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清和短大 平日オープンキャンパス
清和大学短期大学部で、3年生を対象にした「平日オープンキャンパス」が開かれました。保育・幼児教育に興味を持つ生徒を中心に、136名が参加しました。
今回のオープンキャンパスでは、4つの会場で異なる授業が展開されていて、4グループに分けられた生徒たちは、1コマ(30分)ごとに移動し、4つの授業を受講しました。
4階講義室で行われた「保育」の授業では、清和短大や保育の現場について詳しく説明されました。また、「幼児期の環境が人生の土台を作る」ということが強調されていました。ある研究によると、人と触れあう環境で過ごすことで人との信頼関係を学習し、健全で安全な環境下では積極的な感情が育つ、ということです。勤勉さや学習意欲、社会や健康への関心が高まるなど、幼児期の適切な教育が、子どもがより豊かな人生を送る可能性を広げるのです。
2階美術室で行われた「心理」では、描いた絵から人の性格や性向を探る授業が行われていました。「雨(避けられない負荷を象徴)の絵を描いて」というと、大部分の子どもは傘をさした自分の姿を絵の中に描きますが、傘をささずに雨の中に立つ姿を描く子もいるそうです。生徒たちも同じ指示で絵を描いていました。多くの生徒が自分の絵を見て、肯きながら先生の解説に耳を傾けていました。
大学の階段教室をお借りした授業では、「エゴサーチ」に取り組みました。用意された質問に答え、自分のインサイドヘッドがどの様に構成されているかを分析しました。
体育館では、短大の学生さんにも参加していただき、歩く練習やソフトバレーをしました。本当は小さな子どもたち向けの体育なので、安全に身体を動かすことや集団の中で協調性を養うことなどが学習テーマでした。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)に移動し、全員で昼食をいただきました。ちょっとお洒落なオムハヤシライスで、学生気分を味わいました。
進学ガイダンス ~進学指導部~
1年生を対象にした『進学ガイダンス』が、1校時ロングホームルームの時間に催されました。
1年生に向けて、大学・短期大学に特化した進路ガイダンスが行われました。進学に際しては、志望する学部学科、大学・短大独自のカリキュラムや特色などを調べた上で、必要な受験科目に取り組む必要があります。その準備には一定程度の時間が必要となるため、早めの情報収集は必須です。
本日は、計14の大学・短大から26名の学生(一部修士課程の方、既卒の方を含みます)さんが来校し、「大学・短大で何を学ぶか」「高校での学びとの違い」などをレクチャーしてくれました。高校1年生にとって、「大学」は曖昧模糊とした謎の世界かもしれませんが、在学中のエピソードや現在進行中の就活など、実体験に基づく講義内容は具体的で、生徒にとっては数年後に迫る近未来の透視図となったはずです。
「理系」分野では、先端エネルギー、電子物理、マテリアル、建築など、7つの学科。「教育系」分野では、教育心理、教育、幼児教育から3学科。「社会系」分野では、政治、経済、政策、法律など、8学科。「国際系」分野では、国際教養、国際交流の2学科。「芸術系」からは1学科。計21学科がそれぞれの会場を設け、生徒は1コマの授業時間で希望する2会場のガイダンスを受講しました。年齢の近い先輩たちの話からはエネルギーが伝わり、生徒たちは大いに関心を示しました。
清和大学平日オープンキャンパス
本校の3年生を対象にした、オープンキャンパス(OC)が開催されました。題して「清和大学だからできること(大学を知ろう)」。3年生最大の課題「進路」について、清和大学を「選択肢の一つ」と考える124名の生徒が参加しました。
参加生徒たちは、9:05a.m.清和大学入り口に集合。まずは、大学の先生方や学生さんたちの案内で、大学施設を見学しました。授業が行われている教室、専門書が並ぶ図書館、トレーニングルームを備えた体育館。生徒たちが一番興味を持ったのは、「模擬法廷」と呼ばれる教室でした。裁判長席や被告席などは、実際に裁判所で使われていたもので、法廷の重々しい雰囲気が伝わる施設です。
施設見学を終えると全員が階段教室に集まり、大学の先生方から清和大学の特徴などを紹介するお話を聴きました。「大学概要説明」「大学の授業紹介」「大学卒業後の進路(キャリア教育)」他、4年間で何を学びどの様に過ごすのか、高校生がイメージしづらい細部まで詳しい説明を聞くことができました。
清和大学の大きなメリットは、公務員採用試験の対策講座が授業として開講されていることです。別途受講料を払う補習形式を採る大学もあるのですが、清和大では余分な負担はありません。少人数態勢でゼミが開講されているため、手厚い指導を受けられることも利点の一つです。
3月に卒業したばかりの、月岡翔太さん(3年前に本校を卒業、現在は市原市役所勤務)が、休暇をとってこのOCに駆けつけ、施設見学などを手伝ってくれました。「授業のことでも進路のことでも、分からないことはいつでも質問できる環境がありました。周囲に埋没することなく充実した学生生活を送ることができました」と自らの体験を語ってくれました。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)で昼食をいただきました。スタミナ満点の豚生姜焼き丼に全員が舌鼓を打ちました。
越日交流会 ~2日目~
越日幼小中高等学校の生徒15名と本校生徒40名、生徒たちだけで55名が部活動棟に宿泊しました。昨夜のアクティビティを通して、越・日双方の生徒たちはいっそう親睦を深めることができました。
