄にしたくないと、野外プールに走って行った者もいました。明日はダイワベトナム様、福祉施設への訪問です。寝坊をしないよう、しっかり体を休めて明日に臨みます。
表彰
昨日、始業式に先立ち、生徒たちの活躍を顕彰する表彰が行われました。該当する部活殿生徒達が登壇し、学校長より表彰状や優勝旗を授与されました。次にご紹介いたします。
【陸上競技部】
〇関東高等学校南関東大会
女子ハンマー投 1位 鈴木瑠華
男子ハンマー投 6位 山﨑大悟
男子棒高跳 6位 畠山優翔
男子100m 5位 生貝奏人
男子200m 6位 金子颯希
男子4×100mR 6位 北島凜空、生貝奏人、
小松悠稀、金子颯希
【柔道部】
〇千葉県高等学校総合体育大会
男子団体の部 優勝 清水一憲、外園海晴、滝澤唯斗、
對馬 舜、濵田遥樹、三木清夢
女子団体の部 優勝 青木玲奈、石塚 凜、谷脇実依
若林美優
男子個人66㎏級 優勝 濵田遥樹
男子個人81㎏級 準優勝 清水一憲
男子個人90㎏級 優勝 幕田滉大
男子個人100㎏級 優勝 對馬 舜、 3位 佐藤 琉
男子個人100㎏超級 優勝 三木清夢、準優勝 外園海晴
3位 長谷川碧音
女子個人48㎏級 優勝 若林美優
女子個人52㎏級 3位 山田帆波
女子個人57㎏級 優勝 佐藤りず夢
女子個人63㎏級 優勝 谷脇実依、
3位 吉澤菜椿、串田陽香
女子個人70㎏級 優勝 青木玲奈、準優勝 渡辺姫生
3位 金子李衣直
女子個人78㎏級 優勝 石塚 凜、準優勝 佐々木花漣
女子個人78㎏超級 優勝 稲場カンナ
準優勝 長谷川瑠音
〇千葉県体重別柔道選手権大会
少年男子73㎏以下級 準優勝 濵田遥樹
少年男子90㎏以下級 優勝 幕田滉大、3位 清水一憲
少年男子100㎏以下級 準優勝 對馬 舜、3位 滝澤唯斗
少年男子無差別級 優勝 外園海晴、準優勝 三木清夢
女子52㎏以下級 優勝 山田帆波
女子63㎏以下級 優勝 谷脇実依、3位 佐藤りず夢
女子78㎏以下級 優勝 石塚 凜、3位 佐々木花漣
〇関東ジュニア柔道体重別選手権大会
男子66㎏級 3位 濵田遥樹
男子100㎏超級 優勝 三木清夢
〇チェコジュニア国際柔道大会
女子48㎏級 優勝 若林美優(金メダル授与)
【バドミントン部】
〇千葉県高等学校総合体育大会
男子学校対抗 3位
【ソフトボール部】
〇千葉県高等学校総合体育大会
3位
〇全日本高等学校女子ソフトボール選手権大会
千葉県予選会 3位
【空手道部】
〇千葉県高等学校総合体育大会
女子団体組み手 準優勝
男子団体組み手 準優勝
【ソフトテニス部】
〇千葉県高等学校総合体育大会
女子個人 5位 木部理央・平野夏菜
女子団体 2位 小久保綾乃、田口蒼空、吉田伊織、平野夏菜
木部理央、湯浅織乃亜、神屋寧々、齋藤梨早
男子個人 優勝 手塚康介・竹之内琉汰、
2位 藤原伸樹・中原一翔
3位 道祖土滉樹・萩森唯一斗、
5位 髙橋 快・原田裕太、舘田陸斗・嵯峨悠平
渡邊惺矢・下向庵璃
男子団体 優勝 竹之内琉汰・手塚康介、中原一翔・藤原伸樹、
髙橋 快・原田裕太、舘田陸斗・嵯峨悠平
〇GOSEN杯争奪ハイスクールジャパンカップ2025
男子ダブルス 3位 手塚康介・竹之内琉汰
【剣道部】
〇千葉県高等学校総合体育大会
女子団体の部 3位
男子個人の部 3位 榎木 奏
壮行会
終業式の途中、今夏インターハイに出場する運動部の選手達を激励する壮行会が催されました。柔道部、ソフトテニス部、陸上競技部、卓球部の部員と、スポーツクライミングに個人で出場する、齋藤蒼太君が壇上に並びました。
校長から「いま、このステージに並んだ生徒達が、この夏行われるインターハイに本校の代表として出場するクラブ活動の選手達です。活発に行われている本校の部活動は、日々練習に励み、関東大会や全国大会を目指して頑張っています。そして夢かなってここにいる生徒達が見事インターハイに出場することになりました。まずは、体調を整え万全のコンディションで、戦いに臨めるよう、そしてこれまで努力を重ねてきた練習の成果を100%発揮できるように頑張ってください。「全国」という舞台で素晴らしい結果が残せるように、木更津から応援しています」と選手達を鼓舞しました。
柔道部の外園海晴くんが選手を代表して「私たちはこれから行われる夏のインターハイに出場します。木更津総合高校の代表として、また千葉県の代表として、全力で競技をします。ここにいる全員が悔いの残らないよう思い切った試合をして、日本一を勝ち取りますので応援よろしくお願いします」と力強く出陣の言葉を述べました。
最後に学校長が「これから本校のユニフォームを着て戦う選手達に、激励の気持ちを込めて拍手を送ってください」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
終業式
明日から始まる待望の夏休み、全生徒が至真殿のメインフロアーに集い、終業式が行われました。
生徒会長の沖君が、「明日から夏休みが始まります。人生で過ごす夏休みはもうあと少ししかありません。この約50日間をどのように使うかがとても大切になるでしょう。多くの思い出を作ったり、受験に向け猛勉強したり、何もせずただ夏休みが過ぎてしまったと言うことが無いように1日1日を大切に過ごしていきましょう。 そして、夏休み明けの始業式の日には選挙を行う予定です。立候補してくださったみなさんありがとうございます。選挙についての詳しい説明は当日行いますので、よく話を聞きましょう」と挨拶をしてくれました。
学校長は、ディズニーランドへのバス遠足、初の生徒立案企画のドッジビー大会、めざましい部活動の活躍等を振り返り、「2,100名という多くの生徒で始まった‘25年度は、4月からの授業や学校行事をすべて予定通りに終えて、明日から夏休みに入ります」と生徒達に語りかけました。
「文化部のインターハイ」と呼ばれる高等学校総合文化祭に千葉県代表として出場する和太鼓部、クイズの全国大会『高校生クイズ』に、やはり千葉県代表で出場するクイズ研究同好会に触れ、「文化的な活動でも全国レベルの活躍をする生徒達がいることは、まさに本校の面目躍如です」と賞賛しました。
硬式野球部、軟式野球部、吹奏楽部には「これからが本番です。この夏がよい夏となるよう、全力を尽くしてよい成果を持ち帰ってほしいと思います」と激励の言葉を贈りました。
野球応援に参加する生徒達へは、「応援委員会と多くの有志からなる応援団が、球場に駆けつけて応援します。木更津総合高校が一体となって夏の大会を戦います。みなさん、応援頑張りましょう」と一致団結を呼びかけました。
最後は全生徒へ向けて「こんなに長い期間休めるのは、学生でいる間だけです。受験勉強や部活動の練習に励む人は、精一杯取り組んでほしいです。特に目標がない人についても、規則正しい生活を送り、夏の課題に取り組み、無為に過ごすことが無いようにしてください。事故や犯罪に注意して50日間を無事に過ごしてください。8月28日には誰一人欠けること無く全員がここに集まってほしいと思います」と講話を締めくくりました。
夏休みを無事に過ごすために ~千葉県警内房地区少年センター~
本日は、千葉県警内房地区少年センターより上席少年補導専門員の三縄様が来校され、高校生が夏休みを無事に過ごすために、というテーマで講演をしていただきました。
三縄さまは、まず「明日から夏休みを迎えるということなので、みなさんが犯罪の加害者や被害者にならないために、ということに焦点を当ててお話をします」と、生徒たちへ丁寧な口調で話しかけてくださいました。18歳から成人年齢に達する高校生は微妙な年齢帯で、重篤な罪を犯し警察に補導・逮捕された後、18歳未満であれば保護観察や少年院送致などの処分が下ることがあります。また、18歳以上であれば、罰金刑・拘禁系など成人と同等の処罰を受けることがあるそうです。「犯罪が発生すれば、被害者は大変辛い経験をすることになります。加害者本人も当然厳しい境遇に陥り、家族特に保護者は重い責任を負うケースが少なくありません」と厳しい警告が続きました。
非行を犯した少年たちから話を聞くと、「悩みを抱えていた」「気持ちが不安定だった」そして「誰にも相談ができなかった」と訴える人がいるそうです。三縄様は、「健全な方法で問題を乗り越え、犯罪に手を染めずにトラブルを解決すること。自分で解決できなければ、必ず誰かに相談すること、この2つを是非学んでほしいです」と強く訴えました。
夏休みに入ると、学校の束縛から解かれ自由な時間が増えることから、飲酒・喫煙、深夜徘徊等から生活が乱れてしまう高校生がいます。不良行為に対する心理的なハードルが徐々に下がり、いつの間にか犯罪へエスカレートしてしまうケースが多いそうです。
「落書き」は器物損壊、3年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金。「万引き」は窃盗、10年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。聞き慣れた言葉ですが、改めて法に照らしてみると、決して軽い犯罪ではないことがわかります。
オーバードーズや違法薬物の蔓延。思わぬことから加害者にも被害者にもなってしまうSNS。底なしの奈落に落ちてしまう闇バイト。三縄様は、この数年間に実際に起きた事件を取り上げて、高校生を取り巻く環境が決して安全ではないことを説明してくれました。
イラストや動画を投影しながらの解説は大変解りやすく、生徒たちは三縄様のお話に最後まで真剣に耳を傾けていました。困ったときには、保護者や学校、それが無理なら、三縄様から教えていただいた相談窓口に必ず連絡しましょう。大切なのは、信頼できる大人に相談することです。
野球応援 ~2回目~
本日2回目となる応援練習が行われました。本番の試合前に行われる最後の練習となるため、熱を帯びた練習となりました。
本日は、青雲館へ場所を移動しての練習となりました。応援団長の吉澤君が「14日(月)の対戦相手が先ほど決まりました。本番を見据え、ここでしっかりと声を出して応援ができるよう、頑張りましょう!」と、みんなの士気を高めました。
最初に、応援団旗への敬礼と対戦校とのエール交換の動きを確認しました。団員全員の動作がビシッと決まると、応援団らしい凜々しさが発揮できます。
今回も、野球部員たちが、一般応援団員の列に入り、雰囲気を盛り上げました。本校オリジナル曲「ターゲット」では、エビぞる吹奏楽部の演奏が試合の緊迫感を演出し、「証誠寺」では、団員たちは本気で得点に喜んでいるかのような雀躍ぶりでした。
本校応援団は準備万端を整え、初戦を迎えます。県総合SC野球場では、「オレンジファイアー!」が炸裂します。乞うご期待!
