お知らせ

成田太鼓祭 ~和太鼓部~

4月20日(土)、21日(日)、成田山新勝寺にて『成田太鼓祭』が盛大に行われました。今回は30周年(成田山奉納『成田太鼓祭』としては通算34回目)を記念する開催となりました。本校和太鼓部が2日間にわたって出場し、力強い演奏を披露しました。

 

『成田太鼓祭』は、日本屈指の規模を誇る和太鼓の祭典です。50を超える団体が参道を埋め尽くす様子は、「圧巻」の一言です。

 

4月20日(土)9:30、イベントの幕開けは、『千願華太鼓』。大本殿前で、およそ600名の奏者が一斉に太鼓を打ち鳴らし、世の安寧と人々の無病息災を祈りました。

日中は参道に設けられた11の特設ステージで、参加団体がそれぞれの演奏を披露しました。本校和太鼓部は両日とも出演し、3ステージをこなしました。途中、本校和太鼓部OB・OGが立ち上げた「和太鼓サークルぶっち」が「チームくらげ」を編成して友情出演。来場客を大いに沸かせてくれる場面がありました。長年顧問を務められ、昨年本校を退職された大澤先生も演奏に参加。演奏の腕前も元気な笑顔も変わらぬままでした。

 

21日(日)15:00から行われた『千鼓万礼』パレードでは、全参加団体が表参道を練り歩き、パレードを繰り広げました。イベントの締めくくりにふさわしい、躍動感あふれる迫力の演奏となりました。

今回の太鼓祭は、2日間で全国から58団体、約1,500人が参加した、一大イベントとなりました。

インターンシップ説明会 ~就職指導部~

18日(木)、19日(金)の両日、就職指導部が主催するインターンシップ参加を希望する生徒たちが、被服室に集合し、寺岡就職指導部長からガイダンスを受けました。

参加者多数が見込まれたので、2日に分けての説明会でしたが、両日とも収容人数を超える90~110名余の参加がありました(合計で202名)。

寺岡先生は、まず「インターンシップは、協賛していただいた企業・団体のご協力を得て、君達高校生が社会参加をするという企画です。真剣さの欠ける姿勢での参加は許されません」と強調しました。

インターンシップは、本校生徒が就業体験をすることで、働くことを学び、労働や社会参加への意識を高めるために行われています。就職指導部が近隣の、70以上の企業・団体と提携関係を結び、生徒の受け入れをお願いすることで実現しています。

寺岡先生は、「モノ作り・工業系」、「接客・サービス系」、「美容・理容系」等のジャンル別に、具体的に受け入れ先を紹介。製鉄、ゴルフ場、市役所、建築業など、その職種は多岐にわたっています。「医療看護系」では、理学療法士を目指す人の病院での実習も可能であるなど、詳しい説明を加えました。

今回の説明を受けた上で、5月には参加希望者に改めてガイダンスを行い、各企業・団体への申込みを行う予定です。

「平日、授業を公欠して参加するインターンシップは、決して遊びではありません」と寺岡先生は念を押します。「なにより、みなさんの進路の選択と決定に役に立ち、就職ばかりでなく進学に関しても有益だった、と多くの先輩たちが報告してくれています」とその意義を伝えました。最後に「自分が学生ではなく、社会人であるとの自覚をもって参加をして下さい」と生徒たちに訴えました。

部活動紹介

本日、新入生に対して、部活動紹介が行われました。

1時間目は至真殿にて開会式が行われました。学校長や生徒会長から、部活動に入ることの大切さを伝えられた後、和太鼓部、ダンス部、書道部、箏曲部、チアリーディング部、吹奏楽部の順にステージ発表が行われました。どの部活動も圧巻のパフォーマンスで、大いに盛り上がりました。

2時間目は各ホームルーム教室にてすべての部活動、同好会の活動風景の動画を視聴し、3時間目以降は部活動見学をしました。具体的に見学したい部活がある生徒はもちろん、どれも魅力的で行き先が決まらない生徒は、生徒会企画の『見学ツアー』に参加し、様々な部活を見ることができたため、すべての新入生が充実した1日を過ごすことができました。

 

