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清和短大 平日オープンキャンパス
清和大学短期大学部で、3年生を対象にした「平日オープンキャンパス」が開かれました。保育・幼児教育に興味を持つ生徒を中心に、136名が参加しました。
今回のオープンキャンパスでは、4つの会場で異なる授業が展開されていて、4グループに分けられた生徒たちは、1コマ(30分)ごとに移動し、4つの授業を受講しました。
4階講義室で行われた「保育」の授業では、清和短大や保育の現場について詳しく説明されました。また、「幼児期の環境が人生の土台を作る」ということが強調されていました。ある研究によると、人と触れあう環境で過ごすことで人との信頼関係を学習し、健全で安全な環境下では積極的な感情が育つ、ということです。勤勉さや学習意欲、社会や健康への関心が高まるなど、幼児期の適切な教育が、子どもがより豊かな人生を送る可能性を広げるのです。
2階美術室で行われた「心理」では、描いた絵から人の性格や性向を探る授業が行われていました。「雨(避けられない負荷を象徴)の絵を描いて」というと、大部分の子どもは傘をさした自分の姿を絵の中に描きますが、傘をささずに雨の中に立つ姿を描く子もいるそうです。生徒たちも同じ指示で絵を描いていました。多くの生徒が自分の絵を見て、肯きながら先生の解説に耳を傾けていました。
大学の階段教室をお借りした授業では、「エゴサーチ」に取り組みました。用意された質問に答え、自分のインサイドヘッドがどの様に構成されているかを分析しました。
体育館では、短大の学生さんにも参加していただき、歩く練習やソフトバレーをしました。本当は小さな子どもたち向けの体育なので、安全に身体を動かすことや集団の中で協調性を養うことなどが学習テーマでした。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)に移動し、全員で昼食をいただきました。ちょっとお洒落なオムハヤシライスで、学生気分を味わいました。
進学ガイダンス ~進学指導部~
1年生を対象にした『進学ガイダンス』が、1校時ロングホームルームの時間に催されました。
1年生に向けて、大学・短期大学に特化した進路ガイダンスが行われました。進学に際しては、志望する学部学科、大学・短大独自のカリキュラムや特色などを調べた上で、必要な受験科目に取り組む必要があります。その準備には一定程度の時間が必要となるため、早めの情報収集は必須です。
本日は、計14の大学・短大から26名の学生(一部修士課程の方、既卒の方を含みます)さんが来校し、「大学・短大で何を学ぶか」「高校での学びとの違い」などをレクチャーしてくれました。高校1年生にとって、「大学」は曖昧模糊とした謎の世界かもしれませんが、在学中のエピソードや現在進行中の就活など、実体験に基づく講義内容は具体的で、生徒にとっては数年後に迫る近未来の透視図となったはずです。
「理系」分野では、先端エネルギー、電子物理、マテリアル、建築など、7つの学科。「教育系」分野では、教育心理、教育、幼児教育から3学科。「社会系」分野では、政治、経済、政策、法律など、8学科。「国際系」分野では、国際教養、国際交流の2学科。「芸術系」からは1学科。計21学科がそれぞれの会場を設け、生徒は1コマの授業時間で希望する2会場のガイダンスを受講しました。年齢の近い先輩たちの話からはエネルギーが伝わり、生徒たちは大いに関心を示しました。
清和大学平日オープンキャンパス
本校の3年生を対象にした、オープンキャンパス(OC)が開催されました。題して「清和大学だからできること(大学を知ろう)」。3年生最大の課題「進路」について、清和大学を「選択肢の一つ」と考える124名の生徒が参加しました。
参加生徒たちは、9:05a.m.清和大学入り口に集合。まずは、大学の先生方や学生さんたちの案内で、大学施設を見学しました。授業が行われている教室、専門書が並ぶ図書館、トレーニングルームを備えた体育館。生徒たちが一番興味を持ったのは、「模擬法廷」と呼ばれる教室でした。裁判長席や被告席などは、実際に裁判所で使われていたもので、法廷の重々しい雰囲気が伝わる施設です。
施設見学を終えると全員が階段教室に集まり、大学の先生方から清和大学の特徴などを紹介するお話を聴きました。「大学概要説明」「大学の授業紹介」「大学卒業後の進路(キャリア教育)」他、4年間で何を学びどの様に過ごすのか、高校生がイメージしづらい細部まで詳しい説明を聞くことができました。
清和大学の大きなメリットは、公務員採用試験の対策講座が授業として開講されていることです。別途受講料を払う補習形式を採る大学もあるのですが、清和大では余分な負担はありません。少人数態勢でゼミが開講されているため、手厚い指導を受けられることも利点の一つです。
3月に卒業したばかりの、月岡翔太さん(3年前に本校を卒業、現在は市原市役所勤務)が、休暇をとってこのOCに駆けつけ、施設見学などを手伝ってくれました。「授業のことでも進路のことでも、分からないことはいつでも質問できる環境がありました。周囲に埋没することなく充実した学生生活を送ることができました」と自らの体験を語ってくれました。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)で昼食をいただきました。スタミナ満点の豚生姜焼き丼に全員が舌鼓を打ちました。
越日交流会 ~2日目~
越日幼小中高等学校の生徒15名と本校生徒40名、生徒たちだけで55名が部活動棟に宿泊しました。昨夜のアクティビティを通して、越・日双方の生徒たちはいっそう親睦を深めることができました。
交流会は2日目を迎えました。生徒たちは起床後に朝食と荷物の整理を済ませて、一緒に登校。越日学校の生徒たちは、バディの生徒が在籍する2年生の教室で朝のホームルーム(SHR)に出席し、そのまま1校時目の授業を受けました。
きょうのSHRでは朝学習が行われましたが、課題が配信されていない越日学校の生徒たちに折り紙を用意し、鶴の折り方を教える担任がいました。ことばの壁はあったものの、クラスの生徒の加勢も加わり、なんとか鶴を完成させることができました。
授業では、英語、総合探求、数学、家庭基礎などの授業が通常通りに展開されていました。様子をのぞくと、バディの横に座りタブレットや教科書を一緒に見ながら、講義に耳を傾けていました。小学生(4年生~6年生)4人が高校生と肩を並べる、微笑ましい授業風景を見ることもできました。
11:15a.m.、越日学校の生徒たちは、本校を後にしました。日本見学ツアー後半には、東京や富士山周辺を巡り、観光を満喫するそうです。
本校での体験と日本の旅がよい思い出になることを祈っています。
越日交流会 ~1日目~
ちょうど1年前に来日した、越日幼小中高等学校のみなさんが、今年も本校に立ち寄ってくれました。15名の生徒さんと引率の先生3名が来校。一泊二日の日程で、本校生徒と交流のひと時を過ごしました。
いま、ベトナムは年度末を迎えています。越日学校では毎年この時期日本見学ツアーを企画し、今回は10歳から17歳の生徒さんたちが参加しました。
木更津市とベトナムのダナン市は、‘19年7月から友好協力関係を締結し、観光、経済、人材の受入等、様々な場面で盛んに交流が行われています。越日学校が木更津を訪れるのも、この友好関係の一環です。
2:00p.m.より図書室で催された歓迎セレモニーでは、学校長が2年前に越日学校を訪れたときに日本語の歌とダンスで手厚く歓迎された思い出を語り、「きょうはみなさんが本校を訪れてくれました。互いに親交を深めてほしいと願っています。いつか本校の生徒が越日学校を訪れ、みなさんとお会いできる日が来ることを楽しみにしています」と挨拶をしました。越日学校のLe Thuy Nga先生が、「日本のことを生徒たちにいろいろと教えてあげてください。ぜひ、みなさんもベトナムに来てください。お待ちしています」とキレイな日本語で返礼の挨拶をしていただきました。両校の生徒の代表が挨拶を交わし、記念品を交換しました。
1日目のきょうは、英会話の授業と帰りのSHRに参加。放課後には、箏曲部、弓道部、和太鼓部に体験入部。日本の高校生の日常を少しだけ体験してもらいました。
寮の食堂で夕食を済ませた後は、部活動棟で一泊です。消灯時間まで、スポーツアクティビティや映画鑑賞等、お楽しみメニューがたくさん用意されています。
生徒総会
全体集会に続いて、「‘25年度生徒総会」が開かれました。議題は生徒会費の決算、予算案、文化祭、生徒会選挙の4項目でした。
総会に先立ち、学校長が「みなさん一人ひとりが生徒会の構成員です。選挙で選ばれた本部役員が代表として、様々なアイデアを出し試行錯誤をしながら活動を続けています。5月に行われた「真心杯」も本部役員の発案から実現した学校行事です。決して他人事 とは考えずに、役員の発表に耳を傾けてください」と生徒たちに訴えました。
議事に入る前に、「生徒総会は、生徒が充実した高校生活を送るために最も重要な会です。短い時間ですが、一人ひとりがしっかりと考えながら参加してください」とアナウンスがありました。
それぞれの議題を担当する役員が登壇し、「‘24年度生徒会会計決算報告」、「’25年度生徒会予算案報告」が審議され、多くの生徒の拍手により無事承認されました。
最後に生徒会長、沖くんが登壇し「真心祭 文化の部」について、今年度のテーマ『木総万博 ~この瞬間を大切に~』と、文化祭ポスターの募集要領が発表されました。
沖くんは「今年度は時期が早まり、残暑の中での開催となります。思い出に残る、楽しいものにしていきましょう!」と呼びかけました。
最後に、生徒会選挙についての連絡でした。立候補受付が本日より始まります。立候補についての詳しい情報は、教室の掲示物と生徒会動画で確認できます。「生徒会オープンデー」は、明日より10日まで、毎日昼休み13:10に、生徒会室にて行われます。
全体集会 ~教育実習生紹介&野球応援募集~
本日の全体集会では、教育実習生の紹介や野球応援参加の呼びかけなど、多くの連絡が伝えられました。
学校長による講話では、「6月に入りましたが、これ以降夏休みを迎えるまで学校行事は予定されていません。期末試験までの期間、授業に集中して学習に取り組んでほしいです。中間試験では科目数が絞られていましたが、期末試験は全科目に試験が課されます。中間試験翌日のディズニーランドへの遠足では、多くの生徒が遠足を楽しんでいる様子でした。楽しむときは大いに楽しみ、勉強すべき時はしっかり勉強する。メリハリをつけた学校生活を過ごすよう心がけてください」と生活面においての努力が呼びかけられました。
つづいて、部活動の活躍について「柔道部、剣道部、ソフトテニス部、卓球部、陸上競技部、空手道部、6つの部活動が関東大会出場を決めています。6月には、3年生にとって3年間の活動の集大成となる、インターハイ予選も始まります。大きな成果を上げられるよう、頑張ってほしいです」と、大きな期待を寄せました。
教育実習生の紹介に際しては、「7名の実習生は、4年前には制服を着てみなさんと同じようにこの体育館で話を聞いていた本校の生徒でした。実習期間中は、勉強を教わるだけではなく、身近な先輩としてぜひ高校生の頃の話、大学生活他、いろいろな話を聞いて学んでほしいと思います。実習生のみなさんも、高校生から様々なことを学んでください」と、生徒と実習生、双方に呼びかけました。
