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“TANABATA”レッスン ~1年生英会話~

今週の1年生英会話の授業は、“七夕”です。みんなで短冊に願いごとをしたためました。

“七夕”は、生徒に人気のアクティビティーです。授業中に習った表現を使って、将来の夢、欲しいもの、やってみたいことを書いて、先ずは英会話を担当する、デーモン先生、ジェームズ先生に英語をチェックしてもらいます。

オーケーが出れば、短冊に願いごとを書き、カラフルに色を塗って仕上げをします。ちょっと覗くと、「彼女、彼氏が欲しい」、「みんなでディズニーに行きたい」など、楽しい願い事がたくさんあります。なかには、”I want to see my sister.”と書かれた短冊が。寮生活をする女子生徒のものでした。妹さんに会いたいそうです。

 

誠意の門から入るエントランスホールに、大きな笹が2本立てかけられています。今週末には、18クラス、およそ690名分の願い事が飾られることになります。来週は期末試験。梅雨明けは、もうすぐです。

保育実習へ行ってきました ~保育コース~

本校の保育・幼児教育コースの2年生と3年生が清和大学附属幼稚園にて、保育実習を行いました。今年度より、1年生の保育・幼児教育コースを希望する生徒に対しても、保育実習を実施しました。

2年生は高校生になって初めての保育実習ということで、緊張感のある中での実習となりました。高校で英会話を担当されているジェームス先生の、幼稚園での英語の授業にも参加させていただき、貴重な体験となりました。次回は自作した紙芝居の実演実習です。園児たちに喜んでもらえるように、しっかり準備をして臨みたいと考えております。

 

3年生は2年次に作成した児童文化財(エプロンシアターと手袋シアター)を持参し、園児の前で実演しました。園児の反応に合わせて、臨機応変に演じることができ、伸び伸びと楽しい発表は、園児はもちろん、幼稚園の先生方にも喜んでいただけました。

 

1年生は午前中のみの実習となりましたが、工作のお手伝いをしたり、一緒に歌を歌ったりして、幼稚園の先生の仕事を体験することができました。

 

各幼稚園の先生方、お忙しい中での保育実習の受け入れ、ありがとうございました。

6月5日(月)2年生 畑沢幼稚園

6月9日(金)2年生 畑沢幼稚園

6月13日(火)1年生 畑沢幼稚園

6月19日(月)3年生 八重原幼稚園

6月22日(木)3年生 八重原幼稚園

語学研修ガイダンス

夏休みにシンガポールで予定されている語学研修の事前ガイダンスが行われました。

5月2日の第1回から数えて3回目のガイダンスになります。

本日も引率の竹内先生から、様々な事前説明が行われました。前回、前々回は旅行会社の方から、パスポートなど、主に海外旅行の手続きについて指導が行われましたが、今回は、空港で、現地で、手荷物についてなど、具体的な内容が伝えられました。

 

まずは旅程表の最新版です。出発はおよそ1ヶ月後となる7月12日(水)。終業式の翌日です。11時過ぎのシンガポール航空機にて成田を出発、6時間ほどの空の旅となります。マーライオン、リバークルーズやユニバーサルスタジオシンガポールなど、お楽しみはたくさんあるものの、旅行中は英語で過ごすことがルールです。SDGsプログラムや現地の学生のサポートを受けて行う、班別研修などが予定されています。

国際都市と言われるシンガポールは、中国系、マレー系、インド・パキスタン系、その他の人々が混在する、多民族、多言語、多宗教の社会。日本とは気候風土も異なる異文化圏です。生徒たちは私服で行動することになりますが、不快感を持たれないよう、エチケットを守る必要があります。チューインガム(歯科衛生用のものは除く)の所持が法律で禁じられています。文化差があることを学ぶ必要もあります。

 

続いて手荷物と旅の注意です。爆発や発火の恐れのあるもの、有毒物質は常識で判断できますが、気を付けたいのは、スマホやカメラに使われるリチウム電池。まれに発火事故を起こします。容量とルールを守って携行する必要があります。

スマートフォンの利用、パスポートを肌身離さず持ち歩くこと、出入国時の手続き等、特に海外旅行をする上での注意が伝えられました。保護者同伴の家族旅行ではありません。各自で対処できるように行動することも学習です。

 

竹内先生がたびたび強調したのが、「旅を楽しむこと」でした。旅に失敗やトラブルはある程度『つきもの』です。どんなことが起きてもプラスに捉えて、「楽しんでやろう!」という心構えを持つことは、今回の語学研修をきっと素敵なものにしてくれるはずです。

 

最後は、班ごとに分かれて話し合いです。ガイドブックを見ながら、「現地でどこに行こうか」で楽しく盛り上がりました。

大学短大施設見学及び就職ガイダンス

今週は3年生が、清和大学に赴きます。進学希望者は、清和大学と同大学短期大学部の施設見学を行いました。また、就職希望の生徒は報恩館にて就職のガイダンスを受けました。

特進コースの3クラスを含め全18クラスある3年生は、日毎に4~5クラスに分かれて清和大学に集合。簡単な注意を受けた後、先導する大学・短大の職員の方々に案内をしていただき、施設見学を行いました。殆どの生徒は大学・短大の校舎内を歩き回るのは初めてのことでした。

清和大学の図書館は地下にも書庫があり、いかにも難しそうな本が書架に並んでいました。大小の教室では、大学生が真剣に講義を受講している最中でした。『模擬法廷』という教室があります。少しリアルすぎる感じがするのは、実際に佐倉の裁判所で使用されていたものが展示されているからです。『法学部』らしい、重々しい雰囲気が醸し出されていました。

一方短大は、大きな窓があちらこちらにあり、室内の採光は抜群です。図書館には幼児教育や保育の専門書も豊富に揃えられているのですが、入口近くには低く作られた本棚があり、子ども向けの絵本がいっぱい並んでいました。『こども学科』にふさわしい明るい印象があります。途中のスペースにはモニターが設置され、学生たちが実習やハンドベルに取り組む様子が動画で紹介されました。

ちょっとお洒落な“cocoro terrace”は、学生たちの憩いの場所です。カレーやスパゲッティの定番メニューが、学生にやさしい価格でラインナップされています。大型液晶モニターには、ハワイアンランチプレートやヤンニョムランチプレートなど、『週替わりランチプレート』のメニューがポップに紹介されていました。今時、デザート&スープがついて¥700は破格の値段です。Wi-Fiも完備されていて、食事だけでなく講義の空き時間を快適に過ごせるよう、設計されています。高校生も利用できます。

報恩館では、就職指導部参与の小甲先生から、求人票を見るポイントや面接時の心得等が伝えられました。入社試験問題のサンプルや、面接試験についても集団面接などタイプ別の対処方法が紹介され、即実践に役立つ情報が盛り沢山でした。

進学にしても就職にしても、7月あたりから様々な動きが本格的に始まります。準備を怠らないことが大切です。分からないことがあれば、進学指導室/就職指導室にすぐ相談に行きましょう!遠慮も躊躇も厳禁です。

 

警視庁ガイダンス ~就職指導部~

6月7日、警視庁採用センターよりキャリアアドバイザーの木嶋丈男様が来校され、警視庁警察業務と採用試験についてガイダンスをしていただきました。

警視庁は、日本の首都を守る警察組織です。都道府県警も警視庁も地域を守るという任務は同じです。警視庁が独特なのは、国会や中央省庁、皇居など、国の主要機関と基幹機能を守る任務を負っているところです。国内外の要人を警護するSPは、警視庁にしかいません。

 

警視庁の警察官になるには、採用試験に合格するしかありません。最大の秘訣は、繰り返し問題集に取り組むことです。また、数年分の過去問を解くことで、よく出る問題など、出題傾向をつかむことができます。高卒採用の試験は、9月実施の第2回、1月の第3回と、年2回ありますが(高校生は4月実施の第1回を受験できません)、第2回の試験が断然合格しやすいとのことです。ここでかなりの採用枠が埋まり、その残りを第3回で充当するので、倍率は何倍にも跳ね上がります。

 

世界有数の警察組織であり、日本の警察の要である警視庁は、来年創設150年を迎えます。余談ですが、今年度の採用試験に合格すると、150年の節目に警察官としてのキャリアをスタートすることができます。

東京が、世界一安全・安心な国際都市と呼ばれているのは、まじめで温厚な日本人の国民性によるところが大きいですが、警視庁の不断の努力がそれを支えてきました。

 

木嶋様から「人に寄り添って平和を守ることが警察官の仕事です」と、その仕事を端的に説明して頂きました。「ですから、悪い人を捕まえることも重要な任務です」との言葉に続いて、「でもそれ以上に、やさしさをもって市民に接し、安全、安心に人々が暮らせる社会を維持していくことが一番の役割なのでは」と生徒に話しかける言葉には、永年警察官として職務に励んだ、誠実な思いが込められていました。

シミズオクトガイダンス ~就職指導部~

6月6日、イベント企画を請け負う日本有数の企業、(株)シミズオクトよりスタッフが来校し、ガイダンスが行われました。

シミズオクトは、この業界でユニークな輝きを放ち続けている会社です。その大きな理由が2つあります。

その1つは、守備範囲の広さです。企業が開くコンベンション、エンタメ界のコンサート、スポーツではオリンピックのような大規模国際大会からG7のような世界の要人が集まる国際会議まで、「イベント」には実に様々な形態があります。多くの同業他社が、コンサート会場設営に特化したり、スポーツイベントを得意分野としたり、ターゲットとなる分野を専門に請け負うなか、シミズオクトはジャンルにこだわらず、マルチに手掛けてしまうのです。

 

2つ目が、『ワンストップソルーション』と言われるシステムです。通常であれば、デザインを担当する会社、制作・施工を請け負う会社など、いくつかの企業が作業を分担して一つのイベントを完成させます。そこを一社で担うのがシミズオクトです。営業に依頼が入ると、設計、制作、施工、警備・運営までの業務を一手に引き受けます。そうすることで、コストを下げたり、工期を短縮したり、クライアントの要望が正確に反映されるなど、メリットがたくさんあります。

 

だからこそ、国内のみならず海外からも頼りにされる、“イベント業界の雄”と呼ばれる存在になりました。テレビ局で自社の制作部門では賄いきれない大規模プロジェクトが発生すると、頼りにされるのがシミズオクトです。時には鉄骨を組み、「東京ドーム3個分」とか「大型ショッピングモール」に匹敵する巨大セットを作り上げることもあります。

