お知らせ
離任式
終業式に先立ち、離任式が行われました。今年度6名の先生方が本校を去られます。一人ひとりの先生方から、今までの思い出や生徒達への温かいメッセージを伝えて頂きました。なかには君津学園で40年を超えて勤務をされた先生がいます。
生徒達からは、感謝の気持ちを込めて大きな拍手が送られました。
離任される先生方:一之瀬先生[理科]、中村先生[理科]、榎本先生[英語]、末永先生[英語]、石橋先生[商業]、髙橋先生[体育]、鈴木先生[社会3学年ハウス長]、青栁先生[社会 生徒指導部長]
終業式
令和3年度を締めくくる終業式が挙行されました。至真殿のフロアーには時間をずらして、1学年、2学年と学年別に式が行われました。
式の始まりには、生徒会長の山根 凪くんから、「明日から春休み。4月には次の学年にあがります。新入生の模範となるために、木更津総合高校の生徒として恥ずかしくない行動、感染防止徹底、この2つのことを心掛けましょう。また、硬式野球部が6年ぶりとなるセンバツ大会に出場します。現地であれ自宅であれ、全校一丸となって応援しましょう」と挨拶がありました。
学校長は講話で、「令和3年度も昨年度に続いてコロナに翻弄された1年でした。長期間の臨時休校措置などはなかったものの、夏と冬に大きな感染の波が来て、日常生活にも大きな支障をきたしました。学校内外でマスクを外せない生活が続き、様々な場面でかなり窮屈な思いをしたと思います。しかしその経験を経たことで、1年前と比べて学校行事もクラブ活動も、しっかりと成果を残すことができました。柔道部の夏のインターハイ優勝、そして硬式野球部の6年ぶりのセンバツ甲子園出場、そしてクイズ研究同好会の高校生クイズ全国大会に出場、見事準決勝進出など、学校内外で大いに誇れるものがありました。
感染対策を継続しながらも、令和4年度はこれまでの2年間よりも通常の学校生活を取り戻していきたいと思っています。今年度は夏と冬のオリンピックを同じ年度に見ることができました。特に夏は東京で開催ということで、史上最多のメダル獲得をすることができました。皆さんと同じ年代のメダリストもたくさんいました。彼らも苦境の中、その条件の中で最善の努力をして、最高の結果を出しました。皆さんも是非とも来年度の目標を打ち立てて、それに向けてしっかり取り組んでください。
4月には大勢の新入生が入学してきます。ここ数年の中で最もたくさんの数です。君たちが率先して模範を示して下さい」と、生徒に伝えました。
各ハウス長からは、次の内容が生徒に伝えられました。
1学年ハウス長、大岩先生「今日は予定通り終業式を始めることが出来ました。時間を守って全員が行動できるのは大切なことです。4月からは2年生になりますが、なかだるみが目立つ学年です。この一年しっかりやって来た自分を大切にして、新年度を過ごして下さい」
2学年ハウス長、能登先生「進路を決める大切な時期が近づいています。1、2年の成績を今一度振り返り、意欲を新たに学習面での取り組みを始めて下さい。今週末には進路ガイダンスが予定されています。この春休みから情報を収集するなど、出来ることはたくさんあるはずです。自分の進路を狭めるような行為は論外です。進路決定に向けて邁進して下さい」
表彰
終業式に先立ち、表彰がありました。
以下にお知らせいたします。(敬称略)
明るい選挙啓発ポスター
木更津市
銀賞:保坂充紀
銅賞:森 陽花
千葉県
優良賞:保坂充紀
明るい選挙啓発標語
木更津市
金賞:川名里奈
銀賞:髙梨紗矢
銅賞:高畑晴生
千葉県
佳作:川名里奈、髙梨紗矢、高畑晴生
応援練習
“春のセンバツ”に向けての応援練習が行われました。2回目の練習となった本日は、野球部員も参加し、本番さながらの応援風景を見ることが出来ました。
応援団長の堀江君が、「応援はグランドに立つ選手たちの大きな力になります。応援を完璧にして、グランドでプレーする選手たちを後押しできるよう頑張ってやっていきましょう!」と参加者に声をかけると、拍手が沸き起こり、盛り上がった雰囲気で練習が始まりました。前回練習ができなかった3曲を加えて、手の動きや拍手のタイミングなどを確認しながらの練習となりました。やはり、声は出せない、メガホンは肩までの高さで打楽器として使用するなど、いくつもの制約はありますが、一週間前と比べると格段の進歩がありました。
気温が上がり、途中給水の時間をはさみながらも、1時間を超える練習となりました
大会は3月18日(金)に開幕。本校の初戦は、3月20日(日)第1試合に予定されています。
卒業式
音楽ホールにて卒業式が執り行われました。全体での卒業式は3月1日に挙行されておりますが、今回は入試や体調不良等の理由で当日参加できなかった卒業生のために、別個に用意されたものです。