森下副校長から、実習生の名前と担当教科が一人ひとり読み上げられました。各実習生は、かつて所属していた部活動の思い出や実習への意気込みを伝えました。森下先生から「最後にもう一度大きな拍手をお願いします」と呼びかけると、会場から温かい拍手が送られました。
森下先生からは、「7月5日から、『全国高等学校野球選手権 千葉大会』が開幕します。本校は昨年、優勝校として甲子園に出場しました。昨年の大会を通じて、応援の力がいかに大きいかを実感しました。応援する側と選手が一体となって一つのことを成し遂げるという体験は、他では経験できない、大きな感動になります。県下148校の頂点に立ち、2年連続9回目の甲子園出場を目指しています。応援団がチームとなり一丸となって応援してくれる人を募集しています」と野球応援参加が呼びかけられました。
進路ガイダンス ~就職・進学指導部~
本日1校時、3年生を対象にした「進路ガイダンス」が開かれました。就職を希望する生徒と進学を希望する生徒たちは、それぞれ青雲館、至誠館に集合し、担当者から詳しい説明を受けました。
就職指導部長の寺岡先生は、「このガイダンスは、君たちが第1志望の就職先、優良企業や好待遇の会社を射止めるための作戦会議です。しっかり聞けないのであれば退場してください」と、厳しい口調で生徒たちに訴えました。
まず、「あいさつ」「意欲」「遅刻・欠席」「学力」など、社会人がどのような点で評価されるのかを例に挙げ、改善すべき点がないかと生徒たちに問いかけました。
就職活動をする生徒には、5月から6月にかけては、インターンシップ、面接練習、校内説明会など、ためになる催しが多数用意されています。7月の求人票掲示、職場見学。お盆を過ぎるとすぐ、就職申し込み、校内選考。9月の「入社試験」まで、短い期間にやらなければならないことが目白押しです。
「職場見学は一人で何回もすることができますが、9月16日から始まる採用試験では一人一社しか受けられないというルールがあります。だからこそ自分に合った、一番よい会社を選ぶことができるように、職場見学に真剣に臨んでください」と力を込めて伝えました。
最後に、「毎年卒業式を過ぎても就職活動を続ける生徒がいます。残念ながら就活に失敗してしまうことはありますが、我々は最後まで応援します。諦めてはいけません」と生徒たちを激励しました。
進学指導部長の竹下先生は、開口一番「多くの人にとって、次の進路が各自の最終学歴となるはずです。不本意な選択とならないよう十分考える必要があります。ひとりよがりな判断に陥らないように、保護者やクラス担任との相談は不可欠です」と生徒たちに強調したうえで、次のような説明をしました。
・大学や専門学校を目指す場合は、入試要項等必要書類の取り寄せ、出願手続きは、原則生徒自身が 行うことになります。出願書類の不備、提出期日の誤りなどは絶対に避けなければなりません。
・調査書、推薦書等の作成には一定の時間が必要です。請求に際しては、1週間程度時間的な余裕を 考慮して申請する必要があります。
・指定校推薦や公募制推薦については、校内選考を経なければなりません。志望校が設けた基準の他 に、学習態度、出席状況、人物や素行面などが厳しく審査されます。
・総合型選抜・AO入試では、1,200字の志望理由書の作成、提出が求められます。
・併設校(清和大学、清和大学短期大学部)に関して、受験手続き、特待生制度、面接試験等、受験の概要が説明されました。
・面接試験への対応について。
どちらの会場の生徒も、熱心に資料に目を通し、担当教師の説明にしっかりと耳を傾けていました。クラス担任が、心配そうに生徒の手元をのぞき込んでいる姿が印象的でした。
バス遠足
本日は、待ちに待った遠足です。いつもより1時間早く登校し、いざディズニーランドへ出発です。
毎年恒例のディズニーリゾートへの遠足は、ディズニーランドとディズニーシーを交互に訪れています。今年はランドへの遠足となりました。
7:00am過ぎには、全クラス55台の観光バスが本校敷地内に待機。2100人の生徒たちの乗車を待ち構えていました。
生徒たちはチケットを受け取ると気の合う仲間と連れだって、おめあてのアトラクション、お気に入りのレストランへと急ぎます。
小さな頃から何度も来ているはずなのに、来るたびに新鮮な気持ちで楽しめるのがディズニーランドの魅力です。期間限定のスペシャルイベントやグッズ、パレードの賑わいにわくわくドキドキが止まりません。
朝の天気予報では、「午前中は雨」のはずでしたが、予報はハズれて時にはお日様が顔をのぞかせる好天となったうえに、この雨予報のおかげで来場者が大きく減り、生徒たちはほとんど待たずにアトラクションに乗り放題。ランドを満喫の一日となりました。
3:00pmに遠足は終了。現地解散方式となってから3年目。多くの生徒が残り、夜のランドを楽しみます。生徒のみなさんには遅くならないうちに帰宅し、明日の登校に備えてほしいです。無事帰宅することが遠足の鉄則です。明日はみんなの笑顔とみやげ話を期待しています。
(朝の風景)
ケータイ教室 ~生徒指導部~
前期中間試験を終えた本日午後、1年生を対象に、『KDDI スマホ・ケータイ安全教室』が開講されました。
本日は、KDDI スマホ・ケータイ安全教室事務局より小田様を講師にお招きして、高校生の必需品、スマートフォンの安全な使い方についてレクチャーをしていただきました。
学校長は、安全教室の始まりに「スマートフォンを安全に使おうというお話は、おそらく中学生の頃にも聞いたという人が大部分だと思います。そして1年生を対象にした講習を毎年行っているにもかかわらず、SNSでのトラブルやスマートフォンでの問題が多数起きています。どこかで自分には関係がないとか自分には起きないだろうだとか、という意識を多くの人が持っています。しかし当事者になって初めて後悔する人がたくさんいるのです。きょうのお話は、どうか“自分事”として聴いてください」と生徒たちに向けて注意を喚起しました。
アニメーションを通して伝えられた内容は、①インターネットを介した対人トラブル、②スマホ依存症、③闇バイトへの勧誘の3本立ての内容でした。
①は、SNSへの写真や個人名などの無断投稿から生じるトラブルについてのお話でした。個人情報や誹謗中傷を遊び半分で載せてしまうこと自体が問題なのですが、載せられた側が報復行為に出て事態がエスカレート。不当な金銭の要求や時には傷害事件、なんと殺人事件に発展してしまったケースが実話として紹介されました。
②では、写真や動画のアップ、ゲームなどにハマってしまい抜け出せなくなる人の話が紹介されました。スマホは単なる通信手段ではなく、使用者を虜にしてしまう、「魔性の側面」があるようです。小田様は、「アプリを開発・提供する側も、特典などを与えるなどあの手この手で使用者を夢中にさせてしまう仕組みを作っています」と警告します。スマホ依存症は、アルコールやギャンブル依存症と同様、立派な病気です。勉強に支障がでる、人間関係を壊してしまう、さらにひどくなると当たり前の日常が送れなくなるなどの重症に陥ります。
③は、SNS上にばら撒かれている恐ろしい“罠”についてのお話でした。「郵便ポストに封筒を投函すれば5,000円」など、“美味しい話”へ飛びつくと、後戻りできなくなる「闇バイト」の世界に引きずり込まれます。AI技術が高度に発達し手口が巧妙化したせいで、巻き込まれる人が後を絶ちません。
お話を聴いていて本当に怖かったのは、実際に起きた事件・事故に基づいて3つのアニメーションが構成されている、ということです。さらに、当事者は生徒たちと同世代の若者達でした。
小田様は、「自分が巻き込まれないようにすることが大切です」と話してくれました。「でも、もしそうなったら一人で抱え込むことが最も危険な対処方法です。絶対に周囲にいる大人に相談してください。保護者や先生方、どうしてもそれができないのであれば相談窓口があります」と最後に伝えてくれました。「大人に相談すること」、これが一番大切です!
全校集会
本日1校時、至真殿メインフロアーに全生徒が集い、全校集会が開かれました。生徒会長冲くんより、5月2日(金)に催された生徒会企画、「謎解き」の上位2クラスが発表されました。
まず沖くんが登壇し、「第1回 真心杯 謎解き大会」の優勝、準優勝チームの発表をしてくれました。栄えある優勝クラスは特進1年1組、準優勝クラスは、特進2年1組でした。副校長森下先生からクラスの代表生徒に賞状と記念品が手渡されました。
また、沖くんより生徒会選挙の実施方法について変更点が伝えられました。これまで12月に行われていた選挙を早め、8月に実施にするそうです。4ヶ月前倒しにすることで、「新旧の生徒会本部役員がともに活動できる期間を作り、引継ぎの円滑化や行事の活性化を図る」ことが狙いです。6月に告知し立候補者を募ります。1年生も立候補できますが、学校行事などは未体験のことばかりです。でも、説明動画や「生徒会オープンデー」を用意してくれるそうです。不安やためらいは不要です。
次に生徒指導部長鈴木先生から、中間試験明けに予定されているバス遠足について諸注意が伝えられました。現地での身だしなみやマナーを厳守!ルールを守ってこそトラブルを未然に防ぎ、思いっきり遠足を楽しむことができます。
本日の講話は、森下先生からでした。「新年度開始から1ヶ月が経ちました。この時期よく話題になるのが『五月病』です。ある本によると、この病は「自分は所属する集団になじまない」「自分は必要とされない人間だ」「変化がなくてつまらない」等の否定的な思い込みに起因することが多い、と解説されています。勉強であれ運動であれ、やる前から「難しそうだ」「自分にはできないのでは」と思い込んでしまうことはありそうな話です。私たちはよく「日々の生活に何も変化がなくてつまらない」と思い込んでいないでしょうか?否定的な視点から物事を決めつけてばかりいると、前向きな気持ちは失せてしまいます」と語り、思い込みや決めつけには危険が潜んでいるのでは?と生徒たちに問いかけました。余談だけれどと断りながら、「私は『いいこと日記』という日記をつけています」と打ち明けてくれました。「生徒があいさつをしてくれたとか、いつもの定食屋でおかずを一品サービスしてもらったとか、その日にあったよいことを記しています。振り返って読むと、ささやかだけど楽しいことは意外に多いと感じます。そして日々の生活は決して同じではないということにも気づきます。昨日できなかった問題を解けた、いままでできなかった技ができるようなったとか、昨日とは違う今日、今日とは異なる明日を探してみてはどうでしょうか?前向きに考えた方が人生は楽しくなるし、自分を成長させてくれるかもしれません」と控えめながらも、生徒たちに大切なヒントを伝えてくれました。そして「楽しいバス遠足の前には、中間試験があります。今日から勉強に取り組みましょう」と伝えることも忘れませんでした。
真心杯 〜生徒会〜
5月2日(金)、『第一回 真心杯:ドッチビー&クイズ大会』を実施しました。生徒会本部役員の発案で初めて企画された行事です。本部役員が力を合わせ、全校生徒が楽しめるように全力を尽くして取り組みました!