野球応援 ~1回目~
野球部、吹奏楽部、チアリーディング部、ダンス部からなる応援委員会に、一般応援団に名乗りを上げてくれた生徒199名が加わった、初の合同練習が行われました。
前期期末試験最終日、試験を終えたばかりの生徒たちが、本日13:05に集合。応援団長を務める吉澤空遵くんが、「今年も暑い夏になると思います。全員で盛り上がって、甲子園へ行きましょう!」と呼びかけ、練習がスタートしました。
練習場所となる至真殿前の大階段は、生徒一人ひとりの足場が確保できる十分なスペースと適度な傾斜があるため、野球場のスタンドを想定した応援練習にうってつけです。
これまで、吹奏楽部、チアリーディング部とダンス部は、個別に練習を重ねてきました。細部に至るまで完成度の高いパフォーマンスが一般応援団員をリードします。さらに階段を降りきったところと階段の中腹に野球部員が立つことで、一般応援団員がその動きを見下ろしながら、様々な振り付けを学びタイミングを合わせることができます。狙いはバッチリで、全体指導をする嶋野先生は「完璧」の言葉を連呼。初めてとは思えないほどスムーズに練習が進みました。
夏の日差しは厳しく、遮る雲がなくなると肌を射るような日光が直射します。手持ちの温度計は34.8℃を示し、ほぼ猛暑日の気温となりました。でも、応援団員は意気軒昂で、ほぼ1時間半の練習を元気に乗り切りました。
次回の練習は10日(木)。本番を前にした最後の練習となります。
千葉大会開会式 ~硬式野球部
『第107回 全国高等学校野球選手権千葉大会』開会式が、ZOZOマリンスタジアムで行われました。本校野球部は、参加163校147チームの先頭を切っての堂々の入場行進となりました。
トランペットとトロンボーンによるファンファーレが高らかに鳴り響き、選手入場が始まりました。軽快なマーチに合わせ、全チームが大きく手を振り足を高く上げての行進となりました。先頭で入場したのは、前年度優勝校である本校硬式野球部でした。ホームベースを横切るタイミングで、「甲子園出場春4回、夏8回。自ら考える野球、魂のSohgoh、9回目の夢舞台。甲子園への挑戦です!」と放送によりチーム紹介がありました。
校名が書かれたプラカードを先頭に全チームが横一列で前進する様子は、実に壮観でした。主将の本島君が選手の列から駆け出て優勝旗を返還。記念のレプリカを持ち帰りました。各チームのキャプテンが宣誓台を囲んで校旗を掲げると、選手代表が中央に立ち「私たちはこの一球一打に、ともに苦難を乗り越えてきた仲間との固い絆を、そして血の滲むような鍛錬の証を込めます」と宣誓。力強い言葉で大会への決意を示しました。
いよいよ熱戦の火蓋が切られました。本校の初戦は7月14日(月)、県総合SC野球場第1試合(第2回戦)を予定しています。
※試合の開催日時については、天候などにより変更される場合があります。必ず事前に、千葉県高校野球連盟ホームページなどでご確認をお願いします。
必勝祈願 ~硬式野球部~
壮行会の会場を後にした野球部は、その足で市内八剱八幡神社に向かい、必勝祈願を行いました。八剱八幡神社は霊験あらたか。これまで幾度となく本校野球部の必勝祈願をかなえていただきました。
ほの暗い暗い社殿に野球部員たちが入ると、一同深く頭を垂れて神主様から奏上される祝詞に耳を傾けました。装束をまとった、山本後援会会長、学校長、青山部長、主将の本島君が順に神前に玉串を捧げました。厳かな雰囲気のなか、本島君と部員たちが打つ力強い柏手の音が社殿内に大きく響き渡りました。
ともに汗を流し、努力を重ねてきた部員たちが、心を一つにして甲子園を目差し、戦うことを決意した瞬間でした。
壮行会 ~硬式野球部~
明日から開幕となる、『第107回 全国高等学校野球選手権千葉大会』に向けて、壮行会が催されました。硬式野球部の保護者のみなさまをはじめ、後援会役員、本校教職員が至真殿メインフロアーに集い、部員たちの健闘を祈りました。
壮行会に先立って行われた硬式野球部後援会総会では、予定されていた議事が滞りなく進行しました。最後に竹内教頭から昨夏の千葉大会優勝から始まる、本校野球部の戦績が紹介されました。激戦となった決勝戦。タイブレークを制し見事優勝を果たした瞬間がよみがえりました。強豪校の集まる千葉県内での道程は決して平坦ではなく、新チームが始動した秋季大会ではベスト8,春季大会では3回戦で敗退したものの、Cシードを勝ち取り今大会に臨むことになります。
壮行会では、吹奏楽部の演奏と来場者の大きな拍手に迎えられ、野球部員たちが颯爽と入場しました。五島監督より今年の夏のスローガンが伝えられました。「オレンジファイアー!伝統のオレンジに魂を燃やす、ということです。第95回大会では、史上最弱と言われたチームが甲子園出場を果たしました。その原動力は一人ひとりの粘り、それが全てでした。今年の夏、選手たちが頑張る姿、粘る姿を、是非応援に来てください」と深く頭を下げました。主将の本島啓大くんが「今年のチームは昨年のように目立った選手はいません。粘りの野球を発揮できてこそ、甲子園出場が果たせるはずです。昨年は応援が大きな励みとなり、千葉大会優勝へ力強く後押しをしてくれました。今年も応援よろしくお願いします」と力強く挨拶をしてくれました。
学校長は「明日の開会式では、昨年の優勝旗を手にして千葉県全チームの先頭を切って入場行進をします。数ある強豪校から追われる立場で大会を迎えることになります。みなさんの努力が報われ、必ずや2年連続の甲子園出場となることを心から期待しています。グランドで戦うのはみなさんですが、グラウンドの外では、教職員一同、全校生徒、保護者会、同窓会、後援会が、みなさんと一緒に戦うつもりで応援しています。どうか頑張ってください」と激励の言葉を送りました。
最後を飾ったのは、野球部、吹奏楽部、チアリーディング部、ダンス部からなる応援委員会による応援パフォーマンスでした。「ターゲット」を始め、お馴染みのレパートリーを本番さながらの迫力で披露し、壮行会を締めくくりました。
後援会会長山本惠司様、同窓会会長北見文雄様、硬式野球部OB会会長生貝和也、保護者会副会長下田剣吾様からは、激励の言葉をいただきました。心のこもったお言葉、誠にありがとうございました。
TANABATA LESSON ~1年生英会話~
本校の1年生が履修する「英会話」の授業では、この時季七夕をテーマにしたアクティビティを行います。
生徒たちは、“I wish ☆ ♡ ⚽.”と短冊に書き留める願い事の書き方を、授業を担当するデーモン先生とジェームズ先生から教わります。wishの後ろには、名詞(欲しいもの)かto不定詞(やりたいこと)が続きます。
短冊を作る過程で、生徒たちは何度かネイティブの先生とやり取りをするお約束があります。欲しいものが可算名詞なのか不可算名詞なのかなど、英語としての表現が正しいかチェックを受けたり、好きな色のクレヨンを借りたり、笹に結びつける糸の色を選んだり、自分の意図や要求を英語で伝えて、次のステップへ進みます。
TANABATA LESSONは、生徒たちに人気のアクティビティで、「これ、英語でなんていうの?」と相談し合ったり、友だちの願い事をのぞき込んだり、賑やかな雰囲気の中で生徒たちはせっせと作業に取り組みました。
誠意の門にぬけるエントランスには立派な笹が用意されていました。1年生18クラス、およそ700名と語学コースの2、3年生37名の生徒たちが願い事を短冊にしたためました。梅雨明け間近、短冊がそよ風に揺らめきます。
七夕スペシャルに出演 ~和太鼓部・書道部~
イオンモール木更津のイベント会場、サウスアトリウムとライブパークで、『みんなのショータイム!・七夕スペシャル・』が開催され、本校和太鼓部と書道部が出演しました。
昨日、日曜のショッピングで賑わうイオンモール木更津で、幼稚園生から高校生までの様々な団体が出場し、ダンスや合唱、吹奏楽など自慢のパフォーマンスを披露しました。
本校からは、書道部と和太鼓部が出演しました。書道部は13:20から、和太鼓部は15:30から、大勢の観客が見守るなか、それぞれのパフォーマンスを披露しました。
書道部、和太鼓部のパフォーマンスの後には、「みんなで書道!」「みんなで和太鼓体験!」と題された参加型の企画が用意され、たくさんのちびっ子たちが、書道と和太鼓にチャレンジ!楽しそうに体験してくれました。
和太鼓部最後の演目では、両部がコラボでのパフォーマンスを行いました。演奏曲は、「櫻宴華(オウエンカ)」。今夏和太鼓部は香川県で開催される全国大会に出場が決定しており、その大会に向けて編曲が施された、スペシャルバージョンの披露となりました。和太鼓の迫力の演奏と躍動感のある書道パフォーマンスは見事にマッチし、会場からは大きな拍手と喝采を送っていただきました。フィナーレを飾るにふさわしい、“和”の共演となりました。
信男教育学園生徒来校
中国から信男(シンナン)教育学園の生徒さんが来校し、交流会が催されました。
信男教育学園は、上海にある国際高校です。独特なのは、「日本留学コース」を設け、3年次からの日本の高等学校への留学に向けて、日本の高校とほぼ同じカリキュラムで授業を行っているところです。日本の生活習慣に慣れるよう、清掃や部活動など、日本的なことをできるだけ幅広く取り入れた教育方針が多くの注目を集め、中国全土から入学を希望する生徒数が増加しているそうです。
本日は、上海奉贤校より27名、広東省の系列校、深圳校より13名の生徒さんが来校し、本校の授業やクラブ活動などを見学しました。
真板幸男記念館で行われた歓迎セレモニーでは、学校長が「みなさんの多くが来年は日本の高校に留学予定だと聞いています。日本の高校生と交流し、日本の高校の日常を見学するという本日の体験が、今後に活かされることを願っています」と歓迎の言葉を伝えました。本校の代表生徒は中国語で、信男教育学園の生徒さんは日本語で、互いに挨拶を交わしました。