さらに、有名タレントのライブイベント、『24時間テレビ』や『SASUKE』などの大規模番組、リオオリンピックの閉会式など、華々しい企画が紹介されました。京セラドームでコンサート会場を設営する動画を見ると、大勢のスタッフと100台を超える大小の作業車両が動き回り、ステージや巨大セットが流れるように出来上がってしまいます。実際には、かなり複雑な工程を経て完成させていて、スムーズに進むのは、事前に緻密な作業計画を立てているからです。1つの資材が遅れただけで作業全体がストップしてしまうことさえあるのです。完成に2日、撤去におよそ12時間。撤去作業当日の夜にはナイターが予定されているような綱渡りスケジュールもあるそうです。

 

千葉スタジオは袖ヶ浦市にある、舞台装置などを手掛ける制作スタジオで、全国に展開するグループの生産拠点となっています。スタッフ数151名、うち46名が女性です。第一から第三までのスタジオと屋外ヤードを備え、総面積15000坪の広大な敷地を有します。福利厚生施設として温泉まで用意されています。コンサート会場の巨大ステージやセットの全てがオリジナルで、その都度熟練の溶接技術でゼロから作り上げなければなりません。大量の資機材、工作機器を自前で揃えているため、そのメンテナンスには膨大な手間と時間が掛かります。チェーンにX線をあててクラックをチェックするなど、安全管理には余念がありません。

本校卒業生が現在6名働いています。その一人、入社9年目を迎える佐久間さんが、「やりがいは?」との質問に、「裏方の仕事ですが自分が携わった仕事で、有名なアーティストが多くの観衆を魅了して、多くの人達が満足して笑顔になってくれるのが一番うれしいですね」と爽やかな笑顔で答えてくれました。


もの造りの楽しさに魅了されてしまった人たちが大勢働いている会社、それがシミズオクトです。

 

生徒総会

全校集会の最後に生徒総会が行われました。

昨年度生徒会会計決算報告と今年度生徒会会計予算報告が、担当の生徒会役員から伝えられました。それぞれの報告は予め詳細が教室掲示されていました。

続いて、『真心祭 文化の部』について、会長の鈴木君から今年度文化祭について「クラスごとにテーマを作り提出」して欲しい旨が伝えられました。

生徒会長挨拶では、間もなく梅雨を迎える時季となり、天気や気温の変化で心身に不調をきたすケースが多くなることに備え、是非良質な睡眠を適度にとる必要があるとの話がありました。「睡眠不足が長く続くと陥ってしまうのが『睡眠負債』です。小さな睡眠不足の負担も積み重なると取り返しがつかなくなるのは、金銭の負債と同じです。心身の不調、生活習慣病のリスクを高める、注意力・集中力が低下しミスや事故に繋がる等、深刻な結果に結びつくケースがあります」と警戒を呼びかけました。

全校集会:教育実習生紹介・献血について

本日至真殿にて全校集会が開かれました。通常の朝会に加え、教育実習生の紹介あり、千葉県赤十字献血センターから来校された、新井友也様から「献血の必要性」を訴えるお話をしていただきました。

本日から教育実習が始まります。家庭科、保健体育(3名)、情報、数学、計6名の実習生が壇上に並び、学校長から一人ずつ氏名と担当教科が紹介されました。全員が本校卒業生で、「3週間という短い期間ですが、よろしくお願いします」と挨拶をすると、生徒たちから大きな拍手が送られました。

 学校長講話では、至真殿でエアコンが設置されたことが紹介されました。「本格的に暑くなるころから使用が開始され、これからは快適に集会や部活動ができる環境になる」と説明がありました。

トピックとなる話では、「3年間の高校生活で何か全力で打ち込むことが出来るものを見付けて欲しい」と生徒に求めました。自身の「習い事」の経験から、「嫌々やらされていたものは身に付かなかった」、「今にして思えば、ピアノが弾ければさぞかしカッコ良かったのに」と、幼い頃には分からなかった価値観に大人になってから気付いて後悔した体験談を披露しました。「何事にも前向きに取り組めば上達があり、上達が実感できればそれを好きになっていくことがあります。全力で取り組めば必ず成長へとつながる道が拓けます」と生徒に語りました。

9月に校内で献血が予定されています。千葉県赤十字献血センターから来ていただいた、新井友也様から、「どうして献血が必要なのか」、「なぜ高校生に献血を求めるのか」について話をしていただきました。

事故で負傷した人、ガンや白血病の患者さんの治療、出産など、命を左右する厳しい状況にいる人が全国に大勢いること、血液が人工的に造ることが出来ないことから、「直接人から血液をもらわないと、その人たちは命を維持できません」とのお話は生徒のこころに訴えるものがありました。また最近、10代20代の若い世代の人々からの献血が減っている傾向にあり、将来の献血活動に繋がるよう、「いま高校生に献血の必要性と重要性について理解を深めて欲しい」と、真剣に語っていただきました。

人の厚意に頼らざるを得ないボランティア行為ですが、「見えないところで誰かの命に直結しているのが献血です」との言葉は切実でした。

バス遠足

きょうは、今年度最初の学校行事、『バス遠足』です。全校を挙げて東京ディズニーランドへ出かけました。全54台の観光バスが連なり、太田門(正門)より出発しました。

新しいホームルームが始まって1ヶ月あまりが経ち、クラスの仲間と大分打ち解けた雰囲気になってきたタイミングでの遠足です。ひとクラス一台ずつ仕立てられたバス内では、ディズニーランドに向かう生徒たちの楽しそうな笑顔がはじけていました。

あいにくの冷たい雨になってしまいましたが、お陰で園内の人出は大変まばらで、ほとんど待ち時間なしで好きなアトラクションに乗り放題。「ランドを満喫」の一日になりました。

 

今年度の試みで、生徒たちは『現地解散』となります。15:00にいったん集合してから、担任の点呼を受け、帰宅する生徒はバスで木更津まで戻り、希望する生徒は再入場してもう一度ランドを楽しむことができます。

 

シンデレラにかけられた魔法にはその効力に制限時間がありました。 “夢と魔法の国”でも時間と節度を守らなければなりません。楽しい魔法が解けぬうちに帰宅しましょう。

進路ガイダンス ~進学指導部~

本日1、2校時、1年生を対象に進学をテーマにした『進路ガイダンス』が開かれました。

ガイダンスは、1年生の全18教室、2つの体育館と音楽ホール、計21ヶ所に会場を設けて開催されました。

それぞれの会場には講師が一人ずつ登壇し、集まった1年生に進路に関するレクチャーをしていただきました。都内クリニックに看護師として勤務されている方、企業に勤めている方など社会人として働く方が3名。4年制大学に在籍する現役大学生の方8名。清和大学、清和大学短期大学部からそれぞれ5名の学生、計21名のみなさんに講師を務めていただきました。

ガイダンスの狙いは、ずばり『大学に進学することが人生に何をもたらすのか』です。「なぜその進路を選ぶに至ったか」、「高校生の頃はどの様な心掛けをもって学習に取り組んだのか」、講師の方々ご自身の体験談から始まり、いま社会人として、または大学生として活躍しているご自分の現状について感じていることなどを赤裸々に語って頂きました。

 

生徒たちは一コマ30分のレクチャーを、3つの会場で受講しました。事前に講師のプロフィールに目を通し、興味を持った会場に赴きました。

「その大学を出たからこそ、現在の職業に就くことができた」、「英語力のお陰で仕事の選択肢がふえた」、「大学で学んだこと、出会った仲間たちのお陰で考え方の視野を広げることができた。高校を出ただけでは難しかったかもしれない」等、大学生活で得たものは必ずメリットをもたらす、というお話に多くの生徒が触発された様子でした。

スマホ・ケータイ安全教室

毎年この時期、1年生を対象に『スマホ・ケータイ安全教室』が開講されます。本日は、KDDI安全教室認定講師を務める、大久保輝夫様からためになるレクチャーをして頂きました。

家族や仲間との連絡、ゲームに勉強、情報収集にも活用できる、便利この上ないスマートフォンは、我々現代人の「手放せない」ツールとなってしまいました。しかし、SNS上のトラブルや事件は後を絶たず、凶悪犯罪でスマホが主要な役割を果たしてしまうケースさえあります。

スマートフォンは、インターネットに容易くアクセスできることが一番の利点です。情報収集と発信が同時にできてしまう、この利便性が厄介な「もろ刃の剣」となります。膨大な情報が誰にでも見られて、瞬時に伝わってしまうことで、使用者は被害者にも加害者にもなってしまう可能性があります。

 

例えば位置情報を共有するアプリで自分の情報が駄々洩れとなり、犯罪に巻き込まれるケース。迷惑動画や他者への誹謗中傷を発信すれば加害者となり、多額の損害賠償が求められたり、犯罪者となってしまったりするケースさえあります。

もう一つ恐ろしいのが、一旦発信された情報はいつまでもネット上に残ることです。未成年の頃に悪ふざけで投稿した不適切動画を企業が問題視して、就職を取り消された事例が実際にあったそうです。

便利さゆえに起きてしまうのが、『依存症』の問題です。地下アイドルにはまり「投げ銭」がエスカレート。ギャンブルやゲームの世界から抜け出せなくなり、生活が破綻する人は、決して少なくないそうです。他にも「闇バイト」や金融機関の「口座売買」の誘いなど、若者をターゲットした罠があちらこちらに、しかも公然とSNS上で発信されています。

 

被害者にならないためには、「個人情報の管理を徹底する」、「怪しい情報にアクセスしない」。加害者にならないためには、「他者への配慮」、「周りに流されない」、「無断撮影・無断投稿はしない」等、SNSを使う上での大切な注意とマナーが伝えられました。「差別、迷惑行為」に抵抗感を持つことは当然のことです。

最後に、大久保様から生徒へ、万が一トラブルに巻き込まれたら、あるいはトラブルを起こしてしまった時には、身近にいる信頼できるおとな、または相談窓口を設ける機関に、「迷わず相談しましょう!」と呼び掛けがありました。

 

最近世の中を騒がした事件や同じ世代の中高校生が巻き込まれた事故など、取り上げられた事例は関心を引くものばかりで、生徒たちは最後まで真剣に耳を傾けました。

コース説明会

本日特別進学と進学コースを除く1年生は、中間試験を1校時目で終了し、午前中の2時間、本校独自の『コース制』についての説明会を受けました。また、午後には至誠館に集合し、『スマホ・ケータイ安全教室』を受講しました。

本校では、1年次からスタートする『特別進学』と『進学』に加えて、『総合』、『スポーツ』、『語学』、『情報ビジネス』、『生活科学』、『医療看護』、『保育・幼児教育』、『芸術』、計10のコースが用意されています。2年次には、すべての生徒がいずれかのコースに所属することになります。生徒はコースを選択し、進学・就職など将来必要になると思われる知識や技術を習得します。

