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海外研修説明会

今夏ベトナム、ダナン市で海外研修が予定されています。参加する生徒とその保護者のみな様が説明会に参加しました。引率の宮越先生、近畿日本ツーリストの富山様から、詳しく説明を受けました。

学校長は会頭の挨拶で、4月20日最初の説明会で希望者数が定員に迫ったため、急遽飛行機の席とホテルの宿泊者数を交渉し定員を18名に増やしたことに触れ、「最終的にちょうど18名の申込みがあり、参加者が確定しました」とこれまでの経緯を紹介しました。

「決定版となる行程表を見ると、最終日に村田製作所訪問とあります。現地に100億円超の投資をする大きな企業で、ベトナムだけではなく世界各地に進出をしている会社です。職場見学はもちろん、日本企業や日本人が海外を舞台にどの様に活躍しているかを学べる機会を提供していただきました。視野と経験を広げる貴重な見学になると思います」と研修旅行の抱負について話しました。また、先週来校した越日学校の生徒との交流会に触れ「心配はあったものの、宿泊を共にし、あっという間にことばや文化の壁を乗り越え、親密な時間を過ごしました。6日間ではありますが、みなさんも高校生だからこそできる体験をし、今後の人生に活かせる何かを得る研修旅行となることを願っております」と挨拶をしました。

 

引率の宮越先生からは、日程についての詳しい説明が行われました。景勝地での観光やダナン三日月ウォーターパークでのレジャーなど、お楽しみが用意されています。一方で、枯葉剤被害者の支援センターへの訪問、少数民族カトゥー族の村を訪れ国際協力としての開発現場を視察、ダナン大学生との交流会ではテーマを決めてグループワークとプレゼンテーションを行うなど、やはり主体は研修です。多くのことを学ぶ旅となるようです。地元の人たちが日常的に訪れるマーケットの散策も、現地の生活を知るまたとない機会になるはずです。

最終日には、手つかずの自然が残るソンチャ半島を散策。ダナンのビーチを凌ぐ美しい砂浜で夕景を楽しみます。宮越先生からの「ここには書いていないスペシャルな企画も用意しています」との言葉に、生徒たちの期待は高まります。

 

近畿日本ツーリスト千葉支店の富山様からは、旅行保険の紹介、モバイルWi-Fi、両替手続き等について説明をしていただきました。

 

進路ガイダンス ~就職・進学~

本日は、就職希望者と専門学校への進学を希望する生徒に対象を絞ってガイダンスが開かれました。会場を2ヶ所に分けての開催となりましたが、どちらの会場でも、冒頭で「大切な情報をたくさん伝えます。しっかりと耳を傾けメモを取りながらきいて下さい」と、生徒へ注意を喚起する呼び掛けから始まりました。

青雲館では就職を希望する生徒が集まり、就職指導部長、寺岡先生より説明がありました。本校には、毎年2,000枚を超える求人票が届きます。まずは、サンプルを見ながら正社員としての採用か、賃金、選考方法、離職状況等、「求人票を見るときのポイント」は何か、詳細に解説されました。

7月1日から全国一斉に職場見学が、9月16日からは入社試験が始まりますが、高校生には9月中は一人一社しか就職活動ができないという制約があります。これまでに取得した検定や資格、部活動の戦績や役員活動など、履歴書でアピールできるデータを片っ端から集めるよう指示が出されました。また、入社試験で頻出する計算問題や一般常識、図形の認識やクレペリンなどの適性検査の練習問題にもチャレンジ。制限時間が設定された状況に緊張感が張り詰めました。面接試験対策用の想定問答集も配布されましたが、「実際には何が訊かれるのか予測不能です。放課後の面接指導で感覚を鍛えましょう。実践あるのみです!」と檄が飛ばされました。超売り手市場の現在、周到な準備と前向きな行動で、成功の確度が高まります。

 

至誠館では、進学指導部長、竹下先生から専門学校志望者へのガイダンスが行われました。専門学校は、工業、医療、服飾、家政、理容、ほか様々な分野をカバーする学校です。一定の条件を満たせば、「専門士」、「高度専門士」の称号が付与され、それぞれ大学や大学院への編入学資格を得ることができます。学校教育法に基づいて設置され、都道府県知事から認可を受けた「認可校」の生徒は「学生」としての扱いを受け、通学定期、学割、公的奨学金等を利用することができます。それとは別に認可を受けていない「無認可校」の生徒は、それらの制度を利用できず、学んだ経験を「学歴」とすることもできません。専門士・高度専門士の称号を与えられないなどデメリットがあります。校名からの判断が難しい場合もあり、受験を前に確認する必要があります。

また、少子化の影響で生徒数の確保に必死な専門学校もあり、甘言による勧誘、授業料や入学金の「早割り」等、あからさまに生徒獲得に奔走する学校も少なくありません。巧みな言葉に載せられ「意に添わぬ入学」にまで至るケースが実際にあるそうです。

そこで、保護者と担任の先生としっかり話し合うこと、必ず複数の学校を視野に入れ比較検討すること、最後まで安易な選択をしないこと、と「学校選びのポイント」が強調されました。

竹下先生は、「専門学校は、特定の職業や職種に直接結びつく知識・技能を学ぶ場所です。それが本当に自分の志望する進路なのかを見極めた上で、最終的な判断を下してください」と、最後まで慎重な選択を呼びかけました。

