お知らせ

語学研修最終日

宮越先生からのレポートもこれが最終回です。海外進出をしている日本企業を見学する様子からは、日本がどの様に海外で経済活動を展開しているのかを読み取れます。

レポートを振り返ると、研修は実に内容の濃いものでしたが、観光という面でも、最後まで景勝地を訪れ、グルメとショッピングを楽しみ、充実したベトナム旅行となったようです。

実質的にベトナム海外研修最終日となる、5日目のスタートです!今日もダナン湾からの朝日が優しく朝の訪れを告げてくれています。4日間に渡る充実した研修プログラムと、毎日22時まで楽しめる宿泊者専用の22階屋上インフィニティプールでの大人体験や、テラス専用露天風呂付きの広くて素晴らしく居心地の良い部屋での睡眠を削って繰り広げられる楽しい時間のおかげ(?)で、生徒たちには相当の疲労と睡眠不足が蓄積しています、、、。ただ、大きく体調を崩してしまう人がいないのが幸いです。部屋ごとにチェックアウトを終え、9時に1階に集合です。5日前のチェックイン時に18人を代表して挨拶をしてくれた北浦さんから、彼らにとって人生で最高に贅沢な素晴らしい滞在体験ができたお礼のスピーチが行われました。

スーツケースをバスに積み込み、最後の研修先である村田製作所ベトナムダナン工場に向かいます。売上高1兆6,401億円、営業利益2,154億円と国内電子部品大手の中で、トップレベルの売上・利益を誇っている同社の工場で、海外に進出する日本企業の仕事を学びます。ベトナム人従業員による歓迎の伝統的ダンスの披露の後、野﨑生産子会社社長から製造されている電子機器・車載向けコイル製品の紹介とベトナム人従業員や文化についての詳しい紹介がありました。生徒たちが毎日愛用しているスマートフォンの中に、2,000個ほど使われている小さなコンデンサーや電子コイルといった電子部品を、実物を交えわかりやすく説明してくださり、情報機器の操作が得意な丸井くんを始め生徒たちは興味深く聞き入っていました。

その後2班に分かれて撮影禁止の製造エリアを見学し、社長を始めとする8人の日本人社員の方々と座談会の始まりです。3班に分かれた少人数でのセッションでは、さまざまな生徒たちから様々な質問がされ、その一つひとつにユーモアを交えて丁寧に答えていただきました。海外での仕事がどんなものであるかなど、生徒たちにとって大変貴重な経験となりました。お土産までいただき、今回の最後の研修も素晴らしいものになりました。

ショッピングモールに移動し各自昼食と買い物をした後は、楽しみにしていた現地の庶民の台所ともいえるハン市場の散策です。疲れと暑さでバテ気味の生徒もいましたが、興味深い体験となりました。バスでダナン市北東部に位置する山岳エリアソンチャ半島に移動し、屈指のパワースポットであるリンウン寺を参拝しました。ダナン湾を一望する絶景に、生徒たちからは歓声が上がっていました。それぞれの想いを込めて参拝し、8月10日から始まる甲子園での本校硬式野球部の健闘を祈願しました。

研修旅行の締めくくりは、ダナンの1番の魅力とも言える周りミーケビーチ散策です。夕方5時となり、ようやく陽射しも弱まり気温も下がり、心地良い潮風が吹いています。バテ気味の生徒たちは、ここで奇跡の復活を見せ、女子3人が一気に波打ち際までダッシュしたのに続き、男子9人全員が裸足になり校長先生と一緒に同じく波打ち際まで全力ダッシュです!

夕暮れのミーケビーチで最後の異国情緒と東南アジアの夏を堪能し、市内ホテルで中華料理の最後の晩餐です。校長先生を交えた女子6人の円卓では、特に楽しいおしゃべりに花が咲いていました。空港ではゆっくり2時間の自由時間があり、最後のショッピングに気力を振り絞って臨みます!ベトナム航空VN318便は、日付けを跨ぎ8月7日(水)深夜0:25に定刻から15分遅れで、夏の大冒険を見事に終え確実に成長した生徒たち18人を乗せて成田に向けて離陸しました。約5時間後には日本に帰ります。久しぶりに再会する保護者の皆さまには、たった6日間でしたが確実に成長した姿を見ていただけると確信しています。生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした!

