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終業式
吹奏楽部の演奏による校歌斉唱に続き、終業式が行われました。今年、全生徒が集う最後の機会となりました。至真殿に集まった生徒たちは、学校長のことばに耳を傾けました。
学校長は、「1年生、2年生は、ちょうど2週間の冬休みに入ります。3年生については、2月末までの、かなり長い休みに入ります。せわしい季節になりますが、全員が意識を高く持ち、事故を避け問題が起こらないよう冬休みを過ごして欲しいと思います」と生徒がこの休みを無事過ごすよう、注意を喚起しました。
さらに、「年の終わりを迎えることは、大きな節目です。自分の意識を転換させる好機でもあります。この1年を振り返り、その反省を来年に活かす良い機会です。
1年生は入学してから9ヶ月、初めての高校生活で体験してきたことを来年へつなげ、2年生でさらなる飛躍ができることを期待しています。2年生はやがて二回り目を終えることになります。修学旅行という一大イベントを控えていますが、最後の一回りを充実させると同時に、進路開拓に向け邁進する1年としてください。3年生は、各自の進路を決定しつつある大切な時期です。卒業への準備と新たなスタートへの助走を始めなければなりません。
1年前、2025年に向けて立てた目標に照らして、自分の行いが不十分であれば、失敗の原因がどこにあったのか、考えることが大切です。来年への新しい目標は紙に書き出し、目標達成のために何をすべきかを具体的に考えることが、成功へとつながります」と講話を伝えました。そして「みなさんが、良い年を迎えられることを祈っています」と生徒一人ひとりが健康に過ごし躍進を遂げる1年となることを願いました。
新旧交代 ~生徒会本部役員~
新旧の生徒会役員が登壇し、交代式が行われました。新旧それぞれの会長より、挨拶がありました。
本日の終業式をもって、生徒会の旧本部役員が活動から離れることになります。従前通りであれば、役員の新旧交代は9月に行われていました。でも、秋に行われる文化祭・体育祭の2大行事を控え、不慣れな新役員をサポートしよう、と伴走体制を始めたのがこの代の本部役員達でした。5月の全校球技大会は、本校史上初めての試みでした。公約したことをやり遂げ、やるべきことは労を惜しまず行動する。まさに、有言実行を貫いた集団でした。
前生徒会会長沖琉雅くんが、これまでの活動を振り返り「きょうで、第21代生徒会は任期を終えることになります。2年間の活動期間でしたが、初めは何もわからないところから、先輩方に多くのことを教えてもらい、今では自分が次の世代に伝える立場になりました。この1年間生徒会長として生徒会を運営していくにあたって必要不可欠だったのは役員の仲間たちの存在です。どの仕事でも私1人では力が及ばず、仲間の手を借り、時には先生方の力を借りることで、多くの仕事を成し遂げることができました。中でも1番記憶に残っているのが、生徒会行事の球技大会です。学校初の行事であったため、ゼロから計画、運営を行わなければならず、忙しい毎日でした。ですが、仲間や多くの先生方と連携をとり、一つの行事として学校を盛り上げることができたと思います。長いようであっという間の2年間が終わり、次は新しい生徒会が学校を盛り上げてくれるはずです。さらに良い生徒会活動を期待しています。最後に、私たち生徒会を支えてくれた全校生徒の皆さん、先生方、本当にありがとうございました」と、誠実な人柄が伝わる、丁寧な挨拶をしてくれました。
現会長の北野琉翔さんも、「旧生徒会役員の皆さん、通常より長い任期にも関わらず本当にありがとうございました。我々現役員には大きな糧となった活動期間でした。生徒会長として信任を受け、身の引き締まる思いでいます。 皆さんの期待に応えられるよう、精一杯頑張ります。 立候補の際に申し上げた通り、私は「一人一人の声が届く生徒会」を目指しています。 その目標を通してより良い学校を作っていくためには、生徒会役員だけでなく、 皆さん全員からの協力が不可欠です。ぜひ共に考え、共に行動しながら、この学校をより良い場所にしていければと願っています。 また、次回の生徒会企画が、前回以上に全員が楽しめるものにしていきたいと考えています。 何かご意見などがあれば、ぜひお聞かせください。 これから1年間、どうぞよろしくお願いします」と、元気いっぱいの挨拶をしてくれました。
学校長からは、旧役員への感謝のことばと新役員への健闘を願うことばが伝えられました。そして最後に、「学校を良くするためには、みなさん一人一人の意識が大切です。ここで3年間を過ごす君たちが主役です」と全生徒に向かって呼びかけました。
旧役員のみなさん、本当にご苦労様でした。新役員のみなさん、ご活躍を期待しています。
表彰 ~生徒・部活動~
終業式に先立ち、至真殿のステージ上では、生徒の活躍を顕彰する表彰が行われました。
以下にお伝えします。
〇税の作文コンクール
木更津税務署署長賞 中島玲美
【ソフトテニス部】
〇千葉県高等学校選抜ソフトテニスインドア大会
男子団体 優勝
女子団体 3位
【吹奏楽部】
〇千葉県アンサンブルコンテスト 安房上総地区予選
管楽七重奏 銀賞
クラリネット四重奏 銀賞
トランペット四重奏 銀賞
サキソフォン四重奏 金賞
打楽器・コントラバス七重奏 金賞
ユーフォニアム・チューバ四重奏 金賞(地区代表に選出)
千葉県吹奏楽連盟賞 内海彩里
【空手道部】
〇牛久かっぱ杯争奪全国青少年空手道選手権大会
高校生女子団体組手 優勝
【柔道部】
〇千葉県柔道選手権大会
一般女子の部 3位 谷脇実依
※最後に吹奏楽部部長の内海さんより、明日行われる、「第13回 定期演奏会」に
ついての告知がありました。
12月25日(木) 君津市民文化ホール・大ホールにて、午後1時30分より開演。
開場は午後1時です。ふるってご来場いただきますよう、お願いいたします。
入場無料です。
Christmas Cards ~1年生英会話~
冬休み前の授業最終週を迎えました。1年生の英会話の授業では、2週連続でクリスマスカードの作成に取り組みました。
ネイティブスピーカーの先生方は、生徒が興味や関心示すように授業のたびに異なったアクティビティを用意しています。生徒たちは、様々な場面設定のなかでふさわしいやり取りをしながら、会話表現を学んでいきます。
英語圏に暮らす人々の文化を知ることも、英語を学習する上では大切なことです。ニュージーランド出身のデーモン先生とスコットランド出身のジェームズ先生が、それぞれの国でクリスマスを含む年末年始をどの様に過ごしているのかを紹介してくれます。クリスマスカードには、日頃の親交やお世話になったことに対する感謝の気持ちが込められています。カードはとてもカラフルで、時には部屋の壁やツリーの周囲に飾られることもあるそうです。
生徒たちが作るのは、二つ折りのカードです。閉じられたカードを開くと、クリスマスにちなんだポップアップが立ち上がると同時に、気持ちを込めたメッセージが目に飛び込んできます。
先生たちは、作成手順を丁寧に説明しながら、立ち上がらないポップアップや扉絵と内側のメッセージが上下逆さまのものなど、「よくある失敗例」を見せて、注意を促します。
生徒たちが知恵を絞るのは、英語でのメッセージです。“メリークリスマス”のことばに添えて、家族や先生への感謝、友へのエールなどをしたため、先生方から英語表現が正しいか、チェックを受けます。
扉絵とポップアップのデザインがカードの仕上がりを決めます。扉絵には、ヒイラギやベルなどオーソドックスな図柄は用意されているのですが、オリジナルにこだわる生徒はタブレットを駆使して作画に取り組みます。ポップアップは無難なクリスマスツリーが目立ちますが、独自のデザインで勝負とばかりにハートや雪だるま、流れ星などにチャレンジする生徒もいます。
周囲の友達と相談したり互いの作品を見せ合ったり、賑やかに作業が進んでいきました。
特進修学旅行 ~最終日~
特進の修学旅行も、いよいよ最終日を迎えました。
4日間お世話になった深杭福容大飯店を後にし、淡水で最後の観光を楽しみました。午後には桃園空港より一路成田へ、帰国の途につきました。
生徒たちは、雨模様のなか8時半にホテルを出発し、淡水地区観光へと出かけました。淡水は、17世紀初頭のスペイン統治時代より、貿易の拠点として栄えてきた港町です。オランダ、清朝、日本など、様々な国の影響を受け、多様な文化が交錯する独特の街並みが築かれ、現在に至っています。生徒たちが到着する頃には薄曇りとなり、水辺の景色を楽しみました。あちらこちらに歴史の名残りを示す西洋式建築が点在し、紅毛城などの史跡を見学しながら、古い街並みを歩き回りました。
次に訪れた老街では、ショッピングを楽しみました。しっとりと濡れた石畳からは古き良き時代の風情を感じることができました。
お昼過ぎに桃園空港に到着すると、手荷物を預け搭乗手続きを済ませました。空港内で各自昼食をとりました。およそ4時間の空の旅を楽しみ、19:20成田空港着。全員無事の帰国となりました。
昨晩、特進ハウス長杉山先生より、「先ほど全員無事に成田空港に到着いたしました。保護者の皆様にはこの旅行に際して多大なご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。
生徒の皆さんは大変疲れていると思いますので、ゆっくり休ませてあげて下さい。
本当にありがとうございました」と、帰還の一報が届いていました。
特進修学旅行 ~台湾4日目~
修学旅行4日目は、※B&Sプログラムに参加し、現地の大学生と一緒に市内を散策しました。「地元の若者を案内役に市内を巡った」ということ以上に、同じ時間を共に過ごすことで、ことばや文化の違いを乗り越え、人と人が通じ合える体験を通して、生徒たちは多くのことを学んだようです。
※台北Brothers & Sisters Program:日本に興味を持つ台湾の大学生がガイド役を務め、台北市内で班別行動をする日本人の修学旅行生に同行するプログラム。少人数のグループに1人ずつ配置されます。
生徒たちは朝食を済ませると、台北101まで移動。担当の大学生を紹介されました。最初は少し緊張気味でしたが、すぐに打ち解け英語で打ち合わせを始める班もありました。9:30頃、大学生たちに連れられて、台北の地下鉄MRTで、それぞれの行き先へ向けて出発しました。ここから丸一日台北市内を自由に歩き回り、夕方5時過ぎに夕食を予定しているレストラン敍香園へと戻って来ます。
時間になると、各班の生徒たちが次々と帰ってきました。その表情から充実した1日を過ごした様子が伺えました。引率教員は一切同行しなかったので、どの様に過ごしたのか、感想を含めて聴いてみると、「昼食に連れて行ってもらったストランがとても美味しかった」「地元の安いスーパーへ連れて行ってくれて、お土産を安く買えた」「台湾のお勧めスナック菓子を教えてくれた」などと報告してくれました。地元の人の案内ですから、日本人だけではなかなか行かない、いろいろな場所を探訪できたことを喜んでいるようでしたが、なにより彼らとの交流が心に残ったようです。
いよいよお別れの時間、あちらこちらで親しくなった大学生との別れを惜しむ姿がありました。すっかり打ち解けた様子でギリギリまで談笑するグループもあれば、夕食後まで残って生徒達を見送ってくれた大学生もいました。また英語で何とか感謝の気持ちを伝えようと、”I’m glad!”などと言っている声も聞かれました。
この様子を見て、先生達からも「こういう姿を見ると、やはりこのプログラムはいいな、と思いますね」「帰りたくない!楽しかった!という生徒ばかりで、本当に連れてきて良かった」との感想が聞かれました。
台湾料理の老舗レストラン敍香園で、最後の晩餐となりました。たらふく食べて、台湾最後の夜を満喫しました。
特進修学旅行 ~台湾3日目~
特進修学旅行は3日目を迎えました。午前中は台北市内にある、忠烈祠と故宮博物院を見学しました。大国に翻弄された台湾の近現代史を学び、4000年間連綿と続く中華の美と技巧を目の当たりにしました。午後は台北市内を散策。夜には週末で賑わう夜市を訪れ“いまの台湾”を体感しました。
朝一番に訪れたのが、忠烈祠でした。本殿には、過去の戦争や内戦で命を落とした英霊が祀られています。軍人ばかりでなく、思想家や革命家などの文人も祀られていることも大切な点です。広場では毎正時に儀仗隊と呼ばれる衛兵によって交代式が行われています。一糸乱れず儀式を行う衛兵の姿に、集まった観衆から感嘆の声が上がっていました。本校の生徒たちもスマホをかざし、動画撮影に夢中になっていました。
