お知らせ
スピーチコンテスト
9月3日(火)放課後、真板幸男記念館にて、『校内英語スピーチコンテスト』が開催されました。チャレンジ精神旺盛な、26名の参加者がコンテストに挑みました。
コンテストは、暗唱部門とスピーチ部門の2部門に分かれ、1年生の暗唱部門に4名、2年生と3年生の暗唱部門に3名が出場。スピーチ部門(全学年対象)には19名が出場しました。参加者は、暗唱部門では授業を担当する英語教師と発表にふさわしい英文原稿を選び、スピーチ部門では語学コース・コース長の宮越先生の指導を受けながら原稿の作成を手掛けるなど、どちらも夏休み前から準備を進め練習を重ねての出場となりました。
口火を切った1年生の暗唱部門から、目線を上げて英語らしい流ちょうな発音でのパフォーマンスが目立ち、コンテストのレベルの高さに期待がふくらみました。
スピーチ部門では、各参加者が自分でテーマを設定しスピーチをします。自分が打ち込むモータースポーツを熱く語ったり、校則に関して多様性の観点から自分の意見を述べたり、その内容は実に幅広く多岐にわたるトピックが語られました。
アルバイトで葬儀を手伝い、ご遺体に化粧を施し白い装束を着せるなど、死を厭わず人の最後に向き合う経験をした生徒。家族で日本に移住し、自分のためばかりでなく日本語が全く分からない家族を助けるために言葉の壁を乗り越えた体験を持つ生徒など、なかにはその内容が唯一無二で、物語そのものに引き込まれてしまうものもありました。
宮越先生、英会話を担当するデーモン先生とジェームズ先生の3氏によって審査が行われました。以下に、結果をお知らせします。
【1年生暗唱部門】
第1位 北野琉翔、 第2位 新井穂花
【2・3年生暗唱部門】
第1位 石井 司
【全学年スピーチ部門】
第1位 パカテ・ジャズミン、第2位 加藤瑠那
第3位 濱邊誠己、 第4位 大塚望乃
第5位 和泉柚月、 第6位 荒琥太朗
以上9名が学内での入賞者となり、後日学校長より表彰されます。
また、得点差から下線を施した4名が、9月20日(金)、東海大付属市原望洋高校で開催される『高校生スピーチコンテスト 木更津・市原地区大会』に、本校代表として出場いたします。応援よろしくお願いします。
平日オープンキャンパス ~進学指導部~
本日午前中の授業時間帯に、『清和大学オープンキャンパス』が本校生徒を対象に開催されました。9:20より1201教室(階段教室)で行われた全体会では、清和大学の特色と魅力が伝えられました。
2年生171名、3年生28名が参加。今回のオーキャンの特色は、大学教職員からだけではなく、現役大学生がそれぞれの実体験に基づいた、清和大学の「推し」について直接話してくれたことでした。
授業やゼミが少人数で行われていることで、「きめ細やかな指導を受けることができた」「周囲に埋没せず、自分の個性を伸ばすことができた」「気さくな先生が多く、勉強面だけではなく、いろいろな相談をさせてもらった」。その他にも、「公務員試験対策講座を含め、キャリアガイダンス全般が充実している」等、卒業後の進路についても適切な指導を受けることができる、と様々な利点を挙げてくれました。
生徒たちは全体会で、清和大学のコースとカリキュラム、入学試験や特待生制度等の概要説明を受けた後、3教室に分かれて「大学の講義」を受けることができました。講義のテーマは、「SNS上での匿名でのコミュニケーション」「パリ五輪選手の性別問題」「イベントチケットの不正販売と法整備」。どれもホットなトピックですが、法律という視点からとりあげると整理して捉えることができました。
講義の後は大学生の案内で、教室、図書館やトレーニングジム等、構内の施設を見学しました。実際に裁判所で使われていた設備が整う「模擬法廷」教室に、生徒たちは興味津々。裁判官が使う木槌を持って、その気分を味わいました。
最後は、学生たちの憩いの場、“COCORO TERRACE”(ココロテラス)で昼食体験。特製カレーに舌鼓を打ちました。
避難訓練
昨日、始業式を前に『避難訓練』が実施されました。「大きな揺れを感じました」「全員、身を守る行動をとりなさい」という緊急放送の指示に従い、生徒はハウスごとに決められた避難場所へ移動。全員が真面目に取り組みました。
各避難場所では担任が点呼をとりハウスの人員確認がすむと、ハウス長から注意と講評を受け、全員が至真殿へ移動。改めて学校長から講話が伝えられました。
学校長は、「先ほどは今年度初めての避難訓練が行われました。間もなく迎える9月1日は、国によって『防災の日』と定められていて、地震だけでなく台風や津波などの自然災害についての認識を深めて、その心構えをするための日になっています。今から101年前の1923年(大正12年)の9月1日に関東大震災が起きました。この震災はまさに今恐れられている首都直下型地震で、東京を始め近隣の県も合わせて10万5千人もの死者行方不明者が出た災害です。
みなさんの記憶に残っているのは、2011年3月11日に起きた東日本大震災だと思います。みなさんが幼稚園くらいの時です。東日本大震災では2万人近くの人が亡くなっていますが、その9割以上が津波で亡くなっています。この2万人と比べると関東大震災の10万人という死者数が、いかに多いかわかると思います。関東大震災の死者の9割以上は火事で亡くなっています。
首都直下型地震は30年以内に70%くらいの確率で起こると言われています。みなさんが高校生でいる間に起こる確率も十分にあります。いつ地震が起こっても慌てないように、常に心構えを持っていてください。みなさんが学校外にいる時は、個々に自分の身を守ってもらわなければなりませんが、学校にいる時は安心してください。本校の校舎は、震度7の地震が来ても潰れることはありません。そして学校の中で火が燃え広がるような場所はほとんどありません。つまりみなさんが慌ててパニックを起こさなければ、命を落とす危険はないということです。今日の訓練をしっかりと記憶にとどめて、地震が起きても慌てず冷静に行動できるようにしてください」と、災害に対しての心構えを喚起し、常に備えを怠らないよう訴えました。
表彰
