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終業式
吹奏楽部の演奏による校歌斉唱に続き、終業式が行われました。今年、全生徒が集う最後の機会となりました。至真殿に集まった生徒たちは、学校長のことばに耳を傾けました。
学校長は、「1年生、2年生は、ちょうど2週間の冬休みに入ります。3年生については、2月末までの、かなり長い休みに入ります。せわしい季節になりますが、全員が意識を高く持ち、事故を避け問題が起こらないよう冬休みを過ごして欲しいと思います」と生徒がこの休みを無事過ごすよう、注意を喚起しました。
さらに、「年の終わりを迎えることは、大きな節目です。自分の意識を転換させる好機でもあります。この1年を振り返り、その反省を来年に活かす良い機会です。
1年生は入学してから9ヶ月、初めての高校生活で体験してきたことを来年へつなげ、2年生でさらなる飛躍ができることを期待しています。2年生はやがて二回り目を終えることになります。修学旅行という一大イベントを控えていますが、最後の一回りを充実させると同時に、進路開拓に向け邁進する1年としてください。3年生は、各自の進路を決定しつつある大切な時期です。卒業への準備と新たなスタートへの助走を始めなければなりません。
1年前、2025年に向けて立てた目標に照らして、自分の行いが不十分であれば、失敗の原因がどこにあったのか、考えることが大切です。来年への新しい目標は紙に書き出し、目標達成のために何をすべきかを具体的に考えることが、成功へとつながります」と講話を伝えました。そして「みなさんが、良い年を迎えられることを祈っています」と生徒一人ひとりが健康に過ごし躍進を遂げる1年となることを願いました。
新旧交代 ~生徒会本部役員~
新旧の生徒会役員が登壇し、交代式が行われました。新旧それぞれの会長より、挨拶がありました。
本日の終業式をもって、生徒会の旧本部役員が活動から離れることになります。従前通りであれば、役員の新旧交代は9月に行われていました。でも、秋に行われる文化祭・体育祭の2大行事を控え、不慣れな新役員をサポートしよう、と伴走体制を始めたのがこの代の本部役員達でした。5月の全校球技大会は、本校史上初めての試みでした。公約したことをやり遂げ、やるべきことは労を惜しまず行動する。まさに、有言実行を貫いた集団でした。
前生徒会会長沖琉雅くんが、これまでの活動を振り返り「きょうで、第21代生徒会は任期を終えることになります。2年間の活動期間でしたが、初めは何もわからないところから、先輩方に多くのことを教えてもらい、今では自分が次の世代に伝える立場になりました。この1年間生徒会長として生徒会を運営していくにあたって必要不可欠だったのは役員の仲間たちの存在です。どの仕事でも私1人では力が及ばず、仲間の手を借り、時には先生方の力を借りることで、多くの仕事を成し遂げることができました。中でも1番記憶に残っているのが、生徒会行事の球技大会です。学校初の行事であったため、ゼロから計画、運営を行わなければならず、忙しい毎日でした。ですが、仲間や多くの先生方と連携をとり、一つの行事として学校を盛り上げることができたと思います。長いようであっという間の2年間が終わり、次は新しい生徒会が学校を盛り上げてくれるはずです。さらに良い生徒会活動を期待しています。最後に、私たち生徒会を支えてくれた全校生徒の皆さん、先生方、本当にありがとうございました」と、誠実な人柄が伝わる、丁寧な挨拶をしてくれました。
現会長の北野琉翔さんも、「旧生徒会役員の皆さん、通常より長い任期にも関わらず本当にありがとうございました。我々現役員には大きな糧となった活動期間でした。生徒会長として信任を受け、身の引き締まる思いでいます。 皆さんの期待に応えられるよう、精一杯頑張ります。 立候補の際に申し上げた通り、私は「一人一人の声が届く生徒会」を目指しています。 その目標を通してより良い学校を作っていくためには、生徒会役員だけでなく、 皆さん全員からの協力が不可欠です。ぜひ共に考え、共に行動しながら、この学校をより良い場所にしていければと願っています。 また、次回の生徒会企画が、前回以上に全員が楽しめるものにしていきたいと考えています。 何かご意見などがあれば、ぜひお聞かせください。 これから1年間、どうぞよろしくお願いします」と、元気いっぱいの挨拶をしてくれました。
学校長からは、旧役員への感謝のことばと新役員への健闘を願うことばが伝えられました。そして最後に、「学校を良くするためには、みなさん一人一人の意識が大切です。ここで3年間を過ごす君たちが主役です」と全生徒に向かって呼びかけました。
旧役員のみなさん、本当にご苦労様でした。新役員のみなさん、ご活躍を期待しています。
表彰 ~生徒・部活動~
終業式に先立ち、至真殿のステージ上では、生徒の活躍を顕彰する表彰が行われました。
以下にお伝えします。
〇税の作文コンクール
木更津税務署署長賞 中島玲美
【ソフトテニス部】
〇千葉県高等学校選抜ソフトテニスインドア大会
男子団体 優勝
女子団体 3位
【吹奏楽部】
〇千葉県アンサンブルコンテスト 安房上総地区予選
管楽七重奏 銀賞
クラリネット四重奏 銀賞
トランペット四重奏 銀賞
サキソフォン四重奏 金賞
打楽器・コントラバス七重奏 金賞
ユーフォニアム・チューバ四重奏 金賞(地区代表に選出)
千葉県吹奏楽連盟賞 内海彩里
【空手道部】
〇牛久かっぱ杯争奪全国青少年空手道選手権大会
高校生女子団体組手 優勝
【柔道部】
〇千葉県柔道選手権大会
一般女子の部 3位 谷脇実依
※最後に吹奏楽部部長の内海さんより、明日行われる、「第13回 定期演奏会」に
ついての告知がありました。
12月25日(木) 君津市民文化ホール・大ホールにて、午後1時30分より開演。
開場は午後1時です。ふるってご来場いただきますよう、お願いいたします。
入場無料です。
Christmas Cards ~1年生英会話~
冬休み前の授業最終週を迎えました。1年生の英会話の授業では、2週連続でクリスマスカードの作成に取り組みました。
ネイティブスピーカーの先生方は、生徒が興味や関心示すように授業のたびに異なったアクティビティを用意しています。生徒たちは、様々な場面設定のなかでふさわしいやり取りをしながら、会話表現を学んでいきます。
英語圏に暮らす人々の文化を知ることも、英語を学習する上では大切なことです。ニュージーランド出身のデーモン先生とスコットランド出身のジェームズ先生が、それぞれの国でクリスマスを含む年末年始をどの様に過ごしているのかを紹介してくれます。クリスマスカードには、日頃の親交やお世話になったことに対する感謝の気持ちが込められています。カードはとてもカラフルで、時には部屋の壁やツリーの周囲に飾られることもあるそうです。
生徒たちが作るのは、二つ折りのカードです。閉じられたカードを開くと、クリスマスにちなんだポップアップが立ち上がると同時に、気持ちを込めたメッセージが目に飛び込んできます。
先生たちは、作成手順を丁寧に説明しながら、立ち上がらないポップアップや扉絵と内側のメッセージが上下逆さまのものなど、「よくある失敗例」を見せて、注意を促します。
生徒たちが知恵を絞るのは、英語でのメッセージです。“メリークリスマス”のことばに添えて、家族や先生への感謝、友へのエールなどをしたため、先生方から英語表現が正しいか、チェックを受けます。
扉絵とポップアップのデザインがカードの仕上がりを決めます。扉絵には、ヒイラギやベルなどオーソドックスな図柄は用意されているのですが、オリジナルにこだわる生徒はタブレットを駆使して作画に取り組みます。ポップアップは無難なクリスマスツリーが目立ちますが、独自のデザインで勝負とばかりにハートや雪だるま、流れ星などにチャレンジする生徒もいます。
周囲の友達と相談したり互いの作品を見せ合ったり、賑やかに作業が進んでいきました。
特進修学旅行 ~最終日~
特進の修学旅行も、いよいよ最終日を迎えました。
4日間お世話になった深杭福容大飯店を後にし、淡水で最後の観光を楽しみました。午後には桃園空港より一路成田へ、帰国の途につきました。
生徒たちは、雨模様のなか8時半にホテルを出発し、淡水地区観光へと出かけました。淡水は、17世紀初頭のスペイン統治時代より、貿易の拠点として栄えてきた港町です。オランダ、清朝、日本など、様々な国の影響を受け、多様な文化が交錯する独特の街並みが築かれ、現在に至っています。生徒たちが到着する頃には薄曇りとなり、水辺の景色を楽しみました。あちらこちらに歴史の名残りを示す西洋式建築が点在し、紅毛城などの史跡を見学しながら、古い街並みを歩き回りました。
次に訪れた老街では、ショッピングを楽しみました。しっとりと濡れた石畳からは古き良き時代の風情を感じることができました。
お昼過ぎに桃園空港に到着すると、手荷物を預け搭乗手続きを済ませました。空港内で各自昼食をとりました。およそ4時間の空の旅を楽しみ、19:20成田空港着。全員無事の帰国となりました。
昨晩、特進ハウス長杉山先生より、「先ほど全員無事に成田空港に到着いたしました。保護者の皆様にはこの旅行に際して多大なご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。
生徒の皆さんは大変疲れていると思いますので、ゆっくり休ませてあげて下さい。
本当にありがとうございました」と、帰還の一報が届いていました。
特進修学旅行 ~台湾4日目~
修学旅行4日目は、※B&Sプログラムに参加し、現地の大学生と一緒に市内を散策しました。「地元の若者を案内役に市内を巡った」ということ以上に、同じ時間を共に過ごすことで、ことばや文化の違いを乗り越え、人と人が通じ合える体験を通して、生徒たちは多くのことを学んだようです。
※台北Brothers & Sisters Program:日本に興味を持つ台湾の大学生がガイド役を務め、台北市内で班別行動をする日本人の修学旅行生に同行するプログラム。少人数のグループに1人ずつ配置されます。
生徒たちは朝食を済ませると、台北101まで移動。担当の大学生を紹介されました。最初は少し緊張気味でしたが、すぐに打ち解け英語で打ち合わせを始める班もありました。9:30頃、大学生たちに連れられて、台北の地下鉄MRTで、それぞれの行き先へ向けて出発しました。ここから丸一日台北市内を自由に歩き回り、夕方5時過ぎに夕食を予定しているレストラン敍香園へと戻って来ます。
時間になると、各班の生徒たちが次々と帰ってきました。その表情から充実した1日を過ごした様子が伺えました。引率教員は一切同行しなかったので、どの様に過ごしたのか、感想を含めて聴いてみると、「昼食に連れて行ってもらったストランがとても美味しかった」「地元の安いスーパーへ連れて行ってくれて、お土産を安く買えた」「台湾のお勧めスナック菓子を教えてくれた」などと報告してくれました。地元の人の案内ですから、日本人だけではなかなか行かない、いろいろな場所を探訪できたことを喜んでいるようでしたが、なにより彼らとの交流が心に残ったようです。
いよいよお別れの時間、あちらこちらで親しくなった大学生との別れを惜しむ姿がありました。すっかり打ち解けた様子でギリギリまで談笑するグループもあれば、夕食後まで残って生徒達を見送ってくれた大学生もいました。また英語で何とか感謝の気持ちを伝えようと、”I’m glad!”などと言っている声も聞かれました。
この様子を見て、先生達からも「こういう姿を見ると、やはりこのプログラムはいいな、と思いますね」「帰りたくない!楽しかった!という生徒ばかりで、本当に連れてきて良かった」との感想が聞かれました。
台湾料理の老舗レストラン敍香園で、最後の晩餐となりました。たらふく食べて、台湾最後の夜を満喫しました。
特進修学旅行 ~台湾3日目~
特進修学旅行は3日目を迎えました。午前中は台北市内にある、忠烈祠と故宮博物院を見学しました。大国に翻弄された台湾の近現代史を学び、4000年間連綿と続く中華の美と技巧を目の当たりにしました。午後は台北市内を散策。夜には週末で賑わう夜市を訪れ“いまの台湾”を体感しました。
朝一番に訪れたのが、忠烈祠でした。本殿には、過去の戦争や内戦で命を落とした英霊が祀られています。軍人ばかりでなく、思想家や革命家などの文人も祀られていることも大切な点です。広場では毎正時に儀仗隊と呼ばれる衛兵によって交代式が行われています。一糸乱れず儀式を行う衛兵の姿に、集まった観衆から感嘆の声が上がっていました。本校の生徒たちもスマホをかざし、動画撮影に夢中になっていました。
次に故宮博物院を訪れました。こちらには宋・元・明・清といった、歴代王朝が所有した約69万点の至宝が受け継がれています。収蔵品の多さに加え、その歴史的価値や美術的な価値が高く評価されていることから、故宮博物院は、大英博物館やルーブル美術館に並び称される世界屈指の博物館の一つに数えられています。生徒達は、最初にガイドさんから数々の至宝について説明を受けました。後半は自由に館内を動き回りながら、熱心に展示物に見入っていました。有名な翠玉白菜が、“出張中”なのが残念でした。
お昼過ぎには、地上101階(地下5階)の超高層ビル、台北101に移動。豪奢な外観に驚きつつ屋内に入り、フードコートで自由に昼食を楽しみました。
夕方からは、士林夜市に出没。土曜の夜市は、時には歩けなくなるほどの人出で混み合っていました。およそ2時間半の滞在でしたが、生徒たちは完全に自由散策で、自力で現地の人とやり取りをしていました。屋台のゲームで景品をもらったり、巨大フライドチキンや胡椒餅、臭豆腐、トルネードポテトなどの台湾ならではの人気フードにかじりついたりしながら、夜の街の喧騒を楽しんでいる様子でした。
特進修学旅行 ~台湾2日目~
12月5日(金)、2日目を迎えた特進ハウス修学旅行は、桃園市内にある学校を訪問し同世代の生徒たちと交流を深めました。
宿泊先、深杭福容大飯店FULLON HOTELでの朝食はビュッフェスタイルで、生徒たちは朝から旺盛な食欲を見せていました。日本では見かけないタイプの肉まんが、生徒たちの注目を集め、あっという間に蒸籠から無くなって行きました。
お伺いした桃園至善高級中学校は、普通科に加え、幼児保育科や観光事業科など5つの科を設け、コース制を展開する本校と少し雰囲気が似ている学校でした。歓迎セレモニーでは、多くの生徒のみなさんから温かく迎えられました。交流会では、タピオカミルクの作成や独楽の色塗りと独楽回し、藍染め、木工細工に水晶の花作り、仮面のデコレーションなど、クラスごとに異なったアクティビティが用意されていました。バスケットボールやバレーボールなどのリクリエーションも至善高校の生徒さんたちと一緒に楽しみました。
生徒同士の交流の場面では、英語でやり取りをするグループもいれば、スマホの翻訳機能を駆使してコミュニケーションを試みる生徒たちもいました。
最後は、双方の代表生徒が互いに挨拶を交わした後、本校生徒が木更津総合と木更津市を紹介するプレゼンを行いました。この生徒たちは挨拶もプレゼンも中国語(台湾語)で披露し、喝采を浴びました。事前に取り組んだ猛練習の甲斐がありました。
午後は、九份を散策しました。あいにくの雨でしたが、千と千尋の雰囲気を感じさせる提灯を眺めながら展望台へと続く階段を上り、雨に煙る眺望を堪能すると、パイナップルケーキやお茶などのお土産探しを楽しみました。
十份では灯篭上げを体験しました。雨が降り続くなか4人一組でそれぞれの夢や願いを筆でしたためると、絶妙のタイミングで雨が止み、みんなの思いを託した灯篭は夕闇迫る空へと飛んでいきました。
夕食は飲茶で、本場の小籠包や焼売に舌鼓を打ちました。
特進修学旅行~台湾1日目~
本校特進ハウス2年生は、12月4日(木)より12月8日(月)まで4泊5日の日程で、台湾へ修学旅行に出かけています。
現地から旅行の様子が伝えられています。数回に分けてお知らせいたします。
生徒は3クラス97名、引率教員は学校長を含めて6名、総勢103名での修学旅行です。
一行は4日(木)10:25に羽田を発ち、13:25台北市松山空港に無事到着。空港からはバスに乗り、異国情緒あふれる景色を車窓から楽しみながら、台北市内を巡りました。車道を行きかう多くのバイクや日本では見られない街並みに中華っぽい雰囲気を感じていると、意外にもファミマや吉野家など日本でお馴染みの店舗をたくさん見かけ、生徒たちは少し驚いていました。
中正紀念堂は蒋介石の堂々とした大きな像が鎮座していました。生徒たちは壮麗な建物がそびえる広大な敷地内で売店で飲み物を買ったり散策したりして楽しみました。
龍山寺は創建約270年の台北市で最も歴史のあるお寺です。‟台湾最強のパワースポット“と呼ばれるだけあり、多くの参拝者で賑わっていました。独特な抑揚のあるお経が唱えられるなか、生徒たちは神妙な面持ちで、学問の神様や健康の神様にお詣りしていました。
保育実習 ~保育・幼児教育コース~
本校の保育・幼児教育コース生徒の2年生と3年生が清和大学附属幼稚園にて保育実習を行いました。
2年生は子ども文化の授業で作成した紙芝居の実演実習を行ってきました。声の大きさや物語を進めるスピードなどを工夫して発表を行うことができました。読んでいる最中や読み終わった後の園児の反応から多くのことを学び取ることができました。
3年生は高校最後の保育実習で、今までの保育実習の反省を生かした実習内容になりました。特にエプロンシアターや手袋シアターの実演では6月の実習での反省を生かし、よりよい形で園児たちの前で披露することができました。子どもたちが一緒に歌って盛り上げてくれたことがとても嬉しかったようです。
お遊戯会を間近に控えており、お遊戯の練習をする様子も見学することができました。担当した教室の子どもたちの一生懸命な姿に感動する生徒も多くいました。金田幼稚園では体育教室のお手伝いをさせていただき、先生の声かけや安全な運動への取り組ませ方を学ぶことができました。
どの日程も天気に恵まれ、充実した実習を行うことができました。
各幼稚園の先生方、お忙しい中での保育実習の受け入れ、ありがとうございました。
以下の日程・幼稚園で実習を実施しました。
11月11日(火)2年生 八重原幼稚園
11月20日(木)3年生 八重原幼稚園
11月26日(水)2年生 金田幼稚園
11月28日(金)3年生 金田幼稚園
全校集会
12月を迎え、本日1校時全校集会が至真殿にて催されました。
学校長は、「今日は、2025年最後の全体朝礼になります。あと1ヶ月で終わるこの1年を振り返ると、様々なことにチャレンジするなどして決して漫然と過ごしてきたわけではないのですが、それでも「あっ」という間の1年でした」と講話を始めました。
「私は元日生まれで、新年を迎えると50歳になります。50歳の私とみなさんとでは、時間の経ち方をどう感じるのかには、当然違いがあります。しかし、高校生のみなさんが、一昨年よりも昨年、昨年よりも今年は、「1年が過ぎるのが早い」と感じるのであれば、ひょっとしたら、もったいない時間の過ごし方をしていないでしょうか?」と、生徒たちに問いかけました。
「年を取ると時間の経過を早く感じると言われていますが、それにはいくつかの理由があります。新しく経験することが多ければ多いほど、時間の経過が遅く感じられる、と言われています。中学生の頃や小学生の頃、さらに幼い頃のことを振り返れば、「なにかを初めて食べた」「初めてどこそこを訪れた」という真新しい体験が数多くあったことを思い出すはずです。それらの体験は、新鮮な感動となって心に刻まれます。
また、未来に予定されている出来事を楽しみにする気持ちも、若いほど強くなります。待ち遠しく思う気持ちが強ければ、その出来事に高い関心を抱く様になり、その分だけ待つ時間を長く感じます。
一方で、年齢を重ねれば重ねるほど、同じような経験を繰り返し、新鮮な感動は減っていき、未来を楽しみにする気持ちも薄れてしまいます。さらに、大人になれば、自分がしたことに責任が生じ、失敗を恐れるようになります。未体験のことに挑む冒険心は失せていきます」と説明した上で、最後に「大人になると、時間の経過を短く感じてしまうことは、どうやら避けられないことのようですが、高校生の君たちは、多少の失敗をしても、やり直すことができます。旺盛なチャレンジ精神を失わず、自ら求めて真新しい体験をして欲しいです。そして自分の未来に関心を持って過ごして欲しいです。楽しみにする気持ちが強ければ、未来に備え「何をすべきか」を考え、いまを充実させることができます。来年があっという間の一年とならないよう、今年をしっかり振り返りましょう」と生徒たちに訴えました。
ヨガ体験 ~就職指導部~
本日放課後、就職指導部主催による、題して「フィットネスガイダンス」が催されました。
対象は、将来エステやフィットネスなど、美容関係への進学・就職を考えている生徒です。この講習に参加し進路選択のガイダンスを受けると同時に、ヨガ体験ができるという試みです。
講師にお招きしたのは、TSCホリスティックの小関様と赤間様でした。ヨガ体験に参加したのは、4名の生徒と就職指導部の先生2名の計6名。お借りしたヨガマットに座って、まずは講師の小関様より、ヨガについての概要を説明していただきました。
遡ること5000年前、古代インダス文明の時代にインドで発祥したヨガは、「心の働きを鎮め、意識を安定させる実践」として体系化され、身体・呼吸・アーサナと呼ばれる独特のポーズがセットとなり、健康やウェルネスに効用が期待されるアクティビティとして現代に伝わっています。
その効果は、姿勢の改善や、代謝をアップさせ冷えやむくみを改善するなどの身体面への効用に加え、集中力アップやくつろぎ感を得てポジティブな思考を得るなど、精神面の向上にもつながるものです。
現代人は誰しも、仕事や勉強に追われ、常にテレビやスマホなどからの刺激に晒され、ストレスから解放されることが難しい生活を過ごしています。
目を閉じてゆっくり呼吸をしながら自分の心を見つめ直し、座位や立位の姿勢から様々なアーサナを試みることで、心身の両面を整えてくれるのがヨガです。
インストラクターの赤間様の指導で、生徒たちはヨガにチャレンジ。呼吸の仕方、身体の細部に向ける意識、体位の保ち方などが、常に優しい、ゆったりとした口調で伝えられたおかげで、生徒たちはリラックスしながらヨガに取り組むことができました。およそ50分のレッスンを終え、最後は発祥の地インドで感謝を伝える、「ナマステ」で挨拶。生徒たちはすっきりとした表情を浮かべていました。
「心と身体が軽くなりました」「リラックス感がすごいです」など、生徒たちは、思い思いの感想を述べていました。
未成年の主張 ~それSnow Manにやらせて下さい~
昨晩19:00より、TBS系のバラエティ番組「それSnow Manにやらせて下さい」が放映されました。超人気アイドルグループSnow Manのみなさんが出演するこの番組は、金曜夜7時ゴールデンタイムの放送枠。番組内の「未成年の主張」は、未成年ならではの秘めた思いなどを学校の屋上から叫ぶ、名物企画です。この人気コーナーに本校生徒が出演。日本中のお茶の間に、熱い思いと胸キュンの訴えをお届けしました。
実際の収録は、10月22日(水)。朝のHRでは担任から「今日は3校時までは通常授業ですが、いつもより早くお昼休みを取り、午後からはLHRになります」と謎の伝達。お昼を過ぎ、全生徒が席に着く教室内に、突然ピンポンパンポ~ン♪とチャイムが鳴り響きました。声の主は、Snow Manのメンバー、渡辺翔太さんと深澤辰哉さん。
「TBS『それSnow Manにやらせて下さい』がやって来ました。今すぐ体育館に集まって下さい」と呼びかけられると、校舎中に歓声が沸き上がりました。
昨晩の「未成年の主張」は2時間スペシャルの後半、我らが学校長のインタビュー映像から始まりました。ロケを承諾した理由を問われ、「中間テストを終えたばかりで、叫ぶ企画は息抜きにちょうどよいものであった」と応えていました。
体育館内での開催は、番組史上初。ステージ上にはさらに特設ステージが設けられ、いよいよ開幕となりました。
最初に登場したのは、ソフトボール部主将の鈴木みさきさん。全国制覇を目指す厳しい部活には恋愛禁止という「鉄の掟」があるにもかかわらず、絶対納得できない出来事が勃発したと訴えました。それは男性顧問教師のご結婚。お相手はチアリーディング部顧問の女性教師。「先生、私たちに黙っていること、ありますよね?」と問い詰められ、顧問の先生がすべてを打ち明けました。鈴木さんが「みなさん、聞きましたか?私たちが恋愛禁止を守って日々頑張っているのに、その裏で顧問の先生方がイチャイチャしていたんです」とたたみかけると、会場からは爆笑とブーイングの嵐が。新婚のお二人は、罰として特設ステージ上でプロポーズのシーンを再現させられるはめに。鈴木さんからの最後の訴えは、「これでやっと心から言えます。部員一同、ご結婚おめでとうございます!」部員たちからの祝福の大合唱は感動のシーンとなりました。
続いての登場は、陸上部の木村りくとくん。関東大会で800㍍での出場を目指す木村くんは、自己記録を5秒短縮する必要があります。「僕のエンジンの回転数を上げるために、応援してほしい人がいます」と、壇上から意中の女子に「みんなに優しいあなたを見て気になっています。自己ベストを更新したらデートしてください」と彼女に訴えると、なんと「OKです!」との返事が。会場には「がんばれ~!」の大声援が飛び交いました。
