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国際交流

本日も、遙々インドから30名の生徒が本校を訪れ、交流会が開かれました。

来校したのは、Delhi Public School Bhillaiの11歳から17歳の生徒さんたちでした。至誠館での歓迎セレモニーではオールイングリッシュで、ESS部の生徒が司会進行、インターアクト部の生徒が生徒を代表して歓迎の挨拶を務めました。

 

歓迎セレモニーでは、双方の学校の先生と代表生徒の挨拶に続き、記念品の交換が行われました。また、インドの生徒たちには本校が発行する、“Certificate of Participation(学校交流証明書)”が一人ひとりに手渡されました。

セレモニーの後には、男女2グループに分かれて校内を見学。主にクラブ活動を見てもらいました。バスケットボールやバドミントンは、インドでも盛んに行われている競技ですが、武道系の競技は直に見るのは初めての様子でした。剣道の鋭いかけ声に驚いてしまう生徒もいました。柔道場では男子に柔道着を着てもらい、弓道場では女子はゆがけ(弓を引くときに用いるグローブ)をつけて、少しだけ競技体験をしてもらいました。和太鼓の演奏も好評でした。インドの男子生徒が上手に笛を吹き始め、部員を驚かせていました。

インドの年度も日本と同じ、4月からは始まり3月に終わるそうなので、春休みを利用しての日本訪問でした。20日に来日し京都・広島を巡り、本校に立ち寄ってくれました。希望参加制の研修ツアーで、全員が日本は初めて。テレビやインターネットで日本の情報にはたくさん触れることができますが、現地に赴き同世代の若者とダイレクトに交流したことは、貴重な体験になったはずです。

旅の後半は、東京、箱根、富士山など、要所を押さえたコースを堪能するそうです。

終業式

今年度の最後を締めくくる、終業式が至真殿にて行われました。生徒会長と学校長より、挨拶がありました。

生徒会長、沖くんは「先日卒業式が行われ、我々在校生のみとなりました。大きな存在であった3年生が卒業してしまい不安もあると思います。しかし4月には新入生を迎えます。我々が上級生として1年生を支え、学校運営を担うことになります。私たちが模範を示し、この学校をより良くするために頑張っていきましょう。体調管理に努め、4月の始業式には全員がここに集まり、新年度に臨みましょう」と来年度の健闘を呼びかけました。

 

学校長は1年間の学校生活を振り返り、学校行事やクラブ活動等での生徒たちの活躍ぶりを讃えました。遠足、体育祭と文化祭、2年生の修学旅行、予餞会や芸術鑑賞等の行事では、生徒達が積極的に参加し喜んでいた様子に好感を示し、文化部、運動部とも大きな成果を実らせたことを賞賛しました。特に、6年ぶりとなった夏の甲子園大会への出場に触れ、野球部員の奮闘はもとより全生徒が千葉県大会から甲子園まで一丸となって応援に励んだ様子を、「学校が一体となった」と評価し、今年度を「思い出に残る1年間でした」と講評しました。

次に、進級後の心構えについて言葉を続けました。1年生へは「初めての高校生活にためらうこともあったでしょうが、この1年間の経験を活かして新入生に手本を示すつもりで頑張って欲しいと思います」と語り掛け、2年生へは「いよいよ高校生活の最後の1年を迎えることになります。進路を決定する大切な1年です。目標を立てそれを実行できる1年としましょう」と激励しました。

さらに全生徒へ向け、「新年度は、今年と同じ1年を過ごすのではなく、新しいことに挑戦する1年となるようにしましょう。挑戦をすれば、失敗してしまうこともあります。しかし失敗は無駄にはならず、次の成長への糧となります。失敗を恐れて何もしなければ、成長するチャンスは失われてしまいます。成功の対義語は、失敗ではなく、何もしないことです。また、本校では新年度に必ずクラス替えがあります。新たな出会いを経て、様々な価値観や異なった考えを持つ人と交流する、この得がたい機会を大切にしてください」と講話を述べました。

表彰

離任式に続き、生徒の活躍を顕彰して、表彰が行われました。以下に、ご紹介いたします。

【夏の課題受賞】

○手紙作文コンクール

 佳作  高橋 蘭、征矢千優

 特別賞 佐藤 駿

 金賞  神崎桜子

 

○明るい選挙啓発ポスター

 木更津市 金賞  唐亀夢香

      銀賞  中村一千香

 千葉県  優良賞 中村一千香

      佳作  唐亀夢香

 

○千葉県環境月間ポスター

 優秀賞  田中ひのあ

 奨励賞  川名里心、竹内万央、平賀くるみ、  

      勝 優花、関口晴音

 

○本校読書感想文・体験レポート

 最優秀賞 石井悠大(体験レポート)

  優秀賞  品田桃花(感想文)

 

【吹奏楽部】

○千葉県吹奏楽個人コンクール

 安房・上総地区予選

 高校生フルート部門 金賞 内海彩里

 (地区代表・千葉県大会出場認定)

 高校生ユーフォニアム部門 金賞 御幡隆憲

 (地区代表・千葉県大会出場認定)

