2020年5月の記事一覧

令和2年度 始業式(1年生)

本日は、1年生の始業式が行われました。
1年生の登校は、オリエンテーションの日程を繰り上げて行われた、4月7日の入学式以来となります。真新しい制服が映える姿に、初々しさを感じました。

学校長は、「入学に際し、一人ひとりが目標や夢をもって始まる高校生活であったはずですが、緊急事態宣言等で、出鼻を挫かれるスタートとなってしまいました。しかし、新型コロナウィルス感染拡大による、社会活動の停滞は、君たちだけに起きたことではありません。世界中の人々が、等しく被害を被った出来事です。決して焦る必要はありません。いま、しっかりとした気持ちを持ち、新たに始まる日々の課題に向きあうことで、実りの多い高校生活を実現させることが出来ます」と話しかけました。
生徒指導部長、青栁先生からは、マスクの着用やJRの乗車マナーの他に、「まだまだ、不慣れで、登校時間に遅れそうな人がいるようです。早めの行動を心掛けるように、SNSに写真や文章を不用意に投稿しないように」と指導がありました。
例年4月に行われていた、『部活動紹介』が中止になったことを受け、生徒会指導部部長、鉢村先生は、「本校には、運動部、文化部、同好会、44の団体があります。部活動や同好会に入り、何かに取り組むことで、高校生活がより充実したものになります。来週配られるパンフレットを見て、多くの人が入部してほしいです」と、訴えました。
第1学年ハウス長、能登先生は、「例年であれば、前期中間試験を終えている時期です。オリエンテーションが日程通りに行えませんでした。伝えなければならないことがあるので、しっかりと耳を傾けて欲しいです」と、感染防止対策を含め、お話を続けました。


いよいよ、6月1日から授業が再開されます。予定では2週間、生徒たちは一斉登校を避け、男女別に分散して登校することになります。

令和2年度 始業式(2年生)

本日は、2年生の始業式が行われました。
「いよいよ緊急事態宣言が解除され、徐々にではありますが、普段の生活が取り戻せるようになってきました。今日は、令和2年度初めてみんなが登校し、始業式を開くことができました」と、第2学年ハウス長、鈴木保宏先生の言葉で始業式が始まりました。

学校長からは、「3月3日の終業式以来、学校に3ヶ月近く生徒が登校しない状態が続くというのは、これまで経験したことがない出来事でした。来週から学校が再開されますが、感染防止対策をとりながら、授業時間を短縮したり、登校を分散したりしながら、少しずつ通常の生活に戻っていければと願っています。
3年間という限られた高校生活の中で、この3ヶ月で失われたものは時間的なことばかりではありません。特に運動部員にとっては、インターハイが中止になったことで、関東大会、関東予選が取りやめとなり、これまで活動の糧としてきた目標自体を奪われてしまいました。悔しい思いをしている人がたくさんいると思います。一方で事故や病気でもっと大きな目標を失いかけても、諦めずに努力をし続けているアスリートがいます。高校2年生のみなさんには、失われたものを取り返す時間は残されています。令和2年度は2ヶ月遅れのスタートとなりました。君たちの失われた3ヶ月間を、学習面はもちろん、様々な場面でフォローしていきたいと考えています」と、講話がありました。
生徒指導部長、青栁先生からは、「①マスクの着用、②スクールバス内で密な状態をつくらない、③早めの登校・時差を設けた下校を心掛ける、④JR車内ではマナーを守る」等、協力が呼びかけられました。
最後に鈴木保宏先生は、「毎朝の検温、十分な睡眠とバランスのとれた食事、うがい・手洗い、教室の換気等、これらの注意事項を全員で共有してこれからの生活を過ごしてほしいと思います」と、生徒たちに訴えました。

令和2年度 始業式(第3学年)

3ヶ月の臨時休校を終え、至真殿にて令和2年度始業式が行われました。当分、分散登校の措置がとられ、本日は3年生のみの登校となりました。久しぶりに生徒たちが校舎に戻り、校内には活気が溢れました。
明日は2年生、明後日は1年生と、今週は学年ごとの登校となります。