交流会は2日目を迎えました。生徒たちは起床後に朝食と荷物の整理を済ませて、一緒に登校。越日学校の生徒たちは、バディの生徒が在籍する2年生の教室で朝のホームルーム(SHR)に出席し、そのまま1校時目の授業を受けました。
きょうのSHRでは朝学習が行われましたが、課題が配信されていない越日学校の生徒たちに折り紙を用意し、鶴の折り方を教える担任がいました。ことばの壁はあったものの、クラスの生徒の加勢も加わり、なんとか鶴を完成させることができました。
授業では、英語、総合探求、数学、家庭基礎などの授業が通常通りに展開されていました。様子をのぞくと、バディの横に座りタブレットや教科書を一緒に見ながら、講義に耳を傾けていました。小学生(4年生~6年生)4人が高校生と肩を並べる、微笑ましい授業風景を見ることもできました。
11:15a.m.、越日学校の生徒たちは、本校を後にしました。日本見学ツアー後半には、東京や富士山周辺を巡り、観光を満喫するそうです。
本校での体験と日本の旅がよい思い出になることを祈っています。
越日交流会 ~1日目~
ちょうど1年前に来日した、越日幼小中高等学校のみなさんが、今年も本校に立ち寄ってくれました。15名の生徒さんと引率の先生3名が来校。一泊二日の日程で、本校生徒と交流のひと時を過ごしました。
いま、ベトナムは年度末を迎えています。越日学校では毎年この時期日本見学ツアーを企画し、今回は10歳から17歳の生徒さんたちが参加しました。
木更津市とベトナムのダナン市は、‘19年7月から友好協力関係を締結し、観光、経済、人材の受入等、様々な場面で盛んに交流が行われています。越日学校が木更津を訪れるのも、この友好関係の一環です。
2:00p.m.より図書室で催された歓迎セレモニーでは、学校長が2年前に越日学校を訪れたときに日本語の歌とダンスで手厚く歓迎された思い出を語り、「きょうはみなさんが本校を訪れてくれました。互いに親交を深めてほしいと願っています。いつか本校の生徒が越日学校を訪れ、みなさんとお会いできる日が来ることを楽しみにしています」と挨拶をしました。越日学校のLe Thuy Nga先生が、「日本のことを生徒たちにいろいろと教えてあげてください。ぜひ、みなさんもベトナムに来てください。お待ちしています」とキレイな日本語で返礼の挨拶をしていただきました。両校の生徒の代表が挨拶を交わし、記念品を交換しました。
1日目のきょうは、英会話の授業と帰りのSHRに参加。放課後には、箏曲部、弓道部、和太鼓部に体験入部。日本の高校生の日常を少しだけ体験してもらいました。
寮の食堂で夕食を済ませた後は、部活動棟で一泊です。消灯時間まで、スポーツアクティビティや映画鑑賞等、お楽しみメニューがたくさん用意されています。
生徒総会
全体集会に続いて、「‘25年度生徒総会」が開かれました。議題は生徒会費の決算、予算案、文化祭、生徒会選挙の4項目でした。
総会に先立ち、学校長が「みなさん一人ひとりが生徒会の構成員です。選挙で選ばれた本部役員が代表として、様々なアイデアを出し試行錯誤をしながら活動を続けています。5月に行われた「真心杯」も本部役員の発案から実現した学校行事です。決して他人事 とは考えずに、役員の発表に耳を傾けてください」と生徒たちに訴えました。
議事に入る前に、「生徒総会は、生徒が充実した高校生活を送るために最も重要な会です。短い時間ですが、一人ひとりがしっかりと考えながら参加してください」とアナウンスがありました。
それぞれの議題を担当する役員が登壇し、「‘24年度生徒会会計決算報告」、「’25年度生徒会予算案報告」が審議され、多くの生徒の拍手により無事承認されました。
最後に生徒会長、沖くんが登壇し「真心祭 文化の部」について、今年度のテーマ『木総万博 ~この瞬間を大切に~』と、文化祭ポスターの募集要領が発表されました。
沖くんは「今年度は時期が早まり、残暑の中での開催となります。思い出に残る、楽しいものにしていきましょう!」と呼びかけました。
最後に、生徒会選挙についての連絡でした。立候補受付が本日より始まります。立候補についての詳しい情報は、教室の掲示物と生徒会動画で確認できます。「生徒会オープンデー」は、明日より10日まで、毎日昼休み13:10に、生徒会室にて行われます。
全体集会 ~教育実習生紹介&野球応援募集~
本日の全体集会では、教育実習生の紹介や野球応援参加の呼びかけなど、多くの連絡が伝えられました。
学校長による講話では、「6月に入りましたが、これ以降夏休みを迎えるまで学校行事は予定されていません。期末試験までの期間、授業に集中して学習に取り組んでほしいです。中間試験では科目数が絞られていましたが、期末試験は全科目に試験が課されます。中間試験翌日のディズニーランドへの遠足では、多くの生徒が遠足を楽しんでいる様子でした。楽しむときは大いに楽しみ、勉強すべき時はしっかり勉強する。メリハリをつけた学校生活を過ごすよう心がけてください」と生活面においての努力が呼びかけられました。
つづいて、部活動の活躍について「柔道部、剣道部、ソフトテニス部、卓球部、陸上競技部、空手道部、6つの部活動が関東大会出場を決めています。6月には、3年生にとって3年間の活動の集大成となる、インターハイ予選も始まります。大きな成果を上げられるよう、頑張ってほしいです」と、大きな期待を寄せました。
教育実習生の紹介に際しては、「7名の実習生は、4年前には制服を着てみなさんと同じようにこの体育館で話を聞いていた本校の生徒でした。実習期間中は、勉強を教わるだけではなく、身近な先輩としてぜひ高校生の頃の話、大学生活他、いろいろな話を聞いて学んでほしいと思います。実習生のみなさんも、高校生から様々なことを学んでください」と、生徒と実習生、双方に呼びかけました。