3番手は、チアリーディング部の池田やまとくん。「高校から始めたチアのおかげで、登校するのが毎日楽しくてたまらない。しかし、笑顔の裏で悩んでいることがある」とのこと。「部員のなかで男子は僕だけ。卓球台の裏でコソコソ着替えている。正直しんど~い!」との訴えでした。彼の野望は男子部員を増やして、更衣室をゲットすること。そこで創作ダンスを披露することにしたのですが、バックダンサーに渡辺さんと深澤さんを指名して、バミリ(ステージ上の立ち位置)まで指示。8月にリリースされたSnow Manの「カリスマックス」に合わせ、3人でエネルギッシュなダンスを繰り広げ、男子生徒へ入部を呼びかけました。
4番手、美術部の川名ひよりさんは、「大好きな人との妄想が止まらない!」と訴えました。川名さんの大好きな人は、Snow Manの佐久間大介さん。自作の紙芝居を用意して自らが抱える妄想を紹介しました。夢のなかに佐久間さんが転校生として登場。偽名を使っているけれど川名さんだけに自分が佐久間さん本人であることを打ち明ける、と言う100パーセント妄想でできあがったストーリーでしたが、イラストのクォリティの高さには、みんながビックリ。スタジオでは、声優でも活躍している佐久間さんが「二人だけの秘密だよ!」とアフレコを当て、妄想にお付き合いしてくれました。
柔道部の瀧本しょうたくんは、仮面ライダーの変身ベルトを巻いて登場。「小さな頃から憧れ、何度もなんども繰り返し練習してきた」と自分の体験を語りました。その磨き上げられた変身ポーズを披露すると、会場は大盛り上がりとなりました。「しかし、変身をしても戦闘シーンで悪役を演じてくれる相手がいない!」と訴えました。「どこかにショッカーになってくれる人がいないかなぁ?」「ショッカー?あっ、ショッピー!」と突然渡辺さんをショッカー役に抜擢し、パンチを繰り出す渡辺さんを肘固めで押さえつけ、見事願望を果たしました。
豊田たけるくんは、漫画DEATH NOTEの作中に描かれた「生ハムメロン」の虜となり、「いったいどんな味なのか食べてみたい!」と訴えました。「高級食材の組み合わせは、高校生の小遣いでは手が届きません。でも、今日この学校にはお金持ちが来ています」と深澤さんを指名し、「おごってほしい」とおねだりしました。深澤さんは、この無茶振りに「好きなだけ買っていいです」と快諾。豊田くんは、領収書を深澤さんに手渡し、用意してあった生ハムメロンにぱくつくと「メロンの甘さと生ハムの塩味が絶妙。これが金持ちの味か~!」と絶賛しました。豊田くんの不思議なキャラのお陰か、この努力不要ノーリスクの訴えはなぜか多くの支持を得ました。
最後に登場したのは、唐鎌たけしくん。高校在籍中にSASUKE甲子園出場を目指す彼には、もう一つのさらに難しい「そり立つ壁」があります。それは、「恋の壁」。同じクラスにいる女子生徒へ「その優しい雰囲気と長い髪がドストライクで、一目惚れしました」と衝撃の告白。「是非、恋人のステージへ」と猛アピール。しかし、彼女からは「ごめんなさい」の一言が。唐鎌くんを慰めようと駆け寄る深澤さんと渡辺さんは「こんな大勢の前で自分の気持ちを言える、たけしのこの度胸に拍手を」と求めると、会場からはひときわ大きな拍手と声援が送られました。
Snow Manのお二人のほかにも、TRFリーダーDJ KOOさん、FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌さん、お笑いタレントのキンタロー。さんと言った豪華ゲストも来校し、未成年の主張の合間に、それぞれ「成年の主張」を訴えました。タレント業、アイドル業に付きものの苦労譚を上手にネタにしながら、本校生徒たちを楽しませてくれました。
全校集会
本日、11月の全校集会が開かれました。全生徒が、至真殿メインフロアーに集合しました。
吹奏楽部の演奏により校歌が斉唱され、集会が始まりました。生徒会長沖くんより、「体育祭が先日終了し、早くも冬が近づいています。12月には定期試験が予定されていますが、特に3年生は進路開拓に向けて就職試験や受験を控えて、努力を重ね準備に忙しい人が多くいると思います。いまは辛い時期にいるかも知れませんが、ここを乗り越えることができれば、必ず充実感を得られることができると思います。それぞれが目標達成をめざし、頑張っていきましょう」と会頭の挨拶をしました。
続いて、学校長が文化祭、体育祭を振り返り、生徒たちへ講話を伝えました。「本校の二大行事、『真心祭』文化の部、体育の部が終了しました。その間みなさんがとても楽しそうに活動している姿を見て、たいへん嬉しく思いました。文化祭は2日間で3000名を超える来場者が、体育祭の2日間では1000名を超える保護者が、参観に訪れました。来場していただいたお客様や保護者の方々からは、どちらの行事でも「すごく良かったです」とお褒めの言葉をいただきました。自分たちが楽しんだ上で、「もてなしの気持ち」を忘れないでほしいとお願いしましたが、みなさんはちゃんと、来てくれた人を楽しませる行事を成し遂げてくれました。
学校行事は教育活動の一環として行われる以上、授業では得られない何かをみなさんに学んでもらわなければなりません。準備や練習の時間も含めて、一人ひとりが自分の役割を自覚して最後まで取り組む。周りの人たちが求めていることに心を砕き、協力し合って一つのことをやり遂げる。この様な体験を通して学んだ責任感や協調性は、学校を卒業してからも必ず社会で求められる力となるでしょう。
みなさん自身が「自分は成長できた」と思えるような文化祭、体育祭であれば、この二大行事は大成功であった、と言えると思います」と、生徒たちの活躍を讃えました。そして、1、2年生へは、来年以降の真心祭のさらなる充実を期待し、3年生へは、残り少ない高校生活を有意義に過ごし、目標の実現に向けて邁進するよう、励ましの言葉を伝えました。
体育祭 ~2日目~
『第23回 真心祭 体育の部』、2日目が終了しました。季節は一変、凍える寒さの1日となりましたが、生徒たちは元気よく競技に臨み、すべてのプログラムを無事終了することができました。
本校の体育祭は、特進ハウスが3学年合同で1チーム。一般ハウスの1~3年生は1学年2チームに分かれ、計7チームがそれぞれの色に分かれて、2日間の日程で競技を行います。今年度の総合優勝は黄色組、準優勝は青組という、2年生の2チームが上位を占める結果で終わりました。
体育祭実行委員長、猪股くんは、まず2年生黄色組の優勝を讃えると、「最後は勝って終わりたかったのですが、最高の仲間と思い出を作ることができ、それで私は満足です」と実に潔い挨拶を行いました。座右の銘「朝は希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝の気持ちで眠る」を披露し、「3年間この言葉に支えられ、言葉通りの生活をしてきました」と高校生活を振り返り、「最後に最高の体育祭を過ごすことができました、が…」と、改まった口調から一変、一発ギャグで見事に会場を沸かせました。
学校長は、来校した保護者、企画・運営に携わった教職員、労を惜しまず運営に協力した部活動の生徒たちに、体育祭を無事終了させることができた感謝の気持ちを伝えました。「2日間にわたる体育祭で多くの競技を行いましたが、個人種目は一つもなく、すべてがクラスごと、色ごとに競うものでした。すべてのチームが一人ひとりの力を結集して、作戦を立て、役割分担をして、チームとして一致団結して戦った、素晴らしい体育祭となりました」と生徒たちの健闘をたたえました。優勝、準優勝を成し遂げた2年生へは、「来年も全力を出し切り、最上級生として学校行事を盛り上げてもらいたい」と期待の言葉を伝え、1年生へは「今年の経験を糧に、来年はさらなる躍進を期待する」と励ましの言葉を送り、優勝を逃した3年生へは「今年度体育祭の成功は、君たちがいたからこそ成し遂げられた」と、その労をねぎらいました。
2日目の競技、午前中は「大玉競争」や「台風の目」、「猿は木から滑らない」といったスピードを競う競技に続いて、「一騎打ち~太田の乱~(騎馬戦:男子)」と「決戦太田山(タイヤ争奪戦:女子)」の対戦型の競技などのバリエーションに富んだ競技で生徒たちは大いに楽しみました。
午後は、迫力の「綱引き決勝戦(男女)」で会場の熱気は沸点に達し、体育祭の華、リレー競技(決勝戦)は「クラス対抗」「色別対抗」の2本立て。両レースとも手に汗握る接戦になりました。
今年も柔道部のみなさんが、愉快なダンスパフォーマンスを披露。楽しい演出に応援席からは大きな歓声が湧きました。実行委員長、猪股くんの人柄のお陰で、終始笑いの絶えない楽しい体育祭となりました。
主な競技の優勝チームを以下にご紹介します。
スピード長縄:特進3年3組、クラス対抗リレー:2年8組、色別対抗リレー:青組、綱引き:青組(女子)、黄色組(男子)
体育祭 ~1日目~
『第23回 真心祭 ~体育の部~』が本日開催されました。涼しい秋風の吹く好天に恵まれ、生徒たちは思う存分、体育祭の1日を楽しみました。
澄み渡る青空に校歌を歌う声が響き渡り、体育祭が始まりました。
開会式では、生徒会長沖くんが「3年生は、最後の体育祭且つ残り少ない行事の1つとなります。優勝を目指して闘っていきましょう。1、2年生のみなさんも、3年生に続いて頑張ってほしいと思います。最後には全員が満足できる体育祭にしていきましょう」と挨拶。
続いて学校長は、参観に訪れた多くの保護者に謝辞を述べた後、生徒たちへ向かい「素晴らしい天気に恵まれました。みなさんが全力で競技をする姿を楽しみにしています。開校以来一度も途切れることなく、今年23回目の体育祭を迎えることができました。最近は縮小されたパターンでの体育祭が増えているそうですが、我が校伝統の体育祭は、2日間の開催です。みなさんの思い出に残る体育祭になればと思っています。どの学年、どのハウスも是非本気で競技に臨み優勝を目指してください。ただし、ルールはしっかり守りフェアープレーの精神を忘れず闘ってください。そして文化祭と同様、楽しむ気持ちを忘れず笑顔の体育祭にしてほしいと思います。2日間の体育祭の成功を祈っています」と激励の言葉を伝えました。
最後に、全7チーム各色の団長が団旗を掲げて朝礼台に集合。体育祭実行委員長、猪股龍司くんが「我々選手一同は、日頃の練習の成果を十分に発揮し、正々堂々競技することを誓います」と力強く宣誓を行いました。
スピード長縄に続いて行われたのは、新種目「真心キャッチリレー」でした。4人一組でブルーシートの四隅を握り、その上にバランスボールを乗せて、中央に設置された高さ3メートルのバーを超えるようにボールを跳ね上げ、再びシートでボールをキャッチ。ボールがバトンの代わりとなり、対面にいる仲間とリレーを続けてスピードを競う競技です。一発でバーをクリアーするチームが大半でしたが、なかにはなかなかバーを超えられないチームや風の影響もあり、キャッチに失敗してボールを遠くへ転がしてしまうチームもいて、ハラハラドキドキの場面が続く競技でした。
部活動対抗リレーは、「演芸部門」と真剣勝負の「本気部門」の二本立てでした。「演芸部門」では各部が趣向を凝らした出で立ちで参加。着順にはこだわらず、如何にウケるかが勝負のレースでした。「本気部門」では、陸上部が圧巻の優勝。見事な走りっぷりでした。
「綱引き(予選)」では、名勝負が続出。力と力の闘いは迫力満点。応援にも力が入りました。
体育祭練習 ~2日目~
練習は2日目となりました。前半は学年ごとの練習。最後はメイングランドに集まり、開会式と閉会式に備え、整列と準備体操の練習を全員で行いました。
本日も特進ハウスと3学年それぞれのハウスが、決められた場所で練習を展開しました。某学年の大玉競争の練習では、大玉がこぼれ落ちない態勢を組み、「バウンド最小限に抑え、頭上を移動させるのがベスト」と細部にわたる作戦が練られていました。その徹底ぶりに、勝負にかけるガチな意気込みが伝わってきました。メイングランドでは、シートの上にボールを載せた「謎の競技」に取り組む生徒たちが…。各学年各ハウスが、銘々の持ち味を活かした練習に取り組み、本番に備えました。
練習時間を終えると、全生徒が一堂に会し、メイングランドで整列場所の確認、準備体操の練習を行いました。
体育祭運営の指揮を執る吉村先生の指示で、全生徒の整列体系から、準備体操をする際の「体操の隊形」に開く練習が繰り返されました。動きが整ったところで、実行委員長猪俣くんの号令により、一斉に移動。ラジオ体操も猪股くんを手本に、全員の動きがよく揃っていました。
練習の最後に、猪股くんが「一人ひとりが全力を尽くし、思い出に残る体育祭をやりましょう」と生徒全員に呼びかけました。1年生に向かっては「初めての体育祭です。楽しい体験となることを願っています」。2年生へは「3年生になるのは、あっという間です。今年の体育祭を大いに楽しみ、最高の思い出を作って下さい」。3年生へは「最後の体育祭です。悔いが残らぬよう、一つ一つの競技を楽しみましょう」と、それぞれの学年に語り掛け、最後は全生徒に向けて「この体育祭は生徒全員で協力して成し遂げられるものです。一人ひとりが自覚をもってルールとマナーを守って盛り上がりましょう!」と言葉を結ぶと、大きな拍手が沸き起こりました。
体育祭練習 ~1日目~
『真心祭 体育の部』が10月28日(火)より開催されます。2,000名を超える生徒たちの一人ひとりが活躍できるように多くの種目を用意するため、2日間の日程で行われます。
体育祭は、文化祭に並ぶ本校の二大行事の1つです。練習も2日の日数を要し、本日はその第一日目となります。
全生徒が至真殿に集まり、今年度体育祭実行委員会の責任者を務める吉村先生より「競技中はルールを守り、観戦時、応援をするときにはマナーを守った上で、体育祭を大いに楽しんで欲しいです」と諸注意を受けました。全体会を終えると、3つの学年と特進コースが、それぞれ指定された場所へ移動し、練習を始めました。
いよいよ最後の体育祭を迎えることになる3年生は、人工芝グランドに集合。体育祭実行委員長を務める猪股龍司くんが「最後の体育祭になります。一人ひとりが全力を尽くし、思い出に残る体育祭となるよう全員で頑張りましょう!」と意気込みを伝えました。紫組団長濵田遥樹くんは「緑組、紫組、3年生のどちらかのチームが優勝できるよう、2日間の練習に真剣に取り組みましょう」と決意表明をし、緑組団長松本裕磨くんは「みんなで楽しんで盛り上がってやっていきましょう」と仲間の士気を高めました。
午前中から降り出した雨は最後まで降り続いてしまいました。外のメイングランドと人工芝グランドは影響を受けたものの、至真殿内(メインフロアー、柔道場、剣道場)、青雲館、至誠館は、予定通りに練習をこなすことができました。
練習風景は様々で、騎馬戦の騎馬を組むのに一苦労の場面があり、チームワークが勝負のスピード長縄は練習に思わず熱が入りました。綱引きや大玉競争などのレギュラー種目では、長年のノウハウを培った先生たちから細部にわたる作戦が伝授されていました。3年生の綱引きの練習では、「勝ったときの雄叫び」を上げる練習をして盛り上がっていました。
英語スピーチコンテスト ~地区大会~
10月8日(水)、英語スピーチコンテスト地区大会が開催されました。校内コンテストを勝ち抜いた4名が出場し、スピーチを披露しました。
今年度の『英語スピーチコンテスト木更津・市原地区大会』が、東海大学市原望洋高校にて開催されました。コンテストでは4つの部門が設けられ、同地区8校から代表生徒が出場し、それぞれの技能を競いました。
先月19名の生徒が参加して行われた校内コンテストでは、ゾウ チェンホイさんと梶山結衣さんが全学年スピーチ部門、新井穂花さんと相川真彩さんが2・3学年レセテーション(暗唱)部門へ出場し、校内選考を勝ち抜き本校の代表として地区大会へ挑みました。限られた練習時間の中で一人ひとりが全力で課題文に取り組み、英語でのスピーチの精度を磨き、立派なパフォーマンスを披露してくれました。その努力と成長に、大きな拍手を送りたいと思います。この素晴らしい経験を今後の英語学習に大いに活かしてくれることを期待しています。
コンテスト各部門結果
全学年スピーチ部門(2位までの2名が千葉県大会出場)
第3位 ゾウ チェンホイさん
第7位 梶山結衣さん
2・3学年レセテーション(暗唱)部門 (1位の1名が千葉県大会出場)
第2位 新井穂花さん
第4位 相川真彩さん
後期始業式
本日、至真殿にて後期始業式が行われました。
式の始まりには、生徒会長の沖くんから「先日の文化祭お疲れ様でした。どのクラスもハイレベルな企画を行っていて、学校全体が活気あふれる文化祭となりました」と、文化祭の成功と各クラスが動画データを提供したことに対して謝辞を述べました。そして「次に体育祭が控えています。クラスの枠を超え各色のチームとして団結できるよう、頑張っていきましょう。残り少ない行事を大切に、全力で楽しんで取り組むようにしましょう」と後期の学校行事にむけて生徒たちへ協力を求めました。
学校長は、始業式の直前に実施された避難訓練について触れ、「今回は予告をせず、みなさんが教室を離れている休み時間に訓練を実施しました。揺れが収まり、教室に戻ってから安全確認をした後、避難を開始するという流れでの実施でした。いつ大きな地震が起きるかわかりません。2008年に開校した本校の校舎は、いまでも十分な強度を保ち、震度7に達する地震にも倒壊することは絶対にない強固な建物です。パニックなどを起こさず、落ち着いて校舎内に留まれば、安全に過ごすことができます。いつ災害が起きても、それに備える意識を常に持って学校生活を過ごしてください」と防災に対して注意を喚起しました。
そして文化祭を振り返り、「前期の締めくくりとして、素晴らしい行事になりました。お願いした通り、自分たちが楽しむだけでなく、3,000人近い来場者に楽しんでもらえた、とてもよい文化祭になり、多くの方々からお褒めの言葉をいただきました。一人ひとりが自分の役割を果たし、一つのものを創り上げるという、この上ない経験ができたことと思います」と生徒たちの奮闘を讃えました。
最後に「そして、今日から後期が始まります。間もなく中間試験があり、その後には体育祭が続きます。勉強に部活動に、その時々にしなければならないことに適宜取り組み、後期の学校生活が充実したものになるように過ごしてください」と、後期に向けての心構えを整えるよう伝えました。
文化祭 ~2日目~
文化祭2日目、今年度文化祭は、いよいよクライマックスを迎えました。一般公開となった本日は、週末ということもあり、多くの来場者で賑わいました。
未明の驟雨が季節を進めてくれたのか、少しだけ秋めいた朝となりました。駅前バスターミナル、始発のスクールバスはほぼ満員の状態で学校に到着。文化祭への生徒達の意気込みを感じる登校風景でした。
9:40の開演時間には、入場門前に長蛇の列が伸びていました。本日の来場者数は大台を超えて、2,369人に達しました。昨日の来場者数と併せて、開催期間中2,919人と、じつに大勢のみなさまに来場していただきました。
文芸同好会は、今年も高座を設けて古典落語を上演しました。和服の出で立ちで出囃子に乗っての登場は本格的で、見事な話しぶりは、素人芸の域をはるかに超える名演でした。演目は「疝気(センヶ)の虫」。医者が夢の中で、病気の原因となる疝気の虫を捕まえ、その弱点を聞き出す、という滑稽話でした。
今年は、異種ジャンルをクロスオーバーするコラボ企画が目白押しでした。フラワーアレンジメント部と箏曲部のタッグでは、活花と琴の音色が同時に楽しめる、贅沢な空間を演出しました。屋外ステージでは、美術部と書道部がそれぞれ和太鼓部と共演。和太鼓部が全力で演奏するのと同時進行で、美術部はアクションペイントで創作パフォーマンスを披露。書道部も力強く太い筆を操り、達者な筆裁きでメッセージ性の高い作品を仕上げました。
屋外ステージ、プログラムの最後を飾ったのは、吹奏楽部にチアリーディング部と硬式野球部が加わった、野球応援メドレーでした。「かっ飛ばせー木総!」とこだまする掛け声、チアリーダ達と野球部員達の息の合った振り付け。何もかもが夏のスタジアムを彷彿させる、全力パフォーマンスで文化祭の幕が閉じました。
今年度の「真心祭 文化の部」は、大変盛況のうちに終了することができました。3,000人に迫る来場者を迎え、無事終了できたのは、ひとえに来場されたみなさまの、ご理解とご協力の賜だと感じております。
今後も、地域のみなさまとの繋がりを深めながら、誰もが楽しめる、安全・安心な文化祭を心がけて参ります。来場されたみなさまに感謝しております。誠に有り難う御座いました。
文化祭 ~1日目~
いよいよ、令和7年度文化祭、『第23回 真心祭 文化の部』の幕開けを迎えることとなりました。真夏日再来の晴天となり、校舎内には、汗だくで動き回る生徒たちの姿がありました。
今年度は、クラス企画55、文化部・同好会の発表・展示が25、選択授業等による発表・展示が7、合計87の企画が、教室や体育館、屋外ステージで、旺盛な活動を展開しました。クラス企画では、射的やボーリング等のアトラクション系。禁が解けて、取り組むクラスが急増したお化け屋敷などが目立ちました。1年生では、演劇にチャレンジしたクラスがありました。クラスの総力を結集した熱演は、千客万来の公演となりました。
至誠館では、シミズオクト提供の音響機器が威力を発揮し、重低音が轟くバンド演奏で観衆総立ちのステージとなりました。
生徒たちのたぎるエネルギーの震源地となる屋外ステージでは、ダンス部がめくるめくパフォーマンスを繰り広げ、本校最大のビッグバンド、吹奏楽部が魅惑の演奏を届けました。和太鼓部と演劇部が異色のコラボを組みました。和太鼓による迫力の演奏を背景に、演劇部が殺陣(たて)の演技を披露。初のコラボは、名場面の連続となり、迫真の斬り合いが観客を沸かせました。合唱同好会はたった二人で歌唱を披露。青空に澄み渡る歌声に、観衆は魅了されました。
3年生の模擬店は、順調に売り上げを伸ばし、ほとんどのクラスが終了時刻を前にSOLD-OUTとなりました。
本日は、生徒のご家族限定の公開日となり、およそ680名の来場者がありました。週末となる明日は一般公開され、事前予約された方は、2,000名を超えています。大勢のみなさまの来場に、生徒一同心を躍らせております。
文化祭準備 ~最終日~
本日、文化祭準備期間の最終日を迎えます。明日からいよいよ2日間の日程で、文化祭が開催されます。
クラス企画の準備も大分進みました。最後の文化祭となる3年生は、全クラスが模擬店を開き、来場者に飲食物を提供します。多くのクラスが調理の練習を兼ねて、試作品を作り始めると、廊下に美味しい臭いが立ち込めます。隣のクラスの人にも味見をしてもらい、最後まで試行錯誤を繰り返し、本番に備えます。
模擬店では、26日(金)の支払いは現金のみ。27日(土)は、auPAYか本校が発行する金券での支払いとなります。3年生のクラス代表と担任が昼休みに集まり、生徒会担当の吉田先生から、支払方法をレクチャーしてもらいました。
放課後には、設置されたばかりのステージで音響のチェックを兼ね、各団体が入れ替わり立ち替わりリハーサルを実施。
下校時刻の18:00には多くのクラスが企画準備を終えているようです。ギリギリまで作業を続けるクラスがちらほら。日没が迫ります。
ステージ設置
昨日から2日間にわたり、ステージ設置作業が行われました。お馴染みのシミズオクトのみなさんが多くの機材を搬入し、びくともしない頑丈な骨組みを組み上げていきました。今年は、至真殿大階段下の屋外ステージに加えて、至誠館内にもステージ(7×5.6㍍)が設けられました。就職指導部が主催する、インターンシップに参加してくれた有志22名の生徒たちが、作業のお手伝いをしました。
作業手順の確認やケガを防ぐため、生徒たちは事前に詳しく説明を受けます。安全面では万全を期して、白いヘルメットにつま先を覆うトウガードをお借りして作業にあたります。
シミズオクトからは、延べおよそ70名のスタッフの方々に来校していただきました。作業着のベルトにたくさんの工具をぶら下げ、いかにもガテン系のみなさんです。10名を超える女性スタッフのなかには、本校卒業生高石琉々さんの姿がありました。ベテランスタッフと肩を並べ、颯爽とした作業振りを見せてくれました。
屋外ステージの後方に巨大コンテナが横付けされると両側の壁が開き、何と!驚きの可動ステージが姿を現しました。横幅9.74㍍、奥行7.31㍍、高さ5.5㍍。風速50㍍の強風に耐える性能があるそうです。さらに、可動ステージの両翼それぞれに3㍍超の拡張域があり、全体では横幅はおよそ16㍍、奥行14㍍。コンサート会場もかくや、と思わせる堂々のステージが出来上がりました。
太田門から上がる坂の上には入場門がそびえ、来場者を迎い入れる準備も完璧です。プロの技術とノウハウが、キラリと光る文化祭になります。インターンシップ参加生徒には、木更津名物BBQ弁当のオマケつき。秋の澄んだ青空の下で、最高のお昼を満喫しました。
文化祭準備2日目
お揃いの文化祭Tシャツ・ポロシャツは、クラス団結の証です。文化祭準備期間2日目を迎え、傍目から見ると、順調に準備が進んでいるように見えます。早くも、屋外ステージと入場門ができあがり、キャンパス内が文化祭らしい雰囲気に変わってきました。
文化祭準備は、午前中はクラス企画に取り組み、午後からクラスの準備と並行して、部活・同好会の企画に取り組んでいます。
雑多な備品で床が埋め尽くされていたり、机を重ねて壁を築いたり、教室内は大改造を伴う模様替えでごった返している様子です。
絵の具や両面テープ、景品の駄菓子などを買い出しに行く生徒たちは、教室から新たな指示が出されて、あちらこちらの商店を奔走します。
あっという間に放課後に突入し、下校時刻間際まで作業を続けるクラスが散見されました。本当に作業が遅れているクラスもあれば、仲間と一緒にいる時間を楽しんでいる生徒たちもいるようです。
明日は、準備期間最終日です。万端を整え本番を迎えられるよう、頑張りましょう!
