カテゴリ:生徒
‘26海外研修 ~生徒現地レポートⅨ the last episode~
新井さんの現地レポートは好評を博し、実に一ヶ月にわたる長期連載となりました。様々な出来事が活き活きと語られ、ワクワク感やドキドキ感が伝わる名作となりました。
「朝3時に起き、4時には家を出ました。 車の中からまだ暗い空を眺めながら学校へ向かいました」。
学校へ向かう時間はなんだかいつもより短く感じました。 学校に着いて引率の先生に到着を知らせたら、あとはバスに乗るだけです。最後は、ホストファミリーに挨拶をしてバスに乗りました。すぐ出発しなければいけなかったので別れを言う時間は一瞬でした。もしかしたら名残惜しさから一瞬に感じてしまったのかもしれません。
バスで空港まで向かっている途中1つの不安を感じました。「この経験は自分のものになっているのか?」と。昨日までの経験が今の自分とつながっている気がせず、まるで外から映画を観ていたように本当に自分が経験したことなのかさえ疑わしくなってきました。しかし研修の日々を思い返すと、最初のうちは覚えることや初めての挑戦などが多く、一日が長くそしてぐったりと疲れていましたが、徐々に生活に慣れていくと、気がついたら楽しくてあっという間だと思えるようにまでなっていたことを思い出し、その不安はすこしずつ小さくなっていきました。思い返せば返すほど私が見た景色や感じた空気感、学んだ歴史や文化、現地での友達と話した内容など、私にとってかけがえのない思い出のすべてが、次々に頭の中をかけ巡っていきました。「忘れたくない」と率直に感じ、この思いこそが、私がオーストラリアで様々な日々を経験した証なのだと気づきました。それと同時に私のなかで「経験に恥じない生き方したい」という気持ちが芽生えてきました。私の人生の目標の中に「いろんな世界をみて、いろんなことを経験し、それをもとに自分の考えや感情、世界観を表現したい」という強い気持ちがあります。あの時見た風景、感じたものがこれらの目標を叶えるきっかけの1つになると確信しました。今回の海外研修は、そのくらい私の人生において、大きな経験だったと言えます。「この経験が自分のものになっているか」という問い掛けに対して、まだはっきり答えることはできませんが「忘れたくない」「たのしかった」「もう一度訪れたい」という素直な気持ちを忘れず、自分の将来に繋げていきたいと思いました。
サポートと引率してくださった先生方、ありがとうございます。現地で先生方がいることでとても心強かったです。学校から「頑張ってね、楽しんでね」と見送ってくれた先生方ありがとうございます。応援してくださったことがとても嬉しく、こころの支えになりました。 そしてオーストラリアでのホストファミリー、現地校の生徒の皆さん先生方、ありがとうございました。皆さんがいなければこのような素晴らしい経験をすることができませんでした。この経験を糧に自分の目標を叶えられるように進んでいきたいと思います。
最後になりましたが、高校3年生という本来なら受験へ向けてより懸命に勉強しなければいけない時期に、私のわがままで決して安くはないお金をかけて海外に行かせてくれた両親に感謝しています。「受験勉強の他にも人生で大切なことがある」と背中を押してくれたこと一生忘れません。広い視野をもち、自分の可能性を広げ、自信を持って今後も生活したいと思います。 皆さん本当にありがとうございました
To the people who helped us a lot.
I really appreciate your hospitality. The visit to Austraila was a wonderful opportunity for us.
Without your unstinting support, I wouldn't have had such great days. I’m sure they are the most precious ones in my life, which I will never forget. So I promise that I will make every effort to achieve my goals I found through these experiences in Australia.
Last but not least, I would like to thank you all for your encouragement.
Honoka Arai
~編集後記~
オーストラリア、メルボルンで行われた海外研修の様子をお伝えする「現地レポート」は、今回をもって最終回を迎えました。引率の米本先生、参加生徒の新井さんによる連載は、併せて16回を数えました。双方の記述は互いに補完する内容となっておりますので、一連の記事として楽しんでいただければ幸いです。昨夏の海外研修でも執筆者として活躍してくれた新井さんは、今回の「生徒レポート」でも、ホームステイ先の様子をつまびらかに描写するレポートを送ってくれました。
生徒たちは、10日間の日程で8泊をホストファミリー宅で過ごしました。現地受け入れ校(幼・小・中・高一貫校)では、多様な学びを体験し、様々な年齢層の生徒と交流を深めました。家に戻れば、買い物や散歩に出かけ、温かな食事(現地は冬です)の後にはカードゲームに興じるなど、家族団らんのなかで過ごしていたようです。
それは、海外の街で日常生活を営むという体験でした。観光でその地を訪れるだけでは決して経験できない貴重な時間でした。出会いの緊張、笑顔を交わした喜び、お別れの悲しみなど数えきれない出来事があり、新井さんのレポートには、それを追体験することができる楽しさがあります。現地レポートは、研修の責任者を務めた宮越先生からもご協力を得て、読み手の関心に十分に応える内容となりました。
現地スタッフ諸氏。Balcombe Grammar Schoolの教職員と生徒のみなさん。そしてホストファミリーの方々。この間、本校の生徒たちは、実に多くの人々に支えられて、無事研修を終えることができたことに、感謝の気持ちをお伝えいたします。まことに有難うございました。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅧ Part2.~
思いの丈はあふれ出し、Part1.とPart2.で、5500文字を超えるレポートになりました。
「次に向かったのはユーレカタワーという88階建ての展望台です。ここでは約285メートルの高さからメルボルン市内を見渡せます。展望エリアに着き、眺めを楽しみました」。
窓の近くには、建物名が記され向きと焦点が固定されたスコープがあり、覗くとその建物を間近に見ることできました。もちろん向きが固定されていない望遠鏡もあり、いろいろな場所を自由に見ることができました。ここでもクレアさんの丁寧な解説付きで眺望を楽しみました。メルボルンを貫く大きな川、ヤラ川(Yarra River)を見ていると、「この川は海に繋がっている」「船もたくさん通るよ」と教えてくれました。なるほどと感心していると「川はあんまりきれいじゃないけどね」と一言。「確かに…」と思った瞬間吹き出してしまい、申し訳ないと思いながらたくさん笑ってしまいました。他にも部屋ごとビルから飛び出す仕組みのガラス張りの施設があり、私達もその正方形の部屋に入りました。ゴゴゴゴっという音とともに完全に空中に突き出て、足元のガラスからはっきりと下の様子を覗くことができました。最初は大丈夫だと思っていてもだんだんと足がすくんできました。地上200数十メートルのガラス張りの空間は笑ってしまうほど高い位置にあり、終始引きつった笑いが止まりませんでした。でも、この場所からメルボルンを眺めていると、「あそこに行ってみたい」「ここはどういうところなんだろう」という気持ちが湧いてきて、立ち去りがたい思いが募りました。
展望台をあとにし、次はお土産を買いにいきました。お土産屋さんまで行く途中に教会があり寄ってみることになりました。そこはセント・ポール大聖堂という聖堂でした。ここは前回いったセントパトリック大聖堂とはまた違う大聖堂で、メルボルンの主要な駅フリンダース・ストリート駅の近くにあります。大聖堂はいつ入ってもその景観に圧倒されます。なかを歩くと小さなろうそくが灯されている場所があり、その前でお祈りをしている方がいました。ホストマザーから、この場所は「亡くなった人を想う場所で、故人を偲ぶためにたくさんのろうそくが灯されているの」と教えてもらいました。午後の早い時間だったので、多くの人が参拝に訪れていました。改めて教会は多くの人々の拠り所であり、こころの支えや救いを与えてくれる場所だと感じました。 他にもクレアさんから途中にあったフェデレーション・スクエアという場所を紹介してもらいました。ここにはACMIというオーストラリア映像博物館があり、映画祭などもやっているそうです。映画が好きな私にとってとても興味深い場所で、オーストラリア再訪の機会があれば、絶対に訪れたい場所の1つになりました。
さらに進んでいくとグラフィックアートがかかれている道に入りました。壁中が全て「落書き」で埋まっていて、その通り自体がアートになっていました。ホジ・レーンと名付けられたその通りは、メルボルンで有名なストリートアートの1つです。「そんな高いところにどうやって?」みたいな高さに描かれた作品があったり、「著作権は大丈夫なの?」みたいな有名なキャラクターを写しているものがあったり、たくさんのグラフィックアートに囲まれて進んでいくのはとても楽しかったです。
お土産屋さんに着くと、オーストラリアならではのグッズをたくさん買いました。そこでホストファミリーの2人目の息子さんと合流しました。前にあった息子さんとは違う方で、メルボルン市内のレストランで働いていて今日の夕ご飯は彼が働いているレストランで食べることになっています。
お菓子などのお土産を選ぶ際にどんなものを買おうか迷っていると、息子さんが「これ美味しいよ」とお勧めをたくさん教えてくれました。美味しいお土産をたくさん買うことができました。
いろいろとお土産を買ったあとは、ホストマザーとファザーは車でレストランに向かい、クレアさんと息子さんと私たちはトラムで向かいました。ずっと前からトラムに乗ることを楽しみにしていました。前の記事で書いた通り市内ではトラムが無料で乗れるので、レストランまでお金をかけずに向かうことができました。トラムの中は電車というよりバスに近い感じで、椅子が設置されている場所とつり革だけのスペースがありました。
しばらくトラムに揺られているとレストランに着きました。そこはアジアンフュージョンレストランで、お米やカレーなどアジアのご飯を食べることができます。息子さんがいろいろメニューについて教えてくれました。食べられないものや大丈夫なものなどを伝え、みんなで5つの大皿料理を分け合う形式で食べました。お米は、しばらく食べていなかったので、食べるとすこしホッとしたような安心感がありました。アジア料理なだけあってお箸での食事になりました。ファザーとマザーがお箸を使うのにかなり苦労をしていました。私が得意げに箸を使って食べていると、「ようやく箸が使えてよかったね」とファザーからからかい半分で言われました。「ついにね」と返すと、みんながほほ笑んでくれて和やかな雰囲気になりました。私は、さらに得意げに箸の使い方を教えてあげました。
談笑し美味しいご飯を食べ終えると、すでに外は真っ暗で家に帰る時間でした。レストランを出てホストマザー達の車に向かいました。クレアさんと息子さんはここでお別れです。さよならと言いかけたところで、クレアさんがポストカードを出して「これプレゼント、すぐ書いたから下手だけど」といいながら手渡してくれました。ポストカードには日本語と英語でメッセージが書かれていて、受け取った瞬間思わず泣き出しそうになってしまいました。「ありがとう、さみしくなります」と伝えてハグをしてお別れしました。最後まで手を振ってお別れしました。
車の中でしっかりメッセージを読みました。日本語で今日一緒に過ごせて楽しかったと書かれていて、とても嬉しい気持ちになりました。また英語のメッセージでは、将来の夢が叶うようにと私を励ますことばが綴られていました。実は展望台で将来の夢の話をしていたのです。その時クレアさんはいろんな体験談を話してくれて、それがとても参考になり、私自身が深くインスパイアされたと感じました。その時のことを覚えていてくれたこと、また応援していると書いてくれたことにとても温かい気持ちになりました。何回も何回も読み直し、同じホームステイメンバーの子と今までのオーストラリアでの研修を振り返りながらたくさん語り合いました。いろいろな出来事を振り返り、どんな思い出話をしても、最終的には、「帰りたくない」「時間が足りない」と同じ言葉ばかりを繰り返しました。抑えていた涙は、家に着く頃にはもう限界に近づいていました。
家に着いたのは夜10時を過ぎていました。昨夜のうちに荷造りはすこしずつ初めていたので、あとは最後に使うものだけを残して、帰る準備はおしまいになります。ホストファミリーにことわって自分の部屋に戻り、最終確認をしていきました。
しばらくして、ホームステイメンバーの子と、ある「たくらみ」の打ち合わせをしました。たくらみと言うほど大げさなことではないのですが、私たちはホストマザーとファザーに手紙を渡そうと計画していました。本当は別れる直前に渡したかったのですが、最終日の明日はどのくらい時間があるか分からなかったので、今日渡すことに決めました。
ホストマザーとファザーの目の前にいき、「実は渡したいものがある」と伝え、手紙を出し「本当は明日渡したかったけど時間があるかわかんないから今渡します」「読んでもいいですか?」と聞き、手紙の内容を読んで伝えました。最初来た時とても緊張していたこと、温かい歓迎のおかげで楽しんでいろんなことを学べたこと、たくさん感謝していることなど、思っていることを全て伝えました。手紙を読み終えて渡すと「ありがとう」「実は最初私達も緊張していた」「滞在期間が短すぎる、もっと長ければいいのに」と答えてくれました。そのことばを聞けて嬉しい気持ちでいっぱいなり、お別れをするのが本当にツライと感じながら、お互いに「ありがとう」と伝えながらハグをしました。
この晩も恒例のUNOを、時間が許す限り楽しみました。UNOを終えると、あとは時間を待つだけになりました。明日は朝5時に学校前に集合、そのままバスに乗り空港へ向かいます。ほんとに本当に最後になりました。 明日は遅刻しないように、そして最後に、しっかり挨拶できるようにします。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅧ Part1.~
海外研修はいよいよ終盤を迎えています。オーストラリア最後の一日を2回に分けてお伝えします。
「8月29日(土)、研修8日目。今日は各々のホストファミリーと過ごす日です。私達はメルボルン市内へ観光にいきました。オーストラリアで過ごす最後の日なので、悔いのないように過ごしたいと思います」。
メルボルン市内までは、ホストファミリーの家から約1時間かかります。だから家を9時に出て10時に到着できるように行動しました。メルボルン市内に着くとクレアさんと言う方と合流しました。クレアさんはホストマザーの姪にあたる方で、今はメルボルン市内で働いているそうです。またクレアさんは大学で日本語を専攻していたらしく、日本の文化も好きなのだそうです。メルボルン市内で観光するならクレアさんも一緒のほうがいいと私達の為にホストマザーが呼んでくれました。
最初に向かった先は、ビクトリア国立美術館です。ここは1861年に設立された、オーストラリア最古の複合美術館だそうです。以前ホストマザーに「美術や歴史が好き」と伝えていて、それを覚えていてくれて、ここなら楽しめると連れてきてもらいました。美術館まではみんな一緒に行動していましたが、館内ではクレアさんと私たち日本人学生2人、ホストマザーとファザーの2人に分かれて行動しました。
中に入るとすぐ大きな黄色いオブジェが見えてきました。それは日本人芸術家、草間彌生の「踊るカボチャ」でした。この作品は、高さ約5メートルの、かなりスケール感のある大作で、近づけば近づくほど作品の存在感を強く感じました。しかし不思議なほどまわりの空間と調和しており、威圧感や圧迫感というよりはそこにあるべき存在として静かに佇んでいるようでした。
作品名の通り、カボチャはタコの様に柔らかな脚(腕?)を持ち、3点だけを地につけ残りは宙に浮く、不思議な躍動感がある作品でした。その構造から中央の下部には空間があり、作品の下にもぐって鑑賞している人もいました。周囲の空間に馴染みながらも圧倒的な存在感を生み出しているこの作品に、私はこれまでほとんど経験したことのない感覚を覚えました。圧迫感と存在感、そして調和など「似ているようで違う」「相反するものと思われていたものが一緒にある」という不思議な感覚でした。見るだけ、そこにいるだけでとても楽しかったです。また前にも一度ホストファミリーと草間彌生の他の作品を見ましたが、再び彼女の作品を見ることができて、とても嬉しかったです。
次に向かったのはアジア系の作品が展示されているエリアです。もちろん日本の作品もたくさんありました。江戸時代のものや明治時代のものなど様々な時代の作品がありました。なかには日本地図が描かれている絵皿や怪談話の挿絵などがあり、日本の古くからの風俗や文化が反映されている作品を見ることができて、すこし感動しました。またクレアさんも「おもしろい」と興味を示してくれました。英語の説明文でわからない単語があると解説してくれました。会話は弾み、先程の挿絵から日本の怪談が話題になりました。いまだに日本の小学生の間で語り継がれている「トイレのハナコさん」を紹介すると、クレアさんが「おもしろい、そういう話があるんだ」と関心を示してくれました。以前ホストファザーに怪談について話したことがあるのですが、「オーストラリアにはそういうのはあんまりない」と教えてくれました。ghost storiesは、世界各地にあるのかも知れませんが、学校が舞台になったり妖怪が出てきたり、日本の怪談文化には独特な一面があることに改めて気づきました。