森下副校長から、実習生の名前と担当教科が一人ひとり読み上げられました。各実習生は、かつて所属していた部活動の思い出や実習への意気込みを伝えました。森下先生から「最後にもう一度大きな拍手をお願いします」と呼びかけると、会場から温かい拍手が送られました。
森下先生からは、「7月5日から、『全国高等学校野球選手権 千葉大会』が開幕します。本校は昨年、優勝校として甲子園に出場しました。昨年の大会を通じて、応援の力がいかに大きいかを実感しました。応援する側と選手が一体となって一つのことを成し遂げるという体験は、他では経験できない、大きな感動になります。県下148校の頂点に立ち、2年連続9回目の甲子園出場を目指しています。応援団がチームとなり一丸となって応援してくれる人を募集しています」と野球応援参加が呼びかけられました。
進路ガイダンス ~就職・進学指導部~
本日1校時、3年生を対象にした「進路ガイダンス」が開かれました。就職を希望する生徒と進学を希望する生徒たちは、それぞれ青雲館、至誠館に集合し、担当者から詳しい説明を受けました。
就職指導部長の寺岡先生は、「このガイダンスは、君たちが第1志望の就職先、優良企業や好待遇の会社を射止めるための作戦会議です。しっかり聞けないのであれば退場してください」と、厳しい口調で生徒たちに訴えました。
まず、「あいさつ」「意欲」「遅刻・欠席」「学力」など、社会人がどのような点で評価されるのかを例に挙げ、改善すべき点がないかと生徒たちに問いかけました。
就職活動をする生徒には、5月から6月にかけては、インターンシップ、面接練習、校内説明会など、ためになる催しが多数用意されています。7月の求人票掲示、職場見学。お盆を過ぎるとすぐ、就職申し込み、校内選考。9月の「入社試験」まで、短い期間にやらなければならないことが目白押しです。
「職場見学は一人で何回もすることができますが、9月16日から始まる採用試験では一人一社しか受けられないというルールがあります。だからこそ自分に合った、一番よい会社を選ぶことができるように、職場見学に真剣に臨んでください」と力を込めて伝えました。
最後に、「毎年卒業式を過ぎても就職活動を続ける生徒がいます。残念ながら就活に失敗してしまうことはありますが、我々は最後まで応援します。諦めてはいけません」と生徒たちを激励しました。
進学指導部長の竹下先生は、開口一番「多くの人にとって、次の進路が各自の最終学歴となるはずです。不本意な選択とならないよう十分考える必要があります。ひとりよがりな判断に陥らないように、保護者やクラス担任との相談は不可欠です」と生徒たちに強調したうえで、次のような説明をしました。
・大学や専門学校を目指す場合は、入試要項等必要書類の取り寄せ、出願手続きは、原則生徒自身が 行うことになります。出願書類の不備、提出期日の誤りなどは絶対に避けなければなりません。
・調査書、推薦書等の作成には一定の時間が必要です。請求に際しては、1週間程度時間的な余裕を 考慮して申請する必要があります。
・指定校推薦や公募制推薦については、校内選考を経なければなりません。志望校が設けた基準の他 に、学習態度、出席状況、人物や素行面などが厳しく審査されます。
・総合型選抜・AO入試では、1,200字の志望理由書の作成、提出が求められます。
・併設校(清和大学、清和大学短期大学部)に関して、受験手続き、特待生制度、面接試験等、受験の概要が説明されました。
・面接試験への対応について。
どちらの会場の生徒も、熱心に資料に目を通し、担当教師の説明にしっかりと耳を傾けていました。クラス担任が、心配そうに生徒の手元をのぞき込んでいる姿が印象的でした。
バス遠足
本日は、待ちに待った遠足です。いつもより1時間早く登校し、いざディズニーランドへ出発です。
毎年恒例のディズニーリゾートへの遠足は、ディズニーランドとディズニーシーを交互に訪れています。今年はランドへの遠足となりました。
7:00am過ぎには、全クラス55台の観光バスが本校敷地内に待機。2100人の生徒たちの乗車を待ち構えていました。
生徒たちはチケットを受け取ると気の合う仲間と連れだって、おめあてのアトラクション、お気に入りのレストランへと急ぎます。
小さな頃から何度も来ているはずなのに、来るたびに新鮮な気持ちで楽しめるのがディズニーランドの魅力です。期間限定のスペシャルイベントやグッズ、パレードの賑わいにわくわくドキドキが止まりません。
朝の天気予報では、「午前中は雨」のはずでしたが、予報はハズれて時にはお日様が顔をのぞかせる好天となったうえに、この雨予報のおかげで来場者が大きく減り、生徒たちはほとんど待たずにアトラクションに乗り放題。ランドを満喫の一日となりました。
3:00pmに遠足は終了。現地解散方式となってから3年目。多くの生徒が残り、夜のランドを楽しみます。生徒のみなさんには遅くならないうちに帰宅し、明日の登校に備えてほしいです。無事帰宅することが遠足の鉄則です。明日はみんなの笑顔とみやげ話を期待しています。
(朝の風景)
ケータイ教室 ~生徒指導部~
前期中間試験を終えた本日午後、1年生を対象に、『KDDI スマホ・ケータイ安全教室』が開講されました。
本日は、KDDI スマホ・ケータイ安全教室事務局より小田様を講師にお招きして、高校生の必需品、スマートフォンの安全な使い方についてレクチャーをしていただきました。