次に故宮博物院を訪れました。こちらには宋・元・明・清といった、歴代王朝が所有した約69万点の至宝が受け継がれています。収蔵品の多さに加え、その歴史的価値や美術的な価値が高く評価されていることから、故宮博物院は、大英博物館やルーブル美術館に並び称される世界屈指の博物館の一つに数えられています。生徒達は、最初にガイドさんから数々の至宝について説明を受けました。後半は自由に館内を動き回りながら、熱心に展示物に見入っていました。有名な翠玉白菜が、“出張中”なのが残念でした。
お昼過ぎには、地上101階(地下5階)の超高層ビル、台北101に移動。豪奢な外観に驚きつつ屋内に入り、フードコートで自由に昼食を楽しみました。
夕方からは、士林夜市に出没。土曜の夜市は、時には歩けなくなるほどの人出で混み合っていました。およそ2時間半の滞在でしたが、生徒たちは完全に自由散策で、自力で現地の人とやり取りをしていました。屋台のゲームで景品をもらったり、巨大フライドチキンや胡椒餅、臭豆腐、トルネードポテトなどの台湾ならではの人気フードにかじりついたりしながら、夜の街の喧騒を楽しんでいる様子でした。
特進修学旅行 ~台湾2日目~
12月5日(金)、2日目を迎えた特進ハウス修学旅行は、桃園市内にある学校を訪問し同世代の生徒たちと交流を深めました。
宿泊先、深杭福容大飯店FULLON HOTELでの朝食はビュッフェスタイルで、生徒たちは朝から旺盛な食欲を見せていました。日本では見かけないタイプの肉まんが、生徒たちの注目を集め、あっという間に蒸籠から無くなって行きました。
お伺いした桃園至善高級中学校は、普通科に加え、幼児保育科や観光事業科など5つの科を設け、コース制を展開する本校と少し雰囲気が似ている学校でした。歓迎セレモニーでは、多くの生徒のみなさんから温かく迎えられました。交流会では、タピオカミルクの作成や独楽の色塗りと独楽回し、藍染め、木工細工に水晶の花作り、仮面のデコレーションなど、クラスごとに異なったアクティビティが用意されていました。バスケットボールやバレーボールなどのリクリエーションも至善高校の生徒さんたちと一緒に楽しみました。
生徒同士の交流の場面では、英語でやり取りをするグループもいれば、スマホの翻訳機能を駆使してコミュニケーションを試みる生徒たちもいました。
最後は、双方の代表生徒が互いに挨拶を交わした後、本校生徒が木更津総合と木更津市を紹介するプレゼンを行いました。この生徒たちは挨拶もプレゼンも中国語(台湾語)で披露し、喝采を浴びました。事前に取り組んだ猛練習の甲斐がありました。
午後は、九份を散策しました。あいにくの雨でしたが、千と千尋の雰囲気を感じさせる提灯を眺めながら展望台へと続く階段を上り、雨に煙る眺望を堪能すると、パイナップルケーキやお茶などのお土産探しを楽しみました。
十份では灯篭上げを体験しました。雨が降り続くなか4人一組でそれぞれの夢や願いを筆でしたためると、絶妙のタイミングで雨が止み、みんなの思いを託した灯篭は夕闇迫る空へと飛んでいきました。
夕食は飲茶で、本場の小籠包や焼売に舌鼓を打ちました。
特進修学旅行~台湾1日目~
本校特進ハウス2年生は、12月4日(木)より12月8日(月)まで4泊5日の日程で、台湾へ修学旅行に出かけています。
現地から旅行の様子が伝えられています。数回に分けてお知らせいたします。
生徒は3クラス97名、引率教員は学校長を含めて6名、総勢103名での修学旅行です。
一行は4日(木)10:25に羽田を発ち、13:25台北市松山空港に無事到着。空港からはバスに乗り、異国情緒あふれる景色を車窓から楽しみながら、台北市内を巡りました。車道を行きかう多くのバイクや日本では見られない街並みに中華っぽい雰囲気を感じていると、意外にもファミマや吉野家など日本でお馴染みの店舗をたくさん見かけ、生徒たちは少し驚いていました。
中正紀念堂は蒋介石の堂々とした大きな像が鎮座していました。生徒たちは壮麗な建物がそびえる広大な敷地内で売店で飲み物を買ったり散策したりして楽しみました。
龍山寺は創建約270年の台北市で最も歴史のあるお寺です。‟台湾最強のパワースポット“と呼ばれるだけあり、多くの参拝者で賑わっていました。独特な抑揚のあるお経が唱えられるなか、生徒たちは神妙な面持ちで、学問の神様や健康の神様にお詣りしていました。
保育実習 ~保育・幼児教育コース~
本校の保育・幼児教育コース生徒の2年生と3年生が清和大学附属幼稚園にて保育実習を行いました。
2年生は子ども文化の授業で作成した紙芝居の実演実習を行ってきました。声の大きさや物語を進めるスピードなどを工夫して発表を行うことができました。読んでいる最中や読み終わった後の園児の反応から多くのことを学び取ることができました。
3年生は高校最後の保育実習で、今までの保育実習の反省を生かした実習内容になりました。特にエプロンシアターや手袋シアターの実演では6月の実習での反省を生かし、よりよい形で園児たちの前で披露することができました。子どもたちが一緒に歌って盛り上げてくれたことがとても嬉しかったようです。
お遊戯会を間近に控えており、お遊戯の練習をする様子も見学することができました。担当した教室の子どもたちの一生懸命な姿に感動する生徒も多くいました。金田幼稚園では体育教室のお手伝いをさせていただき、先生の声かけや安全な運動への取り組ませ方を学ぶことができました。
どの日程も天気に恵まれ、充実した実習を行うことができました。
各幼稚園の先生方、お忙しい中での保育実習の受け入れ、ありがとうございました。
以下の日程・幼稚園で実習を実施しました。
11月11日(火)2年生 八重原幼稚園
11月20日(木)3年生 八重原幼稚園
11月26日(水)2年生 金田幼稚園
11月28日(金)3年生 金田幼稚園
全校集会
12月を迎え、本日1校時全校集会が至真殿にて催されました。
学校長は、「今日は、2025年最後の全体朝礼になります。あと1ヶ月で終わるこの1年を振り返ると、様々なことにチャレンジするなどして決して漫然と過ごしてきたわけではないのですが、それでも「あっ」という間の1年でした」と講話を始めました。
「私は元日生まれで、新年を迎えると50歳になります。50歳の私とみなさんとでは、時間の経ち方をどう感じるのかには、当然違いがあります。しかし、高校生のみなさんが、一昨年よりも昨年、昨年よりも今年は、「1年が過ぎるのが早い」と感じるのであれば、ひょっとしたら、もったいない時間の過ごし方をしていないでしょうか?」と、生徒たちに問いかけました。
「年を取ると時間の経過を早く感じると言われていますが、それにはいくつかの理由があります。新しく経験することが多ければ多いほど、時間の経過が遅く感じられる、と言われています。中学生の頃や小学生の頃、さらに幼い頃のことを振り返れば、「なにかを初めて食べた」「初めてどこそこを訪れた」という真新しい体験が数多くあったことを思い出すはずです。それらの体験は、新鮮な感動となって心に刻まれます。
また、未来に予定されている出来事を楽しみにする気持ちも、若いほど強くなります。待ち遠しく思う気持ちが強ければ、その出来事に高い関心を抱く様になり、その分だけ待つ時間を長く感じます。
一方で、年齢を重ねれば重ねるほど、同じような経験を繰り返し、新鮮な感動は減っていき、未来を楽しみにする気持ちも薄れてしまいます。さらに、大人になれば、自分がしたことに責任が生じ、失敗を恐れるようになります。未体験のことに挑む冒険心は失せていきます」と説明した上で、最後に「大人になると、時間の経過を短く感じてしまうことは、どうやら避けられないことのようですが、高校生の君たちは、多少の失敗をしても、やり直すことができます。旺盛なチャレンジ精神を失わず、自ら求めて真新しい体験をして欲しいです。そして自分の未来に関心を持って過ごして欲しいです。楽しみにする気持ちが強ければ、未来に備え「何をすべきか」を考え、いまを充実させることができます。来年があっという間の一年とならないよう、今年をしっかり振り返りましょう」と生徒たちに訴えました。
ヨガ体験 ~就職指導部~
本日放課後、就職指導部主催による、題して「フィットネスガイダンス」が催されました。
対象は、将来エステやフィットネスなど、美容関係への進学・就職を考えている生徒です。この講習に参加し進路選択のガイダンスを受けると同時に、ヨガ体験ができるという試みです。
講師にお招きしたのは、TSCホリスティックの小関様と赤間様でした。ヨガ体験に参加したのは、4名の生徒と就職指導部の先生2名の計6名。お借りしたヨガマットに座って、まずは講師の小関様より、ヨガについての概要を説明していただきました。
遡ること5000年前、古代インダス文明の時代にインドで発祥したヨガは、「心の働きを鎮め、意識を安定させる実践」として体系化され、身体・呼吸・アーサナと呼ばれる独特のポーズがセットとなり、健康やウェルネスに効用が期待されるアクティビティとして現代に伝わっています。
その効果は、姿勢の改善や、代謝をアップさせ冷えやむくみを改善するなどの身体面への効用に加え、集中力アップやくつろぎ感を得てポジティブな思考を得るなど、精神面の向上にもつながるものです。
現代人は誰しも、仕事や勉強に追われ、常にテレビやスマホなどからの刺激に晒され、ストレスから解放されることが難しい生活を過ごしています。
目を閉じてゆっくり呼吸をしながら自分の心を見つめ直し、座位や立位の姿勢から様々なアーサナを試みることで、心身の両面を整えてくれるのがヨガです。
インストラクターの赤間様の指導で、生徒たちはヨガにチャレンジ。呼吸の仕方、身体の細部に向ける意識、体位の保ち方などが、常に優しい、ゆったりとした口調で伝えられたおかげで、生徒たちはリラックスしながらヨガに取り組むことができました。およそ50分のレッスンを終え、最後は発祥の地インドで感謝を伝える、「ナマステ」で挨拶。生徒たちはすっきりとした表情を浮かべていました。
「心と身体が軽くなりました」「リラックス感がすごいです」など、生徒たちは、思い思いの感想を述べていました。
未成年の主張 ~それSnow Manにやらせて下さい~
昨晩19:00より、TBS系のバラエティ番組「それSnow Manにやらせて下さい」が放映されました。超人気アイドルグループSnow Manのみなさんが出演するこの番組は、金曜夜7時ゴールデンタイムの放送枠。番組内の「未成年の主張」は、未成年ならではの秘めた思いなどを学校の屋上から叫ぶ、名物企画です。この人気コーナーに本校生徒が出演。日本中のお茶の間に、熱い思いと胸キュンの訴えをお届けしました。
実際の収録は、10月22日(水)。朝のHRでは担任から「今日は3校時までは通常授業ですが、いつもより早くお昼休みを取り、午後からはLHRになります」と謎の伝達。お昼を過ぎ、全生徒が席に着く教室内に、突然ピンポンパンポ~ン♪とチャイムが鳴り響きました。声の主は、Snow Manのメンバー、渡辺翔太さんと深澤辰哉さん。
「TBS『それSnow Manにやらせて下さい』がやって来ました。今すぐ体育館に集まって下さい」と呼びかけられると、校舎中に歓声が沸き上がりました。
昨晩の「未成年の主張」は2時間スペシャルの後半、我らが学校長のインタビュー映像から始まりました。ロケを承諾した理由を問われ、「中間テストを終えたばかりで、叫ぶ企画は息抜きにちょうどよいものであった」と応えていました。
体育館内での開催は、番組史上初。ステージ上にはさらに特設ステージが設けられ、いよいよ開幕となりました。
最初に登場したのは、ソフトボール部主将の鈴木みさきさん。全国制覇を目指す厳しい部活には恋愛禁止という「鉄の掟」があるにもかかわらず、絶対納得できない出来事が勃発したと訴えました。それは男性顧問教師のご結婚。お相手はチアリーディング部顧問の女性教師。「先生、私たちに黙っていること、ありますよね?」と問い詰められ、顧問の先生がすべてを打ち明けました。鈴木さんが「みなさん、聞きましたか?私たちが恋愛禁止を守って日々頑張っているのに、その裏で顧問の先生方がイチャイチャしていたんです」とたたみかけると、会場からは爆笑とブーイングの嵐が。新婚のお二人は、罰として特設ステージ上でプロポーズのシーンを再現させられるはめに。鈴木さんからの最後の訴えは、「これでやっと心から言えます。部員一同、ご結婚おめでとうございます!」部員たちからの祝福の大合唱は感動のシーンとなりました。
続いての登場は、陸上部の木村りくとくん。関東大会で800㍍での出場を目指す木村くんは、自己記録を5秒短縮する必要があります。「僕のエンジンの回転数を上げるために、応援してほしい人がいます」と、壇上から意中の女子に「みんなに優しいあなたを見て気になっています。自己ベストを更新したらデートしてください」と彼女に訴えると、なんと「OKです!」との返事が。会場には「がんばれ~!」の大声援が飛び交いました。