卒業証書授与を終え、学校長は「みなさんが本校に入学したのは、2019年4月でした。当時はまだコロナの影響はなく、全員が呼名されステージ上で私と握手をしての入学式でした。本校は、多人数の生徒を抱える学校ですが、入学式も卒業式も全員の名前を呼び上げステージ上で学校長と握手をするのが伝統でした。残念ながら3月1日はそれが出来ず、代表者1名が壇上に上がり賞状の授与が行われましたが、今日は一人ひとりに直接証書を渡すことが出来ました。
みなさんが1年生の終わりを迎える頃、コロナの影響が出始め、年度末の1ヵ月と2年生の最初の2ヶ月間登校することが出来ない期間になりました。通学が可能となった後も感染防止のため分散登校をしたり部活動が制約されたり、更に夏休みは短縮されて、体育祭、文化祭と言った行事も規模を縮小して辛うじて行うことができた、といった状況でした。楽しみにしていた修学旅行は中止となり、無念な思いをしたことだと思います。
しかし3学年進級後もコロナ感染は波のように繰り返し、大変な思いをした3年間となりました。それにも挫けず最後の体育祭、文化祭を成功させ、努力を怠らず進学や就職それぞれの進路を切り拓いたことは、大変立派で誇りにできることだと思います。
コロナウィルスは、生活様式や学校の在り方など、社会を大きく変えてしまいました。厳しい変化を遂げる時代に、みなさんがしっかりと成長し社会を動かす原動力となることを願っています。
コロナによって変わってしまった社会の中で、どうしても気になるのが人と人との交わりを避けようとする傾向があることです。みなさんが社会に出てからは、どうか人との交わりを大切にする人であって欲しいと思います。みなさんは、ひと学年600人という環境の中で3年間を過ごしたことで、様々な意見を受け入れ、また自分の考えを伝える力を身につけました。それは、多様で個性豊かな仲間と直接かかわることで培われたものです。これからも様々な場所でいろいろな人たちとの出会いがあります。その力は将来きっとみなさんの支えとなるはずです。みなさんの卒業後の活躍を期待しています」と式辞を述べました。
ささやかな式となりましたが、保護者にも参列して頂き、12名の卒業を祝うことが出来ました。
入学候補者説明会②
本日、2度目となる『入学候補者説明会』が行われました。130名ほどの中学生が登校し、前回(2/19)と同様各担当の教員から、入学までの準備や教科書、辞書の購入等について説明がありました。
説明会の始まりには、学校長から「本校には130名を超える先生たちがいて、卒業までの期間みなさんをサポートします。また、自然豊かで広大な敷地の中に充実した設備を整え、ほかの学校ではなかなか味わえない高校生活を経験することができます。
中学の卒業式を終えたばかりのみなさんは、友だちとの別れに寂しさを感じているかも知れません。今日が新たに始まる高校生活のスタートだと思って、これから説明されることをよく聴き、入学に備えて準備を進めて欲しいと思います」と挨拶がありました。
森下教頭より、本日行われる必要書類の提出から制服の採寸までの流れと、4月に行われるオリエンテーション・入学式までの日程の確認が行われました。
教務部西村先生からは、配布される教科者と辞書の購入について。特進・進学コース長の杉山先生からは、特進、進学それぞれのコースの特徴とコース変更の手続きについて説明がありました。
応援団結成
年度末試験最終日となる本日、至真殿前の大階段に、応援団が集結。春のセンバツ大会に向けての応援練習が行われました。応援団が最後に組織されたのは、2019年7月千葉県大会以来。実に2年半ぶりのことになります。
冒頭、応援団の責任者を務める青栁先生から、この様な環境の中で、大きな声を出しての応援が出来ないこと、集団で行動する以上一人ひとりが感染防止への意識を持つこと等、諸注意をうけてからの練習開始となりました。
現在の1、2年生には経験者がおらず、手探り状態での練習となりましたが、吹奏楽部麻埜先生の手際のよい説明を受け、全12曲のレパートリーを一通りこなすことが出来ました。
応援団は、野球部・吹奏楽部・チアリーディング部からなる応援委員会と、甲子園で応援を希望する一般生徒と有志で参加する部活動で構成されています。心強かったのは、つい先日卒業したばかりの、吹奏楽部・チアリーディング部OGが、最後の応援団に参加した経験を伝えようと、助っ人で参加してくれたことでした。赤いジャージ姿が頼もしく見えました。
残された時間はあと僅か。全体での練習の機会は限られています。初めてのアルプススタンドで臆することなく応援が出来るよう、精一杯頑張りましょう!