昨日の始業式の途中、今夏優秀な成績を収めた部活動に対して、表彰が行われました。
次にご紹介いたします。
【ソフトテニス部】
○全日本高等学校ソフトテニス選手権大会
男子団体3位
【柔道部】
○全国高等学校総合体育大会
男子団体 3位
男子100㎏超級 2位 三木清夢
男子90㎏級 5位 津本隼冴
女子団体5位
女子48㎏級 2位 若林美優
女子78㎏級 3位 大前暖佳
女子57㎏級 5位 橋本翔歩
女子63㎏級 5位 加藤陽菜
○金鷲旗高校柔道大会
女子団体 3位
【書道部】
○弘法大師高野山競書大会
南山賞 海保乃蒼、兼清琉那
高野山書道協会賞 栁原ちひろ
【陸上競技部】
○全国高等学校総合体育大会
女子ハンマー投 4位 小野寺結菜
○関東陸上競技選手権大会
女子ハンマー投 6位 小野寺結菜
7位 栗原莉央
男子4×100mリレー 7位
千葉竜也、宮島 由、小松悠稀、金子颯希
【バスケットボール部】
○内房高等学校バスケットボール選手権大会
女子の部 準優勝
○優秀選手 伊東柚月、長島らら
【剣道部】
○千葉県私立高等学校剣道大会
女子団体の部 優勝
○振武旗争奪剣道大会
女子 準優勝
【吹奏楽部】
○千葉県吹奏楽コンクール
高校生の部ジュニア部門 優良賞
高校生の部A部門 銀賞
【バレーボール部】
○内房高等学校バレーボール大会
男子 優勝
【ソフトボール部】
○宍倉優勝旗争奪高等学校ソフトボール大会
1部優勝
始業式
本日は、至真殿にて始業式が行われました。ステージには、8月中に行われた海外研修の参加者と、甲子園大会に出場した硬式野球の部員たちが上がり、それぞれの代表者が挨拶をしました。
会の始まりには、生徒会長の原君から、「この夏休み、みなさんは、それぞれが新しい経験を積んだり、挑戦したりしたことと思います。夏は、自分の中の成長や新しい発見をする季節でもあります。いつもとは違う視点を得た人もいるでしょう。その経験や学びを、これからの学校生活に活かしていきましょう」と、呼び掛けがありました。
次に、海外研修参加者がステージに上がり、3年生渡邉珀君が「枯葉剤被害者支援センターや少数民族の集落を訪問、現地大学生との交流会、現地日本企業の見学など、どれも日本にいては出来ない経験、普通の旅行ではかなわない貴重な体験でした」と、報告をしてくれました。
続いて、硬式野球部員たちが登壇。主将の川上泰輝君が、「みなさんのお陰で、千葉大会で優勝することができました。甲子園では初戦敗退という結果でしたが、最後まで諦めない、粘り強い姿をお見せすることができたと思います。夢の舞台、甲子園でプレーすることができたのは、私たちにとって何にも代え難い財産となりました。暑いなか、最後の最後まで声を張り上げての
応援は、私たちに勇気を与えてくれました。これからも後輩たちが野球部の伝統を継承し、来年も再来年も甲子園へ出場できるよう努力を続けて行きます。今後も変わらぬご声援をお願い致します。本当にありがとうございました」と、感謝の気持ちを伝え、部員全員が深く頭を下げました。
最後に、学校長からの挨拶がありました。まず、「特に3年生は、自らの進路に関する準備で、真剣な目つきで学校に登校していました。また、多くのクラブ活動がこの夏に目覚ましい成果を上げました。柔道部男子やソフトテニス部男子は全国3位という高い戦績を達成しました。そして6年ぶり8回目の夏の甲子園に出場した硬式野球部は見事でした。吹奏楽・チアリーディング部・ダンス部に有志の応援も加わった木更津総合の応援団は本当に迫力のあるパフォーマンスを繰り広げ、学校が一つになりました。本当に素晴らしい夏休みだったと思えるのであれば、この上ないことだと思います」と、この夏休みを振り返り、続いて、「これから冬休みまでの4ヶ月は、高校生活の中でも本当に密度の濃い4ヶ月です。3年生は進路に向けての準備があります。人生を決める4ヶ月といっても良いでしょう。そして体育祭と文化祭という2大行事も予定されています。学校行事こそ皆さん自身が大きく成長する機会であるという思いから、今年も万全の体制で計画しています」、と秋に向けての抱負を述べました。「挨拶の励行」「服装を整える」「安易な遅刻や欠席をしない」「しっかり学習する」「清掃の徹底」と、5つの要望事項を確認し、始業式という節目に「しっかりとした心構えをもって、またしっかりと頑張っていこう!」というメッセージを伝え、講話を終えました。
観音まつり ~吹奏楽部~
和太鼓部に続いて、吹奏楽部が登場。ポップス、昭和歌謡から吹奏楽定番の楽曲まで、幅の広いレパートリーで会場を魅了しました。
最初の曲は、『ヤングマン(YMCA)』。軽快な曲調と楽しいダンスで、来場者のハートをがっちり掴みます。続いて、『川の流れのように』。レトロ感あふれる楽曲で昭和世代のみなさんへのアピールも忘れません。『ディープパープルメドレー』では、各パートが最前列に出て「カッコイイ」演奏を繰り広げる演出となりました。『宝島』では吹奏楽部の力量を存分に発揮し、サンバのリズムに乗った、明るく爽やかなメロディーが会場を大いに盛り上げました。
会場からのアンコールに応えてお届けしたのは、『野球応援メドレー』でした。アルプススタンドさながらの演奏で、今夏繰り広げられた甲子園球場での熱戦が蘇る、迫力満点のパフォーマンスとなりました。
和太鼓部、吹奏楽部による演奏は、1時間にわたるものとなりました。大変暑いなか、大勢の方が日向で立ち見を続ける状況にもかかわらず、多くのご声援と拍手を送っていただきました。最後までご鑑賞いただき、誠にありがとうございました。
観音まつり ~和太鼓部~
木更津東部商店街振興組合主催の『第44回 観音まつり』に、今年も本校和太鼓部と吹奏楽部が出演。猛烈な残暑のなか、パワー全開、汗だくの熱演が会場を沸かせました。
この催しは、木更津駅東口に祀られている観音像と無縁仏への感謝の気持ちを表し商店街の振興を祈願するお祭りです。9時に執り行われた観音堂ご開帳式典に続いて、11時から商店街駐車場を会場にして、イベントが開始されました。
午後2時からの登場となったのが、本校和太鼓部。迫力のある太鼓に、清涼感のある笛の音、銅鑼の重低音が轟き、幾層にも重ねられた音響が会場に響き渡りました。