3番手は、チアリーディング部の池田やまとくん。「高校から始めたチアのおかげで、登校するのが毎日楽しくてたまらない。しかし、笑顔の裏で悩んでいることがある」とのこと。「部員のなかで男子は僕だけ。卓球台の裏でコソコソ着替えている。正直しんど~い!」との訴えでした。彼の野望は男子部員を増やして、更衣室をゲットすること。そこで創作ダンスを披露することにしたのですが、バックダンサーに渡辺さんと深澤さんを指名して、バミリ(ステージ上の立ち位置)まで指示。8月にリリースされたSnow Manの「カリスマックス」に合わせ、3人でエネルギッシュなダンスを繰り広げ、男子生徒へ入部を呼びかけました。
4番手、美術部の川名ひよりさんは、「大好きな人との妄想が止まらない!」と訴えました。川名さんの大好きな人は、Snow Manの佐久間大介さん。自作の紙芝居を用意して自らが抱える妄想を紹介しました。夢のなかに佐久間さんが転校生として登場。偽名を使っているけれど川名さんだけに自分が佐久間さん本人であることを打ち明ける、と言う100パーセント妄想でできあがったストーリーでしたが、イラストのクォリティの高さには、みんながビックリ。スタジオでは、声優でも活躍している佐久間さんが「二人だけの秘密だよ!」とアフレコを当て、妄想にお付き合いしてくれました。
柔道部の瀧本しょうたくんは、仮面ライダーの変身ベルトを巻いて登場。「小さな頃から憧れ、何度もなんども繰り返し練習してきた」と自分の体験を語りました。その磨き上げられた変身ポーズを披露すると、会場は大盛り上がりとなりました。「しかし、変身をしても戦闘シーンで悪役を演じてくれる相手がいない!」と訴えました。「どこかにショッカーになってくれる人がいないかなぁ?」「ショッカー?あっ、ショッピー!」と突然渡辺さんをショッカー役に抜擢し、パンチを繰り出す渡辺さんを肘固めで押さえつけ、見事願望を果たしました。
豊田たけるくんは、漫画DEATH NOTEの作中に描かれた「生ハムメロン」の虜となり、「いったいどんな味なのか食べてみたい!」と訴えました。「高級食材の組み合わせは、高校生の小遣いでは手が届きません。でも、今日この学校にはお金持ちが来ています」と深澤さんを指名し、「おごってほしい」とおねだりしました。深澤さんは、この無茶振りに「好きなだけ買っていいです」と快諾。豊田くんは、領収書を深澤さんに手渡し、用意してあった生ハムメロンにぱくつくと「メロンの甘さと生ハムの塩味が絶妙。これが金持ちの味か~!」と絶賛しました。豊田くんの不思議なキャラのお陰か、この努力不要ノーリスクの訴えはなぜか多くの支持を得ました。
最後に登場したのは、唐鎌たけしくん。高校在籍中にSASUKE甲子園出場を目指す彼には、もう一つのさらに難しい「そり立つ壁」があります。それは、「恋の壁」。同じクラスにいる女子生徒へ「その優しい雰囲気と長い髪がドストライクで、一目惚れしました」と衝撃の告白。「是非、恋人のステージへ」と猛アピール。しかし、彼女からは「ごめんなさい」の一言が。唐鎌くんを慰めようと駆け寄る深澤さんと渡辺さんは「こんな大勢の前で自分の気持ちを言える、たけしのこの度胸に拍手を」と求めると、会場からはひときわ大きな拍手と声援が送られました。
Snow Manのお二人のほかにも、TRFリーダーDJ KOOさん、FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌さん、お笑いタレントのキンタロー。さんと言った豪華ゲストも来校し、未成年の主張の合間に、それぞれ「成年の主張」を訴えました。タレント業、アイドル業に付きものの苦労譚を上手にネタにしながら、本校生徒たちを楽しませてくれました。
全校集会
本日、11月の全校集会が開かれました。全生徒が、至真殿メインフロアーに集合しました。
吹奏楽部の演奏により校歌が斉唱され、集会が始まりました。生徒会長沖くんより、「体育祭が先日終了し、早くも冬が近づいています。12月には定期試験が予定されていますが、特に3年生は進路開拓に向けて就職試験や受験を控えて、努力を重ね準備に忙しい人が多くいると思います。いまは辛い時期にいるかも知れませんが、ここを乗り越えることができれば、必ず充実感を得られることができると思います。それぞれが目標達成をめざし、頑張っていきましょう」と会頭の挨拶をしました。
続いて、学校長が文化祭、体育祭を振り返り、生徒たちへ講話を伝えました。「本校の二大行事、『真心祭』文化の部、体育の部が終了しました。その間みなさんがとても楽しそうに活動している姿を見て、たいへん嬉しく思いました。文化祭は2日間で3000名を超える来場者が、体育祭の2日間では1000名を超える保護者が、参観に訪れました。来場していただいたお客様や保護者の方々からは、どちらの行事でも「すごく良かったです」とお褒めの言葉をいただきました。自分たちが楽しんだ上で、「もてなしの気持ち」を忘れないでほしいとお願いしましたが、みなさんはちゃんと、来てくれた人を楽しませる行事を成し遂げてくれました。
学校行事は教育活動の一環として行われる以上、授業では得られない何かをみなさんに学んでもらわなければなりません。準備や練習の時間も含めて、一人ひとりが自分の役割を自覚して最後まで取り組む。周りの人たちが求めていることに心を砕き、協力し合って一つのことをやり遂げる。この様な体験を通して学んだ責任感や協調性は、学校を卒業してからも必ず社会で求められる力となるでしょう。
みなさん自身が「自分は成長できた」と思えるような文化祭、体育祭であれば、この二大行事は大成功であった、と言えると思います」と、生徒たちの活躍を讃えました。そして、1、2年生へは、来年以降の真心祭のさらなる充実を期待し、3年生へは、残り少ない高校生活を有意義に過ごし、目標の実現に向けて邁進するよう、励ましの言葉を伝えました。
体育祭 ~2日目~
『第23回 真心祭 体育の部』、2日目が終了しました。季節は一変、凍える寒さの1日となりましたが、生徒たちは元気よく競技に臨み、すべてのプログラムを無事終了することができました。
本校の体育祭は、特進ハウスが3学年合同で1チーム。一般ハウスの1~3年生は1学年2チームに分かれ、計7チームがそれぞれの色に分かれて、2日間の日程で競技を行います。今年度の総合優勝は黄色組、準優勝は青組という、2年生の2チームが上位を占める結果で終わりました。
体育祭実行委員長、猪股くんは、まず2年生黄色組の優勝を讃えると、「最後は勝って終わりたかったのですが、最高の仲間と思い出を作ることができ、それで私は満足です」と実に潔い挨拶を行いました。座右の銘「朝は希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝の気持ちで眠る」を披露し、「3年間この言葉に支えられ、言葉通りの生活をしてきました」と高校生活を振り返り、「最後に最高の体育祭を過ごすことができました、が…」と、改まった口調から一変、一発ギャグで見事に会場を沸かせました。
学校長は、来校した保護者、企画・運営に携わった教職員、労を惜しまず運営に協力した部活動の生徒たちに、体育祭を無事終了させることができた感謝の気持ちを伝えました。「2日間にわたる体育祭で多くの競技を行いましたが、個人種目は一つもなく、すべてがクラスごと、色ごとに競うものでした。すべてのチームが一人ひとりの力を結集して、作戦を立て、役割分担をして、チームとして一致団結して戦った、素晴らしい体育祭となりました」と生徒たちの健闘をたたえました。優勝、準優勝を成し遂げた2年生へは、「来年も全力を出し切り、最上級生として学校行事を盛り上げてもらいたい」と期待の言葉を伝え、1年生へは「今年の経験を糧に、来年はさらなる躍進を期待する」と励ましの言葉を送り、優勝を逃した3年生へは「今年度体育祭の成功は、君たちがいたからこそ成し遂げられた」と、その労をねぎらいました。
2日目の競技、午前中は「大玉競争」や「台風の目」、「猿は木から滑らない」といったスピードを競う競技に続いて、「一騎打ち~太田の乱~(騎馬戦:男子)」と「決戦太田山(タイヤ争奪戦:女子)」の対戦型の競技などのバリエーションに富んだ競技で生徒たちは大いに楽しみました。
午後は、迫力の「綱引き決勝戦(男女)」で会場の熱気は沸点に達し、体育祭の華、リレー競技(決勝戦)は「クラス対抗」「色別対抗」の2本立て。両レースとも手に汗握る接戦になりました。
今年も柔道部のみなさんが、愉快なダンスパフォーマンスを披露。楽しい演出に応援席からは大きな歓声が湧きました。実行委員長、猪股くんの人柄のお陰で、終始笑いの絶えない楽しい体育祭となりました。
主な競技の優勝チームを以下にご紹介します。
スピード長縄:特進3年3組、クラス対抗リレー:2年8組、色別対抗リレー:青組、綱引き:青組(女子)、黄色組(男子)
体育祭 ~1日目~
『第23回 真心祭 ~体育の部~』が本日開催されました。涼しい秋風の吹く好天に恵まれ、生徒たちは思う存分、体育祭の1日を楽しみました。
澄み渡る青空に校歌を歌う声が響き渡り、体育祭が始まりました。
開会式では、生徒会長沖くんが「3年生は、最後の体育祭且つ残り少ない行事の1つとなります。優勝を目指して闘っていきましょう。1、2年生のみなさんも、3年生に続いて頑張ってほしいと思います。最後には全員が満足できる体育祭にしていきましょう」と挨拶。
続いて学校長は、参観に訪れた多くの保護者に謝辞を述べた後、生徒たちへ向かい「素晴らしい天気に恵まれました。みなさんが全力で競技をする姿を楽しみにしています。開校以来一度も途切れることなく、今年23回目の体育祭を迎えることができました。最近は縮小されたパターンでの体育祭が増えているそうですが、我が校伝統の体育祭は、2日間の開催です。みなさんの思い出に残る体育祭になればと思っています。どの学年、どのハウスも是非本気で競技に臨み優勝を目指してください。ただし、ルールはしっかり守りフェアープレーの精神を忘れず闘ってください。そして文化祭と同様、楽しむ気持ちを忘れず笑顔の体育祭にしてほしいと思います。2日間の体育祭の成功を祈っています」と激励の言葉を伝えました。
最後に、全7チーム各色の団長が団旗を掲げて朝礼台に集合。体育祭実行委員長、猪股龍司くんが「我々選手一同は、日頃の練習の成果を十分に発揮し、正々堂々競技することを誓います」と力強く宣誓を行いました。
スピード長縄に続いて行われたのは、新種目「真心キャッチリレー」でした。4人一組でブルーシートの四隅を握り、その上にバランスボールを乗せて、中央に設置された高さ3メートルのバーを超えるようにボールを跳ね上げ、再びシートでボールをキャッチ。ボールがバトンの代わりとなり、対面にいる仲間とリレーを続けてスピードを競う競技です。一発でバーをクリアーするチームが大半でしたが、なかにはなかなかバーを超えられないチームや風の影響もあり、キャッチに失敗してボールを遠くへ転がしてしまうチームもいて、ハラハラドキドキの場面が続く競技でした。
部活動対抗リレーは、「演芸部門」と真剣勝負の「本気部門」の二本立てでした。「演芸部門」では各部が趣向を凝らした出で立ちで参加。着順にはこだわらず、如何にウケるかが勝負のレースでした。「本気部門」では、陸上部が圧巻の優勝。見事な走りっぷりでした。
「綱引き(予選)」では、名勝負が続出。力と力の闘いは迫力満点。応援にも力が入りました。
体育祭練習 ~2日目~
練習は2日目となりました。前半は学年ごとの練習。最後はメイングランドに集まり、開会式と閉会式に備え、整列と準備体操の練習を全員で行いました。
本日も特進ハウスと3学年それぞれのハウスが、決められた場所で練習を展開しました。某学年の大玉競争の練習では、大玉がこぼれ落ちない態勢を組み、「バウンド最小限に抑え、頭上を移動させるのがベスト」と細部にわたる作戦が練られていました。その徹底ぶりに、勝負にかけるガチな意気込みが伝わってきました。メイングランドでは、シートの上にボールを載せた「謎の競技」に取り組む生徒たちが…。各学年各ハウスが、銘々の持ち味を活かした練習に取り組み、本番に備えました。
練習時間を終えると、全生徒が一堂に会し、メイングランドで整列場所の確認、準備体操の練習を行いました。
体育祭運営の指揮を執る吉村先生の指示で、全生徒の整列体系から、準備体操をする際の「体操の隊形」に開く練習が繰り返されました。動きが整ったところで、実行委員長猪俣くんの号令により、一斉に移動。ラジオ体操も猪股くんを手本に、全員の動きがよく揃っていました。
練習の最後に、猪股くんが「一人ひとりが全力を尽くし、思い出に残る体育祭をやりましょう」と生徒全員に呼びかけました。1年生に向かっては「初めての体育祭です。楽しい体験となることを願っています」。2年生へは「3年生になるのは、あっという間です。今年の体育祭を大いに楽しみ、最高の思い出を作って下さい」。3年生へは「最後の体育祭です。悔いが残らぬよう、一つ一つの競技を楽しみましょう」と、それぞれの学年に語り掛け、最後は全生徒に向けて「この体育祭は生徒全員で協力して成し遂げられるものです。一人ひとりが自覚をもってルールとマナーを守って盛り上がりましょう!」と言葉を結ぶと、大きな拍手が沸き起こりました。
