2024年5月の記事一覧

公務員ガイダンス週間 ~就職指導部~

4月23日から30日の期間を『公務員ガイダンス週間』とし、将来公安系の公務員を目指す生徒を対象に、ガイダンスを実施しました。

第1回、自衛隊ガイダンスが4月23日に行われました。講師を務めていただいたのは、防衛省千葉地方協力本部木更津地域事務所の主任広報官である米田崇様と専任広報官である奥千春様のお二人でした。そして2年前に本校を卒業し、現在陸上自衛隊木更津駐屯地で陸士長を務めている児玉遥さんもガイダンスに参加してくれました。参加生徒10名は、自衛隊の多岐にわたる任務や活動、様々な職種についての説明に大変熱心に耳を傾けていました。自衛隊一般曹候補生に合格するまでの取り組みや、入隊後の苦しかったこと楽しかったこと、寮での生活など、児玉先輩の体験談は特に聴き応えがありました。

 

第2回は4月26日に実施した千葉県警察官ガイダンスでした。今回は千葉県木更津警察署警務課警務係、警部補である鈴木智宏様にご来校いただきました。参加した生徒7名は、職務内容に関する説明を真剣に聞いていました。福利厚生、特に給与面に関しては千葉県警察官は警察官の中では全国で一番優遇されているとのことです。生徒たちが身を乗り出して聞いたのは、高速道路での取り締まりのエピソードでした。速度違反の車を捕まえるためには、当然それ以上のスピードで追跡することになります。颯爽とした「正義の味方」のイメージ通りの仕事です。でも生徒たちを圧倒したのは、警察官は命がけの重い責務を背負っているという現実でした。参加者たちは、警察官としての職務を果たすためには、これからは全力で勉強に励み身体を鍛えなければ、という思いを新たにしました。

 

第3回は4月30日に実施した警視庁ガイダンスです。警視庁採用センターキャリア・アドバイザーである木嶋丈男様に来校していただきました。この回には5名の警察官希望者が参加しました。警視庁は東京都の警察行政を司る組織であり、日本の心臓部である首都を守るという重要な任務があります。職務を全うするには、正義を守るという強い信念が必須です。一方で、「働き方」については十分配慮されていて、警察官のプライベートな部分をしっかり守るシステムをわかりやすく説明してくださいました。公私のバランスが考慮されている組織と勤務体系に改めて関心を示す生徒も多くいました。

 

この週には、今年の3月に卒業して自衛官になったばかりの3人が本校を訪れるというサプライズがありました。この若きホープたちは、現在朝霞駐屯地に勤務し、恩師や部活動の後輩達に、現状報告と挨拶を兼ね母校を再訪してくれました。すれ違う在校生からは彼女たちの制服姿を見て「かっこいい」という声が多く聞かれました。

 

自衛官と警察官は決して楽な仕事ではありません。人々の命と財産を守り、日本の安寧を保つという仕事には多くの苦労が伴うことは想像に難くありません。高校時代の懐かしい面影を残す彼女たちから、日本の明日を見据える凛々しさと、高い志を持って活躍をしている逞しさが確認できました。

 

3位入賞 ~軟式野球部~

本日、青葉の森公園球場で行われた『第72回 千葉県高等学校軟式野球大会』準決勝戦において、勝利はかないませんでしたが3位入賞を果たしました。

対戦校千葉商科大学付属高校に、3-7で敗れ決勝進出を逃しました。

6回終了の時点で0‐6と、大きく点差を広げられた展開となりました。それでも七回、小國が右翼へ三塁打を放ち一死三塁とすると、堀内が俊足を活かしてしぶとく出塁。その間に待望の初得点を獲得しました。九回には相手校投手の制球が乱れ、二死二、三塁の好機。またもや堀内が中前に適時打を放ち2点を獲得。4番の意地を見せました。

序盤からの相次ぐ失点で大きな得点差を背負いながらも、本校野球部員は闘志を絶やさず、最後まで戦い抜く姿勢を失いませんでした。3年生不在のチームではありますが、確かな手応えを感じる大会となりました。夏への期待が膨らみます。