鳥居崎海浜公園遊具描画塗装 ~美術部~
往時の賑わいを取り戻そうと、現在『みなとまち木更津再生プロジェクト』が進行中です。その目玉企画であるパークベイプロジェクトに、本校美術部が市からの依頼を受けて参画。鳥居崎海浜公園の一画を占める、「まごころ広場」の遊具にアートペイントを描きました。
木更津のベイエリア、中の島大橋のたもとにあるのが鳥居崎海浜公園です。遡ること2年前、かねてより港湾地区の防波堤や同海浜公園の遊具に塗装を施してきた実績を買われて、木更津市からご依頼を頂きました。
当初は「市の再生プロジェクト」というタイトルの大きさに尻込みをしていた部員たちでしが、ミーティングを重ね、時間をかけて何度も話し合い、「木更津“愛”デンティティを育む公園」というコンセプトにふさわしい、ベストのデザインを考案することが出来ました。
途中、コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、作業は大幅に遅れてしまい、関係施設のオープンとなる3月18日(金)以降も作業が続きますが、美術部OBや地域の方々、保護者や先生方の支援と協力に支えられ、なんとか完成の目途がつくようになりました。
この企画に参加する機会をいただいたことが、部員たちが木更津の現状に目を向けるきっかけとなり、「ここを訪れる人たちの心が温まるような作品を仕上げ、地域に貢献しよう」という意識が芽生えました。
作業を手掛けた部員たちは、「木更津の新たなフォトスポットとして世界に発信される日を楽しみに、美術部一同完成に向けて頑張りたい」と、胸を張って意気込みを語ってくれました。
卒業式
本日、至真殿にて、『令和3年度 第19回卒業証書授与式』が挙行されました。好天に恵まれ春めいた陽光を受け、今年度は565人の卒業生が本校を巣立っていきました。
卒業証書授与では、担任から一人ひとり呼名を受け、卒業生は「はい」と応えて起立すると、笹生 尊くんが代表となり学校長より卒業証書を受け取りました。
学校長は、式辞の中で「思い起こせば、2019年4月9日、コロナ禍など想像もしていなかった入学式では、みなさん全員がステージに上がり、私と握手をしたのを覚えているでしょうか。入学式と同じように一人ひとりに卒業証書を渡すことが出来ませんでしたが、みなさんの返事からは、高校生活を終える充実感や先生や保護者の方々への感謝の気持ちが伝わってきました。
コロナは社会に大きな変化をもたらしました。技術の進歩によってインターネットを使って大抵のことが出来るようになった現在、人と人とが直接交わることを回避する方向性が強まっています。みなさんは個性豊かで様々な地域から集まった沢山の仲間たちと、切磋琢磨しながら3年間を過ごしてきました。いろいろな考え方や価値観を持った仲間たちと過ごすことで、お互いを受け入れながら一つのものを作り上げていく人間力を身につけたはずです。その力は、人と人とが直接の交流の中でこそ発揮されるものです。みなさんが3年間で培った人間力と真心を遺憾なく発揮し、社会で愛され必要とされる、そして新時代を切り拓いて行く人材となることを期待しています」と卒業生を鼓舞しました。
生徒会長山根 凪くんが在校生を代表して、「皆さんが旅立つ今、私達在校生は不安がないと言い切ることはできません。しかし、先輩達が熱い思いを持って築き上げてこられた、この木更津総合高等学校を大切にし、その伝統を受け継ぎ、更に発展させる決意です。
先輩方の前には様々な壁が立ちはだかると思いますが、先輩方にはこの木更津総合高等学校で出会い、かけがえのない時を共にした仲間がいます。そんな仲間と過ごした思い出や、経験を活かして、きっとどんな高い壁も乗り越えていけることと信じています」と送辞を述べました。