体育祭練習 ~1日目~
『真心祭 体育の部』が10月28日(火)より開催されます。2,000名を超える生徒たちの一人ひとりが活躍できるように多くの種目を用意するため、2日間の日程で行われます。
体育祭は、文化祭に並ぶ本校の二大行事の1つです。練習も2日の日数を要し、本日はその第一日目となります。
全生徒が至真殿に集まり、今年度体育祭実行委員会の責任者を務める吉村先生より「競技中はルールを守り、観戦時、応援をするときにはマナーを守った上で、体育祭を大いに楽しんで欲しいです」と諸注意を受けました。全体会を終えると、3つの学年と特進コースが、それぞれ指定された場所へ移動し、練習を始めました。
いよいよ最後の体育祭を迎えることになる3年生は、人工芝グランドに集合。体育祭実行委員長を務める猪股龍司くんが「最後の体育祭になります。一人ひとりが全力を尽くし、思い出に残る体育祭となるよう全員で頑張りましょう!」と意気込みを伝えました。紫組団長濵田遥樹くんは「緑組、紫組、3年生のどちらかのチームが優勝できるよう、2日間の練習に真剣に取り組みましょう」と決意表明をし、緑組団長松本裕磨くんは「みんなで楽しんで盛り上がってやっていきましょう」と仲間の士気を高めました。
午前中から降り出した雨は最後まで降り続いてしまいました。外のメイングランドと人工芝グランドは影響を受けたものの、至真殿内(メインフロアー、柔道場、剣道場)、青雲館、至誠館は、予定通りに練習をこなすことができました。
練習風景は様々で、騎馬戦の騎馬を組むのに一苦労の場面があり、チームワークが勝負のスピード長縄は練習に思わず熱が入りました。綱引きや大玉競争などのレギュラー種目では、長年のノウハウを培った先生たちから細部にわたる作戦が伝授されていました。3年生の綱引きの練習では、「勝ったときの雄叫び」を上げる練習をして盛り上がっていました。
英語スピーチコンテスト ~地区大会~
10月8日(水)、英語スピーチコンテスト地区大会が開催されました。校内コンテストを勝ち抜いた4名が出場し、スピーチを披露しました。
今年度の『英語スピーチコンテスト木更津・市原地区大会』が、東海大学市原望洋高校にて開催されました。コンテストでは4つの部門が設けられ、同地区8校から代表生徒が出場し、それぞれの技能を競いました。
先月19名の生徒が参加して行われた校内コンテストでは、ゾウ チェンホイさんと梶山結衣さんが全学年スピーチ部門、新井穂花さんと相川真彩さんが2・3学年レセテーション(暗唱)部門へ出場し、校内選考を勝ち抜き本校の代表として地区大会へ挑みました。限られた練習時間の中で一人ひとりが全力で課題文に取り組み、英語でのスピーチの精度を磨き、立派なパフォーマンスを披露してくれました。その努力と成長に、大きな拍手を送りたいと思います。この素晴らしい経験を今後の英語学習に大いに活かしてくれることを期待しています。
コンテスト各部門結果
全学年スピーチ部門(2位までの2名が千葉県大会出場)
第3位 ゾウ チェンホイさん
第7位 梶山結衣さん
2・3学年レセテーション(暗唱)部門 (1位の1名が千葉県大会出場)
第2位 新井穂花さん
第4位 相川真彩さん
後期始業式
本日、至真殿にて後期始業式が行われました。
式の始まりには、生徒会長の沖くんから「先日の文化祭お疲れ様でした。どのクラスもハイレベルな企画を行っていて、学校全体が活気あふれる文化祭となりました」と、文化祭の成功と各クラスが動画データを提供したことに対して謝辞を述べました。そして「次に体育祭が控えています。クラスの枠を超え各色のチームとして団結できるよう、頑張っていきましょう。残り少ない行事を大切に、全力で楽しんで取り組むようにしましょう」と後期の学校行事にむけて生徒たちへ協力を求めました。
学校長は、始業式の直前に実施された避難訓練について触れ、「今回は予告をせず、みなさんが教室を離れている休み時間に訓練を実施しました。揺れが収まり、教室に戻ってから安全確認をした後、避難を開始するという流れでの実施でした。いつ大きな地震が起きるかわかりません。2008年に開校した本校の校舎は、いまでも十分な強度を保ち、震度7に達する地震にも倒壊することは絶対にない強固な建物です。パニックなどを起こさず、落ち着いて校舎内に留まれば、安全に過ごすことができます。いつ災害が起きても、それに備える意識を常に持って学校生活を過ごしてください」と防災に対して注意を喚起しました。
そして文化祭を振り返り、「前期の締めくくりとして、素晴らしい行事になりました。お願いした通り、自分たちが楽しむだけでなく、3,000人近い来場者に楽しんでもらえた、とてもよい文化祭になり、多くの方々からお褒めの言葉をいただきました。一人ひとりが自分の役割を果たし、一つのものを創り上げるという、この上ない経験ができたことと思います」と生徒たちの奮闘を讃えました。
最後に「そして、今日から後期が始まります。間もなく中間試験があり、その後には体育祭が続きます。勉強に部活動に、その時々にしなければならないことに適宜取り組み、後期の学校生活が充実したものになるように過ごしてください」と、後期に向けての心構えを整えるよう伝えました。
文化祭 ~2日目~
文化祭2日目、今年度文化祭は、いよいよクライマックスを迎えました。一般公開となった本日は、週末ということもあり、多くの来場者で賑わいました。
未明の驟雨が季節を進めてくれたのか、少しだけ秋めいた朝となりました。駅前バスターミナル、始発のスクールバスはほぼ満員の状態で学校に到着。文化祭への生徒達の意気込みを感じる登校風景でした。
9:40の開演時間には、入場門前に長蛇の列が伸びていました。本日の来場者数は大台を超えて、2,369人に達しました。昨日の来場者数と併せて、開催期間中2,919人と、じつに大勢のみなさまに来場していただきました。
文芸同好会は、今年も高座を設けて古典落語を上演しました。和服の出で立ちで出囃子に乗っての登場は本格的で、見事な話しぶりは、素人芸の域をはるかに超える名演でした。演目は「疝気(センヶ)の虫」。医者が夢の中で、病気の原因となる疝気の虫を捕まえ、その弱点を聞き出す、という滑稽話でした。
今年は、異種ジャンルをクロスオーバーするコラボ企画が目白押しでした。フラワーアレンジメント部と箏曲部のタッグでは、活花と琴の音色が同時に楽しめる、贅沢な空間を演出しました。屋外ステージでは、美術部と書道部がそれぞれ和太鼓部と共演。和太鼓部が全力で演奏するのと同時進行で、美術部はアクションペイントで創作パフォーマンスを披露。書道部も力強く太い筆を操り、達者な筆裁きでメッセージ性の高い作品を仕上げました。
屋外ステージ、プログラムの最後を飾ったのは、吹奏楽部にチアリーディング部と硬式野球部が加わった、野球応援メドレーでした。「かっ飛ばせー木総!」とこだまする掛け声、チアリーダ達と野球部員達の息の合った振り付け。何もかもが夏のスタジアムを彷彿させる、全力パフォーマンスで文化祭の幕が閉じました。
今年度の「真心祭 文化の部」は、大変盛況のうちに終了することができました。3,000人に迫る来場者を迎え、無事終了できたのは、ひとえに来場されたみなさまの、ご理解とご協力の賜だと感じております。
今後も、地域のみなさまとの繋がりを深めながら、誰もが楽しめる、安全・安心な文化祭を心がけて参ります。来場されたみなさまに感謝しております。誠に有り難う御座いました。
文化祭 ~1日目~
いよいよ、令和7年度文化祭、『第23回 真心祭 文化の部』の幕開けを迎えることとなりました。真夏日再来の晴天となり、校舎内には、汗だくで動き回る生徒たちの姿がありました。
今年度は、クラス企画55、文化部・同好会の発表・展示が25、選択授業等による発表・展示が7、合計87の企画が、教室や体育館、屋外ステージで、旺盛な活動を展開しました。クラス企画では、射的やボーリング等のアトラクション系。禁が解けて、取り組むクラスが急増したお化け屋敷などが目立ちました。1年生では、演劇にチャレンジしたクラスがありました。クラスの総力を結集した熱演は、千客万来の公演となりました。
至誠館では、シミズオクト提供の音響機器が威力を発揮し、重低音が轟くバンド演奏で観衆総立ちのステージとなりました。
生徒たちのたぎるエネルギーの震源地となる屋外ステージでは、ダンス部がめくるめくパフォーマンスを繰り広げ、本校最大のビッグバンド、吹奏楽部が魅惑の演奏を届けました。和太鼓部と演劇部が異色のコラボを組みました。和太鼓による迫力の演奏を背景に、演劇部が殺陣(たて)の演技を披露。初のコラボは、名場面の連続となり、迫真の斬り合いが観客を沸かせました。合唱同好会はたった二人で歌唱を披露。青空に澄み渡る歌声に、観衆は魅了されました。
3年生の模擬店は、順調に売り上げを伸ばし、ほとんどのクラスが終了時刻を前にSOLD-OUTとなりました。
本日は、生徒のご家族限定の公開日となり、およそ680名の来場者がありました。週末となる明日は一般公開され、事前予約された方は、2,000名を超えています。大勢のみなさまの来場に、生徒一同心を躍らせております。
文化祭準備 ~最終日~
本日、文化祭準備期間の最終日を迎えます。明日からいよいよ2日間の日程で、文化祭が開催されます。
クラス企画の準備も大分進みました。最後の文化祭となる3年生は、全クラスが模擬店を開き、来場者に飲食物を提供します。多くのクラスが調理の練習を兼ねて、試作品を作り始めると、廊下に美味しい臭いが立ち込めます。隣のクラスの人にも味見をしてもらい、最後まで試行錯誤を繰り返し、本番に備えます。
模擬店では、26日(金)の支払いは現金のみ。27日(土)は、auPAYか本校が発行する金券での支払いとなります。3年生のクラス代表と担任が昼休みに集まり、生徒会担当の吉田先生から、支払方法をレクチャーしてもらいました。
放課後には、設置されたばかりのステージで音響のチェックを兼ね、各団体が入れ替わり立ち替わりリハーサルを実施。
下校時刻の18:00には多くのクラスが企画準備を終えているようです。ギリギリまで作業を続けるクラスがちらほら。日没が迫ります。
ステージ設置
昨日から2日間にわたり、ステージ設置作業が行われました。お馴染みのシミズオクトのみなさんが多くの機材を搬入し、びくともしない頑丈な骨組みを組み上げていきました。今年は、至真殿大階段下の屋外ステージに加えて、至誠館内にもステージ(7×5.6㍍)が設けられました。就職指導部が主催する、インターンシップに参加してくれた有志22名の生徒たちが、作業のお手伝いをしました。
作業手順の確認やケガを防ぐため、生徒たちは事前に詳しく説明を受けます。安全面では万全を期して、白いヘルメットにつま先を覆うトウガードをお借りして作業にあたります。
シミズオクトからは、延べおよそ70名のスタッフの方々に来校していただきました。作業着のベルトにたくさんの工具をぶら下げ、いかにもガテン系のみなさんです。10名を超える女性スタッフのなかには、本校卒業生高石琉々さんの姿がありました。ベテランスタッフと肩を並べ、颯爽とした作業振りを見せてくれました。
屋外ステージの後方に巨大コンテナが横付けされると両側の壁が開き、何と!驚きの可動ステージが姿を現しました。横幅9.74㍍、奥行7.31㍍、高さ5.5㍍。風速50㍍の強風に耐える性能があるそうです。さらに、可動ステージの両翼それぞれに3㍍超の拡張域があり、全体では横幅はおよそ16㍍、奥行14㍍。コンサート会場もかくや、と思わせる堂々のステージが出来上がりました。
太田門から上がる坂の上には入場門がそびえ、来場者を迎い入れる準備も完璧です。プロの技術とノウハウが、キラリと光る文化祭になります。インターンシップ参加生徒には、木更津名物BBQ弁当のオマケつき。秋の澄んだ青空の下で、最高のお昼を満喫しました。
文化祭準備2日目
お揃いの文化祭Tシャツ・ポロシャツは、クラス団結の証です。文化祭準備期間2日目を迎え、傍目から見ると、順調に準備が進んでいるように見えます。早くも、屋外ステージと入場門ができあがり、キャンパス内が文化祭らしい雰囲気に変わってきました。
文化祭準備は、午前中はクラス企画に取り組み、午後からクラスの準備と並行して、部活・同好会の企画に取り組んでいます。
雑多な備品で床が埋め尽くされていたり、机を重ねて壁を築いたり、教室内は大改造を伴う模様替えでごった返している様子です。
絵の具や両面テープ、景品の駄菓子などを買い出しに行く生徒たちは、教室から新たな指示が出されて、あちらこちらの商店を奔走します。
あっという間に放課後に突入し、下校時刻間際まで作業を続けるクラスが散見されました。本当に作業が遅れているクラスもあれば、仲間と一緒にいる時間を楽しんでいる生徒たちもいるようです。
明日は、準備期間最終日です。万端を整え本番を迎えられるよう、頑張りましょう!