学校長は、安全教室の始まりに「スマートフォンを安全に使おうというお話は、おそらく中学生の頃にも聞いたという人が大部分だと思います。そして1年生を対象にした講習を毎年行っているにもかかわらず、SNSでのトラブルやスマートフォンでの問題が多数起きています。どこかで自分には関係がないとか自分には起きないだろうだとか、という意識を多くの人が持っています。しかし当事者になって初めて後悔する人がたくさんいるのです。きょうのお話は、どうか“自分事”として聴いてください」と生徒たちに向けて注意を喚起しました。
アニメーションを通して伝えられた内容は、①インターネットを介した対人トラブル、②スマホ依存症、③闇バイトへの勧誘の3本立ての内容でした。
①は、SNSへの写真や個人名などの無断投稿から生じるトラブルについてのお話でした。個人情報や誹謗中傷を遊び半分で載せてしまうこと自体が問題なのですが、載せられた側が報復行為に出て事態がエスカレート。不当な金銭の要求や時には傷害事件、なんと殺人事件に発展してしまったケースが実話として紹介されました。
②では、写真や動画のアップ、ゲームなどにハマってしまい抜け出せなくなる人の話が紹介されました。スマホは単なる通信手段ではなく、使用者を虜にしてしまう、「魔性の側面」があるようです。小田様は、「アプリを開発・提供する側も、特典などを与えるなどあの手この手で使用者を夢中にさせてしまう仕組みを作っています」と警告します。スマホ依存症は、アルコールやギャンブル依存症と同様、立派な病気です。勉強に支障がでる、人間関係を壊してしまう、さらにひどくなると当たり前の日常が送れなくなるなどの重症に陥ります。
③は、SNS上にばら撒かれている恐ろしい“罠”についてのお話でした。「郵便ポストに封筒を投函すれば5,000円」など、“美味しい話”へ飛びつくと、後戻りできなくなる「闇バイト」の世界に引きずり込まれます。AI技術が高度に発達し手口が巧妙化したせいで、巻き込まれる人が後を絶ちません。
お話を聴いていて本当に怖かったのは、実際に起きた事件・事故に基づいて3つのアニメーションが構成されている、ということです。さらに、当事者は生徒たちと同世代の若者達でした。
小田様は、「自分が巻き込まれないようにすることが大切です」と話してくれました。「でも、もしそうなったら一人で抱え込むことが最も危険な対処方法です。絶対に周囲にいる大人に相談してください。保護者や先生方、どうしてもそれができないのであれば相談窓口があります」と最後に伝えてくれました。「大人に相談すること」、これが一番大切です!
全校集会
本日1校時、至真殿メインフロアーに全生徒が集い、全校集会が開かれました。生徒会長冲くんより、5月2日(金)に催された生徒会企画、「謎解き」の上位2クラスが発表されました。
まず沖くんが登壇し、「第1回 真心杯 謎解き大会」の優勝、準優勝チームの発表をしてくれました。栄えある優勝クラスは特進1年1組、準優勝クラスは、特進2年1組でした。副校長森下先生からクラスの代表生徒に賞状と記念品が手渡されました。
また、沖くんより生徒会選挙の実施方法について変更点が伝えられました。これまで12月に行われていた選挙を早め、8月に実施にするそうです。4ヶ月前倒しにすることで、「新旧の生徒会本部役員がともに活動できる期間を作り、引継ぎの円滑化や行事の活性化を図る」ことが狙いです。6月に告知し立候補者を募ります。1年生も立候補できますが、学校行事などは未体験のことばかりです。でも、説明動画や「生徒会オープンデー」を用意してくれるそうです。不安やためらいは不要です。
次に生徒指導部長鈴木先生から、中間試験明けに予定されているバス遠足について諸注意が伝えられました。現地での身だしなみやマナーを厳守!ルールを守ってこそトラブルを未然に防ぎ、思いっきり遠足を楽しむことができます。
本日の講話は、森下先生からでした。「新年度開始から1ヶ月が経ちました。この時期よく話題になるのが『五月病』です。ある本によると、この病は「自分は所属する集団になじまない」「自分は必要とされない人間だ」「変化がなくてつまらない」等の否定的な思い込みに起因することが多い、と解説されています。勉強であれ運動であれ、やる前から「難しそうだ」「自分にはできないのでは」と思い込んでしまうことはありそうな話です。私たちはよく「日々の生活に何も変化がなくてつまらない」と思い込んでいないでしょうか?否定的な視点から物事を決めつけてばかりいると、前向きな気持ちは失せてしまいます」と語り、思い込みや決めつけには危険が潜んでいるのでは?と生徒たちに問いかけました。余談だけれどと断りながら、「私は『いいこと日記』という日記をつけています」と打ち明けてくれました。「生徒があいさつをしてくれたとか、いつもの定食屋でおかずを一品サービスしてもらったとか、その日にあったよいことを記しています。振り返って読むと、ささやかだけど楽しいことは意外に多いと感じます。そして日々の生活は決して同じではないということにも気づきます。昨日できなかった問題を解けた、いままでできなかった技ができるようなったとか、昨日とは違う今日、今日とは異なる明日を探してみてはどうでしょうか?前向きに考えた方が人生は楽しくなるし、自分を成長させてくれるかもしれません」と控えめながらも、生徒たちに大切なヒントを伝えてくれました。そして「楽しいバス遠足の前には、中間試験があります。今日から勉強に取り組みましょう」と伝えることも忘れませんでした。
真心杯 〜生徒会〜
5月2日(金)、『第一回 真心杯:ドッチビー&クイズ大会』を実施しました。生徒会本部役員の発案で初めて企画された行事です。本部役員が力を合わせ、全校生徒が楽しめるように全力を尽くして取り組みました!