新入生オリエンテーション

新1年生は、昨日の入学式を経て正式に本校の一員となりました。入学2日目となる本日は、オリエンテーションで、様々なガイダンスを受けました。

午前中は、クラスごとに個人写真の撮影のために体育館へ移動。教室に戻ると、配布されたばかりの、真新しい教科書に名前を書き込みました。時間が空くと、広い校内を見学するため、担任が先導して散策に出かけました。殆どのクラスが、満開の桜を背景に集合写真を撮っていました。

午後は、全クラスが至真殿に集まり、各担当教員から講話がありました。生徒指導部長からは、校則について。教務部長からは、「単位と進級・卒業認定」に関する説明。進学・就職指導部長からは、「高校卒業後の進路に意識を向け、1年次から取り組めることがたくさんあります」等の説明がありました。また、養護教諭からは、保健室の利用の仕方やスクールカウンセリングに関する説明がありました。夏休み中、ベトナムでの開催が予定されている『海外研修』についての説明では、多くの生徒が興味を示していました。

 

昨日とは一変、本日は快晴に恵まれました。丹沢の山並みのむこうに、富士山を眺めることができました。

入学式

本日、本校開校以来最多となる760名の新入生を迎え、『第22回 入学式』が挙行されました。

新入生は、会場に参列した保護者のみなさまと教職員からの大きな拍手に迎えられ、クラス担任の先導で入場しました。

学校長式辞.pdf

新入生代表宣誓.pdf

在校生歓迎のことば.pdf

式は、学校長からの「760名の生徒の入学を、正式に許可いたします」との入学許可宣言で始まりました。新入生たちは担任の呼名に、「はい!」と応え、起立して保護者席に向き返りました。全員の紹介を終えると、クラスごとに礼をして着席をしました。

特進ハウス3クラス、1学年ハウス16クラス、合計19クラスの紹介を終えると、ステージ上には担当教員が並び、学校長からクラス担任と両ハウスのハウス長が紹介されました。

 

学校長は、式辞で「社会の良心になれ」、「困難にくじけない逞しい人間になれ」、「大いなる真実の自己に生きよ」と本校の教育目標を掲げ、「嘘偽りのない正直な人間であってほしい。自立心のある自分に誇りを持った人間になってほしい」と、木更津総合高校建学の精神『真心教育』に触れました。

さらに、「ただ楽しい毎日を送る高校生活ではなく、辛さや苦しさも含めて何かに本気で取り組んだ3年間は、必ずやみなさんのこれから先の人生を支える心の土台となるでしょう」と、志を持って3年間の高校生活を過ごすよう、新入生に訴えました。

 

新入生代表、内間清香さんは、「自らの目標に向かい、勉強、運動に厳しい鍛錬を積み、努力していきます。自分で選んだ道なので、これから真心教育のもと、自分に責任を持ち、充実したものにしていきたいと思います」と高校生活に臨む覚悟を述べ、宣誓を行いました。

 

生徒会長、原颯汰君は、「この3年間で出会う仲間たちとの思い出は、この先の人生においてかけがえのないものになるはずです。この木更津総合高等学校にて、一緒に学ぶことができるのは何かのご縁ですので、楽しい思い出を作り上げていきましょう」との言葉で新入生を歓迎しました。

 

 

本日はお足元の悪い中、実に多くの保護者のみなさまに参列していただきました。また、心のこもった祝電をたくさんいただきました。戸外は雨、風共に激しく、春の嵐の中での入学式となりましたが、滞りなく終了することができました。多くのご配慮とご協力に大変感謝しております。誠に有難うございました。

人工芝グランドリニューアル

新しく芝を張り替え、人工芝グランドは新年度の始まりにタイミングを合わせ、本日より使用ができるようになりました。

新装したばかりのグランドに集合したサッカー部員たちに、学校長は人工芝グランドの来歴を紹介。さらに、サッカー部員たちの日頃の取り組みと最近の活躍ぶりにについて、「特に昨年度は、冬の選手権予選ベスト8、リーグ戦2部昇格、新人戦リーグ優勝など、素晴らしい実績を上げてくれました」と、高く評価しました。加えて、「顧問の川上先生が掲げる全国大会出場という目標に向かって邁進して欲しいです。それとともに、みなさんが頑張っている姿を全校生徒に示すことで、他のクラブ活動だけでなく、様々な活動がさらに活性化するきっかけとなることを大いに期待しています」と部員たちを鼓舞しました。主将の今海隼君は、学校長に感謝の気持ちを伝え、「歴代最高位の戦績を目指します」と、その意気込みを語りました。