文化祭開会式
令和7年度文化祭、『第23回 真心祭 文化の部』が、9月26日(金)、27日(土)に開催されます。本日より本校は、文化祭準備期間に入ります。全生徒が至真殿に集合し、開会式が催されました。
文化祭実行委員長、3年生の小松悠稀くんは、「この文化祭をより良いものにしたいと思っています。生徒全員が楽しめる文化祭となるよう、みんなで頑張りましょう。3年生は特に最後の文化祭になります。悔いを残さないよう、全力で取り組みましょう」と力強いことばで、会場に集まる生徒たちに訴えました。
生徒会長の沖くんからは、「今日から文化祭に向けて、準備が始まります。各クラスで互いの絆を深められる、よい行事にしていきましょう」と挨拶のことばを述べました。さらに、文化祭で企画発表を行う、全クラス、全参加団体に、「文化祭PR動画」への画像の提供を求めました。昨年と同様、生徒会Instagramにて発信されます。
学校長は、「今日から3日間の準備期間、そして2日間の文化祭開催となります。この期間は、しっかりと各自の役割を果たし、責任感を持って準備に励み、本番に臨んでください。この5日間は、みなさんが大きく成長する時間となります。そして、大いに文化祭を楽しんでください。特に、3年生は高校生活最後の文化祭となります。目一杯楽しんでください。また、多くのお客様が来校します。自分たちが楽しむだけでなく、他校の中高校生、みなさんのご家族や地域の方々から、本校の文化祭は素晴らしい、と言ってもらえるように、おもてなしの心を持ってお迎えしましょう」と呼びかけました。
最後に、今年度文化祭ポスターを手掛けた生徒2名が登壇。学校長より表彰されました。
最優秀賞は、谷本芽依さん、優秀賞は、梅田美邦さんでした。最優秀賞作品は今年度文化祭の「顔」となって、街頭ポスターやホームページに掲載されています。
校内英語スピーチコンテスト
9月16日(火)、真板幸男記念館で英語スピーチコンテストが開催されました。
スピーチコンテストは、2部門に分かれ、暗唱部門(Recitation Division )に1名、スピーチ部門( Speech Division )に18名、計19名の生徒が参加しました。日頃から本校で英会話を担当している、マッキンレー先生とパチェット先生の二人が審査員を務めました。
参加者は、夏休み中に何度も登校を繰り返し、語学コース長の宮越先生から指導を受け、スピーチ原稿の作文と、発音や発表の練習に取り組みました。
暗唱部門に挑んだ生徒は、課題の英文をしっかり暗記し、聞き手に視線を向けて、完成度の高い堂々のパフォーマンスを披露しました。
スピーチ部門で読みあげられた英文は、生徒たちの実体験に基づいて書かれたものです。音楽との出会い、将来に向けての夢など、高校生らしい内容が多く語られました。海外で生まれ、ことばや文化の壁を乗り越えてきた体験を語る生徒がいました。多くの仲間と普通に過ごしているいまの姿からは、想像しがたい経験をしてきたことが伝わりました。自分を支えてくれた家族や友だちに感謝の気持ちを述べることばには感銘を受けました。
発音や流ちょうさといった、英語としての出来ばえは様々でしたが、聞き手を前にして、勇気を出して発表をする姿へ、会場から惜しみない拍手が送られました。
新役員選出 ~生徒会~
8月28日に行われた、生徒会役員選挙を経て、新しい生徒会本部役員が選出されました。本日講義室4に、現役員と新役員が集まり、学校長立ち会いの下、就任式が執り行われました。
例年生徒会選挙は12月に実施されてきましたが、現役員の発案により、今年度は3ヶ月前倒しで行われました。その狙いは?
従前とは異なり、このタイミングで新旧の交代は行わず、ここから3ヶ月間、互いに協力し合って役員業務を進めることになります。秋は、本校の二大行事である文化祭と体育祭が開かれる、本部役員にとって山場となる季節です。新旧役員の活動期間が重なることで、現役員は新役員を手厚くサポートしながら、生徒会活動のノウハウを伝えることができる、という妙案です。
学校長は、「12月の引退までは、これまでと変わらぬ活動を続けながら、新役員を見守ってあげてください」ということばに続けて、現役員のこれまでの活躍を賞賛しました。新役員へは、「これからは、みなさんが本校生徒会の核となって活動を始めることになります。校内での活動はもちろんですが、対外的な場でも、本校の顔となって行動することになります。それをしっかりと自覚してください」と、激励のことばを送りました。
立会演説会
始業式を終えると、生徒会本部役員を決める立会演説会が行われました。立会演説会は、現生徒会本部役員の主導で進行しました。生徒全員に配られた立候補者一覧表では、立候補者の氏名とともに各人の決意表明が確認できました。
学校長からは、「全生徒一人ひとりが生徒会の構成委員です。選挙で選ばれる役員は代表となって、みなさんの学校生活をより充実した楽しいものにするために様々な企画を立て、それを実現するために奔走してくれます。是非みなさんの思いを託し、真剣に考えて投票に臨んでほしいと思います」と生徒達に訴えました。
生徒会長の沖くんから、生徒会選挙について「各立候補者の演説や投票方法の説明をしっかり聴いて投票してください。真剣な気持ちで、みなさんの一票を入れてほしいと思います」ということばが伝えられました。
選挙管理委員長、佐藤くんからも「全員が真剣な気持ちで立候補しています。これから行われる演説にしっかりと耳を傾けてください」と投票に向けた注意が伝えられました。
立候補者13名は明瞭なことばで、学校への思いや取り組もうとする施策、胸に秘めていた固い決意を、全生徒へ伝えました。
投票は、ホームルーム教室に戻ってから、Classiを通じて行われました。選挙結果と新役員の発表は、9月5日に行われます。
始業式
夏休みを終え、本日より登校を再開した生徒たちが至真殿に集まり、始業式が催されました。
吹奏楽部の演奏に合わせ、全生徒による校歌が斉唱されました。
最初に硬式野球部主将本島くんから、今夏の千葉大会での応援について感謝の気持ちを伝える挨拶がありました。「みなさんの熱い声援に支えられながら、夏の大会に臨みました。不本意な結果ではありましたが、みなさんの大きな声援のもと全力で戦い抜くことができました。後輩達がさらに強いチームを作ってくれること思います。これからも声援を送ってくださることを望んでいます。
暑いなか球場までお越しくださった生徒のみなさんには心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」と伝えると、会場から温かい拍手が送られました。丁寧に語る姿からは、真摯な気持ちが伝わりました。
学校長は、「長い夏休みが終わり、今日から学校が再開になります。この夏休みに高校生にしかできない経験をすることができたのであれば、何よりのことだと思います。夏休み中には、クラブ活動に取り組む人、進路開拓のため勉強する人達が大勢学校に登校していました。各自の目標達成のために大変真剣な目つきで頑張っていました。
また、多くの部活動が、輝かしい戦績を達成しています。インターハイを始め、全国という舞台で本校のユニホームを着て大活躍をしてくれたことを、本当に誇らしく思います。
8月末から12月まで、長い学校生活が始まることになります。3年生は各自の進路にむけて本格的に動き始めます。これからのみなさんの将来を決定する大切な期間です。時間を無駄にせず過ごしてほしいと思います。
1年生、2年生は進路の話はまだ早いかもしれませんが、9月末に文化祭、10月末に体育祭が予定されています。どちらも十分楽しんでほしいと思いますが、本校では、学校行事は生徒達が成長する、貴重な教育的機会だと考えています。準備期間から当日まで、しっかりと自分の役割に責任を持ち、万全の体制で本番を迎えられるよう、準備に取り組んでください」と伝えました。
最後に、「挨拶をする」「服装を正す」「遅刻・欠席をしない」「授業に真剣に取り組む」「清掃の徹底」、5つの『学校長要望事項』を確認しました。
海外研修報告会
引率の米本先生に先導され、参加者20名が登壇し、7月に行われたベトナム、ダナン市で行われた海外研修についての報告が行われました。ダナン市での本校の研修は、令和元年7月に木更津市がダナン市と友好協力関係を結んだことから、昨年度に第1回目が行われ、今年が2回目の訪問となりました。
参加者を代表して2年生の新井さんが報告をしてくれました。ダナン大聖堂ほか、景勝地での観光、ダイワ精工ダナン工場への見学、少数民族との交流、現地大学生とのホイヤン散策と共同のプレゼンテーション等を振り返り、「私たちは実際にベトナムの地に降り立ち、現地の景色を自分の目で見て、気候や雰囲気を肌で感じながら、多くのことを経験しました。もちろん日本との文化の違いに気づいたりその地域人々の暮らしなどを垣間見たりしましたが、何よりも海外においての自分たちの役割や日本人としての過ごし方について多くのことを学べたと思います。この研修での経験は、私たちが将来どのように海外の人々と関わっていくのかを考える、大きな糧となりました」と、参加者全員がベトナムの地で過ごした得がたい経験について話してくれました。
本校HP新着情報には、米本先生と新井さんがレポートをしてくれた現地の詳報が掲載されています。さらに文化祭ではESS部のブースでさらに詳しい報告が行われる予定です。
ベトナム語学研修 ~現地レポート・最終日~
本日は研修を締めくくる最高の1日でした。
これまでの疲れも溜まっているため、ホテルのチェックアウトをお昼の12時にしました。
疲れた生徒はここでゆっくりと休み、体力の余っているものはホテルのプールを存分に楽しみました。12時30分、無事にすべての部屋のチェックアウトを終え、最後にダナン三日月の責任者の方に、5日間お世話になったお礼のご挨拶をしました。その際、「ベトナムに限らず、どの国に行ってもそこで見えてくるものは1回目と2回目では全く違います。だから1回だけではなく、2回3回と渡航したうえでその国を理解する国際人になってほしいです」と、海外での研修を終えようとする我々にふさわしいお言葉を返していただきました。
ホテルをバスで発ち、GOマートというショッピングセンターで各々昼食を摂り、観音様と絶景を一望できることで有名なソンチャ半島、ミーケビーチ、ベトナム雑貨を取り扱うお土産屋さんなどを巡りました。
あっという間に最後の晩餐の時間となり、Golden Dragonというホテルのレストランで最後のベトナム料理を頂きました。ここでは1年生の男子生徒に乾杯の音頭を取ってもらい、それぞれのテーブルで、それぞれの思い出を振り返りながらとても賑やかな夕食となりました。
食事を済ませ、余裕をもってダナン空港に向かいました。全員が搭乗手続きを終えると、今回の研修をずっとサポートしてくれたビックさんと、記念に写真を撮りました。なかには涙を流しながら「元気でね」と別れを惜しむ生徒もいました。
全員が出国審査と保安検査を終え、搭乗までは1時間半ほど時間があったので、空港内で自由時間とし、現地時間0時15分ごろ、全員を乗せた飛行機は空港を飛び立ちました。私自身、疲れのせいかフライト中のことはおぼろげな記憶しかないのですが、トイレで立ったついでに生徒の様子を見に行きました。全員が一見どこにいるかわからないほどぐっすり寝ていました。
日本時間7時15分無事成田空港に着陸し、8時ごろに解散をしました。
この研修で何を感じ、何を学んだかは夏休み明けに振り返る予定です。間違いなく言えることは、彼らにとってただの旅行で終わらなかったのは確かであると思います。
ベトナム語学研修 ~現地レポート4日目~
本日は、このベトナム研修の醍醐味ともいえる1日でした。
今朝は8時半に集合し、ダナン大学で日本語を学ぶ学生たちと交流をしました。まずは互いの通う学校がある市の紹介と学校の紹介をしました。
本校生徒は何週間も前から準備を重ね、プレゼンテーションに臨みました。その甲斐あってとても素晴らしいプレゼンテーションを披露することができました。
その後、4人一組の10グループを作り、グループワークを行いました。それぞれ自己紹介をし、グループ名を決める時間がありました。その際、全員が互いに相手を知ろうと前のめりになっている姿を見ることができました。グループ名の発表の際には全員で声をそろえて発表するグループもあり、早くもチームワークを発揮していました。
今回の課題は、「ダナンに来る日本人に対して、観光のおすすめをプレゼンしなさい。ただし、グルメ以外とする」という、なかなかの難問でした。そもそも、旅行や異文化理解で必須となる「食」を抜きに考えるのは、相当難しい取り組みになることが予想されました。昼食の時間が迫っているという事情もあり、当初1時間あったグループワークの時間が40分に削られた状況で懸命に共同作業に取り組み、なんとか時間内にすべてのグループが資料の作成を終えました。
いよいよ発表となると、それぞれがパワーポイントを駆使して、おすすめの観光地を紹介してくれましたが、短時間で作ったとは思えない、クオリティーの高いものになりました。全員一列に並び「よろしくお願いします」と声をそろえて挨拶をする様子や役割を決めてスムーズに進行する光景を見て、生徒たちは研修前よりも格段に成長していることが実感できました。
10グループの中から最も優れたプレゼンテーションが選ばれました。栄えある1位は、1年生と3年生ペアの「たこ焼きグループ」でした。SUP(ボード上に立ちパドルを漕いで水面を進むアクティビティ)に焦点をあててダナンビーチの魅力をアピールした構成が好評を博し、学校長からも高く評価されました。
ダナン三日月での昼食を終えると、14時から日本とも歴史的なつながりのある、古都ホイアンへ向かいました。19時までの自由行動では、それぞれのグループの大学生が、おすすめのスポットへ高校生を案内してくれました。後の報告によれば、日本橋(「来遠橋」16世紀末日本人町の住民によって建造された橋。1999年世界遺産に登録)を見学したり、灯篭流しを体験したり、名物料理を食べたりと、たくさんの経験をさせてもらったようです。