各コースには、コース科目が設けられています。当然各コースでの必修科目がある一方で、たとえば情報ビジネスコースの生徒が語学コースの「スクリーン英語」を取るなど、興味があれば、他コースの授業を選択できるのが特色です。3年次で選択する授業に、2年次に関連科目を履修することが条件となっているケースがあるなど、履修科目の選択はちょっと複雑です。2年3年でコースを変更することはできないため、慎重に選択しなければなりません。希にですが、履修に失敗してしまう事例もあるので、生徒たちは、担任の先生と相談しながら作業を進めます。6月の個人面談をはさみ、7月の三者面談で保護者をまじえて確認しながら履修届を提出します。

時間も手間もかかりますが、1年生はこの過程を経ることで、自分の進路に必要なことを調べ、自分の将来について考察を深めることになります。配布されている『要項』を熟読し、真剣に取り組んで欲しいです。

警察官ガイダンス

一昨日放課後、PCルームにて『警察官ガイダンス』が開かれました。木更津警察署より、鈴木純一郎警部補が来校し、講師を務めて頂きました。女子2名(1年生)、男子11名(2、3年生)、計13名の参加者がありました。県警組織の概要から、説明をして頂きました。

まずは、組織全体をつかさどる『総務部』。普通の会社の総務、経理と同じように、装備品や施設の管理と会計業務を受け持ちます。さらに、組織の基盤になる募集や、貸与品(警棒、けん銃、捜査車両)の管理を担当しています。

『生活安全部』は、「原子力から生ゴミまで」と言われるように、幅の広い分野を担当しています。リサイクルショップの経営に必要な古物商の許認可、狩猟用銃の許可など、とにかく間口が広い知識が求められ、サイバー犯罪を含むマルチなタスクをこなします。

『地域部』地域課は、我々市民が一番身近に感じる、交番やパトカーのお巡りさんがいるところです。警察学校を卒業して、多くのお巡りさんが交番をスタートに、いろいろな経験を積んでベテラン警察官へと成長していきます。

刑事さんが活躍する『刑事部』。ドラマでは、犯人を捕まえると一件落着ですが、そこから書類や証拠を整え検察送致、裁判資料の作成など、実際には逮捕後にたくさんの仕事があります。被害者の方に最後まで寄り添い、その喜ぶ姿を見ることに大きな遣り甲斐と達成感を感じるそうです。

『交通部』のお巡りさんは、交通違反の取り締まりや交通事故の処理をします。その他にも地元の人達からの要望を受けて、横断歩道を設置したり歩道を拡張したり、より安全な交通環境を整えます。

目立たないけれど大きな組織の『警備部』。地震や洪水などの大規模災害、コンビナート火災などの大規模事故等、地域社会が危機に見舞われたときに活躍します。首相を爆発物で攻撃した事件が記憶に新しいですが、テロ等の犯罪防止、要人警護といった緊迫の現場も主戦場です。千葉県は、国際空港を抱えることもあり、9個大隊の機動隊を擁します。鈴木様は、かつては、警護部隊小隊長を務め要人警護に当たったり、警備部機動隊に所属し、東日本大震災の際には被災現場へ特別派遣されたりといった、豊富な経験を持つ警察官です。

 

試験に無事合格し、正式に採用が決まれば、警察学校へと進みます。寮での生活を続けながら知識を学び技能を身に付ける、密度の濃い10ヶ月間となります。この間お給料が支払われます。晴れて警察官になるためには、柔道剣道いずれかで最低初段、陸上特殊無線2種免許、原付2種免許(普通の50㏄免許ではありません)の資格取得が必要です。

 

警察官になると悪い人たちばかりと関わることになる、と少し心配ですが、実際には善良な地元の人たちとのお付き合いの方が圧倒的に多いそうです。地域の人達との結びつきが強くなると、地元のために貢献したいという気持ちが強くなります。事件解決後に送られた感謝の言葉や、補導した少年から進学決定の報告をもらったことなど、ささやかだけれど心の温まるエピソードを伝えて頂きました。

 

「自分が育った地元で活躍できる」、「地域の事情に詳しく土地勘がある」など、「高校生が地元の警察官になる意義はけして小さくありません」と鈴木様が参加者に訴えます。「なぜ警察官になりたいのか」、「自分に何ができるのか」、しっかり動機を語れることが採用のカギとなるそうです。

3年生対象進路ガイダンス

本日1校時、3年生を対象にした進路ガイダンスが開かれました。就職を希望する生徒は青雲館に、進学を希望する生徒は至誠館に集まり、それぞれの指導部長から、ガイダンスを受けました。

青雲館でのガイダンスは、就職指導部長の寺岡先生が担当しました。『就職のしおり』の活動スケジュールを見ると、やらなければならないことが目白押しです。普段の学校生活と並行して進むので、かなり忙しい動きになります。言葉遣いや挨拶、欠勤は極力避ける等、社会人としての心構えを持つよう、寺岡先生は強く訴えます。就職活動は、長く厳しい道のりです。しおりの裏表紙には、「最後まで絶対にあきらめない!」のことばが記されています。これは生徒たちへの励ましのことばであると同時に、就職指導部が背負うことばでもあります。最後の一人が採用通知をもらうまで、「あきらめない、あきらめさせない」のが、就職指導部のモットーです。

 

至誠館では、進学指導部長の竹下先生がガイダンスを行いました。『一般選抜』、『学校推薦型選抜』、『総合型選抜』と多様な入試方法があるなかで、生徒は志望校を絞り込む作業と、自分で資料を確認して各自にふさわしい出願方法を選ぶ作業を一緒に進めなければなりません。あらかじめ、入試科目、出願資格、推薦基準等をしっかり把握すること大切です。例えば、期日に間に合わなければ、せっかくの努力が水の泡になることもあるのです。「安易な選択、独り善がりな判断をしない」ということが、最後に強調されました。保護者や担任と情報をやり取りし相談しながら進むことが、あとで後悔をしない最善の方法です。

 

清和大学入試広報センター長、沖埜先生から、清和大学と清和大学短期大学部の入試について紹介がありました。同じ君津学園内の併設校であるため、様々な優遇制度が本校生徒に用意されています。もちろん、優遇制度に飛びついてしまうのは安易な選択そのものです。沖埜先生からは、「一般論として、大学、短大で学ぶことで視野を広げ、より良い進路を見付けることができる」と進学のメリットが説明されました。入試ばかりでなく、入学後にどんなことが学べてどの様な進路へ薦めるのか、いつでも相談を受け答えてくれるそうです。規模が大きくないからこそ、教授陣と生徒との距離が近く、手厚い指導が受けられます。なんと、清和大学は警察官採用試験の合格率が全国第2位!身近過ぎるからこそ、盲点になっていることもあるようです。

自分の進路については、選択肢を狭めることなく、可能性を広げて欲しいです。

語学研修説明会

夏休み中に予定されている、『海外語学研修会』の説明会が、本日講義室2で開かれました。

4年前までの語学研修は、オーストラリアでの『ホームステイ』という形式での実施でしたが、コロナ感染のリスクは未だにゼロとはならず、今年は、特進ハウスの修学旅行で実績のある、シンガポールへ赴くことになりました。

もともとは、定員20名、少なくとも12名の参加があれば実施するという前提がありましたが、4月15日(土)の説明会では61組、同席頂いた保護者の方を含めて109名の参加がありました。「なるべく多くの生徒に参加して欲しい」との学校長の意向もあり、最大定員35名に枠を広げて計画を立て直しました。この定員を上回った場合には、『抽選』を行う予定でしが、最終希望者は34名となり、全員が参加できる運びとなりました。

 

学校長からは、「多くの希望者が集まったことを、本当に嬉しく思います。海外で過ごし、その文化に触れ、日本語以外の言語を使って生活をすることは、とても良い経験になります。6日間の旅で、自分の中の何かが変わり未来の自分に影響を与えるような貴重な体験ができるかも知れません。インターネットで海外のあらゆる情報が手に入る時代ですが、実際に自分がその場所に行ってみないと分からないことはたくさんあります。全員が健康で万全な状態で旅行に行けるよう、しっかりと準備をして当日を迎えて下さい」と挨拶がありました。

引率を担当する2名の教員からも自己紹介を兼ねた挨拶がありました。竹内純先生からは、「学年もクラスも異なる34名が、6日間を一緒に過ごして旅をする機会はそうそうありません。この縁を大切にして研修を成功させて欲しいです」と。伊藤則子先生からは、「海外へ行くわけですから、時間厳守はもちろん、いくつかのルールはしっかり守った上で、大いに楽しみ、よい思い出を作りましょう」と、それぞれ挨拶がありました。両名とも英語科教師です。語学研修の引率の経験が豊富で、特進の修学旅行にも参加し、シンガポールを詳しく知る引率の適任者です。参加者からも自己紹介があり、立ち上がって挨拶をする旅の仲間に、温かい拍手が送られました。

近畿日本ツーリスト深澤康陽様から、パスポート取得の仕方について詳しく説明がありました。参加者は資料を見ながら、真剣に耳を傾けていました。

最後に、竹内先生から、今後開かれる事前学習会の日程などが伝えられ、散会となりました。

自衛官ガイダンス ~就職指導部~

昨日放課後に、就職指導部が主催する『自衛官ガイダンス』が開かれました。ガイダンスが催されたPCルームには、女子2名、男子7名、計9名の生徒が参加しました。

ガイダンスに並行して、けやき広場前には、特殊車輛の1/2tトラックと高機動車が展示されました。

本日の講師は、第127地区警務隊木更津連絡班、司法警察員としてご活躍の和泉輝様でした。我々にはお馴染みの木更津地域事務所主任広報官である米田様も、もちろん同行されていましたが、「今日は、現場で“熱く働くひと”の話を是非紹介したい」との思いから、和泉様の登壇となりました。

警務隊とは、自衛隊内の秩序維持の職務に専従する、『自衛隊の中の警察』です。「司法警察業務」と「保安業務」の二つの業務を担当されています。

 

「司法警察業務」では、事件や事件になりそうな事案を扱い、指紋や足跡の採取などの鑑識や犯罪捜査活動を務めます。最近ではサイバー犯罪や薬物犯罪と、守備範囲が広がっています。私たちが「普通に考える」警察の仕事と重なる分野が多く、やはり互いに協力関係にあり、警視庁火災試験センターや県警本部捜査一課での検視研修など、日々共同で訓練と研鑽に励まれている様子を紹介して頂きました。

 