ドッチビーは、午前中に予選トーナメント、午後は決勝トーナメントが行われました。予選トーナメントは、同学年同士での対戦です。全力で戦う1年生の初々しい姿や、2年生の気合のこもった一撃、3年生の結束力の強さを間近で感じることができました。
同時進行でクイズ大会が実施され、試合がない時間帯はクラスで謎解きに挑戦しました。廊下に掲示されたクイズを各自のタブレットをつかって回答するという形式で行われました。廊下でクイズを見つけて立ち止まる生徒、友達と一緒に問題を解いたり他学年と話し合ったりする生徒を多く見かけました。
午後には、予選で勝ち上がったチームと抽選で選ばれた敗者復活チームを含むトーナメントが組まれました。明らかに体力と体格に差がある3年生と戦うことになった1年生、同学年同士の闘いなど様々な対戦がありました。決勝戦に勝ち残ったのは、特進3年1組と3年4組でした。3学年同士、互いに譲れない一戦となりました。激闘の末、『第一回 真心杯』の栄冠に輝いたのは3年4組でした。意地のぶつかり合う接戦となりましたが、勝負を終えると爽やかな笑顔で互いの健闘を称え合いました。
生徒会初の試みでしたが、生徒のみなさんが目一杯楽しむ姿を見ることができて、本部役員一同、ほっと胸を撫で下ろすと同時にたいへん嬉しく思っております。来年も実施できるようにこれからも生徒会活動に取り組んでいきたいとおもいます。
(ここまでの記事と写真は、本部役員の新井穂花さんと新井莉緒奈さんによるものです。クイズの優勝は後日発表されます。)
閉会式では、両チーム代表が壇上に上がり、表彰式が行われました。生徒会長沖君より、「ドッチビーでは、白熱した試合が展開されました。また、クイズでは、頭を悩ませ、仲間とともに力を合わせる姿を見ることができました。先ほどの決勝戦では、クラスや学年の枠を超えた関わりを持つことができました。これからも様々な行事が続きますが、学年を超えたつながりを意識して、今まで以上に盛り上がる催しになることを期待しています」と挨拶をしてくれました。最後に、協力を得た部活動・同好会、教職員の援助に丁寧に礼を述べました。
続いて学校長があいさつに立ち、「今回の生徒会企画の発案は、昨年12月の生徒会役員選挙の時に、何人かの立候補者が「球技大会を実施したい」と公約したことに始まります。実は本校では22年の歴史の中で、全学年一斉に球技大会をやったという前例がありません。全55クラス、総数2,200名の生徒たちが限られた施設の中で一斉に競技に興じるのは無理だ、と私も含め大半の先生方がそう考えていました。しかし本部役員のみなさんが試行錯誤を重ね工夫を凝らし、2,200名全員が誰も退屈することなく充実した行事を実施することができました。しかも大いに盛り上がりました。周囲から無理だという声もありましたが、見事にやり遂げました」と講評を述べました。「チャレンジ精神を失わず困難な計画を実現した本部役員の知力・体力・行動力に、心から敬意を表し拍手を送りたいと思います」と言葉を結ぶと、会場から大きな拍手が送られました。
自衛隊ガイダンス ~就職指導部~
4月28日(月)、放課後に自衛隊ガイダンスを実施しました。教室で行われた説明会には、自衛官を志望する3年生5名、2年生1名が参加しました。けやき広場には特殊車両が展示されました。
防衛省自衛隊千葉地方協力本部木更津地域事務所の 主任広報官である米田様をはじめ、沼田様、須貝様、館山分駐所の東様、元第1空挺団所属の神谷様、そして今年の3月に本校を卒業し現在下志津駐屯地で任務に就かれている橋本さんにご来校いただきました。
けやき広場では特殊車両である高機動車が展示されました。下校時間ということもあり多くの生徒が関心を寄せ、中には運転席に座り写真を撮影したり、自衛官の方と写真を撮らせてもらったりする生徒も見受けられました。自衛官の方も笑顔で対応、丁寧に車両の説明をしてくれました。
ガイダンスでは、まず米田様から「17歳、18歳という年齢で、自分が何に向いているかわからない人は大勢いると思います。自衛隊には様々な職種があり、中には警察官や消防官、事務職員として勤務する人もいます。入隊後には何度も本人の適性を確認し、最適な部署へ配属されます」という説明がありました。基地内の生活では、一人一部屋かパーティションで仕切られたプライベートが守られる空間が与えられること、衣食住がすべて支給されること、休日もとりやすいことなど、福利厚生面で手厚い待遇が用意されていることに生徒たちは関心を示しました。また、退職時には再就職先が斡旋されます。公務員の別業種への道も開かれていて、東京消防庁との提携関係があり、消防官としてその後のキャリアーを歩まれる方もいるそうです。
本校OBである橋本さんからは、試験準備のポイント、現在の訓練の内容などを説明していただきました。特にライフル銃の分解と組み立ての訓練では27人中1番早くできたというエピソードに生徒たちも興味津々の様子でした。
陸海空の職務の違いや特徴、国防上の任務、時には緊迫の場面を語っていただくこともあり、笑顔で耳を傾けていた生徒たちの顔が緊張の表情に変わる瞬間もありました。自衛官のみなさんが私達の平和を守ってくれていると、あらためて実感できるガイダンスでした。
奨学金説明会
高校を卒業して大学や専門学校に進学する学生たちに向けて、日本学生支援機構が奨学金制度を用意しています。本日は至誠館にて、3年生の希望者を対象にした奨学金の説明会が開かれました。
至誠館にはおよそ300名の生徒が集まりました。今年度奨学金を担当する総務部の飯田先生から、奨学金の手続きについて丁寧な説明がありました。
配布されたパンフレットには詳細な説明があるのですが、手続きは少し複雑です。生徒たちは、規定や手順を細部まで確認した上で申請する必要があります。よくある勘違いが、この奨学金は進学後の5月からの支給になります。入学金等の支払いには充てられません。また、進学時に自分から申請しなければ支給が開始されません。さらに、在学中に成績などの現状報告をする義務があります。
残念ながら返済を滞納する人が多く、滞納額は膨大な金額になるそうです。奨学金制度は、寄付金など多くの善意で成り立っている制度です。また、返済金自体が運営資金の原資となっているため、滞納額が増え続ければ制度そのものが成り立たなくなる、と継続を危ぶむ声もあります。
奨学金を受け取る自分自身に対しては当然のことですが、次の世代が同じ恩恵を受けられるよう、「責任感を持って手続きを進めて欲しい」と飯田先生は訴えました。
警視庁ガイダンス ~就職指導部~
本日は、警視庁採用センターから、キャリアアドバイザーをお勤めになる木嶋丈男様が来校し、警察官を目指す本校生徒6名に、採用試験に向けて詳細なレクチャーをしていただきました。
警視庁が他の都道府県警と一番異なるのは、なんといっても日本の首都を守るという重い役割を背負っていることです。首都の警備は、主要な官公庁、行政機関、巨大で複雑な交通網、皇居、海外からの要人の訪問等、カバーしなければならない守備範囲が途方もなく広く、責任重大です。だからこそ抱くやり甲斐や使命感は、ほかの職業からでは得ることが難しいかもしれません。
46,500人を超える巨大組織であるからこそ、潤沢な予算を抱え装備や設備、福利厚生が、日本のどの警察機関よりも整っていることは働く側には大きな魅力です。
もちろん、参加生徒たちが最も知りたい採用試験についても詳しく説明していただきました。実は今年度より、採用試験の回数をはじめ、第1次試験では、「SPI3」の導入や教養試験の出題数削減等、実施方法や内容に変更があります。生徒たちは、論作文試験の要点や面接試験での注意点など、大切な情報を懸命にメモにとりました。
「警察官とは?」という問い掛けに、「人々の幸せを守ることです」、と木嶋様は言い切りました。「悪と厳しく対峙する強さと、困っている人に寄り添う優しさが同時に求められる仕事です」との言葉に続いて、「柔剣道の経験のある人、体力のある特別な人だけがなれる職業でありません」とも説明してくれました。警察官として必要とされる、知識と技能、体力や正義感は、採用後に警察学校でしっかりと教えてもらえます。
木嶋様は、定年を迎えられたときの体験を生徒たちに語りました。自らの警視庁でのキャリアを振り返り「やり遂げた」と大変感慨深いお気持ちを抱いたそうです。これから社会に出ようとする若者たちに、自分が専念してきた仕事を自信を持って勧めることは、誰にでもできることではありません。優しい笑顔と誠実なお話ぶりから、本物の説得力を感じました。
避難訓練
本日1校時、全校一斉に「避難訓練」が実施されました。生徒たちは、放送、学級担任、誘導担当の教師、それぞれから出される注意をしっかりと聴き、指示に従い、真剣に訓練に取り組んでいる様子でした。
月曜朝のLHRで震度6以上の地震が発生。緊急放送で「全員、身を守る行動をとりなさい」と指示が出されている最中に、1階調理室より火災発生の一報が伝わるという設定で避難訓練が行われました。新年度を迎えハウスを移動し、新しい教室で初めて行われる訓練なので、生徒たちは避難経路を前もって確認の上で退避行動を執り、各ハウス(各学年)ごとに決められた避難場所へと移動しました。生徒たちは、各ハウス長からの講評を受けると、次は至真殿へ移動し全体集会が開かれました。
至真殿では、森下副校長から「全員の避難が完了したと報告されるまで、12分24秒。例年と比べても非常に早い避難完了でした。全員が迅速な行動を執ることができました。今回の訓練は、「迅速な避難」「慌てず騒がず」という目標がありました。迅速な避難には素早い行動が求められます。これは必ずしも、避難場所まで速く走ることを意味していません。注意や指示を聴いてから即座に行動することが重要です」と心構えが伝えられました。
また、「杞憂」という言葉にまつわる、中国の故事を紹介し、「1923年の関東大震災、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災を振り返れば、震災は杞憂ではないことが分かります。いつ起こるのかは分かりませんが、必ず起きます。その「いつか」に緊迫感を失わず、次回の訓練にも取り組んで下さい。また、災害は学校にいる時にだけ起こるわけではありません。「万が一」のときにどう備えるか、ご家庭でも話し合う機会を設けて下さい」と避難訓練への講評を述べました。
災害担当、環境整備課長軽込先生からは、今回の設定ではカバーされていない状況を具体的に示し、「学校内で災害が発生した場合は、教員の指示に従って行動するよう」生徒たちに促しました。また、『常時必携 大規模災害発生時における行動マニュアル』を示し、学校以外の場所で被災した場合の対処方法なども紹介しました。最後に、「次回の避難訓練は、日時を予告せずに行います」と伝え、集会を終えました。
海外研修保護者説明会
4月19日(土)午前10時より、本校音楽ホールにて今年度「海外研修保護者説明会」が行われました。保護者・生徒29組の参加があり、大変盛況な説明会となりました。
初めに学校長から、国際教育・国際交流に重点を置いている本校の教育方針と、海外研修の意義が伝えられました。「国際社会の中で日本が経済的な求心力を失いつつあるなか、国内では少子高齢化、労働力不足等、様々な問題を抱えているという現状を認識した上で、現在大きな勢いをもって発展し続けている同じアジアのベトナムから多くのことを学び体験することは、生徒にとって大変意義深いことです」と強調しました。
さらに、「ベトナムでの滞在先であるダナン市と木更津市は『友好協力関係構築に関する覚書』を締結しており、様々な分野で交流が行われています。本校でも昨年3月、インターアクト部生徒による現地での研修に続き、8月にも一般参加の生徒18名が6日間にわたる研修活動を行った実績があります。また、木更津市に本社を置く株式会社三日月が産学官連携の一環としてこの友好協力関係に協賛していただいています。同社が経営するダナン市の五つ星リゾートホテルを宿泊場所として利用することで、万全な安全対策の元で滞在できると同時に、研修費用を最大限安価に抑えることも可能となっています。今回の研修でも、世界有数のリゾート地であるダナンビーチを始めとするダナン市内観光や世界遺産であるホイアン観光に加え、現地で行われている様々な国際協力活動や日系企業の視察、現地の国立大学であるダナン大学学生との終日にわたる交流など多彩で有意義な活動を予定しております」と説明が加えられました。
ベトナムの国・都市・食文化についての紹介ビデオ上映の後、昨年度のベトナム海外研修を引率した本校国際交流課長宮越先生から、昨年度の詳しい報告がありました。昨年度の写真をスライド形式で見ながら、単なる旅行ではない「研修旅行」としての様々なプログラムについて話がありました。
続いて、研修旅行を開催する近畿日本ツーリストの金杉様より、滞在先である「ダナン市の概要」「研修のポイント」「飛行機・ホテル」「研修行程」「申込と研修費用」の5点について詳しい案内が行われました。今年度引率を担当する本校国際交流課の米本先生から挨拶があり、最後に再び宮越先生から21日(月)から始まる「海外研修参加申込書」の受付について話がありました。宿泊先の関係で16名という定員が設けられているために、先着順による申込書の受付となります。今後も、海外研修についてこちらの新着情報にて様々なお知らせをしていきますので、お見逃しなきようにお願いいたします。
インターンシップ説明会 ~就職指導部~
お昼休みに、就職指導部が主催するインターンシップ説明会を実施しました。3学年18クラスを前後半に分け、4月17日(木)前半クラスは94名、18日(金)は後半クラスから95名の参加者がありました。
本校ではインターンシップ実施に際し、毎年60以上の企業や官公庁、医療・介護施設、保育施設、宿泊、サービス施設、イベント設営会社などにご協力をお願いしています。
3年生は進路について真剣に考え始めなければならない時期を迎えました。参加者には就職希望者ばかりでなく進学志望の生徒も大勢いて、各自の進路に有益な研修先を探しインターンシップを申し込みます。昨年度は68団体の協力があり、151名が参加しました。そのうち関連する職種に進んだ生徒は50%に達しています。進路を決定する段階で、生徒はインターンシップでの経験を判断材料として適切に利用しているようです。
インターンシップでは、学校ではできない職業体験をすることができます。期間は5月から6月、参加日数は1日から最長3日間。その間は企業や団体の一員となり現場で働きます。ゴルフ場や自動車販売、消防署の訓練など、実際のインターンシップの様子を写真で紹介すると生徒たちは大きな関心を示しました。
みんなが自分の希望する進路に進めるよう、頑張れ総合生!