卒業生代表吉田凪沙さんは、一年次9月の台風被害と2年間に及ぶコロナ禍に触れた上で、「私たちは数多くの困難を乗り越えてきました。私たちなら、これから先の人生の中で様々な困難にぶつかったとしても、乗り越えていけると思います。私たちがこのように有意義な学校生活を送ることができたのは、先生方が生徒一人一人に真剣に向き合い、寄り添ってくださったからだと思います。この三年間で学んだことを元にこれからもそれぞれの進路に邁進してまいります」と先生方への感謝の気持ちと卒業に臨んでの決意を述べました。
在校生へは、「四月からは皆さんが、この木更津総合高校の伝統を引き継ぎ、それぞれの目標に向かって努力していって下さい。時には、難しいことに直面することもあると思います。そんなときは、頼れる友人が周りにいることや、先生方がサポートしてくださることを忘れないで下さい」とメッセージを伝えました。
そして最後に保護者と級友たちに、「十八年間変わらない愛情を持って育ててくれたこと、とても感謝しています。親孝行できるまでもう少し待っていてください。三年間、共に過ごしたみなさんにはありがとうの一言では、言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、毎日会える存在ではなくなりますが、それぞれの場所で自らを高め、互いに成長した姿で再会できることを楽しみにしています」と感謝の気持ちを述べ、答辞を終えました。
卒業式では、次の各賞が該当者に送られましたので、ご紹介いたします(敬称略)。
学校長賞:高近朱春、守岡佑哉、兼高春菜、山中里桜、小川琴美、緒方珠璃
千葉県知事賞:高近朱春
鳥海賞:図師瑠羽菜
特別賞:阿久津斗吾、甲木 碧、小林開道、清水雄護
3ヵ年皆勤賞 代表杉本柚妃(総数79名)
謝恩式
前日表彰に続き、同会場では生徒有志が主催する『謝恩式』が執り行われました。壇上にて、クラスの代表から学校長、副校長、教頭、ハウス長、担任の先生方へ花束が贈呈されました。
会は、牧野央奈さんの開会宣言で始まりました。2名の生徒が卒業生を代表してあいさつをしてくれました。
酒生杏一くんからは、「この3年間は私たちを確実に大きく成長させてくれた期間であったと実感しています。先生方、本当に有難う御座いました」と。
白川なぎささんからは「どの先生方も私達に寄り添い、一緒に努力して下さる素晴らしい先生方でした。最高の先生方、最高の仲間と共に出来て幸せでした」と感謝の言葉が伝えられました。
花束が贈呈されると会場からは大きな拍手が送られました。学校長は、「今感謝の気持ちのこもった花束を頂きました。感謝は決して一方的な気持ちではありません。みなさんがこの学校に入学し、3年間頑張り続けてくれたことは、教師冥利に尽きることでした。みなさん、本当に有難うございました。これからの人生、感謝の気持ちを忘れずに過ごして欲しいと思います」と謝辞を述べました。
前日表彰
本日、第19回卒業証書授与式前日表彰の部が至真殿で開催されました。受賞者と代表者が壇上に上がり、学校長より表彰されました。以下にご紹介いたします(敬称略)。
産業教育振興中央会賞 阿部里紗子
全国商業高等学校長協会賞 酒巻秀一
高校生新聞社賞 吉田凪沙
千葉県高等学校野球連盟賞 山中海斗(硬式野球部)
千葉県高等学校体育連盟賞
[卓球部:柴田俊輝、神 桜子、佐々木美優、山崎真優菜]
[ソフトテニス部:大森祐太、髙橋 奏、山野井航汰、長 知弥、二瓶碧音]
[柔道部:甲木 碧]
[空手道部:平野慶太郎(代表)、中村野乃]
千葉県私立高等学校柔道部会賞:小林開道
3ヵ年精勤賞:大森みのり(総代 総数152名)
