カテゴリ:生徒

芸術鑑賞会

 

今年の芸術鑑賞会では、三宅狂言会のみなさまによる「狂言」を鑑賞しました。生徒たちは丁寧な解説のお陰で、日本の古典芸能を大いに楽しみました。

※三宅狂言会:重要無形文化財保持者(人間国宝)である、三宅右近氏を中心とした和泉流狂言会。高澤祐介氏や右近氏の長男右矩氏、次男近成氏など、次世代を担う若手実力派が活躍しています。伝統芸能の継承と発展を図り、その魅力を国内はもとより世界に広めるなど、多岐にわたる活動をしています。

 

 

生徒たちばかりでなく教職員にとっても、狂言は「少し敷居が高そう!?」と感じてしまうジャンルです。まずは「狂言解説」で、狂言の成り立ちからひも解いていただきました。

狂言は「能」とのかかわりが深く、もともとは室町時代に能の幕間に演じられていた能狂言から「狂言」へと発展しました。当初は即興的な芝居でしたが、室町時代末頃から台本に基づき場面設定やセリフが固定化され、現代の姿へと確立されていきます。江戸時代に入ると、和泉流、大蔵流、鷲流の3流派が成立します。能とともに武家の式楽(儀式で披露される音楽や舞踊)となり、幕府庇護の下、一層の興隆を遂げました。三宅狂言会は和泉流を受け継ぐ、由緒ある会派です。

興味深いことに、狂言のセリフには現代語の母語と言われている中世の「話し言葉」が用いられているため、現代の私たちが鑑賞してもぎりぎり物語の筋を理解することができました。主に滑稽な物語が演じられ、庶民が楽しむ“お笑い”の源流ともいえる芸能だということを教えていただきました。

本日最初の演目は、「蚊相撲(かずもう)」。蚊の精が人に化け、血を吸って人間をフラフラにしてしまうお話です。正体を見破った大名は、妙案を思いつき反撃にでるのですが...

休憩をはさみ、後半の始まりには「狂言ワークショップ」が開かれました。生徒6名と先生方2人がステージに上がり、狂言独特の所作や発声を教えていただきました。お手本の「ハッハッハッハ~」との高笑いは、マイクも使わず広い至真殿に響き渡り、素人にはとても真似ができない大音量でした。

 

第2幕は「棒縛(ぼうしばり)」。主人が、自分の留守中に酒好きの2人の家来が酒を盗み飲みしないよう、棒に縛り付けるのですが、2人はへこたれず酒蔵へ侵入。両腕を縛られたまま見事に酒を飲んでしまいます。「ぷっは~。よい酒じゃ」と酔っていく演技は、「お見事!」そのものでした。

主人役を演じていただいたのは、三宅右近氏ご自身でした。人間国宝の妙技を間近に見ることができた、貴重な体験でした。

最後は、生徒代表2名がステージに上がり、花束が贈呈されました。ちょっと不思議な「狂言ワールド」は一歩踏み入れば、親しみやすく、楽しい世界でした。

表彰

前日表彰の部」に先立ち、次の表彰が行われましたので、お知らせいたします。

 

千葉県環境月間ポスター高校生以上の部

奨励賞 竹内美葵

予餞会

およそ2ヶ月半ぶりに3年生が登校し、全生徒が揃った校舎には久しぶりに活気が戻りました。本日は至真殿にて、「第22回予餞会」が開催されました。これまでの感謝の気持ちを3年生へ伝えようと、在校生たちが一生懸命準備を整え、心のこもった素敵な予餞会を用意しました。

1、2年生が待ち構えるなか温かい拍手に迎えられ、3年生が次々と至真殿メインフロアーに入場してきました。

前半のオープニングを飾ったのは、和太鼓部と書道部による合同発表でした。和の共演は見事にシンクロし、5㍍×3㍍の紙面には大書の文字が踊りました。

続いてはチアリーディング部の登場。キビキビとスピーディーな動きに加え、高い跳躍力に躍動感があふれました。「先輩方のさらなる活躍を応援しています!」とのメッセージが会場に響きました。

ダンス部は、ポップなメロディーからムーディな曲まで、バリエーション豊富な曲目が用意されていました。曲ごとにメンバーが入れ替わるエンタメ性の高い演出がなされ、その都度変化するダンス表現が魅力的でした。

前半のとりを務めたのは吹奏楽部。軽快な曲目にコミカルなダンスを交えてのパフォーマンスが会場を魅了しました。チアリーディング部と合同で披露した「野球応援メドレー」で前半の幕が閉じました。

 

後半は、生徒会によるサプライズ企画。今年はコンビで活躍するお笑い芸人3組の方々が登場しました。ベルナルドさんは、「キングオブコント2025」のファイナリスト。その時幻のネタになってしまった「びっくり野菜コンテスト」が披露されました。キモカワイイ野菜が織りなすシュールで怪奇なストーリーが生徒たちに大ウケしました。

モグライダーさんは「打ち上げ花火」の声帯模写とマイケル・ジャクソンのポーズを真似たオリジナルじゃんけんで会場を沸かせました。

ニッチェのお二人は、「女芸人No.1決定戦 THE  W 2025」の優勝者。数々のメジャー番組でも活躍しています。連発される珠玉のショートコントに生徒たちは大爆笑!歌ネタでは、ダイエットに失敗し続けるお二人の悲しい習性を、声量豊かな美声で歌い上げ、会場からは割れんばかりの喝采が送られました。お見事!