建築ガイダンス ~就職指導部~
4月16日の放課後、企業からお二人の講師をお招きして、「建築ガイダンス」を行いました。将来、建築・建設関係の道に進みたいという高い志を持つ3年生が3名参加しました。
講師としてご来校いただいたのは株式会社ダイニッセイの中山浩一様、釜石美麗様のお二人です。業界の現状ややりがい、どんな仕事があるのか、取得できる資格などについて、詳しく教えていただきました。
まず釜石様から、ダイニッセイの実績について紹介していただきました。ダイニッセイは“東京ソラマチ”で有名なスカイツリーイーストタワーの建設をはじめ、東京駅丸の内駅舎の保存・復元、県内では市原市五井駅前のマンションや本校近くのユニクロの店舗を手掛けるなど、現在最も熱い建設会社の1つです。
ビルや橋梁、ダムなどを完成させるまでには、「施工図」、「加工場」、「現場」という段階を踏みます。通常はこの1つ1つをそれぞれの専門企業が担当するのですが、ダイニッセイはこれら3つの業務を一社でこなします。1社で担うからこそ、コストを下げ工期を短縮するなどのメリットがあります。また、鉄筋の端材を出さないようにするため、ロール状の鉄筋を社内で断裁し無駄をなくす技法をいち早く採用し、SDGsに貢献しています。ダイニッセイで若くして現場責任者に抜擢された社員の話などを聞き、生徒たちは目を輝かせていました。
つづいて中山様から鉄筋施工技能検定について説明をしていただきました。中山様は厚生労働省認定「ものづくりマイスター」に資格を持ち、その指導の下多くの方が検定に合格し建築業界で活躍されているとのことです。中山様から実演を含めた指導を受け、生徒たちはハッカーという工具を用いて鉄骨同士を針金で結びつける体験をさせてもらいました。
ダイニッセイは「鉄の結束で未来を造る」というスローガンを掲げます。「鉄の結束」は鉄骨を結びつける強さと仲間同士の結束力の強さの両方を意味し、堅い絆こそが未来を創り上げるのだ、という意気込みを示しています。まもなく3学年では、インターンシップが実施されますが、今回参加した生徒たちインターンシップで建築の基礎を学びたいと目を輝かせていました。中山様、釜石様、ダイニッセイの皆様、本当にありがとうございました。
オリエンテーション ~1年生~
1年生は、1校時目の対面式を終えると、午前中はクラスごとに動き、LHRの枠の中で、個人写真の撮影をしたり新しい教科書を受け取ったりしました。午後は再び至真殿に集まり、様々なガイダンスを受けました。
オリエンテーションのしおりには、「生徒心得」「服装規定」ほか、進路関係の資料なども掲載されていて、担当する教師から関係する文書について説明が行われました。
生徒指導部長鈴木先生から、通学時の注意、学校内外での過ごし方、服装や頭髪に関する規定について説明を受けました。「お互いに挨拶をしっかり交わしましょう」と挨拶の励行が呼びかけられました。
進路関係については、進学指導部長竹下先生から、進学に関する概要が説明されました。多くの生徒が利用する「総合型選抜」では、人物評価が重視されます。調査書に記載される評定平均値、出欠席の記録、検定試験等がその評価に大きく影響するので、日々の学校生活、授業や課外活動でアピールできる材料を作る必要があります。学力試験が伴う「一般選抜型」入試では、プラスアルファの学力をつけるために、問題集やスタサプなどに積極的に取り組むことを求めました。
就職指導部長寺岡先生は、「自分が社長という立場で、どの様な人物を雇用したくなるか、考えてみてください」という問い掛けから説明を始め、「挨拶をしっかりする」こと、「欠勤をしない」こと、そして基礎学力がいかに大切かを強調しました。中学生の頃だらしない生活をしていても、高校から頑張って一発逆転の成功を勝ち取った卒業生が大勢いることを伝えて生徒たちを励ましました。どちらの先生も、進学指導室・就職指導室を有効に利用して欲しい、と訴えました。
国際交流課の宮越先生からは、7月にベトナムで予定されている「海外研修」の説明がありました。SNSを使えばいくらでも海外の情報を得られる時代ですが、実際に現地に行って、その土地の空気を吸い当地のものを食べ、いろいろな人たちと交流するという体験をしなければ得られないものがある、と説きました。超高級リゾートホテルに宿泊しますが、企業の協賛があり料金は最大限安価に抑えられています。まずは、4月19日(土)の説明会に参加しましょう。
養護教諭の宍倉先生からは、保健室の利用方法、スクールカウンセラーの紹介、全員が加盟する保険について説明がありました。授業中や部活動ばかりでなく、登下校中のケガも保障されています。
生徒指導部で1年生を担当する押本先生から、服装や身だしなみについて注意がありました。学校生活では必要ないアクセサリーやお化粧は厳に控えなければなりません。
生徒たちは、必要な事柄をしおりにメモをしながら、最後までしっかりと聴いていました。
対面式
至真殿メインフロアーに全学年が集まり、新入生と2、3年生とで、『対面式』が行われました。
新入生がステージ側に並び、後方に在校生の2、3年生が並びました。号令に合わせて1年生が回り右。後方に身体を向けて、1年生と在校生が初めて対面をする瞬間となりました。
在校生を代表して、生徒会長の沖くんが「新入生のみなさん、木更津総合高校へのご入学おめでとうございます。みなさんと学校生活を送れることを楽しみにしていました。新しい環境で慣れないことも多く、不安なことばかりだと思います。私たち自身も入学時は多くの不安を抱えていました。しかし、先輩方の助けがあり安心できたことを覚えています。今度は、私たちがみなさんの不安を取り除く番です。困ったことがあれば何でも私たちに訊いてください。
これから、およそ2,000人もの生徒が学校生活を共にすることになります。多くの部活動や同好会、学校全体が大いに盛り上がる文化祭や体育祭など、本校では他の学校では味わえない様々な経験をすることができます。是非、多くの仲間や先生方とのかかわりを通し、お互いに成長していきましょう。もうみなさんは木更津総合高校の一員です。一緒に最高の学校生活を送っていきましょう」と、温かい言葉で1年生を迎えました。
新入生を代表して、橋爪真人くんが「激励の言葉ありがとうございました。私たち1年生は、高校生活に馴染みも少なく、不安に感じること、戸惑うことが沢山あります。しかし、先輩方と協力して早く総合高校での生活に慣れ、部活動や勉強、様々なことに頑張って取り組んでいきたいと思います。ご指導よろしくお願いします」と、これからの抱負を述べて、上級生たちに応えました。
副校長からの「いま、沖くんと橋爪くんからは、素晴らしい挨拶をしてもらいました。握手をお願いします」との言葉で、ステージ上で二人が堅い握手をすると、会場からは大きな拍手が送られました。
「昨日、桜が満開のなか、新入生717名を迎えることができました。2年生3年生を含めて、2,107名。すべての学年が揃い、いよいよ新しい、令和7年度の木更津総合高校がスタートします。言うまでもなく、様々な学校行事、学校生活は生徒が中心になります。1年生は、先輩や先生方の助けを借りて、1日も早く学校生活に慣れて下さい。各学年、各ハウスが協力し合い、最高の学校生活を過ごしていきましょう。改めて、大きな拍手を!」と促されると、再び大きな拍手が沸き起こりました。
入学式
本日、『第23回 入学式』が挙行されました。高校生活のスタートを祝うかのように満開の桜が咲き誇るなか、今年度新入生717名とその保護者のみなさまが会場に集いました。
吹奏楽部の演奏と会場から送られる大きな拍手とともに、新入生が入場しました。全員が入場を終えると、学校長から「木更津総合高等学校校長は、717名の入学を正式に許可いたします」と入学許可宣言が高らかに唱えられました。
担任から呼名を受けた生徒たちは、一人ずつ「はい」と応えて立ち上がり保護者席に向き直ります。クラス全員が起立をすると、保護者席に一礼して着席。特進ハウス3クラス、1学年ハウス15クラス、計18クラスの新入生紹介が滞りなく進みました。
学校長は、心からの歓迎の気持ちを伝え式辞を述べました。建学の精神『真心教育』を紹介した上で、高校3年間で心掛けてほしい2つの提案をしました。1つめは、「人間は成功するよりも失敗することで、むしろ大きく成長することができる」と説き、失敗を恐れず、何事にも果敢に挑戦することで大きな実りを得ることができる、と新入生を鼓舞しました。2つめは、「悪い習慣を断ち切り、善い行いは意識して習慣付けていくことが大切。それが将来大きな武器となる」と強調し、学習面でも生活面でも、よい習慣の確立を勧奨しました。
保護者に対しては、「教職員が一丸となって、社会で愛され必要とされる人材の育成に努めてまいります」と本校が果たすべき方針を伝えた上で、「教育は、学校だけでできるものではありません。家庭と学校が一致協力してはじめて達成できます」と本校の教育への理解と協力を求めました。
新入生を代表して、井上瑛太くんが力強く宣誓を行いました。「私たちは自らの目標に向かい、勉強、運動に厳しい鍛錬を積み、努力していきます。自分で選んだ道なので、これから真心教育のもと、自分に責任を持ち、充実したものにしていきたいと思います」と、これから始まる高校生活への覚悟を述べました。
本日ご臨席を賜りました、ご来賓の方々をご紹介いたします。
保護者会会長 山内一平様、君津学園理事 鳥海高允様、保護者会副会長 下田剣吾様、
清和大学学長 手塚一郎様、清和大学短期大学部副学長 古川哲也様、同窓会会長 北見文雄様
山内様からは、心のこもったご祝辞をいただきました。誠にありがとうございました。
会場には明るい陽光が差し込み、春らしい穏やかな日和となりました。桜が満開を迎える入学式は、数年振りのことでした。よい式となりました。
始業式
入学式を翌日に控え、本日進級したばかりの2年生、3年生が至真殿に集まり、令和7年度の開始となる始業式が行われました。
生徒会長の沖くんが「桜が咲き誇り、春を感じられるようになりました。きょうから新学年が始まります。2年生は学校で中心的な役割を担う立場となり、3年生はそれぞれの進路決定に大いに悩む1年となることでしょう。明日は新入生が入学してきます。分からないことばかりで不安な気持ちでいっぱいだと思います。その不安を少しでも軽くするために、私たちが支えていきましょう」と挨拶をしてくれました。
学校長は、まず「3年生は最上級生として1年生2年生のよい手本となり、リーダーシップを発揮してください。さらに、卒業後の各自の進路についても真剣に考える1年間になります。これからの人生を決める重要な1年です。2年生は、昨年の経験を活かし、要の学年としての活躍を期待しています」とそれぞれの学年の生徒に語りかけました。