文化祭開会式
令和7年度文化祭、『第23回 真心祭 文化の部』が、9月26日(金)、27日(土)に開催されます。本日より本校は、文化祭準備期間に入ります。全生徒が至真殿に集合し、開会式が催されました。
文化祭実行委員長、3年生の小松悠稀くんは、「この文化祭をより良いものにしたいと思っています。生徒全員が楽しめる文化祭となるよう、みんなで頑張りましょう。3年生は特に最後の文化祭になります。悔いを残さないよう、全力で取り組みましょう」と力強いことばで、会場に集まる生徒たちに訴えました。
生徒会長の沖くんからは、「今日から文化祭に向けて、準備が始まります。各クラスで互いの絆を深められる、よい行事にしていきましょう」と挨拶のことばを述べました。さらに、文化祭で企画発表を行う、全クラス、全参加団体に、「文化祭PR動画」への画像の提供を求めました。昨年と同様、生徒会Instagramにて発信されます。
学校長は、「今日から3日間の準備期間、そして2日間の文化祭開催となります。この期間は、しっかりと各自の役割を果たし、責任感を持って準備に励み、本番に臨んでください。この5日間は、みなさんが大きく成長する時間となります。そして、大いに文化祭を楽しんでください。特に、3年生は高校生活最後の文化祭となります。目一杯楽しんでください。また、多くのお客様が来校します。自分たちが楽しむだけでなく、他校の中高校生、みなさんのご家族や地域の方々から、本校の文化祭は素晴らしい、と言ってもらえるように、おもてなしの心を持ってお迎えしましょう」と呼びかけました。
最後に、今年度文化祭ポスターを手掛けた生徒2名が登壇。学校長より表彰されました。
最優秀賞は、谷本芽依さん、優秀賞は、梅田美邦さんでした。最優秀賞作品は今年度文化祭の「顔」となって、街頭ポスターやホームページに掲載されています。
校内英語スピーチコンテスト
9月16日(火)、真板幸男記念館で英語スピーチコンテストが開催されました。
スピーチコンテストは、2部門に分かれ、暗唱部門(Recitation Division )に1名、スピーチ部門( Speech Division )に18名、計19名の生徒が参加しました。日頃から本校で英会話を担当している、マッキンレー先生とパチェット先生の二人が審査員を務めました。
参加者は、夏休み中に何度も登校を繰り返し、語学コース長の宮越先生から指導を受け、スピーチ原稿の作文と、発音や発表の練習に取り組みました。
暗唱部門に挑んだ生徒は、課題の英文をしっかり暗記し、聞き手に視線を向けて、完成度の高い堂々のパフォーマンスを披露しました。
スピーチ部門で読みあげられた英文は、生徒たちの実体験に基づいて書かれたものです。音楽との出会い、将来に向けての夢など、高校生らしい内容が多く語られました。海外で生まれ、ことばや文化の壁を乗り越えてきた体験を語る生徒がいました。多くの仲間と普通に過ごしているいまの姿からは、想像しがたい経験をしてきたことが伝わりました。自分を支えてくれた家族や友だちに感謝の気持ちを述べることばには感銘を受けました。
発音や流ちょうさといった、英語としての出来ばえは様々でしたが、聞き手を前にして、勇気を出して発表をする姿へ、会場から惜しみない拍手が送られました。
新役員選出 ~生徒会~
8月28日に行われた、生徒会役員選挙を経て、新しい生徒会本部役員が選出されました。本日講義室4に、現役員と新役員が集まり、学校長立ち会いの下、就任式が執り行われました。
例年生徒会選挙は12月に実施されてきましたが、現役員の発案により、今年度は3ヶ月前倒しで行われました。その狙いは?
従前とは異なり、このタイミングで新旧の交代は行わず、ここから3ヶ月間、互いに協力し合って役員業務を進めることになります。秋は、本校の二大行事である文化祭と体育祭が開かれる、本部役員にとって山場となる季節です。新旧役員の活動期間が重なることで、現役員は新役員を手厚くサポートしながら、生徒会活動のノウハウを伝えることができる、という妙案です。
学校長は、「12月の引退までは、これまでと変わらぬ活動を続けながら、新役員を見守ってあげてください」ということばに続けて、現役員のこれまでの活躍を賞賛しました。新役員へは、「これからは、みなさんが本校生徒会の核となって活動を始めることになります。校内での活動はもちろんですが、対外的な場でも、本校の顔となって行動することになります。それをしっかりと自覚してください」と、激励のことばを送りました。
立会演説会
始業式を終えると、生徒会本部役員を決める立会演説会が行われました。立会演説会は、現生徒会本部役員の主導で進行しました。生徒全員に配られた立候補者一覧表では、立候補者の氏名とともに各人の決意表明が確認できました。
学校長からは、「全生徒一人ひとりが生徒会の構成委員です。選挙で選ばれる役員は代表となって、みなさんの学校生活をより充実した楽しいものにするために様々な企画を立て、それを実現するために奔走してくれます。是非みなさんの思いを託し、真剣に考えて投票に臨んでほしいと思います」と生徒達に訴えました。
生徒会長の沖くんから、生徒会選挙について「各立候補者の演説や投票方法の説明をしっかり聴いて投票してください。真剣な気持ちで、みなさんの一票を入れてほしいと思います」ということばが伝えられました。
選挙管理委員長、佐藤くんからも「全員が真剣な気持ちで立候補しています。これから行われる演説にしっかりと耳を傾けてください」と投票に向けた注意が伝えられました。
立候補者13名は明瞭なことばで、学校への思いや取り組もうとする施策、胸に秘めていた固い決意を、全生徒へ伝えました。
投票は、ホームルーム教室に戻ってから、Classiを通じて行われました。選挙結果と新役員の発表は、9月5日に行われます。
始業式
夏休みを終え、本日より登校を再開した生徒たちが至真殿に集まり、始業式が催されました。
吹奏楽部の演奏に合わせ、全生徒による校歌が斉唱されました。
最初に硬式野球部主将本島くんから、今夏の千葉大会での応援について感謝の気持ちを伝える挨拶がありました。「みなさんの熱い声援に支えられながら、夏の大会に臨みました。不本意な結果ではありましたが、みなさんの大きな声援のもと全力で戦い抜くことができました。後輩達がさらに強いチームを作ってくれること思います。これからも声援を送ってくださることを望んでいます。
暑いなか球場までお越しくださった生徒のみなさんには心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」と伝えると、会場から温かい拍手が送られました。丁寧に語る姿からは、真摯な気持ちが伝わりました。
学校長は、「長い夏休みが終わり、今日から学校が再開になります。この夏休みに高校生にしかできない経験をすることができたのであれば、何よりのことだと思います。夏休み中には、クラブ活動に取り組む人、進路開拓のため勉強する人達が大勢学校に登校していました。各自の目標達成のために大変真剣な目つきで頑張っていました。
また、多くの部活動が、輝かしい戦績を達成しています。インターハイを始め、全国という舞台で本校のユニホームを着て大活躍をしてくれたことを、本当に誇らしく思います。
8月末から12月まで、長い学校生活が始まることになります。3年生は各自の進路にむけて本格的に動き始めます。これからのみなさんの将来を決定する大切な期間です。時間を無駄にせず過ごしてほしいと思います。
1年生、2年生は進路の話はまだ早いかもしれませんが、9月末に文化祭、10月末に体育祭が予定されています。どちらも十分楽しんでほしいと思いますが、本校では、学校行事は生徒達が成長する、貴重な教育的機会だと考えています。準備期間から当日まで、しっかりと自分の役割に責任を持ち、万全の体制で本番を迎えられるよう、準備に取り組んでください」と伝えました。
最後に、「挨拶をする」「服装を正す」「遅刻・欠席をしない」「授業に真剣に取り組む」「清掃の徹底」、5つの『学校長要望事項』を確認しました。
海外研修報告会
引率の米本先生に先導され、参加者20名が登壇し、7月に行われたベトナム、ダナン市で行われた海外研修についての報告が行われました。ダナン市での本校の研修は、令和元年7月に木更津市がダナン市と友好協力関係を結んだことから、昨年度に第1回目が行われ、今年が2回目の訪問となりました。
参加者を代表して2年生の新井さんが報告をしてくれました。ダナン大聖堂ほか、景勝地での観光、ダイワ精工ダナン工場への見学、少数民族との交流、現地大学生とのホイヤン散策と共同のプレゼンテーション等を振り返り、「私たちは実際にベトナムの地に降り立ち、現地の景色を自分の目で見て、気候や雰囲気を肌で感じながら、多くのことを経験しました。もちろん日本との文化の違いに気づいたりその地域人々の暮らしなどを垣間見たりしましたが、何よりも海外においての自分たちの役割や日本人としての過ごし方について多くのことを学べたと思います。この研修での経験は、私たちが将来どのように海外の人々と関わっていくのかを考える、大きな糧となりました」と、参加者全員がベトナムの地で過ごした得がたい経験について話してくれました。
本校HP新着情報には、米本先生と新井さんがレポートをしてくれた現地の詳報が掲載されています。さらに文化祭ではESS部のブースでさらに詳しい報告が行われる予定です。
ベトナム語学研修 ~現地レポート・最終日~
本日は研修を締めくくる最高の1日でした。
これまでの疲れも溜まっているため、ホテルのチェックアウトをお昼の12時にしました。
疲れた生徒はここでゆっくりと休み、体力の余っているものはホテルのプールを存分に楽しみました。12時30分、無事にすべての部屋のチェックアウトを終え、最後にダナン三日月の責任者の方に、5日間お世話になったお礼のご挨拶をしました。その際、「ベトナムに限らず、どの国に行ってもそこで見えてくるものは1回目と2回目では全く違います。だから1回だけではなく、2回3回と渡航したうえでその国を理解する国際人になってほしいです」と、海外での研修を終えようとする我々にふさわしいお言葉を返していただきました。
ホテルをバスで発ち、GOマートというショッピングセンターで各々昼食を摂り、観音様と絶景を一望できることで有名なソンチャ半島、ミーケビーチ、ベトナム雑貨を取り扱うお土産屋さんなどを巡りました。
あっという間に最後の晩餐の時間となり、Golden Dragonというホテルのレストランで最後のベトナム料理を頂きました。ここでは1年生の男子生徒に乾杯の音頭を取ってもらい、それぞれのテーブルで、それぞれの思い出を振り返りながらとても賑やかな夕食となりました。
食事を済ませ、余裕をもってダナン空港に向かいました。全員が搭乗手続きを終えると、今回の研修をずっとサポートしてくれたビックさんと、記念に写真を撮りました。なかには涙を流しながら「元気でね」と別れを惜しむ生徒もいました。
全員が出国審査と保安検査を終え、搭乗までは1時間半ほど時間があったので、空港内で自由時間とし、現地時間0時15分ごろ、全員を乗せた飛行機は空港を飛び立ちました。私自身、疲れのせいかフライト中のことはおぼろげな記憶しかないのですが、トイレで立ったついでに生徒の様子を見に行きました。全員が一見どこにいるかわからないほどぐっすり寝ていました。
日本時間7時15分無事成田空港に着陸し、8時ごろに解散をしました。
この研修で何を感じ、何を学んだかは夏休み明けに振り返る予定です。間違いなく言えることは、彼らにとってただの旅行で終わらなかったのは確かであると思います。
ベトナム語学研修 ~現地レポート4日目~
本日は、このベトナム研修の醍醐味ともいえる1日でした。
今朝は8時半に集合し、ダナン大学で日本語を学ぶ学生たちと交流をしました。まずは互いの通う学校がある市の紹介と学校の紹介をしました。
本校生徒は何週間も前から準備を重ね、プレゼンテーションに臨みました。その甲斐あってとても素晴らしいプレゼンテーションを披露することができました。
その後、4人一組の10グループを作り、グループワークを行いました。それぞれ自己紹介をし、グループ名を決める時間がありました。その際、全員が互いに相手を知ろうと前のめりになっている姿を見ることができました。グループ名の発表の際には全員で声をそろえて発表するグループもあり、早くもチームワークを発揮していました。
今回の課題は、「ダナンに来る日本人に対して、観光のおすすめをプレゼンしなさい。ただし、グルメ以外とする」という、なかなかの難問でした。そもそも、旅行や異文化理解で必須となる「食」を抜きに考えるのは、相当難しい取り組みになることが予想されました。昼食の時間が迫っているという事情もあり、当初1時間あったグループワークの時間が40分に削られた状況で懸命に共同作業に取り組み、なんとか時間内にすべてのグループが資料の作成を終えました。
いよいよ発表となると、それぞれがパワーポイントを駆使して、おすすめの観光地を紹介してくれましたが、短時間で作ったとは思えない、クオリティーの高いものになりました。全員一列に並び「よろしくお願いします」と声をそろえて挨拶をする様子や役割を決めてスムーズに進行する光景を見て、生徒たちは研修前よりも格段に成長していることが実感できました。
10グループの中から最も優れたプレゼンテーションが選ばれました。栄えある1位は、1年生と3年生ペアの「たこ焼きグループ」でした。SUP(ボード上に立ちパドルを漕いで水面を進むアクティビティ)に焦点をあててダナンビーチの魅力をアピールした構成が好評を博し、学校長からも高く評価されました。
ダナン三日月での昼食を終えると、14時から日本とも歴史的なつながりのある、古都ホイアンへ向かいました。19時までの自由行動では、それぞれのグループの大学生が、おすすめのスポットへ高校生を案内してくれました。後の報告によれば、日本橋(「来遠橋」16世紀末日本人町の住民によって建造された橋。1999年世界遺産に登録)を見学したり、灯篭流しを体験したり、名物料理を食べたりと、たくさんの経験をさせてもらったようです。
ホテルへの帰路、疲労もあったはずですが大学生と談笑しながら、日本の手遊びを楽しむ姿がありました。お別れの時、互いに代表者が挨拶をし、写真を撮ったり、ハグをしたりして別れを惜しむ姿を見て、日越のかけ橋の萌芽が生じる瞬間を見た思いがしました。今回のささやかな交流が、将来さらに大きな交流へと発展してくれることを祈りたいです。
ベトナム研修ついに最終日! ~生徒レポート~
本日の予定は12時にチェックアウト、12時30分からGO!DANANGというスーパーマーケットで昼食をとり、その後移動してお土産屋さんでお買いもの、ハンチャ島で観光をして、最後はミーケビーチへ行き景色を楽しんで夕食をとり、その後空港へいくという予定です。
12時集合なので朝早く起きてプールへ行ったり、ゆっくりと最後の朝食を楽しんだりと、各々ホテルでの最後の時を過ごしました。集合時間になりと口々に「帰りたくない」という声が聞こえ、私も友人と帰りたくないと話し合っていました。昼食と買い物を終えると、次にハンチャ半島の観光です。こちらには最近できたお寺があり、大きな白い仏様で有名です。ベトナムでは台風が一年に15以上来るそうです。台風の影響は甚大で、風雨は街に大きな被害を及ぼします。そこでこのお寺が建てられたそうです。このお寺で人々がお祈りをするようになると実際に台風の威力が弱くなり、その被害が減ったそうです。霊験あらたかなこのお寺には多くの人々がお祈りに来ます。実際に私たちが訪れたときも多くの参拝者が来ていました。私たちもお祈りをしました。そこはいわゆる聖域とされる場所なので、短いスカートやハーフパンツをはいている人はお祈りの前に腰にまく長いスカートのようなものを巻かなければいけませんでした。内装も外装も華やかでとても美しい場所でした。人々がお祈りをする姿を見ると、たくさんの人々がこの寺院をいかに大切にしているかを実感しました。
次に向かった先はミーケビーチです。ミーケビーチでは多く人が海に入り遊んでいました。私たちはこのあと空港に向かうのでガッツリ遊ぶというわけにはいきませんでしたが、最後のベトナム観光なので、各々写真を撮ったり足だけ海に浸かったりと最後まで楽しんでいました。そしてその後レストランで夕食をとり、空港へ向かいました。
今日のことを含めベトナムでの日々を思い返していると、バスはあっという間に空港に到着。空港内に入ってそのままの流れで出国審査を抜け、あとは飛行機を待つだけになりました。旅の仲間たちとベトナムでの思い出を話しながら飛行機の搭乗時間を待ちました。あんなことが楽しかった、これがもう一回したいなど、たわいもない話をしました。その後無事に家へ帰りました。
この5日間はとても短い5日でした。いろんな経験をたくさんしました。決してすべてのことが上手くいったわけではありません。しかし上手くいかないことからどのように行動すれば良いかを学ぶことができました。苦しかった思いがあったからこそ、全てのことを全力で楽しむことができました。今は、楽しかったという気持ちでいっぱいです。このような機会に恵まれてとても感謝しています。行ってきていいよと背中を押してくれた両親、引率してくださった先生やガイドの皆さん、交流してくださった現地の方々、感謝してもしきれません。この経験や思い出は一生忘れません。そしてこれまで得てきたことを今後の人生に活かしていきたいと思います。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート4日目~
ベトナム研修、今日で4日目(7月17日)です!残すところ今日を含めあと2日になりました。少しずつなごり惜しい気持ちが芽生え、帰国のための荷造りがなかなか進みませんでした。残りすくない日数の中で今日の予定はダナン大学の学生と交流、及びホイアン観光です。
朝食を食べその後すぐにホテル三日月で、日本語を専攻している大学生と交流が始まりました。全10班、4人で一班です。そのうち2人は大学生で私たち高校生1人に対し、大学生の方が1人という人数構成でした。同じ班になるメンバーはくじ引きで決まり、お互い初対面の状況から交流が始まりました。
最初はグループのプレゼン活動です。このプレゼン活動はダナン市にあるおすすめ観光スポットを調べ、紹介するというものです。その後お昼を一緒に食べ、午後からホイアン観光です。ホイアンまでバスで向かいそこからプレゼン資料を作った班で各自自由行動でした。ホイアンでは大学生の方が案内をしてくれました。おすすめの観光スポットや街並みが綺麗な場所を厳選して紹介してくれました。ホイアンには新しいお店もたくさんあるのですが、街並みには独特の特徴があり、どこか懐かしさを感じる雰囲気があります。赤い花を咲かせているサルスベリと色鮮やかな提灯が、街の風景に彩りを添えていました。
ホイアンは古い歴史を持つ都市なので家や建物には時代を経た古いものがあると、大学生の方に教えてもらいました。祖父祖母の世代からさらに時代をさかのぼる建造物もあるそうです。街並みから感じる特徴的な馴染み深さは、古いつくりの家々から生まれているのかもしれません。明るいうちは暑いため人影が少なかったのに、日が沈むと急に多くの人出で賑わうようになりました。黄昏時が過ぎると、また雰囲気がガラッと変わりました。群青色の空を色とりどりに飾る赤やオレンジ、青などの提灯、人混みの中に映える華やかなお店のネオンの看板、川に流れる舟の優しいろうそくの色など、明るく人を包み込む雰囲気から、人を惹きつける妖しい魅力を放つ雰囲気に変わりました。その魅力に私も虜になりました。みなさんにも是非ホイアンを訪れ、この魅力を直に体験してほしいです。
大学生との交流は楽しく思い出深い体験となりました。みなさんはとても優しく、街の案内ばかりでなく、時には通訳となり現地の人達とのやり取りを手伝ってくれました。私たちの質問にも丁寧に答えくれたおかげで自分達だけではわからなかったことをたくさん経験することができました。今回の交流や観光では、実際に異国の街を散策することの楽しさを知り、異文化に囲まれた街で過ごすことに魅了されました。いつの日か、このワクワク、ドキドキする感覚をもう一度体験したいという気持ちがとても大きくなりました。
明日は最終日です。悲しいですが明日も全力で取り組めるようしっかり体を休ませたいと思います。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート3日目~
語学研修も三日目になり、研修期間も折り返しになりました。ベトナムの街の雰囲気にも慣れてきて研修日初日よりも肩の力が抜けてより一層全力で楽しめるようになってきました。本日の予定はカヨン族の方々と交流です。交流の内容はカヨン族と伝統舞踊を踊る、カヨン族の身につけているビーズアクセサリー作り、カヨン族の生活体験です。少数民族との交流という日本ではあまりなじみのない言葉に対し内心とてもわくわくしながら、それと同時に相手の文化や暮らしについて知ろうとしすぎて失礼なことをしてしまわないかと少しばかり緊張をしていました。