生徒さんが制作した、奉贤校と深圳校の紹介動画を見せていただきました。充実した設備が整い、ゴルフ練習場やスケートボード場を備えた校内の様子に、本校の生徒たちはビックリしていました。
セレモニー後には、交流会が開かれました。双方の気のあったグループ同士が、車座に椅子を並べてフリートークが始まると、思った以上に会話が盛り上がりました。信男教育学園の生徒さんたちの日本語力が高く、15分ほどの短時間でかなり打ち解け合うことができました。
放課後は、剣道部、柔道部、バスケットボール部などを見学しました。和太鼓部では、迫力の演奏に魅了され、多くの生徒さんが和太鼓の試し打ちを楽しみました。最後に、チアリーディング部とダンス部からなる応援委員会を見学しました。ちょうど野球応援練習の真っ最中。おそらく日本独特のパフォーマンスに、中国の高校生のみなさんは興味を示してくれました。
最後は、名前を呼び合ってのお別れとなりました。出会ったばかりの友だちに一生懸命手を振って、別れを惜しみました。
きみつオーガニックマルシェに出演 ~和太鼓部~
本校和太鼓部が、きみつオーガニックマルシェに出演。会場を大いに盛り上げました。
今年のきみつオーガニックマルシェは、君津市民文化ホールに場所を移しての開催になりました。屋外のスペースに、キッチンカーや飲食テント、物品販売や体験コーナーが設けられ、多くの来場者で賑わっていました。
きみぶん大ホールでは、『大ホール・心が躍る発表』と銘打ったパフォーマンス企画が催され、楽曲の演奏、ダンスなど、様々なユニットが出演しました。
本校和太鼓部は、第一部(午前の部)のトリをつとめ、『祭り』『楽(ラク)』『櫻宴華(オウエンカ)』の3曲を披露しました。大ホールの空間に響き渡る迫力の打音、所狭しと舞台上を跳びはねる部員たちの乱舞に加え、証誠寺のダンスや歌唱など、巧みな演出で来場者を魅了しました。
応援委員会始動
本日放課後、応援委員会を担う4つの部活動、野球部、吹奏楽部、チアリーディング部、ダンス部が一堂に会し、至真殿前の大階段で、今年度初の応援練習を行いました。
およそ2時間の練習となりました。蒸し暑さにめげることなく、初日から元気なパフォーマンスを披露してくれました。動きの出だしや発声が揃わないなど、平野先生から問題点が厳しく指摘されました。参加した生徒たちの意識は高く、限られた休憩・給水時間の間にも、各部、各パートで細部を確認し合う姿を見ることができました。
平野先生から「今年は197名の一般応援団の生徒が、この場に加わります。その時までには、私たち自身が統制のとれた動きを完成させておかなければなりません。昨年を上回る盛り上がりを目指しましょう!」と檄を飛ばされ、練習終了となりました。
6月12日(木)には、147チームが出場する、『第107回 全国高校野球選手権千葉大会』のトーナメントが発表されました。今年も暑い夏がやって来ます。
保育実習 ~保育・幼児教育コース~
保育・幼児教育コースに所属する2年生と3年生が、君津学園の畑沢幼稚園、金田幼稚園で「保育実習」を実施しました。また、来年度同コース専攻を希望している1年生が、金田幼稚園で「保育見学」を行いました。
2年生は、畑沢幼稚園で実習を行いました。園児たちを前にしての挨拶では、子どもたちからの熱い視線を感じて、少し緊張しながらの自己紹介となりました。
3年生は、金田幼稚園で実習を行いました。エプロンシアターと手袋シアターの実演を行いました。「保育実習」の授業で用意したエプロンと手袋は、手作り感が伝わる労作でした。練習を重ねた甲斐があり、園児たちには大変喜んでもらえました。
1年生は、金田幼稚園で保育見学をしました。体育の授業のお手伝いでは、園児と一緒にパラバルーンの練習をしました。先生の指示で園児たちと協力して技を繰り出し、できたときの喜びを分かち合いました。
生徒たちはどちらの園でも、園児たちと外遊びをしたり七夕飾り作りのお手伝いをしたり、様々な活動を通して、幼児教育の実践に取り組みました。また、英会話教室やICT教室なども参観し、いまどきの幼児教育のトレンドを体験することができました。
100名を超える生徒たちが、現場でなければできない、貴重な学習をすることができました。ご協力いただいた、両園の先生方には厚く御礼申し上げます。
【日程等詳細】
6月11日(水) 保育・幼児教育コース2年生 22名 畑沢幼稚園
6月17日(火) 保育・幼児教育コース2年生 21名 畑沢幼稚園
6月12日(木) 1年生保育見学 24名 金田幼稚園
6月13日(金) 1年生保育見学 19名 金田幼稚園
6月18日(水) 保育・幼児教育コース3年生 19名 金田幼稚園
6月19日(木) 保育・幼児教育コース3年生 18名 金田幼稚園
全体育館にエアコン設置完了!
本日、青雲館にもエアコンが設置されました。これで、3つの体育館すべてで冷暖房完備の環境が整いました。
先週、関東地方に梅雨入りが宣言されたばかりですが、6月の中旬というのに今週は真夏のような天気が続きました。
うだるような暑さのなか、特に体育の授業や部活動中の熱中症に、警戒のレベルを上げざるを得ない状況になっている、まさにこのタイミングで生徒たちに朗報が届きました。
メイン体育館の至真殿、サブ体育館の至誠館に続いて、もう一つのサブ体育館青雲館の工事が本日終了し、いよいよ3つの体育館すべてにエアコンの設置が完了しました。
エアコンは本日の放課後より稼働し、青雲館を使用する、チアリーディング部と空手道部は、早速その恩恵を受けることになりました。高い位置に設置されたエアコンからは、冷気が降りてきて、快適な様子で練習が行われていました。
去年の記録的な猛暑に迫るような気温が続いていて、本校では今週から授業中であっても積極的に給水することが推奨されています。体育館のエアコン設置はありがたい限りですが、生徒のみなさんには油断をせずこの夏を乗り切ってほしいです。
インターハイ出場決定! ~陸上競技部~
6月13日(金)〜16日(月)の日程で、関東高校総体(南関東大会)が開催されました。今大会において、6種目9名の選手が全国高等学校総合体育大会、インターハイへの出場権を獲得。短距離(100m.200m.リレー)での進出は数十年ぶりの快挙となりました。
今夏のインターハイ、陸上競技は広島県にて7月25日(金)〜29日(水)の日程で行われます。陸上部からは「さらにレベルアップして、全国の舞台でもしっかりと戦ってきます。引き続き応援よろしくお願いします」と決意表明が伝えられています。
関東高校総体(南関東大会)の結果は、以下のとおりです。
【種目】
男子100m 生貝奏人
予選10.69(+0.2)
準決10.62(+0.5)
決勝10.77(−1.7)5位(インターハイ出場決定)
男子200m 金子颯希
予選21.61(−1.2)
決勝21.52(+0.1)6位(インターハイ出場決定)
男子棒高跳 畠山優翔
4m30 6位(インターハイ出場決定)
男子砲丸投 中村奏太
13m44 13位
男子ハンマー投 山崎大悟
52m75 6位(インターハイ出場決定)
女子ハンマー投 鈴木瑠華
47m90 優勝(インターハイ出場決定)
男子4×100mR
(北島、生貝、小松、金子)
予選40秒89 決勝進出(木総記録)
決勝40秒99 6位(インターハイ出場決定)
4×400m R
(大橋、金子、生貝、小松)
予選 3.14.17 予選3位
清和短大 平日オープンキャンパス
清和大学短期大学部で、3年生を対象にした「平日オープンキャンパス」が開かれました。保育・幼児教育に興味を持つ生徒を中心に、136名が参加しました。
今回のオープンキャンパスでは、4つの会場で異なる授業が展開されていて、4グループに分けられた生徒たちは、1コマ(30分)ごとに移動し、4つの授業を受講しました。
4階講義室で行われた「保育」の授業では、清和短大や保育の現場について詳しく説明されました。また、「幼児期の環境が人生の土台を作る」ということが強調されていました。ある研究によると、人と触れあう環境で過ごすことで人との信頼関係を学習し、健全で安全な環境下では積極的な感情が育つ、ということです。勤勉さや学習意欲、社会や健康への関心が高まるなど、幼児期の適切な教育が、子どもがより豊かな人生を送る可能性を広げるのです。
2階美術室で行われた「心理」では、描いた絵から人の性格や性向を探る授業が行われていました。「雨(避けられない負荷を象徴)の絵を描いて」というと、大部分の子どもは傘をさした自分の姿を絵の中に描きますが、傘をささずに雨の中に立つ姿を描く子もいるそうです。生徒たちも同じ指示で絵を描いていました。多くの生徒が自分の絵を見て、肯きながら先生の解説に耳を傾けていました。
大学の階段教室をお借りした授業では、「エゴサーチ」に取り組みました。用意された質問に答え、自分のインサイドヘッドがどの様に構成されているかを分析しました。
体育館では、短大の学生さんにも参加していただき、歩く練習やソフトバレーをしました。本当は小さな子どもたち向けの体育なので、安全に身体を動かすことや集団の中で協調性を養うことなどが学習テーマでした。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)に移動し、全員で昼食をいただきました。ちょっとお洒落なオムハヤシライスで、学生気分を味わいました。
進学ガイダンス ~進学指導部~
1年生を対象にした『進学ガイダンス』が、1校時ロングホームルームの時間に催されました。
1年生に向けて、大学・短期大学に特化した進路ガイダンスが行われました。進学に際しては、志望する学部学科、大学・短大独自のカリキュラムや特色などを調べた上で、必要な受験科目に取り組む必要があります。その準備には一定程度の時間が必要となるため、早めの情報収集は必須です。