「保安業務」では、駐屯地や演習場での交通統制を務めます。信号が壊れている地域に災害派遣され、地元の警察のお手伝いをすることもあります。大変そうなのは、海外の紛争地での派遣任務です。最近では、スーダンの邦人救出作戦が記憶に新しいですが、スクリーンに映し出された世界地図には、イラクやルワンダ、アフガニスタンなどの国名の下に、国連平和維持活動、難民救護活動、人道復興支援活動等、重要な任務が連なります。人権や人命が脅かされている地域で、国連から要請をうけて、救援活動や治安の維持を務めます。自衛官が現地の警察や軍隊に身柄を拘束されてしまう可能性さえあるそうです。「MP(ミリタリーポリス)」の腕章が威光を発揮することもありますが、命がけのミッションです。和泉様も海外でのミッションに参加された経験があります。そこで、「生きていれば大丈夫、どこででも活動できる」と、価値観が大きく変わったそうです。そして、国内外の要人警護。外国からの国賓を迎い入れる警務科部隊、第302保安警務中隊「特別儀じょう隊」は、自衛隊の華と言えます。著名デザイナーによる制服に身を包み、ライフルやフラッグを使った、一糸乱れず行われる団体パフォーマンスは、正に正確無比。そのカッコよさに、女性ファンがたくさんいるそうです。

 最後に、この3月、神奈川県横須賀にある竹山駐屯地で行われた入隊式に参加した、本校卒業生の写真が紹介されました。

米田様からの「警務官として、バリバリに働いている人の熱量が伝わったでしょうか。自衛隊内のどの部署で働いていても同じです。お金が儲かるわけではありません。国民を守り、世界の平和のために活動しているというプライドだけで働いています」との言葉で、ガイダンスが締め括られました。

全校集会

5月開始となる本日、全校生徒が至真殿に集合し、全校集会が開かれました。始まりには、吹奏楽部の伴奏で、校歌が斉唱されました。

生徒会長、鈴木君より「新しい学年が始まり、約1ヶ月が経ちました。この時期、『五月病』という言葉を耳にすることが多くなります。正式な医学用語ではありませんが、学生や新入生、新入社員が、「体のだるさ」「疲れやすさ」「意欲がわかない」等の症状を訴えるケースが増えるそうです。「物事を悲観的に考えてしまう」「よく眠れない」「食欲がない」などの心身の不調を生じるのが特徴です。

その原因はストレスだと言われています。気付いていなくても、ストレスは毎日のように蓄積されます。そのストレスをどの様に解消するかがカギになります。十分な睡眠、休養をとることが基本ですが、自分なりのストレス発散方法を見付けてみてはいかがでしょうか。

最初のひと月目で滅入ってしまうのは考えものです。スポーツに音楽、様々な対処方法があるはずです。五月病を予防する最善策を見付けることで、残りの11ヶ月を乗り切れるのなら、大変有意義なことです。

受験勉強に取り組む人は、勉強へのモチベーションを落とさぬよう、心身の健康を維持できるよう、お互いに頑張りましょう」と挨拶がありました。

 

学校長からは、「今年度最初の全校朝礼です。全学年の生徒が一堂に会し、吹奏楽部の伴奏で校歌を斉唱するのは久しぶりのことです。コロナの影響で、この3年間校歌を歌う機会がほとんどありませんでしたが、月に一度の集会で校歌を歌い、体育祭などの行事では大きな声で歌えるよう、校歌を覚えましょう。

令和5年度が始まって1ケ月が経過し、新しいクラス、新しい環境に慣れてきたでしょうか。先ほど生徒会長からも『五月病』の話がありましたが、新しい生活が始まったばかりのこの時期は、心も体も疲れやすい時期です。この2日間が過ぎれば、ゴールデンウィーク後半に入ります。5日間の連休でしっかりと英気を養い、体を休めて下さい。

ゴールデンウィークが明けると、中間試験が間近に迫っています。1年生は高校生での初めての試験になります。休み明けからは、しっかりと学習に取り組んで下さい。

試験を終えると、ディズニーランドへのバス遠足が待っています。授業、学習を第一に考えることは当然ですが、部活動に励んだり、学校行事に取り組んだり、メリハリをつけて学校生活を楽しんでもらいたいです。

4月の始業式では、副校長田村先生から5つの『学校長要望事項』を伝えて頂きましたが、今日は特に1番目に掲げられている、「挨拶をしっかりしよう」についてお話をします。高校生としてだけではなく、社会の中で生きていくうえで、人間関係を築いていくために、無くてはならないものです。どんなに優秀でも、いかなる成果を上げても、挨拶ができない人は、「人間性に対する評価」を、著しく落としてしまうことになります。

本校に来校するお客様から、「生徒たちが良く挨拶をしてくれる」と、褒めて頂くことがあります。この様に人柄を高く評価してもらうことが、進学や就職といった場面で、良い結果につながることが多くあります。進学や就職を果たした後も、挨拶をすることで集団のなかで信頼され、活躍の場を増やし、さらに広い意味での成功に結び付きます。自分から挨拶ができる人物に成長して欲しいです」と講話がありました。

就職指導部 インターンシップ説明会

4月18日(火)昼休みを使って、3年生を対象としたインターンシップの説明会が行われました。

説明会では、席が足りないほどの3年生100名以上が参加をしてくれました。

昨年のインターンシップの様子を紹介したスライドショーから、インターンシップへのイメージがより膨らんだようでした。

多数の業種や職種のインターンシップ先がありますので、自身の進路を見据えて、真剣に向き合い決定していきましょう。

海外研修説明会

4月15日(土)、音楽ホールで、夏休みに行われる海外研修説明会が行われ、生徒、保護者合わせて109名が参加しました。

学校長からは「3年ぶりの実施となります。本来ならばオーストラリアに行く予定でしたが、現地の受け入れ体制や費用、物価高騰の面から、断念せざるを得ませんでした。その代わりとして、特進ハウスの修学旅行先であったシンガポールに行くことに決定しました」と挨拶がありました。

また、引率教員の竹内先生は、修学旅行時の写真を見せながらシンガポールの雰囲気を伝えました。

さらに、近畿日本ツーリストの方々から現地の様子や旅程について説明がありました。

そして、英語科主任宮越先生から申し込み方法の説明をし、説明会を終えました。

対面式

本日1校時、全校生徒が至真殿に集合し、『対面式』が行われました。前方に並んだ1年生と、後方にいる2年生、3年生が向かい合い、互いに挨拶を交わしました。

2、3年生を代表して、生徒会長鈴木君が、「改めまして皆様、御入学おめでとうございます。 私たちは皆様と一緒に学校生活を送ることを楽しみにしておりました。この学校には部活動や真心祭など楽しい行事がたくさんあります。こちらにいる2、3年生と共に楽しい思い出を作っていきましょう。 また何か困ったことがあればいつでも先輩方や先生方に相談してみてください。 何事にも恐れず、本気で取り組み、充実した有意義な高校生活を過ごしてください。 皆様の御活躍を心より応援しております」と、歓迎の言葉を述べました。

 

ここで1年生が、2、3年生に向き直り、1年生代表川上君より「激励の言葉、どうもありがとうございます。僕たち新1年生はまだ学校へのなじみも少なく、不安に感じることや戸惑うことが多いです。しかし先輩方と協力し、早く総合高校での生活に慣れ、勉強や部活動など色々なことにがんばって取り組んでいきたいと思っています。どうぞご指導よろしくお願いします」と、これから始まる本校での高校生活への意気込みを述べました。

 再び生徒全員が正面を向くと、学校長は「先日の入学式をもって、新入生694名が正式に私たちの仲間に加わりました。本日は対面式で、全生徒1950名がこの至真殿に集まりました。この3年間は、全校生徒が一堂に会する機会というのは、殆どありませんでしたが、今年はまず、この対面式で全員が集まることができたことを、たいへん嬉しく思っています。

本校の魅力が多々ある中で、生徒数が1900名を超えるところも、その一つだと思っています。少し大きな規模の学校でも1000名を超える学校はそうそうありません。1900名という人数自体に様々な可能性が秘められています。体育祭、文化祭といった学校行事での盛り上がりはもちろん、昨日の部活動紹介で体験した通り、部活動・同好会といった課外活動での選択肢の多さがみなさんの可能性を広げてくれます。

1年生は本校の魅力を十分享受し、2年生、3年生は、手本となって1年生をけん引して下さい。さらに、本校で1年間を共に過ごすという『縁』を大切にして、先輩も後輩も幅広い交流をして欲しいと思います」という言葉を送りました。

「今日がそのスタートの日になります」との学校長の言葉にうながされ、二人は壇上中央に歩み寄り固い握手を交わすと、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。

部活動同好会紹介

今日は、1年生を対象にした『部活動同好会紹介』が行われました。

1校時目は、全員が至真殿に集まり、ステージ発表を見学。和太鼓部、ダンス部、チアリーディング部、吹奏楽部が、それぞれのパフォーマンスを繰り広げました。

 

メインフロアーに集合した1年生に、学校長は、「本校にはたくさんの自慢がありますが、クラブ活動が盛んなことも大きな自慢の一つです。運動部と文化部と同好会、全部で45の課外活動があります。関東大会や全国大会を目指して、休みなしで厳しい練習に励んでいるクラブもあります。でも、なかには初心者大歓迎で、一週間で限られた活動日を設け、参加しやすい、活動しやすい、クラブ・同好会もあります。なにも全国制覇を目指すことだけが部活動の意義ではなくて、クラスの外にも自分が必要とされ、活躍する場所がある、それがクラブ活動です。同学年の仲間だけでなく、先輩や後輩と活動を共にし、何かに打ち込み、同じ目標に向かって頑張る体験ができます。

今日は様々な活動を見て、これならやれそうだ、やってみたいものが見つかれば、是非トライしてもらいたいです」と、より多くの生徒が何かの活動に取り組むよう、要望しました。

 

つづいて生徒会長、鈴木君が、「本校には、運動部・文化部がそれぞれ16、そして13の同好会があります。その中には、みなさんの高校生活を充実させる、魅力あふれるクラブ活動や同好会が必ずあるはずです。本日の活動紹介、見学を通して、これだ!という部活動・同好会に出会うことを願っています」と、挨拶をしました。

 

2校時目は、ホームルーム教室で、『紹介動画』を視聴。3校時目、4校時目には、各施設、校舎内に設けられた活動場所を巡って、見学をしました。今年度は必ず3ヶ所以上を見学することがルールとなっていました。手には、校舎案内図とスタンプラリーカードを持っての移動となりました。

5校時目、6校時目は、活動体験。「中学で取り組んだ競技をさらにパワーアップさせたい」、「やりたかったけど、中学ではなかったクラブがあった!」など、動機はそれぞれかも知れませんが、新しい一歩を踏み出した生徒が大勢いました。

オリエンテーション ~1年生~

本日は、1年生を対象にしたオリエンテーションが行われました。6日(木)の準備日は、入学式への準備が主でしたが、今日はいよいよ始まる学校生活に向けて、さまざまなガイダンスがありました。