緊張と興奮が混じる中、ホテルから2時間以上かけてカヨン族の住む街へ2台の小型バスで向かいました。目的地までの行程は、それはそれは険しく狭いでこぼこ道で、まるで遊園地のアトラクションに乗っている感覚でした。建設途中の橋の脇にある曲がりくねった側道を通ったり、窓も開けられないくらいの距離で車とすれ違ったり、まさにスリル満点の道のりでした。そんな道を無事に通り抜けてついにカヨン族との交流がスタートしました。少しドキドキしながらバスを降りるとそこにはカヨン族の方々がすでに待機されており、温かい拍手と一緒に出迎えてくださいました。
到着後カヨン族の方々がウェルカムダンスを披露してくださりその後もビーズアクセサリー作りでも1つ1つ丁寧に教えていただき、自分のお気に入りのアクセサリーを作ることができました。またカヨン族の生活体験では実際に家の中に入りどのように生活しているかを身振り手振りで一生懸命に教えてもらえたおかげで多くのことを知ることが出来ました。
みなさんから丁寧で友好的な対応で接していただいたので、最初にあった緊張が次第に解けていくのが分かりました。最後にはカヨン族の方々と交流し、彼らの文化や暮らしを直に体験できたことの嬉しさだけが残りました。
ホテルに帰ってもその興奮は冷めやらず、ビーズアクセサリー作りで頂いたネックレスやブレスレットを見ては今日体験したことを思い返しました。そして、この研修がいかに私にとって大切な経験であるかを感じました。知らないことを知ろうとする。知らない言語・文化を体験する。単純かもしれませんが機会に恵まれないとできないことの1つだと思います。しかしその経験がいかに人生においてとても大きいものになること私は身を持って体験しました。知らなくてもいいかも知れない、でも自分の知見を広げ経験を培うには知らなくていいことを知ることが意外と重要であることを改めて実感し、今後もたくさんのことを経験したいと強く思いました。 明日はダナンの大学生との交流および市内観光です。今からでもとてもわくわくしています。明日もとても楽しみです。
ベトナム語学研修 ~現地レポート3日目~
米本先生から、7月16日(水)の報告です。
「本日は、言語は人と繋がるための鍵であり、互いを理解し合うための単純かつ重要なツールであることを実感した1日でした」
今朝は、8時に2台のバスで出発し、ダナン南方の山奥にある少数民族、カヨン族の村に向かいました。この村は、FIDRという日本のNGOが開発援助を行っており、今回初めて観光地デビューしたそうです。片道3時間ほどかかる道中では、大型バスが通れないほど狭い道でダンプとすれ違い、まるでジェットコースターのように起伏の激しい山道は未舗装の部分が多く、路面の凸凹に悩まされました。
村に到着したのは11時を過ぎていました。すでに気温がかなり上がっていたため、バスを降りた途端、滝のような汗が流れました。そんな中、カヨン族のみなさんが我々の到着をダンスで歓迎してくれました。私たちがその踊りの輪に加わることが、交流のスタートとなりました。歓迎のダンスが終わると、早速ビーズ作りを体験しました。ビーズはカヨン族の伝統工芸品で、ネックレスやブレスレットなどの装飾品として用いられています。カヨン族の人達はベトナム語で説明するので、ガイドさんの力を借りながらの作業となりました。悪戦苦闘の末、なんとか全員が世界で一つだけのブレスレットを完成させることができました。昼食では、現地の料理を堪能しました。ちまきをはじめ、周辺の山菜炒めや竹の子と豚肉炒め、豚の串焼きなどたくさんの料理をご馳走になりました。囲炉裏を囲んでの食事が功を奏し、次第に打ち解け話が弾みました。さっきまで会話ができずに苦戦していた生徒たちが、聞きたいこと一つひとつをベトナム語でなんと言うのかをガイドさんに聞きながら、なんとか仲良くなろうとしていました。生徒たちの探究心とチャレンジ精神は私も見習わなければと思いました。
午後は、男女に分かれてカヨン族の生活体験をしました。彼らはいまでも伝統的な高床式の家に暮らし、臼と杵で精米したコメでちまきを作っています。生徒たちは慣れない手つきで玄米を杵で突いていましたが、力が弱すぎるとやり方を教えてくれた女性から笑われてしまいました…。暑い陽射しの中でしたが、狩猟用のクロスボウで矢を射たり竹かごを編んだり、みんな初めての体験に夢中で取り組んでいました。なんでもスーパーの棚に並んでいる日本の生活とは違い、全ての営みを自らの手で行うカヨン族の生活から、生徒たちは強い刺激を受けた様子でした。
いよいよお別れという場面では、皆握手やハグを交わしながら別れを惜しんでいました。その光景は、互いを理解し合おうとする姿勢が他国の人々との絆を生み、言葉の役割が不可欠であることを再認識させるものでした。生徒たちが、カヨン族の同年代の子どもたちから、たくさんベトナム語を教えてもらっていた場面が大変印象的でした。
夜はロッテマートで食事を摂りスーパーで買い物をして、20時ごろホテルに戻りました。そこから22時ギリギリまでプールで遊ぶ生徒が多くいましたが、今日は絶対に疲れていると思うので、明日のダナン大学生との交流に備えて、ゆっくり休んで欲しいです。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート2日目~
参加生徒の新井さんからの第二報です。
ベトナム研修の記事です 7月15日、ベトナム研修二日目です!ホテルにとまって一日目、朝のホテルのベランダからは輝く太陽と海が見え、その景色はとてもきれいでした。朝ごはんはホテルのバイキングで様々な種類のご飯がある中、自分の好きな朝ごはんを食べて一日がスタートします。本日はダイワ精工ダナン工場訪問その後ダナン市内にある支援センターで交流。その後ホテルに戻ったらホテルのウォーターパークで各自好きなように遊ぶという日程でした。
はじめはダイワ精工ダナン工場の訪問です。この工場では釣具のリールを製造している工場です。工場では普段は知ることのできない製造現場を、解説を聞きながら回りました。このベトナムの工場は製品の普及化を担っている工場であるため多く製品を比較的に安い値段で製造している工場だそうです。多くの部品が並び大きな機械もたくさん設置してありました。工場と聞くと全て機械が製造していると思っていましたが、こちらでは機械で効率化を図りながら、必要な工程はしっかり人の手によって作業が行われていました。大量生産とは言え、1つ1つ製品に対して真摯に向き合い、人と機械が適材適所で活躍している印象でした。説明の中で「たくさん作るからといって1つ1つの品質をおざなりにしているわけではありません」という言葉を聞きましたが、その言葉の以上に工場の皆さんが素晴らしいお仕事していると実感することができました。クオリティも製造の量も追求する姿にとても感銘を受けました。
次は支援センターに向かう前にお昼ご飯です。ベトナム料理のレストランでご飯を食べました。そこでは校長先生がお昼ご飯をごちそうしてくださいました。生春巻きや焼き春巻など馴染みのある料理もありましたが、だからと言って全て日本と同じ味ではなく食べたことのない味を経験できました。またその中でも私のお気に入りのご飯は自分で巻いて作るバインセオです。見た目は味が濃そうな感じですが、思っていたよりさっぱりと食べられました。具材をライスペーパーに乗っけて食べるので、自分で量を調節できるし苦手な物はそれを省いて食べられます。バインセオを含めほかの料理もとてもおいしかったです。
最後に支援センターです。 支援センターではけん玉や風船で一緒に遊びました。言葉が通じないもの同士でしたが、ボディランゲージや音楽を通じてこころを通わせることができたと思います。言語が使えるか否かよりもコミュニケーションをとろうとする気持ちが大切だと感じました。
その後はホテルのウォーターパークで各自自由時間を過ごしました。ナイトプールもとても素敵で写真映えもするのでとても思い出に残りました。明日以降行く機会があるのでまた全力で遊びたいと思います。
ベトナム語学研修 ~現地レポート2日目~
引率の米本先生から、レポートが届いています。企業や施設を訪問し、様々な体験を通して
精力的に学んでいます。7月15日(火)の様子です。
本日は、今までの何倍も視野の広がる1日でした。
ベトナムとは2時間の時差(ベトナムが2時間遅れ)があり、今朝はそのせいか、みんな早起きだったそうです。実際、私も現地時間の朝5時に目が覚めました。
午前中は、リールなどでお馴染みの釣り具メーカー、ダイワ精工ベトナム工場に伺いました。始めに、今やグローバルブランドとなったダイワ精工を傘下に収める、GLOBERIDEについてご説明いただき、ベトナムに工場ができた経緯などを教えていただきました。その後、工場見学ツアーに行き、一つひとつの製品に対するこだわりなどを教えていただきました。最後に、10人近くの生徒からの質問に丁寧に答えていただき、実際に海外で働くには自分に何が必要なのか、高校生としての今の貴重な時間をどのように使うべきなのかがはっきりと見えてきたかと思います。
お昼にはダナンでは有名なマダムランというレストランに行きました。そこでは定番のベトナム料理である生春巻きやフォーなどたくさんのローカルベトナムを堪能しました。
午後は、ダナンにある福祉施設を訪問しました。この施設はこれまでに2度訪問していますが、今回もとても温かく迎えてくださいました。日本からは駄菓子を持参して食べてもらったり、けん玉で遊んだり、風船を一緒に膨らませてヨーヨーを作ったりしながら交流を深めました。また、誰でも知っている有名なK-POPを流して一緒に踊ったりと、とても賑やかで、ついさっき初対面したとは思えないほど仲を深めておりました。施設を離れる際には、別れを惜しんでハグをしあう姿が見えました。
現地時間の16時30分ごろホテルに到着し、生徒たちはダナン三日月の見どころであるウォーターパークに走っていきました。
明日は、ベトナムの少数民族であるカヨン族の村に伺います。昨年は、引率の米本が大学生の時にも訪問したカトゥー族の村に訪問したのですが、今年はベトナムでの大雨の影響でカトゥー族の村に行く道が通れないとのことで、急遽似た文化を持つ別の村を訪問することとなりました。また別の村に訪問できるのは、米本にとってもうれしいです。1日かけて村を訪問するので、今日の疲れが残ったまま行ってしまったら体調を崩しかねませんので、今日も全力で楽しみつつも、ゆっくり休んでもらえればと思います。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート1日目~
語学研修の現地レポートは、参加生徒の新井穂花さんからの協力を得て、記事と写真を提供してもらっています。10代の感性が光る、なかなかの力作です。
ついに待ちに待ったベトナム研修! 7月14日朝の6時45分に成田空港に集合し、9時発の飛行機にのって向かいました。台風5号が接近し雨が強くなり、一時どうなるかと思いましたが、無事出国することができました!長時間のフライトで、かなり体力を持ってかれましたが、とても美味しい機内食や、丁寧な接客のキャビンアンテンダントさんのおかげで快適に過ごせました! ベトナムにつくと日本とはちがう、重たい湿気のある暑さ、肌を突き刺すような日差しを感じ、また見るところ見るところ、読めない言語の看板や見たことのない植物などがあり、今まで見たことない世界が広がっていました。ついに無事にベトナムに着き、初めて訪れた国への不安や緊張、そしてそれと同じ位のわくわくを胸に秘め、海外研修一日目がスタートしました!
ベトナムに到着した日から研修の一日目が始まります。最初に向かった先はダナン大聖堂です。ピンク色の壁が特徴の大聖堂、思っていたより素敵なパステルカラーのピンクで思わず「カワイイ」という言葉がでてしまいました。仏教色の強いベトナムのイメージからかなりかけ離れているものですが、実はベトナムでは仏教の次にキリスト教が広まっているらしいです。そこには今までのベトナムという土地がどのような歴史を持つのかが鍵になっています。日曜日はミサがあるため見学ができないそうです。
次に向かったのはチャム彫刻博物館です。ここではベトナムの古代チャンパ王国の遺跡を間近で見ることができます。古代文明と聞くと中国やメソポタミア、インダスなどが有名ですごいと思っていましたが、この古代チャンパ王国の遺跡もとても素晴らしく、印象にのこるものでした。造形の細部までも確認できるくらい、遺跡を間近で見ることができました。どのような出来事があったのか、その遺跡の歴史を肌で感じる事ができます。歴史が苦手と感じている人も、ぜひ行ってみてほしい場所です。
次は五行山です。ここはとても高い山で上へ登るのに専用のエレベーターを使ってある程度の高さまで行きそこから徒歩で山を登りました。暑さで汗を滝のように流しながら少しずつ山を登りました。その高さ故の絶景はもちろん、様々な場所がとても美しく写真を撮る手が止まらなかったです。その山にはお寺や洞窟などがあり神聖で厳かな雰囲気のある場所も多く、不思議とこころが落ち着くような場所でした。絶景好きの方や体力に自信がある方はぜひ行ってほしい場所です。
次はドラゴンブリッジを見に行きました。金色に輝く躯体は川の端から端をつなぎ、威容を誇るその姿は、まさに圧巻そのものでした。正直予想していたよりすごかったです。
最後はご飯調達です。自分たちで用意しなくてはいけないご飯は自分で買いに行き、調達します。場所はGoMARTです。そこはフードコート、スーパーなどがあり自分が食べたいものをしっかり買えました。 その後はホテル三日月に行きこれからの研修のため体を休ませました。 以上が一日目の研修になります。これからの研修もとても楽しみです!
ベトナム語学研修 ~現地レポート1日目~
昨日、日本を発った語学研修引率の米本先生から、早くも出発と現地の様子をレポートしてくれました。
7月14日(月)日本時間6時45分、成田空港にて海外研修参加者全員が集まりました。チェックインが混み合っていたこともあり、慌ただしく保護者とお別れをする姿がありました。 その後、保安検査をトラブルなく通過し、無事に全員が搭乗することができました。中には初めての海外渡航という参加者もいて、不安と興奮が入り混じった表情を浮かべる生徒もいました。
飛行機は予定通り、9時過ぎに離陸。現地時間12時40分にベトナムダナン空港に着陸しました。機内では、早速、学校で習った英語で飲み物や食事を注文する機会があり、不安ながらも思い切って知っている単語を使う姿を見ることが、英語科教員としてはとても嬉しく、印象的でした。入国後は昨年の研修も担当してくださった現地ガイドさんと合流し、予定通りダナン大聖堂、チャム彫刻博物館、五行山、ドラゴンブリッジ等を観光しました。雨の心配もありましたが、我々を歓迎してくれているかのように晴れていました。照りつける異国の太陽の下で、生徒たちは一生懸命パワースポットの五行山に登りました。
その後、ドラゴンブリッヂ近くで各自記念撮影をし、ヴィンコムプラザのフードコートで各々好きな夕食を摂りました。自分の知らない土地で自分の好きなものを食べ、日本とは全く雰囲気の違うスーパーで買い物をした経験は、計り知れない価値があるかと思います。
夕食後はダナン三日月ホテルに向かい、甲斐さんと小林さんが参加生徒を代表してホテルのスタッフのみなさまに挨拶。各自の部屋に入りました。中にはこの貴重な時間を無駄にしたくないと、野外プールに走って行った者もいました。明日はダイワベトナム様、福祉施設への訪問です。寝坊をしないよう、しっかり体を休めて明日に臨みます。
終業式
明日から始まる待望の夏休み、全生徒が至真殿のメインフロアーに集い、終業式が行われました。
生徒会長の沖君が、「明日から夏休みが始まります。人生で過ごす夏休みはもうあと少ししかありません。この約50日間をどのように使うかがとても大切になるでしょう。多くの思い出を作ったり、受験に向け猛勉強したり、何もせずただ夏休みが過ぎてしまったと言うことが無いように1日1日を大切に過ごしていきましょう。 そして、夏休み明けの始業式の日には選挙を行う予定です。立候補してくださったみなさんありがとうございます。選挙についての詳しい説明は当日行いますので、よく話を聞きましょう」と挨拶をしてくれました。
学校長は、ディズニーランドへのバス遠足、初の生徒立案企画のドッジビー大会、めざましい部活動の活躍等を振り返り、「2,100名という多くの生徒で始まった‘25年度は、4月からの授業や学校行事をすべて予定通りに終えて、明日から夏休みに入ります」と生徒達に語りかけました。
「文化部のインターハイ」と呼ばれる高等学校総合文化祭に千葉県代表として出場する和太鼓部、クイズの全国大会『高校生クイズ』に、やはり千葉県代表で出場するクイズ研究同好会に触れ、「文化的な活動でも全国レベルの活躍をする生徒達がいることは、まさに本校の面目躍如です」と賞賛しました。
硬式野球部、軟式野球部、吹奏楽部には「これからが本番です。この夏がよい夏となるよう、全力を尽くしてよい成果を持ち帰ってほしいと思います」と激励の言葉を贈りました。
野球応援に参加する生徒達へは、「応援委員会と多くの有志からなる応援団が、球場に駆けつけて応援します。木更津総合高校が一体となって夏の大会を戦います。みなさん、応援頑張りましょう」と一致団結を呼びかけました。
最後は全生徒へ向けて「こんなに長い期間休めるのは、学生でいる間だけです。受験勉強や部活動の練習に励む人は、精一杯取り組んでほしいです。特に目標がない人についても、規則正しい生活を送り、夏の課題に取り組み、無為に過ごすことが無いようにしてください。事故や犯罪に注意して50日間を無事に過ごしてください。8月28日には誰一人欠けること無く全員がここに集まってほしいと思います」と講話を締めくくりました。
夏休みを無事に過ごすために ~千葉県警内房地区少年センター~
本日は、千葉県警内房地区少年センターより上席少年補導専門員の三縄様が来校され、高校生が夏休みを無事に過ごすために、というテーマで講演をしていただきました。
三縄さまは、まず「明日から夏休みを迎えるということなので、みなさんが犯罪の加害者や被害者にならないために、ということに焦点を当ててお話をします」と、生徒たちへ丁寧な口調で話しかけてくださいました。18歳から成人年齢に達する高校生は微妙な年齢帯で、重篤な罪を犯し警察に補導・逮捕された後、18歳未満であれば保護観察や少年院送致などの処分が下ることがあります。また、18歳以上であれば、罰金刑・拘禁系など成人と同等の処罰を受けることがあるそうです。「犯罪が発生すれば、被害者は大変辛い経験をすることになります。加害者本人も当然厳しい境遇に陥り、家族特に保護者は重い責任を負うケースが少なくありません」と厳しい警告が続きました。
非行を犯した少年たちから話を聞くと、「悩みを抱えていた」「気持ちが不安定だった」そして「誰にも相談ができなかった」と訴える人がいるそうです。三縄様は、「健全な方法で問題を乗り越え、犯罪に手を染めずにトラブルを解決すること。自分で解決できなければ、必ず誰かに相談すること、この2つを是非学んでほしいです」と強く訴えました。
夏休みに入ると、学校の束縛から解かれ自由な時間が増えることから、飲酒・喫煙、深夜徘徊等から生活が乱れてしまう高校生がいます。不良行為に対する心理的なハードルが徐々に下がり、いつの間にか犯罪へエスカレートしてしまうケースが多いそうです。
「落書き」は器物損壊、3年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金。「万引き」は窃盗、10年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。聞き慣れた言葉ですが、改めて法に照らしてみると、決して軽い犯罪ではないことがわかります。
オーバードーズや違法薬物の蔓延。思わぬことから加害者にも被害者にもなってしまうSNS。底なしの奈落に落ちてしまう闇バイト。三縄様は、この数年間に実際に起きた事件を取り上げて、高校生を取り巻く環境が決して安全ではないことを説明してくれました。
イラストや動画を投影しながらの解説は大変解りやすく、生徒たちは三縄様のお話に最後まで真剣に耳を傾けていました。困ったときには、保護者や学校、それが無理なら、三縄様から教えていただいた相談窓口に必ず連絡しましょう。大切なのは、信頼できる大人に相談することです。
野球応援 ~2回目~
本日2回目となる応援練習が行われました。本番の試合前に行われる最後の練習となるため、熱を帯びた練習となりました。
本日は、青雲館へ場所を移動しての練習となりました。応援団長の吉澤君が「14日(月)の対戦相手が先ほど決まりました。本番を見据え、ここでしっかりと声を出して応援ができるよう、頑張りましょう!」と、みんなの士気を高めました。
最初に、応援団旗への敬礼と対戦校とのエール交換の動きを確認しました。団員全員の動作がビシッと決まると、応援団らしい凜々しさが発揮できます。
今回も、野球部員たちが、一般応援団員の列に入り、雰囲気を盛り上げました。本校オリジナル曲「ターゲット」では、エビぞる吹奏楽部の演奏が試合の緊迫感を演出し、「証誠寺」では、団員たちは本気で得点に喜んでいるかのような雀躍ぶりでした。
本校応援団は準備万端を整え、初戦を迎えます。県総合SC野球場では、「オレンジファイアー!」が炸裂します。乞うご期待!