本日は、計14の大学・短大から26名の学生(一部修士課程の方、既卒の方を含みます)さんが来校し、「大学・短大で何を学ぶか」「高校での学びとの違い」などをレクチャーしてくれました。高校1年生にとって、「大学」は曖昧模糊とした謎の世界かもしれませんが、在学中のエピソードや現在進行中の就活など、実体験に基づく講義内容は具体的で、生徒にとっては数年後に迫る近未来の透視図となったはずです。
「理系」分野では、先端エネルギー、電子物理、マテリアル、建築など、7つの学科。「教育系」分野では、教育心理、教育、幼児教育から3学科。「社会系」分野では、政治、経済、政策、法律など、8学科。「国際系」分野では、国際教養、国際交流の2学科。「芸術系」からは1学科。計21学科がそれぞれの会場を設け、生徒は1コマの授業時間で希望する2会場のガイダンスを受講しました。年齢の近い先輩たちの話からはエネルギーが伝わり、生徒たちは大いに関心を示しました。
清和大学平日オープンキャンパス
本校の3年生を対象にした、オープンキャンパス(OC)が開催されました。題して「清和大学だからできること(大学を知ろう)」。3年生最大の課題「進路」について、清和大学を「選択肢の一つ」と考える124名の生徒が参加しました。
参加生徒たちは、9:05a.m.清和大学入り口に集合。まずは、大学の先生方や学生さんたちの案内で、大学施設を見学しました。授業が行われている教室、専門書が並ぶ図書館、トレーニングルームを備えた体育館。生徒たちが一番興味を持ったのは、「模擬法廷」と呼ばれる教室でした。裁判長席や被告席などは、実際に裁判所で使われていたもので、法廷の重々しい雰囲気が伝わる施設です。
施設見学を終えると全員が階段教室に集まり、大学の先生方から清和大学の特徴などを紹介するお話を聴きました。「大学概要説明」「大学の授業紹介」「大学卒業後の進路(キャリア教育)」他、4年間で何を学びどの様に過ごすのか、高校生がイメージしづらい細部まで詳しい説明を聞くことができました。
清和大学の大きなメリットは、公務員採用試験の対策講座が授業として開講されていることです。別途受講料を払う補習形式を採る大学もあるのですが、清和大では余分な負担はありません。少人数態勢でゼミが開講されているため、手厚い指導を受けられることも利点の一つです。
3月に卒業したばかりの、月岡翔太さん(3年前に本校を卒業、現在は市原市役所勤務)が、休暇をとってこのOCに駆けつけ、施設見学などを手伝ってくれました。「授業のことでも進路のことでも、分からないことはいつでも質問できる環境がありました。周囲に埋没することなく充実した学生生活を送ることができました」と自らの体験を語ってくれました。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)で昼食をいただきました。スタミナ満点の豚生姜焼き丼に全員が舌鼓を打ちました。
越日交流会 ~2日目~
越日幼小中高等学校の生徒15名と本校生徒40名、生徒たちだけで55名が部活動棟に宿泊しました。昨夜のアクティビティを通して、越・日双方の生徒たちはいっそう親睦を深めることができました。
交流会は2日目を迎えました。生徒たちは起床後に朝食と荷物の整理を済ませて、一緒に登校。越日学校の生徒たちは、バディの生徒が在籍する2年生の教室で朝のホームルーム(SHR)に出席し、そのまま1校時目の授業を受けました。
きょうのSHRでは朝学習が行われましたが、課題が配信されていない越日学校の生徒たちに折り紙を用意し、鶴の折り方を教える担任がいました。ことばの壁はあったものの、クラスの生徒の加勢も加わり、なんとか鶴を完成させることができました。
授業では、英語、総合探求、数学、家庭基礎などの授業が通常通りに展開されていました。様子をのぞくと、バディの横に座りタブレットや教科書を一緒に見ながら、講義に耳を傾けていました。小学生(4年生~6年生)4人が高校生と肩を並べる、微笑ましい授業風景を見ることもできました。
11:15a.m.、越日学校の生徒たちは、本校を後にしました。日本見学ツアー後半には、東京や富士山周辺を巡り、観光を満喫するそうです。
本校での体験と日本の旅がよい思い出になることを祈っています。
越日交流会 ~1日目~
ちょうど1年前に来日した、越日幼小中高等学校のみなさんが、今年も本校に立ち寄ってくれました。15名の生徒さんと引率の先生3名が来校。一泊二日の日程で、本校生徒と交流のひと時を過ごしました。
いま、ベトナムは年度末を迎えています。越日学校では毎年この時期日本見学ツアーを企画し、今回は10歳から17歳の生徒さんたちが参加しました。
木更津市とベトナムのダナン市は、‘19年7月から友好協力関係を締結し、観光、経済、人材の受入等、様々な場面で盛んに交流が行われています。越日学校が木更津を訪れるのも、この友好関係の一環です。
2:00p.m.より図書室で催された歓迎セレモニーでは、学校長が2年前に越日学校を訪れたときに日本語の歌とダンスで手厚く歓迎された思い出を語り、「きょうはみなさんが本校を訪れてくれました。互いに親交を深めてほしいと願っています。いつか本校の生徒が越日学校を訪れ、みなさんとお会いできる日が来ることを楽しみにしています」と挨拶をしました。越日学校のLe Thuy Nga先生が、「日本のことを生徒たちにいろいろと教えてあげてください。ぜひ、みなさんもベトナムに来てください。お待ちしています」とキレイな日本語で返礼の挨拶をしていただきました。両校の生徒の代表が挨拶を交わし、記念品を交換しました。
1日目のきょうは、英会話の授業と帰りのSHRに参加。放課後には、箏曲部、弓道部、和太鼓部に体験入部。日本の高校生の日常を少しだけ体験してもらいました。
寮の食堂で夕食を済ませた後は、部活動棟で一泊です。消灯時間まで、スポーツアクティビティや映画鑑賞等、お楽しみメニューがたくさん用意されています。
表彰
全校集会に先立ち、生徒たちの活躍を顕彰する表彰がありました。
次に紹介いたします。
【陸上競技部】
○千葉県高等学校総合体育大会
男子100㍍ 5位 生貝奏人
7位 金子颯希
男子200㍍ 3位 金子颯希
男子棒高跳 4位 畑山優翔
男子砲丸投 4位 中村奏太
男子ハンマー投 1位 山崎大悟
8位 庄司 渉
女子ハンマー投 1位 鈴木瑠華(大会新記録)
男子4×100㍍リレー 5位 北島凜空、生貝奏人、大橋郁真、金子颯希
男子4×400㍍リレー 3位 大橋郁真、金子颯希、生貝奏人、小松悠稀
男子総合 5位
【スポーツクライミング】
・強化指定選手証 齋藤蒼太
オリンピックアスリート強化支援事業
千葉県競技力向上推進本部
斎藤君は、これまで個人で数々の選手権に出場し、輝かしい成績を上げています。
’24 世界選手権ユースB 6位、’24 アジア選手権ユースB 2位、
’25 日本選手権ユースB 優勝
15㍍の垂直の壁を5.8秒で登攀する実力の持ち主です。
【バスケットボール部】
関東高等学校体育大会千葉県予選会
男子の部 7位
生徒総会
全体集会に続いて、「‘25年度生徒総会」が開かれました。議題は生徒会費の決算、予算案、文化祭、生徒会選挙の4項目でした。
総会に先立ち、学校長が「みなさん一人ひとりが生徒会の構成員です。選挙で選ばれた本部役員が代表として、様々なアイデアを出し試行錯誤をしながら活動を続けています。5月に行われた「真心杯」も本部役員の発案から実現した学校行事です。決して他人事 とは考えずに、役員の発表に耳を傾けてください」と生徒たちに訴えました。
議事に入る前に、「生徒総会は、生徒が充実した高校生活を送るために最も重要な会です。短い時間ですが、一人ひとりがしっかりと考えながら参加してください」とアナウンスがありました。
それぞれの議題を担当する役員が登壇し、「‘24年度生徒会会計決算報告」、「’25年度生徒会予算案報告」が審議され、多くの生徒の拍手により無事承認されました。
最後に生徒会長、沖くんが登壇し「真心祭 文化の部」について、今年度のテーマ『木総万博 ~この瞬間を大切に~』と、文化祭ポスターの募集要領が発表されました。
沖くんは「今年度は時期が早まり、残暑の中での開催となります。思い出に残る、楽しいものにしていきましょう!」と呼びかけました。
最後に、生徒会選挙についての連絡でした。立候補受付が本日より始まります。立候補についての詳しい情報は、教室の掲示物と生徒会動画で確認できます。「生徒会オープンデー」は、明日より10日まで、毎日昼休み13:10に、生徒会室にて行われます。
献血の呼びかけ
10月2日、3日に献血が予定されています。本校生徒に協力を呼びかけるため、千葉県赤十字血液センターより新井知也様が来校され、献血の重要性についてお話をしていただきました。
新井様は、「献血という言葉は、辞書では「健康な人が、輸血を必要としている人のために、血液を無償で提供すること」とあります。「輸血を必要としている人」を思い浮かべると、交通事故などで負傷している人をイメージするかもしれませんが、じつは全体のなかの3%程度です。献血された血液の80~90%は、ガンや白血病の治療に充てられます。放射線による治療では、ガン細胞だけでなく血液を造る細胞も壊されてしまうので、新鮮な血液が大量に必要になります。お産でも献血が必要になるケースがあります。お母さんだけではなく、赤ちゃんのいのちに関わる切迫した状況になることもあるのです。
献血が可能な人は、16歳から69歳までの人です。少子高齢化の影響もあるのですが、現在10代から20代の若い人たちからの献血が減っています。高校生のみなさんに呼びかけているのは、これをきっかけに若い世代の方々に末永く献血に協力してもらいたいからです。人の血液は未だに人工のものは存在せず、健康な人達から分けてもらう以外の手段がないのです。「なんだか怖い」「不安だ」と感じる方もいると思います。ほんの少し勇気を出してもらえたら、人の“いのち”を救うことができるのです」と生徒たちに訴えました。