1曲目の『睦(むつみ)』は、部員たちの仲睦まじい様子を表現した曲。2曲目の『奏音(かなた)』は、滑らかに、かつ鋭く駆け抜ける風が表現されています。どちらも卒業生が創作し、代々伝えられてきた曲です。
最後の曲を前に、「これまで応援していただいたみなさんを、今度は私たちが応援する気持ちを込めて演奏します」と紹介されたのが、『桜宴華(おうえんか)』。桜が舞う旅立ちと出会いの季節、楽しいときも辛いときも、ともに歩んだ仲間との宴の様子がイメージされた曲です。全2曲の演奏と異なり、一人ひとりが各自の太鼓や笛、鉦を手にもって会場を縦横に乱舞しながらのパフォーマンスとなりました。
体験入学 ~3日目~
体験入学最終日となった本日は、週末の開催となったため保護者の参加人数が、最多の383名となりました。3日間にわたって行われた体験入学は、多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終了することができました。
この3日間、中学3年生のみなさんが、朝のホームルームと1コマ目の時間帯を過ごしている間、保護者の方々には、至誠館で行われた『保護者説明会』(9:00~10:20)に参加していただきました。
学校長は、保護者のみなさまへの挨拶に続き、本校の特色について説明を始めました。終戦時日本の復興と繁栄を若者たちへの教育に求めた君津学園創立者、真板益夫先生が抱いた志と、学園設立から現在に至る本校の沿革に触れ、建学の精神『真心教育』を紹介し、本校の教育理念を伝えました。
学校の主な目標として、「学力の向上」「基本的な生活習慣の確立」「愛校心の涵養」と3本の柱を掲げ、それぞれについて、様々な学習が可能となる「コース制・総合選択制」、バリエーションに富んだ「学校行事」、多様かつ活発な「クラブ活動」といった、特色ある本校の取り組みついて話しました。
大学・専門学校への進学については、進学指導部、竹下部長から説明がありました。昨年度については、75%を占める進学希望者のうち現役合格者が98.4%に達する結果となりました。また、学習コンテンツの配信と学習の質と量の一括管理が可能となる「ICTの活用」と「放課後講座」、分野別・系統別の「進路ガイダンス」といった具体的な取り組みについても紹介がありました。
就職指導部、寺岡部長から、公務員採用試験を含めた就職全般について説明がありました。就職内定率は、9年連続で100%に達しているものの、さらに、早期退職者が出ることをさけ同一の職場に長く働く生徒を育てるため、「インターンシップ」や現場で働くプロを招いての「放課後ガイダンス」、徹底した「公務員採用試験対策講座」等の具体的な取り組みを紹介しました。「最後まで諦めない、諦めさせない」と、そのモットーからは熱意が伝わります。
本日は特に、積極的に学校内を見学/授業を参観される保護者の姿が目立ちました。多種多様な部活動・同好会があることや、特にスポーツ系の活動では、高校生の運動能力の高さに驚いている中学生、保護者の方々を多く見かけました。
校内のあちらこちらで生徒会役員の生徒が、案内役として活躍していました。役員の生徒が先導する「見学ツアー」には、毎回多くの参加者があり、大変好評の様子でした。
この3日間で、中学生が1,828名、保護者900名と、どちらも昨年度を上回る参加者をお迎えしました。猛暑にもかかわらず、貴重な時間を割いてのご来校、本当に有り難いことだと感じております。特に中学3年生のみなさんにとっては、残りの中学生活が実りの多いものであることを願っております。希望する進路へ邁進し、夢をかなえられることを祈っております。
体験入学 ~2日目~
体験入学2日目の今日も、大勢の中学3年生と保護者のみなさまが来校しました。午前中の限られた時間ではありましたが、授業と校内見学をして本校での生活の一部分を体験してもらいました。
スポーツコースでは、「ライフスタイルとスポーツ」をテーマに授業が行われました。平均余命の長期化や生活様式の多様化に伴い、スポーツと人との関わりにもさまざまな意義が生まれました。スポーツには人生を豊かにしてくれる要素がたくさんあります。総合コースの英語では、会話と読み書きの両面をバランスよく学びました。LとRの発音の違いに注目。やっぱり文法も大切です。特進の物理では、「波の性質」について勉強しました。救急車が近づくとき、遠ざかるとき、なぜサイレンの音が変化するの?(ドップラー効果)ロープを使った波の再現に、中学生は納得の顔でした。語学コースは英会話の授業でした。スコットランド出身のジェームズ先生からイギリスという国の成り立ちを学んだり、英単語を使ったサバイバルゲームをしたりしながら、楽しく英語を学びました。特進コースの日本史では、「日本の文化」をテーマに、石器や土器に代表される先史時代、渡来文化の影響を色濃く反映する飛鳥から天平、日本独自の文化が花開く平安時代までを、各時代の文化財を通してその特色を学びました。総合コースの化学では、石けんからロウソクを作りました。石けん水溶液に塩酸を加えると、油脂と水分が分離。油脂を固め芯材(ひも)を入れると、ロウソクの完成です。
部活動・同好会は、練習施設や教室でさまざまな活動を展開。見学ばかりでなく参加型のアトラクションを設ける団体もあり、校内を歩き回る中学生は結構楽しんでいる様子でした。
体験入学 ~1日目~
本日から3日間、中学3年生とその保護者のみなさまを対象にした『体験入学』が開催されています。1日目の今日は、中学3年生だけで701名の参加者がありました。
受付を済ませた中学3年生たちは、案内に従って各自のホームルーム(HR)教室に向かいます。朝のHRでは、『‘24学校案内』動画が電子黒板に投影され、学校長のメッセージや部活動・同好会が紹介されました。HR担任からは、配布資料を見ながら、本校の概要や日程の説明がありました。
参加した中学生は1コマ目の授業時間帯に、半分が各自の※希望コースの教科授業を受けます。もう半分は施設を見て回ったり、関心を持つ部活動・同好会に参加したりしながら校内を見学します。2コマ目は、授業を受ける生徒と見学をする生徒が入れ替わる仕組みです。