他にも様々な国の歴史的な価値を持つ作品や史料を見ました。古代エジプトの壁画や昔イギリスで使われていた身だしなみを整えるための用具一式、エリザベス一世の肖像画など私が今学校で習っている時代や人物ゆかりの品々があり、見ていてとても楽しかったです。
そして私が一番印象にのこっているのは、絵画が一面に展示されている部屋です。見渡す限り美しいヨーロッパの古典絵画が壁一面に並び、視界に入りきらないと感じるほどでした。1つの絵を見るだけでも「どういう背景があったのか」「どのように表現されているのか」を考えながら時間をかけてじっくり鑑賞することができたのは、とても素晴らしい体験となりました。この展示室では、作品1つ1つに解説があるわけではありません。ヨーロッパの絵画を視覚的、空間的に一望できるという、独特の展示方法です。私はヨーロッパの美術史に詳しいわけではありませんが、見るだけでその絵画の世界に入り込んでしまった様な感覚に陥り、描かれている人の息遣いや空気感などを肌で感じることができました。絵画に興味をお持ちの方は、ぜひ実際に行って見てほしいです。もし興味を持った作品があれば、公式サイトから情報が得られます。作品の解説を読んで鑑賞するのも楽しいと思います。
ホストマザーとファザーと合流し、お腹が減ったので美術館を出て昼ごはんを食べにいきました。昨日ホストマザーから「マクドナルドとKFCどっちが食べたい?」と聞かれ「マクドナルド」と答えていました。以前からマクドナルドの海外限定メニューが食べたいと楽しみにしていたのです。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅦ~
バルコムスクール最終日、フェアウェルパーティーで新井さんは、姉妹で大活躍!大団円を迎え、国際交流への思いを新たにしました。
「8月28日(金)、研修7日目です。 今日は学校へ登校する最後の日です。もうすでに名残惜しいです。 きょうの予定はFarewell Party(お別れ会)です」。
きょうの日程は、午前中に私たちが披露するダンスの練習、ランチを挟んで、午後からお別れ会が開かれます。本番ではバルコムの生徒の皆さんが演奏やダンスなどを披露してくれたあと、私達もダンスパフォーマンスをしました。
私達が披露したダンスは「タヒチアンダンス」と「やっさいもっさい」です。「タヒチアンダンス」は、私と私の妹の1年生、新井梨花の2人で踊りました。他の木総生は「やっさいもっさい」で会場を沸かせました。
私達新井姉妹がパフォーマンスをすることになったいきさつは、私と妹が母の勧めでタヒチアンダンスを習っていたことが引率の先生に伝わってしまい、このお別れ会で披露して欲しいと急遽頼まれたからです。妹のタヒチアンダンス歴は12年を数えます。いまではダンスグループの一員となり大会に出場するなど、ダンスの道を極めています。一方、私は高1でやめてしまったので久しぶりのダンスになりました。
タヒチとタヒチアンダンスについて、少しご紹介します。オーストラリアと南米のほぼ中間に位置しているタヒチは、太平洋上で「ハワイ」「ニュージーランド」「イースター島」を結ぶ巨大な三角形、ポリネシアン・トライアングルの中央部に浮かぶ南洋の島です。ポリネシアを舞台に描かれた映画、「モアナと伝説の海」をご覧になった方も多いと思います。ポリネシアの人々は私たちが歴史で習う「大航海時代」よりもはるか昔に外洋に漕ぎだした「海洋民族」です。作中にも登場するアウトリガーの付いたカヌーを、パドルと帆だけで操りました。小型で粗末な舟は実際には高性能で、一回の航海で数百㎞も移動できたそうです。
もちろん、オーストラリア・タヒチ間にも、古くから交易などを通じて多くの交流がありました。18世紀末頃からオーストラリアとタヒチは捕鯨の拠点となったことで、さらに文化的な繋がりが深まりました。タヒチアンダンスも伝わり、オーストラリアには現在も愛好者が多くいます。
タヒチアンダンスは、現地ではオリ・タヒチ(’Ori=踊り)と呼ばれています。ポリネシア文化圏では、ハワイのフラダンスを思い浮かべる人が多いと思います。もちろんそれぞれ独特の衣装をまとって踊られるのですが、その他にも多くの点で違いがあります。曲のテンポ、体の動き、そして踊りによって表現される事柄に違いがあります。ユラユラとゆっくりとしたイメージのフラに比べ、タヒチアンは速いテンポのドラムビートに乗り、激しく体を動かす振り付けで有名です。素早いステップで激しく腰を回したり振ったりする動きが特徴で、フラとは違い、たとえスローテンポの曲であっても、大きな動作で激しく体を動かすダンスもあります。
フラでは、「愛、自然、神への祈り」など静ひつ感のある表現が多く用いられるのに対し、タヒチアンでは、「情熱」や「生命力」など力強さや躍動感を誇示したり、「神話」や「歴史」など物語性の高い場面を表現したりすることもあります。
やっさいもっさいは、言わずもがな木更津伝統の踊りです。調べてみると、この踊りは民謡「木更津甚句」に由来していて、高度成長期に企業の進出で木更津に移り住んできた人々と昔から暮らす人々が、互いの絆を深めるために創られたそうです。私も小さい頃、お祭りで踊ったことがあります。なかには木更津以外の地域で育ち、やっさいもっさいを知らないメンバーもいたので、みんなで教え合いながら練習が進みました。
いよいよお別れ会が始まります。最初はバルコムの生徒さんの発表です。始めに、Bush Dance(ブッシュダンス)というオーストラリアの伝統的なダンスを教えてもらいました。このダンスは、音楽に合わせてペアの相手を変えながら踊るフォークダンスです。前日にホストファミリーからもブッシュダンスについて教えてもらいました。このダンスはいろんなイベントで踊られているそうです。その理由は、みんなが知っていて簡単で踊りやすいのでイベントが盛り上がるからだそうです。会の最中にもブッシュダンスについて解説がありました。娯楽がほとんどなかった時代に、オーストラリアで誰もが楽しんで取り組めるのが、唯一このブッシュダンスでした。広場やホールのような多くの人が集まる場所で踊られるようになりました。このダンスは地域の交流を目的に行われることもあり、ダンス会場は、時には生涯の友と、時には最愛の伴侶を見いだす、貴重な出会いの場となりました。
実際私たちも一緒に踊り、大いに交流を深めました。踊り手が作る二重の円は互いに逆方向に進み、音楽に合わせて次へ次へとペアを変えていきます。始めはペアの変わり方や振り付けに戸惑ってしまいましたが、次第に慣れてくると、最後の方にはみんなでわいわいしながら楽しめました。
ブッシュダンスが終わったあと私達姉妹は、タヒチアンダンスの準備をしなくてはいけなかったので、バルコムの発表を最後まで見ることはできませんでしたが、ファンデーション(幼稚園、保育園)クラスの子たちが日本語の「どんな色が好き」という歌を歌っていたり、ほかの学年クラスの人たちが準備していたりするのを見て、とても嬉しい気持ちになりました。
バルコム生の発表が終わった後は木総生の発表となりました。私たち新井姉妹がトップバッターでした。少しタヒチアンダンスについて解説した後、ダンスを披露しました。妹も私も緊張していましたが、なんとかやり遂げることができました。解説をしながら、「Do you know Moana by Disney?」(ディズニーのモアナ知っていますか)と聞くと小さい子から同い年の高校生くらいの人も手をあげて「知っている」と反応してくれて、嬉しかったです。 私達の発表が終わった後、木総生によるやっさいもっさいが始まりました。私たちは出番が終わったので端で見ていました。音楽が始まると掛け声とともに、木総生が輪になって踊り始めました。突然、バルコム生の小さな子が輪のなかに入って一緒に踊り始まりました。その子をきっかけでたくさん人が入ってきました。学年も性別も関係なく、双方の生徒が一緒に踊っている姿をみて、「みんなが楽しんでいるんだ!」という実感が湧き、その素晴らしい光景に感動してしまいました。
国際交流の最大の障壁は、当然「言語の違い」です。伝えたいけど言葉が出てこない、一緒にこの気持ちを共有したかったけど上手く伝わっていないなど、「感情の共有の難しさ」はこの研修で痛いほど感じてきました。しかしこの場面を見て、「ことばの壁」を乗り越えて、いろんな人が一緒に楽しめるのだ、ということにも気づきました。様々な地域に暮らす人が各々の文化の良いところをアピールし、同時にそれを楽しんで交流ができる機会が今後広がっていけばいいなと思いました。
パーティーが終わり、お別れの時間が迫ってきました。私たちは仲良くなった子たちにもう一度会いに行きました。今はSNSが発達していて、すぐお互いに連絡が取れる環境です。でも、明日からもう会えないと考えると、どうしても名残おしく、悲しい気持ちになってしまって、最後だと言うのになんだか打ち解けた会話をすることができませんでした。仲良くなった子たちのなかには涙を流してくれている子たちもいて、もらい泣きをしそうになりましたが、最後は笑顔で別れようと思い、「グッ」と涙をこらえました。
会場を去り、ホストファミリーと合流しました。「最後の学校どうだった?」と聞かれ「もうすでに恋しい」と伝えました。それと同時にホストファミリーと一緒にいるのも明日で終わりということを実感し、さみしいというか、悲しいというか、恋しいというか、言葉では言い表せないポッカリと穴の空いたような、切ない気持ちになりました。
明日はホストファミリーと過ごす最後の日です。 私は一日中ホストファミリーとお出かけします。目一杯楽しみます。
新役員任命 ~生徒会~
9月1日(火)に行われた生徒会選挙では、立候補者12名は全員過半数を得票し、無事信任が成立しました。14日(月)に全生徒に選挙結果が伝えられました。
任命式においては、学校長より信任状が読み上げられ、一人ひとりに生徒会バッジとともに手渡されました。「自分に何ができるのか、それぞれの志を持って本部役員に任命されました。ぜひ、全力で取り組み、みなさんが充実した任期を全うすることを期待しています」と学校長が激励すると、全員が背筋を伸ばしてその言葉を受け止めました。
生徒会指導部部長、宍田先生は「何をしたら良いのか分からないではなく、積極的に自分の役割を見つけようという心構えで活動して下さい」と鼓舞し、新役員を温かく迎えました。
秋には、文化祭や体育祭と言った規模の大きな行事が続きます。12月まで現役員と新役員が並走し、協力し合って山場を乗り越えるというシステムが昨年度より始まりました。新役員は先輩たちのチームワークを見習い、現役員はこれまでのノウハウを後輩たちへ伝える大切な期間となります。
現生徒会長池田さんから新役員へ、「皆さん、就任おめでとうございます!これから文化祭やオープンキャンパスなど、一緒に活動する機会がたくさんあります。分からないことや困ったことがあれば、どんなことでも気軽に私たちに聞いてください。これから一緒に頑張っていきましょう!」と、歓迎のことばが送られました。
それに応えて、新生徒会長萬年さんが「初めてのことが多く緊張しておりますが、これから皆さんの代表として努力していきます。また、生徒からの声をしっかりと受け止め、この学校を皆さんが更に楽しく笑顔で通えるような学校にしていこうと思っています。これからよろしくお願いします!」と、意気込みを伝えてくれました。
避難訓練
本日3校時終了後、第2回避難訓練が実施されました。訓練は滞りなく進み、各クラス担任による点呼で出席者全員を確認。無事訓練を終了しました。
9月1日の始業式では、「近日中に実施します」と予告がありましたが、いつ行われるのかは伏せられたままでした。また、大きな地震の後火災の発生は伴わず、生徒は所属クラスの教室に戻る、という設定で行われました。
訓練が実施されたのは、授業が終了し休み時間になってからのことです。自分の教室に残る生徒もいましたが、次の授業に備え、体育館や特別教室、選択授業へ移動する生徒がいる状況で、やにわに「大きな地震が発生しました。身を守る行動をとって下さい」と緊急放送が流れました。
生徒は速やかに各自の教室に戻るという訓練ですが、教職員は校内の各所に設けられたチェックポイントに赴き、生徒が取り残されていないか、避難経路が安全に確保されているか等を確認します。今回はより現実味をもって訓練を行うため、教職員には所在を伝えず数名の生徒が教室に戻らないという状況を作りました。
地震発生からおよそ10分後、クラス担任が出席している生徒全員を確認し訓練は終了。4時間目の授業が行われました。
英語スピーチコンテスト開催
9月9日(水)放課後、真板幸男記念館にて、“Kisarazu Sogo High School English Speech Contest”が開催されました。夏休み前から準備を積み重ねた参加者21名が自慢のスピーチを披露しました。
今年は、Recitation Division(1年生暗唱部門)に9名、Speech Division(全学年スピーチ部門)に12名、合計21名の生徒が参加しました。
参加者は担当教員の指導を受けながら、ほぼ2ヶ月間をスピーチの練習に費やしました。英語としての正しい発音とアクセント、文中のイントネーションに注意を払い、練習を重ねて本番に備えました。
聴き手がいることが前提での発表なので、発音等に加え、会場に視線を向けているか、身振りや表情などを使って上手にアピールできているかなど、高度な技量までを含めてジャッジされます。
コンテストの最中には、学年やクラスの枠を超えて仲間同士で励まし合う姿が多く見られました。なかには原稿に視線を落としたまま、英文を正しく読むのがやっとの生徒もいましたが、それでも果敢にコンテストに挑んだ勇気は大いに讃えられ、大きな拍手が送られていました。
一方で、音声はほとんどネイティブスピーカーの域に達し、声に張りを持たせ聴き手を魅了するパフォーマンスで会場を沸かせるスピーチも散見されました。
本校で英会話などの授業を担当する、マッキンレー先生とパシェット先生に審査員を務めていただきました。最後の講評では、生徒たちの取り組みと努力を大いに賞賛する言葉が送られました。
Recitation Divisionでは、伊藤咲柔さん、小柴優希奈さんが同点で1位。Speech Divisionでは、1年生オーコン・サリタさんが1位、2年生バスティダスカルデロン長谷川美桜裡さんが2位。以上4名は、10月7日(水)東海大学市原望洋高校で催される、木更津・市原地区大会に出場し、再び英語スピーチの技量を競います。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅥ~
現地校で過ごす日々も残りわずか。名残を惜しむ気持ちが伝わります。そしてホームステイ先では、生徒たちが温かく迎えられ、心安らかに過ごしていたことがうかがえます。ホストファミリーの細やかなお気遣いは、敬服に値します。
「8月27日(木)、研修6日目です。明日は学校でお別れ会が催されるので、今日で授業はおしまいになります。あっという間で少し寂しい気持ちになりますが、今日も精一杯頑張ります」。
今日の予定は、最初に木総生の英語の授業を受けます。午後は、foundation(幼稚園、保育園)クラスと一緒に日本語の授業。続いて10年生(高校1年生)の日本語の授業を受ける予定です。
最初の英語の授業では、オーストラリア研修のこれまでの出来事を日記にしたためるという課題に取り組みました。今まで見たもの、聞いたもの、思ったことをすべて英語で記しました。みんなで思い出を語り、先生にアドバイスをもらいながら無事に書き上げることが出来ました。この作業をしながら、他の参加者のホームステイ先の家庭や別の授業の様子を聴くことができました。「そうなんだ!」という話がたくさんあって楽しみながら日記を完成させました。
中間休みとランチタイムでは、思い残すことがないように、バディを始め現地校の他の生徒さんたちとも仲良くなり、たくさんおしゃべりをしました。
午後の授業では子どもたちと一緒におにぎりを作りました。最初に、日本語の歌をうたい、童話「おむすびころりん」を英語バージョンの動画で一緒に見ました。小さな子どもたちが日本語を楽しみながら学んでいる様子は、実に微笑ましいものでした。幼い子どもたちを対象に日本語の授業が行われていることは、日本人としては嬉しい限りでした。おにぎりを作り始めると、なかなか形にならず苦戦している子どももいれば、早々に作り終えて「食べていいの?」と先生に訊いている子どももいました。日本人の私に作り方を教えてくれる子もいました。ちびっ子たちと一緒におにぎりを作り仲良く食べながら過ごした時間は、幸せな気持ちで満たされた一時となりました。
高校生との授業では、日本語でフルーツバスケットをして遊びました。先生が日本語の文を用意していて、立っている生徒がそれを読み上げます。その文に該当する生徒が立ち上がって席を奪い合い、座れなかった生徒が次の出題者になります。出題文の内容からその人の情報を知ることができるという副産物があり、楽しい交流になりました。これがオーストラリアのこの学校で最後の授業になります。すこし悲しい気持ちになりましたが、その気持ちを振り切って全力で楽しみながら取り組みました。
帰宅の途中に雑貨屋さんに寄り、昨日足りなくなった物を買い足し、家でブレスレッド作りを再開しました。私たちはプレゼント用のものを完成させて、ホストマザーに贈りました。「夏にもいいデザインね」「大切にする」と言って喜んでくれました。その嬉しそうな笑顔を見て喜んだのは、私たちの方でした。
