2025年3月の記事一覧

木更ZOO FESTIVAL

鳥居崎海浜公園内まごころ広場で開催された“♪ZOO FEST”に、本校和太鼓部が出演。和太鼓の音が春風に乗って、会場に響き渡りました。

市民団体ZOO FESTが主催する同フェスは、地元のパフォーマー18団体が集い、音楽やダンスを繰り広げるイベントで、3月29日(土)、30日(日)の2日間にわたって開催されました。

本校和太鼓部は、30日正午より登場。代替わり後の初の演奏となりました。初々しい立ち振る舞いに、ご来場のみなさまから温かいご声援をたくさん送っていただき、元気いっぱいのパフォーマンスを繰り広げることができました。先日引退した卒業生も助っ人で参加。演奏を大いに盛り上げてくれました。『睦(むつみ)』『祭り』『桜宴華(おうえんか)』の3曲をお届けしました。

会場には、キッチンカーの出店などもあり、公園を散策する大勢の家族連れでにぎわいました。演奏の間、絶えることのない手拍子と、惜しみない拍手をたくさん送っていただきました。本当にありがとうございました。

“Inspired 100”に選出

本校生徒、山之口京樹くんが、全国の10代の問いを表彰する「Inspired100」に選出されました。

「Inspired100」は、株式会社Inspire Highが実施する、全国の10代100⼈の問いを表彰する 取り組みです。全国から集まった約2,500件のエントリーから、100の問いが選出され、年 鑑に収録されました。 年鑑には、⽣徒の探究内容と、Inspire Highに登場するガイドや10代を応援する審査員の メッセージも掲載されています。 以下のリンクから詳細をご覧ください。

詳細はこちら:https://www.inspirehigh.com/news/2025-03-17-01

 

集大成発表会 ~和太鼓部~

本日部活動棟4階において、本校和太鼓部による発表会が催されました。『青瞬 ~第22代目集大成発表会』と銘打っての今回の演奏会は、今年度卒業生の引退式を兼ねており、部員のご家族、OB・OG、同期の仲間が多数会場に駆けつけてくれました。

演奏会は2部構成で、第1部では、『祭り』『INORI』『陸(むつみ)』『秩父屋台囃子』の4曲、第2部では、『楽(らく)』『奏音(かなた)』『桜宴華(おうえんか)』の3曲、計7曲を披露しました。賑やかで威勢のいい曲が基調となる和太鼓演奏ですが、東日本大震災を機に作られた『INORI』では、深刻な災害に見舞われる地域が相次ぐ昨今、被災地の息災を祈る部員たちの気持ちが込められた演奏となりました。また『桜宴華』では、2月23日にイオンモール木更津で行われた、書道部とのコラボ企画で手掛けられた作品を披露。あの時の出来事が鮮やか蘇りました。

 

演奏を終えると、在校生部員より卒業生へ花束と記念品の贈呈がありました。ここで終了かと思いきや、何と在校生からのサプライズ、新曲『潮合い』が披露されました。タイトルには「潮目の合うチャンスが来た」という意味が込められ、3年生への感謝と門出を祝う気持ちを込めて演奏されました。

 

22代目の部長を務めた伊藤さんが、あまりに見事な演奏を目の当たりにして「こんなにも成長してくれるなんて」と号泣。3年間を振り返っての挨拶では、仲間への感謝の気持ちが溢れていました。コロナ禍の影響が色濃く残る入学時から、3人で支え合った年月は、何ものにも代えがたい思い出となりました。

卒業生からも、3年間自分たちを支えてくれた方々への感謝と在校生への激励の気持ちを込めて、『青瞬』を披露。高校3年間、数多の演奏の最後を飾る、名演奏となりました。

 

国際交流

本日も、遙々インドから30名の生徒が本校を訪れ、交流会が開かれました。

来校したのは、Delhi Public School Bhillaiの11歳から17歳の生徒さんたちでした。至誠館での歓迎セレモニーではオールイングリッシュで、ESS部の生徒が司会進行、インターアクト部の生徒が生徒を代表して歓迎の挨拶を務めました。

 

歓迎セレモニーでは、双方の学校の先生と代表生徒の挨拶に続き、記念品の交換が行われました。また、インドの生徒たちには本校が発行する、“Certificate of Participation(学校交流証明書)”が一人ひとりに手渡されました。

セレモニーの後には、男女2グループに分かれて校内を見学。主にクラブ活動を見てもらいました。バスケットボールやバドミントンは、インドでも盛んに行われている競技ですが、武道系の競技は直に見るのは初めての様子でした。剣道の鋭いかけ声に驚いてしまう生徒もいました。柔道場では男子に柔道着を着てもらい、弓道場では女子はゆがけ(弓を引くときに用いるグローブ)をつけて、少しだけ競技体験をしてもらいました。和太鼓の演奏も好評でした。インドの男子生徒が上手に笛を吹き始め、部員を驚かせていました。

インドの年度も日本と同じ、4月からは始まり3月に終わるそうなので、春休みを利用しての日本訪問でした。20日に来日し京都・広島を巡り、本校に立ち寄ってくれました。希望参加制の研修ツアーで、全員が日本は初めて。テレビやインターネットで日本の情報にはたくさん触れることができますが、現地に赴き同世代の若者とダイレクトに交流したことは、貴重な体験になったはずです。

旅の後半は、東京、箱根、富士山など、要所を押さえたコースを堪能するそうです。

終業式

今年度の最後を締めくくる、終業式が至真殿にて行われました。生徒会長と学校長より、挨拶がありました。

生徒会長、沖くんは「先日卒業式が行われ、我々在校生のみとなりました。大きな存在であった3年生が卒業してしまい不安もあると思います。しかし4月には新入生を迎えます。我々が上級生として1年生を支え、学校運営を担うことになります。私たちが模範を示し、この学校をより良くするために頑張っていきましょう。体調管理に努め、4月の始業式には全員がここに集まり、新年度に臨みましょう」と来年度の健闘を呼びかけました。

 

学校長は1年間の学校生活を振り返り、学校行事やクラブ活動等での生徒たちの活躍ぶりを讃えました。遠足、体育祭と文化祭、2年生の修学旅行、予餞会や芸術鑑賞等の行事では、生徒達が積極的に参加し喜んでいた様子に好感を示し、文化部、運動部とも大きな成果を実らせたことを賞賛しました。特に、6年ぶりとなった夏の甲子園大会への出場に触れ、野球部員の奮闘はもとより全生徒が千葉県大会から甲子園まで一丸となって応援に励んだ様子を、「学校が一体となった」と評価し、今年度を「思い出に残る1年間でした」と講評しました。

次に、進級後の心構えについて言葉を続けました。1年生へは「初めての高校生活にためらうこともあったでしょうが、この1年間の経験を活かして新入生に手本を示すつもりで頑張って欲しいと思います」と語り掛け、2年生へは「いよいよ高校生活の最後の1年を迎えることになります。進路を決定する大切な1年です。目標を立てそれを実行できる1年としましょう」と激励しました。

さらに全生徒へ向け、「新年度は、今年と同じ1年を過ごすのではなく、新しいことに挑戦する1年となるようにしましょう。挑戦をすれば、失敗してしまうこともあります。しかし失敗は無駄にはならず、次の成長への糧となります。失敗を恐れて何もしなければ、成長するチャンスは失われてしまいます。成功の対義語は、失敗ではなく、何もしないことです。また、本校では新年度に必ずクラス替えがあります。新たな出会いを経て、様々な価値観や異なった考えを持つ人と交流する、この得がたい機会を大切にしてください」と講話を述べました。