 

語学研修最終日 ~生徒レーポート(最終回)~

(データのやり取りが上手く行かず、語学研修の記事が遅れました。一行は8月7日に帰国、研修は無事終了しております。記事中の「昨日」は、8月7日を指します。神郡さんの記事を紹介します。)

 

昨日の朝、無事に帰国しました。家に帰宅後すぐに寝てしまい起床したのがなんと、翌日の朝ということを知り「えー!」とびっくりしました。私こんな寝てたんだと思うと怖かったです。そんな余談はおいといて、本題へ移ります!

8月6日火曜日 とうとう海外研修も最終日となりました。 最終日の朝、ホテルで食べる朝食も最後になり寂しかったです。また4泊お世話になったお部屋にも「ありがとうございました」と言って退室しました。 研修最後の訪問先、日本企業の村田製作所を訪問させていただきました。 最初は素敵なwelcomeダンスを披露してくれました。衣装はピンクで可愛かったです! ここでは、村田製作所についての紹介や工場見学をしたり、働いている人に質問したりととても学びがあった訪問になりました。

続いてはGO DaNangという所で昼食をとったりショッピングを楽しんだりしました。昼食はハンバーガーやポテト、アイスなどを食べました。ショッピングでは服、コスメ、スーパーなどを中心に買ったり見たりしながら周りました。

最後の市内観光! コン市場 GO DaNangと同様に買い物を楽しみました。私は、市場で記念にと思いベトナムの民族衣装であるアオザイを購入しました。実際に見てみるととても鮮やかで涼しそうだなぁと感じました。あと、市場全体がアジアの匂いがしました。 ソンチャ半島 ベトナムで最も高い白い大きな女観音像がある場所で知られています。高さは67mで直径35mの蓮台を持っています。その前で写真を撮り、リンウン寺という自然災害からダナンを守るという意味を込めて建てられた寺の下を潜ると目の前は綺麗なオーシャンビューを眺めることができました。青くて広い海をバックに撮る写真もまた最高です。 最後はダナンのビーチで思いっきり遊びました。みんな少し疲れてきたというタイミングでビーチにきたので海を見てみんな今までの疲れがどこかにいってしまったかのように凄く元気になって大興奮でした!(私もその中の1人にあたります。)海はそんなに冷たくなく温かかったです。ビーチはたくさんの人で溢れかえっていました。ビーチはとっても楽しめました。 ベトナム・ダナンでの最後の夕食をレストランで食べました。そこでは一緒に行った仲間や先生と研修での思い出話をしながらご飯を食べていました。その後、ダナン空港に行き荷物を預け、出国手続きをし、ダナン空港から成田空港へと旅立ちました。

翌日の早朝に成田空港に無事着きました。私は、海外に行ったことがなくて行く前は不安だらけでしたが、今回の海外研修を通じてたくさん学びを得ることができたし、たくさんの人との出会いもあり、一緒に参加した仲間や先生に助けていただいていろいろな面で成長できたと思います。いつの間にか最終日になっていて、長いようで短い6日間だったと思います。 かけがえのない一生の思い出になりました。

甲子園より帰還 ~硬式野球部~

昨日熱戦を終えた野球部が、甲子園から帰ってきました。応援委員会、野球部保護者のみなさま、教職員が至真殿前で出迎えました。

 

学校長は、野球部員たちを前に、「千葉のチャンピオンとして、初回から最後まで素晴らしい闘いを見せてくれて大いに感動しました。プレーばかりでなく、試合中の態度や宿泊先でのマナーであるとか、千葉の代表校として、伝統校として、本当に素晴らしい姿勢であったと多くの方から褒めていただきました。胸を張って学校に帰ってきてくれて本当に良かったです。

6年ぶり8回目の甲子園出場に戸惑うことも多かったなかで、応援委員会、全校生徒、保護者のみなさま、全教職員が、今回の甲子園出場を喜び大いに盛り上げてくれたことを大変嬉しく感じています。壮行会には多くの生徒が集まり、アルプススタンドには千葉大会以上の生徒みんなが応援に駆け付けました。

初戦には勝てませんでしたが、秋以降の大躍進の可能性を感じさせる姿を見せてもらいました。きっと近い将来、再び甲子園で全力校歌を聴けることたのしみにしています」と選手の健闘を讃え、応援に関わった方々に感謝の気持ちを伝えました。

 