夕飯は、お庭でバーベキューでした!家にバーベキュー用のグリルがあることが驚きでしたが、やはりグリルで焼いたお肉やソーセージは絶品でした。しっかりデザートをいただいた後は、すでに夕べの恒例行事となったUNOをしました。今までのゲームの結果がスコア表に記録されていて、「もうこんなにやっているのか」と感慨深くなりました。そして、私たちを喜ばせるためになんと多くの時間をさいてくれたことか。ホストファミリーの優しさに、改めて感謝の気持ちが募りました。
明日は学校でFarewell Party (お別れパーティ)があります。すでに名残惜しい気持ちでいっぱいですが、悔いのないように最後まで楽しもうと思います。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅤ~
学校から飛び出し、戸外での研修となりました。オーストラリアならではの自然を体験することができました。
「8月26日、研修5日目です。 今日は遠足で、ビーチの散策とMoonligt Sanctuaryというオーストラリアの動物の保護区に行きました」。
みんなが登校すると、すぐにバスで出発。最初はマウントマーサビーチに行きました。私としては二回目なのですが、仲間と訪れるビーチは、それはまた別の楽しみがありました。友達とわちゃわちゃしながら、たくさん写真を撮りました。
ビーチを出ると、近くのスーパーに入りました。ここも一度ホストファミリーときたことがある場所です。今回はお土産を買うことを目的に、前回見切れなかった売り場を覗いてみました。日本ではあまり見かけないオモチャやお菓子などを買いました。
そして次は待ちに待ったMoonligt Sanctuaryに向かいます。ここは動物園ではなくオーストラリアの野生動物の保護を目的に運営されている施設です。動物園は分けられた区画で飼育されている動物を外から眺めるイメージですが、ここではそもそも檻や区画におさまっている動物のほうが少なく、自由に歩いている動物と頻繁に遭遇します。
はじめはスタッフの方が保護区内を案内してくれました。遠くから飛んでくる鳥や足元で動き回るワラビーなど、歩いているだけでたくさんの動物をみることができました。 案内の最中には様々な動物が紹介され、詳しい習性や外見的な特徴などの説明もしてくださいました。印象に残っているのは私のお気に入りのウォンバットについての説明です。ウォンバットは、短い四肢と体に対して少し大きめの頭が特徴の動物で、前足を使って穴を堀り、地下の巣の中で生活します。もし敵が襲ってきたら、頭を守るために巣穴に顔を突っ込みます。その際、頭だけ隠して下半身は隠せていない状態になってしまいます。だから下半身、特にお尻がかたく発達しています。コアラと同じように、ウォンバットは1日の大半を寝て過ごします。ウォンバットとコアラは同じ進化系統をたどりましたが、途中でコアラは木の上に、ウォンバットは地面へと、棲み分けて生活するようになったそうです。他にも、日本ではワライカワセミの名で知られているクックバラは完全な肉食の鳥である事や、コアラのふんは少しミントのような匂いがするなどいろんな事を教わりました。
案内が終わると暖かい室内に入り、ちょっとしたレクチャーが開かれました。大きな蛇や葉っぱに擬態するカマキリなど、暖かい環境に生息する生き物が紹介されました。触れてもよいと言われたので、おそるおそる手を伸ばしました。なかなかできない体験でした。
家に帰るとホストファミリーが、「今日は、どんな1日だったの?」と聞いてくれて楽しくおしゃべりしました。しばらくすると、ホストマザーが「ブレスレッドを作らない?」と誘ってくれて、一緒にブレスレッドづくりをしました。「この色のビーズが可愛い」とか「こうすると素敵になる」など、たくさんおしゃべりしました。完成したものを身に付けると、「プリンセスみたい」と言ってくれました。うちとけた会話をするうちに、親しさが深まっているのを感じて、とても嬉しかったです。
明日は学校での授業最終日です。最後の授業の日なので楽しみたいと思います。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅣ~
英語に囲まれた環境に戸惑いはあるものの、様々なことを前向きに体験し、思いを巡らせているようです。新井さんからのレポートです。夕景の写真が素晴らしいです。
「8月25日、研修4日目です。 昨日に引き続き今日も登校します。しかし学校で何か失敗したりうまくいかなかったりするのが怖いからか昨日よりも緊張しています。でも、失敗も含めての経験なので気負けしないように、今日も頑張りたいと思います」。
朝の登校までのルーティンは、7時に起床して身支度、7時半からホストファミリーと朝食、8時に学校へ向かう、というものです。 朝食はシリアルかトーストか、ホストファミリーは私たちの要望を聞いて提供してくれます。シリアルは数種類あり、好きなのを選ばせてくれます。トーストだったらジャムやバターはもちろん、ベジマイト(強烈な風味で知られる、ペースト状のご当地食品)など好きなものをつけて食べられます。
朝ごはんをしっかりと食べた後は学校までホストファミリーが車で送ってくれます。外の景色を眺めながら、とりとめのない話をして少しゆったりとした時間をすごします。車から見える景色はもちろん日本とは大きく異なり、広大な自然が広がっています。市街地を通ると、店構えからだけでは何を扱っているのか分からないお店があったりして、見ているだけで改めて海外に来たんだな、と感じます。
今日は、最初に木総生を対象にプログラムされた英語の授業を受け、その後、バディと一緒にcrochet 「編み物」とmakeup「メーキャップ」の授業に参加しました。
英語の授業ではオーストラリアに生息する動物について学びました。クオッカやウォンバット、カンガルーなどある程度知っているつもりでしたが、授業を受けてみると、他にも知らない動物がいて、詳しい生態などを知ることができました。授業の最後では、学んだ中から自分が好きな動物について英語で発表をしました。
中間休みにはバディたちと「red light/green light 」というゲームをしました。日本でいう「だるまさんがころんだ」と似ていて、こっそりと鬼に近づき隙を見て鬼にタッチ。タッチされた鬼は他の人を追いかけて、捕まえられた人が次の鬼になるというルールです。ゲームをしていると段々とバディ以外の人も集まってきて、楽しく大勢で一緒に遊ぶことができました。
午後は、crochetの授業で編み物をしました。crochetはフランス語の「(縫み物の)鈎針」の意味です。私たちはかご作りに挑戦しました。先生は、はじめから優しくわかりやすく教えてくれました。わからなくなってしまったら現地校の生徒に教えて貰いながら編み物に集中しました。時間が少なく、完成させることはできませんでしたが、最後に先生が作りかけの作品をブレスレッドに編み直し、友達の証としてプレゼントして下さいました。
makeupの授業では髪の毛の巻き方を習いました。どんな風にしたら綺麗なカールが出来るのか考えながら、モデル役の生徒の髪の毛を巻きました。私自身おしゃれが好きなので楽しみながら取り組むことができました。
日本では、どちらも個人の趣味的なことと認識され、授業として扱われることは、「まずないのでは?」、と違和感を覚えました。そして同時に、多様な授業を用意してもらうと、人生を豊かにしたり視野を広げるたりすることができる、とも感じました。日本では、教科書の内容を伝えることが中心の授業、いわゆる座学が多く行われています。ある分野の知識を高め深く学ぶには適していますが、オーストラリアの授業を体験したいまでは、枠にはまり過ぎの感は否めせん。私たちが抱く夢、将来志す進路は多岐にわたっています。「座学の枠」を跳び越える取り組みに心が躍りました。
授業を終え、家にかえり、少し休憩した後ホストマザーとファザーがビーチに連れて行ってくれました。今回は、歩いていける近所のビーチでした。道中お店などが見えてきてホストマザーが色々お店について教えてくれました。ビーチに降りるまでしばらく歩くと、眺めのいいところにベンチを見つけました。そこはホストマザーとファザーのお二人が、今日のお昼ご飯を食べた場所らしく、お友達と一緒に美しい眺めを見ながら楽しく過ごしたそうです。目の前に広がる夕暮れのオレンジ色の光と透きとおった空の色が混じり合い、それを反射する海の輝きは神々しい輝きを放っていました。。沖には数隻の船が見えました。ホストマザーによると、ほとんどは中国の貨物船で、貿易のために海上を行き来しているそうです。
ビーチに降りると、美しい光景が間近に迫りました。サラサラとした砂浜ではなく岩肌が目立つ場所でした。岩場に隠れている貝殻や小さなかになどを見つけながら楽しく散歩を楽しみました。
明日は遠足で街中を散策し、Moonlight Sanctuary という動物保護区に行きます。楽しみです。
生徒会選挙
始業式に続いて、「令和8年度 生徒会本部役員選挙」が行われました。立候補者が登壇し、それぞれの意気込みを訴えました。
選挙に先立ち、現会長の池田さんが「生徒会選挙は、皆さんのこれからの学校生活に関わる、大切なものです。 各立候補者の演説や投票方法についての説明をしっかり聞き、誰に投票するか自分自身で考えてみてください。皆さん一人ひとりの一票が、これからの学校をつくる大切な一票です。真剣な気持ちで、投票してください」と会場に呼びかけました。
立会演説では立候補者が一人ひとりマイクの前に立ち、「みんなが通いやすい学校にしたいです」「みなさんの声をすくいあげ、学内の環境を整える改革に取り組みます」「あなたの青春を全力でサポートさせて下さい!」など、各自の抱負を伝えました。
会場に座る生徒たちも、しっかりと耳を傾け各候補者の訴えを聴いていました。なかには候補者の顔を確認しながら立候補者一覧に何かを書き込み、真剣に演説を聴く生徒もいました。
争われる議席は、生徒会長1名、副会長2名、本部役員は10名程度。立候補者は12名なので、選挙は信任投票となります。投票はClassiアンケートを通して行われます。発表は、9月の第2週を予定しています。
始業式
夏休みが終わり、今朝から生徒たちの登校が始まりました。2校時目に全生徒が至真殿に集まり、始業式が開かれました。吹奏楽部の伴奏による校歌の斉唱で式が始まりました。
最初に、防災担当の軽込先生より、避難訓練についての連絡がありました。来週、第2回目の避難訓練が行われます。ただし、実施日は予告されませんでした。どこかの休み時間で地震が起こるという設定です。火災が伴わず地震だけが起きるというケースでは、各自のホームルーム教室へ戻り、担任から点呼を受ける、と防災マニュアルに明記されています。
軽込先生は「地震が起きて激しい揺れが続いている場合は、窓ガラスや蛍光灯のなどの落下物を避け、机の下など安全を確保できる場所に身体を隠して下さい」と呼び掛けました。揺れが収まった時点で、避難指示が出されます。「校舎内での移動は右側通行が原則」と注意が加えられました。
次に、学校長より講話が伝えられました。講話の冒頭、8月13日(木)に県内で発生した豪雨災害に触れ、「みなさんを含め、ご家族やご親戚、お友達のなかにも被害に遭われた方がいることとおもいます」と、見舞いの言葉を伝えました。
先だって行われた表彰では、今夏インターハイを始め様々な競技、コンクール等で本校の生徒が活躍し輝かしい成果を収めたことを讃えました。しかし、勝敗に関わらず「汗を流し頑張った経験こそが大切」で、「これからの高校生活に活かせる財産になるものだ」と説きました。
これから迎える冬休みまでの4ヶ月間は、授業とともに文化祭や体育祭などの大きな行事が行われる大事な期間になると予告した上で、「学校やクラスに貢献できるよう、各自の責任を自覚するべきである」と伝えました。
3年生は、進路を決定する時期となり3年間の成果が試される最重要の時期を迎えることになります。受験や面接の対策面だけに備えるのではなく「日々の学校生活をいかに真剣に取り組むかが肝要である」と強く訴えました。
本日が「防災の日」と定められたのは、10万人以上の犠牲者を出した1923年の「関東大震災」に因むことを紹介しました。2万2千人の犠牲者を出した東日本大震災の記憶でさえ、15年が経ちそれを知らない世代が増えていることを憂慮し、「いつ何時災害が起きても対処できるように」「その時、力を合わせて行動ができるように」、真剣に避難訓練に取り組むことを求めました。
講話の最後では、次に予定されている「生徒会本部役員選挙」について触れました。生徒会役員に何をやってもらうのかを求めるのではなく、「自分には何ができるのか?」、「協力できることは何か?」を自分自身に問い直す姿勢を失わず、「立候補者の発言に真剣に耳を傾けて欲しい」と強く求め、講話を結びました。
海外研修 ~終了報告~
オーストラリアで行われていた研修は、8月30日に無事終了を迎え、参加者は、全員元気に帰国しています。20名の参加者がステージ上がり、現地校で授与された修了証を胸に掲げました。
学校長から「5日間の研修プログラムを終えたことをここに認め、献身的な取り組みと勇気を讃え、その結果達成した素晴らしい成果を祝福します」と証書の文面(原文は英語)が読み上げられ、参加生徒代表、3年生新井穂花さんへ手渡されました。
新井さんは正面に向き直り、研修の様子を報告してくれました。「私たちは、10日間の海外研修を終えました。バルコム・グラマースクールという学校で現地の先生方や生徒のみなさんと様々な交流をしながら、たくさんの授業を受けてきました。学校で学ぶだけだった英語が、生活する上で実際に使わなければならない言葉となると、多くの苦労がありました。
楽しい思い出もあれば、時には困難もありました。全ての経験がこれからの自分たちの糧になると確信しています」と、海外研修の成果を伝えてくれました。
最後に、国際交流課の宮越先生から、「参加生徒は今後事後研修に取り組み、その内容は文化祭などで発表される予定である」。また、「来年春休みに予定されている「春季ベトナム研修」に向けての説明が11月より始まる」旨が伝えられました。
※HP新着情報では、新井さんがしたためた「海外研修~生徒現地レポート」が好評連載中です。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅢ~
現地では一家庭、2~3名の生徒がお世話になる形でホームステイが行われています。週末はホストファミリーと過ごしました。週が明け、現地校での授業が始まりました。新井さんからのレポートです。
「8月24日(月)、研修3日目です。 今日から学校が始まります。私たちはオーストラリアのビクトリア州のモーニントン半島にあるマウント・マーサに位置しているバルコム・グラマー・スクールに5日間通います」。
学校の日程は1時間50分の6時間授業で、2時間目の終わりに中間休み、4時間目の終わりに昼休憩があります。中間休みと昼休憩では自分のバディとなるバルコム校の生徒と一緒に過ごします。昼休憩までの4時間は、木更津総合生全員が同じ英語の授業を受け、残りの2時間は各グループに分かれ、それぞれ異なる授業を受けます。
バルコム・グラマー・スクールは、幼稚園生や保育園児くらいから高校3年生までの年齢の生徒が集まっています。6歳までをファンデーション、6歳から18歳の生徒は、「1年生」から「12年生」の学年に分かれています。
最初の授業は英語で自己紹介をするというものでした。木総生全員で受けるので仲間と協力しながら勉強することができました。
午後の私の授業は8年生の学生たちと日本語の授業と、9年生の学生たちと国際交流の授業を受けました。日本語の授業では、私たちがバルコム校生から日本語でインタビューを受け、それに応えるというものでした。最初お互いの名前を知るために、ちょっとしたリズムゲームをして、インタビューを受けました。リズムゲームもとても楽しく、明るい雰囲気で授業を受けることができました。英語を学ぶことが必須とされる私たちは、外国語を学ぶことがいかに大変かよく知っています。だからこそ、オーストラリアで日本語の授業があり、それを真剣に学んでいる人たちがいることが、日本人としてとても嬉しかったです。
国際交流の授業では、私たちはバルコム校の生徒に、日本の紹介を英語で試みました。真剣に私たちの話を聞いてくれてとても嬉しかったです。まだまだ英語を満足に話すことはできませんが、英語を使うことへの抵抗感も少しずつ薄れていき、楽しく発表することができました。
放課後は、ホストファミリーとスーパーマーケットに立ち寄りました。スーパーマーケットでは、どこでなにが売られているのかを教えもらいました。買い物の最中にも、学校に持っていくおやつはなにが欲しいか聞いてくれたり、私たちの体調を気にしてくれたり、親切に言葉をかけてくれました。家に帰ると、私たちはホストファミリーと映画を見ました。私は不覚にも映画の途中で寝落ちしてしまったのですが、ホストファミリーは私の疲れを心配してくれました。夕食を食べたあとデザートを出してくれて、その後一緒にUNOをワイワイしながら楽しみました。少し距離を感じていたホストファミリーとの間柄は、笑いながらカードゲームをすることで、少しずつ近づいていきました。そしてホストファミリーの温かさのお陰で、学校での緊張も和らぎました。登校は楽しみだったし、授業も充実した気持ちで受けることができましたが、慣れない言語に囲まれているというプレッシャーもあり、かなり疲れての帰宅でした。私たちを気遣ってくれている人がいるというだけでかなりこころの支えになりました。たわいのない話でも楽しくことばを交わせたことが、精神面の回復にも貢献してくれました。
登校初日をなんとか乗りこえました。明日からも学校が続きますが、また気合いを入れて頑張っていきたいと思います!
