お知らせ

進路活動報告及び奨学金説明会

保護者総会に引き続き、本校進学指導部・就職指導部より、昨年度の進路実績についての報告がありました。また、日本学生支援機構が給付する奨学金についても説明がありました。

まずは進学指導部、竹下部長から昨年度の進路状況について説明がありました。昨年度4年制大学と短期大学への進学者が49%、専門学校への進学者が26%、併せて75%の卒業生が進学したことを報告しました。また、主な進学先と指定校推薦を設けている大学を紹介。

放課後講座や模擬試験、年に数回行っている進路ガイダンス等、進学に向けての取り組みについて解説し、「進路の選定については保護者の関与が不可欠」と親子間のコミュニケーションの重要性を訴えました。

 

続いて就職指導部、寺岡部長より高校生の就職に関する昨今の状況について説明がありました。上向きな景気動向を反映した『超売り手市場』の求人状況、労働条件の改革・改善に伴いブラックな労働環境がほぼ絶滅しつつあることなど、高校生にとって有利な材料がそろっていることを強調しました。

遅刻欠席をしないとかアルバイトやボランティアの経験が豊富であるとか、企業側が求める人物像を詳解。文章力の養成、有効な資格や検定試験対策など、コースの選定や科目選択の重要性についても解説しました。インターンシップを含めた手厚い就職指導で、この数年希望者が100%の内定率を達成していること示し、「最後まで、諦めない/諦めさせない」就職指導部の方針を強く訴えました。

 

最後に、総務部で奨学金を担当する、相川先生から奨学金制度の仕組みと手続きの詳細について解説がありました。奨学金には、『貸与型』と『給付型』の2タイプがあり、返済義務がある貸与型には、『第一種(無利子)』と『第二種(有利子)』の別があることを紹介しました。さらにそれぞれに、学力基準と家計基準が設けられていることを解説。大学への進学後、学業不振や出席状況不良の場合は、即時給付が止められるなど厳しい取り決めがあります。貸与型は15年から20年に及ぶ、長期のローンを組むのと同じ、返済を考えた上での慎重な申請が必要です。

保護者会総会

本日、至誠館にて保護者会総会が開催されました。ご参加いただいた保護者は、160名余。昨年度の事業報告と決算報告が行われました。つづいて、今年度の事業計画と予算案について審議が行われました。

会の始まりには、昨年度保護者会会長を務めていただいた、遠山久夫様より「多くの新入生を迎え、県下最大規模の高校になりました。大所帯の学校であるがゆえ、一人ひとりのご意見を反映させることが難しい一面もございますが、本日の審議の中では学校の発展のためにも忌憚のないご一件をいただければと思います」と、ご挨拶をいただきました。

学校長は、学校運営に対する、保護者の方々の日頃からのご理解とご協力に謝辞を述べた上で、「開校以来最多の新入生を迎え、総勢2,100名の生徒数で今年度をスタートいたしました。昨春、コロナによる行動制限が撤廃されたことにより、昨年度は予定されたすべての教育活動を提供することができました。今年度は、生徒のみなさんにさらに充実した高校生活を謳歌してもらおうと取り組んで参ります」と挨拶をしました。また、生徒の活躍にも触れ、柔道部、剣道部、ソフトテニス部、陸上競技部、卓球部、バドミントン部、空手道部の7つのクラブが関東大会への出場を決めたことを報告しました。「クラブ活動以外にも、生徒たちはそれぞれの夢と希望をもって毎日を過ごしています。その目標を達成できるよう教職員一丸となって務めて参ります。生徒の成長にお力添えをいただければと願っております」と、保護者みなさま方へ今後のご協力を求めました。

遠山様の議事進行により、予定されていた審議は滞りなく進み、最後に今年度の保護者会常任委員の紹介がありました。退任をされる役員の方には、感謝の気持ちを込めて花束が贈呈されました。本校のために多岐にわたるご尽力をいただきました。本当にありがとうございました。

海外研修事前講習

8月に行われる『ベトナム海外研修』の参加者が集まり、引率の宮越先生から事前講習を受けました。

この事前講習には、1年生から3年生までの参加者18名(男子9名女子9名)が参加。最初に近畿日本ツーリストの富山様から、旅行にかかる費用とパスポートの申請等について、詳しく説明がありました。出発前のスケジュールを確認すると、今後2回の事前説明会、費用の払い込み、必要書類の取り寄せ、パスポートの取得、海外旅行保険への加入等様々な準備を行うことになり、これからの2ヶ月間思った以上に準備に忙しく動くことになります。

 