ドッチビーは、午前中に予選トーナメント、午後は決勝トーナメントが行われました。予選トーナメントは、同学年同士での対戦です。全力で戦う1年生の初々しい姿や、2年生の気合のこもった一撃、3年生の結束力の強さを間近で感じることができました。
同時進行でクイズ大会が実施され、試合がない時間帯はクラスで謎解きに挑戦しました。廊下に掲示されたクイズを各自のタブレットをつかって回答するという形式で行われました。廊下でクイズを見つけて立ち止まる生徒、友達と一緒に問題を解いたり他学年と話し合ったりする生徒を多く見かけました。
午後には、予選で勝ち上がったチームと抽選で選ばれた敗者復活チームを含むトーナメントが組まれました。明らかに体力と体格に差がある3年生と戦うことになった1年生、同学年同士の闘いなど様々な対戦がありました。決勝戦に勝ち残ったのは、特進3年1組と3年4組でした。3学年同士、互いに譲れない一戦となりました。激闘の末、『第一回 真心杯』の栄冠に輝いたのは3年4組でした。意地のぶつかり合う接戦となりましたが、勝負を終えると爽やかな笑顔で互いの健闘を称え合いました。
生徒会初の試みでしたが、生徒のみなさんが目一杯楽しむ姿を見ることができて、本部役員一同、ほっと胸を撫で下ろすと同時にたいへん嬉しく思っております。来年も実施できるようにこれからも生徒会活動に取り組んでいきたいとおもいます。
(ここまでの記事と写真は、本部役員の新井穂花さんと新井莉緒奈さんによるものです。クイズの優勝は後日発表されます。)
閉会式では、両チーム代表が壇上に上がり、表彰式が行われました。生徒会長沖君より、「ドッチビーでは、白熱した試合が展開されました。また、クイズでは、頭を悩ませ、仲間とともに力を合わせる姿を見ることができました。先ほどの決勝戦では、クラスや学年の枠を超えた関わりを持つことができました。これからも様々な行事が続きますが、学年を超えたつながりを意識して、今まで以上に盛り上がる催しになることを期待しています」と挨拶をしてくれました。最後に、協力を得た部活動・同好会、教職員の援助に丁寧に礼を述べました。
続いて学校長があいさつに立ち、「今回の生徒会企画の発案は、昨年12月の生徒会役員選挙の時に、何人かの立候補者が「球技大会を実施したい」と公約したことに始まります。実は本校では22年の歴史の中で、全学年一斉に球技大会をやったという前例がありません。全55クラス、総数2,200名の生徒たちが限られた施設の中で一斉に競技に興じるのは無理だ、と私も含め大半の先生方がそう考えていました。しかし本部役員のみなさんが試行錯誤を重ね工夫を凝らし、2,200名全員が誰も退屈することなく充実した行事を実施することができました。しかも大いに盛り上がりました。周囲から無理だという声もありましたが、見事にやり遂げました」と講評を述べました。「チャレンジ精神を失わず困難な計画を実現した本部役員の知力・体力・行動力に、心から敬意を表し拍手を送りたいと思います」と言葉を結ぶと、会場から大きな拍手が送られました。
自衛隊ガイダンス ~就職指導部~
4月28日(月)、放課後に自衛隊ガイダンスを実施しました。教室で行われた説明会には、自衛官を志望する3年生5名、2年生1名が参加しました。けやき広場には特殊車両が展示されました。
防衛省自衛隊千葉地方協力本部木更津地域事務所の 主任広報官である米田様をはじめ、沼田様、須貝様、館山分駐所の東様、元第1空挺団所属の神谷様、そして今年の3月に本校を卒業し現在下志津駐屯地で任務に就かれている橋本さんにご来校いただきました。
けやき広場では特殊車両である高機動車が展示されました。下校時間ということもあり多くの生徒が関心を寄せ、中には運転席に座り写真を撮影したり、自衛官の方と写真を撮らせてもらったりする生徒も見受けられました。自衛官の方も笑顔で対応、丁寧に車両の説明をしてくれました。
ガイダンスでは、まず米田様から「17歳、18歳という年齢で、自分が何に向いているかわからない人は大勢いると思います。自衛隊には様々な職種があり、中には警察官や消防官、事務職員として勤務する人もいます。入隊後には何度も本人の適性を確認し、最適な部署へ配属されます」という説明がありました。基地内の生活では、一人一部屋かパーティションで仕切られたプライベートが守られる空間が与えられること、衣食住がすべて支給されること、休日もとりやすいことなど、福利厚生面で手厚い待遇が用意されていることに生徒たちは関心を示しました。また、退職時には再就職先が斡旋されます。公務員の別業種への道も開かれていて、東京消防庁との提携関係があり、消防官としてその後のキャリアーを歩まれる方もいるそうです。
本校OBである橋本さんからは、試験準備のポイント、現在の訓練の内容などを説明していただきました。特にライフル銃の分解と組み立ての訓練では27人中1番早くできたというエピソードに生徒たちも興味津々の様子でした。