午前中は、個人写真の撮影や教科書販売などがありました。机の上には、インクのにおいのする教科書が積まれ、生徒たちはそれぞれ名前を書き込んでいました。新しい教科書に目を通すと、いよいよ「高校生活がはじまるぞ!」という気持ちが高まります。

クラス毎に行われたLHRでは、単位取得や成績の基準などが説明されたり、校舎内を見学したりするクラスがありました。親睦を深めるため、自己紹介も含め、時間を区切ってメンバーをシャッフルしての、「トークタイム」を設けるなど、担任の先生の個性が現れるホームルームになりました。

 

午後には至誠館に集合し、生徒指導部、進路関係、保健室の利用の仕方等、それぞれの担当の先生から説明を受けました。

 

昼休みには、天気が良かったこともあり、校舎の外に出て、仲間と昼食をとる姿をあちらこちらで見かけました。新しい友だちの輪ができ始めた様子です。

入学式

本日、『第21回 入学式』が挙行されました。今年度は、総合コース15クラス、特進コース3クラスの学年編成で、計18クラス694名の新入生が、学級担任に先導され堂々の入場となりました。保護者のみなさまと教職員からの温かい拍手に迎えられました。

学校長より、「川上叶多、他693名の入学を正式に許可いたします」と高らかに入学許可が宣言され、今年度新入生694名が、本校生徒の一員に加わりました。

生徒たちは学級担任からの呼名に一人ずつ「はい」と応えるのと同時に、保護者席にからだを向け起立しました。クラス全員が起立すると、保護者席にそろって一礼するという形式で、『新入生紹介』が行われました。

『職員紹介』では、ステージに上がった1学年担当教員が、学校長から担当クラスと氏名を紹介され、保護者に挨拶をしました。

 

学校長は、式辞のなかで、開校以来掲げる建学の精神『真心教育』に触れ、「社会の正義のために人間として正しいことを貫き、だれかの幸せのために行動できる人になってほしい」、「困難に立ち向かって克服していく気概を持ってほしい」、「嘘偽りのない正直な人間であってほしい」と生徒に訴えました。

また、「教育は、学校だけでできるものではありません。家庭と学校が一致協力してはじめて達成できます」と、保護者に呼び掛け、本校と家庭との関係が理解と信頼に基づくものであってほしい、と協力を求めました。学校長入学式式辞.pdf

 

新入生代表、川上君からは、「私たちを支えてくださる多くの方々の期待に応えることができるように、努力する覚悟でございます。どうぞ温かく見守ってください」と、宣誓がありました。新入生代表宣誓.pdf

 

それに応えて、生徒会長、鈴木君より、「隣には皆さんと共に過ごすクラスメートがいます。又約1300名もいる先輩方、そして先生方がいらっしゃいます。何か(不安や困難が)あったとしても必ず乗り越えられます」と歓迎の言葉を述べました。在校生歓迎の言葉.pdf

 

本校保護者会会長、近藤直弘様からは、ベートーヴェンの『春』という曲名の由来に因み、漠然とした小さなイメージは、日々の取り組みに邁進することで何かを獲得する手段を見付けることにつながる」と、生徒を鼓舞して頂きました。また、「新入生全員の高校生活が実りあるものとなるように」と、お気持ちのこもったご祝辞をいただきました。

春うららかな好天に恵まれ、式はなごやかに終了いたしました。ご来場の保護者のみなさま、ご多忙の中でのご列席、誠に有難うございました。

始業式

令和5年度がスタートしました。2年生、3年生が至真殿メインフロアーに集合し、始業式が行われました。

生徒会長、鈴木君より、「今日から令和5年度が始まり、新たな環境で学校生活のスタートを切ります。 さて、皆さんに前回の終業式で『計画』についてお話ししました。新年度の始まりとなる本日から、是非計画したものを実践していきましょう。実践していくことで自分の叶えたい夢に一歩近づくはずです。我々生徒会も昨年度、「結果を出す」という事にこだわり計画を立てました。今年度はそれを実践し、必ず結果を出すとの決意をもって、活動を推進していく次第です。 又、明日には新入生が入学します。みなさんは先輩として責任のある行動をし、見本となるような生徒像を目指しましょう」と挨拶がありました。

 

 

副校長、田村先生より、「いよいよ令和5年度の始まりです。新しいクラスで新しい仲間たちと、これからの1年間を過ごすことになります。始めはぎこちない場面もあるでしょうが、まずは早く打ち解け、互いを高め合う人間関係を築いて下さい」と講話がありました。

新2年生に対しては、「目標をはっきりと定め、毎日の授業を真剣に取り組んで下さい。2年次の過ごし方で、ほぼ進路の方向付けは決まってしまいます。忙しい1年間となりますが、学習に、部活動に全力で取り組んで下さい」と伝えました。

新3年生に対しては、「学習、部活動だけではなく、最上級生として、学校内外でのマナーを徹底するなど、下級生に範を示し、責任ある行動をして下さい。本校の伝統と校風を創り出す責任は最上級生である3年生にあります。また、進路決定の時期にいることを強く意識して、日々の生活に全力で取り組むことを期待しています」と伝え、学年ごとにこれからの心構えを持つよう、生徒に語り掛けました。

最後に、学校長からの5つの要望事項、「挨拶をしっかりする」「服装をしっかりする」「遅刻・欠席をしない」「学習に励む」「清掃の徹底」が伝えられました。

着任式

今年度から新しく本校で勤務される先生方が、ステージに上がり、着任の挨拶をしました。副校長紹介から所属するハウスと担当教科が紹介されました。

次にお伝えします。

【特進ハウス】

風間朋子先生[数学、吹奏楽部]、竹内瑛美先生[書道、書道部]

 

【1学年ハウス】

鈴川瞬先生[保健体育、卓球部]、藤嵜啓子先生[国語]、大西まり子先生[理科]

 

【2学年ハウス】

吉田華菜先生[家庭科]、吉田夏苗先生[英語]、箕輪ウェルダー茉海先生[美術]、中村吉孝先生[理科]

 

【3学年ハウス】

福地竜一朗先生[保健体育]、山田明輝先生[数学] 

 

【保健室・寮】

木村友美先生[養護]、和田樹希哉先生[柔道部、寮監]

新入生入学準備 ~新入生~

今年度入学予定者が登校しました。真新しい制服に袖を通して歩く姿には、ちょっぴり不安を感じながらも、これから始まる新生活に期待を膨らませている様子がうかがえました。

生徒たちは、受付で新入生用のしおりと名簿を受け取り、会場となった至真殿メインフロアーに上がりました。大勢の名簿の中から自分の名前を探すのはなかなか大変で、所属クラスを見つけるのに手こずる生徒が散見されました。

 

始めに、学校長より「千葉県内には、54の私立高校がありますが、今年度本校が迎える新入生は、そのなかで最多の人数になります。これだけ多くのみなさんが、本校への入学を希望してくれたことを大変嬉しく思います。卒業時には、本校に来てよかったと言ってもらえるよう、教職員一同、一生懸命指導に努めたいと思います。

まだ正式には本校の生徒ではありませんが、今日その制服を着て登校する姿を見た周囲の人たちは、みなさんを“木更津総合の生徒だ”と思ったはずです。私たちも、今日からみなさんを“本校の大切な生徒である”との認識で、指導をしていきます。

自分の意志と決断で入学した以上、自分の選択には責任があります。3年間の生活の中では、楽しいこともあれば、嬉しいこともあるかも知れません。しかし、時には厳しく辛い思いをすることもあります。それらを全て包括したものが高校生活です。自分が選んだ学校での日々をより充実させることが、自分の選択への責任を果たすことになります。今日はその3年間のスタートとなる日です。真剣に取り組み、明後日の入学式を迎えて下さい」と挨拶がありました。

 

続いて、1学年ハウス長、能登先生から入学式に向けた説明と、諸注意等が伝えられました。生徒たちは、しおりを見ながら一つずつ確認をしました。

1学年担当教員と養護の先生がステージに上がり、一人ひとり自己紹介。生徒とクラス担任との初めての対面となりました。

音楽の麻埜先生から校歌の歌唱指導がありました。生徒たちは、初めての歌詞とメロディーに戸惑いながらも、校歌を練習しました。入学式では、堂々の斉唱を期待したいです。

 

生徒たちは、所属教室で昼食をとり、午後に身体測定等を行い、1日の日程を終えました。

令和4年度 終業式

本日、今年度の締め括りとなる、終業式が行われました。生徒会長、学校長より、それぞれ挨拶がありました。

生徒会長、鈴木君より、「先日の強歩大会大変お疲れ様でした。14㎞という長い距離でしたが、みなさんが楽しみながら歩いている姿を見て、今年度最後の行事は大成功であったと実感しました。

さて、令和4年度の最終日、次の学年に備え、今日は『計画』についてお話しします。一昨日WBCの決勝戦が行われ、日本は見事世界一を奪還しました。その侍ジャパンの要の選手として活躍した大谷翔平選手が、高校1年生の時に作成した『目標達成シート』についてお話したいと思います。マンダラチャートというものを基にしたこのシートは、三×三の九つのマス目になっています。まず、その中央のマスに目標や夢を書き込みます。続いて、周囲の八マスに目標達成に向け必要な要素を記入します。この八つの要素をクリアすることで、自然と中央の大きな目標を達成したり、夢が成就したりする仕組みです。もちろん計画だけではなく、最大限の努力をしたからこそ大谷選手は日本人として最年少最速でアメリカンリーグの週間MVPを獲得したのですが、具体的な目標を持ち計画を立てることが最初の一歩です。この春休み、来年度に向けて、自分なりの目標達成シートを作ってみてはどうでしょうか?」と挨拶がありました。

 

学校長は、「新型コロナについては収まるどころか、夏には過去最多の感染者数を記録しました。しかしながら、今年度は2年前、1年前と比べてはるかに通常通りの学校生活を送ることが出来たと思います」と、令和4年度を振り返りました。体育祭と文化祭のフルバージョンでの開催、3年ぶりとなったディズニーリゾートへのバス旅行と2年生修学旅行、4年ぶりに実施が出来た予餞会と強歩大会に言及し、「予定されていた全ての学校行事が実施できたことに加えて、休校や学級閉鎖もなく、クラブ活動もほぼ通常通りに実施できたことは、非常に嬉しいことでした。とても良い年度になりました」と、今年度の学校生活を総括しました。

そして、来年度に向けて「学校だけでなく、世の中全体がコロナ前の社会に戻ろうとしています。もちろん、各人の健康管理は依然軽視できないものの、コロナを理由にした様々な制約は、ほぼ無くなっていくと思われます。これまで、感染対策のためのルールや身に付いた習慣を急に変えることは難しいかも知れませんが、社会の動きに順応していかなければなりません。これまでの様に、家族が発熱したから、一緒に遊んだ友だちが感染したから、という理由で出校停止となりました。今後感染症法上の位置づけが2類から5類に変わることで、インフルエンザと同じく、本人が感染した場合のみ『出校停止』になります。