ゴールには新宅ユウリ君が立ち、今君が鮮やかなシュートを決め、始球式としました。

 

表彰

本日、部活動での生徒たちの活躍を顕彰するため、至真殿壇上で表彰が行われました。ソフトテニス部は、全国大会にて見事3位入賞を果たしました。また、熱意の門通路には、柔道部、三木清夢くんの活躍を讃え、『全国高等学校柔道選手権大会男子個人無差別 優勝 三木清夢選手』との横断幕が掲げられました。

【ソフトテニス部】

全日本高等学校選抜ソフトテニス大会 

男子団体3位 

 

【バドミントン部】

千葉県私立高等学校バドミントン選手権大会 

男子団体 優勝

 

【吹奏楽部】

千葉県吹奏楽個人コンクール 安房上総地区予選

高校生サクソフォン部門 金賞 田原唯丹

 高校生ユーフォニアム部門 金賞 御幡隆憲

 高校生サクソフォン部門 金賞 矢野彩芽

 高校生打楽器部門   銀賞  江尻悠斗

就任式

始業式の途中、田村副校長より、今年度新しく本校に就任される先生方の紹介がありました。

お名前と担当教科名を、次にご紹介いたします。

特進ハウス

須賀田先生(数学)、佐々木先生(保健体育)、平野先生(音楽)

 

1学年ハウス

髙橋先生(国語)、天野先生(美術)、平田先生(英語)、関先生(理科)

 

2学年ハウス

臼井先生(国語)、坂井先生(英語)、東城先生(保健体育)

 

3学年ハウス

三田先生(国語)、山本先生(英語)、鈴木先生(理科)、鈴木先生(国語

始業式

いよいよ令和6年度の始まりを迎えました。本日は進級したばかりの2年生、3年生が至真殿に整列し、始業式が行われました。

学校長は講話で、まず3年生に向けて「1年生、2年生の良き模範となること」、また「部活動や学校行事では、しっかりとしたリーダーシップを発揮すること」、「最後の高校生活を楽しむと同時に各自の進路に向けて真剣に取り組む1年間とすること」と伝えました。2年生に対しては「上級生になったのだという自覚を持って過ごすように」、「1年生に範を示すと同時に、自分のやるべきことに励むように」と述べました。さらに、全体に対しては、明日新入生を迎えることで、「県下有数の生徒数を擁する学校の一員であることを十分意識し、近隣の方々からの注目をプラスに転じる努力を怠らない」よう、訴えました。

最後に、年度の開始に際し「挨拶をしっかりすること」、「服装を整えること」、「遅刻・欠席をせず、登校を続けること」、「勉強に励むこと」、「清掃を徹底すること」と、5つの要望事項を確認しました。

 

生徒会長、原君は「春休みが明け、新学期が訪れました。3年生は受験が近づいています。これから入試に向けて毎日を大切に、時間を有効活用し勉強に励んでください。そして、高校生活最後の行事を目一杯楽しんでください。2年生は明日から先輩として過ごすことになります。新入生の手本となる言動をとるよう努めましょう。目標を立てることで自分の努力や成果が見えやすくなり、自信にも繋がると言われています。明確な目標を持つことは、成績をアップしたり、部活動でよい結果を残したりすることへ繋がることでしょう。是非目標を立て、それを達成出来るよう今年度も頑張って行きましょう」と挨拶を述べました。また、3月に行われた『能登半島災害義援金』の集計金額が44,099円に達したことを報告し、「みなさんの募金は、日本赤十字社を通じ被災地に送られ復興に寄与することになります。ご協力ありがとうございました」と謝辞を伝えました。

 

英語科主任、宮越先生からは、今夏ベトナムで行われる『海外研修』についての案内がありました。

生徒指導部長、鈴木先生からは、新しい『生徒心得』と『生徒指導基本方針』について説明がありました。また、駐輪場での施錠が徹底されたため、この1年間自転車の盗難が無かったことを報告し、「施錠と自転車登録の徹底」を呼びかけました。