野球応援 ~1回目~
野球部、吹奏楽部、チアリーディング部、ダンス部からなる応援委員会に、一般応援団に名乗りを上げてくれた生徒199名が加わった、初の合同練習が行われました。
前期期末試験最終日、試験を終えたばかりの生徒たちが、本日13:05に集合。応援団長を務める吉澤空遵くんが、「今年も暑い夏になると思います。全員で盛り上がって、甲子園へ行きましょう!」と呼びかけ、練習がスタートしました。
練習場所となる至真殿前の大階段は、生徒一人ひとりの足場が確保できる十分なスペースと適度な傾斜があるため、野球場のスタンドを想定した応援練習にうってつけです。
これまで、吹奏楽部、チアリーディング部とダンス部は、個別に練習を重ねてきました。細部に至るまで完成度の高いパフォーマンスが一般応援団員をリードします。さらに階段を降りきったところと階段の中腹に野球部員が立つことで、一般応援団員がその動きを見下ろしながら、様々な振り付けを学びタイミングを合わせることができます。狙いはバッチリで、全体指導をする嶋野先生は「完璧」の言葉を連呼。初めてとは思えないほどスムーズに練習が進みました。
夏の日差しは厳しく、遮る雲がなくなると肌を射るような日光が直射します。手持ちの温度計は34.8℃を示し、ほぼ猛暑日の気温となりました。でも、応援団員は意気軒昂で、ほぼ1時間半の練習を元気に乗り切りました。
次回の練習は10日(木)。本番を前にした最後の練習となります。
TANABATA LESSON ~1年生英会話~
本校の1年生が履修する「英会話」の授業では、この時季七夕をテーマにしたアクティビティを行います。
生徒たちは、“I wish ☆ ♡ ⚽.”と短冊に書き留める願い事の書き方を、授業を担当するデーモン先生とジェームズ先生から教わります。wishの後ろには、名詞(欲しいもの)かto不定詞(やりたいこと)が続きます。
短冊を作る過程で、生徒たちは何度かネイティブの先生とやり取りをするお約束があります。欲しいものが可算名詞なのか不可算名詞なのかなど、英語としての表現が正しいかチェックを受けたり、好きな色のクレヨンを借りたり、笹に結びつける糸の色を選んだり、自分の意図や要求を英語で伝えて、次のステップへ進みます。
TANABATA LESSONは、生徒たちに人気のアクティビティで、「これ、英語でなんていうの?」と相談し合ったり、友だちの願い事をのぞき込んだり、賑やかな雰囲気の中で生徒たちはせっせと作業に取り組みました。
誠意の門にぬけるエントランスには立派な笹が用意されていました。1年生18クラス、およそ700名と語学コースの2、3年生37名の生徒たちが願い事を短冊にしたためました。梅雨明け間近、短冊がそよ風に揺らめきます。
信男教育学園生徒来校
中国から信男(シンナン)教育学園の生徒さんが来校し、交流会が催されました。
信男教育学園は、上海にある国際高校です。独特なのは、「日本留学コース」を設け、3年次からの日本の高等学校への留学に向けて、日本の高校とほぼ同じカリキュラムで授業を行っているところです。日本の生活習慣に慣れるよう、清掃や部活動など、日本的なことをできるだけ幅広く取り入れた教育方針が多くの注目を集め、中国全土から入学を希望する生徒数が増加しているそうです。
本日は、上海奉贤校より27名、広東省の系列校、深圳校より13名の生徒さんが来校し、本校の授業やクラブ活動などを見学しました。
真板幸男記念館で行われた歓迎セレモニーでは、学校長が「みなさんの多くが来年は日本の高校に留学予定だと聞いています。日本の高校生と交流し、日本の高校の日常を見学するという本日の体験が、今後に活かされることを願っています」と歓迎の言葉を伝えました。本校の代表生徒は中国語で、信男教育学園の生徒さんは日本語で、互いに挨拶を交わしました。
生徒さんが制作した、奉贤校と深圳校の紹介動画を見せていただきました。充実した設備が整い、ゴルフ練習場やスケートボード場を備えた校内の様子に、本校の生徒たちはビックリしていました。
セレモニー後には、交流会が開かれました。双方の気のあったグループ同士が、車座に椅子を並べてフリートークが始まると、思った以上に会話が盛り上がりました。信男教育学園の生徒さんたちの日本語力が高く、15分ほどの短時間でかなり打ち解け合うことができました。
放課後は、剣道部、柔道部、バスケットボール部などを見学しました。和太鼓部では、迫力の演奏に魅了され、多くの生徒さんが和太鼓の試し打ちを楽しみました。最後に、チアリーディング部とダンス部からなる応援委員会を見学しました。ちょうど野球応援練習の真っ最中。おそらく日本独特のパフォーマンスに、中国の高校生のみなさんは興味を示してくれました。
最後は、名前を呼び合ってのお別れとなりました。出会ったばかりの友だちに一生懸命手を振って、別れを惜しみました。
保育実習 ~保育・幼児教育コース~
保育・幼児教育コースに所属する2年生と3年生が、君津学園の畑沢幼稚園、金田幼稚園で「保育実習」を実施しました。また、来年度同コース専攻を希望している1年生が、金田幼稚園で「保育見学」を行いました。
2年生は、畑沢幼稚園で実習を行いました。園児たちを前にしての挨拶では、子どもたちからの熱い視線を感じて、少し緊張しながらの自己紹介となりました。
3年生は、金田幼稚園で実習を行いました。エプロンシアターと手袋シアターの実演を行いました。「保育実習」の授業で用意したエプロンと手袋は、手作り感が伝わる労作でした。練習を重ねた甲斐があり、園児たちには大変喜んでもらえました。
1年生は、金田幼稚園で保育見学をしました。体育の授業のお手伝いでは、園児と一緒にパラバルーンの練習をしました。先生の指示で園児たちと協力して技を繰り出し、できたときの喜びを分かち合いました。
生徒たちはどちらの園でも、園児たちと外遊びをしたり七夕飾り作りのお手伝いをしたり、様々な活動を通して、幼児教育の実践に取り組みました。また、英会話教室やICT教室なども参観し、いまどきの幼児教育のトレンドを体験することができました。
100名を超える生徒たちが、現場でなければできない、貴重な学習をすることができました。ご協力いただいた、両園の先生方には厚く御礼申し上げます。
【日程等詳細】
6月11日(水) 保育・幼児教育コース2年生 22名 畑沢幼稚園
6月17日(火) 保育・幼児教育コース2年生 21名 畑沢幼稚園
6月12日(木) 1年生保育見学 24名 金田幼稚園
6月13日(金) 1年生保育見学 19名 金田幼稚園
6月18日(水) 保育・幼児教育コース3年生 19名 金田幼稚園
6月19日(木) 保育・幼児教育コース3年生 18名 金田幼稚園
全体育館にエアコン設置完了!
本日、青雲館にもエアコンが設置されました。これで、3つの体育館すべてで冷暖房完備の環境が整いました。
先週、関東地方に梅雨入りが宣言されたばかりですが、6月の中旬というのに今週は真夏のような天気が続きました。
うだるような暑さのなか、特に体育の授業や部活動中の熱中症に、警戒のレベルを上げざるを得ない状況になっている、まさにこのタイミングで生徒たちに朗報が届きました。
メイン体育館の至真殿、サブ体育館の至誠館に続いて、もう一つのサブ体育館青雲館の工事が本日終了し、いよいよ3つの体育館すべてにエアコンの設置が完了しました。
エアコンは本日の放課後より稼働し、青雲館を使用する、チアリーディング部と空手道部は、早速その恩恵を受けることになりました。高い位置に設置されたエアコンからは、冷気が降りてきて、快適な様子で練習が行われていました。
去年の記録的な猛暑に迫るような気温が続いていて、本校では今週から授業中であっても積極的に給水することが推奨されています。体育館のエアコン設置はありがたい限りですが、生徒のみなさんには油断をせずこの夏を乗り切ってほしいです。
清和短大 平日オープンキャンパス
清和大学短期大学部で、3年生を対象にした「平日オープンキャンパス」が開かれました。保育・幼児教育に興味を持つ生徒を中心に、136名が参加しました。
今回のオープンキャンパスでは、4つの会場で異なる授業が展開されていて、4グループに分けられた生徒たちは、1コマ(30分)ごとに移動し、4つの授業を受講しました。
4階講義室で行われた「保育」の授業では、清和短大や保育の現場について詳しく説明されました。また、「幼児期の環境が人生の土台を作る」ということが強調されていました。ある研究によると、人と触れあう環境で過ごすことで人との信頼関係を学習し、健全で安全な環境下では積極的な感情が育つ、ということです。勤勉さや学習意欲、社会や健康への関心が高まるなど、幼児期の適切な教育が、子どもがより豊かな人生を送る可能性を広げるのです。
2階美術室で行われた「心理」では、描いた絵から人の性格や性向を探る授業が行われていました。「雨(避けられない負荷を象徴)の絵を描いて」というと、大部分の子どもは傘をさした自分の姿を絵の中に描きますが、傘をささずに雨の中に立つ姿を描く子もいるそうです。生徒たちも同じ指示で絵を描いていました。多くの生徒が自分の絵を見て、肯きながら先生の解説に耳を傾けていました。
大学の階段教室をお借りした授業では、「エゴサーチ」に取り組みました。用意された質問に答え、自分のインサイドヘッドがどの様に構成されているかを分析しました。
体育館では、短大の学生さんにも参加していただき、歩く練習やソフトバレーをしました。本当は小さな子どもたち向けの体育なので、安全に身体を動かすことや集団の中で協調性を養うことなどが学習テーマでした。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)に移動し、全員で昼食をいただきました。ちょっとお洒落なオムハヤシライスで、学生気分を味わいました。
進学ガイダンス ~進学指導部~
1年生を対象にした『進学ガイダンス』が、1校時ロングホームルームの時間に催されました。
1年生に向けて、大学・短期大学に特化した進路ガイダンスが行われました。進学に際しては、志望する学部学科、大学・短大独自のカリキュラムや特色などを調べた上で、必要な受験科目に取り組む必要があります。その準備には一定程度の時間が必要となるため、早めの情報収集は必須です。
本日は、計14の大学・短大から26名の学生(一部修士課程の方、既卒の方を含みます)さんが来校し、「大学・短大で何を学ぶか」「高校での学びとの違い」などをレクチャーしてくれました。高校1年生にとって、「大学」は曖昧模糊とした謎の世界かもしれませんが、在学中のエピソードや現在進行中の就活など、実体験に基づく講義内容は具体的で、生徒にとっては数年後に迫る近未来の透視図となったはずです。
「理系」分野では、先端エネルギー、電子物理、マテリアル、建築など、7つの学科。「教育系」分野では、教育心理、教育、幼児教育から3学科。「社会系」分野では、政治、経済、政策、法律など、8学科。「国際系」分野では、国際教養、国際交流の2学科。「芸術系」からは1学科。計21学科がそれぞれの会場を設け、生徒は1コマの授業時間で希望する2会場のガイダンスを受講しました。年齢の近い先輩たちの話からはエネルギーが伝わり、生徒たちは大いに関心を示しました。
清和大学平日オープンキャンパス
本校の3年生を対象にした、オープンキャンパス(OC)が開催されました。題して「清和大学だからできること(大学を知ろう)」。3年生最大の課題「進路」について、清和大学を「選択肢の一つ」と考える124名の生徒が参加しました。
参加生徒たちは、9:05a.m.清和大学入り口に集合。まずは、大学の先生方や学生さんたちの案内で、大学施設を見学しました。授業が行われている教室、専門書が並ぶ図書館、トレーニングルームを備えた体育館。生徒たちが一番興味を持ったのは、「模擬法廷」と呼ばれる教室でした。裁判長席や被告席などは、実際に裁判所で使われていたもので、法廷の重々しい雰囲気が伝わる施設です。
施設見学を終えると全員が階段教室に集まり、大学の先生方から清和大学の特徴などを紹介するお話を聴きました。「大学概要説明」「大学の授業紹介」「大学卒業後の進路(キャリア教育)」他、4年間で何を学びどの様に過ごすのか、高校生がイメージしづらい細部まで詳しい説明を聞くことができました。
清和大学の大きなメリットは、公務員採用試験の対策講座が授業として開講されていることです。別途受講料を払う補習形式を採る大学もあるのですが、清和大では余分な負担はありません。少人数態勢でゼミが開講されているため、手厚い指導を受けられることも利点の一つです。
3月に卒業したばかりの、月岡翔太さん(3年前に本校を卒業、現在は市原市役所勤務)が、休暇をとってこのOCに駆けつけ、施設見学などを手伝ってくれました。「授業のことでも進路のことでも、分からないことはいつでも質問できる環境がありました。周囲に埋没することなく充実した学生生活を送ることができました」と自らの体験を語ってくれました。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)で昼食をいただきました。スタミナ満点の豚生姜焼き丼に全員が舌鼓を打ちました。
越日交流会 ~2日目~
越日幼小中高等学校の生徒15名と本校生徒40名、生徒たちだけで55名が部活動棟に宿泊しました。昨夜のアクティビティを通して、越・日双方の生徒たちはいっそう親睦を深めることができました。
交流会は2日目を迎えました。生徒たちは起床後に朝食と荷物の整理を済ませて、一緒に登校。越日学校の生徒たちは、バディの生徒が在籍する2年生の教室で朝のホームルーム(SHR)に出席し、そのまま1校時目の授業を受けました。
きょうのSHRでは朝学習が行われましたが、課題が配信されていない越日学校の生徒たちに折り紙を用意し、鶴の折り方を教える担任がいました。ことばの壁はあったものの、クラスの生徒の加勢も加わり、なんとか鶴を完成させることができました。
授業では、英語、総合探求、数学、家庭基礎などの授業が通常通りに展開されていました。様子をのぞくと、バディの横に座りタブレットや教科書を一緒に見ながら、講義に耳を傾けていました。小学生(4年生~6年生)4人が高校生と肩を並べる、微笑ましい授業風景を見ることもできました。
11:15a.m.、越日学校の生徒たちは、本校を後にしました。日本見学ツアー後半には、東京や富士山周辺を巡り、観光を満喫するそうです。
本校での体験と日本の旅がよい思い出になることを祈っています。
越日交流会 ~1日目~
ちょうど1年前に来日した、越日幼小中高等学校のみなさんが、今年も本校に立ち寄ってくれました。15名の生徒さんと引率の先生3名が来校。一泊二日の日程で、本校生徒と交流のひと時を過ごしました。
いま、ベトナムは年度末を迎えています。越日学校では毎年この時期日本見学ツアーを企画し、今回は10歳から17歳の生徒さんたちが参加しました。
木更津市とベトナムのダナン市は、‘19年7月から友好協力関係を締結し、観光、経済、人材の受入等、様々な場面で盛んに交流が行われています。越日学校が木更津を訪れるのも、この友好関係の一環です。
2:00p.m.より図書室で催された歓迎セレモニーでは、学校長が2年前に越日学校を訪れたときに日本語の歌とダンスで手厚く歓迎された思い出を語り、「きょうはみなさんが本校を訪れてくれました。互いに親交を深めてほしいと願っています。いつか本校の生徒が越日学校を訪れ、みなさんとお会いできる日が来ることを楽しみにしています」と挨拶をしました。越日学校のLe Thuy Nga先生が、「日本のことを生徒たちにいろいろと教えてあげてください。ぜひ、みなさんもベトナムに来てください。お待ちしています」とキレイな日本語で返礼の挨拶をしていただきました。両校の生徒の代表が挨拶を交わし、記念品を交換しました。
1日目のきょうは、英会話の授業と帰りのSHRに参加。放課後には、箏曲部、弓道部、和太鼓部に体験入部。日本の高校生の日常を少しだけ体験してもらいました。
寮の食堂で夕食を済ませた後は、部活動棟で一泊です。消灯時間まで、スポーツアクティビティや映画鑑賞等、お楽しみメニューがたくさん用意されています。
生徒総会
全体集会に続いて、「‘25年度生徒総会」が開かれました。議題は生徒会費の決算、予算案、文化祭、生徒会選挙の4項目でした。
総会に先立ち、学校長が「みなさん一人ひとりが生徒会の構成員です。選挙で選ばれた本部役員が代表として、様々なアイデアを出し試行錯誤をしながら活動を続けています。5月に行われた「真心杯」も本部役員の発案から実現した学校行事です。決して他人事 とは考えずに、役員の発表に耳を傾けてください」と生徒たちに訴えました。
議事に入る前に、「生徒総会は、生徒が充実した高校生活を送るために最も重要な会です。短い時間ですが、一人ひとりがしっかりと考えながら参加してください」とアナウンスがありました。
それぞれの議題を担当する役員が登壇し、「‘24年度生徒会会計決算報告」、「’25年度生徒会予算案報告」が審議され、多くの生徒の拍手により無事承認されました。
最後に生徒会長、沖くんが登壇し「真心祭 文化の部」について、今年度のテーマ『木総万博 ~この瞬間を大切に~』と、文化祭ポスターの募集要領が発表されました。
沖くんは「今年度は時期が早まり、残暑の中での開催となります。思い出に残る、楽しいものにしていきましょう!」と呼びかけました。
最後に、生徒会選挙についての連絡でした。立候補受付が本日より始まります。立候補についての詳しい情報は、教室の掲示物と生徒会動画で確認できます。「生徒会オープンデー」は、明日より10日まで、毎日昼休み13:10に、生徒会室にて行われます。
全体集会 ~教育実習生紹介&野球応援募集~
本日の全体集会では、教育実習生の紹介や野球応援参加の呼びかけなど、多くの連絡が伝えられました。
学校長による講話では、「6月に入りましたが、これ以降夏休みを迎えるまで学校行事は予定されていません。期末試験までの期間、授業に集中して学習に取り組んでほしいです。中間試験では科目数が絞られていましたが、期末試験は全科目に試験が課されます。中間試験翌日のディズニーランドへの遠足では、多くの生徒が遠足を楽しんでいる様子でした。楽しむときは大いに楽しみ、勉強すべき時はしっかり勉強する。メリハリをつけた学校生活を過ごすよう心がけてください」と生活面においての努力が呼びかけられました。
つづいて、部活動の活躍について「柔道部、剣道部、ソフトテニス部、卓球部、陸上競技部、空手道部、6つの部活動が関東大会出場を決めています。6月には、3年生にとって3年間の活動の集大成となる、インターハイ予選も始まります。大きな成果を上げられるよう、頑張ってほしいです」と、大きな期待を寄せました。
教育実習生の紹介に際しては、「7名の実習生は、4年前には制服を着てみなさんと同じようにこの体育館で話を聞いていた本校の生徒でした。実習期間中は、勉強を教わるだけではなく、身近な先輩としてぜひ高校生の頃の話、大学生活他、いろいろな話を聞いて学んでほしいと思います。実習生のみなさんも、高校生から様々なことを学んでください」と、生徒と実習生、双方に呼びかけました。
森下副校長から、実習生の名前と担当教科が一人ひとり読み上げられました。各実習生は、かつて所属していた部活動の思い出や実習への意気込みを伝えました。森下先生から「最後にもう一度大きな拍手をお願いします」と呼びかけると、会場から温かい拍手が送られました。
森下先生からは、「7月5日から、『全国高等学校野球選手権 千葉大会』が開幕します。本校は昨年、優勝校として甲子園に出場しました。昨年の大会を通じて、応援の力がいかに大きいかを実感しました。応援する側と選手が一体となって一つのことを成し遂げるという体験は、他では経験できない、大きな感動になります。県下148校の頂点に立ち、2年連続9回目の甲子園出場を目指しています。応援団がチームとなり一丸となって応援してくれる人を募集しています」と野球応援参加が呼びかけられました。
進路ガイダンス ~就職・進学指導部~
本日1校時、3年生を対象にした「進路ガイダンス」が開かれました。就職を希望する生徒と進学を希望する生徒たちは、それぞれ青雲館、至誠館に集合し、担当者から詳しい説明を受けました。
就職指導部長の寺岡先生は、「このガイダンスは、君たちが第1志望の就職先、優良企業や好待遇の会社を射止めるための作戦会議です。しっかり聞けないのであれば退場してください」と、厳しい口調で生徒たちに訴えました。
まず、「あいさつ」「意欲」「遅刻・欠席」「学力」など、社会人がどのような点で評価されるのかを例に挙げ、改善すべき点がないかと生徒たちに問いかけました。
就職活動をする生徒には、5月から6月にかけては、インターンシップ、面接練習、校内説明会など、ためになる催しが多数用意されています。7月の求人票掲示、職場見学。お盆を過ぎるとすぐ、就職申し込み、校内選考。9月の「入社試験」まで、短い期間にやらなければならないことが目白押しです。
「職場見学は一人で何回もすることができますが、9月16日から始まる採用試験では一人一社しか受けられないというルールがあります。だからこそ自分に合った、一番よい会社を選ぶことができるように、職場見学に真剣に臨んでください」と力を込めて伝えました。
最後に、「毎年卒業式を過ぎても就職活動を続ける生徒がいます。残念ながら就活に失敗してしまうことはありますが、我々は最後まで応援します。諦めてはいけません」と生徒たちを激励しました。
進学指導部長の竹下先生は、開口一番「多くの人にとって、次の進路が各自の最終学歴となるはずです。不本意な選択とならないよう十分考える必要があります。ひとりよがりな判断に陥らないように、保護者やクラス担任との相談は不可欠です」と生徒たちに強調したうえで、次のような説明をしました。
・大学や専門学校を目指す場合は、入試要項等必要書類の取り寄せ、出願手続きは、原則生徒自身が 行うことになります。出願書類の不備、提出期日の誤りなどは絶対に避けなければなりません。
・調査書、推薦書等の作成には一定の時間が必要です。請求に際しては、1週間程度時間的な余裕を 考慮して申請する必要があります。
・指定校推薦や公募制推薦については、校内選考を経なければなりません。志望校が設けた基準の他 に、学習態度、出席状況、人物や素行面などが厳しく審査されます。
・総合型選抜・AO入試では、1,200字の志望理由書の作成、提出が求められます。
・併設校(清和大学、清和大学短期大学部)に関して、受験手続き、特待生制度、面接試験等、受験の概要が説明されました。
・面接試験への対応について。
どちらの会場の生徒も、熱心に資料に目を通し、担当教師の説明にしっかりと耳を傾けていました。クラス担任が、心配そうに生徒の手元をのぞき込んでいる姿が印象的でした。
バス遠足
本日は、待ちに待った遠足です。いつもより1時間早く登校し、いざディズニーランドへ出発です。
毎年恒例のディズニーリゾートへの遠足は、ディズニーランドとディズニーシーを交互に訪れています。今年はランドへの遠足となりました。
7:00am過ぎには、全クラス55台の観光バスが本校敷地内に待機。2100人の生徒たちの乗車を待ち構えていました。
生徒たちはチケットを受け取ると気の合う仲間と連れだって、おめあてのアトラクション、お気に入りのレストランへと急ぎます。
小さな頃から何度も来ているはずなのに、来るたびに新鮮な気持ちで楽しめるのがディズニーランドの魅力です。期間限定のスペシャルイベントやグッズ、パレードの賑わいにわくわくドキドキが止まりません。
朝の天気予報では、「午前中は雨」のはずでしたが、予報はハズれて時にはお日様が顔をのぞかせる好天となったうえに、この雨予報のおかげで来場者が大きく減り、生徒たちはほとんど待たずにアトラクションに乗り放題。ランドを満喫の一日となりました。
3:00pmに遠足は終了。現地解散方式となってから3年目。多くの生徒が残り、夜のランドを楽しみます。生徒のみなさんには遅くならないうちに帰宅し、明日の登校に備えてほしいです。無事帰宅することが遠足の鉄則です。明日はみんなの笑顔とみやげ話を期待しています。
(朝の風景)
ケータイ教室 ~生徒指導部~
前期中間試験を終えた本日午後、1年生を対象に、『KDDI スマホ・ケータイ安全教室』が開講されました。
本日は、KDDI スマホ・ケータイ安全教室事務局より小田様を講師にお招きして、高校生の必需品、スマートフォンの安全な使い方についてレクチャーをしていただきました。
学校長は、安全教室の始まりに「スマートフォンを安全に使おうというお話は、おそらく中学生の頃にも聞いたという人が大部分だと思います。そして1年生を対象にした講習を毎年行っているにもかかわらず、SNSでのトラブルやスマートフォンでの問題が多数起きています。どこかで自分には関係がないとか自分には起きないだろうだとか、という意識を多くの人が持っています。しかし当事者になって初めて後悔する人がたくさんいるのです。きょうのお話は、どうか“自分事”として聴いてください」と生徒たちに向けて注意を喚起しました。
アニメーションを通して伝えられた内容は、①インターネットを介した対人トラブル、②スマホ依存症、③闇バイトへの勧誘の3本立ての内容でした。
①は、SNSへの写真や個人名などの無断投稿から生じるトラブルについてのお話でした。個人情報や誹謗中傷を遊び半分で載せてしまうこと自体が問題なのですが、載せられた側が報復行為に出て事態がエスカレート。不当な金銭の要求や時には傷害事件、なんと殺人事件に発展してしまったケースが実話として紹介されました。
②では、写真や動画のアップ、ゲームなどにハマってしまい抜け出せなくなる人の話が紹介されました。スマホは単なる通信手段ではなく、使用者を虜にしてしまう、「魔性の側面」があるようです。小田様は、「アプリを開発・提供する側も、特典などを与えるなどあの手この手で使用者を夢中にさせてしまう仕組みを作っています」と警告します。スマホ依存症は、アルコールやギャンブル依存症と同様、立派な病気です。勉強に支障がでる、人間関係を壊してしまう、さらにひどくなると当たり前の日常が送れなくなるなどの重症に陥ります。
③は、SNS上にばら撒かれている恐ろしい“罠”についてのお話でした。「郵便ポストに封筒を投函すれば5,000円」など、“美味しい話”へ飛びつくと、後戻りできなくなる「闇バイト」の世界に引きずり込まれます。AI技術が高度に発達し手口が巧妙化したせいで、巻き込まれる人が後を絶ちません。
お話を聴いていて本当に怖かったのは、実際に起きた事件・事故に基づいて3つのアニメーションが構成されている、ということです。さらに、当事者は生徒たちと同世代の若者達でした。
小田様は、「自分が巻き込まれないようにすることが大切です」と話してくれました。「でも、もしそうなったら一人で抱え込むことが最も危険な対処方法です。絶対に周囲にいる大人に相談してください。保護者や先生方、どうしてもそれができないのであれば相談窓口があります」と最後に伝えてくれました。「大人に相談すること」、これが一番大切です!