‘26 海外研修 ~現地レポート⑦最終回~
全ての行程を終え、今年度のオーストラリア海外研修が終了いたしました。現地では全員が健康に過ごし、無事帰国することができました。米本先生からの最後のレポートです。メルボルンを発ち、成田に到着するまでの様子を伝えていただきました。
「8月30日 10日間にわたるオーストラリア研修の全日程を終え、生徒たちは無事に帰国しました。早朝5時、生徒たちはBalcombe Grammar Schoolに集合し、お世話になったホストファミリーとの最後の別れの時間を迎えました」。
ぎこちない挨拶を交わした、初対面の時をはるか昔に感じてしまいます。一週間生活を共にして互いの絆は深まり、見送る側にも旅立つ側にも、その胸中には惜別の情が滲みました。感謝の言葉を伝えながら握手を交わす生徒、涙を流しながら抱き合う生徒もおり、ホストファミリーとの時間がいかに思い出深いものであったかが伝わってきました。
6時30分にメルボルン空港へ到着。保安検査を無事通過し、出国手続きを済ませました。航空機のトラブルで搭乗機が変更されるトラブルがありました。予期せぬハプニングは、海外旅行では「よくあること」です。生徒たちは平然と対処してくれました。約2時間30分遅れてようやく搭乗。正午頃、メルボルン空港を飛び立ちました。
生徒たちは機上の人となると、撮影した写真を見返し思い出にふけったり、隣り合う席で思い出話に花を咲かせたりする姿がある一方で、大半の生徒は、旅の疲れもありすぐさま眠りに落ちました。慣れない環境での生活や英語でのコミュニケーション、連日の活動(もちろん楽しむことも含めて)を全力で取り組んできたことがうかがえました。
成田空港には予定より1時間40分遅れて20時40分に到着しました。遅延もあり帰路は長旅となりましたが、生徒たちの表情には帰国した安堵感と研修をやり終えた達成感が見られました。
今回の研修を振り返ると、現地校での授業体験やホストファミリーとの生活、オーストラリアの自然や文化との触れ合いを通して生徒たちが学んだことは、決して少なくありませんでした。英語で思いを伝える難しさや楽しさを実感し、異なる文化や価値観に触れる中で、自ら行動することの大切さに気付くことができました。また、言葉や文化の違いを越えて友情を築いた体験は、生徒たちにとって何物にも代えがたい財産になったはずです。
研修中に見せた挑戦する姿勢や積極性、そして現地で得た経験や出会いが、今後の学習や進路選択、さらには人生そのものに良い影響を与えてくれることを期待しています。そして、このオーストラリア研修が、生徒たちにとって世界へ目を向けるきっかけとなり、将来の可能性を広げる第一歩となることを願っています。
‘26 海外研修 ~現地レポート⑥~
現地校最終日。研修参加者が最後まで最善を尽くして過ごしている様子が伝わります。温かく迎え入れて抱いた、Balcombe Grammar Schoolの先生方、生徒のみなさんにも感謝!本当にありがとうございました。
「8月28日Balcombe Grammar Schoolで過ごす最後の日を迎えました。これまでの学びや交流を振り返ると感慨に堪えません。そしてフェアウェルパーティー。多くの思い出と感動に包まれる一日となりました」。
午後に予定されているフェアウェルパーティーに向けて、午前中は本校生徒全員で出し物の準備を行いました。木更津を代表する伝統的な踊り「やっさいもっさい」を現地の生徒たちに楽しんでもらうため、踊りの練習だけでなく、その歴史や由来についても改めて調べてみました。また、踊りの中で使用する掛け声についても全員で意見を出し合い、オーストラリアの生徒たちに英語で説明できるよう準備を進めました。生徒たちは単に踊りを披露するだけでなく、自分たちの地域の文化を海外の人々へ伝えようという意気込みを抱いての取り組みでした。
4時間目には、この1週間英語の授業を担当してくださった先生とともに折り紙を楽しみました。日本をイメージさせる折り鶴などを折りながら会話が弾みました。和やかな雰囲気の中、名残を惜しむ時間が流れました。
昼休みはあいにくの雨となりましたが、生徒たちは教室でバディや友人たちになった現地校の生徒たちと賑やかに過ごしました。当初の緊張した様子は一変、今では自然に会話を楽しみ、笑顔で交流する姿が当たり前のようになりました。
5時間目には、Balcombe Grammar Schoolの生徒たちと輪になって「Bush Dance」を体験しました。テンポの良い音楽に合わせてステップを踏みながら踊るオーストラリアの伝統的なダンスです。生徒たちは最初こそ戸惑いながらも、すぐに笑顔で踊りの輪に加わるようになりました。会場には大きな歓声と拍手が響き渡り、国籍を超えた共感を覚える瞬間となりました。その後、一人ひとりに修了証が手渡され、生徒たちは誇らしそうに受け取っていました。
そして6時間目には、およそ100名の生徒が集まるフェアウェルパーティーが開催された。互いに出し物を披露し合う中、本校からは2名の生徒によるタヒチアンダンスが披露され、会場から大きな拍手が送られました。続いて全員で「やっさいもっさい」を披露すると、最初は見守っていたBalcombe Grammar Schoolの生徒たちも次々と踊りに加わりました。やがて会場のほとんどの生徒が一緒に踊り出し、笑顔と歓声に包まれながら大きな一体感が生まれました。郷土のローカルな文化が言葉や国境を越えて人と人とをつなぐ、大きな役割を果たしてくれたことに感動!生徒たちにとっても忘れられない経験になりました。
フェアウェルパーティーが終了すると、別れを惜しむ生徒たちの姿があちこちで見られました。写真を撮り合ったり、連絡先を交換したり、涙を流しながら抱き合う生徒たちもいました。短い期間ではありましたが、共に過ごした時間の中で築かれた友情の深さを感じる場面となりました。
この1週間の研修を通して、生徒たちは英語力だけでなく、異文化を理解し尊重する姿勢や、自ら積極的に行動する力を身に付けることができました。今回の経験が、生徒たちの今後の人生において大きな財産となることを期待したいです。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅡ~
参加者の新井さんからの現地レポートです。ホストファミリーと打ち解けた様子が伝わってきます。冬の装いですが、写真からは紺碧の空がまぶしい、オーストラリアらしい光景も伝わります。
「8月23日(日)、オーストラリア研修2日目です。 今日は一日中ホストファミリーと一緒に過ごす日です!」
私たちは今日、ガーデンスタジオとアーサーズ・シート・イーグルとポイント・ レオ・エステートのスカルプチャー・パークとマウン ト・マーサ・ビーチにいきました。 ガーデンスタジオはガラス工房で様々な形の美しいガラス工芸品がありました。写真スポットのようになっていてたくさん写真を撮りました!もちろんガラス工房にある作品を買うこともできるのですが、芸術品なだけあってかなり金額が高かったです…ホストファザーから「凄く高いから壊さないようにね」と言われました。もちろん壊すことはなく、しっかり作品鑑賞を楽しみました。 次はアーサーズ・シート・イーグルにいきました。ここは山の斜面に沿ってロープウェイが設置されていて、美しい海や山々の風景を楽しめる場所です。みんなでロープウェイに乗り、絶景を楽しみながらコミュニケーションをとりました。
日本の海とは、また違った雰囲気の景観を眺望できました。ここでホストファミリーの息子さんと娘さんと一緒にランチ。少しずつ耳が慣れてきて、徐々にですが英語を聞き取ることや英語で答えることができるようになってきました。でも、会話の流れに乗れなかったり、すぐに言葉を返すことができなかったりと悔しい思いをすることも多々あり、もっと英語を上達させたいと思いました。 もっと英語が話せるようになってまたこの絶景を見に来たいです。
最後はマウン ト・マーサ・ビーチです。このビーチはカラフルなビーチボックスと呼ばれる小屋が有名です。なかにはただ色が塗られているだけでなく、コアラやカンガルー、エイなどが1つの絵として描かれているものもありました。もちろんたくさん写真をとり、そしてホストファミリーとどの家が一番好きか話しながら海辺を歩きました。たわいのない話をしながら歩いた海辺を私はきっと忘れないでしょう。 明日はついに学校が始まります!少し緊張しますが楽しみです!
※入試広報課より:生徒現地レポートの発表が遅れました。
昨年の海外研修とは異なり、今年はホームステイ(HS)を伴う研修となったため、参加生徒は、日中は現地校で授業を受け、下校後はホストファミリー(HF)の家庭内で過ごします。HSでは、つとめてHFとコミュニケーションをとることが求められます。料理や掃除をお手伝いすることもあります。新井さんが自室にこもり執筆活動に充てる時間を確保することは、かなり難しい環境にありました。以上の理由により、1週間遅れの発表となっております。それでも記事と写真を送りを続けてくれている新井さんには感謝しかありません!
連載は続きます。
‘26海外研修 ~現地レポート⑤~
現地校での研修授業も残り2日となりました。生徒たちを見守る米本先生は、生徒たちの振る舞いのなかに、変化と成長を感じ取っているようです。
「8月27日、本日はこれまでの研修を振り返るとともに、現地校の生徒たちとの交流をさらに深める一日となりました。当初は緊張した様子も見られましたが、日を追うごとに現地での日常生活や学校生活にも慣れ、自ら積極的にコミュニケーションを取る姿が多く見られるようになりました」。
午前中は、前日に訪問したムーンリット・サンクチュアリ野生動物保護公園での学びを振り返りました。その後、3日間の研修で経験した出来事や感じたことを英語の日記にまとめる作業に取り組みました。生徒たちは辞書やこれまで学んだ表現を活用しながら、自分の思い出や感想を英語で表現しようと真剣でした。「この気持ちを英語でどう伝えればよいのだろう?」と悩みながらも、一文一文を丁寧に考える意欲が見られ、言語を学ぶことの難しさと楽しさの両方を実感している様子でした。
昼休みには、バディや現地の生徒たちと打ち解け、会話を楽しむ場面が見られました。オーストラリアでよく使われるスラングを教えてもらい、雑談の最中に実際にその表現を使って談笑している生徒もいました。グランドでは、男子生徒たちが一緒にサッカーを楽しんでいました。文化や言語が異なっていても、一緒に身体を動かし楽しさや喜びを共有する活動を通して、自然に交友関係が築かれていく様子は、大変印象的でした。
午後は、グループごとに授業へ参加しました。「Faith & Wellbeing(信頼と幸福)」と呼ばれる授業がありました。宗教や価値観の違いがあることを前提に、自分自身と他者との関わり方について考える授業です。オーストラリアは、先住民が暮らす土地に欧州やアジアなど様々な地域から人々が移り住み、成立した国です。異なる文化や考え方を認め合い、他者を受け入れる姿勢を学ぶことは必須です。それは、私たちが海外研修で学ぶ主要なテーマの一つでもあります。
そのほかにも体育やフランス語など様々な授業に参加し、「オーストラリアの学校」を体験しました。授業内容の他にも、授業中に積極的に発言する姿勢や生徒同士が盛んに意見を交換する様子など、日本との違いを肌で感じました。
研修も終盤を迎え、生徒たちは英語でのコミュニケーションに少しずつ自信をつけてきています。本日の活動では、授業中、休み時間を問わず、様々な場面で自ら交流の輪を広げようとする姿が多く見られました。こうした経験の積み重ね、生徒たちが国際的な視野を広げてくれることを確信しています。
‘26 海外研修 ~現地レポート④~
海外研修は、後半へと突入しました。生徒たちは順調に研修をこなすと同時に、現地でのアクティビティを楽しんでいる様子です。米本先生からのレポートをお伝えします。
「8月26日 本日は、オーストラリアの豊かな自然や野生動物に直接触れることができました。非常に充実した一日となりました」。
朝は、メルボルン近郊にあるマウントマーサビーチを訪れました。景観の美しさで大変人気のあるビーチです。生徒たちは青く広がる海と白い砂浜、そして海岸沿いに並ぶ色鮮やかでおしゃれなビーチボックスを背景に写真撮影を楽しみながら、オーストラリアならではの海辺の雰囲気を満喫しました。爽やかな海風と開放的な景色のなかで過ごしたひと時は、生徒たちの脳裏に鮮やかに刻まれたことと思います。
ビーチを後にし、現地のスーパーマーケットに入りました。店内には日本では見慣れない品物や大容量の商品が数多く並んでいました。ホストファミリーへのお土産を選ぶ生徒や、オーストラリアならではのお菓子や飲み物を購入する生徒の姿も見られ、生徒たちは生活文化の違いを楽しみながら買い物に興じていました。
午後は、事前学習を行ったムーンリット・サンクチュアリ野生動物保護公園を見学しました。午前中はガイドによる英語の案内で園内を巡り、コアラやウォンバット、エミューなど、オーストラリアの固有種について学びました。生徒たちは前日に学習した内容を思い出しながら熱心に耳を傾け、動物の生態や保護活動について理解を深めました。
昼食後は、爬虫類について学ぶプログラムに参加しました。室内では、オーストラリアに生息する様々なヘビやトカゲに加えて昆虫なども紹介され、実際に触れる機会も設けられました。最初は恐る恐る手を伸ばしていた生徒たちも、スタッフの説明を聞くうちに興味を持ち始め、生き物の特徴や生態について楽しみながら学んでいました。自由見学の時間では、園内を散策しながら思い思いに動物たちとの触れ合いを楽しみました。特にカンガルーやワラビーへのエサやり体験は人気が高く、間近で動物たちと触れ合う機会に恵まれました。
生徒たちは、実際に目にし手に触れる体験を通して、教科書や映像だけでは得られない、より深い知見を得ることができました。野生動物を身近に学ぶことのできる環境は、日本ではなかなかありません。生徒たちにとって貴重な体験となったはずです。
研修も終盤を迎えます。生徒たちには、一日一日の経験を大切にしながら、さらに多くの学びを得てくれることを期待したいです。
‘26 海外研修 ~現地レポート③~
オーストラリア、メルボルンでの海外研修は、順調に進んでいるようです。米本先生からのレポートをお伝えします。
「8月25日(火) 翌日野生動物保護公園を訪れる予定であるため、午前中は、オーストラリアの固有種を始め、野生動物について事前学習を行いました。午後には、現地校の授業に参加しました。日本のカリキュラムでは体験できない、バリエーション豊富な授業が繰り広げられていました」。
午前中は、翌日に訪問を予定しているムーンリット・サンクチュアリ野生動物保護公園についての事前学習を行いました。現地校の先生から、コアラやカンガルー、ウォンバットなど、オーストラリアに生息する様々な動物について英語で学びました。加えて、野生動物との接し方やどの動物にどの様な注意が必要なのか、といった安全面についても学習しました。
生徒たちは、各自が興味を持った動物を選んで調べ学習に取り組みました。レポートを作成した上で、最後に英語で発表を行いそれぞれが学んだ内容を共有ました。
ランチを食べながらバディとともに過ごすお昼休みは、昨日よりも会話が弾んでいる様子でした。昨日は初対面で緊張した様子も見られましたが、双方の生徒たちは、たった一日で互いの距離が格段に近づいたようです。
午後はグループごとに現地校の授業へ参加しました。小学生の日本語の授業では、日本の食文化の紹介を兼ねて、児童たちと一緒におにぎりを作りました。作ったものを一緒に食べて楽しく交流を深めることができました。日本の学校では、おそらく見ることがない、「メイクアップ」の授業では、ヘアメイクの体験をしました。授業ですから、かなり専門的なテクニックにまで踏みこむ内容で、特に女子生徒たちは興味津々の様子でした。そのほかにも、編み物の授業やロボットプログラミングの授業など、多岐に及ぶ分野の授業に参加し、その都度、生徒たちは新たな興味を持ち、高い関心を示しました。また、日本とオーストラリアの教育内容の違いを体感することで視野を広げることができました。
‘26 海外研修 ~生徒現地レポートⅠ~
昨年、大変好評を得た海外研修「生徒現地レポート」ですが、今年も引き続き新井穂花さんにお願いしました。記事も写真も内容豊富で、初回から全力投球で取り組んでくれました。
発表が遅れて申し訳ありませんでした。次に掲載いたしますのでお楽しみください。
8月21日、今日から8泊10日のオーストラリア研修が始まりました!このオーストラリア研修は、ホームステイをしながら現地校に通い、国際交流や異文化理解、語学の向上を目的としています。
今日の予定は17時30分に成田空港第二ターミナルに集合し、出発式を終えたあと20時25分の飛行機に乗って出国です。私は時間にゆとりを持って14時頃には空港についていたのですが、15時頃から雲行きが怪しくなり風が強く吹き始めてしまいました。先週の大雨のこともあり、飛行機が無事に飛ぶか心配でしたが、その後約20分の遅延の末、21時00分過ぎに出発できました。夜に出発し朝に到着するため機内食は2回でました。夜ご飯は3つ、朝ご飯は2つの選択肢から選ぶことができ、自分が食べたいものを食べることができました。おいしかったです!