陸海空の職務の違いや特徴、国防上の任務、時には緊迫の場面を語っていただくこともあり、笑顔で耳を傾けていた生徒たちの顔が緊張の表情に変わる瞬間もありました。自衛官のみなさんが私達の平和を守ってくれていると、あらためて実感できるガイダンスでした。
奨学金説明会
高校を卒業して大学や専門学校に進学する学生たちに向けて、日本学生支援機構が奨学金制度を用意しています。本日は至誠館にて、3年生の希望者を対象にした奨学金の説明会が開かれました。
至誠館にはおよそ300名の生徒が集まりました。今年度奨学金を担当する総務部の飯田先生から、奨学金の手続きについて丁寧な説明がありました。
配布されたパンフレットには詳細な説明があるのですが、手続きは少し複雑です。生徒たちは、規定や手順を細部まで確認した上で申請する必要があります。よくある勘違いが、この奨学金は進学後の5月からの支給になります。入学金等の支払いには充てられません。また、進学時に自分から申請しなければ支給が開始されません。さらに、在学中に成績などの現状報告をする義務があります。
残念ながら返済を滞納する人が多く、滞納額は膨大な金額になるそうです。奨学金制度は、寄付金など多くの善意で成り立っている制度です。また、返済金自体が運営資金の原資となっているため、滞納額が増え続ければ制度そのものが成り立たなくなる、と継続を危ぶむ声もあります。
奨学金を受け取る自分自身に対しては当然のことですが、次の世代が同じ恩恵を受けられるよう、「責任感を持って手続きを進めて欲しい」と飯田先生は訴えました。
警視庁ガイダンス ~就職指導部~
本日は、警視庁採用センターから、キャリアアドバイザーをお勤めになる木嶋丈男様が来校し、警察官を目指す本校生徒6名に、採用試験に向けて詳細なレクチャーをしていただきました。
警視庁が他の都道府県警と一番異なるのは、なんといっても日本の首都を守るという重い役割を背負っていることです。首都の警備は、主要な官公庁、行政機関、巨大で複雑な交通網、皇居、海外からの要人の訪問等、カバーしなければならない守備範囲が途方もなく広く、責任重大です。だからこそ抱くやり甲斐や使命感は、ほかの職業からでは得ることが難しいかもしれません。
46,500人を超える巨大組織であるからこそ、潤沢な予算を抱え装備や設備、福利厚生が、日本のどの警察機関よりも整っていることは働く側には大きな魅力です。
もちろん、参加生徒たちが最も知りたい採用試験についても詳しく説明していただきました。実は今年度より、採用試験の回数をはじめ、第1次試験では、「SPI3」の導入や教養試験の出題数削減等、実施方法や内容に変更があります。生徒たちは、論作文試験の要点や面接試験での注意点など、大切な情報を懸命にメモにとりました。
「警察官とは?」という問い掛けに、「人々の幸せを守ることです」、と木嶋様は言い切りました。「悪と厳しく対峙する強さと、困っている人に寄り添う優しさが同時に求められる仕事です」との言葉に続いて、「柔剣道の経験のある人、体力のある特別な人だけがなれる職業でありません」とも説明してくれました。警察官として必要とされる、知識と技能、体力や正義感は、採用後に警察学校でしっかりと教えてもらえます。
木嶋様は、定年を迎えられたときの体験を生徒たちに語りました。自らの警視庁でのキャリアを振り返り「やり遂げた」と大変感慨深いお気持ちを抱いたそうです。これから社会に出ようとする若者たちに、自分が専念してきた仕事を自信を持って勧めることは、誰にでもできることではありません。優しい笑顔と誠実なお話ぶりから、本物の説得力を感じました。
避難訓練
本日1校時、全校一斉に「避難訓練」が実施されました。生徒たちは、放送、学級担任、誘導担当の教師、それぞれから出される注意をしっかりと聴き、指示に従い、真剣に訓練に取り組んでいる様子でした。
月曜朝のLHRで震度6以上の地震が発生。緊急放送で「全員、身を守る行動をとりなさい」と指示が出されている最中に、1階調理室より火災発生の一報が伝わるという設定で避難訓練が行われました。新年度を迎えハウスを移動し、新しい教室で初めて行われる訓練なので、生徒たちは避難経路を前もって確認の上で退避行動を執り、各ハウス(各学年)ごとに決められた避難場所へと移動しました。生徒たちは、各ハウス長からの講評を受けると、次は至真殿へ移動し全体集会が開かれました。
至真殿では、森下副校長から「全員の避難が完了したと報告されるまで、12分24秒。例年と比べても非常に早い避難完了でした。全員が迅速な行動を執ることができました。今回の訓練は、「迅速な避難」「慌てず騒がず」という目標がありました。迅速な避難には素早い行動が求められます。これは必ずしも、避難場所まで速く走ることを意味していません。注意や指示を聴いてから即座に行動することが重要です」と心構えが伝えられました。