学校長は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各家庭保護者1名のみの参列となるなど、止む無く規模を縮小しての式になることを断った上で、「3年間を振り返り、この学校でよかった、と言ってもらえたら大変喜ばしいことです。本校の前身である木更津中央高校、清和短大付属高校までを含めれば、卒業生の数は40,000人を超えることになります。明日以降、みなさんはその仲間入りをすることになります。私たち教職員は、みなさんが本校の卒業生であることを胸を張って誇れるように、本校の発展に努めて行くつもりです。
明日が、高校生活最後の1日となります。保護者の方々の支えがあってこその3年間でした。感謝の気持ちを忘れず、呼名にはハイ、という元気な声を、保護者のみなさんに聞かせてあげて欲しいです」と式辞を述べました。
木更津中央高校第2期卒業生である、同窓会代表下田正行先生より、「60余年まえ、この学校で芽生えた夢を叶えようと努力を続けてきました。すべては夢から始まります。どうぞ夢を描いて未来へ羽ばたいて下さい」とご挨拶を頂きました。これまで中央高校、短大付属高校、本校と3つに分かれている同窓会が一本にまとまり、間もなく会の組織が一新されることを紹介して頂きました。明日の卒業式では、記念のボールペンが同窓会より贈呈されます。
事前表彰
前日表彰に先立ち、校外の団体に作品を応募し、入選を果たした受賞者が紹介されました。各人が壇上に上がり、学校長より表彰されました。以下にご紹介いたします(敬称略)。
今西ななみ:第12回 言の葉大賞 最優秀賞
川又彩葉:明るい選挙啓発ポスター 金賞(木更津市)、優良賞(千葉県)
予餞会
3年生は久しぶりの登校となりました。今年も至真殿ステージでの開催はかなわず、動画を視聴するスタイルでの予餞会が行われました。
生徒会が中心となって作成した作品動画は2部構成。54分58秒の長編大作となりました。
残念ながら1、2年生は自宅学習となり、直接の対面は出来ず、3年生は1、2年生が作った動画を教室で視聴しました。
生徒会企画による、第1部「想いを受け継ぐバトン」では、先輩たちからの想いを伝えようと、全部活動、全同好会がバトンをリレー。すべての団体が手にする45個の金メダルを繋げると、卒業生への惜別と感謝の気持ちが綴られます。3チームに分かれたスタッフが、iPadを駆使しての撮影でした。
第2部は、ハウス企画。
特進ハウスは、3年生を担任した先生方の名前から、1文字ずつを繋ぎ合わせて、門出に立つ卒業生を励ます、心のこもったメッセージを送りました。
1学年ハウスは、ホームルーム教室を装飾しました。3年生が振り返れば、後ろの掲示板に、色鮮やかな装飾に囲まれた、「卒業おめでとうございます!」の言葉が読み取れます。
2学年ハウスは、意匠を凝らした「階段アート」。3年生への感謝の気持ちを込めて、階段を装飾しました。
動画の出来栄えは、構成、映像美ともに、昨年の作品を大きく凌駕するものとなりました。制作開始は、1月下旬。放課後の限られた時間の中で、校内のあちらこちらで撮影や装飾、編集等の作業が行われました。施された動画エフェクトはプロクォリティー。3年間の思い出をかき集め、ウクレレで奏でられた旋律は心にしみるやさしい音色でした。在校生と携わった先生方の総力を挙げての作品は、小さな断片を紡いで50分を超える一大ページェントとなりました。
銘菓『一途なのり天』来月発売~美術部・書道部~
地域の活性化に取り組むNPO法人木更CON(きさこん)が企画したスナック菓子『一途なのり天』が3月1日より、道の駅「木更津うまくたの里」で販売されます。本校美術部と書道部がコラボしてパッケージのデザインを手掛けました。
木更津の海苔は、富津市に次いで県内2位の生産量。きさこんが「みんなが恋してくれる木更津であって欲しい」との思いを込め、木更津が誇る江戸前海苔をふんだんに使った海苔天スナックを商品化しました。