「いくつのパターンがあるのか」を、中学では樹形図等を作って数えますが、総合コース、数学の授業では、順列や確率を使って答えを導き出す方法を学びました。これを応用して、地図上の最短経路を求めました。同コースの国語では、紫式部や清少納言の作品から、平安時代の「美人の基準」「疫病の概念」「結婚の形態」等を読み解きます。およそ1,000年前の常識は、現代のものとは大きく異なりました。情報ビジネスコースの授業では、エクセルを使って成績データの合計点数や平均点、最高点と最低点などを求めました。美術コースでは、コースターに様々なモチーフをデザインしました。「感じたもの」から「何を作るのか」、それを「どう伝えるのか」を考えます。医療・看護コースでは、コースに課せられた独特の知識体系がレクチャーされました。入試対策にとどまらず、進学してから、さらに医療の現場で活かせる、「実践に即した学び」が強調されました。生活科学コースでは、エコバッグを作りました。ミシンを使った作業に取り組みました。保育・幼児教育コースでは、「かざぐるま」を作りました。色鮮やかでクルクル回るかざぐるまは、幼い子どもたちを惹きつける格好の玩具です。
※本校には、「特別進学」「進学」「総合」「スポーツ」「情報ビジネス」「語学」「医療・看護」「保育・幼児教育」「生活科学」「美術」、以上10のコースがあります。
語学研修最終日
宮越先生からのレポートもこれが最終回です。海外進出をしている日本企業を見学する様子からは、日本がどの様に海外で経済活動を展開しているのかを読み取れます。
レポートを振り返ると、研修は実に内容の濃いものでしたが、観光という面でも、最後まで景勝地を訪れ、グルメとショッピングを楽しみ、充実したベトナム旅行となったようです。
実質的にベトナム海外研修最終日となる、5日目のスタートです!今日もダナン湾からの朝日が優しく朝の訪れを告げてくれています。4日間に渡る充実した研修プログラムと、毎日22時まで楽しめる宿泊者専用の22階屋上インフィニティプールでの大人体験や、テラス専用露天風呂付きの広くて素晴らしく居心地の良い部屋での睡眠を削って繰り広げられる楽しい時間のおかげ(?)で、生徒たちには相当の疲労と睡眠不足が蓄積しています、、、。ただ、大きく体調を崩してしまう人がいないのが幸いです。部屋ごとにチェックアウトを終え、9時に1階に集合です。5日前のチェックイン時に18人を代表して挨拶をしてくれた北浦さんから、彼らにとって人生で最高に贅沢な素晴らしい滞在体験ができたお礼のスピーチが行われました。
スーツケースをバスに積み込み、最後の研修先である村田製作所ベトナムダナン工場に向かいます。売上高1兆6,401億円、営業利益2,154億円と国内電子部品大手の中で、トップレベルの売上・利益を誇っている同社の工場で、海外に進出する日本企業の仕事を学びます。ベトナム人従業員による歓迎の伝統的ダンスの披露の後、野﨑生産子会社社長から製造されている電子機器・車載向けコイル製品の紹介とベトナム人従業員や文化についての詳しい紹介がありました。生徒たちが毎日愛用しているスマートフォンの中に、2,000個ほど使われている小さなコンデンサーや電子コイルといった電子部品を、実物を交えわかりやすく説明してくださり、情報機器の操作が得意な丸井くんを始め生徒たちは興味深く聞き入っていました。
その後2班に分かれて撮影禁止の製造エリアを見学し、社長を始めとする8人の日本人社員の方々と座談会の始まりです。3班に分かれた少人数でのセッションでは、さまざまな生徒たちから様々な質問がされ、その一つひとつにユーモアを交えて丁寧に答えていただきました。海外での仕事がどんなものであるかなど、生徒たちにとって大変貴重な経験となりました。お土産までいただき、今回の最後の研修も素晴らしいものになりました。
ショッピングモールに移動し各自昼食と買い物をした後は、楽しみにしていた現地の庶民の台所ともいえるハン市場の散策です。疲れと暑さでバテ気味の生徒もいましたが、興味深い体験となりました。バスでダナン市北東部に位置する山岳エリアソンチャ半島に移動し、屈指のパワースポットであるリンウン寺を参拝しました。ダナン湾を一望する絶景に、生徒たちからは歓声が上がっていました。それぞれの想いを込めて参拝し、8月10日から始まる甲子園での本校硬式野球部の健闘を祈願しました。
研修旅行の締めくくりは、ダナンの1番の魅力とも言える周りミーケビーチ散策です。夕方5時となり、ようやく陽射しも弱まり気温も下がり、心地良い潮風が吹いています。バテ気味の生徒たちは、ここで奇跡の復活を見せ、女子3人が一気に波打ち際までダッシュしたのに続き、男子9人全員が裸足になり校長先生と一緒に同じく波打ち際まで全力ダッシュです!
夕暮れのミーケビーチで最後の異国情緒と東南アジアの夏を堪能し、市内ホテルで中華料理の最後の晩餐です。校長先生を交えた女子6人の円卓では、特に楽しいおしゃべりに花が咲いていました。空港ではゆっくり2時間の自由時間があり、最後のショッピングに気力を振り絞って臨みます!ベトナム航空VN318便は、日付けを跨ぎ8月7日(水)深夜0:25に定刻から15分遅れで、夏の大冒険を見事に終え確実に成長した生徒たち18人を乗せて成田に向けて離陸しました。約5時間後には日本に帰ります。久しぶりに再会する保護者の皆さまには、たった6日間でしたが確実に成長した姿を見ていただけると確信しています。生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした!
語学研修最終日 ~生徒レーポート(最終回)~
(データのやり取りが上手く行かず、語学研修の記事が遅れました。一行は8月7日に帰国、研修は無事終了しております。記事中の「昨日」は、8月7日を指します。神郡さんの記事を紹介します。)
昨日の朝、無事に帰国しました。家に帰宅後すぐに寝てしまい起床したのがなんと、翌日の朝ということを知り「えー!」とびっくりしました。私こんな寝てたんだと思うと怖かったです。そんな余談はおいといて、本題へ移ります!
