お知らせ

全日本書初め大展覧会出場 ~書道部~

1月5日(金)、日本武道館にて『第60回 全日本書初め大展覧会』が開催されました。本校書道部員が出場し、書初めにチャレンジしました。

日本武道館は、「武道による青少年の健全育成」をその設立目的に掲げていますが、文武両道の観点から、我が国の伝統文化である書道の普及奨励にも務めています。この展覧会は、昭和39年の開館以来となる60年の歴史を誇り、全国各地より15,000点を超える作品が出品される、日本一規模の大きな書初め大会として知られています。

栁原ちひろさんと海保乃蒼さんは、見事予選を勝ち抜き、2,210名が参加する席書大会(席書の部)に出場し、あの武道館大道場で課題となった釈文「上樓迎春新春歸暗黄著柳宮漏遅」を作品にしたためました。

始業式

本日、至真殿にて始業式が行われました。年頭に当たり、生徒会長、学校長、それぞれから挨拶が伝えられました。12月に卒業試験を終えた3年生は登校せず、1年生、2年生だけで行われる集会となりました。

生徒会長の原君からは、「新年あけましておめでとうございます。今年の干支は辰年です。十二支の中で一番威勢の良い年です。困難なことやうまく行かないこともあると思いますが、『登竜門』の言葉の通り、何かに挑むという目標を持ち続ければ、鯉も竜となって高く飛翔します。竜のように目標が達(タツ)成できるように頑張っていきましょう!」と挨拶がありました。

 

 

学校長は、先ず元日に発生した地震で犠牲になった方々、被害を受けた方々にお悔やみとお見舞いの言葉を伝えました。また、13年前に起きた『東日本大震災』等に触れ、「いつ起きてもどこで起きても、自分のからだと命を守ることを最優先に考えて対処が出来るよう、常に災害に備える心構えを持って欲しい」と生徒たちに注意を喚起しました。

続けて、「現在登校していない3年生の多くは、4月に向けて、様々な準備をしていることだと思います。進学や就職に備え、これから大きく生活が変わることに対して、何らかの覚悟のようなものを持とうとしているはずです。

ただし、誰もがいつかは社会に出て、その一員としてそれぞれの責任を果たし、各自の役割を担うことになります。その自覚を持ったうえで、もっと根本的な心構えであるとか考え方は、高校3年生が残りの数ヶ月間で身に付けられることではありません。高校生としての3年間が、そのための準備期間であることを、いま一度思い起こして欲しいと思います。

さて、そのために具体的に何をするか。一つは、考え方の異なる人や様々な価値観を持った、多様な人たちとの交友を深めて欲しいです。そうすることで、新しい価値観を学んだり幅の広い考え方が出来るようになったりします。次に、様々な体験を通して各自の経験値を高めて欲しいと思います。いろいろなジャンルの本を読むことも大変有効な方法です」と生徒たちへ弛まぬ努力をするよう求めました。

最後に、「挨拶をしっかりすること」「服装を整えること」「遅刻欠席をせずに登校すること」「学習に励むこと」「清掃を徹底すること」と五つの要望事項を示し、基本的な生活習慣を確立するよう、生徒たちに訴えました。

表彰

始業式では、部活動の活躍に対して表彰が行われました。次に紹介いたします。

【バドミントン部】

千葉県高等学校新人大会男子学校対抗 第5位

 

【吹奏楽部】

千葉県アンサンブルコンテスト

サクソフォーン四重奏 銅賞

定期演奏会 ~吹奏楽部~

本日、君津市民文化ホール大ホールにて『第11回 定期演奏会』が開催されました。師走の会場には多くの来場者が訪れ、大変盛況な演奏会となりました。

それぞれのステージでは、部員たちが創意工夫を凝らし、会場は大いに盛り上がりました。3部構成のプログラムでは、以下の楽曲が披露されました。

 

第1部      シンフォニックステージ 

Summon the Dragon、喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション、

Mont Fuji「富士山」~北斎の版画に触発されて

 

第2部      ポップスステージ ~I hope you a wonderful Christmas!~

Xmas Swingin’コレクション、Mr.インクレディブル、プリンセスメドレー

平成アイドル・ダンス・コレクション

 

第3部      スペシャルステージ

さくらのうた、スピリティッド・アウェイ《千と千尋の神隠し》より

 

 

第1部『Mont Fuji「富士山」~北斎の版画に触発されて』は、今夏千葉県吹奏楽コンクール高等学校A部門で銀賞を得たときの演奏曲。スケールの大きな楽曲を全員で演奏しました。

 

第2部 出だしはおなじみのクリスマス曲で、会場のハートをしっかりゲット。続いて、平成アイドルグループのヒット曲に合わせて部員たちがダンスを披露しました。部員たちが会場に降りてプレゼントを配ったり、コントを入れたり、テンポの速い展開で会場を沸かせました。

 

第3部 壮麗な曲調に一変。映画で感じた、あのドキドキが蘇る迫真の演奏でした。

 