この企画に、本校美術部と書道部が全面協力し、富士山を背景に金田の海で海苔の収穫をする漁師のイラストと、キャッチコピー「恋する木更津」の言葉を添えて筆文字で商品名を入れたパッケージをデザインしました。
海苔の生産については、海水温の上昇などが影響し漁獲高は減少傾向。さらに高齢化に伴い担い手不足となるなど、決して順調ではありません。この企画で、「木更津を代表する水産資源の1つである海苔を広くPRできる」と市は期待を寄せています。
1袋(70㌘)430円(税込)です。口に入れた瞬間ほのかな甘みが広がり、鼻腔を海苔の香りが通り抜けます。
応援メッセージ収録 ~生徒会他~
本日、センバツ甲子園大会に向けたメッセージ動画を撮影するため、NHK千葉放送局スタッフが来訪しました。生徒会役員が、カメラとマイクを前にして、「優勝を目指して頑張って下さい!」と力強くエールを送りました。
カメラの前に立ったのは、生徒会会長山根 凪くん、副会長鈴木明輝くんと役員の石塚このみさん。初めてピンマイクを付けてもらうあたりから少し緊張の面持ちでしたが、コース制と盛んな部活動、文化祭の様子など、手際よく本校の特徴を紹介しながら学校のアピールも抜かりはありませんでした。数回の練習テイクを繰り返し、見事にミッションをこなしました。
放送は、実際に試合が中継されている最中、グランド整備などの時間帯です。部活動の練習風景などと一緒に放送されます。
合同卒業書作展 ~書道部~
本日より、2月26日(土)までの4日間、木更津イオンモール2階イオンホールにて、本校書道部と市原中央高校書道部共催となる『令和三年度 合同卒業書作展』が開催されています。
最終日26日(土)の展示は、午後3時終了となります。
広い会場には、24の作品が展示されています。なかでも目を引くのが、今年度3年生が手掛けた大作。常澄秀平くん作『臨 裴将軍詩』、林 桃衣さん作『臨 居延漢簡』、牧野央奈さん作『全臨 蘭亭序』の3作品は、ヨコ5㍍超×タテ2㍍50の大きさで、見る人を圧倒する迫力があります。
会場に用意されたしおりには、「それぞれの思いを胸に三年間の集大成といたします 共に歩んできた仲間たち 陰からではありますが大きな愛で支えとなってくれた両親家族に深く感謝します」との一文が添えられていました。
卒業を間近に控え、文化祭や海ほたるで披露した書道パフォーマンスなど、3年間の活動の様々な思い出がその胸に去来するなかで、最後の作品展示に向けた3年生の意気込みが伝わってきます。
選抜旗授与式・壮行会~硬式野球部~
本日、千葉県高等学校野球連盟会長酒匂一揮様、同専務理事鈴木博史様、毎日新聞千葉支局長長谷川 豊様が来校。音楽ホールにて、選抜旗授与式と壮行会が開かれました。LIVE配信で全校生徒が見守る中、選抜旗が主将中西くんへ手渡されました。
最初に酒匂様より、「昨年秋の県大会で頂点に達した後、関東大会では、安定した投手力と力強い打線を誇るチーム力と主将中西くんを中心にしたチームワークにより、見事4強入りを果たしました。千葉県代表、そして関東地区代表として、甲子園では大いに力を発揮し千葉県史上初の紫紺の優勝旗をもたらして下さい。そしてコロナ禍で苦しむ千葉県民に笑顔と喜びと希望を届けて下さい」と激励の言葉が送られました。
長谷川様から、学校長へ。学校長より中西くんへ、選抜旗が手渡されました。長谷川様からも「神戸で育った私は、幼いころから母親に作ってもらった弁当を手に甲子園へ通った思い出があります。大観衆が見つめる中、一球一打に躍動する高校生は私たちのヒーローであり、みんな輝いて見えました。みなさんが憧れ続けた甲子園では、どうぞ思いっきり投げて打って走って、そしてグラウンドに立てない部員の思いを胸に、木更津総合高校の野球を思う存分見せて下さい」と激励の言葉を頂きました。