入学準備登校

本日、新一年生たちが様々な準備をするために、入学式に先立って登校しました。

生徒たちは、受付で各自の在籍クラスを告げられ、至真殿のフロアーで待つ担任と初の対面。名札としおりを受け取り、クラスごとに列に並んで座りました。

近隣の高校の入学者数を大きく上回る新入生を前に、学校長は「多くの新入生を迎えることになり、大きな責任を感じています。みんなが本校に来て良かったと思ってもらえる高校生活を送って欲しいし、次の進路に進む時には、みなさんがそこで歓迎され活躍ができる人物に育って欲しいという気持ちがあります。楽しいことが沢山ある一方で、みなさんも自分の行動や選択に責任を持ち、自分に対して厳しさを失わずに高校生活を過ごして欲しいと思います」と、歓迎の言葉で新一年生を迎えました。

至真殿では、1年生担当教員が紹介された後、入学式に備え式や校歌の練習をしたり、自分の持ち物に名前を書き入れたりしました。

教室に移動し、LHRが行われました。生徒たちが必要書類を提出すると、担任から改めて入学式の詳しい説明を伝えられました。生徒手帳の配布、ロッカーの使い方の説明、昼食後には身体測定を受けるなど、新入生は忙しい一日を過ごしました。

終業式

終業式が至真殿メインフロアーで行われました。生徒会長原君と学校長から、今年度最後を締めくくる挨拶が行われました。

原君は、「いよいよ今のクラスメイトと過ごす最後の日となりました。 1年間を振り返ると様々な思い出が蘇ります。3月1日、快晴の下行われた卒業では、在校生代表として送辞を読み、卒業生を送り出すことのできたことを嬉しく思います。

さて、明日から春休みを迎えます。 2年生はいよいよ受験が近づいてきました。自分自身で決めた進路に進めるよう、春休み中は計画的に授業の復習や受験勉強を進めましょう。やがて新入生が入学してきます。よい先輩となれるよう心掛けましょう。トラブルや事故に注意し、よい春休みをお過ごしください」と述べました。

 

学校長は、「令和5年度を振り返ると、コロナ前にもどり通常通りの学校生活を送ることができました。体育祭と文化祭、修学旅行等、予定されていた全ての学校行事をほぼ完全な形で実施することができました。部活動も正常に行われ、輝かしい成果を上げてくれた部活もありました。奇しくも今年度は木更津総合高校誕生20周年を迎える年となりました。その節目の年をこのような良い形で締めくくれたことをとても嬉しく思います。

さて、間もなく新年度を迎えます。気持ちを切り替えるには、絶好のチャンスです。自分の夢を達成するために目標を立てることは、高校生には必須のことです。しかし、目標を立てるだけでは十分ではありません。それを達成するためには、いくつかの方法がありますが、一日の時間配分と時間の使い方を変えることは、効果的かつ現実的なやり方です。どのように時間を有効に使うか、春休みはそれを考える最適の期間になるはずです。

世間から多くの注目を集める本校は、4月には過去最多の新入生を迎える予定です。皆さんが下級生に範を示すとともに、しっかりとリーダーシップを発揮してくれることを期待しています」と、生徒たちに伝えました。

表彰

終業式では、生徒たちの活躍を顕彰するため、ステージ上で表彰が行われました。

柔道男子個人戦では、無差別級で日本一に輝きました。

次に、表彰者をお知らせいたします。

 

【木更津市明るい選挙啓発ポスター】

銅賞 渡邊奈菜

 

【木更津市明るい選挙啓発標語】

金賞 谷田玲衣

銀賞 勝 煌矢

銅賞 出口杏奈

 

【千葉県明るい選挙啓発標語】

最良賞 谷田玲衣

佳作  勝 煌矢

優秀賞 出口杏奈

 

【千葉県環境月間ポスター】

奨励賞 勝 優花

奨励賞 竹内美葵

 

<千葉県誕生百五十周年記念事業>

【「未来へつなげたいふるさと」ポスター】

 入選 神崎桜子

 

【バスケットボール部】

千葉県高等学校新人体育大会 男子の部 第4位

 

【弓道部】

高等学校弓道選手権大会 女子個人第2位 元家結莉

 

【バドミントン部】 

千葉県体育連盟バドミントン専門部 優秀学校賞

 