日本は夏の盛りですが、南半球にあるオーストラリアの季節は冬です。日本を出発したときは暑かった機内も到着する3時間前頃から徐々に冷え始め、オーストラリアに近づいているのを肌で感じました。10時間の長いフライトを終え朝の7時頃にオーストラリアのメルボルン空港に着きました。オーストラリアの空気は冷たく澄んでいて、日本の夏の蒸し暑さを忘れさせてくれました。
到着後はすぐにバスに乗り添乗員さんと一緒に観光にいきました。最初に訪れたのはセントパトリック大聖堂でした。この大聖堂はオーストラリア最大のカトリック教会で1939年に完成し完成まで90年以上かかっているそうです。中に入ると教会の大きさや尖塔の高さなど、ゴシック建築特有の構造をより間近で見ることができました。光がステンドグラスを透けて差し込み、色彩豊かに輝く様子は写真ではとても伝えきれないほどの美しさでした。他にもパイプオルガンや大聖堂に関わった偉人などの説明があり、美術だけでなく歴史も楽しめました。
バスの移動中、車窓からも芸術性あふれる様々な建物を見ることができました。波を打つようなシルエットのビルや割れた鏡のような形をした現代的な建物と肩を並べて、ビクトリア調の古い建物を見ることができました。それぞれの建物の個性が光る、ステキな街並みでした。添乗員さんによるとメルボルンはアートの街なので統一感のない街並みなのだそうです。また建物の中には文化遺産になっているものも多く、外装を変えることができないため内部だけを改装してリフォームするそうです。
大聖堂の次に公園へいきました。いろんな人が集まり、それぞれの時間を過ごしていました。園内にはオーストラリア大陸開拓の祖、イギリスの探検家クック船長が建てたとされる小屋がありました。レンガ造りのとても可愛らしい小さい家でした。他にも日本では見たことない鳥や背の高い木などがあり、その広さや雰囲気から日本の公園とは全く趣が違うと感じました。
次に向かったのはクイーンビクトリアマーケットです。ここでは食料品の他に雑貨や衣服など様々なジャンルの品物がありました。100年間以上も前から、市民に親しまれている場所とのことです。 私はここでお土産に雑貨を買いました。一緒に行った仲間の中には買い物はせず食べ物を買っていた人もいました。オーストラリアはキャッシュレスが主流です。このようなローカルマーケットでももちろん現金も支払えますがキャッシュレスで支払うことができました。無造作に置かれた品物や値札がない商品、ジャンルの違う店が隣接していて、ローカルマーケットらしい雰囲気を楽しめました。
次は歩いてビクトリア州立図書館へいきました。1854年に建てられた白色のドーム型の作りが特徴の、世界で最も美しい図書館の一つです。館内に入り階段を登るとその美しい白色のドームを内側から見ることができました。まるでお城のような作りで、先ほどのセントパトリック大聖堂の美しさとはまた違う美しさに感嘆の声が出てしまいました。図書館の階段の踊り場にはステンドグラスがあり、それもまた美しかったです。読書スペースには緑色のランプと茶色の木の机があり、本を読む人や、自習や仕事をする人など、多くの人達が訪れていました。また図書館の外の床にはチェス盤が描かれているところがありました。大きい駒も置いてあり実際にチェスをしている人もいました。豊富な蔵書を満喫できるだけではなく、いろいろな過ごし方を楽しめる図書館でした。
その後近くのモールで自由昼食でした。仲間と協力して何とか注文しなんとかご飯を食べることができました。
観光が終わりついにホストファミリーに会う時間がきました。2人から3人の生徒が一つのホストファミリー宅でホームステイをします。ホストファミリーと合流したあとはそれぞれの家庭で過ごしました。前々からメールでやり取りはしていたのですが初対面でとても緊張してしまい、準備してきた挨拶の言葉もすぐ出て来ず、つたない英語になってしまいました。しかしホストファミリーはそんな私の英語も最後までしっかり聞き、私たちと優しく積極的にコミュニケーションをとろうとしてくれていました。
午後にはしばらく時間と取り、家のルールやお互いのことを話したあと、ホストファミリーは私たちを映画に連れて行ってくれました。ドライブインシアターという大きなスクリーンを車の中からみるというものでした。初めての体験にとてもわくわくし、それこそ日本ではなかなかできない経験をすることができました。とても楽しかったです。
教科書で習った英語をいざ使おうとすると、すぐに使えないことを痛感しました。改めて実践の重要性を感じました。たとえ間違えてもたくさんコミュニケーションをとり、少しずつですが自分の語学スキルを磨きたいと思いました。
明日は丸一日ホストファミリーと過ごす日です!どんなところにいけるかどんなことが体験できるか今から楽しみです!
‘26 海外研修 ~現地レポート①~
国際交流課に所属し、今回引率にあたる米本先生より、現地から第一報が届きました。成田出航からメルボルン到着までの様子を伝えてもらいました。以下に掲載いたします。
8月21日(金)17:30、成田空港第2ターミナルに集合。スムーズにフライトのチェックインを済ませました。出発式では、甲斐まなとくんが参加者を代表して挨拶。「抽選に外れてしまい参加できなかった16名の生徒たちの分も、しっかりと行動し素晴らしい研修にします」と、その意気込みを語ってくれました。
空港では、多くのご家族に出発を見送っていただきました。生徒たちは、照れくさそうにしながらも別れを惜しんで手を振り返していました。21:07、期待と不安を胸に成田を飛び立ちました。機内では各々自由に過ごし、夕食と朝食の機内食を楽しんでいました。
現地時間7:40頃(日本時間6:40頃)、メルボルン空港に着陸。慣れない長旅で飛行中に体調を崩した生徒もいましたが、着陸後は全員元気に過ごしていました。
現地ガイドと合流後、セントパトリック大聖堂を見学、フィッツロイ・ガーデンズを散策し、オーストラリア大陸を発見したクック船長のコテージを見学しました。その後クイーンビクトリアマーケットで軽食や買い物を済ませ、ビクトリア州立図書館を見学。アンティークな内装に皆見とれていました。近くのショッピングセンターで昼食を済ませ、ホストファミリーが待つBalcombe Grammar Schoolに向かいました。緊張しながらも流暢に自己紹介をし、これから8泊を過ごすことになる、ホームステイ先へと向かいました。
23日(日)は各ホストファミリーと週末を過ごすことになります。長旅の疲れを癒すとともに有意義な時間になることを期待したいです。
昨夏のベトナムでの海外研修と同様、引率の米本先生と、参加生徒の新井穂花さんから「現地レポート」を送信していただきます。今回は、ホームステイを伴い10日間にわたる研修となるため、不定期での発表となります。楽しいレポートをご期待ください。
4回戦敗退 ~硬式野球部~
全国高校野球選手権千葉大会4回戦が、長生の森公園野球場で行われました。タイブレークにもつれ込む接戦となりましたが、対戦校暁星国際高校に5—7で敗れ4回戦敗退となりました。
3回、二死二、三塁で増田が適時打で1点を先制。4回には二死一、二塁から吉澤の適時二塁打、窪嶋の適時三塁打で3点を獲得し、4-0と先行しました。
5回表、暁星国際の攻撃では、連打に四死球が重なり5点を失い、勝ち越しを許しましたが、同回裏に磯ヶ谷が今大会2本目となる本塁打を放ち、5-5の同点に追いつきました。
その後両校とも得点圏に走者を進めるものの決定打が出ず、9回を終了。タイブレークとなった10回表では、暁星国際は犠打で一死二、三塁の好機を作り、適時打で2点を獲得。同回裏、本校も一死二、三塁としながらもその後が続かず、試合終了となりました。
本日は、3連休の初日ということもあり、本校の応援団ばかりでなく、卒業生たちが一塁側スタンドに駆けつけてくれました。本校生徒、卒業生のみなさん、保護者のみなさま、最後まで温かい声援を送っていただき、本当にありがとうございました。
終業式
明日からいよいよ夏休み。全生徒が至真殿に集合し、終業式が行われました。開式の際には、吹奏楽部の演奏に合わせ、生徒たちは元気よく校歌を斉唱しました。
生徒会長の池田さんからは、夏休みを迎える心構えについて、「今年の夏も全国的に厳しい暑さになると予想されています。小まめな水分補給や適度な休憩を心掛け、熱中症には十分注意しましょう。また、夏休みはじっくり勉強に取り組める、貴重な時間です。3年生は進路実現に向けて、1、2年生もまた、自分自身の成長につなげられるよう、目標を持って生活しましょう」と挨拶がありました。
硬式野球部主将、増田涼司くんが登壇し「まずは、初戦(2回戦)、3回戦を応援していただき、ありがとうございます。みなさんの応援は、チームを支える大きな力になってくれました。その力のお陰で、全員が最後まで戦い抜くことができました。みなさんの力強い声援が、これからも私たちを支え、私たちが最後まで戦う力となってくれます。最後まで応援の程、よろしくお願いします」と生徒たちに応援への参加を呼びかけました。
明日から迎える夏休みを前に、学校長が生徒たちに講話を伝えました。
「この4か月余りを振り返ると、皆さんは授業や学校行事、部活動など、それぞれの場所で本当によく努力を重ねてきました。皆さんの真剣な姿を見るたびに、この木更津総合高校には大きな可能性があることを実感しています」と生徒たちに語り始めました。
先だって行われた壮行会について触れ「千葉県、そして木更津総合高校の代表として、その舞台に立てることは大変名誉なことです。これまで積み重ねてきた努力に自信を持ち、仲間や指導してくださった先生方、支えてくださった保護者の皆様への感謝の気持ちを胸に、思い切って力を発揮してきてください。皆さんの健闘を心から期待しています。
また、これから夏の大会やコンクールを迎える部活動も数多くあります。
勝負の世界は厳しく、思い通りの結果ばかりではありません。しかし、最後まで諦めずに挑戦し続けた経験は、必ず皆さんの人生の大きな財産になります。
とりわけ、応援団も多数かけつけ、学校をあげて戦う硬式野球部の皆さんには、木更津総合高校の誇りを胸に、一戦一戦、全力で戦い抜いてほしいと思います。全校生徒、教職員、そして卒業生や地域の皆さんも、皆さんの活躍を心から応援しています。ぜひ木更津総合高校らしい粘り強い野球で、甲子園目指して頑張ってください」と、この夏活躍が期待される生徒たちに激励のことばを送りました。
つぎに、これから迎える夏休みについて、「これから45日間の夏休みを迎えます。45日という時間は、長いようで何もしなければ、あっという間に過ぎてしまいます。
しかし、「何かに挑戦する」と決めた人にとっては、人生を変えるほどの時間にもなります。
部活動に打ち込む人、資格取得や勉強に励む人、ボランティア活動に参加する人、家族や友人との時間を大切にする人、それぞれが「この夏だからできる経験」をぜひ積み重ねてください。人は、新しい景色を見て、新しい人と出会い、新しいことに挑戦したとき、大きく成長します。皆さんには、失敗を恐れず、一歩踏み出す夏にしてほしいと思います」と充実した夏休みを過ごすように、生徒たちに訴えました。
そして、この夏休みを安全に過ごすよう、「自分の命と健康を守ることを第一に考えてください。熱中症への対策はもちろん、交通事故やSNSに関するトラブルなど、危険は身近なところにあります。「自分だけは大丈夫」と思わず、一人一人が責任ある行動を心掛けてください。そして、困ったことや悩みがあれば、一人で抱え込まず、家族や先生方に必ず相談してください」と注意を喚起しました。
最後に「夏休みが終わり、皆さんが元気な笑顔でこの体育館に集まり、それぞれが一回りも二回りも成長した姿を見せてくれることを楽しみにしています」と講話を結びました。
壮行会
表彰に続いて、壮行会が開かれました。
全国高等学校総合体育大会(インターハイ)、全国高等学校総合文化祭(全国総文祭)、ユース世界選手権に出場する選手、海外研修に参加する生徒たちが登壇し、それぞれの意気込みを伝えてくれました。
インターハイに出場するのは、柔道部、ソフトテニス部、空手道部、陸上競技部、卓球部、剣道部の6つの運動部です。選手代表は柔道部主将、中島煌乃将くんです。「柔道部は5年連続、男女アベックでインターハイに出場しています。日本一を目指して頑張っていきます。そして木更津総合高校の全部活動は全て繋がっています。野球部の甲子園出場を含めて、みんなで応援して、みんなで頑張りましょう。そして長い夏休みが終わった後に、お互いに良い報告をし合えるように、全力で戦いぬきましょう!応援よろしくおねがいします」と力強く挨拶をしてくれました。
文化部のインターハイと言われる全国総文祭に、書道部の兼清琉那さんが出場します。「あきた総文2026の千葉県代表に選ばれました。秋田では、全国の書道で頑張っているみなさんと交流し、作品の講評をしていただきます。今回は、タテ175㌢×ヨコ53㌢の黒い紙に金の墨で255文字を書き込んだ作品を出品します。秋田で全国の代表作品を見て、勉強していきます」と全国総文祭への抱負を述べてくれました。
スポーツクライミング、WCユース世界選手権 アルコ2026に出場する、齋藤蒼太くんが挨拶に立ちました。「この度、世界ユース選手権に日本代表として出場することになりました。いつも温かく支えてくださる学校長、担任の先生、応援して下さる方々には、心から感謝しています。木更津総合高校を代表して世界の強豪相手に、臆することなく、後悔することのないよう、全力を尽くして参ります」と、熱い気持ちを込めて、その決意を静かに語ってくれました。
最後に、今夏オーストラリア、メルボルンで行われる海外研修に参加する生徒20名がステージに立ちました。彼らは8月21日(金)、成田空港を飛び立ち、8泊全てを現地のホストファミリー宅で過ごすホームステイをしながら、現地校で英語を始め、様々なことを体験しながら学ぶ研修を展開します。
参加生徒代表の山本龍義くんが「抽選で行けなかった人たちの分も、現地の文化や語学、その他多くのことを学んできたいと思います。10月には現地校の生徒たちが本校を訪れます。日本とこの学校の良さを伝えてきます」と、その意欲の高さを示しました。
クレープ企画 ~クレープスポット&生徒会~
本校のけやき広場では、クレープスポットのキッチンカーが入り、お昼休みにクレープの販売が行われています。コラボ企画『木総クレープ』と銘打って、クレープの新メニューを募集するキャンペーンが行われ、生徒たちから154件の応募がありました。
本日は、クレープスポット社長をお務めの廣田様が来校され、新メニューに採用されたレシピを発表していただきました。
第1位、栄えある木総クレープに選出されたのは、織内桜花さんの「沼る・木総おいもクレープ」でした。第2位は、串田陽香さん。第3位は、吉井琳香さん、西本華梨さん、渡邉星七さん、入稲福日向さん、鈴木愛花さん、5人のグループによる応募作品でした。そして、学校長賞は、菊地咲恵さん。スポット特別賞は、伊藤頼来さんでした。受賞者には、商品が手渡されます。
受賞作品の売り上げの10パーセントは、学校に寄付されることになっています。廣田様は、「何に使うかは、生徒のみなさんで決めて下さい。みなさんの高校生活がさらに豊かで楽しいものになる様、有効に使用されることを願っています。この学校の卒業生でもある私は、みなさんからのアイデアが、こうして形となり学校の未来に繋がって行くことをとても嬉しく思っています」と挨拶をしていただきました。そして最後に、生徒会、クッキング部、美術部、書道部、選考に関わった全ての生徒に、大変丁寧な謝辞を伝えていただきました。
学校長からも「クレープスポットさんは、クレープを販売することで、みなさんへ憩いのひと時を提供してくれています。今回は、クレープスポットのスタッフの方々、生徒会を始めサポートしてくれた部活動や応募してくれた人、試食・投票してくれた全ての生徒のみんなのお陰で、本校自慢のオリジナルクレープが誕生しました。みんなで創り上げたものです。是非、より多くの生徒たちがその味を楽しんでくれることを願っています」と講評が伝えられました。
越日学校出立 ~国際交流課~
越日小中高等学校のみなさんが本校での滞在を終え、木更津を発ちました。2泊3日の滞在は、両校の生徒たちにとって密度の濃い3日間となりました。
9日(木)午前は市内を巡り、金の鈴博物館で古代から連綿と続く木更津の歴史や江戸の文化に栄えた木更津の興隆を学びました。木更津港では、行き交う船舶に物流の躍動を感じ、対岸に蜃気楼のように浮かぶ高層ビル群をみて首都東京までの距離を実感しました。お昼は昼食を兼ねてイオンモール木更津を自由散策。大型ショッピングモールはどの国にもあります(もちろんベトナムにも!)が、店頭に並ぶ食べ物や家庭用品を見て、異国情緒を感じることは少なくありません。10代の生徒たちが一番関心を向けたのは、やっぱりお菓子売り場の様でした。
午後は本校に戻って、まずは浴衣の着付けを体験しました。男子は凛々しく、女子は一層華麗に変身。みんな大喜びで浴衣姿を写真に収めていました。
夕食を兼ねた調理実習では、互いの国の代表的な(?)メニューを調理して、互いに供しました。越日校の生徒たちは牛肉のホーや春雨。本校の生徒たちは太巻きとタコ焼きにカレーライスを作りました。手作り料理には、互いの距離を縮める絶大な効果がありました。