学校長からは、「昨日閉幕した北京オリンピックでは、メダルの受賞者が一様に、メダルの重みを感じる、と言っていました。これまでの自身の努力や苦労、そして同じ夢を追いかけそれをつかめなかった仲間たちからの応援や期待などが、そのメダルに込められているように感じているのでしょう。きっと選抜旗を手にした主将の中西も同じような思いを感じていると思います。何度となく味わった悔しい気持ち。これまで応援をしてきた家族や仲間たちへの感謝の気持ち。千葉県そして関東代表として、同じように頑張ってきた高校球児たちの想いを、その旗の重みから感じ取ってもらいたいです。来るべきセンバツ甲子園大会で大暴れしてきて下さい。素晴らしい成果を期待しています」と期待の言葉が語られました。
生徒を代表して、生徒会長山根 凪くんから「私達は昨今のコロナ禍の中で、3年間しかない高校生活の多くの時間が失われてきました。硬式野球部の皆さんも、普段通りには練習を行えない中、甲子園出場までの道のりは決して平坦なものではなかったと思います。そんな中、練習を終え空が暗くなってから帰っていく野球部の皆さんの背中を見ると、私も頑張ろう!と、元気が湧いてきます。
今回の春のセンバツへの出場が確定したときは、まるで自分のことのようにとても嬉しかったです。大会においては日本一を目指して、皆さん全員が熱い気持ちをぶつけ、勇往邁進で勝ち進んでくれることを祈っています。私達も心を込めて精一杯応援します」と応援のメッセージを送ってくれました。
最後に、主将中西祐樹くんが、「今日こうして選抜旗を手にして、より一層甲子園という聖地で野球ができるという実感がわいてきました。私たちは甲子園を目指して本校に入学し、努力を惜しまずやって来た自信があります。目標である日本一、そして応援して下さる方々の期待に応えられるよう、全力で頑張ります。本日は有難うございました。」と決意と感謝の気持ちを述べました。
応援委員会の一翼を担う吹奏楽部とチアリーディングが、応援練習を始めています。球春が近づいています。
入学候補者説明会
本日、入学を決定した中学生が登校し、至真殿にて『入学候補者説明会』が開かれました。参加者は、各担当教員から入学式までの日程や提出書類についての説明を受けました。
学校長は、会場に集まる入学候補者に、「合格おめでとうございます。本校への入学を決めてくれた皆さんにお会いできて本当に嬉しく思っています。新年度の入学式に、新入生として本校の制服を着てこの体育館に集まる姿を見るのが楽しみです。これから過ごす3年間で、皆さんが本校に入学して本当に良かったと言えるような高校生活を送ることを期待しています。
いち早く高校入学を決めた皆さんは、高校生活でより良いスタートダッシュを切るための時間を手にしています。中学の学習内容を振り返り、どの様な目標をもって高校生活を送るのかを考え、入学に向けた準備を進めて下さい。まだ中学の卒業を控えていますが、今日が木更津総合高校の生徒として第一歩を踏み出す日になります。これからは、その自覚を持って過ごして欲しいです」と入学に向けた心構えを伝えました。
森下教頭からは、提出書類の確認と、本日の予定とオリエンテーション・入学式までの日程について説明がありました。
清水教務部次長からは、3月に予定されている実力試験と、教科書や辞書について説明がありました。
竹内特別進学コースハウス長からは、特進コース&進学コースの特徴について説明があり、「転コース」についての案内がありました。
参加者は、必要書類を提出し、制定品購入の手続きと制服の採寸を済ませ、学校を後にしました。
センバツ出場激励会~硬式野球部~
本日、硬式野球部主将中西祐樹君が、木更津市役所駅前庁舎へ赴き渡辺市長を表敬訪問しました。会場では、市長、市議会議長より激励の言葉を頂きました。
駅前庁舎8階に設けられた会場では、渡辺市長、田中副市長、重城市議会議長、草刈副議長、廣部教育長、市スポーツ協会鈴木会長に迎えられるなか、激励会が開かれました。