対象は、2年生と3年生。「昨年も大勢協力してくれました」と感謝の言葉もいただきました。「“いのち”に直結するボランティア」です。今年も多数の参加を期待しています。
全体集会 ~教育実習生紹介&野球応援募集~
本日の全体集会では、教育実習生の紹介や野球応援参加の呼びかけなど、多くの連絡が伝えられました。
学校長による講話では、「6月に入りましたが、これ以降夏休みを迎えるまで学校行事は予定されていません。期末試験までの期間、授業に集中して学習に取り組んでほしいです。中間試験では科目数が絞られていましたが、期末試験は全科目に試験が課されます。中間試験翌日のディズニーランドへの遠足では、多くの生徒が遠足を楽しんでいる様子でした。楽しむときは大いに楽しみ、勉強すべき時はしっかり勉強する。メリハリをつけた学校生活を過ごすよう心がけてください」と生活面においての努力が呼びかけられました。
つづいて、部活動の活躍について「柔道部、剣道部、ソフトテニス部、卓球部、陸上競技部、空手道部、6つの部活動が関東大会出場を決めています。6月には、3年生にとって3年間の活動の集大成となる、インターハイ予選も始まります。大きな成果を上げられるよう、頑張ってほしいです」と、大きな期待を寄せました。
教育実習生の紹介に際しては、「7名の実習生は、4年前には制服を着てみなさんと同じようにこの体育館で話を聞いていた本校の生徒でした。実習期間中は、勉強を教わるだけではなく、身近な先輩としてぜひ高校生の頃の話、大学生活他、いろいろな話を聞いて学んでほしいと思います。実習生のみなさんも、高校生から様々なことを学んでください」と、生徒と実習生、双方に呼びかけました。
森下副校長から、実習生の名前と担当教科が一人ひとり読み上げられました。各実習生は、かつて所属していた部活動の思い出や実習への意気込みを伝えました。森下先生から「最後にもう一度大きな拍手をお願いします」と呼びかけると、会場から温かい拍手が送られました。
森下先生からは、「7月5日から、『全国高等学校野球選手権 千葉大会』が開幕します。本校は昨年、優勝校として甲子園に出場しました。昨年の大会を通じて、応援の力がいかに大きいかを実感しました。応援する側と選手が一体となって一つのことを成し遂げるという体験は、他では経験できない、大きな感動になります。県下148校の頂点に立ち、2年連続9回目の甲子園出場を目指しています。応援団がチームとなり一丸となって応援してくれる人を募集しています」と野球応援参加が呼びかけられました。
進路ガイダンス ~就職・進学指導部~
本日1校時、3年生を対象にした「進路ガイダンス」が開かれました。就職を希望する生徒と進学を希望する生徒たちは、それぞれ青雲館、至誠館に集合し、担当者から詳しい説明を受けました。
就職指導部長の寺岡先生は、「このガイダンスは、君たちが第1志望の就職先、優良企業や好待遇の会社を射止めるための作戦会議です。しっかり聞けないのであれば退場してください」と、厳しい口調で生徒たちに訴えました。
まず、「あいさつ」「意欲」「遅刻・欠席」「学力」など、社会人がどのような点で評価されるのかを例に挙げ、改善すべき点がないかと生徒たちに問いかけました。
就職活動をする生徒には、5月から6月にかけては、インターンシップ、面接練習、校内説明会など、ためになる催しが多数用意されています。7月の求人票掲示、職場見学。お盆を過ぎるとすぐ、就職申し込み、校内選考。9月の「入社試験」まで、短い期間にやらなければならないことが目白押しです。
「職場見学は一人で何回もすることができますが、9月16日から始まる採用試験では一人一社しか受けられないというルールがあります。だからこそ自分に合った、一番よい会社を選ぶことができるように、職場見学に真剣に臨んでください」と力を込めて伝えました。
最後に、「毎年卒業式を過ぎても就職活動を続ける生徒がいます。残念ながら就活に失敗してしまうことはありますが、我々は最後まで応援します。諦めてはいけません」と生徒たちを激励しました。
進学指導部長の竹下先生は、開口一番「多くの人にとって、次の進路が各自の最終学歴となるはずです。不本意な選択とならないよう十分考える必要があります。ひとりよがりな判断に陥らないように、保護者やクラス担任との相談は不可欠です」と生徒たちに強調したうえで、次のような説明をしました。
・大学や専門学校を目指す場合は、入試要項等必要書類の取り寄せ、出願手続きは、原則生徒自身が 行うことになります。出願書類の不備、提出期日の誤りなどは絶対に避けなければなりません。
・調査書、推薦書等の作成には一定の時間が必要です。請求に際しては、1週間程度時間的な余裕を 考慮して申請する必要があります。
・指定校推薦や公募制推薦については、校内選考を経なければなりません。志望校が設けた基準の他 に、学習態度、出席状況、人物や素行面などが厳しく審査されます。
・総合型選抜・AO入試では、1,200字の志望理由書の作成、提出が求められます。
・併設校(清和大学、清和大学短期大学部)に関して、受験手続き、特待生制度、面接試験等、受験の概要が説明されました。
・面接試験への対応について。
どちらの会場の生徒も、熱心に資料に目を通し、担当教師の説明にしっかりと耳を傾けていました。クラス担任が、心配そうに生徒の手元をのぞき込んでいる姿が印象的でした。
バス遠足
本日は、待ちに待った遠足です。いつもより1時間早く登校し、いざディズニーランドへ出発です。
毎年恒例のディズニーリゾートへの遠足は、ディズニーランドとディズニーシーを交互に訪れています。今年はランドへの遠足となりました。
7:00am過ぎには、全クラス55台の観光バスが本校敷地内に待機。2100人の生徒たちの乗車を待ち構えていました。
生徒たちはチケットを受け取ると気の合う仲間と連れだって、おめあてのアトラクション、お気に入りのレストランへと急ぎます。
小さな頃から何度も来ているはずなのに、来るたびに新鮮な気持ちで楽しめるのがディズニーランドの魅力です。期間限定のスペシャルイベントやグッズ、パレードの賑わいにわくわくドキドキが止まりません。
朝の天気予報では、「午前中は雨」のはずでしたが、予報はハズれて時にはお日様が顔をのぞかせる好天となったうえに、この雨予報のおかげで来場者が大きく減り、生徒たちはほとんど待たずにアトラクションに乗り放題。ランドを満喫の一日となりました。
3:00pmに遠足は終了。現地解散方式となってから3年目。多くの生徒が残り、夜のランドを楽しみます。生徒のみなさんには遅くならないうちに帰宅し、明日の登校に備えてほしいです。無事帰宅することが遠足の鉄則です。明日はみんなの笑顔とみやげ話を期待しています。
(朝の風景)
ケータイ教室 ~生徒指導部~
前期中間試験を終えた本日午後、1年生を対象に、『KDDI スマホ・ケータイ安全教室』が開講されました。
本日は、KDDI スマホ・ケータイ安全教室事務局より小田様を講師にお招きして、高校生の必需品、スマートフォンの安全な使い方についてレクチャーをしていただきました。
学校長は、安全教室の始まりに「スマートフォンを安全に使おうというお話は、おそらく中学生の頃にも聞いたという人が大部分だと思います。そして1年生を対象にした講習を毎年行っているにもかかわらず、SNSでのトラブルやスマートフォンでの問題が多数起きています。どこかで自分には関係がないとか自分には起きないだろうだとか、という意識を多くの人が持っています。しかし当事者になって初めて後悔する人がたくさんいるのです。きょうのお話は、どうか“自分事”として聴いてください」と生徒たちに向けて注意を喚起しました。
アニメーションを通して伝えられた内容は、①インターネットを介した対人トラブル、②スマホ依存症、③闇バイトへの勧誘の3本立ての内容でした。
①は、SNSへの写真や個人名などの無断投稿から生じるトラブルについてのお話でした。個人情報や誹謗中傷を遊び半分で載せてしまうこと自体が問題なのですが、載せられた側が報復行為に出て事態がエスカレート。不当な金銭の要求や時には傷害事件、なんと殺人事件に発展してしまったケースが実話として紹介されました。
②では、写真や動画のアップ、ゲームなどにハマってしまい抜け出せなくなる人の話が紹介されました。スマホは単なる通信手段ではなく、使用者を虜にしてしまう、「魔性の側面」があるようです。小田様は、「アプリを開発・提供する側も、特典などを与えるなどあの手この手で使用者を夢中にさせてしまう仕組みを作っています」と警告します。スマホ依存症は、アルコールやギャンブル依存症と同様、立派な病気です。勉強に支障がでる、人間関係を壊してしまう、さらにひどくなると当たり前の日常が送れなくなるなどの重症に陥ります。
③は、SNS上にばら撒かれている恐ろしい“罠”についてのお話でした。「郵便ポストに封筒を投函すれば5,000円」など、“美味しい話”へ飛びつくと、後戻りできなくなる「闇バイト」の世界に引きずり込まれます。AI技術が高度に発達し手口が巧妙化したせいで、巻き込まれる人が後を絶ちません。
お話を聴いていて本当に怖かったのは、実際に起きた事件・事故に基づいて3つのアニメーションが構成されている、ということです。さらに、当事者は生徒たちと同世代の若者達でした。
小田様は、「自分が巻き込まれないようにすることが大切です」と話してくれました。「でも、もしそうなったら一人で抱え込むことが最も危険な対処方法です。絶対に周囲にいる大人に相談してください。保護者や先生方、どうしてもそれができないのであれば相談窓口があります」と最後に伝えてくれました。「大人に相談すること」、これが一番大切です!