学校長は、「18名という多くの参加者が集まり嬉しく思っています。この夏休み、みなさんは現地大学生との交流会や企業への訪問、もちろんたくさんの景勝地を訪れることも予定されています。多くの貴重な体験することになりますが、他の人にはできない体験をすることで、みなさんが見聞を広めてくれることを期待しています」と生徒たちに話しかけました。さらに、「8月5日が今回の海外研修のメインイベントです。午前中はホテルで現地の大学生との交流会が予定されていて、午後には世界文化遺産に登録されているホイアンを訪れ、大学生とグループを作り散策します。ご当地料理を思う存分楽しむことができます」と今回の研修最大のお楽しみについて情報を提供してくれました。現地での同行を予定している学校長は自ら用意しているサプライズにも言及。生徒たちから歓声が沸きました。

休憩をはさみ、最後は宮越先生からパスポートの所有やアレルギーの有無などの確認が行われました。ホテルの部屋割りの説明では、「どうやら物凄い部屋に泊まれるらしいぞ」との言葉に、生徒たちの期待が膨らみました。

次回は6月15日(土)に、保護者を交えた2回目の説明会が予定されています。

SNS講習会 ~生徒指導部~

本日は、中間試験の最終日となりました。午前中に試験を終え、午後は1学年から3学年までの、すべての生徒が至真殿に集まり、講師の方よりSNSトラブルについて講習を受けました。

千葉県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課から、情報セキュリティアドバイザーをお務めになる星野和彦様を講師にお招きし、「SNSと高校生のトラブル」に焦点を当て、講習をしていただきました。例年は1年生に対してのみ『ケータイ教室』を開いてきましたが、今年は全学年の生徒を対象にした講習会になりました。

星野様は、ハッカーやインターネット犯罪への対策等を講じ、一般の人がインターネットトラブルに巻き込まれたり、サイバー犯罪等の被害を受けたりしないよう、その防止に日夜努めていらっしゃいます。

 

現在全世界のインターネットの利用者は約51億人(全人口の65%)、SNS利用者はおよそ48億人(同60%)にも上るとのこと。日本におけるインターネット普及率は83%、SNS利用者は75%と、大半の人が日常的に使うものとなっています。日本の高校生がインターネットに接続している時間は、平均で5時間。諸外国の接続時間には及ばないそうですが、今後さらに増える傾向にあります。

星野様が厳選したテーマは、「炎上」「ニセ情報」「ネット喧嘩」「犯罪予告」「AI活用トラブル」そして「闇バイト」の6つ。

たびたび起こるのが外食チェーン店での悪ふざけをネットに上げてしまうことです。炎上を起こして誹謗中傷が殺到したり、個人情報をさらされ地元での生活ができなくなったり、最悪数千万単位の賠償請求も珍しくありません。災害時の混乱に乗じ、人々の不安をあおるニセ情報の拡散。ネット上にあふれる高額報酬のバイト情報。その誘惑に負けてしまえば、闇の集団の手中に落ちることになります。個人情報を握られ容易く抜け出せません。

鳥肌が立つような実例が多数挙げられましたが、臨場感あふれる語り口調に生徒たちは星野様のお話に引き込まれるように聴き入りました。

 

最後に生徒指導部長、鈴木先生より「当然、みなさんもSNSでのトラブルとは無縁ではありません。実際に何らかの被害を受けて問題を抱えている人がいるのなら、躊躇せず相談して下さい。そしてくれぐれも安易な行動をしないよう、気を付けて下さい」と生徒たちへの注意喚起がありました。

全体集会

本日の集会は、1年生から3年生の全生徒が今年度初めて至真殿に集う集会となりました。吹奏楽部の演奏で、全員で校歌を斉唱しました。

まずは、生徒指導部長鈴木先生から、5月23日(木)に予定されているディズニーシーへのバス遠足について、諸注意が伝えられました。服装、バス内や現地でのごみの処理、当日は入場ゲートで持ち物のチェックがあること、周囲に迷惑行為を慎むこと等、自覚をもって行動するよう、呼び掛けました。

 

集会では、今年度初めて全生徒によって校歌が歌われました。学校長はこのことに触れ、「世の中にはたくさんの歌がありますが、この校歌は在校生のあなた方と本校を卒業した人達だけが歌う、大切なみなさんだけの歌です」、と生徒へ語り掛けました。

学校長は、本校はかつての木更津中央高校(1963年開校)と清和女子短期大学付属高校(1973年開校)が2003年に統合されてできた高校であり、その時両方の校歌の歌詞が組み合わされ現在の校歌に歌い継がれていることを紹介しました。さらに、古事記と日本書紀に登場するヤマトタケルノミコトとその妃オトタチバナヒメ、そのゆかりの地である太田山が歌詞中に織り込まれていること、現在の校舎は清和女子短期大学付属高校、至真殿は野球グランドの、それぞれ跡地に建つことなど、本校の沿革と校歌の歴史を披露しました。「“わが学び舎に真心の 若き命を育まん”の歌詞には、精神性の高い若者を育てよう、という建学の精神、本校の願いが謳われています」と言葉を結び、生徒たちが校歌に愛着を抱き、様々な場面で胸を張って歌うことを求めました。