本校学校長が、「春の出場は6年ぶりのことになります。甲子園自体も2018年の夏以来、久しぶりの出場に感慨深い気持ちでおります。誰よりもそれを待ち望んでいたのは選手たちです。現在2年生の主将中西が入学したのは2020年度、ちょうどコロナが始まった年度に当たります。全国一斉の休校措置がとられ、入学した最初の2か月間は甲子園を目指して入学しながら、学校に通うことすらできない状況でした。1年次は春夏ともに大会は中止、甲子園を目指すことさえかないませんでした。甲子園大会にはつながらないものの、夏の千葉県独自大会で優勝。秋季大会では、県大会を優勝で勝ち抜け、関東大会へ出場。しかし、あと一勝で甲子園と言うチャンスを逃してしまいました。2年生になると、昨夏の県大会では、決勝戦で延長タイブレークの末敗退という結果でしたが、彼らが主力となった秋の県大会ではその悔しさをバネに2年連続となる優勝を果たし、関東大会では甲子園出場への決定打となる4強に進む大活躍でした」とこれまでの経緯を紹介しました。
「辛い思いをして勝ち取った甲子園出場です。選手たちが全力で試合に臨めるよう、職員・生徒が総力を挙げて応援態勢を整えバックアップして行くつもりです。また、本校野球部の活躍が市民の皆様に喜びと勇気を与えられるよう、そして願わくば優勝のご報告が出来るよう願っております」と挨拶を終えました。
五島監督からは、「春のセンバツのスローガンは『自信』。敵を恐れず我を疑わず自信をもって、そして少しでも木更津が元気になれるように、頑張っていきます」と大会に向けてその意気込みを語りました。
渡辺市長から、「悔しい思いを抱いて勝利を目指して来たとのこと。コロナ禍、練習もままならない状況であったと思います。これまでの努力の成果を大会で発揮出るよう、頑張って下さい」と。重城市議会議長からは、前身の木更津中央高校が昭和46年にセンバツで準決勝進出を果たした際の逸話を披露され、「市制施行80周年を迎える木更津市に紫紺の優勝旗を!」と、それぞれ激励の言葉を送って頂きました。
主将中西君は、「晴れて甲子園大会に選抜されたことを光栄に思います。木更津市を少しでも盛り上げられたらとの思いを胸に全力で戦って参りますので応援の程、よろしくお願いします」と力強く決意表明をすると、会場からは大きな拍手が送られました。
渡辺市長から記念品が贈呈され、大きな花束が贈られました。
(本来ならば部員全員で表敬訪問となるはずでしたが、今回はウィルス感染を懸念し、主将のみの訪問となりました。)
必勝祈願&墓前へ決定報告~硬式野球部~
春の選抜大会出場決定を受け、野球部は市内八剱八幡神社で必勝祈願を行いました。参拝を終えると、本校創設者真板益夫先生の墓前に向かい、出場決定を報告しました。
学校長は、部員たちを前に「選抜大会は、必ずしも戦績だけで選ばれるわけではありません。つまり、君たちのこれまでの実績や日頃の野球に取り組む姿勢も考慮されての選考です。選ばれたことに自信とプライドを持って大会に臨んで欲しいと思います。
正式に出場が決定したことで、これからは明確な目標をもって過ごしていけるはずです。残された時間は2ヶ月を切りましたが、一人ひとりが少しでも成長を遂げ、大会ではその努力の成果を示してくれることを期待しています。
2018年の夏以来の甲子園出場決定は、野球部はもちろん、学校にとっても大変喜ばしいことです。学校としても、可能な限り応援態勢を整え、君たちの勝利に向けてバックアップをしていきます。みんなの期待を背負って、頑張って下さい」と激励の言葉を述べました。
部員たちは参拝を終えたその足で、市内長楽寺へ。故真板益夫先生の墓前に、香華と「出場決定」を報じる新聞を手向け、線香を供えました。冷たい空気の中、部員たちは引き締まった面立ちで手を合わせました。