県総体結果報告~陸上競技部~
5月15日(木)から18日(日)までの4日間、天台スポーツセンターにて、県高校総体陸上競技大会が行われました。
多くの生徒が熱い戦いを繰り広げてくれました。その中で、8種目12名の選手が関東大会に駒をすすめることができました。
6月13日(金)から16日(月)に栃木県慣性スタジアムにて関東高校総体が行われます。この大会で勝てばインターハイへの出場が決定します。
今年の開催地は広島!一人でも多くインターハイに行けるよう、応援よろしくお願い致します。
県高校総体の結果は以下の通りです。
【結果】
男子4×100mR【5位】(北島、生貝、大橋、金子、小松、伯部)
男子4×400mR【3位】(大橋、金子、生貝、小松、吉川、森田)
男子棒高跳 【4位】(畠山)
男子ハンマー投【優勝】(山崎)
【8位】(庄司)
男子砲丸投 【4位】(中村)
男子100m 【5位】(生貝)
【7位】(金子)
男子200m 【3位】(金子)
女子ハンマー投【優勝】(鈴木)
男子総合得点 【5位】
※6位までの選手が関東大会出場決定
保護者総会&進路ガイダンス
至誠館にて、『令和7年度 保護者総会』が開催されました。保護者総会に続いて、就職、進学それぞれの進路指導部長から、生徒の進路についてガイダンスが行われました。
開会に際しては、保護者会会長山内様から丁寧なご挨拶を賜りました。
続いて学校長が挨拶を述べました。4月に717名の新入生を迎え生徒総数2,100名を抱え、今年度も順調なスタートを切ったことを伝えました。5月2日に行われた『真心杯』(ドッヂビー&クイズ大会)に触れ、「創立23年目にして初めて生徒自らの発案・運営による学校行事を行いました。2,100名全員が十分楽しめる企画の実現にはかなりの困難が予想されましたが、生徒会がリーダーシップを発揮し、見事に行事を成功させました。生徒たちの可能性を感じることができました」と高く評価しました。さらに間近に迫る関東大会、夏のインターハイ等での生徒の活躍に大きな期待を寄せました。(関東大会出場の部活動:柔道部、剣道部、ソフトテニス部、卓球部、陸上競技部、空手道部)
そして、中間試験、バス遠足、三者面談等、今後の予定を挙げ「生徒のみなさんが充実した学校生活を送ることができるよう、一丸となって業務に励んで参ります」と述べ、本校の学校運営への理解と協力を求めました。
山内様に議長を務めていただき、「事業報告」「決算報告」「役員選出」「事業計画案審議」「予算案審議」等の議事は滞りなく進行しました。今年度役員のご紹介では、会長の山内様から「保護者会は子どもたちのためにあるものだ、と考えています。様々なご意見を取り入れ、よりよい運営に努めて参ります」とご挨拶をいただきました。また、今年度退任される役員の方2名に、3年間のご尽力への感謝の気持ちを込めて花束が贈呈されました。
閉会後には同じ会場で、『進路ガイダンス』が開かれました。就職については「この数年就職希望の高校生数を求人数が大きく上回り、厚遇で迎えられる傾向が続いています。子どもたちの考えを否定しないで、進路について一緒に考えてあげてください」と就職指導部長、寺岡先生が保護者に訴えました。
進学については進学指導部長、竹下先生から卒業生の進路状況、入試方法の多様化、併設校等について、詳しく解説がありました。受験対策の講座や小論文指導ほか、進学に向けて様々な対策を講じているので有効に利用し、分からないことがあればためらわずに相談に来てほしいと伝えました。
最後に3年生の保護者を対象に、日本学生支援機構が設ける奨学金制度について、総務部長、田端先生が手続きの説明をしました。給付型、貸与型(無利子)、貸与型(有利子)の3つの奨学金があり、手続きは少し複雑です。「貸与型の奨学金は、生徒自身が抱える借金です。返済には責任が伴います」と念を押しました。
会場には130名ほどの保護者のみなさまに参加していただきました。あいにくの天候にもかかわらず、多くのみなさまにご来校いただきました。まことにありがとうございました。
全校集会
本日1校時、至真殿メインフロアーに全生徒が集い、全校集会が開かれました。生徒会長冲くんより、5月2日(金)に催された生徒会企画、「謎解き」の上位2クラスが発表されました。
まず沖くんが登壇し、「第1回 真心杯 謎解き大会」の優勝、準優勝チームの発表をしてくれました。栄えある優勝クラスは特進1年1組、準優勝クラスは、特進2年1組でした。副校長森下先生からクラスの代表生徒に賞状と記念品が手渡されました。
また、沖くんより生徒会選挙の実施方法について変更点が伝えられました。これまで12月に行われていた選挙を早め、8月に実施にするそうです。4ヶ月前倒しにすることで、「新旧の生徒会本部役員がともに活動できる期間を作り、引継ぎの円滑化や行事の活性化を図る」ことが狙いです。6月に告知し立候補者を募ります。1年生も立候補できますが、学校行事などは未体験のことばかりです。でも、説明動画や「生徒会オープンデー」を用意してくれるそうです。不安やためらいは不要です。
次に生徒指導部長鈴木先生から、中間試験明けに予定されているバス遠足について諸注意が伝えられました。現地での身だしなみやマナーを厳守!ルールを守ってこそトラブルを未然に防ぎ、思いっきり遠足を楽しむことができます。
本日の講話は、森下先生からでした。「新年度開始から1ヶ月が経ちました。この時期よく話題になるのが『五月病』です。ある本によると、この病は「自分は所属する集団になじまない」「自分は必要とされない人間だ」「変化がなくてつまらない」等の否定的な思い込みに起因することが多い、と解説されています。勉強であれ運動であれ、やる前から「難しそうだ」「自分にはできないのでは」と思い込んでしまうことはありそうな話です。私たちはよく「日々の生活に何も変化がなくてつまらない」と思い込んでいないでしょうか?否定的な視点から物事を決めつけてばかりいると、前向きな気持ちは失せてしまいます」と語り、思い込みや決めつけには危険が潜んでいるのでは?と生徒たちに問いかけました。余談だけれどと断りながら、「私は『いいこと日記』という日記をつけています」と打ち明けてくれました。「生徒があいさつをしてくれたとか、いつもの定食屋でおかずを一品サービスしてもらったとか、その日にあったよいことを記しています。振り返って読むと、ささやかだけど楽しいことは意外に多いと感じます。そして日々の生活は決して同じではないということにも気づきます。昨日できなかった問題を解けた、いままでできなかった技ができるようなったとか、昨日とは違う今日、今日とは異なる明日を探してみてはどうでしょうか?前向きに考えた方が人生は楽しくなるし、自分を成長させてくれるかもしれません」と控えめながらも、生徒たちに大切なヒントを伝えてくれました。そして「楽しいバス遠足の前には、中間試験があります。今日から勉強に取り組みましょう」と伝えることも忘れませんでした。
表彰
全校集会に先立ち、ステージ上で表彰が行われました。生徒の活躍を顕彰いたしました。
次に紹介いたします。
【空手道部】
○JOC ジュニアオリンピックカップ全国高等学校空手道選抜大会
女子団体組手(5人制)5位
○ 千葉県空手道選手権大会
少年男子組手 5位 岩下駿斗
少年女子組手 5位 高橋日和
少年男子組手 準優勝 春山幸輝
○関東高等学校体育大会千葉県予選会
女子団体型 4位
女子団体組手3位
男子団体組手準優勝
【バドミントン部】
○関東高等学校体育大会千葉県予選会
男子学校対抗 5位
【ソフトテニス部】
○関東高等学校体育大会千葉県予選会
女子個人戦 3位 木部理央・平野夏菜
9位 小久保綾乃・湯浅織乃亜
女子団体戦 5位 小久保綾乃, 田口蒼空, 吉田伊織, 平野夏菜, 木部理央,
齋藤梨早, 湯浅織乃亜, 神屋寧々
男子個人戦 優勝 手塚康介・竹之内琉汰
準優勝 渡邊惺矢・下向庵璃
3位 舘田陸斗・嵯峨悠平 / 布施谷煌・鈴木櫂正
5位 藤原伸樹・高原一郎 / 道祖土滉樹・萩森唯一斗
9位 高橋 快・原田裕太 / 名古屋和希・金内綾汰
安藤星弥・鈴木倫太朗/ 福田琉人・吉田拓真
佐々木翼・佐藤誠太郎/ 片岡千尋・中 遥翔
男子団体戦 優勝
【剣道部】
○関東高等学校体育大会千葉県予選会
男子団体の部 5位
女子団体の部 6位
○関東高等学校剣道大会千葉県予選会
優秀選手 榎木 奏 芝山夏希
真心杯 〜生徒会〜
5月2日(金)、『第一回 真心杯:ドッチビー&クイズ大会』を実施しました。生徒会本部役員の発案で初めて企画された行事です。本部役員が力を合わせ、全校生徒が楽しめるように全力を尽くして取り組みました!
ドッチビーは、午前中に予選トーナメント、午後は決勝トーナメントが行われました。予選トーナメントは、同学年同士での対戦です。全力で戦う1年生の初々しい姿や、2年生の気合のこもった一撃、3年生の結束力の強さを間近で感じることができました。
同時進行でクイズ大会が実施され、試合がない時間帯はクラスで謎解きに挑戦しました。廊下に掲示されたクイズを各自のタブレットをつかって回答するという形式で行われました。廊下でクイズを見つけて立ち止まる生徒、友達と一緒に問題を解いたり他学年と話し合ったりする生徒を多く見かけました。
午後には、予選で勝ち上がったチームと抽選で選ばれた敗者復活チームを含むトーナメントが組まれました。明らかに体力と体格に差がある3年生と戦うことになった1年生、同学年同士の闘いなど様々な対戦がありました。決勝戦に勝ち残ったのは、特進3年1組と3年4組でした。3学年同士、互いに譲れない一戦となりました。激闘の末、『第一回 真心杯』の栄冠に輝いたのは3年4組でした。意地のぶつかり合う接戦となりましたが、勝負を終えると爽やかな笑顔で互いの健闘を称え合いました。
生徒会初の試みでしたが、生徒のみなさんが目一杯楽しむ姿を見ることができて、本部役員一同、ほっと胸を撫で下ろすと同時にたいへん嬉しく思っております。来年も実施できるようにこれからも生徒会活動に取り組んでいきたいとおもいます。
(ここまでの記事と写真は、本部役員の新井穂花さんと新井莉緒奈さんによるものです。クイズの優勝は後日発表されます。)
閉会式では、両チーム代表が壇上に上がり、表彰式が行われました。生徒会長沖君より、「ドッチビーでは、白熱した試合が展開されました。また、クイズでは、頭を悩ませ、仲間とともに力を合わせる姿を見ることができました。先ほどの決勝戦では、クラスや学年の枠を超えた関わりを持つことができました。これからも様々な行事が続きますが、学年を超えたつながりを意識して、今まで以上に盛り上がる催しになることを期待しています」と挨拶をしてくれました。最後に、協力を得た部活動・同好会、教職員の援助に丁寧に礼を述べました。
続いて学校長があいさつに立ち、「今回の生徒会企画の発案は、昨年12月の生徒会役員選挙の時に、何人かの立候補者が「球技大会を実施したい」と公約したことに始まります。実は本校では22年の歴史の中で、全学年一斉に球技大会をやったという前例がありません。全55クラス、総数2,200名の生徒たちが限られた施設の中で一斉に競技に興じるのは無理だ、と私も含め大半の先生方がそう考えていました。しかし本部役員のみなさんが試行錯誤を重ね工夫を凝らし、2,200名全員が誰も退屈することなく充実した行事を実施することができました。しかも大いに盛り上がりました。周囲から無理だという声もありましたが、見事にやり遂げました」と講評を述べました。「チャレンジ精神を失わず困難な計画を実現した本部役員の知力・体力・行動力に、心から敬意を表し拍手を送りたいと思います」と言葉を結ぶと、会場から大きな拍手が送られました。
自衛隊ガイダンス ~就職指導部~
4月28日(月)、放課後に自衛隊ガイダンスを実施しました。教室で行われた説明会には、自衛官を志望する3年生5名、2年生1名が参加しました。けやき広場には特殊車両が展示されました。
防衛省自衛隊千葉地方協力本部木更津地域事務所の 主任広報官である米田様をはじめ、沼田様、須貝様、館山分駐所の東様、元第1空挺団所属の神谷様、そして今年の3月に本校を卒業し現在下志津駐屯地で任務に就かれている橋本さんにご来校いただきました。