【柔道部】

全国高等学校柔道選手権大会

男子個人無差別級 優勝 三木清夢

男子個人73㎏級 5位 新井善心

女子団体     3位

女子個人52㎏級 5位 小山 晶

離任式

今年度を最後に、本校を離任される先生方からご挨拶をいただきました。在職期間は様々ですが、「残された高校生活を悔いの無い様に充実した日々を過ごして下さい」など、本校の思い出や生徒たちへの励ましの言葉を伝えていただきました。

先生方のお名前を次にご紹介いたします。

伊藤先生(英語)、杉田先生(国語)、麻埜先生(音楽)、風間先生(数学)、木樽先生(英語)、川路先生(数学)、髙尾先生(書道)、萱野先生(英語)、中村先生(理科)、大西先生(理科)、西村先生(国語)、佐藤先生(事務)

 

学校長から「先生方への感謝の気持ちと新天地でのご活躍を祈念して、大きな拍手を送りましょう」と促され、生徒たちは温かい拍手を送りました。

“強”歩大会

北風が冷たく吹き付ける一日となりましたが、晴天に恵まれ、本校伝統行事、“強”歩大会が開催されました。1、2年生の、およそ1,330名の生徒たちが全長14㎞の踏破にチャレンジしました。

開会式は、人工芝グランドが改修工事のため、各ホームルーム教室にて放送で行われました。

学校長からは、「この強歩大会は、競うことが目的ではありません。景色を楽しみながら自分のペースで歩いて下さい。参加者全員が完歩し、今年度最後の思い出を作ってくれることを期待しています」と、励ましの言葉がありました。

生徒会長原君は、「強歩大会は、今年度最後の全校行事です。そして、今のクラスメイトとの最後の行事です。 1年間の思い出を振り返る話をしながら、楽しく完歩を目指しましょう。また花粉がとても多く飛び交っています。花粉対策も忘れずに行いましょう」と参加者に呼び掛けました。

近隣の交通を妨げないよう、ハウスごとに時間差を設けて出発。県道23号(通称:矢那街道)を南東に下り、矢那川ダム湖をぐるりと回って、第1チェックポイントのかずさ1号公園と第2チェックポイントの鎌足公民館でリストバンドに☑を入れてもらいます。

ダム湖周辺の道路は起伏に富みドライブには絶好のロケーションですが、歩いてみるとかなりしんどい道のりです。それでも咲き始めたばかりの春の花々が目を慰め、湖面を渡る風が背中を押してくれます。そしてなにより、仲間と肩を並べて歩くことが一番の励みになります。

至真殿階段下に設けられたゴールでしっかり歩いた証のリストバンドを提出して、踏破完了です。最終組が校門を出発してからおよそ3時間30分後の、13:15p.m. 、最後の生徒がゴールに到着しました。

 

生徒会のみなさん、事前準備と後片付け、有難うございました。強歩大会は、無事大成功で幕を閉じました。スマートフォンを教室に残し、季節を感じながら友と一緒に歩く行為は、生涯の中でも得難い経験となるはずです。

 

進路説明会 ~2年生保護者対象~

本日、清和大学階段教室にて2年生の保護者を対象にした、進路説明会が開かれました。

本校からは就職指導部長、進学指導部長が登壇し、進路について講話を行いました。続いて清和大学、清和大学短期大学部からも講師役を務める先生方が、大学・短大それぞれの特色や入試制度について説明をしていただきました。

最初に本校森下教頭から、「近年高校生の進路に関わる状況がめまぐるしく変化しており、教職員側も進路指導に関する知識を更新し、その指導についての手法にも変化が求められる時代になりました。本日は大勢のご来場を賜りましたが、本日のこの説明会が、我々と保護者のみなさまが共に学び、お子様たちの進路開拓に役立つ場となれば、と願っております」と挨拶をしました。

 

寺岡就職指導部長は、まず高校生の就職や就業を取り巻く環境が大きく変わりつつある最近の状況を話題に取り上げました。企業からの求人数の増加に加え、働き方改革による労働環境の改善、ハラスメント件数の減少により、「高卒者が社会で活躍できるチャンスが格段に増している」と述べました。

竹下進学指導部長は、今年度卒業生の進学に関わる状況や傾向について概説を述べました。一般選抜に加え学校推薦型選抜や総合型選抜等の多様化する入試制度について、また、専門学校を選ぶときの注意点や進学時の費用と奨学金等について、詳しく解説をしました。最後に、「親子間での意思の疎通は必要不可欠である」と強調しました。