従来出席停止として扱われたケースが『欠席』という扱いになります。大きな変更点ですので注意が必要です。

学校長要望事項に、挨拶、服装、学習、清掃に加えて、「遅刻欠席をしない」というものがあります。遅刻欠席をしないというのは、学校であれ会社であれ、社会の中で生きていく以上、非常に大切なことです。周囲からの信頼を失わないためにも、時間に遅れず登校することを習慣にして欲しいと思います。 

4月には大勢の新入生が入学してきます。自らの目標に向けて努力しつつ、下級生の良き模範となり、学校生活をリードする存在となって下さい」と、講話を結びました。

 

今後のマスクの着用や出校停止に関する新たな取扱いについては、春休み中に、『Webでお知らせ』を通して連絡があります。新年度2年生、3年生の登校は、令和5年4月7日の始業式です。

伝統行事『強歩大会』復活

新型コロナウィルスの影響を受け、平成以来途絶えていた本校伝統行事『“強”歩大会』が開催されました。今年度最後を飾るこの大会は好天に恵まれ、生徒たちは春爛漫の一日を楽しみました。

開会式では学校長より、「実に4年ぶりの開催となりました。戸外に出て普段であれば決して歩くことがない、14㎞という距離をみんなで歩くと言うのが、この大会の一番大きな意義です。疲れたり、足が痛くなったりすることもあるだろうけど、励まし合って全員がゴールできるよう頑張りましょう」と挨拶がありました。

生徒会長鈴木明輝君からは、「14㎞という長い距離ではありますが、豪華景品が当たるチャンスもありますので是非完歩していきましょう」と、参加者へ呼びかけがありました。

準備体操を終えると、「挫けることなく14㎞を歩き、全員でゴールをしましょう!」の掛け声に、拳を突き上げ、「おー!」と応える生徒たちの声で、大会がスタートしました。

 

今回は、人工芝グランドから正門を出発し、矢那街道を南下。矢那川ダム湖を反時計回りに一周し、再び矢那街道をさかのぼる、新設のコースを辿りました。決して速さを競うものではないので、生徒たちはあくまでも歩いて、およそ14㎞の行程を踏破しました。

最初の生徒が校門を出たのが、9:30頃。最後の生徒がゴールに到達したのが13:10を少し過ぎていました。

参加者は、途中2ヶ所のポイントでリストバンドにチェックを受けます。至真殿階段前に設けられたゴールでリストバンドを提出し、踏破完了です。

 

閉会式は、豪華景品のお楽しみ抽選大会となりました。各学年のハウス長が抽選箱からリストバンドを取り出すことで当選を発表。景品は、末等の5等から。1等はなんと!ディズニーリゾートペアチケットです。

ハウス長が当選者を読み上げるたびに、会場は大きく盛り上がりました。

 

ダム湖周辺は、この時季にしては異例の暖かさとなりました。春を告げる木蓮の花、咲き乱れるタンポポや菜の花。桜のこずえには、ピンクの蕾が初々しくほころび始めていました。

入学候補者実力試験

新年度入学予定の中学生が登校し、国語、数学、英語の実力試験を受験しました。

中学生たちは「おはようございます」と明るい声で挨拶をしながら、校舎へ向かう坂道を登っていきました。会場は、一番奥にある3学年ハウスの教室です。ホームルーム開始間際に思いのほか長い廊下にあわてる様子の生徒もいましたが、600名近い生徒が指定された教室に入りました。

学習や生活習慣に関する意識調査のアンケートに答え、3教科の学習力チェックテストに取り組みました。配布物を受け取り、最後にオリエンテーションや入学式の日程、教科書の価格表等、大切な連絡事項が伝えられました。

卒業式を終えたばかりの中学生は、これから進学準備を進めながら、あわただしく新年度を迎えることになります。

全校集会

毎月最初の月曜日に全校生徒が集まり、集会を開くことになっています。3年生はすでに卒業していますが、1、2年生が至真殿に集合し、集会が開かれました。

至真殿フロアーに生徒が集まる形式としては、今年度最初の全校集会になりました。

生徒会長挨拶では、鈴木君は卒業式が成功裡に終わったことについて、「準備等に尽力いただいた皆様には心より感謝、御礼申し上げます」と謝辞を述べました。

今年度も最終盤となり、次の学年へ進級を間近に控えた生徒たちに、鈴木君は「学年最後の締めくくりとして何かを成し遂げませんか?」と問い掛けました。

学年末試験で過去最高の成績を叩き出すのも一つ。予定されている強歩大会で踏破するというのも一つ。「自分が熱中している事で何かを成し遂げるのも良いです」と例を挙げ、「目標を成し遂げると大きな達成感があり、気持ちが良いものです。皆さん、この3月は何かを成し遂げませんか」と呼び掛けました。

 

学校長は、講話の冒頭で卒業生の様子を述べ、「コロナで一番苦しい思いをした学年でした。それを乗り越えて迎えたからこそ、卒業式をひと際感慨深く感じていたようです。下校のバスが出た後も多くの生徒が学校に残り、名残を惜しんでいました」と、伝えました。

コロナウィルスの感染状況とその対策については、全国的な感染者数の減少に伴い、「マスク着用が個人の判断に任される」、「感染症法上の扱いが2類から5類に変更される」ことなどに触れ、規制や制約は緩和される傾向にあり、個人の判断や価値観が尊重される場面が増えるだろう、と今後の見通しについて述べました。しかし、「木更津総合高校という一つの社会で生きる一員として、自分のことだけではなく、周りのことを考えて行動することをますます意識してほしい」と生徒に訴えました。最後は、明後日から始まる学年末試験について、「しっかりと最後まで取り組み、今年度を良い形で締めくくって下さい」という言葉で講話を終えました。

 

生徒指導部長、鈴木先生は、最近死亡事故を含めて、自転車が加害側となる事故が頻発していることに触れ、「①自転車の利用者は、保険に加入すること。②自転車は道路交通法上、『車輌』として扱われるので、車道の左側車線を走行すること。③来る4月1日より、努力義務ではあるものの、自転車乗車時のヘルメット着用が義務化される」と、自転車の使用について注意がありました。

鈴木先生は、さらに「自転車通行が認められていない歩道を走行すること、右側車線を走行(逆走)すること、歩行者にベルを鳴らす行為等は全て法律に違反する」、また、「県内では、事故の際およそ7割がヘルメット未着用で、未着用者の死亡率は着用者の2.2倍になる」などの具体例を挙げました。「スマホを見ながら、傘をさしながら、イヤホンで音楽を聴きながら」等は危険運転に該当し、今後は厳しく取り締まられることになる、と警告。「法律や条令で決められているからルールを守るという面はあるけれど、自分の人生と生命、周囲の人の身体の安全と生命を守るために、安全運転に徹するのは本当に大切なことです」と生徒たちを厳しく戒めました。

予餞会

本日は、全学年が登校し、至真殿で『予餞会』が開催されました。1、2年生が待ち構えるなか、下級生がつくった花のトンネルをくぐり、3年生が笑顔で入場しました。

前、後半で開かれた催しでしたが、後半には生徒たちがビックリのサプライズが用意されていました。

3年生は、12月23日以来の登校。久しぶりに全学年の生徒が揃い、校内には本来の賑わいが戻りました。

会場では3年生が最前列に陣取り、生徒会役員を始め、下級生が心を込めて用意したパフォーマンスを楽しみました。生徒会長、鈴木くんからの「本日のために、1、2年生はたくさん準備をしてきました。3年生のみなさん、今日はたくさん楽しんでいただきたいと思っています」との挨拶に続き、前半は、和太鼓部、ダンス同好会、吹奏楽部の順に演目を発表しました。前半最後の出し物となった、吹奏楽部、チアリーディング部、野球部コラボの“野球応援メドレー”では、昨年、春の甲子園アルプススタンドと夏季大会の決勝となったマリンスタジアムでの大声援を思い出させる、大迫力の応援になりました。

どのパフォーマンスも、「3年生のために」という気持ちの込められた、素晴らしい内容でした。

 

さて後半、生徒会指導部の先生から、「録画・録音の禁止」、「興奮しても壇上に上がるのは厳禁」等、厳しい注意が伝えられると、登場したのは、吉本興業人気の芸人、“ジョイマン”と“ジェラードン”の2組の方々でした。会場からは割れんばかりの歓声が起こりました。

ジョイマンさんたちの音頭で、「ナナ、ナナ」の掛け声に合わせ、全生徒が左右にステップ。織り交ぜられたギャグに、生徒たちは大笑いでした。続く1,000を超えるネタを持つ、ジェラードンさんたちは、“マニアック物まね” を披露してくれました。生徒たちからの無茶なリクエストも見事にクリアー。抱腹絶倒の時間となりました。舞台が終了すると、生徒たちから心のこもったプレゼントを贈呈。体育館に集まる、およそ2,000人の生徒と一緒に記念撮影をして頂きました。

 

在校生代表、生徒会長鈴木くんより、卒業生代表、前会長山根くんへ記念品が手渡されました。「本日は、この様な盛大な会を催して頂いて本当にありがとうございました。最後まで笑い通しでした」と山根くんからお礼の挨拶がありました。

 

最後に学校長から、「今年度初めて、全校生徒が至真殿に集まる機会となりました。3年生のみなさんは、入学時からずっと最後まで、コロナ禍の影響を受け続けた学年になってしまいました。今日は、素晴らしい予餞会となりましたが、この会がみなさんの良い思い出に加わることを願っています」と講評を述べました。

 

これまでの1、2年生たちの準備、本日のパフォーマンスともども大変立派なものでしたが、3年生も最後まで素晴らしいマナーで下級生の発表を鑑賞していました。温かい拍手に送られ、3年生は会場を後にしました。

進路ガイダンス ~就職指導部~

2月22日(火)、放課後のPCルームに講師をお招きして、ガイダンスが行われました。今回は、本校では初めての“建築系”の職種を紹介するガイダンスとなりました。

講師を務めて頂いたのは、厚生労働省認定ものづくりマイスターと職業訓練指導員の資格をお持ちの、中山浩一様です。中山様は、市原市五井に本社を構える株式会社ダイニッセイにお勤めです。ダイニッセイは、「鉄の結束で未来を造る」を合言葉に、鉄筋工事を専門に請け負う会社で、大手ゼネコンと提携し、ナショナルトレーニングセンターイースト、東京駅丸の内駅舎、スカイツリーイーストタワーなどを手掛けた、大きな実績を誇る企業です。

 