8月6日火曜日 とうとう海外研修も最終日となりました。 最終日の朝、ホテルで食べる朝食も最後になり寂しかったです。また4泊お世話になったお部屋にも「ありがとうございました」と言って退室しました。 研修最後の訪問先、日本企業の村田製作所を訪問させていただきました。 最初は素敵なwelcomeダンスを披露してくれました。衣装はピンクで可愛かったです! ここでは、村田製作所についての紹介や工場見学をしたり、働いている人に質問したりととても学びがあった訪問になりました。
続いてはGO DaNangという所で昼食をとったりショッピングを楽しんだりしました。昼食はハンバーガーやポテト、アイスなどを食べました。ショッピングでは服、コスメ、スーパーなどを中心に買ったり見たりしながら周りました。
最後の市内観光! コン市場 GO DaNangと同様に買い物を楽しみました。私は、市場で記念にと思いベトナムの民族衣装であるアオザイを購入しました。実際に見てみるととても鮮やかで涼しそうだなぁと感じました。あと、市場全体がアジアの匂いがしました。 ソンチャ半島 ベトナムで最も高い白い大きな女観音像がある場所で知られています。高さは67mで直径35mの蓮台を持っています。その前で写真を撮り、リンウン寺という自然災害からダナンを守るという意味を込めて建てられた寺の下を潜ると目の前は綺麗なオーシャンビューを眺めることができました。青くて広い海をバックに撮る写真もまた最高です。 最後はダナンのビーチで思いっきり遊びました。みんな少し疲れてきたというタイミングでビーチにきたので海を見てみんな今までの疲れがどこかにいってしまったかのように凄く元気になって大興奮でした!(私もその中の1人にあたります。)海はそんなに冷たくなく温かかったです。ビーチはたくさんの人で溢れかえっていました。ビーチはとっても楽しめました。 ベトナム・ダナンでの最後の夕食をレストランで食べました。そこでは一緒に行った仲間や先生と研修での思い出話をしながらご飯を食べていました。その後、ダナン空港に行き荷物を預け、出国手続きをし、ダナン空港から成田空港へと旅立ちました。
翌日の早朝に成田空港に無事着きました。私は、海外に行ったことがなくて行く前は不安だらけでしたが、今回の海外研修を通じてたくさん学びを得ることができたし、たくさんの人との出会いもあり、一緒に参加した仲間や先生に助けていただいていろいろな面で成長できたと思います。いつの間にか最終日になっていて、長いようで短い6日間だったと思います。 かけがえのない一生の思い出になりました。
甲子園より帰還 ~硬式野球部~
昨日熱戦を終えた野球部が、甲子園から帰ってきました。応援委員会、野球部保護者のみなさま、教職員が至真殿前で出迎えました。
学校長は、野球部員たちを前に、「千葉のチャンピオンとして、初回から最後まで素晴らしい闘いを見せてくれて大いに感動しました。プレーばかりでなく、試合中の態度や宿泊先でのマナーであるとか、千葉の代表校として、伝統校として、本当に素晴らしい姿勢であったと多くの方から褒めていただきました。胸を張って学校に帰ってきてくれて本当に良かったです。
6年ぶり8回目の甲子園出場に戸惑うことも多かったなかで、応援委員会、全校生徒、保護者のみなさま、全教職員が、今回の甲子園出場を喜び大いに盛り上げてくれたことを大変嬉しく感じています。壮行会には多くの生徒が集まり、アルプススタンドには千葉大会以上の生徒みんなが応援に駆け付けました。
初戦には勝てませんでしたが、秋以降の大躍進の可能性を感じさせる姿を見せてもらいました。きっと近い将来、再び甲子園で全力校歌を聴けることたのしみにしています」と選手の健闘を讃え、応援に関わった方々に感謝の気持ちを伝えました。
応援団長、野球部の小林君は、「千葉大会からの8戦、素晴らしい試合を見せてもらえました。みなさんを応援できたことを誇りに思っています。私たちは必ず甲子園へ行きます。これからも自分たちを見ていてください」と新たにその決意を語りました。吹奏楽部濱名さんは、「みなさんの頑張る姿に私たちも胸を打たれ、自分たちの応援が少しでもみなさんに届けばとの思いで、応援をしていました」と熱い気持ちを伝えました。チアリーディング部の高田さんは、「3年間みなさんの応援を続けられたこと嬉しく思います。高校生最後の夏に甲子園へ連れて行って下さり本当にありがとうございました」と3年間の活動の締めくくりに感謝の言葉を残しました。ダンス部植田さんが、「甲子園での応援は、何にも代え難い経験になりました。有難う御座いました」と、感想を伝えてくれました。
今回応援委員会を指導した平野先生は、「就任1年目で甲子園の応援を率いたことは、大変貴重な経験になりました。この経験をプラスに捉え、これからに活かしたいと思います」と応援委員会の指導、引率者の代表として挨拶をしました。
そして、野球部主将川上泰輝君は、「この夏の大会で応援の力の凄さを感じました。球場の雰囲気が応援によって大きく変わり、窮地にいる私たちの背中を押してくれました。この夏、甲子園でプレーできたのはみなさんのお陰です」と応援団に感謝の気持ちを伝え、そして保護者に向かい、「人として成長できた3年間でした。朝早くからのお弁当、グラウンドの草刈り、「やってやる」の看板製作など、みなさんの支えがあって甲子園へ行けるチームに成長できました」と保護者のこれまでの援助と後援に触れ、「最後の夏に、夢舞台甲子園でプレーできた自分たちは本当に幸せものです。千葉大会からずっと応援をしていただきました。本当に有難うございました」と主将としての活躍を締め括る言葉を残してくれました。
初戦勝利を逸する ~硬式野球部~
『第106回 全国高校野球選手権大会』に出場した、本校硬式野球部は、対戦校神村学園高校との試合において、5-8で敗れました。甲子園球場での“全力校歌”を聴くことはかないませんでした。
試合は、一進一退の激しい攻防戦となりました。二回裏、神村学園は2死満塁の好機から1点を先制。しかし三回表には、先頭打者山田が粘って11球目で四球を選んで出塁。庄村の犠打もあり、2死三塁から羽根が右前適時打ですぐさま同点に追いつきました。
六回表、先頭の庄村が左前へ一打を放ち、山口の犠打で1死二塁。羽根が四球で出塁し1死一、二塁の場面とすると、井上が2点二塁打で1点を勝ち越しました。