表彰

本日の全体集会では、クラブ活動に所属する生徒達の活躍を顕彰するため、表彰が行われました。次にご紹介いたします。

【バドミントン部】

関東高等学校体育大会千葉県予選会

男子学校対抗 5位

 

【空手道部】

関東高等学校体育大会千葉県予選会

男子団体組手 3位

男子団体形  4位

女子団体組手 3位

女子団体形  4位

女子個人組手 3位 蜂谷江莉香

 

【ソフトテニス部】

関東高等学校体育大会千葉県予選会

男子団体 優勝

男子個人 優勝 昼間悠佑、竹之内琉汰

     2位 赤沼裕希、

     3位 手塚康介、中原一翔

     3位 遠藤海斗、松村泰成

     5位 萩森大和斗、佐藤諒和

     5位 古賀太平、平林功樹

     5位 舘田陸斗、金内綾汰

     9位 道祖土滉樹、原田裕太

     9位 室井楓伍、萩森唯一斗

女子個人 9位 小久保綾乃、高石琉々

 

【剣道部】

関東高等学校体育大会千葉県予選会

男子団体の部 2位

関東高等学校剣道大会千葉県予選会

優秀選手 黒澤諭市

 

【柔道部】

関東高等学校体育大会千葉県予選会

男子団体の部 優勝

女子団体の部 優勝

公務員ガイダンス週間 ~就職指導部~

4月23日から30日の期間を『公務員ガイダンス週間』とし、将来公安系の公務員を目指す生徒を対象に、ガイダンスを実施しました。

第1回、自衛隊ガイダンスが4月23日に行われました。講師を務めていただいたのは、防衛省千葉地方協力本部木更津地域事務所の主任広報官である米田崇様と専任広報官である奥千春様のお二人でした。そして2年前に本校を卒業し、現在陸上自衛隊木更津駐屯地で陸士長を務めている児玉遥さんもガイダンスに参加してくれました。参加生徒10名は、自衛隊の多岐にわたる任務や活動、様々な職種についての説明に大変熱心に耳を傾けていました。自衛隊一般曹候補生に合格するまでの取り組みや、入隊後の苦しかったこと楽しかったこと、寮での生活など、児玉先輩の体験談は特に聴き応えがありました。

 

第2回は4月26日に実施した千葉県警察官ガイダンスでした。今回は千葉県木更津警察署警務課警務係、警部補である鈴木智宏様にご来校いただきました。参加した生徒7名は、職務内容に関する説明を真剣に聞いていました。福利厚生、特に給与面に関しては千葉県警察官は警察官の中では全国で一番優遇されているとのことです。生徒たちが身を乗り出して聞いたのは、高速道路での取り締まりのエピソードでした。速度違反の車を捕まえるためには、当然それ以上のスピードで追跡することになります。颯爽とした「正義の味方」のイメージ通りの仕事です。でも生徒たちを圧倒したのは、警察官は命がけの重い責務を背負っているという現実でした。参加者たちは、警察官としての職務を果たすためには、これからは全力で勉強に励み身体を鍛えなければ、という思いを新たにしました。

 

第3回は4月30日に実施した警視庁ガイダンスです。警視庁採用センターキャリア・アドバイザーである木嶋丈男様に来校していただきました。この回には5名の警察官希望者が参加しました。警視庁は東京都の警察行政を司る組織であり、日本の心臓部である首都を守るという重要な任務があります。職務を全うするには、正義を守るという強い信念が必須です。一方で、「働き方」については十分配慮されていて、警察官のプライベートな部分をしっかり守るシステムをわかりやすく説明してくださいました。公私のバランスが考慮されている組織と勤務体系に改めて関心を示す生徒も多くいました。

 

この週には、今年の3月に卒業して自衛官になったばかりの3人が本校を訪れるというサプライズがありました。この若きホープたちは、現在朝霞駐屯地に勤務し、恩師や部活動の後輩達に、現状報告と挨拶を兼ね母校を再訪してくれました。すれ違う在校生からは彼女たちの制服姿を見て「かっこいい」という声が多く聞かれました。

 

自衛官と警察官は決して楽な仕事ではありません。人々の命と財産を守り、日本の安寧を保つという仕事には多くの苦労が伴うことは想像に難くありません。高校時代の懐かしい面影を残す彼女たちから、日本の明日を見据える凛々しさと、高い志を持って活躍をしている逞しさが確認できました。

 