ガイダンスが始まると、生徒が手に取ったのは実際に現場で使われている様々な太さの鉄筋でした。ベテランの職人は、番線と呼ばれる様々な太さの針金とハッカーという工具を使って、手練の早業で鉄筋を結束します。また、机上には組立作業実技試験に用いられる、4分の1スケールの鉄筋モデルが置かれていました。3級用ですが、組み立てられた鉄筋の複雑さがわかります。

お話を伺っていると、ダイニッセイは人材育成に大変力を入れている様子が伝わります。社員の技術の向上と技能検定のために、訓練所を併設。高校在学中に国家資格を取得できる制度も設けています。コロナ感染拡大以前は、社員の親睦を深める花見や忘年会などの行事を盛んに企画されていたそうです。会社紹介パンフレットからは、アットホームな社風を感じます。

 

大都市には巨大な建築物が当たり前のように建ち並んでいますが、それを構築するには、高い技術が必要になります。“ガテン系”の仕事は、体力勝負のイメージがあるけれど、設計や強度の計算などの専門知識や「ミスはしない」という高い責任感も、同時に求められる仕事なのです。

一方で、自分が築いた建物は街のインフラとして永く残り、「自分が建てたのだ!」という実感を持てる、素晴らしい職業でもあります。

 

本校では初めてということもあり、 参加者は僅か3人でしたが、好奇心に目を輝かせ熱心に耳を傾けていました。中山様からキーホルダーを頂きました。ハッカーの金属製ミニチュアが心をくすぐる素敵なおみやげでした。

修学旅行 ~一般コースin 京都・兵庫・広島②~

2月10日(金)、京都市街を中心に、この日もクラスごとに仕立てたコースを楽しみました。金閣寺や伏見稲荷などの、映えスポットは外せません。着付けをし、和装で古都を歩く姿はなかなかです。貴船神社の「水占い」に一喜一憂する生徒もいました。少し足を伸ばして大阪の海遊館、道頓堀を巡るクラスもありました。

聖護院御殿荘では、各部屋に食事が配膳され、くつろいでお腹一杯食べることができました。

 

2月11日(土)、最終日となりました。午前中は、東山を散策し清水寺を参拝しました。お昼は京都順正で、名物のゆどうふに舌鼓を打つと、いよいよ京都を離れることになります。

京都駅14:13発ののぞみ228号に乗り、16:24東京駅着。駅構内で解散となり、修学旅行は無事終了いたしました。

3年前、コロナの影響で、中学生での修学旅行が中止になってしまった学年です。あの時の残念な気持ちを払拭し、楽しい思い出を作ることができました。

修学旅行 ~特進コースin 沖縄④~

特進コース修学旅行は、いよいよ最終日です。四泊五日の楽しい思い出を胸に、那覇空港より帰路につきました。

2月11日(土)は、沖縄随一の繁華街、国際通りを自由に散策。各自ショッピングと昼食を済ませ、沖縄最後の一日を満喫しました。

13:30、ANA468便に搭乗し、一路羽田空港へ。東京湾上空、眼下にアクアラインが見えると、旅の終わりを惜しむ気持ちと我が家に戻る安堵の気持ちが交錯しました。

 

全員が元気に空港に降り立ち、修学旅行は無事終了いたしました。

修学旅行 ~特進コースin 沖縄③~

修学旅行は、いよいよ終盤に入ります。前日のサイクリングによる疲れもなんのその、特進コース4日目のアクティビティーは、マリンスポーツです。

2月10日(金)、関東は一部で警報が出されるほどの降雪があり凍える寒さとなりましたが、沖縄は薄曇りながらも朝から20℃の暖かさ。朝食バイキングでエネルギーを補給し、ホテルのビーチで、バナナボートとシュノーケリングを体験しました。

お昼は、「紅いもタルト」で有名な、御菓子御殿で昼食とショッピングを楽しみました。

午後は、昨年開館20周年を迎えた美ら海水族館へ。沖縄ならではのサンゴ礁の飼育展示やナンヨウマンタ、8.8㍍のジンベイザメの泳ぐ姿は圧巻でした。

 

修学旅行にしては連日フィジカルな活動が多く、疲労の色を見せる生徒もいましたが、夕食時には全員が旺盛な食欲を発揮し、テーブルの料理を平らげました。 

明日は、いよいよ最終日です。

 

修学旅行 ~一般コースin 京都・兵庫・広島①~

一般クラスも、7日(火)から修学旅行に出発しました。15クラスは、2グループに分かれて、A班は広島一泊、兵庫一泊、京都二泊の順に旅行先を移動します。B班は逆コースを巡ります。A班の日程で、修学旅行の様子をお伝えします。

2月7日(火)、広島平和記念資料館を訪れ、核兵器の恐ろしさについて学びました。広島市街を散策の後、夕食は全員で広島の名店むさし土橋店でいただき、最初の宿リーガロイヤルホテル広島へ向かいました。

2月8日(水)、クラス別のコースで、様々なツアースポットを訪れました。多くのクラスが選んだのが、安芸の宮島-厳島神社でした(写真中央は宮島へ向かうフェリー上で)。なかには海を渡り、金毘羅宮を参拝したり、中野うどん学校(高松校)でうどん打ちを体験したり、観光船で鳴門のうずしおを見学するクラスもありました。他にも倉敷や姫路城、奈良公園から道頓堀を巡るクラスなど、関西圏を精力的に動き回りました。

夜は兵庫県、ホテルヒューイット甲子園で二泊目を過ごしました。

 

2月9日(木)、A班、B班が、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)で合流しました。USJは初めてという生徒が大半で、ガイドマップを片手にお目当てのアトラクションを探し、楽しい一日を過ごしました。

A班、B班はここでコースを入れ替わり、それぞれ京都、兵庫へと宿泊先を移りました。

A班は、京都での本校の定宿、聖護院御殿荘で二泊することになります。

修学旅行 ~特進コースin 沖縄②~

ヒューイットリゾート那覇を後にし、特進一行は沖縄読谷村にある、ロイヤルホテル沖縄残波岬に宿を移しました。このホテルを拠点に三泊を過ごすことになります。

2月9日(木)、本部港から7㎞程離れた入江港(入江島南端)へ船で移動し、サイクリングを楽しみました。時計回りに北上すると、碧い海を左手にニヤティヤ洞窟などの景勝地を楽しみながら輪行を楽しむことができます。コースの途中、長さ1500mの米軍滑走路(補助滑走路なので普段は自由に入れます)を横切りました。ちょうど半周した当たり、北部にある「湧出(ワジー)展望台」の断崖絶壁から見下ろす海は、絶景でした。

船酔いになった人が数名出たそうですが、発熱などで体調を崩す生徒はいませんでした。

 

 

 

修学旅行 ~特進コースin 沖縄①~

本校の2年生は7日(火)、修学旅行に出発しました。特進コースの生徒は、沖縄で4泊5日を過ごします。現地から旅の様子が伝えられています。

2月7日(火)、予定通りに羽田を発ち、12:30頃那覇空港に到着。おきなわワールドで、エイサー鑑賞、玉泉洞を見学しました。その後、首里城を散策しました。宿では、夕食でバイキングを楽しみました。

2月8日(水)、朝の気温は18℃、最高気温は22℃まで上がる見込み。全員元気に朝食バイキングを食べ、9:00にホテルを出発。

平和学習では、沖縄戦で住民が隠れたガマと呼ばれる洞窟を訪れ、当時を体験した語り部の方から貴重なお話を伺いました。その後、ひめゆり平和祈念資料館を見学。戦禍に見舞われれば一般の人々がどんな苦難を被るか、現地でこそ学べることがたくさんありました。

アメリカンビレッジと万座毛では、南国沖縄のリーゾート気分を味わいました。

 

体調を崩す生徒もおらず、沖縄を満喫している様子です。

芸術鑑賞会

本日5、6校時には、3年ぶりの芸術鑑賞会が催されました。4人の寄席芸人の方々による、題して『学校寄席』。舞台での生の演技を楽しむことができました。

まず、寄席入門では、太鼓の叩き方の一つ一つに意味があることや、出囃子の選曲など、寄席の背景から丁寧に説明していただきました。

次に、鏡味味千代師匠による太神楽曲芸では、抜群のバランス感覚からなす様々な技を披露していただきました。最後は生徒の益々の成績向上を祈った、傘の上で升を転がすパフォーマンスで締めくくりました。

続いて、春風亭柳之助師匠は、冒頭に様々な小噺で生徒の心をがっちりと掴んでいました。演目「転失気(てんしき)」は、内容も理解しやすく、落語の初心者にも受け入れやすいものでした。

さらに、林家正楽師匠による紙切りでは、一つの作品を作る速さと完成度の高さに驚く生徒ばかりでした。また、生徒は自ら出したお題に沿って作っていただいた、即興の作品を嬉しそうにもらっていました。

そして、桂雀々師匠による演目「動物園」では、内容の面白さはもちろん、上方落語特有のテンポや師匠の声量に皆引き込まれていました。

 

全員が各師匠の圧倒的な芸を心から楽しんでいました。

1年生進路ガイダンス

本日より、2年生は修学旅行に出かけ、校舎には1年生だけが残りました。今日は午前中に進路ガイダンスが開催され、1年生は今後の進路決定に向けて学びました。用意されたワークシートに、真剣にメモを取りながら受講する生徒の姿が目立ちました。

1校時目は至誠館に集合し、進路についての講話に耳を傾けました。株式会社「さんぽう」教育事業本部より、水嶋晃利様が来校。講師を務めていただきました。1年生のこの時期、進路についてはまだまだ漠然とした考えしか持っていない生徒も多い状況で、水嶋様は「3年生になって進路開拓が本格化する前に、先ずは、大切なことに気付き切っ掛けを得るために、積極的に人の話を聴く姿勢とメモを取る習慣を身につけよう。その力を発展させれば、自ら学び自立した行動をとることができます」と訴えました。さらに、「進路を選ぶ尺度は人それぞれですが、視野を広げて行動することで志望する進路へ進むことができます」と生徒を励ましていただきました。

2、3校時目は、生徒たちは志望分野別に分かれて説明を受けました。大学・短期大学の系統別に分けられた説明会場が20、職業の業種別に分けられた体験学習の会場が22。合計42会場での説明会となりました。

今回は、グループ討議や実際に何かに取り組む、体験型の講座が目立ちました。生徒たちには、得るものの多いガイダンスとなりました。

始業式

2023(令和5)年の授業開始に当たり、始業式が行われました。

「本来であれば、1、2年生全員に至真殿に集まってもらい、皆さんの顔を見ながらお話をする予定でした。しかしながら年末年始にかけての急速な新型コロナウィルスの感染拡大により、大人数で集まらずに放送での始業式を行うことになりました」(学校長講話より)。