高校・短期大学部連携授業 ~保育・幼児教育コース~

今年度より、本校生徒が清和大学短期大学部の一部講義を受講できるシステムがスタートしました。

これは、高校生が短期大学部の授業に参加することで、受講意欲を促進し高校から短大への学習内容の円滑な接続を図る目的で行われます。接続科目に指定されているのは、保育士資格選択必修科目である「子どもの遊びⅢ」です。

参加する生徒たちは、6月から12月までの講義を受講し、試験やレポートの提出で短期大学部の生徒と同様の評価を受けます。合格の評価を受ければ、修了証書が発行され、短期大学部入学時には科目等履修生として取得した単位が認定されることになります。

 

担当教授は、短期大学部の古川哲也先生。36名の参加者に手遊びをテーマに90分の講義が始まりました。練習曲は『十五夜さんのもちつき』と『セブンステップ』。どちらも曲のリズムに合わせて、手や体を動かす遊びです。古川先生は、まるで幼い子どもに教えるように、「明るく、楽しく」教えてくださるので、楽しい雰囲気のなか参加した生徒たちからは、終始笑顔が絶えない講義となりました。

『セブンステップ』は、輪になって行う遊びですが、古川先生から「お遊戯会を想定し、舞台を見る側の保護者からも見えるようにパフォーマンスをしましょう」という課題が出されました。生徒たちは車座になって「あーでもない、こーでもない」と真剣に作戦会議を開き、結論が出ないうちにタイムアップ。来週の講義に続きます。

今後もリズム楽器や合奏曲の練習と発表、ボディーパーカッション等のテーマが用意されています。

献血の呼びかけ ~赤十字血液センター~

 

昨日、千葉県赤十字血液センターから浅野勇助様が来校され、献血の大切さについてお話をしていただきました。生徒たちへ語られた「輸血を受けなければ、命を維持できない人たちがたくさんいます」とのお言葉からは、切実なお気持ちが伝わってきました。

重篤な事故や心臓などの手術で献血が必要とされるイメージが強いですが、その様なケースは実際には3%ほど。血液が必要とされる80%以上は様々な病気を抱える患者さんへの治療だそうです。白血病や血友病などの血液の病気。がん患者が抗がん剤や放射線治療を受けると血液を作る細胞にダメージを受け、血液を補う必要が生じます。出産時の出血は、母子両方の命に関わります。

献血が可能な年齢は、16歳から69歳まで。この十数年、10代20代の人達からの献血が減少傾向にあるそうです。輸血を必要とする人は、今後も一定数を下回ることはありません。浅野様は、「このままの状態が続くと、必要な血液の量が確保できなくなります。血液の代わりになるものが存在しない以上、健康な人達から血液を分けてもらう以外に術がないのです」と、危機感をもって訴えます。

厚生労働省が献血をしたことがない高校生と大学生にアンケートを実施したところ、献血をしない1番の理由は「針を刺すのが痛くて怖いから」、2位は「なんとなく不安だから」だったそうです。

9月12日、13日の2日間、本校で献血が予定されています。もちろん無理をする必要はありません。でも、毎年多くの生徒が献血に参加しています。私たちの小さな勇気で多くの人の命が救われる可能性があります。今年もよろしくお願いします!

生徒総会

本日の全体集会では、生徒会本部役員主導による生徒総会が開催されました。

総会に先立ち、学校長からは、「生徒会役員はみなさんを代表して生徒会活動を運営していますが、みなさん一人ひとりが生徒会の構成員です。役員任せではなく、自分に何かできることはないか、という意識を持つだけで、3年間の高校生活がより充実したものになるはずです」との言葉が伝えられました。

生徒会長の原君から、「6月に入りました。間もなく梅雨入りとなり、21日には夏至を迎えます。梅雨ざむと言われるように、肌寒い日もあれば、日照時間が延びることで茹だるような暑い日になることもあります。気候の変化が激しいのが、この月の特徴です。気温ばかりでなく、気圧の変化や湿度の高さから体調を整えることが難しくなります。冷房の使い過ぎにも注意が必要です。

クエン酸を含む食材を摂取することで、この時期の体調不良を防ぐことができるそうです。

前会長の鈴木明輝さんが言っていた、梅ソーダは試す価値があるものです。クエン酸により体にエネルギーが供給されやすくなり、倦怠感や疲労感を解消できます。また胃の活動を活発化するので食欲増加につながります」と挨拶がありました。  

 

会場に集まる生徒たちに、役員から「生徒総会は、生徒が充実した高校生活を送るために最も重要な機会です。短い時間ですが、一人ひとりがしっかりと考えながら参加して下さい」と呼び掛けがあり、総会が始まりました。

最初の議題は、23年度生徒会会計決算報告。続いて24年度生徒会会計予算案報告でした。先週から決算報告と予算案は教室掲示されており、生徒たちはそれを確認済みです。それぞれの担当者から、本部費・行事費・予備費について、決算報告と予算案の提示があり、どちらも無事承認を得ることができました。

最後の議題は、『真心祭文化の部』(文化祭)についてです。会長の原君から「『真心祭文化の部』のテーマを募集します。LHRの時間を使って、クラスで決めたテーマを所定の用紙に書いて提出して下さい」と、今年度の文化祭テーマ募集が告知されました。