次に全体に対して「明日は入学式です。多くの新入生を迎えます。生徒の総数が2000名を超える規模の大きな学校として、地域の方々から注目を浴びる学校でもあります。本校の生徒であることに誇りを持ち胸を張って高校生活を送るよう、心掛けてほしいと思います」と伝えました。
さらに「これから教室に戻ると、新クラスの発表があります。敢えて毎年クラス替えをするのは、「新しい人間関係を築く」ことがみなさんの社会性を高める切っ掛けとなるからです。実社会に出れば、ときには気の合わない、価値観が異なる人たちとも一緒に生活していかなければなりません。新しいクラスでは、気の合う人も合わない人もクラスメートです。様々な地域から来た個性豊かな仲間と出会うことができるのは本校の特徴であるし、醍醐味でもあります。先ほどの表彰で伝えられたように、日本一の生徒が2人もいます。彼らがどのような毎日を過ごしているのかを知るだけでも立派な経験です」と、年度の開始に際して同質の仲間と群れるだけでなく、積極的に交友の輪を広げよう、と生徒たちを鼓舞しました。
最後に「挨拶をしっかりする」「服装を整える」「授業を重視し学習に取り組む」「安易な遅刻・欠席をしない」「清掃の徹底」、5つの要望事項を伝え、講話を結びました。
今年度から新設された「国際交流課」担当の宮越先生から、今夏行われるベトナムでの海外研修の募集告知が伝えられました。生徒指導部の鈴木先生からは、制靴・通学カバンに関する規定と、原付バイク・自動2輪の免許取得についての規定が改定される旨、連絡が伝えられました。
入学前準備登校
正門からの坂道を桜のトンネルを抜けて、大勢の新入生が登校してきました。本日は、入学前の準備登校日を迎えました。至真殿ステージでは、第1学年ハウス長、森淳一先生から各クラス担任、学年担当者の紹介がありました。
新入生は、至真殿入口でしおりを受け取り、2階メインフロアーで担任の先生からネームプレートをもらって、所属するクラスの列に座りました。
学校長からは、「正式な入学を前にして、初めて本校の制服を着て登校する日を迎えました。制服を着ている姿を見れば、誰もがみなさんを木更津総合高校の生徒であると認識します。これからは本校の一員となったという自覚をもって過ごして欲しいと思います。
周囲を見渡せば、実に多くの新入生が入学したことが分かります。全部で18クラス、名簿から自分の名前を探すのも大変だったと思います。様々な中学校から、普通の高校の2倍超から3倍近い数の生徒が集まっています。ここで出会ったのは、縁あってのことです。自分のクラスだけでなく、他のクラスの仲間達とも支え合って、充実した3年間を送って下さい。
みなさんは、いろいろな選択肢があるなかで本校を選んで進学を果たしました。高校生活は楽しいこともありますが、辛いこと、苦しいこともあるはずです。自分の決断に責任を持ち、3年間を過ごして欲しい、それが本日みなさんへ伝えたい唯一のことです。一人も欠けることなく卒業を迎え、有益な3年間であったと振り返ることができるよう頑張って下さい。きょうがその第一日目となります」と激励の言葉が送られました。
午前中は、至真殿にて、入学式と校歌の練習を行いました。昼食をはさんで午後には、クラス教室でホームルーム。担任から諸注意やロッカーの使用方法などが伝えられました。クラスによっては、校内を巡る施設見学に出かけたり、満開を迎える桜を背景に写真を撮ったり、下校の時刻まで様々なガイダンスが行われました。
“Inspired 100”に選出
本校生徒、山之口京樹くんが、全国の10代の問いを表彰する「Inspired100」に選出されました。
「Inspired100」は、株式会社Inspire Highが実施する、全国の10代100⼈の問いを表彰する 取り組みです。全国から集まった約2,500件のエントリーから、100の問いが選出され、年 鑑に収録されました。 年鑑には、⽣徒の探究内容と、Inspire Highに登場するガイドや10代を応援する審査員の メッセージも掲載されています。 以下のリンクから詳細をご覧ください。
詳細はこちら:https://www.inspirehigh.com/news/2025-03-17-01
国際交流
本日も、遙々インドから30名の生徒が本校を訪れ、交流会が開かれました。
来校したのは、Delhi Public School Bhillaiの11歳から17歳の生徒さんたちでした。至誠館での歓迎セレモニーではオールイングリッシュで、ESS部の生徒が司会進行、インターアクト部の生徒が生徒を代表して歓迎の挨拶を務めました。
歓迎セレモニーでは、双方の学校の先生と代表生徒の挨拶に続き、記念品の交換が行われました。また、インドの生徒たちには本校が発行する、“Certificate of Participation(学校交流証明書)”が一人ひとりに手渡されました。
セレモニーの後には、男女2グループに分かれて校内を見学。主にクラブ活動を見てもらいました。バスケットボールやバドミントンは、インドでも盛んに行われている競技ですが、武道系の競技は直に見るのは初めての様子でした。剣道の鋭いかけ声に驚いてしまう生徒もいました。柔道場では男子に柔道着を着てもらい、弓道場では女子はゆがけ(弓を引くときに用いるグローブ)をつけて、少しだけ競技体験をしてもらいました。和太鼓の演奏も好評でした。インドの男子生徒が上手に笛を吹き始め、部員を驚かせていました。
インドの年度も日本と同じ、4月からは始まり3月に終わるそうなので、春休みを利用しての日本訪問でした。20日に来日し京都・広島を巡り、本校に立ち寄ってくれました。希望参加制の研修ツアーで、全員が日本は初めて。テレビやインターネットで日本の情報にはたくさん触れることができますが、現地に赴き同世代の若者とダイレクトに交流したことは、貴重な体験になったはずです。
旅の後半は、東京、箱根、富士山など、要所を押さえたコースを堪能するそうです。
終業式
今年度の最後を締めくくる、終業式が至真殿にて行われました。生徒会長と学校長より、挨拶がありました。
生徒会長、沖くんは「先日卒業式が行われ、我々在校生のみとなりました。大きな存在であった3年生が卒業してしまい不安もあると思います。しかし4月には新入生を迎えます。我々が上級生として1年生を支え、学校運営を担うことになります。私たちが模範を示し、この学校をより良くするために頑張っていきましょう。体調管理に努め、4月の始業式には全員がここに集まり、新年度に臨みましょう」と来年度の健闘を呼びかけました。
学校長は1年間の学校生活を振り返り、学校行事やクラブ活動等での生徒たちの活躍ぶりを讃えました。遠足、体育祭と文化祭、2年生の修学旅行、予餞会や芸術鑑賞等の行事では、生徒達が積極的に参加し喜んでいた様子に好感を示し、文化部、運動部とも大きな成果を実らせたことを賞賛しました。特に、6年ぶりとなった夏の甲子園大会への出場に触れ、野球部員の奮闘はもとより全生徒が千葉県大会から甲子園まで一丸となって応援に励んだ様子を、「学校が一体となった」と評価し、今年度を「思い出に残る1年間でした」と講評しました。
次に、進級後の心構えについて言葉を続けました。1年生へは「初めての高校生活にためらうこともあったでしょうが、この1年間の経験を活かして新入生に手本を示すつもりで頑張って欲しいと思います」と語り掛け、2年生へは「いよいよ高校生活の最後の1年を迎えることになります。進路を決定する大切な1年です。目標を立てそれを実行できる1年としましょう」と激励しました。
さらに全生徒へ向け、「新年度は、今年と同じ1年を過ごすのではなく、新しいことに挑戦する1年となるようにしましょう。挑戦をすれば、失敗してしまうこともあります。しかし失敗は無駄にはならず、次の成長への糧となります。失敗を恐れて何もしなければ、成長するチャンスは失われてしまいます。成功の対義語は、失敗ではなく、何もしないことです。また、本校では新年度に必ずクラス替えがあります。新たな出会いを経て、様々な価値観や異なった考えを持つ人と交流する、この得がたい機会を大切にしてください」と講話を述べました。
表彰
離任式に続き、生徒の活躍を顕彰して、表彰が行われました。以下に、ご紹介いたします。
【夏の課題受賞】
○手紙作文コンクール
佳作 高橋 蘭、征矢千優
特別賞 佐藤 駿
金賞 神崎桜子
○明るい選挙啓発ポスター
木更津市 金賞 唐亀夢香
銀賞 中村一千香
千葉県 優良賞 中村一千香
佳作 唐亀夢香
○千葉県環境月間ポスター
優秀賞 田中ひのあ
奨励賞 川名里心、竹内万央、平賀くるみ、
勝 優花、関口晴音
○本校読書感想文・体験レポート
最優秀賞 石井悠大(体験レポート)
優秀賞 品田桃花(感想文)
【吹奏楽部】
○千葉県吹奏楽個人コンクール
安房・上総地区予選
高校生フルート部門 金賞 内海彩里
(地区代表・千葉県大会出場認定)
高校生ユーフォニアム部門 金賞 御幡隆憲
(地区代表・千葉県大会出場認定)
高校生サクソフォン部門 金賞 矢野彩芽
高校生チューバ部門 銀賞 岡戸凛音
○千葉県私学吹奏楽大会
優良賞
【書道部】
○全日本書初め大展覧会
日本武道館賞 兼清琉那
【ソフトテニス部】
○きらめきソフトテニス大会
シングルスの部 女子第3位 木部理央
【バドミントン部】
○千葉県私立高等学校バドミントン選手権大会
男子学校対抗の部 第3位
○千葉県協会及び千葉県高等学校体育連盟主催大会において
優秀学校賞
離任式
終業式に先立ち、離任式が行われました。今年度末で本校を去られる先生方より、お一人ずつご挨拶をいただきました。
学校長のご紹介の順に、離任される先生方のお名前をお伝えいたします。
吉永雄介先生(理科)、森井孝圭先生(保健体育)、石田康夫先生(保健体育)、田村友宇一先生(副校長)
4名の先生方より、「高校生が持つ、溢れるエネルギーをそれぞれが目指すものに注いでほしいです」、「あっという間に過ぎ去る高校生活を、悔いが残らないよう充実したものにして欲しいです」「健康を保つことで何でもすることができます。みなさんのご活躍を期待しています」「高校生活は掛け替えのないものです。この3年間を精一杯悔いの残らないよう過ごして下さい」と、それぞれ心のこもったお言葉をいただきました。
石田先生は、木更津中央高校時代から43年間のご勤務でした。田村副校長は、ご自身が木更津中央高校第12期生としてご卒業。大学をご卒業後すぐ、木更津中央高校で教師人生をスタートさせ47年間を本校で過ごされました。お二人が本校での永年のご勤務を振り返り、感慨深く語られる姿が大変印象的でした。
最後に学校長より、「先生方の第2の人生への新たな門出に、激励の気持ちを込めて、拍手をお願いします」との言葉に、会場からは大きな温かい拍手が送られました。
芸術鑑賞会
本日は、至真殿にて『芸術鑑賞会』が催されました。ご出演はゴスペルヴォーカルグループの、Star Lightsのみなさん。会場の全員を魅了する、さすがの歌唱力でした。