ホテルへの帰路、疲労もあったはずですが大学生と談笑しながら、日本の手遊びを楽しむ姿がありました。お別れの時、互いに代表者が挨拶をし、写真を撮ったり、ハグをしたりして別れを惜しむ姿を見て、日越のかけ橋の萌芽が生じる瞬間を見た思いがしました。今回のささやかな交流が、将来さらに大きな交流へと発展してくれることを祈りたいです。
ベトナム研修ついに最終日! ~生徒レポート~
本日の予定は12時にチェックアウト、12時30分からGO!DANANGというスーパーマーケットで昼食をとり、その後移動してお土産屋さんでお買いもの、ハンチャ島で観光をして、最後はミーケビーチへ行き景色を楽しんで夕食をとり、その後空港へいくという予定です。
12時集合なので朝早く起きてプールへ行ったり、ゆっくりと最後の朝食を楽しんだりと、各々ホテルでの最後の時を過ごしました。集合時間になりと口々に「帰りたくない」という声が聞こえ、私も友人と帰りたくないと話し合っていました。昼食と買い物を終えると、次にハンチャ半島の観光です。こちらには最近できたお寺があり、大きな白い仏様で有名です。ベトナムでは台風が一年に15以上来るそうです。台風の影響は甚大で、風雨は街に大きな被害を及ぼします。そこでこのお寺が建てられたそうです。このお寺で人々がお祈りをするようになると実際に台風の威力が弱くなり、その被害が減ったそうです。霊験あらたかなこのお寺には多くの人々がお祈りに来ます。実際に私たちが訪れたときも多くの参拝者が来ていました。私たちもお祈りをしました。そこはいわゆる聖域とされる場所なので、短いスカートやハーフパンツをはいている人はお祈りの前に腰にまく長いスカートのようなものを巻かなければいけませんでした。内装も外装も華やかでとても美しい場所でした。人々がお祈りをする姿を見ると、たくさんの人々がこの寺院をいかに大切にしているかを実感しました。
次に向かった先はミーケビーチです。ミーケビーチでは多く人が海に入り遊んでいました。私たちはこのあと空港に向かうのでガッツリ遊ぶというわけにはいきませんでしたが、最後のベトナム観光なので、各々写真を撮ったり足だけ海に浸かったりと最後まで楽しんでいました。そしてその後レストランで夕食をとり、空港へ向かいました。
今日のことを含めベトナムでの日々を思い返していると、バスはあっという間に空港に到着。空港内に入ってそのままの流れで出国審査を抜け、あとは飛行機を待つだけになりました。旅の仲間たちとベトナムでの思い出を話しながら飛行機の搭乗時間を待ちました。あんなことが楽しかった、これがもう一回したいなど、たわいもない話をしました。その後無事に家へ帰りました。
この5日間はとても短い5日でした。いろんな経験をたくさんしました。決してすべてのことが上手くいったわけではありません。しかし上手くいかないことからどのように行動すれば良いかを学ぶことができました。苦しかった思いがあったからこそ、全てのことを全力で楽しむことができました。今は、楽しかったという気持ちでいっぱいです。このような機会に恵まれてとても感謝しています。行ってきていいよと背中を押してくれた両親、引率してくださった先生やガイドの皆さん、交流してくださった現地の方々、感謝してもしきれません。この経験や思い出は一生忘れません。そしてこれまで得てきたことを今後の人生に活かしていきたいと思います。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート4日目~
ベトナム研修、今日で4日目(7月17日)です!残すところ今日を含めあと2日になりました。少しずつなごり惜しい気持ちが芽生え、帰国のための荷造りがなかなか進みませんでした。残りすくない日数の中で今日の予定はダナン大学の学生と交流、及びホイアン観光です。
朝食を食べその後すぐにホテル三日月で、日本語を専攻している大学生と交流が始まりました。全10班、4人で一班です。そのうち2人は大学生で私たち高校生1人に対し、大学生の方が1人という人数構成でした。同じ班になるメンバーはくじ引きで決まり、お互い初対面の状況から交流が始まりました。
最初はグループのプレゼン活動です。このプレゼン活動はダナン市にあるおすすめ観光スポットを調べ、紹介するというものです。その後お昼を一緒に食べ、午後からホイアン観光です。ホイアンまでバスで向かいそこからプレゼン資料を作った班で各自自由行動でした。ホイアンでは大学生の方が案内をしてくれました。おすすめの観光スポットや街並みが綺麗な場所を厳選して紹介してくれました。ホイアンには新しいお店もたくさんあるのですが、街並みには独特の特徴があり、どこか懐かしさを感じる雰囲気があります。赤い花を咲かせているサルスベリと色鮮やかな提灯が、街の風景に彩りを添えていました。
ホイアンは古い歴史を持つ都市なので家や建物には時代を経た古いものがあると、大学生の方に教えてもらいました。祖父祖母の世代からさらに時代をさかのぼる建造物もあるそうです。街並みから感じる特徴的な馴染み深さは、古いつくりの家々から生まれているのかもしれません。明るいうちは暑いため人影が少なかったのに、日が沈むと急に多くの人出で賑わうようになりました。黄昏時が過ぎると、また雰囲気がガラッと変わりました。群青色の空を色とりどりに飾る赤やオレンジ、青などの提灯、人混みの中に映える華やかなお店のネオンの看板、川に流れる舟の優しいろうそくの色など、明るく人を包み込む雰囲気から、人を惹きつける妖しい魅力を放つ雰囲気に変わりました。その魅力に私も虜になりました。みなさんにも是非ホイアンを訪れ、この魅力を直に体験してほしいです。
大学生との交流は楽しく思い出深い体験となりました。みなさんはとても優しく、街の案内ばかりでなく、時には通訳となり現地の人達とのやり取りを手伝ってくれました。私たちの質問にも丁寧に答えくれたおかげで自分達だけではわからなかったことをたくさん経験することができました。今回の交流や観光では、実際に異国の街を散策することの楽しさを知り、異文化に囲まれた街で過ごすことに魅了されました。いつの日か、このワクワク、ドキドキする感覚をもう一度体験したいという気持ちがとても大きくなりました。
明日は最終日です。悲しいですが明日も全力で取り組めるようしっかり体を休ませたいと思います。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート3日目~
語学研修も三日目になり、研修期間も折り返しになりました。ベトナムの街の雰囲気にも慣れてきて研修日初日よりも肩の力が抜けてより一層全力で楽しめるようになってきました。本日の予定はカヨン族の方々と交流です。交流の内容はカヨン族と伝統舞踊を踊る、カヨン族の身につけているビーズアクセサリー作り、カヨン族の生活体験です。少数民族との交流という日本ではあまりなじみのない言葉に対し内心とてもわくわくしながら、それと同時に相手の文化や暮らしについて知ろうとしすぎて失礼なことをしてしまわないかと少しばかり緊張をしていました。
緊張と興奮が混じる中、ホテルから2時間以上かけてカヨン族の住む街へ2台の小型バスで向かいました。目的地までの行程は、それはそれは険しく狭いでこぼこ道で、まるで遊園地のアトラクションに乗っている感覚でした。建設途中の橋の脇にある曲がりくねった側道を通ったり、窓も開けられないくらいの距離で車とすれ違ったり、まさにスリル満点の道のりでした。そんな道を無事に通り抜けてついにカヨン族との交流がスタートしました。少しドキドキしながらバスを降りるとそこにはカヨン族の方々がすでに待機されており、温かい拍手と一緒に出迎えてくださいました。
到着後カヨン族の方々がウェルカムダンスを披露してくださりその後もビーズアクセサリー作りでも1つ1つ丁寧に教えていただき、自分のお気に入りのアクセサリーを作ることができました。またカヨン族の生活体験では実際に家の中に入りどのように生活しているかを身振り手振りで一生懸命に教えてもらえたおかげで多くのことを知ることが出来ました。
みなさんから丁寧で友好的な対応で接していただいたので、最初にあった緊張が次第に解けていくのが分かりました。最後にはカヨン族の方々と交流し、彼らの文化や暮らしを直に体験できたことの嬉しさだけが残りました。
ホテルに帰ってもその興奮は冷めやらず、ビーズアクセサリー作りで頂いたネックレスやブレスレットを見ては今日体験したことを思い返しました。そして、この研修がいかに私にとって大切な経験であるかを感じました。知らないことを知ろうとする。知らない言語・文化を体験する。単純かもしれませんが機会に恵まれないとできないことの1つだと思います。しかしその経験がいかに人生においてとても大きいものになること私は身を持って体験しました。知らなくてもいいかも知れない、でも自分の知見を広げ経験を培うには知らなくていいことを知ることが意外と重要であることを改めて実感し、今後もたくさんのことを経験したいと強く思いました。 明日はダナンの大学生との交流および市内観光です。今からでもとてもわくわくしています。明日もとても楽しみです。
ベトナム語学研修 ~現地レポート3日目~
米本先生から、7月16日(水)の報告です。
「本日は、言語は人と繋がるための鍵であり、互いを理解し合うための単純かつ重要なツールであることを実感した1日でした」
今朝は、8時に2台のバスで出発し、ダナン南方の山奥にある少数民族、カヨン族の村に向かいました。この村は、FIDRという日本のNGOが開発援助を行っており、今回初めて観光地デビューしたそうです。片道3時間ほどかかる道中では、大型バスが通れないほど狭い道でダンプとすれ違い、まるでジェットコースターのように起伏の激しい山道は未舗装の部分が多く、路面の凸凹に悩まされました。
村に到着したのは11時を過ぎていました。すでに気温がかなり上がっていたため、バスを降りた途端、滝のような汗が流れました。そんな中、カヨン族のみなさんが我々の到着をダンスで歓迎してくれました。私たちがその踊りの輪に加わることが、交流のスタートとなりました。歓迎のダンスが終わると、早速ビーズ作りを体験しました。ビーズはカヨン族の伝統工芸品で、ネックレスやブレスレットなどの装飾品として用いられています。カヨン族の人達はベトナム語で説明するので、ガイドさんの力を借りながらの作業となりました。悪戦苦闘の末、なんとか全員が世界で一つだけのブレスレットを完成させることができました。昼食では、現地の料理を堪能しました。ちまきをはじめ、周辺の山菜炒めや竹の子と豚肉炒め、豚の串焼きなどたくさんの料理をご馳走になりました。囲炉裏を囲んでの食事が功を奏し、次第に打ち解け話が弾みました。さっきまで会話ができずに苦戦していた生徒たちが、聞きたいこと一つひとつをベトナム語でなんと言うのかをガイドさんに聞きながら、なんとか仲良くなろうとしていました。生徒たちの探究心とチャレンジ精神は私も見習わなければと思いました。
午後は、男女に分かれてカヨン族の生活体験をしました。彼らはいまでも伝統的な高床式の家に暮らし、臼と杵で精米したコメでちまきを作っています。生徒たちは慣れない手つきで玄米を杵で突いていましたが、力が弱すぎるとやり方を教えてくれた女性から笑われてしまいました…。暑い陽射しの中でしたが、狩猟用のクロスボウで矢を射たり竹かごを編んだり、みんな初めての体験に夢中で取り組んでいました。なんでもスーパーの棚に並んでいる日本の生活とは違い、全ての営みを自らの手で行うカヨン族の生活から、生徒たちは強い刺激を受けた様子でした。
いよいよお別れという場面では、皆握手やハグを交わしながら別れを惜しんでいました。その光景は、互いを理解し合おうとする姿勢が他国の人々との絆を生み、言葉の役割が不可欠であることを再認識させるものでした。生徒たちが、カヨン族の同年代の子どもたちから、たくさんベトナム語を教えてもらっていた場面が大変印象的でした。
夜はロッテマートで食事を摂りスーパーで買い物をして、20時ごろホテルに戻りました。そこから22時ギリギリまでプールで遊ぶ生徒が多くいましたが、今日は絶対に疲れていると思うので、明日のダナン大学生との交流に備えて、ゆっくり休んで欲しいです。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート2日目~
参加生徒の新井さんからの第二報です。
ベトナム研修の記事です 7月15日、ベトナム研修二日目です!ホテルにとまって一日目、朝のホテルのベランダからは輝く太陽と海が見え、その景色はとてもきれいでした。朝ごはんはホテルのバイキングで様々な種類のご飯がある中、自分の好きな朝ごはんを食べて一日がスタートします。本日はダイワ精工ダナン工場訪問その後ダナン市内にある支援センターで交流。その後ホテルに戻ったらホテルのウォーターパークで各自好きなように遊ぶという日程でした。
はじめはダイワ精工ダナン工場の訪問です。この工場では釣具のリールを製造している工場です。工場では普段は知ることのできない製造現場を、解説を聞きながら回りました。このベトナムの工場は製品の普及化を担っている工場であるため多く製品を比較的に安い値段で製造している工場だそうです。多くの部品が並び大きな機械もたくさん設置してありました。工場と聞くと全て機械が製造していると思っていましたが、こちらでは機械で効率化を図りながら、必要な工程はしっかり人の手によって作業が行われていました。大量生産とは言え、1つ1つ製品に対して真摯に向き合い、人と機械が適材適所で活躍している印象でした。説明の中で「たくさん作るからといって1つ1つの品質をおざなりにしているわけではありません」という言葉を聞きましたが、その言葉の以上に工場の皆さんが素晴らしいお仕事していると実感することができました。クオリティも製造の量も追求する姿にとても感銘を受けました。
次は支援センターに向かう前にお昼ご飯です。ベトナム料理のレストランでご飯を食べました。そこでは校長先生がお昼ご飯をごちそうしてくださいました。生春巻きや焼き春巻など馴染みのある料理もありましたが、だからと言って全て日本と同じ味ではなく食べたことのない味を経験できました。またその中でも私のお気に入りのご飯は自分で巻いて作るバインセオです。見た目は味が濃そうな感じですが、思っていたよりさっぱりと食べられました。具材をライスペーパーに乗っけて食べるので、自分で量を調節できるし苦手な物はそれを省いて食べられます。バインセオを含めほかの料理もとてもおいしかったです。
