お知らせ

予餞会

3年生は久しぶりの登校となりました。今年も至真殿ステージでの開催はかなわず、動画を視聴するスタイルでの予餞会が行われました。

生徒会が中心となって作成した作品動画は2部構成。54分58秒の長編大作となりました。

残念ながら1、2年生は自宅学習となり、直接の対面は出来ず、3年生は1、2年生が作った動画を教室で視聴しました。

生徒会企画による、第1部「想いを受け継ぐバトン」では、先輩たちからの想いを伝えようと、全部活動、全同好会がバトンをリレー。すべての団体が手にする45個の金メダルを繋げると、卒業生への惜別と感謝の気持ちが綴られます。3チームに分かれたスタッフが、iPadを駆使しての撮影でした。

第2部は、ハウス企画。

特進ハウスは、3年生を担任した先生方の名前から、1文字ずつを繋ぎ合わせて、門出に立つ卒業生を励ます、心のこもったメッセージを送りました。

 

1学年ハウスは、ホームルーム教室を装飾しました。3年生が振り返れば、後ろの掲示板に、色鮮やかな装飾に囲まれた、「卒業おめでとうございます!」の言葉が読み取れます。

2学年ハウスは、意匠を凝らした「階段アート」。3年生への感謝の気持ちを込めて、階段を装飾しました。

 動画の出来栄えは、構成、映像美ともに、昨年の作品を大きく凌駕するものとなりました。制作開始は、1月下旬。放課後の限られた時間の中で、校内のあちらこちらで撮影や装飾、編集等の作業が行われました。施された動画エフェクトはプロクォリティー。3年間の思い出をかき集め、ウクレレで奏でられた旋律は心にしみるやさしい音色でした。在校生と携わった先生方の総力を挙げての作品は、小さな断片を紡いで50分を超える一大ページェントとなりました。

銘菓『一途なのり天』来月発売~美術部・書道部~

地域の活性化に取り組むNPO法人木更CON(きさこん)が企画したスナック菓子『一途なのり天』が3月1日より、道の駅「木更津うまくたの里」で販売されます。本校美術部と書道部がコラボしてパッケージのデザインを手掛けました。

木更津の海苔は、富津市に次いで県内2位の生産量。きさこんが「みんなが恋してくれる木更津であって欲しい」との思いを込め、木更津が誇る江戸前海苔をふんだんに使った海苔天スナックを商品化しました。

この企画に、本校美術部と書道部が全面協力し、富士山を背景に金田の海で海苔の収穫をする漁師のイラストと、キャッチコピー「恋する木更津」の言葉を添えて筆文字で商品名を入れたパッケージをデザインしました。

海苔の生産については、海水温の上昇などが影響し漁獲高は減少傾向。さらに高齢化に伴い担い手不足となるなど、決して順調ではありません。この企画で、「木更津を代表する水産資源の1つである海苔を広くPRできる」と市は期待を寄せています。

1袋(70㌘)430円(税込)です。口に入れた瞬間ほのかな甘みが広がり、鼻腔を海苔の香りが通り抜けます。

応援メッセージ収録 ~生徒会他~

本日、センバツ甲子園大会に向けたメッセージ動画を撮影するため、NHK千葉放送局スタッフが来訪しました。生徒会役員が、カメラとマイクを前にして、「優勝を目指して頑張って下さい!」と力強くエールを送りました。

カメラの前に立ったのは、生徒会会長山根 凪くん、副会長鈴木明輝くんと役員の石塚このみさん。初めてピンマイクを付けてもらうあたりから少し緊張の面持ちでしたが、コース制と盛んな部活動、文化祭の様子など、手際よく本校の特徴を紹介しながら学校のアピールも抜かりはありませんでした。数回の練習テイクを繰り返し、見事にミッションをこなしました。

放送は、実際に試合が中継されている最中、グランド整備などの時間帯です。部活動の練習風景などと一緒に放送されます。

合同卒業書作展 ~書道部~

本日より、2月26日(土)までの4日間、木更津イオンモール2階イオンホールにて、本校書道部と市原中央高校書道部共催となる『令和三年度 合同卒業書作展』が開催されています。