3位入賞 ~軟式野球部~

本日、青葉の森公園球場で行われた『第72回 千葉県高等学校軟式野球大会』準決勝戦において、勝利はかないませんでしたが3位入賞を果たしました。

対戦校千葉商科大学付属高校に、3-7で敗れ決勝進出を逃しました。

6回終了の時点で0‐6と、大きく点差を広げられた展開となりました。それでも七回、小國が右翼へ三塁打を放ち一死三塁とすると、堀内が俊足を活かしてしぶとく出塁。その間に待望の初得点を獲得しました。九回には相手校投手の制球が乱れ、二死二、三塁の好機。またもや堀内が中前に適時打を放ち2点を獲得。4番の意地を見せました。

序盤からの相次ぐ失点で大きな得点差を背負いながらも、本校野球部員は闘志を絶やさず、最後まで戦い抜く姿勢を失いませんでした。3年生不在のチームではありますが、確かな手応えを感じる大会となりました。夏への期待が膨らみます。

1回戦に勝利 ~軟式野球部~

『第72回 千葉県高等学校軟式野球大会』が昨日開幕となりました。本校野球部の初戦が本日行われ、対戦校市川学園高校との試合で、九回裏サヨナラの一打で劇的な逆転勝利を収めました。

袖ヶ浦球場で迎えた初戦は、一進一退の攻防が続く好ゲームとなりました。二回裏の攻撃では、四死球で一死満塁のチャンス。押出しと佐藤駿の適時打で2点を先制。四回表に1点を奪われましたが、五回裏に1点を返上。得点を3-1とし、リードを維持しました。六回表には2点を失点し同点に追いつかれると、さらに九回表に無死二、三塁のピンチ。犠打で1点を奪われ遂に逆転を許しました。一死一、三塁とピンチが続きましたが、投手佐藤友の好フィールディングで併殺。追加点を阻みました。

1点を勝ち越されて迎えた九回裏。小國が自らも生き残るバントで無死一、二塁とすると続く堀内も好犠打を決め一死二、三塁とチャンスを広げました。ここまで好投を続けた佐藤友が打席に立ち、渾身のスイングは三塁線上を抜けるクリーンヒットとなりました。二者生還を果たし、ゲームセット!幸先よく初戦を勝利で飾ることができました。

 

本校野球部は、準決勝に進出。5月3日(金)青葉の森球場にて12:30試合開始の予定です。

ベトナム研修報告会 ~インターアクト部~

本日、木更津市役所市長応接室において『第1回ベトナム研修報告会』が開かれました。

ベトナム、ダナン市で行われた研修に参加した、本校インターアクト部の13名がこの報告会に参加。現地での活動や日越学生交流会の様子を報告しました。

(ベトナム研修の様子は、本校ホームページ「新着情報」3月7日の記事で詳細をお伝えしています)

木更津市長渡辺芳邦様と市職員のみなさま、ホテル三日月COO滿間信樹様のご臨席に加え、ダナン大学からの4名のインターンシップ生を交えたなかで行われた報告会では、部員たちが立ち替わり大型モニターの横に立ち、研修の様子を伝えました。

アメリカとの戦争で使用された枯葉剤の影響を受けた人々との交流、世界文化遺産ホイアン、フランス統治時代に建てられたダナン大聖堂、西遊記では孫悟空が閉じ込められた五行山として知られるマーブルマウンテンなどを訪れ、ベトナムが、時代の流れに翻弄されながら、ポルトガル、中国、日本など、様々な国との関わりの中で刻まれてきた歴史と文化を持つ国であることを学びました。また、ベトナムを含めた東南アジアの肥沃な土地とそこに暮らす人々に魅了され、コショウの栽培やアヒル銀行(アヒルを貸し出しオーガニックな農業を促進する活動)を立ち上げ、現地で社会貢献を続ける日本人の活躍を知ることができたこと等、今回の研修が実りの大きなものであったことを報告しました。そして、ダナン大学生との交流とバイクでの市内観光、ご当地料理に舌鼓を打ったこと、美しい夕映えのビーチで写真を撮ったことなど、旅の思い出も盛り沢山でした。

 

鮮やかな色合いのアオザイを着て報告会に参加してくれた4人のダナン大学生は、現地で部員たちのお世話をしてくれた方々でした。木更津のホテル三日月でインターンシップを続けている最中に会場に駆けつけてくれました。本校学校長からは、8月に一般生徒参加の研修会を実施し、今後もベトナムとの関係を続けていくことが紹介されました。

 

顧問の米本先生の差配で進んだ懇談会では、旧交を温め合うと同時に、これからダナン大学生のみなさんとどの様に過ごすかについて話し合いました。今度は4人のみなさんに、日本での良い思い出を作ってもらう番です。