応援団長、野球部の小林君は、「千葉大会からの8戦、素晴らしい試合を見せてもらえました。みなさんを応援できたことを誇りに思っています。私たちは必ず甲子園へ行きます。これからも自分たちを見ていてください」と新たにその決意を語りました。吹奏楽部濱名さんは、「みなさんの頑張る姿に私たちも胸を打たれ、自分たちの応援が少しでもみなさんに届けばとの思いで、応援をしていました」と熱い気持ちを伝えました。チアリーディング部の高田さんは、「3年間みなさんの応援を続けられたこと嬉しく思います。高校生最後の夏に甲子園へ連れて行って下さり本当にありがとうございました」と3年間の活動の締めくくりに感謝の言葉を残しました。ダンス部植田さんが、「甲子園での応援は、何にも代え難い経験になりました。有難う御座いました」と、感想を伝えてくれました。

今回応援委員会を指導した平野先生は、「就任1年目で甲子園の応援を率いたことは、大変貴重な経験になりました。この経験をプラスに捉え、これからに活かしたいと思います」と応援委員会の指導、引率者の代表として挨拶をしました。

 

そして、野球部主将川上泰輝君は、「この夏の大会で応援の力の凄さを感じました。球場の雰囲気が応援によって大きく変わり、窮地にいる私たちの背中を押してくれました。この夏、甲子園でプレーできたのはみなさんのお陰です」と応援団に感謝の気持ちを伝え、そして保護者に向かい、「人として成長できた3年間でした。朝早くからのお弁当、グラウンドの草刈り、「やってやる」の看板製作など、みなさんの支えがあって甲子園へ行けるチームに成長できました」と保護者のこれまでの援助と後援に触れ、「最後の夏に、夢舞台甲子園でプレーできた自分たちは本当に幸せものです。千葉大会からずっと応援をしていただきました。本当に有難うございました」と主将としての活躍を締め括る言葉を残してくれました。

初戦勝利を逸する ~硬式野球部~

『第106回 全国高校野球選手権大会』に出場した、本校硬式野球部は、対戦校神村学園高校との試合において、5-8で敗れました。甲子園球場での“全力校歌”を聴くことはかないませんでした。

試合は、一進一退の激しい攻防戦となりました。二回裏、神村学園は2死満塁の好機から1点を先制。しかし三回表には、先頭打者山田が粘って11球目で四球を選んで出塁。庄村の犠打もあり、2死三塁から羽根が右前適時打ですぐさま同点に追いつきました。

六回表、先頭の庄村が左前へ一打を放ち、山口の犠打で1死二塁。羽根が四球で出塁し1死一、二塁の場面とすると、井上が2点二塁打で1点を勝ち越しました。

神村学園も、その裏に連打で反撃、2点を返し再び同点。

七回表、先頭の吉澤が三塁打を放つと千葉が犠飛を上げ1点を勝ち越します。しかし同回裏、神村学園は、犠打を含めた長短打の攻撃で4点を獲得して勝ち越し。さらに八回に1点を追加し大きく得点差を広げました。

4—8で迎えた九回表の攻撃では、代打和田が中前安打で出塁し無死一塁。木村への死球と代打小林の右前打で無死満塁とし、反転攻勢の好機を迎えました。しかし続く庄村が併殺、その間に1点を返したものの反撃はついえ、試合終了となりました。

 

二回裏の守備では、対戦校4番打者が左中間に放った大飛球を左翼手山口がダイビングキャッチで好捕。甲子園球場がどよめいた場面となりました。

先発の千葉は、140㎞越えの速球を軸に、変化球を織り交ぜ、打者に的を絞らせない好投を続けました。七回より石澤へ、八回に2年生川端へと継投が続きました。川端は、最速148㎞の剛速球を披露。次の世代の頼もしい戦力を垣間見ることができました。

 

 

本日の応援は、生徒だけで400名超の大応援団となりました。委員会応援団120名。一般応援団は、今回の応援ツアー募集開始5分で定員の280名を超えてしまう盛況ぶりでした。好機の場面では、昨年度卒業生の根本咲良さんが作曲を手掛けた『ターゲット』が鳴り響き、本校の攻撃を大きく後押ししました。手に汗握る展開となったため、応援のボルテージはいやが上にも高まり、大声援は球場にこだまするほどの大きさになりました。

卒業生のみなさん、保護者のみなさま、かつて本校にお勤めだった先生方のお顔もお見掛けしました。一般応援団は、昨夜の地震の影響を受け高速道路上でバスが立ち往生する憂き目にあったそうです。さまざまな思いで甲子園へ駆けつけていただいたみなさまの熱い思いが、まさにエネルギーの塊になった瞬間でした。最後まで、温かい拍手とご声援を送っていただきました。まことにありがとうございました。