最終日26日(土)の展示は、午後3時終了となります。

広い会場には、24の作品が展示されています。なかでも目を引くのが、今年度3年生が手掛けた大作。常澄秀平くん作『臨 裴将軍詩』、林 桃衣さん作『臨 居延漢簡』、牧野央奈さん作『全臨 蘭亭序』の3作品は、ヨコ5㍍超×タテ2㍍50の大きさで、見る人を圧倒する迫力があります。

会場に用意されたしおりには、「それぞれの思いを胸に三年間の集大成といたします 共に歩んできた仲間たち 陰からではありますが大きな愛で支えとなってくれた両親家族に深く感謝します」との一文が添えられていました。

卒業を間近に控え、文化祭や海ほたるで披露した書道パフォーマンスなど、3年間の活動の様々な思い出がその胸に去来するなかで、最後の作品展示に向けた3年生の意気込みが伝わってきます。

選抜旗授与式・壮行会~硬式野球部~

本日、千葉県高等学校野球連盟会長酒匂一揮様、同専務理事鈴木博史様、毎日新聞千葉支局長長谷川 豊様が来校。音楽ホールにて、選抜旗授与式と壮行会が開かれました。LIVE配信で全校生徒が見守る中、選抜旗が主将中西くんへ手渡されました。

最初に酒匂様より、「昨年秋の県大会で頂点に達した後、関東大会では、安定した投手力と力強い打線を誇るチーム力と主将中西くんを中心にしたチームワークにより、見事4強入りを果たしました。千葉県代表、そして関東地区代表として、甲子園では大いに力を発揮し千葉県史上初の紫紺の優勝旗をもたらして下さい。そしてコロナ禍で苦しむ千葉県民に笑顔と喜びと希望を届けて下さい」と激励の言葉が送られました。

長谷川様から、学校長へ。学校長より中西くんへ、選抜旗が手渡されました。長谷川様からも「神戸で育った私は、幼いころから母親に作ってもらった弁当を手に甲子園へ通った思い出があります。大観衆が見つめる中、一球一打に躍動する高校生は私たちのヒーローであり、みんな輝いて見えました。みなさんが憧れ続けた甲子園では、どうぞ思いっきり投げて打って走って、そしてグラウンドに立てない部員の思いを胸に、木更津総合高校の野球を思う存分見せて下さい」と激励の言葉を頂きました。

学校長からは、「昨日閉幕した北京オリンピックでは、メダルの受賞者が一様に、メダルの重みを感じる、と言っていました。これまでの自身の努力や苦労、そして同じ夢を追いかけそれをつかめなかった仲間たちからの応援や期待などが、そのメダルに込められているように感じているのでしょう。きっと選抜旗を手にした主将の中西も同じような思いを感じていると思います。何度となく味わった悔しい気持ち。これまで応援をしてきた家族や仲間たちへの感謝の気持ち。千葉県そして関東代表として、同じように頑張ってきた高校球児たちの想いを、その旗の重みから感じ取ってもらいたいです。来るべきセンバツ甲子園大会で大暴れしてきて下さい。素晴らしい成果を期待しています」と期待の言葉が語られました。

生徒を代表して、生徒会長山根 凪くんから「私達は昨今のコロナ禍の中で、3年間しかない高校生活の多くの時間が失われてきました。硬式野球部の皆さんも、普段通りには練習を行えない中、甲子園出場までの道のりは決して平坦なものではなかったと思います。そんな中、練習を終え空が暗くなってから帰っていく野球部の皆さんの背中を見ると、私も頑張ろう!と、元気が湧いてきます。

今回の春のセンバツへの出場が確定したときは、まるで自分のことのようにとても嬉しかったです。大会においては日本一を目指して、皆さん全員が熱い気持ちをぶつけ、勇往邁進で勝ち進んでくれることを祈っています。私達も心を込めて精一杯応援します」と応援のメッセージを送ってくれました。

最後に、主将中西祐樹くんが、「今日こうして選抜旗を手にして、より一層甲子園という聖地で野球ができるという実感がわいてきました。私たちは甲子園を目指して本校に入学し、努力を惜しまずやって来た自信があります。目標である日本一、そして応援して下さる方々の期待に応えられるよう、全力で頑張ります。本日は有難うございました。」と決意と感謝の気持ちを述べました。

応援委員会の一翼を担う吹奏楽部とチアリーディングが、応援練習を始めています。球春が近づいています。