全校集会
本日1校時、至真殿メインフロアーに全生徒が集い、全校集会が開かれました。生徒会長冲くんより、5月2日(金)に催された生徒会企画、「謎解き」の上位2クラスが発表されました。
まず沖くんが登壇し、「第1回 真心杯 謎解き大会」の優勝、準優勝チームの発表をしてくれました。栄えある優勝クラスは特進1年1組、準優勝クラスは、特進2年1組でした。副校長森下先生からクラスの代表生徒に賞状と記念品が手渡されました。
また、沖くんより生徒会選挙の実施方法について変更点が伝えられました。これまで12月に行われていた選挙を早め、8月に実施にするそうです。4ヶ月前倒しにすることで、「新旧の生徒会本部役員がともに活動できる期間を作り、引継ぎの円滑化や行事の活性化を図る」ことが狙いです。6月に告知し立候補者を募ります。1年生も立候補できますが、学校行事などは未体験のことばかりです。でも、説明動画や「生徒会オープンデー」を用意してくれるそうです。不安やためらいは不要です。
次に生徒指導部長鈴木先生から、中間試験明けに予定されているバス遠足について諸注意が伝えられました。現地での身だしなみやマナーを厳守!ルールを守ってこそトラブルを未然に防ぎ、思いっきり遠足を楽しむことができます。
本日の講話は、森下先生からでした。「新年度開始から1ヶ月が経ちました。この時期よく話題になるのが『五月病』です。ある本によると、この病は「自分は所属する集団になじまない」「自分は必要とされない人間だ」「変化がなくてつまらない」等の否定的な思い込みに起因することが多い、と解説されています。勉強であれ運動であれ、やる前から「難しそうだ」「自分にはできないのでは」と思い込んでしまうことはありそうな話です。私たちはよく「日々の生活に何も変化がなくてつまらない」と思い込んでいないでしょうか?否定的な視点から物事を決めつけてばかりいると、前向きな気持ちは失せてしまいます」と語り、思い込みや決めつけには危険が潜んでいるのでは?と生徒たちに問いかけました。余談だけれどと断りながら、「私は『いいこと日記』という日記をつけています」と打ち明けてくれました。「生徒があいさつをしてくれたとか、いつもの定食屋でおかずを一品サービスしてもらったとか、その日にあったよいことを記しています。振り返って読むと、ささやかだけど楽しいことは意外に多いと感じます。そして日々の生活は決して同じではないということにも気づきます。昨日できなかった問題を解けた、いままでできなかった技ができるようなったとか、昨日とは違う今日、今日とは異なる明日を探してみてはどうでしょうか?前向きに考えた方が人生は楽しくなるし、自分を成長させてくれるかもしれません」と控えめながらも、生徒たちに大切なヒントを伝えてくれました。そして「楽しいバス遠足の前には、中間試験があります。今日から勉強に取り組みましょう」と伝えることも忘れませんでした。
真心杯 〜生徒会〜
5月2日(金)、『第一回 真心杯:ドッチビー&クイズ大会』を実施しました。生徒会本部役員の発案で初めて企画された行事です。本部役員が力を合わせ、全校生徒が楽しめるように全力を尽くして取り組みました!
ドッチビーは、午前中に予選トーナメント、午後は決勝トーナメントが行われました。予選トーナメントは、同学年同士での対戦です。全力で戦う1年生の初々しい姿や、2年生の気合のこもった一撃、3年生の結束力の強さを間近で感じることができました。
同時進行でクイズ大会が実施され、試合がない時間帯はクラスで謎解きに挑戦しました。廊下に掲示されたクイズを各自のタブレットをつかって回答するという形式で行われました。廊下でクイズを見つけて立ち止まる生徒、友達と一緒に問題を解いたり他学年と話し合ったりする生徒を多く見かけました。
午後には、予選で勝ち上がったチームと抽選で選ばれた敗者復活チームを含むトーナメントが組まれました。明らかに体力と体格に差がある3年生と戦うことになった1年生、同学年同士の闘いなど様々な対戦がありました。決勝戦に勝ち残ったのは、特進3年1組と3年4組でした。3学年同士、互いに譲れない一戦となりました。激闘の末、『第一回 真心杯』の栄冠に輝いたのは3年4組でした。意地のぶつかり合う接戦となりましたが、勝負を終えると爽やかな笑顔で互いの健闘を称え合いました。
生徒会初の試みでしたが、生徒のみなさんが目一杯楽しむ姿を見ることができて、本部役員一同、ほっと胸を撫で下ろすと同時にたいへん嬉しく思っております。来年も実施できるようにこれからも生徒会活動に取り組んでいきたいとおもいます。
(ここまでの記事と写真は、本部役員の新井穂花さんと新井莉緒奈さんによるものです。クイズの優勝は後日発表されます。)
閉会式では、両チーム代表が壇上に上がり、表彰式が行われました。生徒会長沖君より、「ドッチビーでは、白熱した試合が展開されました。また、クイズでは、頭を悩ませ、仲間とともに力を合わせる姿を見ることができました。先ほどの決勝戦では、クラスや学年の枠を超えた関わりを持つことができました。これからも様々な行事が続きますが、学年を超えたつながりを意識して、今まで以上に盛り上がる催しになることを期待しています」と挨拶をしてくれました。最後に、協力を得た部活動・同好会、教職員の援助に丁寧に礼を述べました。
続いて学校長があいさつに立ち、「今回の生徒会企画の発案は、昨年12月の生徒会役員選挙の時に、何人かの立候補者が「球技大会を実施したい」と公約したことに始まります。実は本校では22年の歴史の中で、全学年一斉に球技大会をやったという前例がありません。全55クラス、総数2,200名の生徒たちが限られた施設の中で一斉に競技に興じるのは無理だ、と私も含め大半の先生方がそう考えていました。しかし本部役員のみなさんが試行錯誤を重ね工夫を凝らし、2,200名全員が誰も退屈することなく充実した行事を実施することができました。しかも大いに盛り上がりました。周囲から無理だという声もありましたが、見事にやり遂げました」と講評を述べました。「チャレンジ精神を失わず困難な計画を実現した本部役員の知力・体力・行動力に、心から敬意を表し拍手を送りたいと思います」と言葉を結ぶと、会場から大きな拍手が送られました。
自衛隊ガイダンス ~就職指導部~
4月28日(月)、放課後に自衛隊ガイダンスを実施しました。教室で行われた説明会には、自衛官を志望する3年生5名、2年生1名が参加しました。けやき広場には特殊車両が展示されました。
防衛省自衛隊千葉地方協力本部木更津地域事務所の 主任広報官である米田様をはじめ、沼田様、須貝様、館山分駐所の東様、元第1空挺団所属の神谷様、そして今年の3月に本校を卒業し現在下志津駐屯地で任務に就かれている橋本さんにご来校いただきました。
けやき広場では特殊車両である高機動車が展示されました。下校時間ということもあり多くの生徒が関心を寄せ、中には運転席に座り写真を撮影したり、自衛官の方と写真を撮らせてもらったりする生徒も見受けられました。自衛官の方も笑顔で対応、丁寧に車両の説明をしてくれました。
ガイダンスでは、まず米田様から「17歳、18歳という年齢で、自分が何に向いているかわからない人は大勢いると思います。自衛隊には様々な職種があり、中には警察官や消防官、事務職員として勤務する人もいます。入隊後には何度も本人の適性を確認し、最適な部署へ配属されます」という説明がありました。基地内の生活では、一人一部屋かパーティションで仕切られたプライベートが守られる空間が与えられること、衣食住がすべて支給されること、休日もとりやすいことなど、福利厚生面で手厚い待遇が用意されていることに生徒たちは関心を示しました。また、退職時には再就職先が斡旋されます。公務員の別業種への道も開かれていて、東京消防庁との提携関係があり、消防官としてその後のキャリアーを歩まれる方もいるそうです。
本校OBである橋本さんからは、試験準備のポイント、現在の訓練の内容などを説明していただきました。特にライフル銃の分解と組み立ての訓練では27人中1番早くできたというエピソードに生徒たちも興味津々の様子でした。
陸海空の職務の違いや特徴、国防上の任務、時には緊迫の場面を語っていただくこともあり、笑顔で耳を傾けていた生徒たちの顔が緊張の表情に変わる瞬間もありました。自衛官のみなさんが私達の平和を守ってくれていると、あらためて実感できるガイダンスでした。
奨学金説明会
高校を卒業して大学や専門学校に進学する学生たちに向けて、日本学生支援機構が奨学金制度を用意しています。本日は至誠館にて、3年生の希望者を対象にした奨学金の説明会が開かれました。
至誠館にはおよそ300名の生徒が集まりました。今年度奨学金を担当する総務部の飯田先生から、奨学金の手続きについて丁寧な説明がありました。
配布されたパンフレットには詳細な説明があるのですが、手続きは少し複雑です。生徒たちは、規定や手順を細部まで確認した上で申請する必要があります。よくある勘違いが、この奨学金は進学後の5月からの支給になります。入学金等の支払いには充てられません。また、進学時に自分から申請しなければ支給が開始されません。さらに、在学中に成績などの現状報告をする義務があります。
残念ながら返済を滞納する人が多く、滞納額は膨大な金額になるそうです。奨学金制度は、寄付金など多くの善意で成り立っている制度です。また、返済金自体が運営資金の原資となっているため、滞納額が増え続ければ制度そのものが成り立たなくなる、と継続を危ぶむ声もあります。
奨学金を受け取る自分自身に対しては当然のことですが、次の世代が同じ恩恵を受けられるよう、「責任感を持って手続きを進めて欲しい」と飯田先生は訴えました。
警視庁ガイダンス ~就職指導部~
本日は、警視庁採用センターから、キャリアアドバイザーをお勤めになる木嶋丈男様が来校し、警察官を目指す本校生徒6名に、採用試験に向けて詳細なレクチャーをしていただきました。
警視庁が他の都道府県警と一番異なるのは、なんといっても日本の首都を守るという重い役割を背負っていることです。首都の警備は、主要な官公庁、行政機関、巨大で複雑な交通網、皇居、海外からの要人の訪問等、カバーしなければならない守備範囲が途方もなく広く、責任重大です。だからこそ抱くやり甲斐や使命感は、ほかの職業からでは得ることが難しいかもしれません。
46,500人を超える巨大組織であるからこそ、潤沢な予算を抱え装備や設備、福利厚生が、日本のどの警察機関よりも整っていることは働く側には大きな魅力です。
もちろん、参加生徒たちが最も知りたい採用試験についても詳しく説明していただきました。実は今年度より、採用試験の回数をはじめ、第1次試験では、「SPI3」の導入や教養試験の出題数削減等、実施方法や内容に変更があります。生徒たちは、論作文試験の要点や面接試験での注意点など、大切な情報を懸命にメモにとりました。
「警察官とは?」という問い掛けに、「人々の幸せを守ることです」、と木嶋様は言い切りました。「悪と厳しく対峙する強さと、困っている人に寄り添う優しさが同時に求められる仕事です」との言葉に続いて、「柔剣道の経験のある人、体力のある特別な人だけがなれる職業でありません」とも説明してくれました。警察官として必要とされる、知識と技能、体力や正義感は、採用後に警察学校でしっかりと教えてもらえます。
木嶋様は、定年を迎えられたときの体験を生徒たちに語りました。自らの警視庁でのキャリアを振り返り「やり遂げた」と大変感慨深いお気持ちを抱いたそうです。これから社会に出ようとする若者たちに、自分が専念してきた仕事を自信を持って勧めることは、誰にでもできることではありません。優しい笑顔と誠実なお話ぶりから、本物の説得力を感じました。
避難訓練
本日1校時、全校一斉に「避難訓練」が実施されました。生徒たちは、放送、学級担任、誘導担当の教師、それぞれから出される注意をしっかりと聴き、指示に従い、真剣に訓練に取り組んでいる様子でした。
月曜朝のLHRで震度6以上の地震が発生。緊急放送で「全員、身を守る行動をとりなさい」と指示が出されている最中に、1階調理室より火災発生の一報が伝わるという設定で避難訓練が行われました。新年度を迎えハウスを移動し、新しい教室で初めて行われる訓練なので、生徒たちは避難経路を前もって確認の上で退避行動を執り、各ハウス(各学年)ごとに決められた避難場所へと移動しました。生徒たちは、各ハウス長からの講評を受けると、次は至真殿へ移動し全体集会が開かれました。
至真殿では、森下副校長から「全員の避難が完了したと報告されるまで、12分24秒。例年と比べても非常に早い避難完了でした。全員が迅速な行動を執ることができました。今回の訓練は、「迅速な避難」「慌てず騒がず」という目標がありました。迅速な避難には素早い行動が求められます。これは必ずしも、避難場所まで速く走ることを意味していません。注意や指示を聴いてから即座に行動することが重要です」と心構えが伝えられました。
また、「杞憂」という言葉にまつわる、中国の故事を紹介し、「1923年の関東大震災、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災を振り返れば、震災は杞憂ではないことが分かります。いつ起こるのかは分かりませんが、必ず起きます。その「いつか」に緊迫感を失わず、次回の訓練にも取り組んで下さい。また、災害は学校にいる時にだけ起こるわけではありません。「万が一」のときにどう備えるか、ご家庭でも話し合う機会を設けて下さい」と避難訓練への講評を述べました。
災害担当、環境整備課長軽込先生からは、今回の設定ではカバーされていない状況を具体的に示し、「学校内で災害が発生した場合は、教員の指示に従って行動するよう」生徒たちに促しました。また、『常時必携 大規模災害発生時における行動マニュアル』を示し、学校以外の場所で被災した場合の対処方法なども紹介しました。最後に、「次回の避難訓練は、日時を予告せずに行います」と伝え、集会を終えました。
海外研修保護者説明会
4月19日(土)午前10時より、本校音楽ホールにて今年度「海外研修保護者説明会」が行われました。保護者・生徒29組の参加があり、大変盛況な説明会となりました。
初めに学校長から、国際教育・国際交流に重点を置いている本校の教育方針と、海外研修の意義が伝えられました。「国際社会の中で日本が経済的な求心力を失いつつあるなか、国内では少子高齢化、労働力不足等、様々な問題を抱えているという現状を認識した上で、現在大きな勢いをもって発展し続けている同じアジアのベトナムから多くのことを学び体験することは、生徒にとって大変意義深いことです」と強調しました。
さらに、「ベトナムでの滞在先であるダナン市と木更津市は『友好協力関係構築に関する覚書』を締結しており、様々な分野で交流が行われています。本校でも昨年3月、インターアクト部生徒による現地での研修に続き、8月にも一般参加の生徒18名が6日間にわたる研修活動を行った実績があります。また、木更津市に本社を置く株式会社三日月が産学官連携の一環としてこの友好協力関係に協賛していただいています。同社が経営するダナン市の五つ星リゾートホテルを宿泊場所として利用することで、万全な安全対策の元で滞在できると同時に、研修費用を最大限安価に抑えることも可能となっています。今回の研修でも、世界有数のリゾート地であるダナンビーチを始めとするダナン市内観光や世界遺産であるホイアン観光に加え、現地で行われている様々な国際協力活動や日系企業の視察、現地の国立大学であるダナン大学学生との終日にわたる交流など多彩で有意義な活動を予定しております」と説明が加えられました。
ベトナムの国・都市・食文化についての紹介ビデオ上映の後、昨年度のベトナム海外研修を引率した本校国際交流課長宮越先生から、昨年度の詳しい報告がありました。昨年度の写真をスライド形式で見ながら、単なる旅行ではない「研修旅行」としての様々なプログラムについて話がありました。
続いて、研修旅行を開催する近畿日本ツーリストの金杉様より、滞在先である「ダナン市の概要」「研修のポイント」「飛行機・ホテル」「研修行程」「申込と研修費用」の5点について詳しい案内が行われました。今年度引率を担当する本校国際交流課の米本先生から挨拶があり、最後に再び宮越先生から21日(月)から始まる「海外研修参加申込書」の受付について話がありました。宿泊先の関係で16名という定員が設けられているために、先着順による申込書の受付となります。今後も、海外研修についてこちらの新着情報にて様々なお知らせをしていきますので、お見逃しなきようにお願いいたします。
インターンシップ説明会 ~就職指導部~
お昼休みに、就職指導部が主催するインターンシップ説明会を実施しました。3学年18クラスを前後半に分け、4月17日(木)前半クラスは94名、18日(金)は後半クラスから95名の参加者がありました。
本校ではインターンシップ実施に際し、毎年60以上の企業や官公庁、医療・介護施設、保育施設、宿泊、サービス施設、イベント設営会社などにご協力をお願いしています。
3年生は進路について真剣に考え始めなければならない時期を迎えました。参加者には就職希望者ばかりでなく進学志望の生徒も大勢いて、各自の進路に有益な研修先を探しインターンシップを申し込みます。昨年度は68団体の協力があり、151名が参加しました。そのうち関連する職種に進んだ生徒は50%に達しています。進路を決定する段階で、生徒はインターンシップでの経験を判断材料として適切に利用しているようです。
インターンシップでは、学校ではできない職業体験をすることができます。期間は5月から6月、参加日数は1日から最長3日間。その間は企業や団体の一員となり現場で働きます。ゴルフ場や自動車販売、消防署の訓練など、実際のインターンシップの様子を写真で紹介すると生徒たちは大きな関心を示しました。
みんなが自分の希望する進路に進めるよう、頑張れ総合生!