三者は異口同音に、進路選択をする際、保護者の関わり方がいかに重要か、ということを訴えました。「自分の好きにすればよい」という言葉に、子どもは「自分は突き放されているの?」と感じてしまうケースがあることや、子どもの選択を全否定せず、先ずは同じ目線で一緒に考える姿勢を示すことが大切、と説きました。

 

後半は、清和大学学生部長、松宮先生と同短期大学部学長補佐、柴田先生が、大学・短大それぞれの特色や学生の活躍の様子、卒業後の進路について解説。また学生へのサポート体制等、多岐にわたる説明していただきました。

 

説明会に参加して頂いた保護者は、およそ100組に上りました。進級が間近となった現在、1年後の状況に思いを巡らせ、メモを取りながら熱心に聴いていただく姿が目立ちました。説明会終了後には、3名の学生の誘導により、大学・短大の施設見学がありました。講義が行われる教室の他、トレーニング施設、ココロテラス(食堂施設)などを見学していただきました。

入学候補者説明会 2回目

新年度より本校に進学する中学3年生に向けて、説明会が開かれました。

2回目となる本日の説明会には、会場となった至真殿メインフロアーに、およそ200名の中学生が来場しました。

小雨が降るあいにくの天候となりましたが、多くの中学生が元気よく坂を上ってきました。至真殿入口で受付を済ませ2階のメインフロアーに上がると、待機用の椅子で提出書類を確認し、通学バスの利用届や芸術科目の登録用紙を提出。靴や体操服のサイズを確認し制服の採寸を済ませると、本日の手続きが完了します。

明日と明後日には『入学候補者実力試験』が、新年度4月5日(金)には『入学準備日』が予定されています。4月9日(火)の入学式に向けて、着々と準備が進みます。

第1回ベトナム研修[後半] ~インターアクト部~

 

今回ベトナムへ海外研修に至ったいきさつは、ホテル三日月様がベトナムのダナンにホテルを開業したことに始まります。これをきっかけに木更津市とダナン市が包括連携協定を締結することとなりました。今後、ダナン大学の学生と木更津市の高校生との交流を図り、将来の両市を担う若者の友好関係を築くため、今回の研修を本校のインターアクト部が実施させていただけることとなりました。

ベトナム研修、後半の様子をお伝えします。

3日目

 3日目は、貴重な経験をした1日でした。

 朝9:00にホテルを出発し、午前中はダナン観光をしました。最初に訪れたのは、ダナン大聖堂です。ベトナムは長い間、中国やフランスに支配されていたため、異なった2つの文化圏の影響を受けてきた歴史があります。その独特の異国情緒は、生徒の目には大変新鮮に映りました。その後、チャム彫刻博物館と五行山に行ってきました。五行山では、鋸山を思い出させるような険しい階段を登りきると、校外学習に来ていた現地の小学生が、我々を歓迎してくれました。ダナンのショッピングモールで現地のスーパーマーケットに寄るついでに、各自で昼食を済ませました。ベトナム料理はヘルシーなものが多いので、男子はケンタッキーに、女子はしゃぶしゃぶのお店に走っていきました(笑)

 午後は、公益財団法人社会貢献支援団の研修会に参加させていただきました。東南アジアで活躍されている様々な業種の方々のお話は大変貴重でした。特に、財団の会長でもある安倍昭恵さんとお会いし、一緒に写真撮影や生徒とのSNS交換もしてくださり、部員たちは終始大興奮でした。一緒にインターアクト部の活動をやりたいともおっしゃってくださり、部員のモチベーションはかなりあがりました。今後のインターアクト部の活躍に期待したいですね。

 夜は、次の日に控えるダナン大の学生との交流レセプションの最終打ち合わせもかねて、全員でダナン三日月のNAMIレストランで夕食をとりました。地元のレストランではなく、あえてここを選んだ理由は、顧問が部員たちに英語を使わせたかったからです。一人ずつ注文できるように根回しをし、いざ注文。みんな自分が持ち得る限りのボキャブラリーとコミュニケーション手段を駆使し、何とか無事注文を終え、おいしい夕飯をいただくことができました。

 思い出に残る、貴重な体験に満ちた1日でした。

 