夜は夜で、消灯時間までアクティビティが続きました。至真殿ではスポーツで汗を流し、ミステリーツアーでは夜の校内を巡り、ドキドキの時間を過ごしました。
10日(金)、越日交流最終日を迎えました。朝食を済ませて本校のバディの生徒と一緒に登校。朝のホームルームと1時間目の数学や物理、音楽などの授業を体験してもらいました。
10:30、越日校出発の時間となりました。これから千葉県を離れ、秋葉原などの東京観光、富士山麓、東京ディズニーリゾートなどを巡るそうです。
噴水前よりバスが発進。名残惜しいものの、互いに手を振り笑顔でのお別れとなりました。来春3月、本校生徒がベトナムを再訪し、両校の交流はこれからも続きます。
応援練習 ~応援委員参戦~
本日14:00より、応援委員会の生徒たちが応援練習に参加しました。みっちり2時間、最後まで元気に練習を乗り切りました。
これまで、野球部、吹奏楽部、チアリーディング部とダンス部から成る、応援団中心の練習が続いていました。一昨日期末試験を終え、いよいよ今回より各クラスの応援委員の生徒が加わり、フルパートでの「野球応援団」の結成となりました。
とはいえ、応援委員のなかには野球応援自体が初めての生徒たちもいて、最初は野球部員の動きを見ながら、徐々に応援団らしいパフォーマンスへと仕上げて行きました。
3時を過ぎたあたりで雲間から太陽がのぞき、至真殿前の大階段には夏の日差しが照りつけました。それでも小まめに給水時間を取りながら、最後まで集中力は途切れることなく練習が続きました。細かなリズムを刻む難しい動きは、そばにいる野球部員たちが丁寧に手ほどきする場面もあり、チームワークが芽生え、動きにも気持ちにも次第に一体感が感じられるようになりました。多くの生徒が最後まで自然な笑顔を絶やすことなく練習が続いたことに、みんなが納得。素晴らしい練習になりました。
応援団長の永井君が「楽しみながらも、みんなが応援の動きを真剣に覚えようとしてくれているのが分かり、嬉しかったです。自分はこのメンバーで千葉大会を勝ち上がり、みんなと甲子園で応援を続けたいです。野球部にみなさんの応援の力を貸していただきたいです。そして思いっ切り楽しんで最高の夏の思い出を創っていきましょう!」と団員たちに呼びかけると、大きな拍手が沸き起こりました。
頑張ったご褒美にアイスキャンディーが配られました。疲れと暑さを吹き飛ばす、至福のひと時となりました。
日越学校来校 ~国際交流課~
今年も、ベトナム・ダナン市にある越日小中高等学校の生徒さんたちが本校にやって来ました。
18:10より音楽ホールにて歓迎セレモニーが催されました。学校長は「授業を受けたり部活動を体験したり、盛沢山の3日間です。そして同じ教室で布団を敷いて2晩を一緒に過ごします。様々な会話ややり取りを通して互いを知り、交流を深めて下さい」と歓迎の言葉を伝えました。越日学校からは、グエン・ティ・ホアイ・トゥー先生が、到着時に荷物を運ぶのを本校の生徒たちが手助けしたことに触れ、「ありがとうございました。これからも両校の交流が続くことを願います」と挨拶を述べていただきました。双方の生徒代表が挨拶を交わし、記念品を交換しました。ベトナム語は、チャン・ティ・ニュー先生が上手に日本語に訳して内容を伝えてくれました。
セレモニーを終えると別室に移動して、両校の生徒がペアを組み最初の共同作業を行いました。互いの名前を知るために名札を作り、七夕の短冊に願いごとをしたため、笹に結び付けました。ベトナムでも旧暦に七夕飾りをする習慣があるそうです。
ご一行は、木更津に3日間滞在する予定です。本校に2泊し、9日(金)の午前中は金の鈴博物館や木更津港など市内を巡ります。お昼過ぎから本校に戻り、浴衣の着付けや調理実習等を体験してもらいます。10日(金)には授業に参加し、日本の学校の様子と日本の高校生たちがどの様な日常を過ごしているのかを。少しだけ垣間見てもらいます。
TANABATA ~1年生英会話~
もうすぐ七夕。今週は1年生の英会話の授業で、短冊に英語で願いをしたためるアクティビティが行われています。創意の門から校舎に入るエントランスには2本の笹が用意され、生徒たちの願いが書かれた短冊が風にそよいでいます。
笹には1年生一人ひとりが手掛けた、およそ700本もの短冊が美しく飾られ、例年以上に活気に満ちたアクティビティになりました。
今年の七夕が盛況となった背景には、美術コースと、今年度からスタートしたグローバルスタディーズコース(GSC)の生徒たちとの共同作業があります。両コースの生徒は他コースとカリキュラムが異なるため、1年次に英会話の授業がありません。英会話を担当するMckinley先生とPachet先生が、コースの枠を超えて参加を呼びかけました。
お二人の先生方から手ほどきを受け、願いごとには推敲を重ねた英語表現が用いられています。美術コースの石城先生とウエルダー先生が見守るなか、短冊には限られたスペースでありながらも細部までこだわった美しいデザインが施されました。
見事な出来ばえとなった短冊でしたが、コラボ作品は700分の27枚。Mckinley先生は、短冊の重みでたわむ笹を前にして、「お目当ての短冊を見つけるのは、干し草のなかから針を探すようなワクワク感がある(like searching for a needle in a haystack)!」と、満足気に今回のアクティビティを振り返りました。
保育実習へ行ってきました ~保育・幼児教育コース~
本校の保育・幼児教育コースの生徒が清和大学短期大学部附属幼稚園にて、保育実習を行いました。
1年生は保育・幼児教育コースを希望する生徒を対象に、保育見学を行いました。教室では園児たちのなかに入って互いにコミュニケーションを取り合い、外遊びでは追いかけっこや砂遊びをしました。午前中だけの短い時間でしたが、充実した実習となりました。
2年生は高校生になって初めての1日保育実習を実施しました。緊張感のあるなかでの実習となりました。各幼稚園で工作の手伝いをしたり担任の先生が紙芝居の読み聞かせをする様子を見学したりするなど、これからの学びにつながる内容に触れることができました。こちらも充実した実習になりました。
3年生は2年次に作成した保育教材(手袋シアターとエプロンシアター)を持参し、園児の前で実演しました。事前に学校の授業中に生徒同士で実演し互いに評価をし合って改善点を修正するなど、しっかり準備をして本番に臨みました。幼稚園に向かうバス内でも練習し、緊張と不安のなか幼稚園に到着しました。本番では、園児たちが元気にクイズに答えてくれたり一緒に歌ってくれたりしたお陰で、練習よりもよい発表をすることができました。
各幼稚園の先生方、お忙しい中での保育実習の受け入れ、ありがとうございました。
以下の日程・幼稚園で、実習を実施いたしました。
6月5日(金)2年生 金田幼稚園
6月9日(火)1年生 八重原幼稚園
6月10日(水)2年生 八重原幼稚園
6月17日(水)3年生 金田幼稚園
6月18日(木)3年生 畑沢幼稚園
事前研修 ~’26豪州海外研修~
本日昼休み、オーストラリア海外研修に参加する生徒たちが集まり、3回目となる事前研修が行われました。
お昼休みが始まると、参加者はつぎつぎと、会場教室に集まりました。前回の予告通り、宮越先生が教室内で待ち構え、“What is the purpose of your visit?” “What do you intend to do during your stay?”と話しかけ、入国審査が行われました。生徒たちも‟I’ll stay with my host family.”などと自然に受け答えをして、審査を通ると着席。スムーズに入国の手続きを終えることができました。
全員が着席すると宮越先生からの指示で、前後左右の生徒から名前や趣味などを聞き出す、英語の口慣らしが始まります。
その最中にも新しく冊子が配られました。「おはよう」や「おやすみなさい」、お風呂に入る時など、ホストファミリーと交わすであろう場面ごとの会話表現をまとめたもので、これが次回の練習課題になります。
「初日は、市内観光を終えると、夜にはホストファミリー宅に分散してホームステイが始まります。日本人の友達と日本語だけを使っていたのでは、オーストラリアに行く意味がなくなってしまいます。たくさん英語で話しましょう。この後はさらに、1週間現地での高校生活で使う会話表現を順を追って学んでいきます」と今後のプログラムが伝えられました。
続いて行われたのが、健康調査に関することでした。アレルギーほか、対応が必要な人は、かかりつけ医に病気の症状を英文で書いてもらい提出する必要があります。日常使う薬については、生徒は、英文の説明書をダウンロードできるサイトから、スマホにデータを保存します。
最後に、「メルボルンの情報収集」が宿題に出されました。街の歴史、そこで暮らす人々、気候や言語など、可能な限り集めます。彼らが訪れる8月の気温や観光スポットなども重要な情報です。
米本先生からは「オーストラリアには、独特の発音があります。現地で途方に暮れない様、あらかじめSNSで確認して下さい」と注意が伝えられました。
研修中に強調されたのが、「意思表示をはっきりする」ことでした。曖昧な態度でいると相手に不信感を抱かれることもあります。かならず言葉で、Yes/Noを明確に伝えます。
お昼休みは40分。今回も、密度の濃い時間になりました。お弁当を食べながらの研修は、和やかではあるのですが、時短のための苦肉の策でもあるようです。
全校朝礼
6月1日(月)、至真殿にて全校朝礼が行われました。今回の朝礼では、部活動表彰、教育実習生の紹介、献血協力への呼びかけ、生徒総会などが行われました。
吹奏楽部の伴奏により校歌が元気よく斉唱され、6月の朝礼が始まりました。
学校長は、先だって紹介された教育実習生に触れ、4年前には会場に集う生徒たちと同じ様に本校に在籍する高校生であったと述べ、「高校生活というのは、振り返ると本当にあっという間です。毎日の授業も、友人との会話も、部活動で流す汗も、先生に叱られることも、いつか必ず「懐かしい思い出」になります。そして数年後、みなさんもまた誰かの前に立ち、「高校時代に頑張ってよかった」と思える日が来るはずです。教育実習生のみなさんは、その未来の姿を少しだけ先に見せてくれているのかもしれません。ぜひ積極的に声をかけてください。生徒と実習生双方にとって、この出会いが人生の財産になることを願っています」と語り掛けました。
続いて開かれる「生徒総会」については、「木更津総合高校を、どんな学校にしていきたいのかを考える大切な機会です。学校は校長や先生だけがつくるものではありません。毎朝元気に挨拶をする人が学校をつくります。仲間を励ます人が学校をつくります。部活動で頑張る人が学校をつくります。困っている人に手を差し伸べる人が学校をつくるのです。つまり、この会場にいる一人ひとりが木更津総合高校そのものなのです」と生徒たち自身が学校の構成員であることを強調しました。さらに、「みなさんが卒業した後、母校を振り返ったとき、「あの学校で学べて良かった」「あの仲間と出会えて良かった」「あの3年間が自分を成長させてくれた」、そう胸を張って言える学校であってほしいと思います。どうか受け身ではなく、自分たちの学校の未来を考える主人公として参加してください」と呼び掛けました。
最後に、「教育実習生との出会いも、生徒総会も、みなさんの未来につながる大切な時間です。今日という一日を大切に過ごしてください」、という言葉で講話を結びました。
生徒総会
昨日行われた全校集会の最後に、「生徒総会」が開かれました。生徒会本部役員が進行を務め、用意されていた議題が諮られました。
総会の始まりでは、司会の石上さんから「生徒総会は、生徒が充実した高校生活を送るために最も重要な会です。短い時間ですが、一人一人がしっかりと考えながら参加してください」と注意喚起があり、議事が進められました。
最初に、萬年さんから前年度の「生徒会会計報告」、続いて真崎さんから今年度の「生徒会予算案」が提示され、会場にいる生徒たちの拍手により承認されました。
生徒会長の池田さんから文化祭のテーマが発表されました。「今年のテーマは、『Spark~今この瞬間に最高の輝きを~』に決まりました。ご協力ありがとうございました。テーマの決定に伴い、文化祭ポスターを募集します」と、文化祭ポスターの募集についても連絡が伝えられました。
北野さんからは、クレープ企画について連絡がありました。クレープ企画は、校内で販売されているクレープに新しいテイストを加えようと、5月11日の集会で商品開発が生徒に呼びかけられました。「たくさんの応募がありました。ありがとうございました。全部で154枚のアイディアが集まりました。今後、クレープスポットさんと一緒に厳正な審査をいたします」と経過が報告されました。
最後に、生徒会本部役員選挙について告知がありました。現役員の任期満了に伴い、新しい役員を選ぶ選挙が9月1日に行われる予定です。立候補者の受付は、6月1日(月)から19日(金)まで。
生徒会指導部部長、宍田先生から「本部役員として求められるのは、他の生徒の模範となれる生徒です。生徒会役員は、学校全体の代表として活動します。完璧な人である必要はありませんが、「時間を守る」「約束を守る」「周囲に配慮する」「責任を持って行動する」、そうした基本的なことを大切にできる人であってほしいと思います」と、立候補者に関する注意事項が伝えられ、生徒総会は終了しました。
教育実習生紹介
本日の全校朝礼では、教育実習生の紹介がありました。学校長より一人ひとりのお名前と担当教科が紹介されと、実習生が生徒たちに向かい、それぞれ自己紹介と挨拶をしました。
今回は、6名の実習生を迎えました。実習生は、「校舎内で顔を見かけたら、気軽に声を掛けてください」「限られた期間ですが、精一杯頑張ります」など、実習への意気込みを伝えたり授業への協力を求めたりして、思い思いの挨拶をしました。
学校長は生徒たちに向かい、「こちらにいる6名は、数年前はみなさんと同じように高校生活を過ごしていた先輩たちです。進路や勉強、友人関係など、高校生のみなさんが持つ問題や悩みを同じように経験してきた人たちが、いま実習生としてここに立っています。授業の内容以外にも多くのことを学ぶことができるはずです。実習生、高校生双方に有意義な教育実習であって欲しいと思います」と話しかけました。
最後の実習生の挨拶が終わり、「もう一度激励の拍手をお願いします」と学校長が呼びかけると、会場からは温かい拍手が送られました。
事前研修 ~’26豪州海外研修~
5月27日(水)、昼休みにオーストラリア海外研修に参加する生徒たちが講義室に集まり、事前研修が行われました。
参加者は1年生から3年生までの女子12名、男子8名、計20名の生徒たちです。国際交流課の宮越先生と米本先生の指導で、お昼を食べながら和やかな雰囲気で研修が進みました。
宮越先生が「入国審査での英語表現」というプリントを配布しながら、「次回は、先生たちが審査官になって、みんなが入国できるか決めるからね!」と、さっそく課題が提示されました。
今回が2回目の事前研修ですが、1回目には「オーストラリアの基礎情報を集める」ことが課題になっていて、宮越先生が課題を回収すると、「みんな、こんなにもたくさん情報を集めてくれました」と提出物を紹介してくれました。
この日の研修では、パスポートのコピー、ETA(電子渡航許可)申請証、保険の加入手続き等の提出書類の確認と、グローバルWiFi/eSIM、オーストラリアドルへの両替等、事前の手続きについての連絡がメインでした。
生徒が自然に英語を使うようにと、米本先生は宿題を返却しながら、生徒一人ひとりに英語で話しかけていました。「きょう話しかけた内容は、基本的な表現ばかりです。英語を確実に身に付けることが、海外研修を実り多きものにしてくれます。受け答えがしっかりできるよう、頑張りましょう!」と檄を飛ばしました。宮越先生がすかさず、「英語圏では、笑ってごまかすとか、何となく理解し合うことなどあり得ません。Yes./No. Thank you. 分からなければI don’t understand.と、言葉で明確に意思表示をします。これから練習をしていきましょう」と付け加えました。
最後に、宮越先生から「会話の練習はもちろんですが、現地での代表挨拶、フェアウェルパーティーでの出し物の練習等、これから取り組むことがたくさんあります」と今後のメニューが紹介され、散会となりました。
寮生避難訓練
本日早朝、寮で暮らす生徒たちが避難訓練を行いました。訓練は予告なしでの実施でしたが、寮生は整然と行動し、避難場所に集合しました。
午前6時に地震が発生。身体の安全を確保するよう指示が出された後、「ただちに、避難して下さい」との放送に従って、寮生は避難行動を執りました。突然の訓練であったので、寝ぼけまなこで寮から出てくる生徒もいましたが、全員が太田門駐車場に集合しました。
男子寮、女子寮、野球部寮、それぞれの点呼が行われ、全員の所在を確認しました。
学校長より「先日学校の避難訓練を行いましたが、ホームルームでみんなが揃う状況で担任の先生が指示を出し、学年ごとに実施された訓練でした。今朝は寮に暮らすみなさんの避難訓練でした。早朝、まだみなさんが寝ている時間に大きな地震が発生したという設定で実施しました。大地震はいつ起こるか分かりません。通学している生徒が学校にいる時間は限られていますが、寮にいるみなさんは、24時間学校の敷地内で過ごしています。在学する3年間で大きな地震に遭遇する確率は、格段に高くなります。