建築ガイダンス ~就職指導部~
4月16日の放課後、企業からお二人の講師をお招きして、「建築ガイダンス」を行いました。将来、建築・建設関係の道に進みたいという高い志を持つ3年生が3名参加しました。
講師としてご来校いただいたのは株式会社ダイニッセイの中山浩一様、釜石美麗様のお二人です。業界の現状ややりがい、どんな仕事があるのか、取得できる資格などについて、詳しく教えていただきました。
まず釜石様から、ダイニッセイの実績について紹介していただきました。ダイニッセイは“東京ソラマチ”で有名なスカイツリーイーストタワーの建設をはじめ、東京駅丸の内駅舎の保存・復元、県内では市原市五井駅前のマンションや本校近くのユニクロの店舗を手掛けるなど、現在最も熱い建設会社の1つです。
ビルや橋梁、ダムなどを完成させるまでには、「施工図」、「加工場」、「現場」という段階を踏みます。通常はこの1つ1つをそれぞれの専門企業が担当するのですが、ダイニッセイはこれら3つの業務を一社でこなします。1社で担うからこそ、コストを下げ工期を短縮するなどのメリットがあります。また、鉄筋の端材を出さないようにするため、ロール状の鉄筋を社内で断裁し無駄をなくす技法をいち早く採用し、SDGsに貢献しています。ダイニッセイで若くして現場責任者に抜擢された社員の話などを聞き、生徒たちは目を輝かせていました。
つづいて中山様から鉄筋施工技能検定について説明をしていただきました。中山様は厚生労働省認定「ものづくりマイスター」に資格を持ち、その指導の下多くの方が検定に合格し建築業界で活躍されているとのことです。中山様から実演を含めた指導を受け、生徒たちはハッカーという工具を用いて鉄骨同士を針金で結びつける体験をさせてもらいました。
ダイニッセイは「鉄の結束で未来を造る」というスローガンを掲げます。「鉄の結束」は鉄骨を結びつける強さと仲間同士の結束力の強さの両方を意味し、堅い絆こそが未来を創り上げるのだ、という意気込みを示しています。まもなく3学年では、インターンシップが実施されますが、今回参加した生徒たちインターンシップで建築の基礎を学びたいと目を輝かせていました。中山様、釜石様、ダイニッセイの皆様、本当にありがとうございました。
オリエンテーション ~1年生~
1年生は、1校時目の対面式を終えると、午前中はクラスごとに動き、LHRの枠の中で、個人写真の撮影をしたり新しい教科書を受け取ったりしました。午後は再び至真殿に集まり、様々なガイダンスを受けました。
オリエンテーションのしおりには、「生徒心得」「服装規定」ほか、進路関係の資料なども掲載されていて、担当する教師から関係する文書について説明が行われました。
生徒指導部長鈴木先生から、通学時の注意、学校内外での過ごし方、服装や頭髪に関する規定について説明を受けました。「お互いに挨拶をしっかり交わしましょう」と挨拶の励行が呼びかけられました。
進路関係については、進学指導部長竹下先生から、進学に関する概要が説明されました。多くの生徒が利用する「総合型選抜」では、人物評価が重視されます。調査書に記載される評定平均値、出欠席の記録、検定試験等がその評価に大きく影響するので、日々の学校生活、授業や課外活動でアピールできる材料を作る必要があります。学力試験が伴う「一般選抜型」入試では、プラスアルファの学力をつけるために、問題集やスタサプなどに積極的に取り組むことを求めました。
就職指導部長寺岡先生は、「自分が社長という立場で、どの様な人物を雇用したくなるか、考えてみてください」という問い掛けから説明を始め、「挨拶をしっかりする」こと、「欠勤をしない」こと、そして基礎学力がいかに大切かを強調しました。中学生の頃だらしない生活をしていても、高校から頑張って一発逆転の成功を勝ち取った卒業生が大勢いることを伝えて生徒たちを励ましました。どちらの先生も、進学指導室・就職指導室を有効に利用して欲しい、と訴えました。
国際交流課の宮越先生からは、7月にベトナムで予定されている「海外研修」の説明がありました。SNSを使えばいくらでも海外の情報を得られる時代ですが、実際に現地に行って、その土地の空気を吸い当地のものを食べ、いろいろな人たちと交流するという体験をしなければ得られないものがある、と説きました。超高級リゾートホテルに宿泊しますが、企業の協賛があり料金は最大限安価に抑えられています。まずは、4月19日(土)の説明会に参加しましょう。
養護教諭の宍倉先生からは、保健室の利用方法、スクールカウンセラーの紹介、全員が加盟する保険について説明がありました。授業中や部活動ばかりでなく、登下校中のケガも保障されています。
生徒指導部で1年生を担当する押本先生から、服装や身だしなみについて注意がありました。学校生活では必要ないアクセサリーやお化粧は厳に控えなければなりません。
生徒たちは、必要な事柄をしおりにメモをしながら、最後までしっかりと聴いていました。
対面式
至真殿メインフロアーに全学年が集まり、新入生と2、3年生とで、『対面式』が行われました。
新入生がステージ側に並び、後方に在校生の2、3年生が並びました。号令に合わせて1年生が回り右。後方に身体を向けて、1年生と在校生が初めて対面をする瞬間となりました。
在校生を代表して、生徒会長の沖くんが「新入生のみなさん、木更津総合高校へのご入学おめでとうございます。みなさんと学校生活を送れることを楽しみにしていました。新しい環境で慣れないことも多く、不安なことばかりだと思います。私たち自身も入学時は多くの不安を抱えていました。しかし、先輩方の助けがあり安心できたことを覚えています。今度は、私たちがみなさんの不安を取り除く番です。困ったことがあれば何でも私たちに訊いてください。
これから、およそ2,000人もの生徒が学校生活を共にすることになります。多くの部活動や同好会、学校全体が大いに盛り上がる文化祭や体育祭など、本校では他の学校では味わえない様々な経験をすることができます。是非、多くの仲間や先生方とのかかわりを通し、お互いに成長していきましょう。もうみなさんは木更津総合高校の一員です。一緒に最高の学校生活を送っていきましょう」と、温かい言葉で1年生を迎えました。
新入生を代表して、橋爪真人くんが「激励の言葉ありがとうございました。私たち1年生は、高校生活に馴染みも少なく、不安に感じること、戸惑うことが沢山あります。しかし、先輩方と協力して早く総合高校での生活に慣れ、部活動や勉強、様々なことに頑張って取り組んでいきたいと思います。ご指導よろしくお願いします」と、これからの抱負を述べて、上級生たちに応えました。
副校長からの「いま、沖くんと橋爪くんからは、素晴らしい挨拶をしてもらいました。握手をお願いします」との言葉で、ステージ上で二人が堅い握手をすると、会場からは大きな拍手が送られました。
「昨日、桜が満開のなか、新入生717名を迎えることができました。2年生3年生を含めて、2,107名。すべての学年が揃い、いよいよ新しい、令和7年度の木更津総合高校がスタートします。言うまでもなく、様々な学校行事、学校生活は生徒が中心になります。1年生は、先輩や先生方の助けを借りて、1日も早く学校生活に慣れて下さい。各学年、各ハウスが協力し合い、最高の学校生活を過ごしていきましょう。改めて、大きな拍手を!」と促されると、再び大きな拍手が沸き起こりました。
入学式
本日、『第23回 入学式』が挙行されました。高校生活のスタートを祝うかのように満開の桜が咲き誇るなか、今年度新入生717名とその保護者のみなさまが会場に集いました。
吹奏楽部の演奏と会場から送られる大きな拍手とともに、新入生が入場しました。全員が入場を終えると、学校長から「木更津総合高等学校校長は、717名の入学を正式に許可いたします」と入学許可宣言が高らかに唱えられました。
担任から呼名を受けた生徒たちは、一人ずつ「はい」と応えて立ち上がり保護者席に向き直ります。クラス全員が起立をすると、保護者席に一礼して着席。特進ハウス3クラス、1学年ハウス15クラス、計18クラスの新入生紹介が滞りなく進みました。
学校長は、心からの歓迎の気持ちを伝え式辞を述べました。建学の精神『真心教育』を紹介した上で、高校3年間で心掛けてほしい2つの提案をしました。1つめは、「人間は成功するよりも失敗することで、むしろ大きく成長することができる」と説き、失敗を恐れず、何事にも果敢に挑戦することで大きな実りを得ることができる、と新入生を鼓舞しました。2つめは、「悪い習慣を断ち切り、善い行いは意識して習慣付けていくことが大切。それが将来大きな武器となる」と強調し、学習面でも生活面でも、よい習慣の確立を勧奨しました。
保護者に対しては、「教職員が一丸となって、社会で愛され必要とされる人材の育成に努めてまいります」と本校が果たすべき方針を伝えた上で、「教育は、学校だけでできるものではありません。家庭と学校が一致協力してはじめて達成できます」と本校の教育への理解と協力を求めました。
新入生を代表して、井上瑛太くんが力強く宣誓を行いました。「私たちは自らの目標に向かい、勉強、運動に厳しい鍛錬を積み、努力していきます。自分で選んだ道なので、これから真心教育のもと、自分に責任を持ち、充実したものにしていきたいと思います」と、これから始まる高校生活への覚悟を述べました。
本日ご臨席を賜りました、ご来賓の方々をご紹介いたします。
保護者会会長 山内一平様、君津学園理事 鳥海高允様、保護者会副会長 下田剣吾様、
清和大学学長 手塚一郎様、清和大学短期大学部副学長 古川哲也様、同窓会会長 北見文雄様
山内様からは、心のこもったご祝辞をいただきました。誠にありがとうございました。
会場には明るい陽光が差し込み、春らしい穏やかな日和となりました。桜が満開を迎える入学式は、数年振りのことでした。よい式となりました。
始業式
入学式を翌日に控え、本日進級したばかりの2年生、3年生が至真殿に集まり、令和7年度の開始となる始業式が行われました。
生徒会長の沖くんが「桜が咲き誇り、春を感じられるようになりました。きょうから新学年が始まります。2年生は学校で中心的な役割を担う立場となり、3年生はそれぞれの進路決定に大いに悩む1年となることでしょう。明日は新入生が入学してきます。分からないことばかりで不安な気持ちでいっぱいだと思います。その不安を少しでも軽くするために、私たちが支えていきましょう」と挨拶をしてくれました。
学校長は、まず「3年生は最上級生として1年生2年生のよい手本となり、リーダーシップを発揮してください。さらに、卒業後の各自の進路についても真剣に考える1年間になります。これからの人生を決める重要な1年です。2年生は、昨年の経験を活かし、要の学年としての活躍を期待しています」とそれぞれの学年の生徒に語りかけました。
次に全体に対して「明日は入学式です。多くの新入生を迎えます。生徒の総数が2000名を超える規模の大きな学校として、地域の方々から注目を浴びる学校でもあります。本校の生徒であることに誇りを持ち胸を張って高校生活を送るよう、心掛けてほしいと思います」と伝えました。
さらに「これから教室に戻ると、新クラスの発表があります。敢えて毎年クラス替えをするのは、「新しい人間関係を築く」ことがみなさんの社会性を高める切っ掛けとなるからです。実社会に出れば、ときには気の合わない、価値観が異なる人たちとも一緒に生活していかなければなりません。新しいクラスでは、気の合う人も合わない人もクラスメートです。様々な地域から来た個性豊かな仲間と出会うことができるのは本校の特徴であるし、醍醐味でもあります。先ほどの表彰で伝えられたように、日本一の生徒が2人もいます。彼らがどのような毎日を過ごしているのかを知るだけでも立派な経験です」と、年度の開始に際して同質の仲間と群れるだけでなく、積極的に交友の輪を広げよう、と生徒たちを鼓舞しました。
最後に「挨拶をしっかりする」「服装を整える」「授業を重視し学習に取り組む」「安易な遅刻・欠席をしない」「清掃の徹底」、5つの要望事項を伝え、講話を結びました。
今年度から新設された「国際交流課」担当の宮越先生から、今夏行われるベトナムでの海外研修の募集告知が伝えられました。生徒指導部の鈴木先生からは、制靴・通学カバンに関する規定と、原付バイク・自動2輪の免許取得についての規定が改定される旨、連絡が伝えられました。
入学前準備登校
正門からの坂道を桜のトンネルを抜けて、大勢の新入生が登校してきました。本日は、入学前の準備登校日を迎えました。至真殿ステージでは、第1学年ハウス長、森淳一先生から各クラス担任、学年担当者の紹介がありました。
新入生は、至真殿入口でしおりを受け取り、2階メインフロアーで担任の先生からネームプレートをもらって、所属するクラスの列に座りました。
学校長からは、「正式な入学を前にして、初めて本校の制服を着て登校する日を迎えました。制服を着ている姿を見れば、誰もがみなさんを木更津総合高校の生徒であると認識します。これからは本校の一員となったという自覚をもって過ごして欲しいと思います。
周囲を見渡せば、実に多くの新入生が入学したことが分かります。全部で18クラス、名簿から自分の名前を探すのも大変だったと思います。様々な中学校から、普通の高校の2倍超から3倍近い数の生徒が集まっています。ここで出会ったのは、縁あってのことです。自分のクラスだけでなく、他のクラスの仲間達とも支え合って、充実した3年間を送って下さい。
みなさんは、いろいろな選択肢があるなかで本校を選んで進学を果たしました。高校生活は楽しいこともありますが、辛いこと、苦しいこともあるはずです。自分の決断に責任を持ち、3年間を過ごして欲しい、それが本日みなさんへ伝えたい唯一のことです。一人も欠けることなく卒業を迎え、有益な3年間であったと振り返ることができるよう頑張って下さい。きょうがその第一日目となります」と激励の言葉が送られました。
午前中は、至真殿にて、入学式と校歌の練習を行いました。昼食をはさんで午後には、クラス教室でホームルーム。担任から諸注意やロッカーの使用方法などが伝えられました。クラスによっては、校内を巡る施設見学に出かけたり、満開を迎える桜を背景に写真を撮ったり、下校の時刻まで様々なガイダンスが行われました。
“Inspired 100”に選出
本校生徒、山之口京樹くんが、全国の10代の問いを表彰する「Inspired100」に選出されました。
「Inspired100」は、株式会社Inspire Highが実施する、全国の10代100⼈の問いを表彰する 取り組みです。全国から集まった約2,500件のエントリーから、100の問いが選出され、年 鑑に収録されました。 年鑑には、⽣徒の探究内容と、Inspire Highに登場するガイドや10代を応援する審査員の メッセージも掲載されています。 以下のリンクから詳細をご覧ください。
詳細はこちら:https://www.inspirehigh.com/news/2025-03-17-01
国際交流
本日も、遙々インドから30名の生徒が本校を訪れ、交流会が開かれました。
来校したのは、Delhi Public School Bhillaiの11歳から17歳の生徒さんたちでした。至誠館での歓迎セレモニーではオールイングリッシュで、ESS部の生徒が司会進行、インターアクト部の生徒が生徒を代表して歓迎の挨拶を務めました。
歓迎セレモニーでは、双方の学校の先生と代表生徒の挨拶に続き、記念品の交換が行われました。また、インドの生徒たちには本校が発行する、“Certificate of Participation(学校交流証明書)”が一人ひとりに手渡されました。
セレモニーの後には、男女2グループに分かれて校内を見学。主にクラブ活動を見てもらいました。バスケットボールやバドミントンは、インドでも盛んに行われている競技ですが、武道系の競技は直に見るのは初めての様子でした。剣道の鋭いかけ声に驚いてしまう生徒もいました。柔道場では男子に柔道着を着てもらい、弓道場では女子はゆがけ(弓を引くときに用いるグローブ)をつけて、少しだけ競技体験をしてもらいました。和太鼓の演奏も好評でした。インドの男子生徒が上手に笛を吹き始め、部員を驚かせていました。
インドの年度も日本と同じ、4月からは始まり3月に終わるそうなので、春休みを利用しての日本訪問でした。20日に来日し京都・広島を巡り、本校に立ち寄ってくれました。希望参加制の研修ツアーで、全員が日本は初めて。テレビやインターネットで日本の情報にはたくさん触れることができますが、現地に赴き同世代の若者とダイレクトに交流したことは、貴重な体験になったはずです。
旅の後半は、東京、箱根、富士山など、要所を押さえたコースを堪能するそうです。
終業式
今年度の最後を締めくくる、終業式が至真殿にて行われました。生徒会長と学校長より、挨拶がありました。
生徒会長、沖くんは「先日卒業式が行われ、我々在校生のみとなりました。大きな存在であった3年生が卒業してしまい不安もあると思います。しかし4月には新入生を迎えます。我々が上級生として1年生を支え、学校運営を担うことになります。私たちが模範を示し、この学校をより良くするために頑張っていきましょう。体調管理に努め、4月の始業式には全員がここに集まり、新年度に臨みましょう」と来年度の健闘を呼びかけました。
学校長は1年間の学校生活を振り返り、学校行事やクラブ活動等での生徒たちの活躍ぶりを讃えました。遠足、体育祭と文化祭、2年生の修学旅行、予餞会や芸術鑑賞等の行事では、生徒達が積極的に参加し喜んでいた様子に好感を示し、文化部、運動部とも大きな成果を実らせたことを賞賛しました。特に、6年ぶりとなった夏の甲子園大会への出場に触れ、野球部員の奮闘はもとより全生徒が千葉県大会から甲子園まで一丸となって応援に励んだ様子を、「学校が一体となった」と評価し、今年度を「思い出に残る1年間でした」と講評しました。
次に、進級後の心構えについて言葉を続けました。1年生へは「初めての高校生活にためらうこともあったでしょうが、この1年間の経験を活かして新入生に手本を示すつもりで頑張って欲しいと思います」と語り掛け、2年生へは「いよいよ高校生活の最後の1年を迎えることになります。進路を決定する大切な1年です。目標を立てそれを実行できる1年としましょう」と激励しました。
さらに全生徒へ向け、「新年度は、今年と同じ1年を過ごすのではなく、新しいことに挑戦する1年となるようにしましょう。挑戦をすれば、失敗してしまうこともあります。しかし失敗は無駄にはならず、次の成長への糧となります。失敗を恐れて何もしなければ、成長するチャンスは失われてしまいます。成功の対義語は、失敗ではなく、何もしないことです。また、本校では新年度に必ずクラス替えがあります。新たな出会いを経て、様々な価値観や異なった考えを持つ人と交流する、この得がたい機会を大切にしてください」と講話を述べました。
表彰
離任式に続き、生徒の活躍を顕彰して、表彰が行われました。以下に、ご紹介いたします。
【夏の課題受賞】
○手紙作文コンクール
佳作 高橋 蘭、征矢千優
特別賞 佐藤 駿
金賞 神崎桜子
○明るい選挙啓発ポスター
木更津市 金賞 唐亀夢香
銀賞 中村一千香
千葉県 優良賞 中村一千香
佳作 唐亀夢香
○千葉県環境月間ポスター
優秀賞 田中ひのあ
奨励賞 川名里心、竹内万央、平賀くるみ、
勝 優花、関口晴音
○本校読書感想文・体験レポート
最優秀賞 石井悠大(体験レポート)
優秀賞 品田桃花(感想文)
【吹奏楽部】
○千葉県吹奏楽個人コンクール
安房・上総地区予選
高校生フルート部門 金賞 内海彩里
(地区代表・千葉県大会出場認定)
高校生ユーフォニアム部門 金賞 御幡隆憲
(地区代表・千葉県大会出場認定)
高校生サクソフォン部門 金賞 矢野彩芽
高校生チューバ部門 銀賞 岡戸凛音
○千葉県私学吹奏楽大会
優良賞
【書道部】
○全日本書初め大展覧会
日本武道館賞 兼清琉那
【ソフトテニス部】
○きらめきソフトテニス大会
シングルスの部 女子第3位 木部理央
【バドミントン部】
○千葉県私立高等学校バドミントン選手権大会
男子学校対抗の部 第3位
○千葉県協会及び千葉県高等学校体育連盟主催大会において
優秀学校賞
離任式
終業式に先立ち、離任式が行われました。今年度末で本校を去られる先生方より、お一人ずつご挨拶をいただきました。
学校長のご紹介の順に、離任される先生方のお名前をお伝えいたします。
吉永雄介先生(理科)、森井孝圭先生(保健体育)、石田康夫先生(保健体育)、田村友宇一先生(副校長)
4名の先生方より、「高校生が持つ、溢れるエネルギーをそれぞれが目指すものに注いでほしいです」、「あっという間に過ぎ去る高校生活を、悔いが残らないよう充実したものにして欲しいです」「健康を保つことで何でもすることができます。みなさんのご活躍を期待しています」「高校生活は掛け替えのないものです。この3年間を精一杯悔いの残らないよう過ごして下さい」と、それぞれ心のこもったお言葉をいただきました。
石田先生は、木更津中央高校時代から43年間のご勤務でした。田村副校長は、ご自身が木更津中央高校第12期生としてご卒業。大学をご卒業後すぐ、木更津中央高校で教師人生をスタートさせ47年間を本校で過ごされました。お二人が本校での永年のご勤務を振り返り、感慨深く語られる姿が大変印象的でした。
最後に学校長より、「先生方の第2の人生への新たな門出に、激励の気持ちを込めて、拍手をお願いします」との言葉に、会場からは大きな温かい拍手が送られました。
芸術鑑賞会
本日は、至真殿にて『芸術鑑賞会』が催されました。ご出演はゴスペルヴォーカルグループの、Star Lightsのみなさん。会場の全員を魅了する、さすがの歌唱力でした。
【Star Lightsのご紹介】日本ゴスペル界の第一人者“ビッグママ”こと、亀渕友香さんが率いるヴォーカルグループです。ソロシンガー、バンドボーカル、プロダンサー、ミュージカル女優など様々な分野で活躍するエンターテイナーが結集した、プロ集団です。
19世紀後半アメリカの黒人教会では、独特なアレンジを加えて讃美歌が歌われるようになりました。奴隷時代の労働歌、黒人霊歌、ジャズやブルースなどの影響を受け、しだいに高い音楽性を具えるようになり、今日我々が知る、ゴスペルソング(福音唱歌)と呼ばれる音楽が誕生しました。
その成り立ちの過程を反映するように、数々の作品は様々な曲調に富み、表現力豊かなパフォーマンスは世界中で人気を博しています。手を打ち鳴らして強いリズムを刻み、call and response(ヴォーカルとコーラスとの呼応)のさなか、つんざくような高音で神への賛歌を歌い上げるシーンは、ゴスペルの醍醐味です。
ステージは、“God Great God”、“Deep River”などのスタンダード曲から始まり、日本でゴスペルが一般に広まる切っ掛けとなった映画『天使にラブソングを』から“Oh Happy Day”、“Joyful Joyful”などの3曲、J-popを含めて全部で17曲を披露していただきました。本校の校歌もStar Lightsのみなさんが歌うと、まるで趣が異なる大人っぽい雰囲気が漂う曲になりました。
途中詳しい曲紹介もしていただきました。日本人にもなじみの“When the Saints Go Marching In”(聖者の行進)は、アップテンポな明るいイメージにもかかわらず、何と葬送曲として歌われた曲。“Amazing Grace”(アメージンググレース)は、奴隷商人の白人が嵐に襲われた際、難破を逃れたことで改悛し神への感謝を表した曲だそうです。この解説の途中、雷鳴とともに会場の外がにわかに掻き曇り、春の嵐に見舞われるというハプニングもありました。
Star Lightsのみなさんの元気なリードで、会場は大いに盛り上がりました。あたかも楽器が奏でるような歌声に、生徒たちは仰天。ゴスペルのとりことなりました。
入学候補者説明会 2回目
先月22日(土)に続き、第2回目となる『入学候補者説明会』が行われました。本日は、正午までにおよそ180名の生徒が来場しました。
入学候補者は、「お早うございます」と元気に挨拶をしながら、正門から続く坂道を上ってきました。今回も説明動画が配信され、参加者は事前に視聴の上(見逃した人は、会場で視聴できます)、手続きに臨みました。必要書類の提出に加え、希望コース、選択科目へのアンケート、制服・体操着のサイズを確認し、すべての入学候補者が無事手続きを終了しました。
明日14日(金)には、候補者全員が登校し、『入学候補者実力試験』が実施されます。
4月7日(月)から新入生としての登校(準備登校)が始まります。入学への準備が、着々と進んでいきます。
表彰
生徒の活躍を顕彰する、表彰が行われましたので、以下にお伝えいたします。
【夏休みの課題】
○千葉県環境月間におけるポスター募集
高校生以上の部奨励賞 景山奈柚、清水陽南子
【バスケットボール部】
○千葉県高等学校バスケットボール大会
総合成績 男子第6位
インドネシアの生徒と国際交流
本日、インドネシアより、修学旅行で日本を訪れている中学生56名が来校し本校の授業や部活動を見学しました。本校の生徒たちは積極的に対応し、交流を深めました。
来校したのは、Thursina International Islamic Boarding School(サーシナ国際イスラム寄宿制学校)の中学3年生の生徒たちです。サーシナ国際校は、首都ジャカルタを擁するジャワ島東部にある全寮制の学校です。キャンパスは、実に東京ドーム約766個分の広さを誇り、その中には、モスク、スポーツアリーナ、最新設備の図書館、医療センター、レストランなどがある、巨大複合教育施設になっているそうです。イスラム教の戒律や教義に基づいた教育が行われている中・高一貫校で、生徒たちは男女別に2つの専用キャンパスで過ごしています。
生徒たちは修学旅行中で、14日に来日。大阪や富士山などを観光した後、木更津に立ち寄りました。和太鼓部の演奏に出迎えられて、至誠館に入場。ESS、インターアクト部の生徒が準備を整えた歓迎セレモニーでは、本校生徒と学校長が英語でスピーチを披露しました。
セレモニーの後、4つのグループに分かれて校内を見学してもらいました。授業は書道を、部活動では、弓道部、茶道部、和太鼓部を見学し、すべての活動を実際に体験してもらいました。弓道場で盛り上がる男子、お茶菓子に顔をほころばせ、「うまい?おいしい!」と日本語で感想を伝えてくれた女子生徒もいました。
暖かい気候に慣れたサーシナ国際校の生徒たちは薄着で、なかには靴下をはいていない生徒もいました。今朝、急に冬に逆戻りしてしまった日本の気候にちょっとびっくりの様子でしたが、最後まで元気で笑顔を絶やさず明るく過ごしてくれました。
ASEAN(東南アジア諸国連合)の盟主を務めるインドネシアは、大小1万7000もの島々で構成される共和国です。建国のモットー「多様性の中の統一性」が示すように、他民族・多言語・他宗教の国です。彼ら・彼女たちの親しみやすい笑顔を見ていると、他者との違いを苦にせず、人とつながろうとする力に長けているという印象を受けました。近年、アニメなどを通じて、特に若者の間で日本文化がブームになっているとのことです。本校の生徒たちも他国の人や文化に直に触れることで、今後さらに視野を広げてほしいものです。
台北修学旅行最終日 ~特進ハウス~
2月15日(土)、最終日を迎えた生徒たちは史跡を訪れ、台湾の歴史について学びました。