4日目

 4日目は、あっという間の1日でした。

 朝の8:30に集合し、ダナン大学で日本語を勉強している学生と交流会を行いました。はじめに、それぞれの学校を紹介した後、自己紹介を行い、くじ引きでグループ決めをしました。各グループには決められたお題について協同で資料を作成し、プレゼンテーションをしてもらいました。ちなみにお題は「日本人が来たくなるベトナムの魅力」でした。どのグループも素晴らしいプレゼンテーションを披露してくれました。その中でもグルメ通の顧問は、あるグループが紹介してくれた塩コーヒーを早速午後に飲みに行きました。本校学校長がプレゼンの優秀賞を選出。受賞者には豪華賞品が授与されました。

 交流会終了後に開かれたランチレセプションでは、財団職員の方やダナン市長、木更津市長などたくさんの方とお昼をご一緒させていただきました。レセプション中には交流したベトナム人大学生のひとりの感動的な日本語のスピーチもあり、「我々ももっと頑張らないと」と刺激をもらいました。

 ランチレセプションが終わると、お世話になった三日月ホテルをチェックアウトし、ダナン市街で大学生と合流しました。大学生が普段交通手段として使うスクーターに乗り、いざ自由行動。有名なミーケビーチやショッピングモールに連れて行ってもらい、現地の若者の過ごし方を肌で感じることができました。夜にはローカルなお店でフォーを食べてベトナムを満喫しました。自由行動が終わり、空港に行って飛行機に乗る前に大学生がわざわざ空港までお見送りに来てくれました。お互い、名残惜しそうに別れを告げ、「日本で待ってるね」と言って手を振りました。

 たった1日でぐっとベトナムに近づけた気がしました。

 

 

5日目

5日目は、夜中のフライトで成田空港に日本時間朝8:00頃帰ってきました。無事、入国審査も税関も通過してそれぞれの家に帰ることができました。

 今回のベトナム訪問では、多くの方のご支援やご厚意で大変充実した研修を実現することができました。お世話になった方々には感謝申し上げます。またお会いできることを楽しみにしております。

第1回ベトナム研修[前半] ~インターアクト部~

インターアクト部は、2月29日(木)から3月4日(月)にかけて、ベトナムのダナンへ研修に行ってきました。顧問米本先生から現地レポートが届いておりますので、ご紹介いたします。

文中の『顧問』は、米本先生をさします。

1日目

1日目は、1日中移動の日となりました。朝の7:00に成田空港に集合し、ハノイ経由でダナンに向けて出発いたしました。予定通りハノイで国内線に乗り換え、現地時間の18:00頃ダナン空港に到着し、19:00にはダナン三日月ホテルに到着いたしました。ダナン三日月の広さと設備と部屋の豪華さに全員が感動。初日は、ローカルなお店でベトナム名物のバインミーなどを食べ、夕食を済ませましたが、お店選びを失敗したようでした…。

 とはいえ、無事に全員がダナンに到着できてほっといたしました。

 

2日目

2日目は、多くの刺激を得た1日でした。

朝の8:30に集合し、ベトナム戦争で使用された枯れ葉剤の影響を受けた方も通う2つの福祉施設を訪問しました。どちらの施設も、我々を温かく出迎えてくださいました。1つ目の施設では、線香や浴衣を作る仕事をしている方が通う施設でした。「1番幸せを感じるときはどんなときですか?」という質問に対して「勉強しているとき」という答えを聴き、自分たちも受け身の勉強ではなく、積極的に学ぶことの楽しさを再確認しなければならないなと感じました。2つ目の施設では、JICAから派遣された日本人が働く施設でした。子供から成人までが通っているものの、従業員も少ないため支援が大変だというお話を伺いました。これから我々インターアクト部の活動で何かお手伝いできることはないか、考えていきたいと思いました。そんな中、交流会で部員のひとりがベトナムでも大人気のドラえもんの歌を披露すると、大勢の人が笑顔を見せてくれました。

その後、地元の人がよく訪れる生春巻き屋さんに昼食を取りに行きました。日本人が一般的に想像する生春巻きとは少し違った食べ方でした。ゆでた豚肉を様々な野菜と一緒に巻いて食べる生春巻きは絶品でした。部員は、半数がおいしいと言ってモリモリ食べ、半数は2,3個で手が止まっていました(笑)