 高校生サクソフォン部門 金賞 矢野彩芽

 高校生チューバ部門 銀賞 岡戸凛音

 

○千葉県私学吹奏楽大会

優良賞

 

【書道部】

○全日本書初め大展覧会

日本武道館賞 兼清琉那

 

【ソフトテニス部】

○きらめきソフトテニス大会

 シングルスの部 女子第3位 木部理央

 

【バドミントン部】

○千葉県私立高等学校バドミントン選手権大会

 男子学校対抗の部 第3位

 

○千葉県協会及び千葉県高等学校体育連盟主催大会において

 優秀学校賞

離任式

終業式に先立ち、離任式が行われました。今年度末で本校を去られる先生方より、お一人ずつご挨拶をいただきました。

学校長のご紹介の順に、離任される先生方のお名前をお伝えいたします。

吉永雄介先生(理科)、森井孝圭先生(保健体育)、石田康夫先生(保健体育)、田村友宇一先生(副校長)

 

4名の先生方より、「高校生が持つ、溢れるエネルギーをそれぞれが目指すものに注いでほしいです」、「あっという間に過ぎ去る高校生活を、悔いが残らないよう充実したものにして欲しいです」「健康を保つことで何でもすることができます。みなさんのご活躍を期待しています」「高校生活は掛け替えのないものです。この3年間を精一杯悔いの残らないよう過ごして下さい」と、それぞれ心のこもったお言葉をいただきました。

石田先生は、木更津中央高校時代から43年間のご勤務でした。田村副校長は、ご自身が木更津中央高校第12期生としてご卒業。大学をご卒業後すぐ、木更津中央高校で教師人生をスタートさせ47年間を本校で過ごされました。お二人が本校での永年のご勤務を振り返り、感慨深く語られる姿が大変印象的でした。

 

最後に学校長より、「先生方の第2の人生への新たな門出に、激励の気持ちを込めて、拍手をお願いします」との言葉に、会場からは大きな温かい拍手が送られました。

芸術鑑賞会

本日は、至真殿にて『芸術鑑賞会』が催されました。ご出演はゴスペルヴォーカルグループの、Star Lightsのみなさん。会場の全員を魅了する、さすがの歌唱力でした。

【Star Lightsのご紹介】日本ゴスペル界の第一人者“ビッグママ”こと、亀渕友香さんが率いるヴォーカルグループです。ソロシンガー、バンドボーカル、プロダンサー、ミュージカル女優など様々な分野で活躍するエンターテイナーが結集した、プロ集団です。

19世紀後半アメリカの黒人教会では、独特なアレンジを加えて讃美歌が歌われるようになりました。奴隷時代の労働歌、黒人霊歌、ジャズやブルースなどの影響を受け、しだいに高い音楽性を具えるようになり、今日我々が知る、ゴスペルソング(福音唱歌)と呼ばれる音楽が誕生しました。

その成り立ちの過程を反映するように、数々の作品は様々な曲調に富み、表現力豊かなパフォーマンスは世界中で人気を博しています。手を打ち鳴らして強いリズムを刻み、call and response(ヴォーカルとコーラスとの呼応)のさなか、つんざくような高音で神への賛歌を歌い上げるシーンは、ゴスペルの醍醐味です。

 

ステージは、“God Great God”、“Deep River”などのスタンダード曲から始まり、日本でゴスペルが一般に広まる切っ掛けとなった映画『天使にラブソングを』から“Oh Happy Day”、“Joyful Joyful”などの3曲、J-popを含めて全部で17曲を披露していただきました。本校の校歌もStar Lightsのみなさんが歌うと、まるで趣が異なる大人っぽい雰囲気が漂う曲になりました。

途中詳しい曲紹介もしていただきました。日本人にもなじみの“When the Saints Go Marching In”(聖者の行進)は、アップテンポな明るいイメージにもかかわらず、何と葬送曲として歌われた曲。“Amazing Grace”(アメージンググレース)は、奴隷商人の白人が嵐に襲われた際、難破を逃れたことで改悛し神への感謝を表した曲だそうです。この解説の途中、雷鳴とともに会場の外がにわかに掻き曇り、春の嵐に見舞われるというハプニングもありました。

Star Lightsのみなさんの元気なリードで、会場は大いに盛り上がりました。あたかも楽器が奏でるような歌声に、生徒たちは仰天。ゴスペルのとりことなりました。

入学候補者説明会 2回目

先月22日(土)に続き、第2回目となる『入学候補者説明会』が行われました。本日は、正午までにおよそ180名の生徒が来場しました。

入学候補者は、「お早うございます」と元気に挨拶をしながら、正門から続く坂道を上ってきました。今回も説明動画が配信され、参加者は事前に視聴の上(見逃した人は、会場で視聴できます)、手続きに臨みました。必要書類の提出に加え、希望コース、選択科目へのアンケート、制服・体操着のサイズを確認し、すべての入学候補者が無事手続きを終了しました。