神村学園も、その裏に連打で反撃、2点を返し再び同点。
七回表、先頭の吉澤が三塁打を放つと千葉が犠飛を上げ1点を勝ち越します。しかし同回裏、神村学園は、犠打を含めた長短打の攻撃で4点を獲得して勝ち越し。さらに八回に1点を追加し大きく得点差を広げました。
4—8で迎えた九回表の攻撃では、代打和田が中前安打で出塁し無死一塁。木村への死球と代打小林の右前打で無死満塁とし、反転攻勢の好機を迎えました。しかし続く庄村が併殺、その間に1点を返したものの反撃はついえ、試合終了となりました。
二回裏の守備では、対戦校4番打者が左中間に放った大飛球を左翼手山口がダイビングキャッチで好捕。甲子園球場がどよめいた場面となりました。
先発の千葉は、140㎞越えの速球を軸に、変化球を織り交ぜ、打者に的を絞らせない好投を続けました。七回より石澤へ、八回に2年生川端へと継投が続きました。川端は、最速148㎞の剛速球を披露。次の世代の頼もしい戦力を垣間見ることができました。
本日の応援は、生徒だけで400名超の大応援団となりました。委員会応援団120名。一般応援団は、今回の応援ツアー募集開始5分で定員の280名を超えてしまう盛況ぶりでした。好機の場面では、昨年度卒業生の根本咲良さんが作曲を手掛けた『ターゲット』が鳴り響き、本校の攻撃を大きく後押ししました。手に汗握る展開となったため、応援のボルテージはいやが上にも高まり、大声援は球場にこだまするほどの大きさになりました。
卒業生のみなさん、保護者のみなさま、かつて本校にお勤めだった先生方のお顔もお見掛けしました。一般応援団は、昨夜の地震の影響を受け高速道路上でバスが立ち往生する憂き目にあったそうです。さまざまな思いで甲子園へ駆けつけていただいたみなさまの熱い思いが、まさにエネルギーの塊になった瞬間でした。最後まで、温かい拍手とご声援を送っていただきました。まことにありがとうございました。
語学研修4日目
引率の宮越先生からの詳報です。語学研修メインのイベントともいえる、現地ダナン大学の学生との交流会が開かれました。
シンチャオ!ベトナム研修4日目の朝も、部屋に射し込むダナン湾の素晴らしい朝陽とともに始まりました。朝の集合では、まだ眠そうながらも元気な18人の姿が見られました。それぞれハウスや学年・コースも異なり、これまでの学校生活で接点が全くなかった生徒も多い18人でしたが、出発前の事前研修やこうして実際に海外での研修を共に過ごし異国で寝食を共にするなかで、互いを知り良好な関係を築く姿を見て、改めて海外研修が参加する生徒たちにとって素晴らしい機会であることを実感することができます。
日に日に輝きを増していく笑顔と、逞しさを感じさせる生徒たちの今回の研修のハイライトと言える1日が始まります!地元の国立ダナン外国語大学の学生18人が、私たちが宿泊している三日月リゾートにやって来ます。まずは生徒たちによる木更津市と木更津総合高校紹介のプレゼンテーションです。丸井悠矢くんを中心に作り上げた木更津市紹介のプレゼンでは、彼と安田一輝くんのプレゼン資料操作のもと、谷中葦月くんと齋藤徹太くんがクイズを盛り込んで楽しく発表し大学生も興味津々の様子でした。続いては、下田斗南さんが1年生ながら創意工夫して作り上げたプレゼン資料を、石垣結菜さんの操作のもとで下田さん自らと神郡朱花さんの2人がアドリブを効かせながら立派に発表し、大きな拍手や笑いを引き出していました。
大学生によるダナン市紹介プレゼンは、笑顔とユーモアたっぷりの流暢な日本語で行われ、生徒たちにとってお手本になる素晴らしいものでした。ドキドキのくじ引きで、生徒男女1人ずつが大学生2人との4人グループに分かれて合同セッションのスタートです。9グループそれぞれまずは簡単な自己紹介をし、お互いの名前を覚えます。
早くもたくさんの笑顔が見られ、和やかな雰囲気になったところで、いよいよワークショップのスタートです。「日本に紹介したいダナン市の魅力」というテーマが与えられ、50分の話し合いと調べ学習によりグループごとに3分間のプレゼンテーションを行います。さらにモチベーションを上げるため、真板校長先生に1番印象に残ったグループを選んでもらうと発表されると、あちこちから「がんばりまーす!」「優勝するぞ!」と気合いとやる気溢れる声が上がりました。生徒たち全員が、ベトナム人大学生とそれぞれ積極的にコミュニケーションを取り、楽しく明るい雰囲気の中で着々とプレゼン準備を進める姿に、真板校長も感心しきりの様子でした。
プレゼンでは、ダナンの郷土料理や観光地など各グループ趣向を凝らした紹介が行われ、楽しくも創意工夫溢れる期待以上の出来でした。結果発表では、森翔吾くん率いるその名も「モリショウGO」チームが、コミュニケーション力抜群の伊藤凪沙さんの活躍もあり、見事に最優秀プレゼンテーションに選ばれ、校長先生からの素敵な賞品をゲットしました。これにて午前中のセッション終了です。全員で記念撮影をし、昼食です。
藤井聡太棋士が、「第94期ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負」の第1局で、昨年6月5日(月)に4制覇をかけ佐々木大地七段との試合にこちらのホテルで臨んだ際に、実際に食べたダナンチキンライスを中心とした日越融合メニューを美味しくいただきました。その際に、日本から来られていた株式会社三日月の小高芳宗社長がサプライズでわざわざご挨拶に来てくださり、日越両方の学生と生徒たちに、「私にとってこの地に五つ星ホテルを作ることは大きな挑戦でした。周りの人たちが無理だと言っても、挑戦をやめるのではなくどうしたら最後までやり遂げ成功することができるのかを考え、行動することができる人になってください!」と、素晴らしい激励のお言葉をいただきました。学校長の盟友でもある社長の力強いメッセージに、生徒たちも大いに良い刺激を受けていました。
昼食後は専用バスで一緒に世界遺産でもあるかつての港湾都市で、多様な文物が交差したという歴史を持つホイアン散策です。こちらでの約4時間も4人ずつのグループで過ごし、集合時間ギリギリまで素晴らしい時間を過ごしました。予定を少し過ぎた20時30分にホテルに戻り、一日を共に過ごしたダナン大学生たちとのお別れです。日本やベトナムでの再会を約束して、素晴らしい1日の研修を無事終えることができました。いよいよ明日は研修最終日です。素敵なお部屋でゆっくり休みます。