学校長は、「振り返れば、2月27日の休校措置を受け令和元年度が突然打ち切られ、さらに緊急事態宣言後は、国中が不要不急の外出を避け、やりたいこと・しなければならないことさえも制限を受け、忍耐と不自由を強いられる期間となりました。
3年間という限られた高校生活の中で失ったこの3ヶ月は、決して小さいものではありません。特に3年生にとっては、進学・就職に向けての準備に費やすはずの、貴重な2か月間を無為に過ごすことになりました。また部活動に所属する生徒にとっては、インターハイ等の大会が中止となり、3年間の活動の集大成となる機会すら奪われてしまいました。
6月より、ようやく学校が再開となります。今回の新型コロナは、世界規模で大きな影響を及ぼしました。これからも、様々な制限を受けたり、不自由を強いられたりする状態が続くと思われます。普段より2ヶ月遅れてのスタートとなりますが、一人ひとりが新しい希望と夢に向かって頑張ることができる時間は、平等に残されています。みなさんが被った損失を少しでも取り戻せるように、私たち教職員は一丸となってバックアップして行きたいと思います」と生徒を励ましました。
生徒指導部長、青栁先生より、「緊急事態宣言が解除となりましたが、再び感染拡大が生じないよう、いくつか注意して欲しいことがあります」と、要望が出されました。「①マスクの着用、②スクールバス内で密な状態をつくらない、その為には、担当の先生方の指導に従って下さい。また、③早めの登校・時差を設けた下校を心掛ける、④JR車内ではマナーを守り、大きな声で話したりマスクをはずしたりしないよう、協力お願いします」と、お話がありました。
第3学年ハウス長、大岩先生より、「進路開拓に向けては、自分から積極的に動いていくこと」、また「社会の一員としての自覚を持ち、他の人に感染させないという警戒心をもって、自身の予防に努めて欲しいです。37.5℃以上の熱があるときは登校を控える。教室の換気に努める・適切な距離を保ち、密接・密集・密閉を避けて過ごして下さい」と、生徒たちに改めて注意を呼びかけました。

【重要】学校再開について

新たに「学校再開(6月1日から)」についてお知らせいたします。分散登校や学校行事の変更、その他のことについて詳しく説明がされています。PDFファイルを開いて内容を確認できます。必要があればプリントアウトして下さい。

 

学校再開(6月1日から)のお知らせ.pdf

【重要】登校日について(お知らせ)

【重要】登校日について(お知らせ)

登校日についてお知らせがあります。学年ごとに登校日が異なるので、該当する学年のPDFファイルを開いて、内容を確認して下さい。
1年生は、あわせて「令和2年新入生用 大震災用通知文」の内容も確認して下さい。必要事項を書き入れ(保護者印をわすれないこと)、登校日に提出して下さい。用紙がない人は、プリントアウトして使用して下さい。

 

3学年登校日(5月27日)のお知らせ.pdf

2学年登校日(5月28日)のお知らせ.pdf

1学年登校日(5月29日)のお知らせ.pdf

令和2年新入生用 大震災用通知文.pdf

【重要】休校継続と登校日のお知らせ

昨日5月14日、政府により39の県に対して緊急事態宣言の解除が発表されました。しかしながら千葉県については、引き続き緊急事態宣言が継続される「特定警戒地域」とされています。それを受けて、本校の休校期間も当初の予定通り5月31日まで継続となります。生徒の皆さんは、引き続き不要不急の外出を控えて、家庭にて学校からの課題に取り組むとともに、日々の健康観察をしっかりと行ってください。
現在、6月1日からの学校再開に向けて、準備を進めているところですが、再開後に円滑な学校生活を送ってもらえるために、5月27日~29日に学年別の登校日を設ける予定をしています。今後の政府および県から示される指針、新型コロナウィルス感染状況を見極めながら、学校再開と登校日の日程・実施内容について、あらためて「Webでお知らせ」および本校ホームページにてご連絡いたします。