最後に支援センターです。 支援センターではけん玉や風船で一緒に遊びました。言葉が通じないもの同士でしたが、ボディランゲージや音楽を通じてこころを通わせることができたと思います。言語が使えるか否かよりもコミュニケーションをとろうとする気持ちが大切だと感じました。
その後はホテルのウォーターパークで各自自由時間を過ごしました。ナイトプールもとても素敵で写真映えもするのでとても思い出に残りました。明日以降行く機会があるのでまた全力で遊びたいと思います。
ベトナム語学研修 ~現地レポート2日目~
引率の米本先生から、レポートが届いています。企業や施設を訪問し、様々な体験を通して
精力的に学んでいます。7月15日(火)の様子です。
本日は、今までの何倍も視野の広がる1日でした。
ベトナムとは2時間の時差(ベトナムが2時間遅れ)があり、今朝はそのせいか、みんな早起きだったそうです。実際、私も現地時間の朝5時に目が覚めました。
午前中は、リールなどでお馴染みの釣り具メーカー、ダイワ精工ベトナム工場に伺いました。始めに、今やグローバルブランドとなったダイワ精工を傘下に収める、GLOBERIDEについてご説明いただき、ベトナムに工場ができた経緯などを教えていただきました。その後、工場見学ツアーに行き、一つひとつの製品に対するこだわりなどを教えていただきました。最後に、10人近くの生徒からの質問に丁寧に答えていただき、実際に海外で働くには自分に何が必要なのか、高校生としての今の貴重な時間をどのように使うべきなのかがはっきりと見えてきたかと思います。
お昼にはダナンでは有名なマダムランというレストランに行きました。そこでは定番のベトナム料理である生春巻きやフォーなどたくさんのローカルベトナムを堪能しました。
午後は、ダナンにある福祉施設を訪問しました。この施設はこれまでに2度訪問していますが、今回もとても温かく迎えてくださいました。日本からは駄菓子を持参して食べてもらったり、けん玉で遊んだり、風船を一緒に膨らませてヨーヨーを作ったりしながら交流を深めました。また、誰でも知っている有名なK-POPを流して一緒に踊ったりと、とても賑やかで、ついさっき初対面したとは思えないほど仲を深めておりました。施設を離れる際には、別れを惜しんでハグをしあう姿が見えました。
現地時間の16時30分ごろホテルに到着し、生徒たちはダナン三日月の見どころであるウォーターパークに走っていきました。
明日は、ベトナムの少数民族であるカヨン族の村に伺います。昨年は、引率の米本が大学生の時にも訪問したカトゥー族の村に訪問したのですが、今年はベトナムでの大雨の影響でカトゥー族の村に行く道が通れないとのことで、急遽似た文化を持つ別の村を訪問することとなりました。また別の村に訪問できるのは、米本にとってもうれしいです。1日かけて村を訪問するので、今日の疲れが残ったまま行ってしまったら体調を崩しかねませんので、今日も全力で楽しみつつも、ゆっくり休んでもらえればと思います。
ベトナム語学研修 ~生徒レポート1日目~
語学研修の現地レポートは、参加生徒の新井穂花さんからの協力を得て、記事と写真を提供してもらっています。10代の感性が光る、なかなかの力作です。
ついに待ちに待ったベトナム研修! 7月14日朝の6時45分に成田空港に集合し、9時発の飛行機にのって向かいました。台風5号が接近し雨が強くなり、一時どうなるかと思いましたが、無事出国することができました!長時間のフライトで、かなり体力を持ってかれましたが、とても美味しい機内食や、丁寧な接客のキャビンアンテンダントさんのおかげで快適に過ごせました! ベトナムにつくと日本とはちがう、重たい湿気のある暑さ、肌を突き刺すような日差しを感じ、また見るところ見るところ、読めない言語の看板や見たことのない植物などがあり、今まで見たことない世界が広がっていました。ついに無事にベトナムに着き、初めて訪れた国への不安や緊張、そしてそれと同じ位のわくわくを胸に秘め、海外研修一日目がスタートしました!
ベトナムに到着した日から研修の一日目が始まります。最初に向かった先はダナン大聖堂です。ピンク色の壁が特徴の大聖堂、思っていたより素敵なパステルカラーのピンクで思わず「カワイイ」という言葉がでてしまいました。仏教色の強いベトナムのイメージからかなりかけ離れているものですが、実はベトナムでは仏教の次にキリスト教が広まっているらしいです。そこには今までのベトナムという土地がどのような歴史を持つのかが鍵になっています。日曜日はミサがあるため見学ができないそうです。
次に向かったのはチャム彫刻博物館です。ここではベトナムの古代チャンパ王国の遺跡を間近で見ることができます。古代文明と聞くと中国やメソポタミア、インダスなどが有名ですごいと思っていましたが、この古代チャンパ王国の遺跡もとても素晴らしく、印象にのこるものでした。造形の細部までも確認できるくらい、遺跡を間近で見ることができました。どのような出来事があったのか、その遺跡の歴史を肌で感じる事ができます。歴史が苦手と感じている人も、ぜひ行ってみてほしい場所です。
次は五行山です。ここはとても高い山で上へ登るのに専用のエレベーターを使ってある程度の高さまで行きそこから徒歩で山を登りました。暑さで汗を滝のように流しながら少しずつ山を登りました。その高さ故の絶景はもちろん、様々な場所がとても美しく写真を撮る手が止まらなかったです。その山にはお寺や洞窟などがあり神聖で厳かな雰囲気のある場所も多く、不思議とこころが落ち着くような場所でした。絶景好きの方や体力に自信がある方はぜひ行ってほしい場所です。
次はドラゴンブリッジを見に行きました。金色に輝く躯体は川の端から端をつなぎ、威容を誇るその姿は、まさに圧巻そのものでした。正直予想していたよりすごかったです。
最後はご飯調達です。自分たちで用意しなくてはいけないご飯は自分で買いに行き、調達します。場所はGoMARTです。そこはフードコート、スーパーなどがあり自分が食べたいものをしっかり買えました。 その後はホテル三日月に行きこれからの研修のため体を休ませました。 以上が一日目の研修になります。これからの研修もとても楽しみです!
ベトナム語学研修 ~現地レポート1日目~
昨日、日本を発った語学研修引率の米本先生から、早くも出発と現地の様子をレポートしてくれました。
7月14日(月)日本時間6時45分、成田空港にて海外研修参加者全員が集まりました。チェックインが混み合っていたこともあり、慌ただしく保護者とお別れをする姿がありました。 その後、保安検査をトラブルなく通過し、無事に全員が搭乗することができました。中には初めての海外渡航という参加者もいて、不安と興奮が入り混じった表情を浮かべる生徒もいました。
飛行機は予定通り、9時過ぎに離陸。現地時間12時40分にベトナムダナン空港に着陸しました。機内では、早速、学校で習った英語で飲み物や食事を注文する機会があり、不安ながらも思い切って知っている単語を使う姿を見ることが、英語科教員としてはとても嬉しく、印象的でした。入国後は昨年の研修も担当してくださった現地ガイドさんと合流し、予定通りダナン大聖堂、チャム彫刻博物館、五行山、ドラゴンブリッジ等を観光しました。雨の心配もありましたが、我々を歓迎してくれているかのように晴れていました。照りつける異国の太陽の下で、生徒たちは一生懸命パワースポットの五行山に登りました。
その後、ドラゴンブリッヂ近くで各自記念撮影をし、ヴィンコムプラザのフードコートで各々好きな夕食を摂りました。自分の知らない土地で自分の好きなものを食べ、日本とは全く雰囲気の違うスーパーで買い物をした経験は、計り知れない価値があるかと思います。
夕食後はダナン三日月ホテルに向かい、甲斐さんと小林さんが参加生徒を代表してホテルのスタッフのみなさまに挨拶。各自の部屋に入りました。中にはこの貴重な時間を無駄にしたくないと、野外プールに走って行った者もいました。明日はダイワベトナム様、福祉施設への訪問です。寝坊をしないよう、しっかり体を休めて明日に臨みます。
終業式
明日から始まる待望の夏休み、全生徒が至真殿のメインフロアーに集い、終業式が行われました。
生徒会長の沖君が、「明日から夏休みが始まります。人生で過ごす夏休みはもうあと少ししかありません。この約50日間をどのように使うかがとても大切になるでしょう。多くの思い出を作ったり、受験に向け猛勉強したり、何もせずただ夏休みが過ぎてしまったと言うことが無いように1日1日を大切に過ごしていきましょう。 そして、夏休み明けの始業式の日には選挙を行う予定です。立候補してくださったみなさんありがとうございます。選挙についての詳しい説明は当日行いますので、よく話を聞きましょう」と挨拶をしてくれました。
学校長は、ディズニーランドへのバス遠足、初の生徒立案企画のドッジビー大会、めざましい部活動の活躍等を振り返り、「2,100名という多くの生徒で始まった‘25年度は、4月からの授業や学校行事をすべて予定通りに終えて、明日から夏休みに入ります」と生徒達に語りかけました。
「文化部のインターハイ」と呼ばれる高等学校総合文化祭に千葉県代表として出場する和太鼓部、クイズの全国大会『高校生クイズ』に、やはり千葉県代表で出場するクイズ研究同好会に触れ、「文化的な活動でも全国レベルの活躍をする生徒達がいることは、まさに本校の面目躍如です」と賞賛しました。
硬式野球部、軟式野球部、吹奏楽部には「これからが本番です。この夏がよい夏となるよう、全力を尽くしてよい成果を持ち帰ってほしいと思います」と激励の言葉を贈りました。
野球応援に参加する生徒達へは、「応援委員会と多くの有志からなる応援団が、球場に駆けつけて応援します。木更津総合高校が一体となって夏の大会を戦います。みなさん、応援頑張りましょう」と一致団結を呼びかけました。
最後は全生徒へ向けて「こんなに長い期間休めるのは、学生でいる間だけです。受験勉強や部活動の練習に励む人は、精一杯取り組んでほしいです。特に目標がない人についても、規則正しい生活を送り、夏の課題に取り組み、無為に過ごすことが無いようにしてください。事故や犯罪に注意して50日間を無事に過ごしてください。8月28日には誰一人欠けること無く全員がここに集まってほしいと思います」と講話を締めくくりました。
夏休みを無事に過ごすために ~千葉県警内房地区少年センター~
本日は、千葉県警内房地区少年センターより上席少年補導専門員の三縄様が来校され、高校生が夏休みを無事に過ごすために、というテーマで講演をしていただきました。
三縄さまは、まず「明日から夏休みを迎えるということなので、みなさんが犯罪の加害者や被害者にならないために、ということに焦点を当ててお話をします」と、生徒たちへ丁寧な口調で話しかけてくださいました。18歳から成人年齢に達する高校生は微妙な年齢帯で、重篤な罪を犯し警察に補導・逮捕された後、18歳未満であれば保護観察や少年院送致などの処分が下ることがあります。また、18歳以上であれば、罰金刑・拘禁系など成人と同等の処罰を受けることがあるそうです。「犯罪が発生すれば、被害者は大変辛い経験をすることになります。加害者本人も当然厳しい境遇に陥り、家族特に保護者は重い責任を負うケースが少なくありません」と厳しい警告が続きました。
非行を犯した少年たちから話を聞くと、「悩みを抱えていた」「気持ちが不安定だった」そして「誰にも相談ができなかった」と訴える人がいるそうです。三縄様は、「健全な方法で問題を乗り越え、犯罪に手を染めずにトラブルを解決すること。自分で解決できなければ、必ず誰かに相談すること、この2つを是非学んでほしいです」と強く訴えました。
夏休みに入ると、学校の束縛から解かれ自由な時間が増えることから、飲酒・喫煙、深夜徘徊等から生活が乱れてしまう高校生がいます。不良行為に対する心理的なハードルが徐々に下がり、いつの間にか犯罪へエスカレートしてしまうケースが多いそうです。
「落書き」は器物損壊、3年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金。「万引き」は窃盗、10年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。聞き慣れた言葉ですが、改めて法に照らしてみると、決して軽い犯罪ではないことがわかります。
オーバードーズや違法薬物の蔓延。思わぬことから加害者にも被害者にもなってしまうSNS。底なしの奈落に落ちてしまう闇バイト。三縄様は、この数年間に実際に起きた事件を取り上げて、高校生を取り巻く環境が決して安全ではないことを説明してくれました。
イラストや動画を投影しながらの解説は大変解りやすく、生徒たちは三縄様のお話に最後まで真剣に耳を傾けていました。困ったときには、保護者や学校、それが無理なら、三縄様から教えていただいた相談窓口に必ず連絡しましょう。大切なのは、信頼できる大人に相談することです。
野球応援 ~2回目~
本日2回目となる応援練習が行われました。本番の試合前に行われる最後の練習となるため、熱を帯びた練習となりました。
本日は、青雲館へ場所を移動しての練習となりました。応援団長の吉澤君が「14日(月)の対戦相手が先ほど決まりました。本番を見据え、ここでしっかりと声を出して応援ができるよう、頑張りましょう!」と、みんなの士気を高めました。
最初に、応援団旗への敬礼と対戦校とのエール交換の動きを確認しました。団員全員の動作がビシッと決まると、応援団らしい凜々しさが発揮できます。
今回も、野球部員たちが、一般応援団員の列に入り、雰囲気を盛り上げました。本校オリジナル曲「ターゲット」では、エビぞる吹奏楽部の演奏が試合の緊迫感を演出し、「証誠寺」では、団員たちは本気で得点に喜んでいるかのような雀躍ぶりでした。
本校応援団は準備万端を整え、初戦を迎えます。県総合SC野球場では、「オレンジファイアー!」が炸裂します。乞うご期待!