明日14日(金)には、候補者全員が登校し、『入学候補者実力試験』が実施されます。

 

4月7日(月)から新入生としての登校(準備登校)が始まります。入学への準備が、着々と進んでいきます。

表彰

生徒の活躍を顕彰する、表彰が行われましたので、以下にお伝えいたします。

【夏休みの課題】

○千葉県環境月間におけるポスター募集

高校生以上の部奨励賞 景山奈柚、清水陽南子

 

 

【バスケットボール部】

○千葉県高等学校バスケットボール大会

総合成績 男子第6位

インドネシアの生徒と国際交流

本日、インドネシアより、修学旅行で日本を訪れている中学生56名が来校し本校の授業や部活動を見学しました。本校の生徒たちは積極的に対応し、交流を深めました。

来校したのは、Thursina International Islamic Boarding School(サーシナ国際イスラム寄宿制学校)の中学3年生の生徒たちです。サーシナ国際校は、首都ジャカルタを擁するジャワ島東部にある全寮制の学校です。キャンパスは、実に東京ドーム約766個分の広さを誇り、その中には、モスク、スポーツアリーナ、最新設備の図書館、医療センター、レストランなどがある、巨大複合教育施設になっているそうです。イスラム教の戒律や教義に基づいた教育が行われている中・高一貫校で、生徒たちは男女別に2つの専用キャンパスで過ごしています。

生徒たちは修学旅行中で、14日に来日。大阪や富士山などを観光した後、木更津に立ち寄りました。和太鼓部の演奏に出迎えられて、至誠館に入場。ESS、インターアクト部の生徒が準備を整えた歓迎セレモニーでは、本校生徒と学校長が英語でスピーチを披露しました。

セレモニーの後、4つのグループに分かれて校内を見学してもらいました。授業は書道を、部活動では、弓道部、茶道部、和太鼓部を見学し、すべての活動を実際に体験してもらいました。弓道場で盛り上がる男子、お茶菓子に顔をほころばせ、「うまい?おいしい!」と日本語で感想を伝えてくれた女子生徒もいました。

 

暖かい気候に慣れたサーシナ国際校の生徒たちは薄着で、なかには靴下をはいていない生徒もいました。今朝、急に冬に逆戻りしてしまった日本の気候にちょっとびっくりの様子でしたが、最後まで元気で笑顔を絶やさず明るく過ごしてくれました。

 

ASEAN(東南アジア諸国連合)の盟主を務めるインドネシアは、大小1万7000もの島々で構成される共和国です。建国のモットー「多様性の中の統一性」が示すように、他民族・多言語・他宗教の国です。彼ら・彼女たちの親しみやすい笑顔を見ていると、他者との違いを苦にせず、人とつながろうとする力に長けているという印象を受けました。近年、アニメなどを通じて、特に若者の間で日本文化がブームになっているとのことです。本校の生徒たちも他国の人や文化に直に触れることで、今後さらに視野を広げてほしいものです。

 

台北修学旅行最終日 ~特進ハウス~

2月15日(土)、最終日を迎えた生徒たちは史跡を訪れ、台湾の歴史について学びました。

生徒たちは、忠烈祠を訪れました。忠烈祠には幾度かの戦争で亡くなった軍人が祀られています。衛兵交代式は、厳かで圧巻のセレモニーでした。時代に翻弄された台湾の歴史は、現在も進行形で続いています。台湾の近現代史は日本とも深い関わりがあり、現地でそれを学んだ意義は決して小さくありませんでした。

次に訪れた、十份老街は、線路間近に商店が並ぶ独特の町並みです。生徒たちは、「天燈上げ」を楽しみました。願いを込めた赤いランタンが、青空の彼方に消えていきました。

15:20桃園空港発BR196便に搭乗。羽田空港に19:25無事到着。現地解散となりました。

 

修学旅行最終日 ~一般クラス~

修学旅行もいよいよ最終日を迎えました。A班、B班とも最後の滞在地で活動を終え、帰路につきました。

A班は御殿荘を後にし、東山を散策してから清水寺を参拝しました。老舗清水順正で名物の湯豆腐を堪能しました。清水の舞台から見下ろす京都の町並みと週末の観光客で賑わう参道が最後の思い出となりました。

B班は、広島平和記念資料館を見学しました。昨年ノーベル平和賞を受賞した、「日本被団協」の受賞記念パネル展が開催中でした。被爆から80年、たゆまぬ努力を続けても尚、私たちは核の脅威に怯える時代に暮らしています。学ぶべきことは多いです。

午後は、昼食を兼ねた市内散策でした。独自の進化を遂げたお好み焼き、“広島焼き”の発祥の地です。オタフクソースの味と香りを脳裏に焼き付け、旅を締めくくりました。

 

A班は、14:30京都駅発のぞみ226号に乗り、16:45東京駅着。

B班は、14:03広島駅発のぞみ98号に乗り、17:57東京駅着。

両班とも、東京駅で解散となり4泊5日の修学旅行を無事終えることができました。2年生は代休をはさみ、19日(水)から登校、通常授業に戻ります。