全校生徒に向けて校長メッセージ

全校生徒に向けて校長メッセージ

木更津総合高校の生徒の皆さん、自宅にて元気に過ごしているでしょうか?例年ゴールデンウィークが明けると、長くお休みをしていたせいで、学校に行くのが億劫になってしまう生徒が出てきます。それは社会人も同じです。連休明けの初日は、どうしても会社に行くのが億劫になってしまうものです。しかし今年はどうでしょうか?私は学校に行きたかった。生徒の皆さんが授業を受けている姿や、休み時間に楽しそうに過ごしている姿を早く見たいと思っていました。そして先生達や生徒の皆さんに会って、顔を見ながら話をしたいとずっと思っていました。1年生は4月6日のオリエンテーション、7日の入学式とオリエンテーション以降、登校をしていません。2・3年生は3月3日の令和元年度後期の終業式以降、4月に1回だけ教科書等を配布するために登校しただけです。そして5月中も臨時休校は続きます。こんなにも長い期間、生徒の姿を見ることのできない木更津総合高校は18年の歴史の中でも初めてのことです。
世界規模での新型コロナウィルスの感染拡大を止めるために、今は人類が英知を結集してまさに「戦い」を続けています。政治家、感染症対策の専門家、医療従事者、国や地方公共団体の職員、企業経営者など、それぞれの立場でできることを模索しています。誰も正解がわからない中で、少しでも状況が改善するために精一杯努力しているはずです。そして高校生の皆さんにもできることがあります。それはこの長い臨時休校期間、自分自身が新型コロナウィルスに感染しないように、しっかりと身を守ることです。さらに、万が一自分が感染者だったとして、絶対に他の人に感染させないように注意をすることです。自宅で規則正しい生活を送りながら、勉強や運動に取り組んでください。家事の手伝いをすることも大切です。全員が自分のできる100%の取り組みをすれば、きっと6月1日から学校が再開できることを信じています。
来るべき学校再開に向けて、先生たちは皆さんがスムーズに勉強や学校生活に馴染んでいけるように、しっかりと準備を進めています。4月から1回も授業が行われていないために、学習に遅れが出てしまうことは避けられません。それを少しでも補えるように、先生たちは学校や自宅で、一生懸命に課題を作って皆さんに送っています。オンラインで授業を行ったり、課題の解説を動画で行ったりしている先生もいます。県立高校や他の私立高校でも、同じようにオンラインでのHRや授業を進めていく方向性が、さらに加速していくことが予想されます。木更津総合高校も、他の学校に負けていられません。しかし、どんなにオンラインでの学習システムが整い、それを駆使した授業が通常授業と同じように展開できるようになったとしても、教室で行われる対面での授業に勝る学習効果は決して得られないと思います。そして学校生活は授業だけではありません。学校行事やクラブ活動、休み時間や放課後での友人との触れ合いなど、高校生として過ごす学校生活そのものが、皆さんが将来社会に出る前の、大切な勉強の時間です。そして千葉県内屈指の1,900名を超える個性豊かな生徒が集まる時間と空間こそが、木更津総合高校の学校生活の醍醐味なのです。もちろん、学校が再開した後にはこれまでの学習の遅れを取り戻すべく、しっかりと授業を展開していきます。それと同時に、学校行事やクラブ活動も、可能な限り無くさずに展開していきたいと思っています。これが無ければ木更津総合高校ではなくなってしまうからです。3年間という高校生に与えられている時間は少し短くなってしまいますが、その分密度の濃い学校生活を送ってもらい、卒業する時には「木更津総合高校を選んで本当に良かった」と皆さんが心から思えることを願っています。そしてまずは学校が再開し、皆さんの笑顔が見られることを心待ちにしています。

追伸:日頃、皆さんが乗る通学バスの運転手さん達が、バスの運行が止まっているこの休校期間に、校舎内の壁のペンキ塗りをしてくれています。校舎ができて10年以上が経過し、かなり汚れが目立っていた廊下の壁が真っ白になり、校舎の中が明るくなりました。先生以外にもたくさんの人達が学校再開、生徒との再会の準備をしてくれています。

令和2年5月7日
木更津総合高等学校
校長 真板竜太郎