また、「杞憂」という言葉にまつわる、中国の故事を紹介し、「1923年の関東大震災、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災を振り返れば、震災は杞憂ではないことが分かります。いつ起こるのかは分かりませんが、必ず起きます。その「いつか」に緊迫感を失わず、次回の訓練にも取り組んで下さい。また、災害は学校にいる時にだけ起こるわけではありません。「万が一」のときにどう備えるか、ご家庭でも話し合う機会を設けて下さい」と避難訓練への講評を述べました。
災害担当、環境整備課長軽込先生からは、今回の設定ではカバーされていない状況を具体的に示し、「学校内で災害が発生した場合は、教員の指示に従って行動するよう」生徒たちに促しました。また、『常時必携 大規模災害発生時における行動マニュアル』を示し、学校以外の場所で被災した場合の対処方法なども紹介しました。最後に、「次回の避難訓練は、日時を予告せずに行います」と伝え、集会を終えました。
海外研修保護者説明会
4月19日(土)午前10時より、本校音楽ホールにて今年度「海外研修保護者説明会」が行われました。保護者・生徒29組の参加があり、大変盛況な説明会となりました。
初めに学校長から、国際教育・国際交流に重点を置いている本校の教育方針と、海外研修の意義が伝えられました。「国際社会の中で日本が経済的な求心力を失いつつあるなか、国内では少子高齢化、労働力不足等、様々な問題を抱えているという現状を認識した上で、現在大きな勢いをもって発展し続けている同じアジアのベトナムから多くのことを学び体験することは、生徒にとって大変意義深いことです」と強調しました。
さらに、「ベトナムでの滞在先であるダナン市と木更津市は『友好協力関係構築に関する覚書』を締結しており、様々な分野で交流が行われています。本校でも昨年3月、インターアクト部生徒による現地での研修に続き、8月にも一般参加の生徒18名が6日間にわたる研修活動を行った実績があります。また、木更津市に本社を置く株式会社三日月が産学官連携の一環としてこの友好協力関係に協賛していただいています。同社が経営するダナン市の五つ星リゾートホテルを宿泊場所として利用することで、万全な安全対策の元で滞在できると同時に、研修費用を最大限安価に抑えることも可能となっています。今回の研修でも、世界有数のリゾート地であるダナンビーチを始めとするダナン市内観光や世界遺産であるホイアン観光に加え、現地で行われている様々な国際協力活動や日系企業の視察、現地の国立大学であるダナン大学学生との終日にわたる交流など多彩で有意義な活動を予定しております」と説明が加えられました。
ベトナムの国・都市・食文化についての紹介ビデオ上映の後、昨年度のベトナム海外研修を引率した本校国際交流課長宮越先生から、昨年度の詳しい報告がありました。昨年度の写真をスライド形式で見ながら、単なる旅行ではない「研修旅行」としての様々なプログラムについて話がありました。
続いて、研修旅行を開催する近畿日本ツーリストの金杉様より、滞在先である「ダナン市の概要」「研修のポイント」「飛行機・ホテル」「研修行程」「申込と研修費用」の5点について詳しい案内が行われました。今年度引率を担当する本校国際交流課の米本先生から挨拶があり、最後に再び宮越先生から21日(月)から始まる「海外研修参加申込書」の受付について話がありました。宿泊先の関係で16名という定員が設けられているために、先着順による申込書の受付となります。今後も、海外研修についてこちらの新着情報にて様々なお知らせをしていきますので、お見逃しなきようにお願いいたします。
インターンシップ説明会 ~就職指導部~
お昼休みに、就職指導部が主催するインターンシップ説明会を実施しました。3学年18クラスを前後半に分け、4月17日(木)前半クラスは94名、18日(金)は後半クラスから95名の参加者がありました。
本校ではインターンシップ実施に際し、毎年60以上の企業や官公庁、医療・介護施設、保育施設、宿泊、サービス施設、イベント設営会社などにご協力をお願いしています。
3年生は進路について真剣に考え始めなければならない時期を迎えました。参加者には就職希望者ばかりでなく進学志望の生徒も大勢いて、各自の進路に有益な研修先を探しインターンシップを申し込みます。昨年度は68団体の協力があり、151名が参加しました。そのうち関連する職種に進んだ生徒は50%に達しています。進路を決定する段階で、生徒はインターンシップでの経験を判断材料として適切に利用しているようです。
インターンシップでは、学校ではできない職業体験をすることができます。期間は5月から6月、参加日数は1日から最長3日間。その間は企業や団体の一員となり現場で働きます。ゴルフ場や自動車販売、消防署の訓練など、実際のインターンシップの様子を写真で紹介すると生徒たちは大きな関心を示しました。
みんなが自分の希望する進路に進めるよう、頑張れ総合生!