一番心配なのが、寮生活をしている時間帯です。全員が揃う平日の授業日ばかりでなく、週末に帰省をする生徒がいるときや、遠征中の部活があるときにも災害が発生することがあります。普段から仲間の所在を把握し、いざという時に安否を確認し合う意識を持っていて欲しいと思います」との講評が伝えられました。
男子寮の寮監を務める植田先生は、2年前まで消防職員を務め、東日本大震災では緊急消防援助隊としても出動した経験があります。その経験から「学校生活も寮生活も集団で行動しています。一人の時に緊急事態に陥ったときと違い、集団でいるという安心感から避難が遅れたケースに何度か出会っています。その時誰かが「状況を確認しよう!」と言い出すことが集団での早い行動につながる、ということを覚えておいてください」と注意喚起をしました。
最後に、「朝早い訓練でしたが、授業中に居眠りなどをしないよう」注意が伝えられました。
全校バス遠足 ~ディズニーシー~
本日は、全校を挙げてのバス遠足となりました。1年生は入学してから、2・3年生は進級してから、新しいクラスの仲間と一緒に一ヶ月半を過ごしたことになります。本校では毎年、このタイミングで生徒同士の親睦がさらに深まるよう、遠足に出かけています。
今年は、ディズニーシーへの遠足となりました。特進、1学年、2学年、3学年ハウスの全クラスが1台ずつバスを仕立てて浦安に向かいました。正門駐車場が満車状態となり、さらにスカイラインの東端まで、55台の観光バスが並ぶ光景は壮観でした。
生徒たちは、いつもより1時間早く登校。8:30に学校を発ちました。正門には、学校長を始め学校に残る教職員が手を振って見送りました。
ディズニーシーは、今年開園25周年。“スパークリング・ジュビリー”と銘打って様々なイベントが繰り広げられています。特別仕様の衣装に身を包んだミッキーマウスとその仲間たちが登場する水上パレード。特別な年を祝うスペシャルイベントや、期間限定の記念グッズやいましか食べられないメニューなどが盛りだくさんに用意されているようです。
予報通り、雨は降ったり止んだり。客足はほぼ普段通りで、人気のアトラクションは200分待ち。午後はかなり気温が下がりましたが、生徒たちは元気に初夏のディズニーシーを楽しめたようです。
15:00に遠足は終了しましたが、現地で解散し再入場する生徒も少なくありません。明日は授業日。早めに帰宅し、遅刻・欠席をしないで、元気に登校して欲しいです。(次の写真は放送部から提供していただきました)
ケータイ教室 ~生徒指導部~
本日、1年生を対象にした「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」が開かれました。SNS上の落とし穴、トラブル回避の方法を教えていただきました。そして、「本当にトラブルに巻き込まれてしまったらどうする?」のか。実際にあった事例をもとに、丁寧な解説をしていただきました。
初めての中間試験を終えたばかりの1年生が、至誠館に集合。KDDI認定講師の浅利真紀子様からスマートフォン・携帯電話の安全な使い方を学びました。
先ずは学校長から、「これから学ぶことは、「自分にも起こる可能性がある」という気持ちを持って、耳を傾けて欲しいです。自分が窮地に陥って、さらに周囲の人たちにも迷惑を掛け、「こんなことになるとは思わなかった!」と嘆くことがないよう、自分のこととして聞いて下さい」と注意喚起が伝えられました。
用意された動画を通して、3つの事例が紹介されました。動画は実際に起こった実例に基づいて作成されているそうです。浅利様の「何が問題で、どうすればよいのか考えながら視聴して下さい」との言葉で、レクチャーが始まりました。
最初のエピソードは、見ず知らずの人物から、揶揄するコメントともに自分の写真を投稿されたことから始まります。投稿された側は、仲間の協力を得て投稿者を特定。在籍する学校や家族の情報をもとに金銭を要求してしまいます。人を不愉快にさせる内容を勝手に掲載。された側も相手を脅し金銭を要求してしまう。双方に問題があるのは明らかです。インターネットには誰でも容易く投稿できるし、その情報の出処も簡単に判明します。冗談半分の気持ちから始まった悪ふざけが、暴力や脅迫行為へとエスカレートし、事件や犯罪に発展することまであるそうです。
2例目では、押し活するアイドルがSNS上で誹謗されていることに腹を立て、誹謗した側を攻撃。SNS上には賛同するコメントが集まりました。しかし学校では、友だちから「ネットではアイドルの悪評もかなりあった」と言われてしまいます。互いを「嘘つき」と呼び合い、対立してしまいました。
スマートフォン上には、過去の利用履歴から使用者が好むコンテンツ、興味を示す広告などを優先して表示する機能(アルゴリズム)があります。得たい内容を予め選別してくれる便利な仕組みですが、情報が偏ることに気付かない危険性があります。自分とは反対の意見から遠ざかり(フィルターバブル)、自分と同じ意見や自分に心地よい情報ばかりが集まると(エコーチェンバー)、思考の幅を狭めてしまいます。災害発生時のデマや選挙中の偽情報など、社会に混乱や分断が生じる現象まで起きています。
最後のエピソードでは、人気アイドルのライブへ行きたいがために、現金を得ようと手当たり次第にアプリに登録したりアンケートサイトにアクセスしたり、ポイ活の深みにはまってしまう人物が紹介されました。結局、ポイントの現金化はかなわず、メールアドレスや電話番号等の個人情報を伝えてしまい、闇バイトの等の妖しい勧誘、身に覚えのない請求書、「訴訟を起こす」などのメールが届くようになりました。
ネット上の情報は玉石混交。なかには全くでたらめな記事や悪意に満ちたサイトがあることも事実。警戒心を解いてはいけません。「本当にトラブルに巻き込まれてしまったら」、ためらわずに「信頼できる大人に相談すること」が一番の解決策だと、教えていただきました。ひとりで抱え込んではいけません。
進路ガイダンス
本日、3年生を対象にした「進路ガイダンス」が行われました。
進学希望者・就職希望者が、2会場に分かれて、それぞれの進路に向けた準備や心構えについて説明を受けました。
進学希望者が参考にする「進学のしおり」、就職希望の生徒が活用する「就職のしおり」は、データとして配信され、生徒たちは各自のタブレットで資料を見ながらガイダンスを受講しました。
進学希望者は至誠館に集まり、進学指導部長能登先生から講話を聴きました。
進学については、先ず専門学校と大学の違いについて説明がありました。専門学校は卒業後に就く職業に必要な技能や知識を学ぶ場所です。大学は学問を学ぶ場であって、その知識は直接職業に結びつくわけではありませんが、自分がどんな分野の勉強に取り組みたいのかを決める必要があります。大学を選ぶ際には、ネームバリューにこだわるより自分が志望する学部・学科があることを確認します。専門学校を選ぶときには、卒業生の就職率に注目しがちですが、どんな会社で採用されているのか具体的な就職先を参考することが肝心です。
また、受験形式についても説明がありました。試験が課され学力が判定材料となる「一般選抜(一般入試)」、部活動や学業面で顕著な活躍が認められる生徒が対象となる「学校推薦型選抜(推薦入試)」、学習意欲や進学先への熱意をアピールする「総合型選抜(AO入試)」。生徒たちは、それぞれの適性や個性に合った入試方法を選択しその形式にあった準備をしなければなりません。多くの生徒が利用するであろう総合型選抜(AO入試)については、オープンキャンパスへの参加が必須であることが強調されました。
就職を希望する生徒たちは青雲館に集まり、就職指導部長寺岡先生から指導がありました。講話の冒頭には、「君たちが内定を勝ち取るまで、担当教師12人が全力でサポートをしていきます」と生徒を鼓舞する言葉が伝えられました。採用担当者が重視するのは、「挨拶ができること」「働くことへの意欲」「遅刻・欠席をしないか」そして「学力」です。緊張のせいか「12―6÷3(=10)」という問題が解けなくて採用試験に落ちてしまった生徒がいたそうです。「自分に足りない部分は、いまからでも十分挽回可能です」と激励の言葉が加えられました。
本日から採用試験、内定発表までのスケジュールが確認されました。模擬面接や職場見学、履歴書と志望理由書の書き方など、準備や取り組まなければならないことがめじろ押しです。
ガイダンスの内容は、各自の進路開拓に不可欠の大切な内容でした。進学希望者、就職希望者ともに、最後まで真剣に耳を傾けていました。
自衛隊ガイダンス ~就職指導部~
昨日放課後、自衛隊千葉地方協力本部よりお二人の自衛官が来校され、自衛隊の業務や採用試験の詳細を紹介していただくガイダンスが行われました。
同本部木更津地域事務所より、先任広報官の中村圭児様、広報官の青柳孝志様が来校されました。参加者は、女子1名、男子9名、計10名。主だった説明を青柳様が担当され、要所で中村様に説明を補っていただき、分かりやすく楽しい雰囲気のなかでガイダンスが進みました。
自衛隊には、国防、災害派遣、国際平和協力という3つの任務(ミッション)があります。国防は、日本の領土・領海・領空を守ること。災害派遣活動では、人命を救い、被災者の生活を取り戻す支援活動をします。国際平和協力活動では、紛争地に赴きその地域・国の平和維持に貢献するために働きます。
青柳様は、経験豊富なキャリアを重ね、東日本大震災では原発に至近の地域で活動。また、台風の被害に遭った南房総市では家屋の屋根の修理に奔走されました。当時出会った少年から、いまでも「ありがとう!」と書かれた手紙が届くそうです。
国際平和協力活動 では、イラクへ人道復興支援活動で活躍。給水や建物の復旧に携わっています。戦闘行為に関わらない自衛隊だからこその「手振り作戦」では、小さい子どもたちにも手を振り現地の人々と友好関係を築いたそうです。警備任務にあたったアフリカのジブチ共和国では、海賊退治のご経験も語っていただきました。普段は意見や立場の違いで対立する国同士が、多国籍軍の活動では互いに連携し積極的に協力し合う場面を見て、国際平和維持への思いを新たにされたそうです。
自衛隊は、陸自14万人、海自・空自がそれぞれ4万人ずつの隊員がいる巨大な組織です。だからこそ自衛隊内には様々な職種があり、組織内で完結する一つの社会を形成しています。キャビンアテンダント、IT関係、歌手、営業マンなど、全42の職種が書かれたパネルが示され、「自衛隊にはない職業はどれでしょう?」というクイズが出題されました。「イラストレーター」「消防士」と答える生徒がいましたが、どちらもいるそうです。(正解は、鉄道運転手と美容師)
DVDの視聴では戦争映画のワンシーンのような光景が流れました。パラシュートの降下訓練、敵対勢力の制圧、スキーをはいた雪上訓練、他国軍との軍事演習の様子などを見ることができました。大型輸送機から大輪の花が放たれるように連なって降下するパラシュートは、一見優雅に見えますが、実はかなりのスピードで落下しているそうです。着地時の衝撃は大きく、時に足を骨折することもあるそうです。青柳様は、その衝撃を上手に緩和するために身体を回転させながら着地する技術を実演してくれました。
教室内には、実物のパラシュート、補助パラシュート、背嚢(ハイノウ)が展示され、自由に触れることができました。生徒たちは全ての装備を背負い、その重さを実感しました。訓練時の装備の総重量は、80~90㎏になることもあるそうです。ガイダンスが終了すると、自衛官のお二人と生徒たちとのフリートークが始まり、親睦が深まりました。
避難訓練&全校集会
昨日、1校時、「大きな地震が起きて火災が発生した」という設定で、避難訓練が実施されました。生徒たちは、いったんハウスごとの集合場所に退避した後、至真殿メインフロアーに再集合し、全体集会が行われました。
地震発生の緊急放送が流れると、生徒たちは机の下に身を隠しました。「落ち着いて!あわてず!しゃべらず!速やかに避難して下さい」との指示に従い、ハウスごと4か所の集合場所に避難。各ハウス長からの注意・講評を受け、至真殿に移動しました。
あらためて開かれた全校集会では、生徒会長池田さんから、1日(金)に行われた生徒会企画「謎解き部門」での成績発表がありました。池田さんは企画を振り返り、「全生徒がクラスや学年の枠を超えた催しとなり、素晴らしい行事となりました」と挨拶をしたのち、謎解き部門の優勝、準優勝のクラスが発表されました。クイズは40問出題され、特進2年1組と特進3年1組が39点を獲得。同率で準優勝を分け合いました。そして優勝は、特進3年2組。全問正解で栄えある優勝を勝ち取りました。代表者が登壇し、学校長と生徒会長連名の表彰状と賞品が手渡されました。
続いて、学校長が講話を伝えました。集会に先立って行われた表彰に触れ、「1年生は初めて見る光景であったと思います。部活動が盛んな本校では、関東大会、全国大会に出場するクラブが沢山あります。みなさんと同じ学校で生活する仲間が、努力をして大きな大会で活躍しています。木更津総合高校の名前を背負い躍進を続ける彼らは、私たちの誇りです。ぜひ、みんなで応援してあげてください」と生徒たちの活躍を讃えました。
避難訓練については、「この1ヶ月の間にも日本各地で様々な災害が起きています。首都直下型地震が30年以内に起こる確率は70%を超えると言われています。千葉県も被害予想圏内に含まれます。30年は長い年月のように思われますが、高校生のみなさんはまだまだ健在で社会で活躍しているはずの期間です。いつ災害が起きても良いように、心がけなければなりません。
15年前に起きた「東日本大震災」を、当時幼かったみなさんはどれくらい記憶に留めているでしょうか。日本全体が騒然となり本校でも混乱が続いたことを覚えています。避難訓練では、事前の予告もあり整然と避難することができました。しかし、実際に足もとが激しく揺れ燃えさかる炎を目の当たりにしたときも、落ち着いた行動を執ることができるでしょうか。恐怖心が引き起こすパニックは、災害時の大きな不安要素ですが、本校の校舎は震度7に耐えられる構造で建てられています。みなさんが冷静に行動すれば、無事に危機を乗り越えられるはずです。いざという時も心の平静を保ち、出来れば周囲で困っている人たちに手を差し伸べられる人であってほしいと思います。本日の訓練をしっかりと記憶に留めて、何が起きても大丈夫な心がまえを持って下さい」と講評しました。
赤星工業ガイダンス ~就職指導部~
4月24日(金)に赤星工業㈱のガイダンスを実施しました。本校生徒は3年生7人(男子5名、女子2名)が参加をしました。
赤星工業は近年ほぼ毎年、本校の生徒が採用試験を受け内定を頂いている会社です。今回は経営管理部参事である久米智之様をはじめ、本校卒業生で現在活躍をされている先輩たちが来校してくれました。中村健斗さん(‘22年入社)、村田音羽さん(‘24年入社)、山口大輝さん(‘25年入社)、石倉孝太郎さん(‘26年入社)、勝煌矢さん(‘26年入社)の5名の方々です。
まず久米様から事業説明をして頂きました。市原市と富津市に工場を持つ赤星工業は、非鉄金属の溶接加工に特化した珍しい会社です。「非鉄金属」と呼ばれる、アルミやニッケル、チタンなどの素材を加工し、巨大なサイロや圧力容器、LNG(液化天然ガス)船用ドーム、MRI(医療用磁気画像診断装置)などを製造しています。陸上輸送が困難な大型の構造物は、通常現地で施工されます。しかし赤星工業には、自社工場で一体製作し海上輸送で発注元に届ける独自のシステムがあります。そうすることで、安全性やコストの面でメリットが生じるだけでなく、自社工場の機能を活かし持ち前の高い技術力を発揮することで、高品質を維持できるのです。
続いて、5人の卒業生から、志望理由や現在の業務内容、お仕事ぶりなどを話して頂きました。この4月に入社したばかりの勝さんは「ものづくりに興味があり就職しましたが、朝早い出勤になかなか慣れません」と正直な感想を語ってくれました。同期入社の石倉さんからは「溶接や人間関係が不安でしたが、先輩が親切に教えてくれるので安心できました」と感想を述べてくれました。入社2年目の山口さんからは、「専門的な工具の名前を覚え、先輩から「〇〇持ってきてほしい」と言われてすぐに対応できるようになりました。また自分で考えて行動することが増えました。責任感を持って働いています」と社会人らしい前向きな意見を聞くことができました。入社3年目の村田さんからは「直属の後輩ができたことで、自分の責任を自覚するようになりました。溶接の腕が上がったことで、この仕事が自分に向いていると改めて思っています」と伝えてくれました。そして入社5年目の中村さんからは「仕事でしんどい時の乗り越え方」を教えていただきました。
お伝えした通り、赤星工業はいわゆる「一点もの」と呼ばれる大型の構造物を受注生産することが多く、最近ではJAXAの宇宙戦略基金にも名を連ね、「ロケット用推進剤タンクのシリンダ部品製造プロセス開発」を手掛けています。7人の参加者は赤星工業の企業力に驚き、モノづくりの魅力に目覚めた様子でした。
ガイダンスが終了すると、5名の卒業生の方たちは、自分たちが過ごした教室を懐かしそうに再訪。また、当時の担任や部活動顧問に挨拶をしてくれました。立派な社会人として立ち振る舞い社会で活躍をする姿には、感慨深いものがありました。
ドッヂビー&クイズ大会 ~生徒会企画~