昼食終了後、世界遺産に登録されているホイアンを散策してきました。ホイアンは有名な観光スポットの一つ。入った瞬間多くの外国人を目の当たりにして、再度海外に来たことを生徒たちは実感しました。現地ガイドのティンさんの案内で日本とベトナムが昔から関係があることや、ベトナムには苦労の歴史があることを学びました。ホイアンでは当初、夜まで散策し、夕飯を食べて帰る予定でしたが、名所だけ回り、ある施設の終了時間前に帰るため、早めにホテルに帰ることになりました。「ある施設」とは…ダナン三日月の超豪華なプールです!プールを利用した部員曰く、すこぶる楽しんだそうです:)

 2日目は学びあり、楽しさあり、五感を使ってたくさんの刺激を得た1日でした。

 

卒業式

令和5年度、『第21回卒業式』が挙行されました。573名の卒業生が、本日本校を巣立ち、未来に向かって新たな一歩を踏み出しました。

学校長式辞.pdf

在校生送辞.pdf

卒業生答辞.pdf

卒業証書授与では、573名全員の名前が担任より読み上げられ、「ハイ!」と応える声が、場内に響きました。総代、影山育海君が壇上に上がり、学校長から卒業証書を手渡されました。

 

学校長は式辞で、全世界に影響を及ぼしたウィルスの感染拡大、現在進行形で続く紛争や戦禍に触れ、生徒たちがこれから過ごす未来を案じました。「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るのでもない、唯一生き残るものは変化できるものである」という言葉を贈り、生徒たちが、知識と体力を高め、人と支え合いながら成長を続けて欲しいという願いを伝えました。

 

在校生送辞では、原颯汰君が、卒業生と共に過ごした時間を懐かしみ、感謝の気持ちを伝えながら、「高い壁が立ちはだかる事もあるとおもいますが、先輩方にはこの木更津総合高等学校での出会い、経験を生かしどんなに高い壁でも乗り越えていけることを信じております」と卒業生のこれからの人生にエールを送りました。

 

鈴木明輝君が、卒業生を代表して答辞を述べました。下級生や保護者、教職員には、これまでの協力に対して謝辞を表し、「今日我々は卒業証書を手にし、この木更津総合高等学校を巣立っていきます。この学び舎で学んだことを活かし、それぞれの進路に向かって一歩ずつ踏み出していきたいと思います」と、卒業にあたっての決意を述べました。

 

式中に行われた、表彰の内容を以下にお伝えいたします。

【学校長賞】鎌田雅斗、佐藤朝実、渡邊ひなた、重城琴音、森田涼寧、三枝杏菜

【千葉県知事賞】森田涼寧

【鳥海賞】小野乃愛

【千葉県私立中学高等学校協会賞】鈴木明輝

【3ヵ年皆勤賞(68名)】総代:佐藤百華(この賞は保護者にも送られています)

 

未明まで続いた風雨がおさまり、式が終わるころには春の日差しが降り注ぎました。厳かな雰囲気に包まれながらも、式は終始なごやかに進みました。

 

謝恩式

前日表彰に続き、生徒たちから感謝の気持ちを伝える、『謝恩式』が開かれました。ステージに立つ教職員へ、感謝の気持ちと共に生徒たちから花束が贈呈されました。

生徒代表、毛利隆仁くんはコロナ禍に見舞われた3年間の高校生活を振り返り、それでも2年次には修学旅行に行けたこと、3年次にはようやく制限から解除されたことで、最後の体育祭と文化祭を満喫できた思い出を語りました。さらに、試合前の応援が大きな励みとなったこと、進路面での親身なサポートが不安を払拭し目標に立ち向かう体験となったことに触れ、3年間を共に過ごした仲間と指導を受けた教職員へ感謝の気持ちを伝えました。

「困難に直面したとき、「どうせ無理だ」と諦めるのではなく、「やってみなければ分からない」という精神を失うことなく、これからの人生を進んでいきます」と、その志を高らかに示しました。

 

学校長、副校長、教頭、ハウス長、担任が壇上に導かれると、各クラスの代表が、これまで受けた励ましの言葉や手厚い指導に対して、感謝の気持ちを込めた『一言メッセージ』を伝えました。