【Star Lightsのご紹介】日本ゴスペル界の第一人者“ビッグママ”こと、亀渕友香さんが率いるヴォーカルグループです。ソロシンガー、バンドボーカル、プロダンサー、ミュージカル女優など様々な分野で活躍するエンターテイナーが結集した、プロ集団です。
19世紀後半アメリカの黒人教会では、独特なアレンジを加えて讃美歌が歌われるようになりました。奴隷時代の労働歌、黒人霊歌、ジャズやブルースなどの影響を受け、しだいに高い音楽性を具えるようになり、今日我々が知る、ゴスペルソング(福音唱歌)と呼ばれる音楽が誕生しました。
その成り立ちの過程を反映するように、数々の作品は様々な曲調に富み、表現力豊かなパフォーマンスは世界中で人気を博しています。手を打ち鳴らして強いリズムを刻み、call and response(ヴォーカルとコーラスとの呼応)のさなか、つんざくような高音で神への賛歌を歌い上げるシーンは、ゴスペルの醍醐味です。
ステージは、“God Great God”、“Deep River”などのスタンダード曲から始まり、日本でゴスペルが一般に広まる切っ掛けとなった映画『天使にラブソングを』から“Oh Happy Day”、“Joyful Joyful”などの3曲、J-popを含めて全部で17曲を披露していただきました。本校の校歌もStar Lightsのみなさんが歌うと、まるで趣が異なる大人っぽい雰囲気が漂う曲になりました。
途中詳しい曲紹介もしていただきました。日本人にもなじみの“When the Saints Go Marching In”(聖者の行進)は、アップテンポな明るいイメージにもかかわらず、何と葬送曲として歌われた曲。“Amazing Grace”(アメージンググレース)は、奴隷商人の白人が嵐に襲われた際、難破を逃れたことで改悛し神への感謝を表した曲だそうです。この解説の途中、雷鳴とともに会場の外がにわかに掻き曇り、春の嵐に見舞われるというハプニングもありました。
Star Lightsのみなさんの元気なリードで、会場は大いに盛り上がりました。あたかも楽器が奏でるような歌声に、生徒たちは仰天。ゴスペルのとりことなりました。
入学候補者説明会 2回目
先月22日(土)に続き、第2回目となる『入学候補者説明会』が行われました。本日は、正午までにおよそ180名の生徒が来場しました。
入学候補者は、「お早うございます」と元気に挨拶をしながら、正門から続く坂道を上ってきました。今回も説明動画が配信され、参加者は事前に視聴の上(見逃した人は、会場で視聴できます)、手続きに臨みました。必要書類の提出に加え、希望コース、選択科目へのアンケート、制服・体操着のサイズを確認し、すべての入学候補者が無事手続きを終了しました。
明日14日(金)には、候補者全員が登校し、『入学候補者実力試験』が実施されます。
4月7日(月)から新入生としての登校(準備登校)が始まります。入学への準備が、着々と進んでいきます。
表彰
生徒の活躍を顕彰する、表彰が行われましたので、以下にお伝えいたします。
【夏休みの課題】
○千葉県環境月間におけるポスター募集
高校生以上の部奨励賞 景山奈柚、清水陽南子
【バスケットボール部】
○千葉県高等学校バスケットボール大会
総合成績 男子第6位
インドネシアの生徒と国際交流
本日、インドネシアより、修学旅行で日本を訪れている中学生56名が来校し本校の授業や部活動を見学しました。本校の生徒たちは積極的に対応し、交流を深めました。
来校したのは、Thursina International Islamic Boarding School(サーシナ国際イスラム寄宿制学校)の中学3年生の生徒たちです。サーシナ国際校は、首都ジャカルタを擁するジャワ島東部にある全寮制の学校です。キャンパスは、実に東京ドーム約766個分の広さを誇り、その中には、モスク、スポーツアリーナ、最新設備の図書館、医療センター、レストランなどがある、巨大複合教育施設になっているそうです。イスラム教の戒律や教義に基づいた教育が行われている中・高一貫校で、生徒たちは男女別に2つの専用キャンパスで過ごしています。
生徒たちは修学旅行中で、14日に来日。大阪や富士山などを観光した後、木更津に立ち寄りました。和太鼓部の演奏に出迎えられて、至誠館に入場。ESS、インターアクト部の生徒が準備を整えた歓迎セレモニーでは、本校生徒と学校長が英語でスピーチを披露しました。
セレモニーの後、4つのグループに分かれて校内を見学してもらいました。授業は書道を、部活動では、弓道部、茶道部、和太鼓部を見学し、すべての活動を実際に体験してもらいました。弓道場で盛り上がる男子、お茶菓子に顔をほころばせ、「うまい?おいしい!」と日本語で感想を伝えてくれた女子生徒もいました。
暖かい気候に慣れたサーシナ国際校の生徒たちは薄着で、なかには靴下をはいていない生徒もいました。今朝、急に冬に逆戻りしてしまった日本の気候にちょっとびっくりの様子でしたが、最後まで元気で笑顔を絶やさず明るく過ごしてくれました。
ASEAN(東南アジア諸国連合)の盟主を務めるインドネシアは、大小1万7000もの島々で構成される共和国です。建国のモットー「多様性の中の統一性」が示すように、他民族・多言語・他宗教の国です。彼ら・彼女たちの親しみやすい笑顔を見ていると、他者との違いを苦にせず、人とつながろうとする力に長けているという印象を受けました。近年、アニメなどを通じて、特に若者の間で日本文化がブームになっているとのことです。本校の生徒たちも他国の人や文化に直に触れることで、今後さらに視野を広げてほしいものです。
台北修学旅行最終日 ~特進ハウス~
2月15日(土)、最終日を迎えた生徒たちは史跡を訪れ、台湾の歴史について学びました。
生徒たちは、忠烈祠を訪れました。忠烈祠には幾度かの戦争で亡くなった軍人が祀られています。衛兵交代式は、厳かで圧巻のセレモニーでした。時代に翻弄された台湾の歴史は、現在も進行形で続いています。台湾の近現代史は日本とも深い関わりがあり、現地でそれを学んだ意義は決して小さくありませんでした。
次に訪れた、十份老街は、線路間近に商店が並ぶ独特の町並みです。生徒たちは、「天燈上げ」を楽しみました。願いを込めた赤いランタンが、青空の彼方に消えていきました。
15:20桃園空港発BR196便に搭乗。羽田空港に19:25無事到着。現地解散となりました。
修学旅行最終日 ~一般クラス~
修学旅行もいよいよ最終日を迎えました。A班、B班とも最後の滞在地で活動を終え、帰路につきました。
A班は御殿荘を後にし、東山を散策してから清水寺を参拝しました。老舗清水順正で名物の湯豆腐を堪能しました。清水の舞台から見下ろす京都の町並みと週末の観光客で賑わう参道が最後の思い出となりました。
B班は、広島平和記念資料館を見学しました。昨年ノーベル平和賞を受賞した、「日本被団協」の受賞記念パネル展が開催中でした。被爆から80年、たゆまぬ努力を続けても尚、私たちは核の脅威に怯える時代に暮らしています。学ぶべきことは多いです。
午後は、昼食を兼ねた市内散策でした。独自の進化を遂げたお好み焼き、“広島焼き”の発祥の地です。オタフクソースの味と香りを脳裏に焼き付け、旅を締めくくりました。
A班は、14:30京都駅発のぞみ226号に乗り、16:45東京駅着。
B班は、14:03広島駅発のぞみ98号に乗り、17:57東京駅着。
両班とも、東京駅で解散となり4泊5日の修学旅行を無事終えることができました。2年生は代休をはさみ、19日(水)から登校、通常授業に戻ります。
台北修学旅行4日目 ~特進ハウス~
2月14日(金)、生徒たちは現地の大学生との交流を兼ねて、台北市内を散策しました。言葉の壁はありますが、海外で同世代の人とコミュニケーションをとりながら、街中を歩き回る体験はなかなかできるものではありません。ハウス長、竹内先生からのレポートをお伝えします。
今日は現地の大学生との班別行動の1日でした。
ホテルのロビーで大学生たちとの緊張のご対面からぎこちなく出発する様子を見送りました。
その後の各班の過ごし方が少し心配でしたが、集合場所である夕食会場に戻ってくる姿を見てホッとしました。おそらく1日中台北市内を歩き回り、疲労の色は濃いものの、皆充実した顔をしており、いい時間を仲間と大学生と共に過ごしたんだろうなと感じさせられるひとときでした。
夕食は飲茶料理を頂き、ホテルに戻りました。
今は友人たちとの最後の夜を楽しみつつ、明日のチェックアウトに向けて荷造りの真っ最中です。
明日はいよいよ最終日。
ランタンに願いを乗せてから帰国します。
修学旅行4日目 ~一般クラス~
修学旅行も終盤です。A班はクラス別研修で、京都を中心に市街を散策。B班は兵庫のホテルを発ち、午前中は道頓堀を自由散策、午後には広島に移動しました。
A班ではやはり着付け体験を選んだクラスが目立ちました。男子の和装が思った以上に凜々しく決まり、艶やかな女子の装いと相まって、古都で華やかに映えました。京都・大阪を巡るコースに加え、神戸まで足を伸ばしてメリケンパークでランチビュッフェを楽しむクラスもありました。
班は、午前中は道頓堀での自由散策。戎橋からグリコの看板を背景に記念写真を撮るのは欠かせない一枚です。11:40新大阪駅からのぞみ65号に乗車。お昼は車内でのお弁当でした。午後は広島駅から安芸の宮島へ移動。海上に浮かぶ厳島神社の大鳥居もマストの景観でした。
A班は御殿荘で2泊目。B班はリーガロイヤルホテル広島で1泊。いよいよ最後の1日を迎えます。
台北修学旅行3日目 ~特進ハウス~
2月13日(木)、3日目を迎えましたが、現地での特進ハウスは意欲的に活動しているようです。見学先では、ドジャース大谷選手の“あの”記念ボールが展示されていたそうです。台湾での事故の一報が報じられていましたが、ハウス長竹内先生から「影響なし」と無事が伝えられました。
今日は観光三昧の1日でした。
まずは、淡水という港町を訪れました。本来なら風光明媚な場所なのですが、あいにくの冷たい雨でほとんど景色を楽しむことができませんでした…。その後、紅毛城というオランダ統治時代の古跡を見学し、淡水区の「老街(ラオジェ)」を散策。台北の古き良き街並みを楽しみました。
次は打って変わって最新鋭の街・信義区に移動し、台北101の89階展望エリアで台北市内を一望する絶景を曇り空ながらも楽しめました。なんとこの展望エリアには大谷翔平選手が50-50を達成した記念ボールが展示されており、ちょっとしたサプライズとなりました。
昼食は台北101の広大なフードコートで各自思い思いのメニューを楽しみ、その後はお土産物屋で買い物です。
そして最後はお楽しみの夜市散策。日本では決して味わえないアジアのエネルギー満点の雰囲気の中、様々なローカルフードを堪能してホテルに戻りました。
日中に台南方面で爆発事故のニュースもありましたが、滞在する台北とは新幹線で移動するほどの距離もあり、特に影響はありませんでしたのでご安心ください。