けやき広場では特殊車両である高機動車が展示されました。下校時間ということもあり多くの生徒が関心を寄せ、中には運転席に座り写真を撮影したり、自衛官の方と写真を撮らせてもらったりする生徒も見受けられました。自衛官の方も笑顔で対応、丁寧に車両の説明をしてくれました。
ガイダンスでは、まず米田様から「17歳、18歳という年齢で、自分が何に向いているかわからない人は大勢いると思います。自衛隊には様々な職種があり、中には警察官や消防官、事務職員として勤務する人もいます。入隊後には何度も本人の適性を確認し、最適な部署へ配属されます」という説明がありました。基地内の生活では、一人一部屋かパーティションで仕切られたプライベートが守られる空間が与えられること、衣食住がすべて支給されること、休日もとりやすいことなど、福利厚生面で手厚い待遇が用意されていることに生徒たちは関心を示しました。また、退職時には再就職先が斡旋されます。公務員の別業種への道も開かれていて、東京消防庁との提携関係があり、消防官としてその後のキャリアーを歩まれる方もいるそうです。
本校OBである橋本さんからは、試験準備のポイント、現在の訓練の内容などを説明していただきました。特にライフル銃の分解と組み立ての訓練では27人中1番早くできたというエピソードに生徒たちも興味津々の様子でした。
陸海空の職務の違いや特徴、国防上の任務、時には緊迫の場面を語っていただくこともあり、笑顔で耳を傾けていた生徒たちの顔が緊張の表情に変わる瞬間もありました。自衛官のみなさんが私達の平和を守ってくれていると、あらためて実感できるガイダンスでした。
奨学金説明会
高校を卒業して大学や専門学校に進学する学生たちに向けて、日本学生支援機構が奨学金制度を用意しています。本日は至誠館にて、3年生の希望者を対象にした奨学金の説明会が開かれました。
至誠館にはおよそ300名の生徒が集まりました。今年度奨学金を担当する総務部の飯田先生から、奨学金の手続きについて丁寧な説明がありました。
配布されたパンフレットには詳細な説明があるのですが、手続きは少し複雑です。生徒たちは、規定や手順を細部まで確認した上で申請する必要があります。よくある勘違いが、この奨学金は進学後の5月からの支給になります。入学金等の支払いには充てられません。また、進学時に自分から申請しなければ支給が開始されません。さらに、在学中に成績などの現状報告をする義務があります。
残念ながら返済を滞納する人が多く、滞納額は膨大な金額になるそうです。奨学金制度は、寄付金など多くの善意で成り立っている制度です。また、返済金自体が運営資金の原資となっているため、滞納額が増え続ければ制度そのものが成り立たなくなる、と継続を危ぶむ声もあります。
奨学金を受け取る自分自身に対しては当然のことですが、次の世代が同じ恩恵を受けられるよう、「責任感を持って手続きを進めて欲しい」と飯田先生は訴えました。
警視庁ガイダンス ~就職指導部~
本日は、警視庁採用センターから、キャリアアドバイザーをお勤めになる木嶋丈男様が来校し、警察官を目指す本校生徒6名に、採用試験に向けて詳細なレクチャーをしていただきました。
警視庁が他の都道府県警と一番異なるのは、なんといっても日本の首都を守るという重い役割を背負っていることです。首都の警備は、主要な官公庁、行政機関、巨大で複雑な交通網、皇居、海外からの要人の訪問等、カバーしなければならない守備範囲が途方もなく広く、責任重大です。だからこそ抱くやり甲斐や使命感は、ほかの職業からでは得ることが難しいかもしれません。
46,500人を超える巨大組織であるからこそ、潤沢な予算を抱え装備や設備、福利厚生が、日本のどの警察機関よりも整っていることは働く側には大きな魅力です。
もちろん、参加生徒たちが最も知りたい採用試験についても詳しく説明していただきました。実は今年度より、採用試験の回数をはじめ、第1次試験では、「SPI3」の導入や教養試験の出題数削減等、実施方法や内容に変更があります。生徒たちは、論作文試験の要点や面接試験での注意点など、大切な情報を懸命にメモにとりました。
「警察官とは?」という問い掛けに、「人々の幸せを守ることです」、と木嶋様は言い切りました。「悪と厳しく対峙する強さと、困っている人に寄り添う優しさが同時に求められる仕事です」との言葉に続いて、「柔剣道の経験のある人、体力のある特別な人だけがなれる職業でありません」とも説明してくれました。警察官として必要とされる、知識と技能、体力や正義感は、採用後に警察学校でしっかりと教えてもらえます。
木嶋様は、定年を迎えられたときの体験を生徒たちに語りました。自らの警視庁でのキャリアを振り返り「やり遂げた」と大変感慨深いお気持ちを抱いたそうです。これから社会に出ようとする若者たちに、自分が専念してきた仕事を自信を持って勧めることは、誰にでもできることではありません。優しい笑顔と誠実なお話ぶりから、本物の説得力を感じました。
初戦突破 ~硬式野球部~
『第78回 春季県高校野球大会』が開幕を迎えました。本校硬式野球部は20日(日)、長生の森公園野球場第2試合にて初戦(第2回戦)を戦い、対戦校市立柏高校に5-0で勝利しました。
攻撃では、一回二死から庄村が右前打で出塁。二盗を成功させ二死二塁とすると、続く本島が適時二塁打を放ち、1点を先制。三回にも1点を追加して2-0で迎えた四回、薫田が左前長打を放ち無死二塁。増田の適時三塁打で3点目を追加。庄村、緒方の適時打で1点ずつを追加し、5-0としました。
先発を務めた川端は七回まで投げ、対戦校の打線を完封。八回より佐藤が継投し、得点を許さず最後まで投げきりました。
3回戦目は、26日(土)袖ケ浦市営野球場第1試合10:00a.m.プレーボールを予定しています。*試合進行は、天候などの事情により変更になる場合があります。その都度、県高校野球連盟ホームページで最新の情報をご確認ください。
避難訓練
本日1校時、全校一斉に「避難訓練」が実施されました。生徒たちは、放送、学級担任、誘導担当の教師、それぞれから出される注意をしっかりと聴き、指示に従い、真剣に訓練に取り組んでいる様子でした。
月曜朝のLHRで震度6以上の地震が発生。緊急放送で「全員、身を守る行動をとりなさい」と指示が出されている最中に、1階調理室より火災発生の一報が伝わるという設定で避難訓練が行われました。新年度を迎えハウスを移動し、新しい教室で初めて行われる訓練なので、生徒たちは避難経路を前もって確認の上で退避行動を執り、各ハウス(各学年)ごとに決められた避難場所へと移動しました。生徒たちは、各ハウス長からの講評を受けると、次は至真殿へ移動し全体集会が開かれました。
至真殿では、森下副校長から「全員の避難が完了したと報告されるまで、12分24秒。例年と比べても非常に早い避難完了でした。全員が迅速な行動を執ることができました。今回の訓練は、「迅速な避難」「慌てず騒がず」という目標がありました。迅速な避難には素早い行動が求められます。これは必ずしも、避難場所まで速く走ることを意味していません。注意や指示を聴いてから即座に行動することが重要です」と心構えが伝えられました。
また、「杞憂」という言葉にまつわる、中国の故事を紹介し、「1923年の関東大震災、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災を振り返れば、震災は杞憂ではないことが分かります。いつ起こるのかは分かりませんが、必ず起きます。その「いつか」に緊迫感を失わず、次回の訓練にも取り組んで下さい。また、災害は学校にいる時にだけ起こるわけではありません。「万が一」のときにどう備えるか、ご家庭でも話し合う機会を設けて下さい」と避難訓練への講評を述べました。
災害担当、環境整備課長軽込先生からは、今回の設定ではカバーされていない状況を具体的に示し、「学校内で災害が発生した場合は、教員の指示に従って行動するよう」生徒たちに促しました。また、『常時必携 大規模災害発生時における行動マニュアル』を示し、学校以外の場所で被災した場合の対処方法なども紹介しました。最後に、「次回の避難訓練は、日時を予告せずに行います」と伝え、集会を終えました。
海外研修保護者説明会
4月19日(土)午前10時より、本校音楽ホールにて今年度「海外研修保護者説明会」が行われました。保護者・生徒29組の参加があり、大変盛況な説明会となりました。
初めに学校長から、国際教育・国際交流に重点を置いている本校の教育方針と、海外研修の意義が伝えられました。「国際社会の中で日本が経済的な求心力を失いつつあるなか、国内では少子高齢化、労働力不足等、様々な問題を抱えているという現状を認識した上で、現在大きな勢いをもって発展し続けている同じアジアのベトナムから多くのことを学び体験することは、生徒にとって大変意義深いことです」と強調しました。
さらに、「ベトナムでの滞在先であるダナン市と木更津市は『友好協力関係構築に関する覚書』を締結しており、様々な分野で交流が行われています。本校でも昨年3月、インターアクト部生徒による現地での研修に続き、8月にも一般参加の生徒18名が6日間にわたる研修活動を行った実績があります。また、木更津市に本社を置く株式会社三日月が産学官連携の一環としてこの友好協力関係に協賛していただいています。同社が経営するダナン市の五つ星リゾートホテルを宿泊場所として利用することで、万全な安全対策の元で滞在できると同時に、研修費用を最大限安価に抑えることも可能となっています。今回の研修でも、世界有数のリゾート地であるダナンビーチを始めとするダナン市内観光や世界遺産であるホイアン観光に加え、現地で行われている様々な国際協力活動や日系企業の視察、現地の国立大学であるダナン大学学生との終日にわたる交流など多彩で有意義な活動を予定しております」と説明が加えられました。
ベトナムの国・都市・食文化についての紹介ビデオ上映の後、昨年度のベトナム海外研修を引率した本校国際交流課長宮越先生から、昨年度の詳しい報告がありました。昨年度の写真をスライド形式で見ながら、単なる旅行ではない「研修旅行」としての様々なプログラムについて話がありました。
続いて、研修旅行を開催する近畿日本ツーリストの金杉様より、滞在先である「ダナン市の概要」「研修のポイント」「飛行機・ホテル」「研修行程」「申込と研修費用」の5点について詳しい案内が行われました。今年度引率を担当する本校国際交流課の米本先生から挨拶があり、最後に再び宮越先生から21日(月)から始まる「海外研修参加申込書」の受付について話がありました。宿泊先の関係で16名という定員が設けられているために、先着順による申込書の受付となります。今後も、海外研修についてこちらの新着情報にて様々なお知らせをしていきますので、お見逃しなきようにお願いいたします。
インターンシップ説明会 ~就職指導部~
お昼休みに、就職指導部が主催するインターンシップ説明会を実施しました。3学年18クラスを前後半に分け、4月17日(木)前半クラスは94名、18日(金)は後半クラスから95名の参加者がありました。
本校ではインターンシップ実施に際し、毎年60以上の企業や官公庁、医療・介護施設、保育施設、宿泊、サービス施設、イベント設営会社などにご協力をお願いしています。
3年生は進路について真剣に考え始めなければならない時期を迎えました。参加者には就職希望者ばかりでなく進学志望の生徒も大勢いて、各自の進路に有益な研修先を探しインターンシップを申し込みます。昨年度は68団体の協力があり、151名が参加しました。そのうち関連する職種に進んだ生徒は50%に達しています。進路を決定する段階で、生徒はインターンシップでの経験を判断材料として適切に利用しているようです。
インターンシップでは、学校ではできない職業体験をすることができます。期間は5月から6月、参加日数は1日から最長3日間。その間は企業や団体の一員となり現場で働きます。ゴルフ場や自動車販売、消防署の訓練など、実際のインターンシップの様子を写真で紹介すると生徒たちは大きな関心を示しました。
みんなが自分の希望する進路に進めるよう、頑張れ総合生!