語学研修4日目

引率の宮越先生からの詳報です。語学研修メインのイベントともいえる、現地ダナン大学の学生との交流会が開かれました。

シンチャオ!ベトナム研修4日目の朝も、部屋に射し込むダナン湾の素晴らしい朝陽とともに始まりました。朝の集合では、まだ眠そうながらも元気な18人の姿が見られました。それぞれハウスや学年・コースも異なり、これまでの学校生活で接点が全くなかった生徒も多い18人でしたが、出発前の事前研修やこうして実際に海外での研修を共に過ごし異国で寝食を共にするなかで、互いを知り良好な関係を築く姿を見て、改めて海外研修が参加する生徒たちにとって素晴らしい機会であることを実感することができます。

日に日に輝きを増していく笑顔と、逞しさを感じさせる生徒たちの今回の研修のハイライトと言える1日が始まります!地元の国立ダナン外国語大学の学生18人が、私たちが宿泊している三日月リゾートにやって来ます。まずは生徒たちによる木更津市と木更津総合高校紹介のプレゼンテーションです。丸井悠矢くんを中心に作り上げた木更津市紹介のプレゼンでは、彼と安田一輝くんのプレゼン資料操作のもと、谷中葦月くんと齋藤徹太くんがクイズを盛り込んで楽しく発表し大学生も興味津々の様子でした。続いては、下田斗南さんが1年生ながら創意工夫して作り上げたプレゼン資料を、石垣結菜さんの操作のもとで下田さん自らと神郡朱花さんの2人がアドリブを効かせながら立派に発表し、大きな拍手や笑いを引き出していました。

大学生によるダナン市紹介プレゼンは、笑顔とユーモアたっぷりの流暢な日本語で行われ、生徒たちにとってお手本になる素晴らしいものでした。ドキドキのくじ引きで、生徒男女1人ずつが大学生2人との4人グループに分かれて合同セッションのスタートです。9グループそれぞれまずは簡単な自己紹介をし、お互いの名前を覚えます。

早くもたくさんの笑顔が見られ、和やかな雰囲気になったところで、いよいよワークショップのスタートです。「日本に紹介したいダナン市の魅力」というテーマが与えられ、50分の話し合いと調べ学習によりグループごとに3分間のプレゼンテーションを行います。さらにモチベーションを上げるため、真板校長先生に1番印象に残ったグループを選んでもらうと発表されると、あちこちから「がんばりまーす!」「優勝するぞ!」と気合いとやる気溢れる声が上がりました。生徒たち全員が、ベトナム人大学生とそれぞれ積極的にコミュニケーションを取り、楽しく明るい雰囲気の中で着々とプレゼン準備を進める姿に、真板校長も感心しきりの様子でした。

プレゼンでは、ダナンの郷土料理や観光地など各グループ趣向を凝らした紹介が行われ、楽しくも創意工夫溢れる期待以上の出来でした。結果発表では、森翔吾くん率いるその名も「モリショウGO」チームが、コミュニケーション力抜群の伊藤凪沙さんの活躍もあり、見事に最優秀プレゼンテーションに選ばれ、校長先生からの素敵な賞品をゲットしました。これにて午前中のセッション終了です。全員で記念撮影をし、昼食です。

藤井聡太棋士が、「第94期ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負」の第1局で、昨年6月5日(月)に4制覇をかけ佐々木大地七段との試合にこちらのホテルで臨んだ際に、実際に食べたダナンチキンライスを中心とした日越融合メニューを美味しくいただきました。その際に、日本から来られていた株式会社三日月の小高芳宗社長がサプライズでわざわざご挨拶に来てくださり、日越両方の学生と生徒たちに、「私にとってこの地に五つ星ホテルを作ることは大きな挑戦でした。周りの人たちが無理だと言っても、挑戦をやめるのではなくどうしたら最後までやり遂げ成功することができるのかを考え、行動することができる人になってください!」と、素晴らしい激励のお言葉をいただきました。学校長の盟友でもある社長の力強いメッセージに、生徒たちも大いに良い刺激を受けていました。

昼食後は専用バスで一緒に世界遺産でもあるかつての港湾都市で、多様な文物が交差したという歴史を持つホイアン散策です。こちらでの約4時間も4人ずつのグループで過ごし、集合時間ギリギリまで素晴らしい時間を過ごしました。予定を少し過ぎた20時30分にホテルに戻り、一日を共に過ごしたダナン大学生たちとのお別れです。日本やベトナムでの再会を約束して、素晴らしい1日の研修を無事終えることができました。いよいよ明日は研修最終日です。素敵なお部屋でゆっくり休みます。