修学旅行3日目 ~一般クラス~
2月13日(木)、修学旅行の日程のちょうど真ん中、別々のコースを巡っていたA班とB班がユニバーサルスタジオジャパンで合流し、楽しい1日を過ごしました。
2年生15クラスがUSJで一堂に会する日となりました。クラスの枠にとらわれず、気の合う仲間と落ち合い、開催中のイベントや人気アトラクションを探しなら広い敷地内を530余名の生徒たちが動き回りました。
平日にもかかわらず場内は外国人観光客で激混みで、レストラン内での席取りにも一苦労だったそうです。
A班は、この日から拠点を京都に移し、本校の定宿聖護院御殿荘宿で2泊を過ごします。
B班は、御殿荘に別れを告げ、宿をホテルヒューイット甲子園に移しました。
14日(金)より、日程は後半に入り、両班は互いに逆のコースを辿ります。
台湾修学旅行2日目 ~特進ハウス~
午前中は、現地の高校との交流会。台湾の学校の様子や高校生と直に接する貴重な機会となりました。午後には有名なツアースポットを巡り、台北観光を満喫。意欲的に行動しているようです。ハウス長、竹内先生からのレポートです。
今朝は5時45分に起床し、朝食後に学校交流に出かけました。至善高校という、農業科・幼児保育科・木工科・観光科などがある進路多様校にお邪魔して、まずは授業体験です。リップクリーム作り、木工鍵作り、コースター作り、スポーツ交流、伝統コマ回し、ドリンク作りなど、様々な活動を現地の生徒のサポートを受けながら行いました。最初は緊張気味でしたが、すぐにいつもの調子を取り戻し楽しそうに各々のアクティビティに取り組んでいました。
その後、歓迎セレモニーが行われ、パワーポイントを使った木更津総合高校の紹介、代表生徒挨拶、きさぽんのぬいぐるみと野球応援グッズを贈呈。プレゼントの紹介を含め、それぞれ台湾語、英語を交えて各クラスの代表が立派に行いました。至善高校の生徒達と共に台湾ローカルフードのお弁当を食べてから名残惜しいお別れです。
午後は観光でした。
まず千と千尋の神隠しのモデルとなったと言われている九份の散策・買い物・買い食いを楽しんだあと、台北市内に移動して中正記念堂で巨大な蒋介石に会い、台湾随一のパワースポットでご利益のデパートと言われる龍山寺で祈願をしてお守りを頂きました。
夕食は台湾料理を堪能して台北時間20時過ぎにホテルに戻りました。流石にハードなプログラムでしたので今夜はグッスリ休んでくれると思います。
修学旅行2日目 ~一般クラス~
2月12日(水)、A班は、広島から大阪へ移動。B班は、京都を中心に観光を楽しみました。とも順調に旅行を続けているようです。
A班は、リーガロイヤル広島で一泊を過ごし、安芸の宮島へ。午前中は班別行動となりました。日本で最も有名なお菓子『銘菓もみじ饅頭』は、最近はあんこの他にも様々なバリエーションがあり、生徒たちは元祖や本舗を名乗るお店の味の違いを楽しみました。
お昼に広島駅からのぞみ96号に乗って新大阪駅へ移動。午後は、道頓堀・心斎橋周辺を自由に散策しました。日本有数の繁華街で、粉もん、串カツなど食べ歩きを満喫しました。
夜は、ホテルヒューイットで1泊。忙しい1日を過ごしました。
B班は、クラス別研修の1日でした。クラスごとにバスを仕立て思い思いのスポットを巡ります。京都を中心に、金閣寺、嵐山散策、伏見稲荷に東映太秦映画村。大阪へ足を伸ばして、海遊館や新世界自由散策から、京都に戻るコースをたどるクラスもありました。7クラス中6クラスが着付け体験を選び、和装でキメて古都を闊歩しました。
聖護院御殿荘で2泊目を過ごしました。夕食は仲居さんが運んでくれる部屋食です。老舗旅館の食事は格別でした。
台北修学旅行1日目 ~特進クラス~
特進クラスは、台湾の台北市で5日間を過ごす旅程です。生徒と引率教員94名での修学旅行となります。特進ハウスも出発は2月11日(火)。搭乗手続きに時間がかかるため、羽田空港に7:50に集合。エバー空港(BR189便)10:25発、台北松山空港に13:25無事到着しました。
約3時間のフライトを経て松山空港に降り立ちました。本日台湾は26℃を記録しており、日本との寒暖差に戸惑ったものの、天候に恵まれ、最高のスタートをきりました。バスに乗り向かうは故宮博物館。有名な白菜の展示は無かったものの、ガイドさんの興味を引き立てる案内のおかげで、生徒は歴史ある様々な展示物に感銘を受けました。見学後は、夕食の会場へ。レストラン「中華楼」にて本格中華を堪能しました。ターンテーブル式の円卓を囲み、生徒は心躍らせながら夕食のひと時を大いに楽しみました。
明日は台湾の高校生との交流会です。
修学旅行1日目 ~一般クラス~
2月11日(火)、2年生の修学旅行が始まりました。一般クラスは、生徒と引率の教職員で総勢550余名が、A班、B班の2班に分かれての修学旅行になります。旅行先から送られた写真や記事を随時ご紹介します。
A班は、11日朝9:12東京駅発の、のぞみ19号に乗り、13:02広島駅に到着。その足で広島平和記念資料館を見学しました。資料館には、原爆による悲惨な戦禍が数多く展示されています。修学旅行での貴重な学習の機会です。
B班は、少し遅れて9:54東京発の、のぞみ325号で一路京都へ。京都清水にある、順正で名物の湯豆腐に舌鼓を打ち、清水寺から東山を散策しました。
A班は、リーガロイヤル広島に一泊。B班は、聖護院御殿荘に2泊します。どの生徒も朝早く自宅を出て、房総半島から関西へ移動。長い一日を過ごしました。各宿泊先では、班長会議が開かれ、宿での注意や入浴の順番、消灯時刻の厳守などの連絡事項が伝えられました。
1年生進路ガイダンス ~進学・就職指導部~
本日、1年生を対象にした『進路ガイダンス』が行われました。1校時目は、(株)進路企画より、山田光徳様を講師にお招きして、進路について講演をしていただきました。また、校舎内には、大学、専門学校、企業などによる、様々な講座が設けられ、2、3校時目には、生徒たちは希望する講座を2つ受講し、進路についての考察を深めました。
2年生への進級が間近に迫った生徒たちは、各自の進路について考える時期を迎えました。
山田様からの講演では、就職or進学、何を基準にしてどちらを選ぶのか。専門学校や大学では何を学び、卒業後にはどの様な資格を得ることができるのか、等を詳しく解説していただきました。ご自身の体験を踏まえた説明は実に具体的で、「1年生にも分かりやすく」という工夫を随所に感じる内容でした。
山田様は、賃金などの「経済面」、人との関りや社会への貢献度などの「社会性」、自分の夢をかなえたいという「自己実現」、という3つの視点からどれを重視するべきか、自分の志向や適性も考慮に入れて慎重な進路選択が肝要、と生徒たちに訴えました。さらに、急激な技術革新や、めまぐるしく変わる社会情勢にも触れ、できるなら近未来を見据えた選択も大切では、とのご指摘もしていただきました。
体育館の壁に投影された説明資料はタブレットにも配信され、生徒は資料を見ながら最後まで熱心に耳を傾けていました。
教室、講義室、特別教室では35の講座が用意され、IT(CG、ゲーム、情報処理)、医療(看護、歯科衛生、理学・作業療法、薬学)、理美容(メイク、エステ、ネイル)、芸能(音響、放送、映像、演劇、音楽)、教育、宝飾、鉄道ほか、その分野は多岐にわたるものとなりました。実演形式の模擬授業が目立ち、エンジン模型を用いた自動車整備、エステやヘアメイクでの施術、小型犬へのブラッシングなど、生徒たちは実際にやってみることでイメージを膨らませ、志望分野についての関心を深めました。
自分がどの様な進路に進むのか、暗中模索の段階にいる生徒が殆どでしたが、今回のガイダンスは時期を得たものとなり、生徒たちが進路を考える絶好の機会となりました。
始業式
本日は、2025年最初の登校日となりました。授業の再開を迎え、始業式が行われました。
吹奏楽部の伴奏による校歌斉唱に続き、生徒会長沖くんより挨拶がありました。「先輩たちから引き継いだものに加えて、さらに新しいものを作り上げて行きたいと思います」と、会長としての抱負を述べた後、生徒たちに向け「1年を振り返れば、有意義に過ごし満足ができた人もいれば、やり残したことがある人もいるかと思います。今年は是非目標を立てて下さい。大きな目標を持つことも良いのですが、先ずは簡単に達成できる小さな目標を立て、実際にやり遂げることが大切です。1年はあっという間に過ぎてしまうので、1日1日を大切に過ごしていきましょう」と呼び掛けました。
続いて、学校長より年頭の講話が伝えられました。「2025年を迎えました。年末年始は好天が続き穏やかなお正月を迎えられたことと思います。本日は全体集会ですが、3年生は家庭学習期間となり、2月末の予餞会まで登校しません。大学受験に向けて勉強している人もいれば、4月からの新生活に向けて準備をしている人もいるはずです。
ところで、社会に出る前の準備というのは、わずか数ヶ月で成し遂げられるものではありません。みなさんが過ごす高校生活は限られています。その3年間をかけてしっかり取り組んで欲しいと思います。
1年の短さを実感している人が多いのではないでしょうか。これは、年齢を重ねればその人にとっての1年という期間が、相対的に短くなるためだと言われています。元旦に生まれた私は、この正月で49才になりました。みなさん以上に1年を短く感じているはずです。だから40代最後の1年を「あっという間」で終わらせることがない様、新しいことにチャレンジしていこうと思っています。みなさんも、2025年の終わりを迎える時、「なんの変哲もない1年を過ごしてしまった」と後悔することがない様、目標を立て何かにチャレンジする1年間を過ごして欲しいです。
そして、立てた目標は先延ばしにせず、直ちに行うことが肝心です。できるはずのことを後回しにすれば、機を逃し2度と取り組むことができなくなることもあります。まだ記憶に新しいコロナ禍では、世界中の人々がやりたいことや、やらなければならなかったことを抱えたまま、3年間を無為に過ごさざるを得ませんでした」と時間の大切さを説きました。さらに、「挨拶をする」「服装を整える」「遅刻欠席をせず登校を続ける」「授業を受け勉強に励む」「清掃の徹底」と、5つの要望事項を「しっかり」念頭に置いて日々を過ごすよう、訴えました。
3年生学年集会
終業式を終えた後、3学年の生徒だけが会場に残り、学年集会を設けました。およそ2ヶ月間の長い冬休みに入る3年生に向けて、学校長他、学年に関係する担当者からさまざまな注意が伝えられました。
学校長は、「明日から長い休暇となります。羽を伸ばしたいという気持ちを抱くのは当然だし、高校生活最後の思い出作りをするなど、大いに楽しんで欲しいと思います。しかし卒業を間近に控えていることと、その日まではみなさんが本校の生徒であることを常に念頭に置いて行動して下さい。