建築ガイダンス ~就職指導部~
4月16日の放課後、企業からお二人の講師をお招きして、「建築ガイダンス」を行いました。将来、建築・建設関係の道に進みたいという高い志を持つ3年生が3名参加しました。
講師としてご来校いただいたのは株式会社ダイニッセイの中山浩一様、釜石美麗様のお二人です。業界の現状ややりがい、どんな仕事があるのか、取得できる資格などについて、詳しく教えていただきました。
まず釜石様から、ダイニッセイの実績について紹介していただきました。ダイニッセイは“東京ソラマチ”で有名なスカイツリーイーストタワーの建設をはじめ、東京駅丸の内駅舎の保存・復元、県内では市原市五井駅前のマンションや本校近くのユニクロの店舗を手掛けるなど、現在最も熱い建設会社の1つです。
ビルや橋梁、ダムなどを完成させるまでには、「施工図」、「加工場」、「現場」という段階を踏みます。通常はこの1つ1つをそれぞれの専門企業が担当するのですが、ダイニッセイはこれら3つの業務を一社でこなします。1社で担うからこそ、コストを下げ工期を短縮するなどのメリットがあります。また、鉄筋の端材を出さないようにするため、ロール状の鉄筋を社内で断裁し無駄をなくす技法をいち早く採用し、SDGsに貢献しています。ダイニッセイで若くして現場責任者に抜擢された社員の話などを聞き、生徒たちは目を輝かせていました。
つづいて中山様から鉄筋施工技能検定について説明をしていただきました。中山様は厚生労働省認定「ものづくりマイスター」に資格を持ち、その指導の下多くの方が検定に合格し建築業界で活躍されているとのことです。中山様から実演を含めた指導を受け、生徒たちはハッカーという工具を用いて鉄骨同士を針金で結びつける体験をさせてもらいました。
ダイニッセイは「鉄の結束で未来を造る」というスローガンを掲げます。「鉄の結束」は鉄骨を結びつける強さと仲間同士の結束力の強さの両方を意味し、堅い絆こそが未来を創り上げるのだ、という意気込みを示しています。まもなく3学年では、インターンシップが実施されますが、今回参加した生徒たちインターンシップで建築の基礎を学びたいと目を輝かせていました。中山様、釜石様、ダイニッセイの皆様、本当にありがとうございました。
部活動紹介・体験入部
『部活動紹介』は、年度最初の生徒会企画です。至真殿に集まった新入生へ、全ての部活動(運動部16,文化部17)・同好会(10)が紹介されました。
部活動紹介の始まりに際して、学校長は「1年生は月曜日の準備登校から様々な行事が目白押しで少し疲れを感じている人もいると思いますが、金曜日のきょうは、部活動紹介と体験入部で1日を過ごすことになります。
部活動や同好会に入ると、経験のある競技や特技を高校でも続け、さらに技能を高めることができるという利点があります。また、高校に入ったことを切っ掛けに、全く新しいことにチャレンジをすることもできます。新しい世界に一歩を踏み出すことになるからこそ、課題に直面しそれを乗り越えることで成長することができます。そして一番大切なのは、クラスや学年の枠を超えた交流ができる、出会いがあるということです。本校には個性豊かな、2,100名もの生徒たちがいろいろな地域から通っています。どの活動にも参加しなければ、そのような人たちと全く顔を合わせず、言葉も交わさずに3年間を過ごしてしまうかもしれません。仲間を作ることで、価値観を共有し知見を広げることにつながります」と述べ、一人でも多くの生徒が部活動・同好会に加入することを期待しました。
生徒会長、沖くんが「周囲を見渡せばわかるように、多くの部活動の上級生たちが、みなさんのために準備をしてくれました。本当に多くの部活動・同好会があるので、きっとみなさんが気に入る団体があると思います。是非興味を持てる活動を探してみてください」と、部活動・同好会への積極的な見学を促しました。
午前中に行われた部活動紹介では、全43団体が決められた制限時間内で、所属団体の特徴や活動の様子を上手に伝えました。競技や練習の様子を実演して、見学する1年生から喝采を浴びる団体が目立ちました。一方、視覚に訴えるパフォーマンスをするには明らかに不利な団体もありましたが、なかには見事な(過剰な?)演出で会場を沸かせる強者もいました。
午後には、それぞれの練習施設や教室を巡っての部活動・同好会体験でした。見学にとどまらず、競技や活動を実際に体験できるところがミソです。人気の団体には人だかりもできて、まるで春の文化祭の様相を呈していました。
オリエンテーション ~1年生~
1年生は、1校時目の対面式を終えると、午前中はクラスごとに動き、LHRの枠の中で、個人写真の撮影をしたり新しい教科書を受け取ったりしました。午後は再び至真殿に集まり、様々なガイダンスを受けました。
オリエンテーションのしおりには、「生徒心得」「服装規定」ほか、進路関係の資料なども掲載されていて、担当する教師から関係する文書について説明が行われました。
生徒指導部長鈴木先生から、通学時の注意、学校内外での過ごし方、服装や頭髪に関する規定について説明を受けました。「お互いに挨拶をしっかり交わしましょう」と挨拶の励行が呼びかけられました。
進路関係については、進学指導部長竹下先生から、進学に関する概要が説明されました。多くの生徒が利用する「総合型選抜」では、人物評価が重視されます。調査書に記載される評定平均値、出欠席の記録、検定試験等がその評価に大きく影響するので、日々の学校生活、授業や課外活動でアピールできる材料を作る必要があります。学力試験が伴う「一般選抜型」入試では、プラスアルファの学力をつけるために、問題集やスタサプなどに積極的に取り組むことを求めました。
就職指導部長寺岡先生は、「自分が社長という立場で、どの様な人物を雇用したくなるか、考えてみてください」という問い掛けから説明を始め、「挨拶をしっかりする」こと、「欠勤をしない」こと、そして基礎学力がいかに大切かを強調しました。中学生の頃だらしない生活をしていても、高校から頑張って一発逆転の成功を勝ち取った卒業生が大勢いることを伝えて生徒たちを励ましました。どちらの先生も、進学指導室・就職指導室を有効に利用して欲しい、と訴えました。
国際交流課の宮越先生からは、7月にベトナムで予定されている「海外研修」の説明がありました。SNSを使えばいくらでも海外の情報を得られる時代ですが、実際に現地に行って、その土地の空気を吸い当地のものを食べ、いろいろな人たちと交流するという体験をしなければ得られないものがある、と説きました。超高級リゾートホテルに宿泊しますが、企業の協賛があり料金は最大限安価に抑えられています。まずは、4月19日(土)の説明会に参加しましょう。
養護教諭の宍倉先生からは、保健室の利用方法、スクールカウンセラーの紹介、全員が加盟する保険について説明がありました。授業中や部活動ばかりでなく、登下校中のケガも保障されています。
生徒指導部で1年生を担当する押本先生から、服装や身だしなみについて注意がありました。学校生活では必要ないアクセサリーやお化粧は厳に控えなければなりません。
生徒たちは、必要な事柄をしおりにメモをしながら、最後までしっかりと聴いていました。
対面式
至真殿メインフロアーに全学年が集まり、新入生と2、3年生とで、『対面式』が行われました。
新入生がステージ側に並び、後方に在校生の2、3年生が並びました。号令に合わせて1年生が回り右。後方に身体を向けて、1年生と在校生が初めて対面をする瞬間となりました。
在校生を代表して、生徒会長の沖くんが「新入生のみなさん、木更津総合高校へのご入学おめでとうございます。みなさんと学校生活を送れることを楽しみにしていました。新しい環境で慣れないことも多く、不安なことばかりだと思います。私たち自身も入学時は多くの不安を抱えていました。しかし、先輩方の助けがあり安心できたことを覚えています。今度は、私たちがみなさんの不安を取り除く番です。困ったことがあれば何でも私たちに訊いてください。
これから、およそ2,000人もの生徒が学校生活を共にすることになります。多くの部活動や同好会、学校全体が大いに盛り上がる文化祭や体育祭など、本校では他の学校では味わえない様々な経験をすることができます。是非、多くの仲間や先生方とのかかわりを通し、お互いに成長していきましょう。もうみなさんは木更津総合高校の一員です。一緒に最高の学校生活を送っていきましょう」と、温かい言葉で1年生を迎えました。
新入生を代表して、橋爪真人くんが「激励の言葉ありがとうございました。私たち1年生は、高校生活に馴染みも少なく、不安に感じること、戸惑うことが沢山あります。しかし、先輩方と協力して早く総合高校での生活に慣れ、部活動や勉強、様々なことに頑張って取り組んでいきたいと思います。ご指導よろしくお願いします」と、これからの抱負を述べて、上級生たちに応えました。
副校長からの「いま、沖くんと橋爪くんからは、素晴らしい挨拶をしてもらいました。握手をお願いします」との言葉で、ステージ上で二人が堅い握手をすると、会場からは大きな拍手が送られました。
「昨日、桜が満開のなか、新入生717名を迎えることができました。2年生3年生を含めて、2,107名。すべての学年が揃い、いよいよ新しい、令和7年度の木更津総合高校がスタートします。言うまでもなく、様々な学校行事、学校生活は生徒が中心になります。1年生は、先輩や先生方の助けを借りて、1日も早く学校生活に慣れて下さい。各学年、各ハウスが協力し合い、最高の学校生活を過ごしていきましょう。改めて、大きな拍手を!」と促されると、再び大きな拍手が沸き起こりました。