生徒たちは、忠烈祠を訪れました。忠烈祠には幾度かの戦争で亡くなった軍人が祀られています。衛兵交代式は、厳かで圧巻のセレモニーでした。時代に翻弄された台湾の歴史は、現在も進行形で続いています。台湾の近現代史は日本とも深い関わりがあり、現地でそれを学んだ意義は決して小さくありませんでした。
次に訪れた、十份老街は、線路間近に商店が並ぶ独特の町並みです。生徒たちは、「天燈上げ」を楽しみました。願いを込めた赤いランタンが、青空の彼方に消えていきました。
15:20桃園空港発BR196便に搭乗。羽田空港に19:25無事到着。現地解散となりました。
修学旅行最終日 ~一般クラス~
修学旅行もいよいよ最終日を迎えました。A班、B班とも最後の滞在地で活動を終え、帰路につきました。
A班は御殿荘を後にし、東山を散策してから清水寺を参拝しました。老舗清水順正で名物の湯豆腐を堪能しました。清水の舞台から見下ろす京都の町並みと週末の観光客で賑わう参道が最後の思い出となりました。
B班は、広島平和記念資料館を見学しました。昨年ノーベル平和賞を受賞した、「日本被団協」の受賞記念パネル展が開催中でした。被爆から80年、たゆまぬ努力を続けても尚、私たちは核の脅威に怯える時代に暮らしています。学ぶべきことは多いです。
午後は、昼食を兼ねた市内散策でした。独自の進化を遂げたお好み焼き、“広島焼き”の発祥の地です。オタフクソースの味と香りを脳裏に焼き付け、旅を締めくくりました。
A班は、14:30京都駅発のぞみ226号に乗り、16:45東京駅着。
B班は、14:03広島駅発のぞみ98号に乗り、17:57東京駅着。
両班とも、東京駅で解散となり4泊5日の修学旅行を無事終えることができました。2年生は代休をはさみ、19日(水)から登校、通常授業に戻ります。
台北修学旅行4日目 ~特進ハウス~
2月14日(金)、生徒たちは現地の大学生との交流を兼ねて、台北市内を散策しました。言葉の壁はありますが、海外で同世代の人とコミュニケーションをとりながら、街中を歩き回る体験はなかなかできるものではありません。ハウス長、竹内先生からのレポートをお伝えします。
今日は現地の大学生との班別行動の1日でした。
ホテルのロビーで大学生たちとの緊張のご対面からぎこちなく出発する様子を見送りました。
その後の各班の過ごし方が少し心配でしたが、集合場所である夕食会場に戻ってくる姿を見てホッとしました。おそらく1日中台北市内を歩き回り、疲労の色は濃いものの、皆充実した顔をしており、いい時間を仲間と大学生と共に過ごしたんだろうなと感じさせられるひとときでした。
夕食は飲茶料理を頂き、ホテルに戻りました。
今は友人たちとの最後の夜を楽しみつつ、明日のチェックアウトに向けて荷造りの真っ最中です。
明日はいよいよ最終日。
ランタンに願いを乗せてから帰国します。
修学旅行4日目 ~一般クラス~
修学旅行も終盤です。A班はクラス別研修で、京都を中心に市街を散策。B班は兵庫のホテルを発ち、午前中は道頓堀を自由散策、午後には広島に移動しました。
A班ではやはり着付け体験を選んだクラスが目立ちました。男子の和装が思った以上に凜々しく決まり、艶やかな女子の装いと相まって、古都で華やかに映えました。京都・大阪を巡るコースに加え、神戸まで足を伸ばしてメリケンパークでランチビュッフェを楽しむクラスもありました。
班は、午前中は道頓堀での自由散策。戎橋からグリコの看板を背景に記念写真を撮るのは欠かせない一枚です。11:40新大阪駅からのぞみ65号に乗車。お昼は車内でのお弁当でした。午後は広島駅から安芸の宮島へ移動。海上に浮かぶ厳島神社の大鳥居もマストの景観でした。
A班は御殿荘で2泊目。B班はリーガロイヤルホテル広島で1泊。いよいよ最後の1日を迎えます。
台北修学旅行3日目 ~特進ハウス~
2月13日(木)、3日目を迎えましたが、現地での特進ハウスは意欲的に活動しているようです。見学先では、ドジャース大谷選手の“あの”記念ボールが展示されていたそうです。台湾での事故の一報が報じられていましたが、ハウス長竹内先生から「影響なし」と無事が伝えられました。
今日は観光三昧の1日でした。
まずは、淡水という港町を訪れました。本来なら風光明媚な場所なのですが、あいにくの冷たい雨でほとんど景色を楽しむことができませんでした…。その後、紅毛城というオランダ統治時代の古跡を見学し、淡水区の「老街(ラオジェ)」を散策。台北の古き良き街並みを楽しみました。
次は打って変わって最新鋭の街・信義区に移動し、台北101の89階展望エリアで台北市内を一望する絶景を曇り空ながらも楽しめました。なんとこの展望エリアには大谷翔平選手が50-50を達成した記念ボールが展示されており、ちょっとしたサプライズとなりました。
昼食は台北101の広大なフードコートで各自思い思いのメニューを楽しみ、その後はお土産物屋で買い物です。
そして最後はお楽しみの夜市散策。日本では決して味わえないアジアのエネルギー満点の雰囲気の中、様々なローカルフードを堪能してホテルに戻りました。
日中に台南方面で爆発事故のニュースもありましたが、滞在する台北とは新幹線で移動するほどの距離もあり、特に影響はありませんでしたのでご安心ください。
修学旅行3日目 ~一般クラス~
2月13日(木)、修学旅行の日程のちょうど真ん中、別々のコースを巡っていたA班とB班がユニバーサルスタジオジャパンで合流し、楽しい1日を過ごしました。
2年生15クラスがUSJで一堂に会する日となりました。クラスの枠にとらわれず、気の合う仲間と落ち合い、開催中のイベントや人気アトラクションを探しなら広い敷地内を530余名の生徒たちが動き回りました。
平日にもかかわらず場内は外国人観光客で激混みで、レストラン内での席取りにも一苦労だったそうです。
A班は、この日から拠点を京都に移し、本校の定宿聖護院御殿荘宿で2泊を過ごします。
B班は、御殿荘に別れを告げ、宿をホテルヒューイット甲子園に移しました。
14日(金)より、日程は後半に入り、両班は互いに逆のコースを辿ります。
台湾修学旅行2日目 ~特進ハウス~
午前中は、現地の高校との交流会。台湾の学校の様子や高校生と直に接する貴重な機会となりました。午後には有名なツアースポットを巡り、台北観光を満喫。意欲的に行動しているようです。ハウス長、竹内先生からのレポートです。
今朝は5時45分に起床し、朝食後に学校交流に出かけました。至善高校という、農業科・幼児保育科・木工科・観光科などがある進路多様校にお邪魔して、まずは授業体験です。リップクリーム作り、木工鍵作り、コースター作り、スポーツ交流、伝統コマ回し、ドリンク作りなど、様々な活動を現地の生徒のサポートを受けながら行いました。最初は緊張気味でしたが、すぐにいつもの調子を取り戻し楽しそうに各々のアクティビティに取り組んでいました。
その後、歓迎セレモニーが行われ、パワーポイントを使った木更津総合高校の紹介、代表生徒挨拶、きさぽんのぬいぐるみと野球応援グッズを贈呈。プレゼントの紹介を含め、それぞれ台湾語、英語を交えて各クラスの代表が立派に行いました。至善高校の生徒達と共に台湾ローカルフードのお弁当を食べてから名残惜しいお別れです。
午後は観光でした。
まず千と千尋の神隠しのモデルとなったと言われている九份の散策・買い物・買い食いを楽しんだあと、台北市内に移動して中正記念堂で巨大な蒋介石に会い、台湾随一のパワースポットでご利益のデパートと言われる龍山寺で祈願をしてお守りを頂きました。
夕食は台湾料理を堪能して台北時間20時過ぎにホテルに戻りました。流石にハードなプログラムでしたので今夜はグッスリ休んでくれると思います。
修学旅行2日目 ~一般クラス~
2月12日(水)、A班は、広島から大阪へ移動。B班は、京都を中心に観光を楽しみました。とも順調に旅行を続けているようです。
A班は、リーガロイヤル広島で一泊を過ごし、安芸の宮島へ。午前中は班別行動となりました。日本で最も有名なお菓子『銘菓もみじ饅頭』は、最近はあんこの他にも様々なバリエーションがあり、生徒たちは元祖や本舗を名乗るお店の味の違いを楽しみました。
お昼に広島駅からのぞみ96号に乗って新大阪駅へ移動。午後は、道頓堀・心斎橋周辺を自由に散策しました。日本有数の繁華街で、粉もん、串カツなど食べ歩きを満喫しました。
夜は、ホテルヒューイットで1泊。忙しい1日を過ごしました。
B班は、クラス別研修の1日でした。クラスごとにバスを仕立て思い思いのスポットを巡ります。京都を中心に、金閣寺、嵐山散策、伏見稲荷に東映太秦映画村。大阪へ足を伸ばして、海遊館や新世界自由散策から、京都に戻るコースをたどるクラスもありました。7クラス中6クラスが着付け体験を選び、和装でキメて古都を闊歩しました。
聖護院御殿荘で2泊目を過ごしました。夕食は仲居さんが運んでくれる部屋食です。老舗旅館の食事は格別でした。
台北修学旅行1日目 ~特進クラス~
特進クラスは、台湾の台北市で5日間を過ごす旅程です。生徒と引率教員94名での修学旅行となります。特進ハウスも出発は2月11日(火)。搭乗手続きに時間がかかるため、羽田空港に7:50に集合。エバー空港(BR189便)10:25発、台北松山空港に13:25無事到着しました。
約3時間のフライトを経て松山空港に降り立ちました。本日台湾は26℃を記録しており、日本との寒暖差に戸惑ったものの、天候に恵まれ、最高のスタートをきりました。バスに乗り向かうは故宮博物館。有名な白菜の展示は無かったものの、ガイドさんの興味を引き立てる案内のおかげで、生徒は歴史ある様々な展示物に感銘を受けました。見学後は、夕食の会場へ。レストラン「中華楼」にて本格中華を堪能しました。ターンテーブル式の円卓を囲み、生徒は心躍らせながら夕食のひと時を大いに楽しみました。
明日は台湾の高校生との交流会です。
修学旅行1日目 ~一般クラス~
2月11日(火)、2年生の修学旅行が始まりました。一般クラスは、生徒と引率の教職員で総勢550余名が、A班、B班の2班に分かれての修学旅行になります。旅行先から送られた写真や記事を随時ご紹介します。
A班は、11日朝9:12東京駅発の、のぞみ19号に乗り、13:02広島駅に到着。その足で広島平和記念資料館を見学しました。資料館には、原爆による悲惨な戦禍が数多く展示されています。修学旅行での貴重な学習の機会です。
B班は、少し遅れて9:54東京発の、のぞみ325号で一路京都へ。京都清水にある、順正で名物の湯豆腐に舌鼓を打ち、清水寺から東山を散策しました。
A班は、リーガロイヤル広島に一泊。B班は、聖護院御殿荘に2泊します。どの生徒も朝早く自宅を出て、房総半島から関西へ移動。長い一日を過ごしました。各宿泊先では、班長会議が開かれ、宿での注意や入浴の順番、消灯時刻の厳守などの連絡事項が伝えられました。
1年生進路ガイダンス ~進学・就職指導部~
本日、1年生を対象にした『進路ガイダンス』が行われました。1校時目は、(株)進路企画より、山田光徳様を講師にお招きして、進路について講演をしていただきました。また、校舎内には、大学、専門学校、企業などによる、様々な講座が設けられ、2、3校時目には、生徒たちは希望する講座を2つ受講し、進路についての考察を深めました。
2年生への進級が間近に迫った生徒たちは、各自の進路について考える時期を迎えました。
山田様からの講演では、就職or進学、何を基準にしてどちらを選ぶのか。専門学校や大学では何を学び、卒業後にはどの様な資格を得ることができるのか、等を詳しく解説していただきました。ご自身の体験を踏まえた説明は実に具体的で、「1年生にも分かりやすく」という工夫を随所に感じる内容でした。
山田様は、賃金などの「経済面」、人との関りや社会への貢献度などの「社会性」、自分の夢をかなえたいという「自己実現」、という3つの視点からどれを重視するべきか、自分の志向や適性も考慮に入れて慎重な進路選択が肝要、と生徒たちに訴えました。さらに、急激な技術革新や、めまぐるしく変わる社会情勢にも触れ、できるなら近未来を見据えた選択も大切では、とのご指摘もしていただきました。
体育館の壁に投影された説明資料はタブレットにも配信され、生徒は資料を見ながら最後まで熱心に耳を傾けていました。
教室、講義室、特別教室では35の講座が用意され、IT(CG、ゲーム、情報処理)、医療(看護、歯科衛生、理学・作業療法、薬学)、理美容(メイク、エステ、ネイル)、芸能(音響、放送、映像、演劇、音楽)、教育、宝飾、鉄道ほか、その分野は多岐にわたるものとなりました。実演形式の模擬授業が目立ち、エンジン模型を用いた自動車整備、エステやヘアメイクでの施術、小型犬へのブラッシングなど、生徒たちは実際にやってみることでイメージを膨らませ、志望分野についての関心を深めました。
自分がどの様な進路に進むのか、暗中模索の段階にいる生徒が殆どでしたが、今回のガイダンスは時期を得たものとなり、生徒たちが進路を考える絶好の機会となりました。
始業式
本日は、2025年最初の登校日となりました。授業の再開を迎え、始業式が行われました。
吹奏楽部の伴奏による校歌斉唱に続き、生徒会長沖くんより挨拶がありました。「先輩たちから引き継いだものに加えて、さらに新しいものを作り上げて行きたいと思います」と、会長としての抱負を述べた後、生徒たちに向け「1年を振り返れば、有意義に過ごし満足ができた人もいれば、やり残したことがある人もいるかと思います。今年は是非目標を立てて下さい。大きな目標を持つことも良いのですが、先ずは簡単に達成できる小さな目標を立て、実際にやり遂げることが大切です。1年はあっという間に過ぎてしまうので、1日1日を大切に過ごしていきましょう」と呼び掛けました。
続いて、学校長より年頭の講話が伝えられました。「2025年を迎えました。年末年始は好天が続き穏やかなお正月を迎えられたことと思います。本日は全体集会ですが、3年生は家庭学習期間となり、2月末の予餞会まで登校しません。大学受験に向けて勉強している人もいれば、4月からの新生活に向けて準備をしている人もいるはずです。
ところで、社会に出る前の準備というのは、わずか数ヶ月で成し遂げられるものではありません。みなさんが過ごす高校生活は限られています。その3年間をかけてしっかり取り組んで欲しいと思います。
1年の短さを実感している人が多いのではないでしょうか。これは、年齢を重ねればその人にとっての1年という期間が、相対的に短くなるためだと言われています。元旦に生まれた私は、この正月で49才になりました。みなさん以上に1年を短く感じているはずです。だから40代最後の1年を「あっという間」で終わらせることがない様、新しいことにチャレンジしていこうと思っています。みなさんも、2025年の終わりを迎える時、「なんの変哲もない1年を過ごしてしまった」と後悔することがない様、目標を立て何かにチャレンジする1年間を過ごして欲しいです。
そして、立てた目標は先延ばしにせず、直ちに行うことが肝心です。できるはずのことを後回しにすれば、機を逃し2度と取り組むことができなくなることもあります。まだ記憶に新しいコロナ禍では、世界中の人々がやりたいことや、やらなければならなかったことを抱えたまま、3年間を無為に過ごさざるを得ませんでした」と時間の大切さを説きました。さらに、「挨拶をする」「服装を整える」「遅刻欠席をせず登校を続ける」「授業を受け勉強に励む」「清掃の徹底」と、5つの要望事項を「しっかり」念頭に置いて日々を過ごすよう、訴えました。
3年生学年集会
終業式を終えた後、3学年の生徒だけが会場に残り、学年集会を設けました。およそ2ヶ月間の長い冬休みに入る3年生に向けて、学校長他、学年に関係する担当者からさまざまな注意が伝えられました。
学校長は、「明日から長い休暇となります。羽を伸ばしたいという気持ちを抱くのは当然だし、高校生活最後の思い出作りをするなど、大いに楽しんで欲しいと思います。しかし卒業を間近に控えていることと、その日まではみなさんが本校の生徒であることを常に念頭に置いて行動して下さい。
さて、この時点でお伝えしたいことが1つあります。3年生のみなさんのほとんどが成人年齢に達しているはずです。卒業後の進路は、就職する人と進学する人に分かれますが、10年後、20年後には間違いなく社会を支える存在となっているはずです。現在2,000人という多くの生徒に恵まれている本校では実感し辛いのですが、日本社会は少子高齢化が急速に進んでいます。子どもの数が激減し、多くの小中学校の統廃合が進んでいます。また、日本の総人口に対する65歳以上の高齢者が占める割合が、20年前は14%ほどでしたが、現在は29%。さらにみなさんが社会で活躍しているであろう20年後には36%に達することが確実視されています。
高校生が毎月「就学支援金」という補助を受けていることは承知していると思います。就労者ではない子どもや学生、お年寄りを、主に税金を原資にして社会で支え合う仕組みがあることも授業等で習っていることと思います。各年齢層の人口比の推移を見れば、みなさんが社会を支える担い手となるころには、その負担はかなり大きなものになります。
一昔前までは、いったん就職すれば老後まで安泰が約束されていた時代でしたが、これから日本は急激に衰えていきます。この日本社会をどの様に支えていくのかということを是非考えて欲しいと思います。ただし、人を蹴落としたり、競争の末に自分だけが勝ち残れば良いと考えたりするのは間違いです。人が減っているからこそ、互いに力を合わせて社会を担っていく、協調し合い共同して社会を築いていくことがこれまで以上に大切になるのです。
みなさんは、この木更津総合高校で、個性豊かなたくさんの仲間達に囲まれて3年間を過ごしてきました。今後、その経験を大いに活かして活躍してくれることを期待しています。良い冬休みを迎えてください。2月27日には全員が元気に登校してください」と生徒たちに伝えました。
進学指導部長竹下先生は、まず進学を決定している生徒に向けて祝福の言葉を伝えた後「ご家族の支援他、周囲から多くの援助があって合格を果たしているはずです。感謝の気持ちを忘れずにいて欲しいです。また、入学までの3ヶ月間、決して無為に過ごすことがないようにしてください。進学先で学ぶ分野の書籍に目を通し知識を得ておくことは大切です。また、本校の生徒に限ったことではありませんが、授業について行けずに留年や中途退学に至ってしまう学生が一定数いると聞いています。一般受験を受ける生徒はまだ勉強を続けています。進学後に後れを取ることがない様、この期間を有効に過ごして欲しいです」と訴えました。また、これから一般受験を控えている生徒たちには、「多くの時間を割いて学習に励んできたからこそ、その胸に抱いて来た夢や希望は必ずかなうと信じて、最後まで諦めず頑張って欲しいです」と激励の言葉を送りました。
就職指導部長寺岡先生は、内定を受けた生徒に向けて「様々な努力をしてきた結果内定を勝ち取ったこと。また、超売り手市場という状況で優良企業からかなりの好待遇で迎えられていることを忘れないでください。この好機を棒に振るような事態は絶対に避けて欲しいです」と語り掛け、手続き書類の確認と提出期日を厳守すること、不確実な情報・無責任な勧誘に惑わされないこと、誤解を招くような情報・就職先の情報を安易にSNSにアップしないこと、と念を押しました。進路が未決定の生徒に向けては、「最後の一人が内定を勝ち取るまで、全力で対応します。1月以降も遠慮をせず就職指導室の扉を叩いてください」と呼び掛けました。
生徒指導部大島先生からは、運転免許の取得についての手順や取決めを守ること、「人の命と身体に関わることです」と断りながら取得後は安全運転に徹すること等、注意喚起がありました。「なにか事故やトラブルに巻き込まれるようなことがあれば、必ず学校に連絡を入れて欲しい」と訴えました。
最後に、3学年ハウス長森先生は、「いよいよ明日から冬休み、明けて1月からは3年生は家庭学習期間に入ります。まず、大学進学を目標にして1月の共通テストや2月以降の一般受験を受ける人は、ここからが正念場です。受験直前まで学力が伸びる瞬間はあります。大きな重圧を感じている時期だと思いますが、それを乗り越えてこそ合格したときの喜びは大きいはずです。頑張って下さい。
一方、ほとんどの人がこの時点で進路を決めています。家庭学習と言いながらも実質長期の休みです。しかし、4月までの丸3ヵ月は、次のスタートラインに立つ助走期間であると考えてください。無駄に過ごすのではなく、進学する生徒は必要な学習に取り組み、就職する生徒は仕事に関係するスキルアップに努めることが出来るはずです。
担任の先生方は君たちがいなくなった後も、他学年の授業を受け持ち、3年間の成績や記録の整理、卒業式の準備等、様々な業務に追われ多忙な日々を過ごします。そして、卒業するその瞬間まで、君たちが無事に過ごしているか気に掛けています。担任の先生に心配がかかるような行為は厳に慎んでください。それでは、次回登校となる予餞会の日には元気な姿を見せて欲しいと思います」と言葉を結び、集会を終えました。
令和5年度生徒会本部役員のみなさん、ご苦労様でした。
新役員が選出され、新旧役員は無事交代をすませました。この1年間を振り返れば、卒業生を送り出した予餞会・卒業式。最後となった強歩大会。本校開校以来最多となる760名の新入生を迎えた入学式。観測史上最も暑かった夏の甲子園大会への出場。残暑のなかでの体育祭。ようやく訪れた秋に行われた文化祭は大盛況でした。
様々な場面で陰になり日向になり活躍してくれたのが、生徒会のみなさんでした。引退がせまった11月末に、3年生役員に集まってもらって記念に写真を撮影しました。さわやかな笑顔からは「やり切った感」と「誇らしさ」が溢れていました。
役員を代表して会長の原颯汰くんから最後のメッセージを預かりましたので、次に紹介いたします。
「生徒会活動の締めくくりを迎えました。生徒会長として過ごしたこの一年間は、私にとってかけがえのない時間でした。 振り返れば、さまざまな活動を通じて、みなさんと一緒に学校生活をより良くするための挑戦を続けてきました。文化祭や体育祭、日々の学校生活の中で、みんなの笑顔や協力に支えられてここまで来ることができました。
この経験は、私自身の成長にも大きな影響を与えてくれました。 もちろん、すべてが順調だったわけではありません。時にはうまくいかないこともありましたが、そのたびに仲間と力を合わせ、壁を乗り越えてきました。
これから新しい生徒会へとバトンが渡ります。後輩たちがこの学校をさらに素晴らしい場所にしてくれると信じています。
最後になりますが、今まで支えてくださった先生方、そして一緒に歩んできた生徒会メンバーや全校生徒のみなさんに心から感謝申し上げます。 この場に立たせてくれたこと感謝いたします。 本当にありがとうございました」
みなさん、本当にご苦労様でした。
終業式&生徒会役員就任式
12月24日(火)、1年生から3年生全ての生徒が至真殿に集まり、終業式が行われました。式に先立って、生徒会本部役員新旧のメンバーが登壇し、前会長の原颯汰君と新会長の沖琉雅君から挨拶がありました。また、就任に際して、新役員が一人ひとり自己紹介を行いました。
前会長の原くんは、会長として最後の登壇となりました。感謝の気持ちと未来への希望を込めて綴った言葉は、離任にふさわしいコメントとなりました。
[原くんの挨拶は、『生徒会本部役員のみなさん、ご苦労様でした』の記事中に掲載しております]
沖くんは、会長として初めて、全生徒を前にしての挨拶となりました。
「みなさんこんにちは。生徒会会長になりました沖琉雅です。今回の選挙の結果、この11人が生徒会役員となりました。もちろんここにいる生徒会役員の全員が選ばれたという自覚をしっかり持ち、活動していきますが、選挙の際に校長先生がおっしゃっていた様に生徒会は全校生徒1人ひとりに関係のあるものです。是非、共にこの学校をより良くしていきましょう。1年間よろしくお願いします」と決意表明をしてくれました。
学校長は、「もうすぐ年末を迎えます。今年が始まろうとするときには、みなさんはきっと様々な夢と希望を抱いて、それぞれが目標を持ち計画を立てていたのではないでしょうか。100%の成果を上げるのは難しいことですが、その結果に満足を得ることはできたでしょうか。
なかなか目標が達成できない人は、なにか手だてを講じて自分を変える必要があります。自己改革の方法として、自分を取り巻く環境を変えたり交友関係を見直したりすることが唱えられますが、就職や進学などの時期を得られなければ困難でしょう。そこで「時間の使い方を変えてみる」ことが有効だと言われています。起床や就寝時間など1日のなかで変化を試みるだけでなく、1週間、1ヶ月というスパンで自分を変えようとする意識をもって過ごすことで、さまざまな分野で成長が見込まれる筈です。3年生は、卒業を間近に控え次の進路へ進もうとしています。2年生は、高校生活のさらなる充実を図らなければなりません。高校生活が4月に始まったばかりの1年生は、学習面での基礎を徹底させたうえで、自分に課す何かを見つけて欲しいと思います。冬休みは、1年を振り返り自分自身を見つめ直す好機となります。みなさんの新年が実り多きものになることを祈っています」と講話を伝えました。
フジテレビ『新しいカギ』新企画に出演決定!
12/14(土)放送のフジテレビ『新しいカギ』に本校生徒が5名出演します。
今回参加するのは、高校生カップル参加企画!
【カップル1組+ニセ彼氏3人】でチームを組んで協力し、カギメンバーを騙す…新たなダウトクイズです。
ルールはシンプル!
本物の彼氏がバレなければ勝ち!
様々な角度から質問してくるカギメンバーに対し、
ニセ彼氏は完璧な嘘をつく…
放送日:12月14日(土)19:00~21:00(2時間スペシャル)
乞うご期待、是非ご覧ください。
クリスマスカード ~1年生英会話~
デーモン先生とジェームズ先生が担当する1年生の英会話では、生徒たちは先週からクリスマスカードの作成に取り組んでいます。
英会話の授業では、普段から様々なアクティビティを通してその場面にふさわしい英語表現を学んでいます。もちろんそれぞれのアクティビティからは、海外の文化を学ぶこともあります。今回は12月ですからクリスマスカードの作成です。
クリスマスは日本でもメジャーな催しですが、欧米文化圏で行われているクリスマスカードのやり取りはほとんどありません。デーモン先生はニュージーランド、ジェームズ先生はスコットランド出身です。家族や友達、仕事仲間から送られるたくさんのカードを壁やツリーの周りに飾る習わしを聞きながら、生徒たちは海外で祝われるクリスマスに思いを馳せます。
友達や家族、先生など、送る相手を決めて、感謝の気持ちや親愛の情を伝えるメッセージを英語でしたため、色画用紙を使ってカラフルなカードを作成します。二つに折りたたんだカードを開くと、もみの木や雪だるま、アニメのキャラクターなどがポップアップする、楽しいカードを2時間かけて仕上げました。
生徒会本部役員就任式
本日昼休み、講義室3に新旧役員が集合。新たに選出された役員の就任式が執り行われました。
式に臨んだ田村副校長は、旧役員の1年間の活躍に「みなさんの献身的な働きは、多くの行事を成功に導き生徒たちの学校生活は活況を呈するものとなりました。本当にご苦労様でした」とねぎらいと感謝の言葉を伝えました。
めでたく当選を果たした新役員に対しては、期待を込めて「それぞれが掲げた公約達成に向けて頑張って下さい。そして全員で力を合わせ、本校の発展と充実に尽力してほしいと思います」と、激励の言葉を送りました。
旧役員と生徒会指導部の先生方が見守るなか、田村副校長から一人ずつ呼名を受け任命状が手渡されました。新役員は、胸に輝く“役員バッジ”に、思いを新たにしました。
(左が新役員、右が旧役員)