さて、この時点でお伝えしたいことが1つあります。3年生のみなさんのほとんどが成人年齢に達しているはずです。卒業後の進路は、就職する人と進学する人に分かれますが、10年後、20年後には間違いなく社会を支える存在となっているはずです。現在2,000人という多くの生徒に恵まれている本校では実感し辛いのですが、日本社会は少子高齢化が急速に進んでいます。子どもの数が激減し、多くの小中学校の統廃合が進んでいます。また、日本の総人口に対する65歳以上の高齢者が占める割合が、20年前は14%ほどでしたが、現在は29%。さらにみなさんが社会で活躍しているであろう20年後には36%に達することが確実視されています。
高校生が毎月「就学支援金」という補助を受けていることは承知していると思います。就労者ではない子どもや学生、お年寄りを、主に税金を原資にして社会で支え合う仕組みがあることも授業等で習っていることと思います。各年齢層の人口比の推移を見れば、みなさんが社会を支える担い手となるころには、その負担はかなり大きなものになります。
一昔前までは、いったん就職すれば老後まで安泰が約束されていた時代でしたが、これから日本は急激に衰えていきます。この日本社会をどの様に支えていくのかということを是非考えて欲しいと思います。ただし、人を蹴落としたり、競争の末に自分だけが勝ち残れば良いと考えたりするのは間違いです。人が減っているからこそ、互いに力を合わせて社会を担っていく、協調し合い共同して社会を築いていくことがこれまで以上に大切になるのです。
みなさんは、この木更津総合高校で、個性豊かなたくさんの仲間達に囲まれて3年間を過ごしてきました。今後、その経験を大いに活かして活躍してくれることを期待しています。良い冬休みを迎えてください。2月27日には全員が元気に登校してください」と生徒たちに伝えました。
進学指導部長竹下先生は、まず進学を決定している生徒に向けて祝福の言葉を伝えた後「ご家族の支援他、周囲から多くの援助があって合格を果たしているはずです。感謝の気持ちを忘れずにいて欲しいです。また、入学までの3ヶ月間、決して無為に過ごすことがないようにしてください。進学先で学ぶ分野の書籍に目を通し知識を得ておくことは大切です。また、本校の生徒に限ったことではありませんが、授業について行けずに留年や中途退学に至ってしまう学生が一定数いると聞いています。一般受験を受ける生徒はまだ勉強を続けています。進学後に後れを取ることがない様、この期間を有効に過ごして欲しいです」と訴えました。また、これから一般受験を控えている生徒たちには、「多くの時間を割いて学習に励んできたからこそ、その胸に抱いて来た夢や希望は必ずかなうと信じて、最後まで諦めず頑張って欲しいです」と激励の言葉を送りました。
就職指導部長寺岡先生は、内定を受けた生徒に向けて「様々な努力をしてきた結果内定を勝ち取ったこと。また、超売り手市場という状況で優良企業からかなりの好待遇で迎えられていることを忘れないでください。この好機を棒に振るような事態は絶対に避けて欲しいです」と語り掛け、手続き書類の確認と提出期日を厳守すること、不確実な情報・無責任な勧誘に惑わされないこと、誤解を招くような情報・就職先の情報を安易にSNSにアップしないこと、と念を押しました。進路が未決定の生徒に向けては、「最後の一人が内定を勝ち取るまで、全力で対応します。1月以降も遠慮をせず就職指導室の扉を叩いてください」と呼び掛けました。
生徒指導部大島先生からは、運転免許の取得についての手順や取決めを守ること、「人の命と身体に関わることです」と断りながら取得後は安全運転に徹すること等、注意喚起がありました。「なにか事故やトラブルに巻き込まれるようなことがあれば、必ず学校に連絡を入れて欲しい」と訴えました。
最後に、3学年ハウス長森先生は、「いよいよ明日から冬休み、明けて1月からは3年生は家庭学習期間に入ります。まず、大学進学を目標にして1月の共通テストや2月以降の一般受験を受ける人は、ここからが正念場です。受験直前まで学力が伸びる瞬間はあります。大きな重圧を感じている時期だと思いますが、それを乗り越えてこそ合格したときの喜びは大きいはずです。頑張って下さい。
一方、ほとんどの人がこの時点で進路を決めています。家庭学習と言いながらも実質長期の休みです。しかし、4月までの丸3ヵ月は、次のスタートラインに立つ助走期間であると考えてください。無駄に過ごすのではなく、進学する生徒は必要な学習に取り組み、就職する生徒は仕事に関係するスキルアップに努めることが出来るはずです。
担任の先生方は君たちがいなくなった後も、他学年の授業を受け持ち、3年間の成績や記録の整理、卒業式の準備等、様々な業務に追われ多忙な日々を過ごします。そして、卒業するその瞬間まで、君たちが無事に過ごしているか気に掛けています。担任の先生に心配がかかるような行為は厳に慎んでください。それでは、次回登校となる予餞会の日には元気な姿を見せて欲しいと思います」と言葉を結び、集会を終えました。
令和5年度生徒会本部役員のみなさん、ご苦労様でした。
新役員が選出され、新旧役員は無事交代をすませました。この1年間を振り返れば、卒業生を送り出した予餞会・卒業式。最後となった強歩大会。本校開校以来最多となる760名の新入生を迎えた入学式。観測史上最も暑かった夏の甲子園大会への出場。残暑のなかでの体育祭。ようやく訪れた秋に行われた文化祭は大盛況でした。
様々な場面で陰になり日向になり活躍してくれたのが、生徒会のみなさんでした。引退がせまった11月末に、3年生役員に集まってもらって記念に写真を撮影しました。さわやかな笑顔からは「やり切った感」と「誇らしさ」が溢れていました。
役員を代表して会長の原颯汰くんから最後のメッセージを預かりましたので、次に紹介いたします。
「生徒会活動の締めくくりを迎えました。生徒会長として過ごしたこの一年間は、私にとってかけがえのない時間でした。 振り返れば、さまざまな活動を通じて、みなさんと一緒に学校生活をより良くするための挑戦を続けてきました。文化祭や体育祭、日々の学校生活の中で、みんなの笑顔や協力に支えられてここまで来ることができました。
この経験は、私自身の成長にも大きな影響を与えてくれました。 もちろん、すべてが順調だったわけではありません。時にはうまくいかないこともありましたが、そのたびに仲間と力を合わせ、壁を乗り越えてきました。
これから新しい生徒会へとバトンが渡ります。後輩たちがこの学校をさらに素晴らしい場所にしてくれると信じています。
最後になりますが、今まで支えてくださった先生方、そして一緒に歩んできた生徒会メンバーや全校生徒のみなさんに心から感謝申し上げます。 この場に立たせてくれたこと感謝いたします。 本当にありがとうございました」
みなさん、本当にご苦労様でした。
終業式&生徒会役員就任式
12月24日(火)、1年生から3年生全ての生徒が至真殿に集まり、終業式が行われました。式に先立って、生徒会本部役員新旧のメンバーが登壇し、前会長の原颯汰君と新会長の沖琉雅君から挨拶がありました。また、就任に際して、新役員が一人ひとり自己紹介を行いました。
前会長の原くんは、会長として最後の登壇となりました。感謝の気持ちと未来への希望を込めて綴った言葉は、離任にふさわしいコメントとなりました。
[原くんの挨拶は、『生徒会本部役員のみなさん、ご苦労様でした』の記事中に掲載しております]
沖くんは、会長として初めて、全生徒を前にしての挨拶となりました。
「みなさんこんにちは。生徒会会長になりました沖琉雅です。今回の選挙の結果、この11人が生徒会役員となりました。もちろんここにいる生徒会役員の全員が選ばれたという自覚をしっかり持ち、活動していきますが、選挙の際に校長先生がおっしゃっていた様に生徒会は全校生徒1人ひとりに関係のあるものです。是非、共にこの学校をより良くしていきましょう。1年間よろしくお願いします」と決意表明をしてくれました。
学校長は、「もうすぐ年末を迎えます。今年が始まろうとするときには、みなさんはきっと様々な夢と希望を抱いて、それぞれが目標を持ち計画を立てていたのではないでしょうか。100%の成果を上げるのは難しいことですが、その結果に満足を得ることはできたでしょうか。
なかなか目標が達成できない人は、なにか手だてを講じて自分を変える必要があります。自己改革の方法として、自分を取り巻く環境を変えたり交友関係を見直したりすることが唱えられますが、就職や進学などの時期を得られなければ困難でしょう。そこで「時間の使い方を変えてみる」ことが有効だと言われています。起床や就寝時間など1日のなかで変化を試みるだけでなく、1週間、1ヶ月というスパンで自分を変えようとする意識をもって過ごすことで、さまざまな分野で成長が見込まれる筈です。3年生は、卒業を間近に控え次の進路へ進もうとしています。2年生は、高校生活のさらなる充実を図らなければなりません。高校生活が4月に始まったばかりの1年生は、学習面での基礎を徹底させたうえで、自分に課す何かを見つけて欲しいと思います。冬休みは、1年を振り返り自分自身を見つめ直す好機となります。みなさんの新年が実り多きものになることを祈っています」と講話を伝えました。
フジテレビ『新しいカギ』新企画に出演決定!
12/14(土)放送のフジテレビ『新しいカギ』に本校生徒が5名出演します。
今回参加するのは、高校生カップル参加企画!
【カップル1組+ニセ彼氏3人】でチームを組んで協力し、カギメンバーを騙す…新たなダウトクイズです。
ルールはシンプル!
本物の彼氏がバレなければ勝ち!
様々な角度から質問してくるカギメンバーに対し、
ニセ彼氏は完璧な嘘をつく…
放送日:12月14日(土)19:00~21:00(2時間スペシャル)
乞うご期待、是非ご覧ください。
クリスマスカード ~1年生英会話~
デーモン先生とジェームズ先生が担当する1年生の英会話では、生徒たちは先週からクリスマスカードの作成に取り組んでいます。
英会話の授業では、普段から様々なアクティビティを通してその場面にふさわしい英語表現を学んでいます。もちろんそれぞれのアクティビティからは、海外の文化を学ぶこともあります。今回は12月ですからクリスマスカードの作成です。
クリスマスは日本でもメジャーな催しですが、欧米文化圏で行われているクリスマスカードのやり取りはほとんどありません。デーモン先生はニュージーランド、ジェームズ先生はスコットランド出身です。家族や友達、仕事仲間から送られるたくさんのカードを壁やツリーの周りに飾る習わしを聞きながら、生徒たちは海外で祝われるクリスマスに思いを馳せます。
友達や家族、先生など、送る相手を決めて、感謝の気持ちや親愛の情を伝えるメッセージを英語でしたため、色画用紙を使ってカラフルなカードを作成します。二つに折りたたんだカードを開くと、もみの木や雪だるま、アニメのキャラクターなどがポップアップする、楽しいカードを2時間かけて仕上げました。