語学研修4日目 ~生徒レポート~
【☟神郡さんからの現地レポートです。】
8月5日月曜日 ベトナム研修4日目! 今日はいつもより遅めの6時半に起床しました。身体は起きたものの頭が本当に回っていなくて朝食の時もぼーっとしてました。それでも朝食で食べたトンカツが美味しかったのは分かるんですよね。怖いですよね。
(文中の「学生さん」はダナン大学の学生、「生徒さん」は、本校の生徒です。)
それでは今日の本題に入りたいと思います。なんと、本日は日本語を学んでいる学生さん(18人)との交流会がほぼ半日を使って行われました。
午前中は、まずお互いのことを知るために学校の紹介をしました。紹介の中にはクイズ形式のものもたくさんあり盛り上がりました。その後、学生さん(2人)と生徒さん(2人)のグループを9つ作りました。グループに分かれた後は、自己紹介をしたりして仲を深めていきました。仲を深めることができたら次はダナン市の魅力を1つに絞り各グループ約3分のプレゼンテーションをしました。そこでも「ぎゅっ」て仲よくなったと思います。
午後の交流では、学生さんと一緒にバスでホイアンという都市を観光しました。ホイアンはすごく街並みがきれいで発展している印象でした。 ホイアンにきて最初に訪れたお店は、Mot Hoi Anという世界中の観光客から人気を集めるドリンクのお店でした。すごく見ためが可愛らしくて写真映えもして味も私のすごく好みな味でとても最高でした。
学生さんと一緒に歩いてる時とかに、ベトナムのじゃんけんをして遊んでみたり趣味の話で盛り上がったりしてとっても楽しい時間でした。また、私が「アクセサリーがほしい」というと私に合うのを選んでくれたり、自然とお互いの名前を呼び捨てで呼んでたりしてました。
それで、あっという間にお別れの時間になってしまいました。やっぱり、楽しい時間は早いなぁと改めておもいました。ベトナム研修も今日で最終日なので、ベトナムでの思い出をたくさん作りたいと思いました。
語学研修3日目
カルーカ(カトゥー語の挨拶です)!ベトナムダナン3日目の朝も、気持ちいい快晴です!今日はダナン市から西に向かいカトゥー族の村を訪問します。専用バスに揺られること約2時間。ラオスとの国境に近いこのエリアは、海外沿いの都会的で華やかなダナン市内とは全く異なり、昔ながらの素朴な生活が残っているのんびりした空気に包まれています。道路は穴だらけのガタガタで、ところどころ東南アジア山岳部特有の赤土が剥き出しになっています。まるでテーマパークのアトラクションに乗っているかのような楽しいバス移動でした。
カトゥー族の村の入り口では、色とりどりの民族衣装を身につけた多くの皆様に盛大に出迎えていただき、生徒たちはびっくりして、嬉し恥ずかしい様子でした。まずはカトゥー族の伝統的な歓迎の踊りを披露していただき、生徒たちもそれぞれ民族衣装を着て一緒に踊ることになりました!最初は少し戸惑っていた彼らも、皆さんが手を取って一緒に教えながら踊ってくれたので、すぐに笑顔になり汗だくになりながら楽しく踊りました。
異文化交流に必要とされているのは、言葉だけではなく、何よりも相手の文化に対する好奇心をもち、それを尊重して受け入れようとする気持ちがなくてはなりません。そして何より、笑顔が大切なのだと実感しました。一緒に踊り汗を流した全員で記念撮影をして、この後は2グループに分かれてより詳しく彼らの生活と文化を体験していきます!まずは彼らの主食であるキャッサバ畑を見せてもらいました。日本では、タピオカの原料となるイモノキ属の熱帯植物です。その後は米の脱穀体験をして、仕掛け縄や弓矢による野生動物の捕獲について学び体験しました。代表して体験してみたい人を募ると、多くの生徒が積極的に手を挙げて立候補し、ぎこちなくも笑顔で楽しく挑戦していました。それにしても東南アジアの乾季の陽射しは強烈で、文字通り汗が全身から吹き出してきます。それでも休憩を求める生徒はひとりもおらず、皆水分補給をしっかりしながらカトゥー族の文化を身体いっぱい体験していました!
さあ!待ちに待った郷土料理の昼食です。高床式の東屋は、風が吹き抜けて大変心地良い場所です。決して派手ではありませんが、全て自給自足、無農薬で大切に育てられた餅米やキャッサバ、野菜を無添加で心を込めて調理していただいた料理は、素朴で優しい味付けで大変生徒たちの口にも合っていたようです。あちこちから、「あっ!おいしい!」「これもすごく美味しい!」と声があがっていました。お腹いっぱいになった後は、いよいよ伝統的な織物体験です。御年80歳は超えていらっしゃる織物の村のエースともいえる素敵な女性を先頭に、元々移住生活を行っていたカトゥー族伝統の持ち運び式織物機を駆使して、素敵な色遣いと風合いの布を丹精込めて根気強く織りあげる姿に、感動ひとしおでした。そして大切な織り機をお借りして、全員で織物体験です。両手両足だけでなく全身をうまく使っての機織りはそう簡単にいくものではなく、身体の柔軟性と手先の器用さが求められます。身体の硬い生徒を中心にあちこちから悲鳴が聞こえるなかで、美術コース所属の野村さんやなんでも器用で積極的な堀井さんは、物覚え早く上手に織り機を使いこなし、褒められていました。楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、もうお別れの時間です。そんな生徒たちの気持ちを表すかのように、急に空が暗くなり雷が聞こえてきました。東南アジア特有のスコールです!一緒に半日を楽しく過ごした全員で記念撮影を撮り終え、お別れの挨拶をしてバスに乗り込み村を出発すると、ちょうど大粒の雨が勢いよく降ってきました。帰りのバスの中でも、生徒たちは素晴らしい経験をした喜びの余韻に浸りまだまだ元気でした。少し疲れが見られる生徒もいますが、18人全員今日も元気に素晴らしい1日の研修を終えることができました。明日はいよいよ最後の宿泊になります。生徒たちは、大変充実した楽しい日々を過ごしながら、早くも研修が後半に差し掛かっている寂しさを感じている様子です。明日の大学生との交流も本当に楽しみです!