本日、第2回生徒会企画「怪盗sの挑戦状 ドッヂビー&クイズ大会」を実施しました。役員全員で、試行錯誤しながら生徒の皆さんに楽しんでもらえるように、去年の反省点を踏まえながら企画しました。
午前はドッヂビーの予選トーナメントが行われました。予選トーナメントでは、同学年同士での対戦でした。一生懸命な1年生、気合いが凄かった2年生、本気になって取り組んだ3年生、どの学年も素晴らしい戦いでした。「怪盗Sの挑戦状」という設定で行われたクイズでは、第1問から第3問までが出題されました。Classiで配信された問題をクラスみんなで協力して解いていました。廊下に掲示されたヒントを頼りにして頑張っている生徒を見かけました。
午後はドッヂビーの決勝トーナメントが行われ、クイズは最終挑戦状の第4問が出題されました。決勝トーナメントでは、予選で勝ち上がったクラスと、敗者復活抽選で選ばれたクラスで行われました。予選よりも意気込んだ戦いで、迫力感満載でした。そんな激戦で1位を獲得したのは2年8組でした。結果発表では素敵な笑顔で喜びを分かちあっていました。
2回目の生徒会企画でまだ難しいことも沢山ありましたが、生徒の皆さんが楽しんでいる姿を見ることができて凄く嬉しい気持ちでいっぱいになりました。 閉会式では、表彰式を行いました。ドッヂビー優勝、準優勝クラスの代表者が壇上に上がり賞状を受け取っていました。
(ここまでの記事と写真は、生徒会広報久保田美月さんによるものです)
閉会式では、生徒会長池田さんより挨拶がありました。「みなさん、楽しんでいただけたでしょうか?ドッヂビーでは盛んに声を掛け合う姿が多く見られ、クラスで一体感のある試合がとても印象的でした。また、クイズでは最後まで諦めず前向きに挑戦する姿が多く見られました。これからの行事でも、クラスや学年の枠を越えたつながりを意識して、今日の経験を大切にしていきましょう」と会場に集まった生徒たちに話しかけました。
続いて、学校長が閉会に際し講評を述べました。「昨年、第1回目の生徒会企画も素晴らしいものでしたが、今年は確実にそれを超える催しとなりました。生徒会役員たちの「自分たちで創り上げるのだ」という強い意志を感じることができました。また、参加した生徒たちも企画の成功に向けて互いに協力し合い、行事そのものの価値を高めてくれました」と企画を立てた役員と真剣に競技に取り組んだ生徒たち双方に賛辞を送りました。さらに「2年前の生徒会選挙で複数名の候補者が公約に掲げたことが生徒会企画の発端となりました。当選を果たした昨年の役員は「2000名を超える生徒全員が参加できる企画を立ち上げることは困難だ」と実現を危ぶむ多くの声を跳ね除け、試行錯誤と創意工夫の末、見事に成功させたのです」とこれまでの経緯を振り返りました。
最後に、「昨年のノウハウとスピリッツを受け継いで第2回目が大成功を収めました。新たな伝統の芽が生まれたのです。与えられた学校行事ではなく、自分たちで創り上げる学校行事が今後も受け継がれることを願っています」と講評を結びました。
※ドッヂビー大会と並行して行われたクイズ企画では、クラスごとに提出された解答を集計し、次回の全校集会で結果が発表されます。
千葉県警察官ガイダンス ~就職指導部~
木更津警察署より現役警察官3名が来校し、「千葉県警察官ガイダンス」を実施していただきました。
同署警務課の巡査部長である宮田尚様、地域課警察官である三島緑様、そして交通課の警察事務職である麻生菜々美様から、千葉県警察官の業務内容や試験対策について講義をしていただきました。このガイダンスには19名の生徒(2年生5名[男子4名、女子1名]、3年生14名[男子11名、女子3名])が参加しました。
ガイダンスの始まりに、宮田様から「警察官に対してどの様なイメージを持っていますか?」と問い掛けられると、数名の生徒からは「厳しそう」「休みがなさそう」等、ネガティブなイメージが伝えられました。宮田様はそれに応えて、「動画にもあるように、実は警察官はワークライフバランスをしっかりと確立できる職業」であることを強調しました。また、署内の業務は多様で、自分の適性に合った部署に就き、「千葉県民の安心安全を守る」という職務に貢献できることを説明してくれました。
警察学校についても、人気ドラマの影響か「怖い教官がいる?」とか「規律や制約で厳しく管理されているの?」等の不安を覚え、入校にためらいを感じる生徒がいました。宮田様からは「ある程度の厳しさはあるが、寮生活では同期の仲間が和気あいあいの雰囲気で過ごし、訓練の場である「教場」では、互いに切磋琢磨し時には互いに助け合い、立派な警察官になるよう鍛錬を続けている」というお話を伺いました。
その後宮田様、三島様、麻生様の3つのグループに分かれて、様々なお話を伺うことができました。少人数に分かれたことで、質疑応答が活発に行われました。
採用試験の勉強方法や警察学校で楽しかったこと・辛かったこと、寮内の様子など、生徒たちから矢継ぎ早に質問が寄せられました。以前は禁止されていた携帯電話の持ち込みが可能になった点に生徒は驚いていました。
また白バイの取り締まり方法や刑事の仕事、事務職の業務内容など、テーマが変わるたびに生徒たちからたくさんの質問が飛び交いました。以前刑事を務めていた宮田様が当時の体験談を語る場面がありました。ドラマのように犯人を追い詰める中、一歩間違えたら命を落としかねない状況で、怪我をせずに犯人を捕まえたエピソードを聴いて、生徒は目を輝かせながら羨望の眼差しを向けていました。
「警察官になりたい」という夢は、現職の警察官から直にお話を聴くことによって、より現実的な「職業としての警察官」という具体像を結ぶことになりました。だからこそ、採用試験に向けて今まで以上に意欲を高めた生徒もいた様です。
千葉県民の安全と安心は、みなさんの双肩に掛かっています。総合生、頑張れ!
海外研修説明会 ~国際交流課~
今夏、実に7年ぶりとなるオーストラリアでの海外研修が予定されています。本日は参加希望生徒とその保護者のみなさまを対象にした説明会が開かれました。
参加を希望する生徒は71名に上りました。収容人数を考慮し、同伴される保護者をお一人と制限しての開催でしたが、会場となった音楽ホールは満席となりました。
挨拶に立った学校長は、木更津中央高校の時代から20年以上にわたって実施をされてきたオーストラリアでの海外研修の歴史を振り返り、今回の研修は2020年コロナの影響により中止を余儀なくされて以来7年ぶりの再開となることを伝えました。
つづいて「オーストラリアは、様々な価値観や文化を受け入れる、多様性に対して寛容な国でもあります。自然も豊かで、教育水準も非常に高く、治安も良い、素晴らしい国です」とオーストラリアのお国柄を紹介し、「3年間の高校生活は、思い切った挑戦ができる貴重な期間です。多くの人が、言葉が通じないことや、初めて出会うホストファミリーと生活をすることなどに、不安を感じていると思います。でも少しでもやってみたいという気持ちがあるなら、その心の声に正直になり、チャレンジをしてみてはどうでしょうか。保護者のみなさまにも、お子様の勇気を後押しして頂ければ幸いです」と積極的な参加を呼びかけました。
研修先となるバルコムグラマースクール(Balcombe Grammar School)の紹介動画を視聴した後、近畿日本ツーリスト千葉支店長、山岡様より、ご挨拶とともに今回の海外研修の概要を紹介していただきました。担当の金杉様からは、研修地メルボルン、行程、研修のポイント等について詳しく説明していただきました。
メルボルンは、歴史的建造物が立ち並ぶ風光明媚な土地であることに加え、治安や教育水準の高さ、医療制度が充実していることなどから、常に「世界で最も住みやすい都市ランキング」上位に選ばれています。時差は1時間で日本人には順応しやすい地域ですが、南半球にあるため、研修が行われる8月は真冬を迎えることになります。平均最高気温は約14℃。ペットボトルやファストフードの価格は、日本のおよそ2倍とのこと。物価が高いことが唯一の難点でしょうか。
研修プログラムは、①「メルボルンの魅力を満喫できる行程」、②バルコム校での英語レッスンは「本校生徒のみのクラス」と「バディ(同校高校生)と一緒にバルコム校の授業に参加」の2本立て、③「ホームステイ(8泊)で日常生活を通して英語を学ぶ」という内容になっています。
最後に、引率を務める教師2名が紹介されました。本校の卒業生である米本先生は、在学中のブリスベンでのホームステイ体験に触れ、「自分の経験を活かしてみなさんが現地で安全安心に、そして有意義に過ごせるよう、協力させて頂ければと思います」と挨拶をいたしました。
同じく引率を務め、今回の研修の責任者である宮越先生は「全ての行程において、参加者の安全を見守り、最後まで見届けて参ります」との挨拶に続き、申し込みの手順やアレルギーや既往症のアンケートについて説明をしました。
会頭、学校長より「参加者の定員は20名であるため、希望者全員が参加できない可能性がある」旨、謝辞を伝えておりますが、申し込み多数の場合は、抽選にて参加者が決定されます。また、参加費用が高額となるため、本校同窓会から各参加者に50,000円の補助が提供されます。
警視庁ガイダンス ~就職指導部~
4月21日(火)、警視庁よりお二人の講師が来校され、採用試験に向けてレクチャーをしていただきました。放課後の309教室には、3年生11名、2年生が3名、計14(男子11+女子3)名の生徒が参加し、盛況なガイダンスになりました。
講師を務めていただいたのは、木嶋丈男様と小材十喜子様でした。木嶋様より「悪人を取り締まり、困っている人を助けるのが、警察官の仕事です」と、警察官の仕事について紹介していただきました。ただし「武道の経験者や腕力が強い、特別な人たちだけが警察官になるわけではなく、何年も訓練を積み研鑽を重ねることで特殊な技能を習得していくのです」とご説明が始まりました。確かに、お二人は優しい「普通」の方に見えます。実際には、木嶋様は警備部警護課でSP(セキュリティポリス)を、小材様は組織犯罪対策部でいわゆる「マル暴」を務められていたそうですが、誠実な話しぶりと穏やかな笑顔からは、修羅場をくぐり抜けてきた様な印象は微塵も感じられません。
他道府県の警察署と警視庁で、警察官としての基本的な仕事に大差はありませんが、警視庁は「首都東京を守る」という特別な役割を背負っています。国会や官公省庁、皇居など、国の主要機関・施設が集中し、万が一の事故、事件、自然災害に常に備えていなければなりません。さらに犯罪や事故の発生件数も多いなどシビアな現場でもあります。でもそれは、様々な経験を積む(=自分のスキルの幅を広げる)ことができる職場であることも意味しています。たとえばSPは、警視庁の警察官だけが担う仕事です。主要な任務である要人警護は国内ばかりでなく外国でも行われ、インターポール(国際刑事警察機構)など国際的な機関と協力し合うこともあります。
警視庁は、46,600人の職員を抱える巨大組織でもあります。潤沢な予算が組まれ、施設や装備が充実しています。大所帯であるがために「組織に余裕がある」という一面もあります。警察官として働きながら、大学で語学を学んだり企業で必要な技能を身に付けたりすることができます。もちろん庁内でも白バイの運転、鑑識、警護術など様ざまな講習が用意されています。さらに、金融や保険、医療や職員寮など、福利厚生が充実していることも大きな魅力です。休暇なども取りやすく、ライフ&ワークバランスが良好に保てる環境が整っています。
さて、肝心な「採用試験」についてのレクチャーでは、「問題集に繰り返しと組む」ことが強調されました。2次試験の作文と面接では、なぜ警官を志望するのか、適性があるか、辞めずに長く勤めてもらえるのか等に焦点が当てられます。「スキルを磨き成長したい」「一生の仕事と考えている」など、熱意や情熱を上手にアピールできるかがポイントです。
最後に、お二人は「さまざまな人々と出会い、経験値を上げながら、自分の成長を実感できる仕事でした。社会に貢献し遣り甲斐を感じながら働くことができました」と、ご自身のキャリアを振り返りました。参加者にとって、何よりも説得力のある言葉でした。
ガイダンスが終わるや、大半の生徒がお二人のもとに詰め寄るように集まり、質問をし始めました。順番待ちの列ができるほどでした。
インターンシップ説明会 ~就職指導部
4月15日(水)、16日(木)、昼休みに「インターンシップ説明会」が行われました。会場となった被服室には、両日とも座れない生徒が出るほど多くの参加者が集まりました。
本校のインターンシップは、3年生を対象にしたものです。参加する生徒たちは「働く現場」で、様々な業務を体験します。研修先は、建築、アパレル、自動車整備などの製造・販売業。またホテルやゴルフ場などの接客業。医療・看護・福祉系から理髪やエステといった理美容系など多岐にわたります。さらに、市役所や自衛隊、海上保安庁などの官公庁を含め、およそ70の私企業・公共団体から協賛をいただき、毎年140人前後の生徒たちが参加します。
ペットのお世話やスウィーツ作りなどの楽しいものから、楽器のリペアーや警察署での鑑識作業、消防署でのレスキュー訓練など、なかなかできない職種を経験することができます。就職志望の生徒ばかりでなく進学志望の生徒も多数参加するのですが、高校3年生のこの4月という時期に、実社会において責任を背負って何かに取り組み、社会の営みを垣間見ることの意義は、決して小さくありません。
このインターンシップを経て、進路を決定する生徒が少なくありません。実際にやってみて、自分には合わないと判断するケースもありますが、遣り甲斐を感じてその企業に就職してしまう生徒もいます。
就職指導部、寺岡先生からのガイダンスでは、「学生ではなく、社会人としての振る舞いが求められます。時間厳守や言葉遣いなど、常に良識を持って行動して下さい」と厳しい注意喚起がなされましたが、終了時には「このインターンシップがみなさんに実り多きものであることを願っています」と激励のことばが送られました。
部活動&同好会紹介
本日は丸1日をかけて、『部活動&同好会紹介』及び『活動体験会』が行われました。もちろん1年生を対象にした催しで、これから始まる高校生活で「本気で取り組める何か」を見付ける貴重な機会です。一方、新入部員獲得のため1年生へ懸命にアピールする部活動&同好会もあり、賑やかな1日となりました。
2校時目からは、至真殿に移動して『部活動&同好会紹介』が行われました。学校長は「活発な課外活動は本校の醍醐味の1つです。みなさんが何らかの部活動・同好会に入り、何かにチャレンジすることは、卒業後のよい思い出となり一生の財産になります。また、所属するクラス・学年の枠を超えて、先輩や後輩と交流することで、幅の広い人間関係を築くことができます。部活動・同好会活動には、メリットが沢山あります。本日の活動紹介と体験会を通して、是非何らかの団体に入って活動をして欲しいと思います」と、新入生に訴えました。生徒会長池田さんは「きょうは、自分の「やってみたい」を積極的に探してみてください。部活動は仲間と出会い、自分を成長させるチャンスとなります。その一歩がこれからの学校生活を変える大きなきっかけとなるはずです。自分にあった居場所を見つけ、これからの生活がより充実したものになることを願っています」と挨拶をしました。
1年生は各団体の紹介パフォーマンスを見ながら、ときに「高校生の部活動」のレベルの高さに仰天し、ときに「これなら私にも...」と好奇心を傾けました。
午後は体験会が開かれました。校舎内のあちらこちらの施設・教室で、活動内容を実際に「やってみる」体験をすることができました。3年間一つの活動に専念する生徒もいますが、いくつかの活動を掛け持ちする生徒もいます(一部に「兼部可」の団体アリ)。
仲間と一緒に何かに取り組む体験は、学校生活をより充実させ豊かなものにしてくれます。部活動&同好会活動を通して、大いに青春を謳歌して欲しいものです。
対面式
本日、至真殿メインフロアーで新1年生と、2・3年生が一堂に会し、『対面式』が行われました。1年生と2・3年生が初めて対面する最初の機会となりました。
会場の前方に1年生、後方に2・3年生が整列。生徒会指導部宍田先生の指示で、新入生と上級生が体育館の中央で向かい合う態勢で整列しました。
先ずは上級生から1年生に対して、歓迎の気持ちを示しました。生徒会長の池田さんが列の先頭に立ち、「1年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。このように多くの新入生のみなさんをお迎えし、これから同じ学校で高校生活を送る仲間となれたことを、とても嬉しく思います。高校生活はいままでと異なり戸惑うことも多いと思いますが、ここにいる上級生や生徒会のメンバーに気軽に相談して下さい。また、部活動にも積極的に参加し、高校生活を充実した、有意義なものにして下さい。応援しています」と、1年生を温かく迎え入れる気持ちとともに、激励のことばを伝えました。
続いて、新入生を代表して竹本さんが、「先輩方、激励の言葉ありがとうございました。私たち新1年生は、まだ学校への馴染みも少なく、不安を感じることや戸惑うことが多いです。しかし、先輩方と協力し、早く総合高校での生活に慣れ、勉強や部活動など、いろいろなことに頑張って取り組んでいきたいと思っています。どうぞ、ご指導よろしくお願いします」と、不安な気持ちを吐露しながらも、これから始まる高校生活に大きな期待を寄せる気持ちと積極的に過ごしていこうという意欲を示してくれました。