建築ガイダンス ~就職指導部~
4月16日の放課後、企業からお二人の講師をお招きして、「建築ガイダンス」を行いました。将来、建築・建設関係の道に進みたいという高い志を持つ3年生が3名参加しました。
講師としてご来校いただいたのは株式会社ダイニッセイの中山浩一様、釜石美麗様のお二人です。業界の現状ややりがい、どんな仕事があるのか、取得できる資格などについて、詳しく教えていただきました。
まず釜石様から、ダイニッセイの実績について紹介していただきました。ダイニッセイは“東京ソラマチ”で有名なスカイツリーイーストタワーの建設をはじめ、東京駅丸の内駅舎の保存・復元、県内では市原市五井駅前のマンションや本校近くのユニクロの店舗を手掛けるなど、現在最も熱い建設会社の1つです。
ビルや橋梁、ダムなどを完成させるまでには、「施工図」、「加工場」、「現場」という段階を踏みます。通常はこの1つ1つをそれぞれの専門企業が担当するのですが、ダイニッセイはこれら3つの業務を一社でこなします。1社で担うからこそ、コストを下げ工期を短縮するなどのメリットがあります。また、鉄筋の端材を出さないようにするため、ロール状の鉄筋を社内で断裁し無駄をなくす技法をいち早く採用し、SDGsに貢献しています。ダイニッセイで若くして現場責任者に抜擢された社員の話などを聞き、生徒たちは目を輝かせていました。
つづいて中山様から鉄筋施工技能検定について説明をしていただきました。中山様は厚生労働省認定「ものづくりマイスター」に資格を持ち、その指導の下多くの方が検定に合格し建築業界で活躍されているとのことです。中山様から実演を含めた指導を受け、生徒たちはハッカーという工具を用いて鉄骨同士を針金で結びつける体験をさせてもらいました。
ダイニッセイは「鉄の結束で未来を造る」というスローガンを掲げます。「鉄の結束」は鉄骨を結びつける強さと仲間同士の結束力の強さの両方を意味し、堅い絆こそが未来を創り上げるのだ、という意気込みを示しています。まもなく3学年では、インターンシップが実施されますが、今回参加した生徒たちインターンシップで建築の基礎を学びたいと目を輝かせていました。中山様、釜石様、ダイニッセイの皆様、本当にありがとうございました。
オリエンテーション ~1年生~
1年生は、1校時目の対面式を終えると、午前中はクラスごとに動き、LHRの枠の中で、個人写真の撮影をしたり新しい教科書を受け取ったりしました。午後は再び至真殿に集まり、様々なガイダンスを受けました。
オリエンテーションのしおりには、「生徒心得」「服装規定」ほか、進路関係の資料なども掲載されていて、担当する教師から関係する文書について説明が行われました。
生徒指導部長鈴木先生から、通学時の注意、学校内外での過ごし方、服装や頭髪に関する規定について説明を受けました。「お互いに挨拶をしっかり交わしましょう」と挨拶の励行が呼びかけられました。
進路関係については、進学指導部長竹下先生から、進学に関する概要が説明されました。多くの生徒が利用する「総合型選抜」では、人物評価が重視されます。調査書に記載される評定平均値、出欠席の記録、検定試験等がその評価に大きく影響するので、日々の学校生活、授業や課外活動でアピールできる材料を作る必要があります。学力試験が伴う「一般選抜型」入試では、プラスアルファの学力をつけるために、問題集やスタサプなどに積極的に取り組むことを求めました。
就職指導部長寺岡先生は、「自分が社長という立場で、どの様な人物を雇用したくなるか、考えてみてください」という問い掛けから説明を始め、「挨拶をしっかりする」こと、「欠勤をしない」こと、そして基礎学力がいかに大切かを強調しました。中学生の頃だらしない生活をしていても、高校から頑張って一発逆転の成功を勝ち取った卒業生が大勢いることを伝えて生徒たちを励ましました。どちらの先生も、進学指導室・就職指導室を有効に利用して欲しい、と訴えました。
国際交流課の宮越先生からは、7月にベトナムで予定されている「海外研修」の説明がありました。SNSを使えばいくらでも海外の情報を得られる時代ですが、実際に現地に行って、その土地の空気を吸い当地のものを食べ、いろいろな人たちと交流するという体験をしなければ得られないものがある、と説きました。超高級リゾートホテルに宿泊しますが、企業の協賛があり料金は最大限安価に抑えられています。まずは、4月19日(土)の説明会に参加しましょう。
養護教諭の宍倉先生からは、保健室の利用方法、スクールカウンセラーの紹介、全員が加盟する保険について説明がありました。授業中や部活動ばかりでなく、登下校中のケガも保障されています。
生徒指導部で1年生を担当する押本先生から、服装や身だしなみについて注意がありました。学校生活では必要ないアクセサリーやお化粧は厳に控えなければなりません。
生徒たちは、必要な事柄をしおりにメモをしながら、最後までしっかりと聴いていました。