語学研修3日目 ~生徒レポート~
期待以上に面白い連載になってしまいました。記事中で紹介されている「カトゥー族」は、ベトナムに53いる、少数民族の一つです。今でも狩猟採集の半自給自足の生活をし、独自の言語を持っています。文中最後に紹介されているのは「カトゥー織り」。細りゆく伝統文化を継承することが課題になっています。
8月4日日曜日 ベトナム研修3日目! 朝は、やっぱり目覚めが良いと気持ちいいですね〜朝起きてからのホテルからの眺めは物凄く綺麗でそれを見るのが毎朝の楽しみになっています。
今日は朝から衝撃的な事実をバスガイドさんから告げられました。それはですね、私達が乗車したバスのタイヤに釘が刺さってしまっていたことを… それを告げられた時、驚きはもちろんあったのですが、予想外な展開過ぎてかつ私の想像をはるかに超えてきたので逆に笑ってしまいました。その後、タイヤを無事に交換してもらって今日の目的地に向かってバスを走らせました。
ホテルから2時間ぐらいの場所に位置するラオスとの国境付近で生活している少数民族のカトゥー族の村を訪問し、国際協力として開発を行う現場の視察をしてきました。村に到着後、カトゥー族の皆さんが入口で出迎えてくれました。その時に「カルカ」(カトゥー族に「こんにちは」)と言うと、カトゥー族の皆さんが笑顔で挨拶を返してくれました。 まず最初に、ダンスを披露してくれました。とても鮮やかな伝統衣装を着て踊っているカトゥー族の皆さんが素敵でした。私達も伝統衣装を着用し一緒にダンスを楽しみました。
次の村では、カトゥー族の生活を体験したり動物を捕獲する罠を見学・体験をさせていただいたりしました。カトゥー族の皆さんはすごく優しくてフレンドリーな方が多い印象でした。 カトゥー族の主食キャッサバ芋のすりおろしを食べさせていただきました。干し芋みたいな味がして美味しかったです。 昼食は、カトゥー族のおもてなし料理をごちそうになりました。私がその中でも1番美味しかったのはLamラムといって、竹筒の中に入れて炊いたもち米が美味しかったです。他にも美味しい料理が沢山出されていました。
昼食後、カトゥー族の織物体験をしました。最初は、出来上がるまでの工程が難しいと思ったけど、慣れてくれば楽しくて貴重な体験ができたと思います。今日はカトゥー族との触れ合いonlyで書きました。
語学研修は、日程の半分を終えたことになります。後半も楽しみです。
語学研修2日目 ~生徒レポート~
前回も含めてレポートに協力してくれているのは、2年生の神郡さんです。10代の感性がストレートに伝わる内容で、宮越先生のレポートと読み比べてみると興味深いです。
8月3日土曜日 ベトナム研修2日目! 昨晩は素晴らしい熟睡でした。そのおかげで朝の6時過ぎには目が覚めました。今日の朝食は初めてホテルのご飯を食べました。ホテルはバイキングで朝から優雅なひとときを過ごせました。
今日の訪問先は、ダナン市枯葉剤被害者と不幸な子供たちの支援センターの視察に行ってきました。そこを視察して思ったことは、枯葉剤はとても怖いことがまず分かりました。戦争が終わっても苦しんでいる人が今もまだ居ることを知り心が痛かったです。また、そこには枯葉剤の被害を受けた人たちの写真が展示されていました。それを見たとき私は目を伏せたくなるような写真ばかりで辛かったです。なんで、戦争をするのか私には分かりません。戦争をしていいことなんてないと思います。残るのは悲惨な記憶ただそれだけだと思います。今回こちらを視察できて本当によかったと思っています。
その後、レストランで昼食(生春巻き)をとりました。初めての生春巻きでしたが、とても美味しかったです。私はパクチーなどの野菜も好きなので沢山盛り込んで食べました! ホテルに到着後、各自自由時間で皆好きなように自分の時間を大切に使っていました。私はウォーターパークで思いっきり遊んできました。そこのパーク内は日本仕様で一瞬、日本にいるかのような感覚に陥りました。 今はベトナムでの時間を大切にしたいと思います。 今日は、沢山な学びがあった日だったと思います。
語学研修2日目
語学研修2日目のレポートです。学校長が研修に合流しました。生徒たちは、1960~70年代、ベトナム戦争で用いられた枯葉剤の影響を受けた被害者の支援施設で、戦争の悲惨さと生身の人間に与える被害の深刻さを知ることになりました。
お昼は、市内のショッピングモール、ロッテマートで昼食をとり、午後は、ホテル内の施設でアクティビティーを楽しみました。
ベトナム、ダナン2日目の朝です!大変快適な部屋での昨晩の十分な睡眠(?)のおかげが、生徒たち18人全員元気です!真板学校長も合流し、生徒たちも気持ちを新たに研修に臨みます。
午前中は、ダナン市枯葉剤被害者施設と不幸な子どもたちの施設を訪問しました。日本にとって夏は、太平洋戦争の犠牲になった方々の追悼の季節でもあります。視野をさらに広げ、ベトナム戦争が市民にもたらした様々な被害や犠牲を身をもって知ることで、戦争の醜さと悲惨さを改めて感じる機会となりました。生徒を代表して渡邉珀くんが、「こうして出会うことができたことを嬉しく思います。短い時間ですが、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!」と明るく挨拶をすると、大きな拍手が起こりました。また、神郡朱花さんのお母さんが手作りして下さった刺繍の素敵なベトナム国旗を見て、子どもたちから喜びの大歓声があがりました。ともすれば堅苦しくなりがちな訪問ですが、子どもたちの施設では日本から持ってきたお土産のお菓子を一人ひとりに配り、ペンシル型風船や水ヨーヨーを膨らませて、楽しく交流を行いました。特に彼らにとっては珍しい水ヨーヨーづくりは大変好評でした!言葉の壁を感じさせない生徒たちのコミュニケーション力を大変頼もしく感じました。また、様々な理由で施設に暮らす子どもたちのたくさんの笑顔を見て、生徒たちも大変嬉しそうでした。あっという間の時間でしたが、生徒たちは子どもたちとまるで長い間互いを知り合う友達のように打ち解け合い、別れを惜しんでいました。涙ぐむ生徒もいて、国籍や文化・生まれ育った環境が違っても、同じ人間として理解しあうことができることを身をもって学ぶ素晴らしい研修になりました。
専用バスでダナン市内に戻り、いよいよ学校長からの昼食のプレゼントです!あらかじめ予約していただいた地元大学生に人気のベトナム料理のレストランで、新鮮な野菜と豚肉などを自分たちで巻いて食べる生春巻きと優しい味付けのダナン名物の汁なし麺料理ミークアンを美味しくいただきました。全員で同じ食卓を囲い、フードコートの素朴な味とはまた一味違う本格的なベトナム料理を堪能しました。生搾りのフルーツジュースもとっても美味しかったです。
ホテルに戻り、午後は生徒たちが楽しみにしていたホテル内のウォーターパークでの自由時間です。広大で種類も豊富な屋内屋外プールで思い切り遊び、ベトナムの夏を目いっぱい楽しむ姿が見られました。屋内では、波のあるプールで泳いだりドラゴンウォータースライダーを豪快に滑り落ちたり、安全に南国アジアの夏気分を満喫していました!日本文化の紹介をテーマにした、水着着用で楽しめる広大な屋外露天温泉風呂や、最上階の22階に位置するインフィニティプールもしっかりエンジョイし、研修旅行前半の疲れを癒すことができました。
夕食は各自思い思いにウォーターパーク内のフードコートや部屋でとり、ダナン湾を一望できる素敵な部屋でのんびり過ごしました。この素晴らしいホテルの魅力を最大限体感し、日本の文化やホスピタリティが世界の人々にとって大変魅力的で、私たちが胸を張って誇るべきものであることを、実感することができました。明日はラオス国境付近まで西へ移動し、少数民族カトゥー族の村を訪問します。彼らの昔ながらの素朴で独特な文化を体験します!ヘンガップライ!