サプライズ企画は、サイン色紙がもらえるじゃんけん大会で最後の最後まで大いに盛り上がりました。

予餞会もいよいよフィナーレ。在校生を代表して生徒会長北野さんが「3年生のみなさん、これまで学校を支えていただいて有り難うございました」と感謝の気持ちを伝え、卒業生を代表して前生徒会長沖さんが「在校生のみなさん、今日は楽しい時間を有り難うございました」と謝辞を述べました。北野さんから沖さんへ記念品が贈呈されました。

 

最後に学校長が登壇し、企画に当たった生徒会役員とステージで様々な演目を披露した在校生、芸人のみなさんに感謝の言葉を伝え「大変素晴らしい予餞会でした。お疲れ様でした」と講評しました。そして3年生はもとより会場にいる生徒全員に向かって、「(相手の言うことに)驚く、笑う、褒める」以上3つのことを意識して多めに意思表示することを心掛けると、互いの良好な人間関係を築くことができる」とアドバイスを伝えました。

修学旅行 ~最終日~

いよいよ修学旅行も最終日を迎えました。様々な思い出を作り、修学旅行を満喫した生徒たちからは、旅の終わりを惜しむ声がたくさん聞かれました。お世話になったガイドさんとのお別れは、少しつらい場面になりました。

A班・B班は、それぞれ最後の活動を終え、帰途につきました。

A班は、東山を散策しました。駐車場から石畳の道を上って二年坂や三年坂を巡り、おみやげを物色しながら清水寺へ。清水の舞台からの眺望を楽しんだり、「音羽の滝」で願掛けをしたりして過ごしました。同境内にある、日本最古の縁結びの神社で有名な「地主神社」は、残念ながら建造物の整備のため閉鎖中でした。昼食はやはり順正の湯豆腐でした。

B班は、北淡震災記念公園を訪れ、クラス別で震災学習をしました。セミナーハウスでは「震災の語り部」の方から震災講話をしていただきました。ご自身の被災体験から語られる、災害への備えや命の大切さについてのお話しは、耳を傾けなければならない大切なことばかりでした。公園を後にし、神戸ハーバーランド、南京町へ向かいました。春めいた陽気となりましたが、海からは少し冷たい風が吹きつけました。ほくほくの中華まんや温かいラーメンをお腹がいっぱいになるまで堪能しました。

 

現地を出たのはB班が早く、14:16発のぞみ96号で新神戸を発ち、16:57東京着。A班はのぞみ238号で15:16に京都を発ち、東京着は17:27でした。新幹線内では、ほとんどの生徒が熟睡したまま東京駅に到着したそうです。生徒たちは東京駅で解散。4泊5日の修学旅行は無事終了いたしました。

修学旅行 ~4日目~

修学旅行は後半に入りました。4日目は、A班・B班は地域を入れ替えて、クラス別研修です。

A班は、京都・大阪を中心にしたコース設定をしています。やはり伏見稲荷が大人気です。その他にも、なんばグランド花月で本場のお笑いを生で体感したり、大阪城天守閣から天下取りの気分を味わったり、思い思いのコースを巡りました。昼食は、嵐山や道頓堀を自由散策しながら仲の良いグループでとりました。たこ焼きやお好み焼きなどの「粉もん」の他にも人気のスウィーツが目白押しでした。

 

B班のクラスもバリエーション豊富なコース設定でした。港町神戸では異人館街散策やベイクルーズを楽しみました。徳島県鳴門市にある大塚国際美術館では、精巧な陶板画で世界の名画を楽しめます。バチカンのシスティーナ礼拝堂「最後の審判」は圧巻でした。香川県三豊市父母ヶ浜(ちちぶがはま)は、長さ1㎞の絶景ビーチ。条件が整えば海面が鏡の様に空を映し出し、南米ボリビアのウユニ塩湖の様な幻想的な風景が広がります。雲辺寺(うんぺんじ)ロープウェイは、香川県と徳島県の県境に伸びる、日本最大級のロープウェイ(長さ2,594㍍)です。山頂には瀬戸内海を一望できる「天空のブランコ」があり、大空に飛び出すスリルを味わえました。

 

修学旅行も残すところ、あと1日となりました。生徒たちは、最後の夜を楽しむのもそこそこに、おみやげの確認や荷造りに余念がありませでした。