毎年行われる、この定期演奏会は、3年生引退のステージでもあります。3年生から顧問の先生へ、1・2年生から3年生へ、それぞれの感謝の言葉を伝える場面では、感極まり涙声を隠すことができませんでした。今年は、硬式野球部が決勝戦まで進んだ関東大会では、横浜スタジアムで精一杯の応援を繰り広げました。TBS『下剋上球児』でエキストラ出演。森永製菓キャンペーン広告『母校にinゼリー』にも出演するなど大活躍の年でした。

演奏会最後となる、青栁先生から3年生部員が紹介される場面では、呼名を受けて「ハイ!」と一歩前へ出る姿からは、最後までやり遂げたとの思いと、夢中で取り組んだ部活への感慨を感じることができました。

本日はご多忙の折り、大変多くの方々に来場していただきました。また、生徒たちの演奏には、惜しみない拍手とご声援をいただきました。誠にありがとうございました。

みなさまが良いお年を迎えられることを、お祈り申し上げます。

学年集会 ~第3学年~

3年生は、15日に卒業試験を終えました。23日から始まる冬休みから『家庭学習期間』に入り、卒業式間近の2月末まで登校することがなくなります。終業式を終えると、3年生は至真殿フロアーに残り、学年集会が開かれました。

3年生学年集会では、長期の休みに入る生徒たちへ、進路や生活面へ様々な注意や心構えが伝えられました。

 

学校長は、急速に少子高齢化に向かう日本の現状に触れ、「社会を支える側の人間が減少する影響は甚大です。かつては老後まで安泰が約束されていた日本社会でしたが、これからは一人ひとりが、自分が出来ることで社会を支えなければなりません。人を出し抜いて自分だけの繁栄を望むのではなく、互いに協力し合って社会を築いていかなければなりません。これからの数ヶ月間でその様な心構えをしっかり持って、高校を卒業して欲しいと思います」と、やがて社会の担い手になるという意識を育てて欲しいとの要望を伝えました。

 

進学指導部長、竹下先生からは、進学先が決まっている生徒達へ向けて「現在一般入試に向けて勉強を続けている人や、あえて浪人という道を選んでこの一年間猛烈に勉強をしてきた人達と、4月には同じ教室で切磋琢磨することになります。肩を並べて学ぶことができるように、準備を怠らないで下さい。また、自分が進む分野に関する書籍を手に取り、予習に励んで欲しいと思います」と、4月に新しい環境でスタートを始めるまで、勉強を続けて欲しいと訴えました。

これから入試を迎える生徒たちへは、「大変な思いをしながら毎日を過ごしているのではないでしょうか。夢や目標を見失うことなく、本番に向けて準備を進めて下さい。気温の低い時期が続きます。勉強を続けながらも、入試当日までしっかりと健康管理に努めて欲しいと思います。頑張って下さい」と、健闘を祈りました。

 

就職指導部長、寺岡先生からは、これから届く研修や課題などの書類にしっかりと目を通すことと、職場でのコミュニケーションや身だしなみの大切さについて伝え、「ある程度厳しさを求められる実社会では、辛いことも沢山あります。最初の夏を迎える頃までには、9割近くの人が一度は辞めたいと考えるのだそうです。でもその壁を乗り越えることができたら、長く働くことができます。卒業後もみなさんのサポートを続けます。悩みがあればぜひ学校に連絡して下さい。一緒に解決策を見付けましょう。

まだ進路を決めていない人は、自分から就職指導部に連絡をして下さい。私たちは、最後まであきらめずにみなさんの進路に寄り添います」と、激励の言葉を伝えました。

 

生徒指導部、川上先生から「君たちは、3年間挨拶をし続けてくれた学年でした。そして必要な場面では、しっかりと我慢をすることができる生徒達でした。これからの話に耳を傾けて下さい」との言葉に続き、「卒業するまでは、君たちは本校の生徒です。成人年齢に達しているからこそ、その自覚をもって、自分で責任を負えない行動は慎んで下さい」と、マナーを守ること、交友関係で節度を保つこと、自動車の運転等について触れました。

「予餞会が予定されている2月28日には、しっかり身だしなみを整えて登校して下さい。3月1日には全員が胸を張って卒業して欲しいと思います」と、注意を喚起しました。

 

最後は3学年ハウス長、大岩先生からでした。「ここから卒業までの期間、問題行動を起こすことがないようにして下さい。年末年始など誘惑の多い時期を迎えます。高校生であることを忘れず、せっかく掴んだ就職や進学を棒に振ることがないように」と、飲酒・喫煙、SNSへの安易な投稿等を例に挙げました。

特に自動車の使用については、「万が一の場合には、取り返しがつかないことになります」と、その危険性を強調しました。「みなさんは、これから60年以上続く人生を送らなければなりません。それが幸福で健やかものであることを願っています。また、これまでの18年間、ご家族に愛されここまで成長しました。自分のいのちと健康を大切にして下さい。ご家族を悲しませることがないようにして下さい。そして友だちにも同じように未来があること、ご家族からの愛情があることに思いを巡らせて下さい。仲間や先輩が運転する車には同乗しないこと。みなさんも友だちを車に乗せることがないようにして下さい」と、強く訴えました。

最後に、良い卒業式が迎えられること、4月まで充実した時間を過ごして欲しいと伝え、集会を終えました。