野球応援 ~1回目~
野球部、吹奏楽部、チアリーディング部、ダンス部からなる応援委員会に、一般応援団に名乗りを上げてくれた生徒199名が加わった、初の合同練習が行われました。
前期期末試験最終日、試験を終えたばかりの生徒たちが、本日13:05に集合。応援団長を務める吉澤空遵くんが、「今年も暑い夏になると思います。全員で盛り上がって、甲子園へ行きましょう!」と呼びかけ、練習がスタートしました。
練習場所となる至真殿前の大階段は、生徒一人ひとりの足場が確保できる十分なスペースと適度な傾斜があるため、野球場のスタンドを想定した応援練習にうってつけです。
これまで、吹奏楽部、チアリーディング部とダンス部は、個別に練習を重ねてきました。細部に至るまで完成度の高いパフォーマンスが一般応援団員をリードします。さらに階段を降りきったところと階段の中腹に野球部員が立つことで、一般応援団員がその動きを見下ろしながら、様々な振り付けを学びタイミングを合わせることができます。狙いはバッチリで、全体指導をする嶋野先生は「完璧」の言葉を連呼。初めてとは思えないほどスムーズに練習が進みました。
夏の日差しは厳しく、遮る雲がなくなると肌を射るような日光が直射します。手持ちの温度計は34.8℃を示し、ほぼ猛暑日の気温となりました。でも、応援団員は意気軒昂で、ほぼ1時間半の練習を元気に乗り切りました。
次回の練習は10日(木)。本番を前にした最後の練習となります。
TANABATA LESSON ~1年生英会話~
本校の1年生が履修する「英会話」の授業では、この時季七夕をテーマにしたアクティビティを行います。
生徒たちは、“I wish ☆ ♡ ⚽.”と短冊に書き留める願い事の書き方を、授業を担当するデーモン先生とジェームズ先生から教わります。wishの後ろには、名詞(欲しいもの)かto不定詞(やりたいこと)が続きます。
短冊を作る過程で、生徒たちは何度かネイティブの先生とやり取りをするお約束があります。欲しいものが可算名詞なのか不可算名詞なのかなど、英語としての表現が正しいかチェックを受けたり、好きな色のクレヨンを借りたり、笹に結びつける糸の色を選んだり、自分の意図や要求を英語で伝えて、次のステップへ進みます。
TANABATA LESSONは、生徒たちに人気のアクティビティで、「これ、英語でなんていうの?」と相談し合ったり、友だちの願い事をのぞき込んだり、賑やかな雰囲気の中で生徒たちはせっせと作業に取り組みました。
誠意の門にぬけるエントランスには立派な笹が用意されていました。1年生18クラス、およそ700名と語学コースの2、3年生37名の生徒たちが願い事を短冊にしたためました。梅雨明け間近、短冊がそよ風に揺らめきます。
信男教育学園生徒来校
中国から信男(シンナン)教育学園の生徒さんが来校し、交流会が催されました。
信男教育学園は、上海にある国際高校です。独特なのは、「日本留学コース」を設け、3年次からの日本の高等学校への留学に向けて、日本の高校とほぼ同じカリキュラムで授業を行っているところです。日本の生活習慣に慣れるよう、清掃や部活動など、日本的なことをできるだけ幅広く取り入れた教育方針が多くの注目を集め、中国全土から入学を希望する生徒数が増加しているそうです。
本日は、上海奉贤校より27名、広東省の系列校、深圳校より13名の生徒さんが来校し、本校の授業やクラブ活動などを見学しました。
真板幸男記念館で行われた歓迎セレモニーでは、学校長が「みなさんの多くが来年は日本の高校に留学予定だと聞いています。日本の高校生と交流し、日本の高校の日常を見学するという本日の体験が、今後に活かされることを願っています」と歓迎の言葉を伝えました。本校の代表生徒は中国語で、信男教育学園の生徒さんは日本語で、互いに挨拶を交わしました。
生徒さんが制作した、奉贤校と深圳校の紹介動画を見せていただきました。充実した設備が整い、ゴルフ練習場やスケートボード場を備えた校内の様子に、本校の生徒たちはビックリしていました。
セレモニー後には、交流会が開かれました。双方の気のあったグループ同士が、車座に椅子を並べてフリートークが始まると、思った以上に会話が盛り上がりました。信男教育学園の生徒さんたちの日本語力が高く、15分ほどの短時間でかなり打ち解け合うことができました。
放課後は、剣道部、柔道部、バスケットボール部などを見学しました。和太鼓部では、迫力の演奏に魅了され、多くの生徒さんが和太鼓の試し打ちを楽しみました。最後に、チアリーディング部とダンス部からなる応援委員会を見学しました。ちょうど野球応援練習の真っ最中。おそらく日本独特のパフォーマンスに、中国の高校生のみなさんは興味を示してくれました。
最後は、名前を呼び合ってのお別れとなりました。出会ったばかりの友だちに一生懸命手を振って、別れを惜しみました。
保育実習 ~保育・幼児教育コース~
保育・幼児教育コースに所属する2年生と3年生が、君津学園の畑沢幼稚園、金田幼稚園で「保育実習」を実施しました。また、来年度同コース専攻を希望している1年生が、金田幼稚園で「保育見学」を行いました。
2年生は、畑沢幼稚園で実習を行いました。園児たちを前にしての挨拶では、子どもたちからの熱い視線を感じて、少し緊張しながらの自己紹介となりました。
3年生は、金田幼稚園で実習を行いました。エプロンシアターと手袋シアターの実演を行いました。「保育実習」の授業で用意したエプロンと手袋は、手作り感が伝わる労作でした。練習を重ねた甲斐があり、園児たちには大変喜んでもらえました。
1年生は、金田幼稚園で保育見学をしました。体育の授業のお手伝いでは、園児と一緒にパラバルーンの練習をしました。先生の指示で園児たちと協力して技を繰り出し、できたときの喜びを分かち合いました。
生徒たちはどちらの園でも、園児たちと外遊びをしたり七夕飾り作りのお手伝いをしたり、様々な活動を通して、幼児教育の実践に取り組みました。また、英会話教室やICT教室なども参観し、いまどきの幼児教育のトレンドを体験することができました。
100名を超える生徒たちが、現場でなければできない、貴重な学習をすることができました。ご協力いただいた、両園の先生方には厚く御礼申し上げます。
【日程等詳細】
6月11日(水) 保育・幼児教育コース2年生 22名 畑沢幼稚園
6月17日(火) 保育・幼児教育コース2年生 21名 畑沢幼稚園
6月12日(木) 1年生保育見学 24名 金田幼稚園
6月13日(金) 1年生保育見学 19名 金田幼稚園
6月18日(水) 保育・幼児教育コース3年生 19名 金田幼稚園
6月19日(木) 保育・幼児教育コース3年生 18名 金田幼稚園
全体育館にエアコン設置完了!
本日、青雲館にもエアコンが設置されました。これで、3つの体育館すべてで冷暖房完備の環境が整いました。
先週、関東地方に梅雨入りが宣言されたばかりですが、6月の中旬というのに今週は真夏のような天気が続きました。
うだるような暑さのなか、特に体育の授業や部活動中の熱中症に、警戒のレベルを上げざるを得ない状況になっている、まさにこのタイミングで生徒たちに朗報が届きました。
メイン体育館の至真殿、サブ体育館の至誠館に続いて、もう一つのサブ体育館青雲館の工事が本日終了し、いよいよ3つの体育館すべてにエアコンの設置が完了しました。
エアコンは本日の放課後より稼働し、青雲館を使用する、チアリーディング部と空手道部は、早速その恩恵を受けることになりました。高い位置に設置されたエアコンからは、冷気が降りてきて、快適な様子で練習が行われていました。
去年の記録的な猛暑に迫るような気温が続いていて、本校では今週から授業中であっても積極的に給水することが推奨されています。体育館のエアコン設置はありがたい限りですが、生徒のみなさんには油断をせずこの夏を乗り切ってほしいです。
清和短大 平日オープンキャンパス
清和大学短期大学部で、3年生を対象にした「平日オープンキャンパス」が開かれました。保育・幼児教育に興味を持つ生徒を中心に、136名が参加しました。
今回のオープンキャンパスでは、4つの会場で異なる授業が展開されていて、4グループに分けられた生徒たちは、1コマ(30分)ごとに移動し、4つの授業を受講しました。
4階講義室で行われた「保育」の授業では、清和短大や保育の現場について詳しく説明されました。また、「幼児期の環境が人生の土台を作る」ということが強調されていました。ある研究によると、人と触れあう環境で過ごすことで人との信頼関係を学習し、健全で安全な環境下では積極的な感情が育つ、ということです。勤勉さや学習意欲、社会や健康への関心が高まるなど、幼児期の適切な教育が、子どもがより豊かな人生を送る可能性を広げるのです。
2階美術室で行われた「心理」では、描いた絵から人の性格や性向を探る授業が行われていました。「雨(避けられない負荷を象徴)の絵を描いて」というと、大部分の子どもは傘をさした自分の姿を絵の中に描きますが、傘をささずに雨の中に立つ姿を描く子もいるそうです。生徒たちも同じ指示で絵を描いていました。多くの生徒が自分の絵を見て、肯きながら先生の解説に耳を傾けていました。
大学の階段教室をお借りした授業では、「エゴサーチ」に取り組みました。用意された質問に答え、自分のインサイドヘッドがどの様に構成されているかを分析しました。
体育館では、短大の学生さんにも参加していただき、歩く練習やソフトバレーをしました。本当は小さな子どもたち向けの体育なので、安全に身体を動かすことや集団の中で協調性を養うことなどが学習テーマでした。
最後は、カフェテリアCOCOROTERRACE(ココロテラス)に移動し、全員で昼食をいただきました。ちょっとお洒落なオムハヤシライスで、学生気分を味わいました。