生徒会長、鈴木くんより、「皆様明けましておめでとう御座います。本年もどうぞ生徒会活動への御理解・御協力を宜しくお願い申し上げます。  

2年生においては修学旅行があり、1年生においては芸術鑑賞会があります。当日欠席してはもったいないので、新型コロナウイルス感染症対策は十分に行いましょう。

2023年の干支は兎年であります。「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉があります。目標が多くある時はそのうちの1個を達成してから次の目標に進みましょう。今年身の回りには多くの機会・チャンスがあると思います。このチャンスをラビッとつかむ1年にしましょう。 皆様にとって飛躍的な年でありますように、心よりお祈り申し上げます」と挨拶がありました。

 

年頭にあたり、学校長からは、「昨年はコロナが収束したとは到底言えないものの、日々の感染対策を心掛けながら、通常に近い学校生活を送ることができました。これまでのところは、普段の授業はもちろん、クラブ活動、そして学校行事も、ほぼ例年と同じような形態で実施することができました。しかしこれからどのように状況が変わっていくのか、誰にも予想することはできません。今は、全ての社会生活において様々な制限を設けずに通常の生活を送るという流れになっていますが、予想できない事態が起きた場合、どのような変化を強いられるのか、わかりません。本校としては、皆さんの3年間しかない貴重な学校生活を守らなければなりません。一方で、学校内で感染拡大が止まらなくなった場合は、社会の方針がどうであっても、教育活動を止めざるを得ません。特に2年生は、実施できれば3年ぶりとなる修学旅行が、2月に控えています。何としても実施するためにも、これまで以上に感染防止に努めていきましょう。学校としての対策も必要ですが、自分自身の健康と、生徒全員の学校生活を守るためにも、一人一人の自覚が本当に大切です。まだまだコロナへの警戒を解くわけにはいかず、思い通りにいかない日々が続きますが、この逆境を自分が成長するための機会として前向きに捉えて、毎日毎日を大切に過ごしていきましょう」と呼び掛けました。

さらに、「皆さんが個々に立てている高校生活における目標を達成するためは、その根幹となる学校生活における基本的な事項を徹底することが大切です」と、改めて「挨拶」、「身だしなみ」、「安易な遅刻欠席をしないこと」、「しっかりと学習すること」。「清掃の徹底」という、5つの要望事項が伝えられ、最後に、「今まで以上に1日1日を大切に、しっかりと目標をもって取り組んでください」という言葉で講話を締めくくりました。

 

 

生徒指導部長、鈴木先生からは、来年度より制服に「女子用スラックス」が導入される、と発表がありました。また、希望があれば、今年度1、2年生女子に対しても着用ができること。購入の方法。リボンとネクタイ着用に関する、「着こなし」等について、連絡と諸注意が伝えられました。

表彰

12月23日の終業式では、部活動、文化祭企画、夏休みの課題で、優秀な成績を収めた生徒を顕彰する表彰が行われました。次に紹介いたします。

ソフトテニス部

千葉県高等学校選抜ソフトボールインドア大会

男子団体優勝

 

全日本アンダー17チーム選手承認

山中一世君

 

日本ソフトテニス連盟では、国際大会等において日本代表選手としての活躍を期待し、ナショナルチームを編成して競技力の向上を図っています。山中君はその一選手として承認されました。

 

文化祭企画

10月28日(金)、29日(土)に行われた『真心祭 文化の部』で、各団体の企画に対して投票を行いました。投票は主に本校生徒と一般来校者(生徒の家族及び中学生)によるもので、得票数に基づいて順位を決定しました。

 

クラス企画部門 

1位101組『Alice in 101 ~不条理からの脱出~』

2位204組『生存率24%』

3位301組『元気「餃子、焼きました」』

 

部活動・同好会部門

1位吹奏楽部『吹奏楽部コンサート』

2位ダンス同好会ステージ発表

3位クッキング部『クッキング部のたこせん』

 

夏休みの課題

多数ある夏休みの課題の中で、読書感想文と夏の体験レポートについては、各クラスから選出された作品が、校内の選考を経て受賞作品が決定されます。

 

最優秀賞 

久保田結菜(感想文)

 

優秀賞

川名陽乃(感想文)

伊藤涼汰(体験レポート)

 

奨励賞

溝口裕大(体験レポート)

橋本翔歩(体験レポート)

細川蒼泉(感想文)

秋山樹愛(感想文)

山本陽莉(感想文)

終業式

本日、終業式が行われました。今回は、久しぶりに至真殿での開催となりましたが、感染者・濃厚接触者が増えつつある状況を鑑み、学年別の式となりました。

式の始まりには、新しく生徒会長に就任した、鈴木明輝君から「この度、第19代の生徒会長に就任いたしました。必ず結果を出すという方針で、生徒会活動に邁進したいと思います」と挨拶がありました。

 

学校長は、年の瀬を迎えようとする生徒たちに「今年も今日を入れてあと9日で幕を閉じようとしています。年を越そうとするこの時期は、一年を振り返り来年へ向かって新たな志を立てるには大変良い機会です。高校生らしくしっかり自分を見つめて成長へとつなげて欲しいと思います。

昨年、一昨年と比べれば、はるかにコロナ前の生活に戻りつつある、と感じますが、3ヶ月も休校が続いた頃のことを覚えているでしょうか。学校が再開された後も思い通りに部活動ができなかった時期も長く続きました。その頃は、登校して授業を受け、友だちと過ごす時間がいかに貴重なものであったか、と新鮮な気持ちで受け止めていたはずです。当たり前のことが当たり前になると、その有難さに鈍感になるのは大人も同じです。普通の時間を過ごせることがいかに尊いものであるか、ということをもう一度思い起こし、一日一日を大切に過ごして欲しいです。みなさんが良い年を迎えることを祈っています」と伝えました。

 

 

冬休みを迎えるにあたって、生徒指導部長、鈴木先生から、①自転車が車輛であることを自覚し、安全な走行を心掛けること。②SNSへ安易に写真や実名を掲載することは避けること。③冬休みが明け授業が始まる時点で、頭髪等身だしなみを見直すこと等、諸注意が伝えられました。

 

 

各学年のハウス長からは、次の内容の講話がありました。

1学年ハウス長、森先生:「これから活躍の場が増え、責任も増すことになりますが、前向きに取り組めば、学校生活を一層充実させることができます。また、周囲に対して、気遣いと思いやりの気持ちを育てて欲しいと思います」。

 

2学年ハウス長、大岩先生:「自分が本当に望む進路を見つけることで、進路開拓に真剣に取り組むことができます」。また、2月に予定されている修学旅行について諸注意が伝えられました。

 

3学年ハウス長、能登先生:「次回みなさんが登校するのは、2月27日です。27日は予餞会。28日は前日表彰と謝恩式が開かれます。3月1日は卒業式を迎えます。君たちのために開かれる式典ですが、君たちを支えてきた保護者のみなさんに対しての感謝の気持ちを忘れず、必ず登校して欲しいです。長い休みを迎えますが、健康に注意をして過ごして欲しいです」。

表彰 ~『税に関する高校生の作文』~

『税に関する高校生の作文』の募集に当たり、本校生徒の本吉胡桃さんの作品が“優秀”と認められ、木更津税務署『署長賞』を受賞しました。

作品のタイトルは、『もし税金が無かったら』。誰にも身近な消費税を切り口に、税を納める必要性を丁寧に解説しています。税金という制度が、医療を始め様々な社会基盤を安定させていることに触れ、「税金は、私達が暮らさせてもらう対価であり生活を成り立たせてくれる大切な役割を持つ」と、まさに正鵠を射る文章で結ばれています。

本日は、木更津税務署より署長の森重良二様に来校して頂きました。森重様のお話では、高校生は全体でおよそ250の応募があり、わずか3名の受賞者の一人が本吉さんとのことでした。本校副校長、教頭が見守る中、署長自ら賞状を手渡して頂きました。

クリスマスカード ~1年生英会話~

冬休みも間近!今年の授業も終盤を迎える季節になりました。英会話の授業では、恒例のアクティビティー、クリスマスカードの作成に取り組みました。

生徒たちはあらかじめカードを送る相手と、”I wish you a Merry Christmas!”などの英語のメッセージを決めます。先生のチェックを受けて、OKが出れば大きさの違う色画用紙2枚をもらいます。二つ折りのカードを開くと、モミの木やハートの切り絵がポップアップするのが完成型です。

黒板に貼られたサンプルをみたり、タブレットでネット検索をしたり、絵心のある生徒はクリスマスのイメージ通りのイラストを描いて見事なカードを仕上げていました。

日本では、クリスマスで盛り上がることはあっても、カードのやり取りをする習慣はあまりありません。海外の文化を知り、それを楽しく試してやってみるのも、語学を学ぶためには大切なこと。

英語のクリスマスカードを作るのは、殆どの生徒にとっては初めてのことでしたが、楽しく取り組むことができました。出来上がったカードは、友達や先生に送られます。

保育実習へ行ってきました ~保育・幼児教育コース~

本校の保育・幼児教育コース生徒の2年生と3年生が清和大学短期大学部附属幼稚園にて、保育実習を行いました。

2年生は授業で作成した紙芝居の実演実習を行いました。園児たちに楽しんでもらおうとペープサートを利用したり、絵を段階的に出したりするなど工夫をこらしました。学校で何度も練習したこともあり、どのグループも好評でした。

(登場人物を描いた紙を裏表2枚張り合わせ、持ち手を付けた紙の人形)

 

3年生は高校最後の保育実習で、これまでの集大成となる実習内容になりました。。特にエプロンシアターや手袋シアターの実演では6月の実習での反省を生かし、よりよい形で園児たちの前で披露することができました。また、お遊戯会の練習や清和大学短期大学部の先生による造形の授業など通常の保育以外の時間も体験することもできました。

 3年生は今回の保育実習の経験を生かし、進学先で資格・免許取得に向けてがんばってほしいと思います。

 

各幼稚園の先生方、お忙しい中での保育実習の受け入れ、ありがとうございました。

 

 以下の日程・幼稚園で実習を実施しました。

 11月25日(金)3年生 金田幼稚園

 11月28日(月)3年生 八重原幼稚園

 11月29日(火)2年生 畑沢幼稚園

 11月30日(水)2年生 金田幼稚園

生徒会役員信任式

本日、新生徒会役員の信任式が行われました。

 

学校長より「生徒会本部役員当選おめでとうございます。生徒会本部役員というのは、学校行事を始め、木更津総合高校を運営していく上ですごく大切な活動だと思っています。自身の頑張り、やる気が木更津総合高校をさらに良いものにするし、木更津総合高校の一人一人の学校生活が豊かなものになる。またそれと同時に一年間生徒会本部役員として活動することが、君たち自身の成長にもつながります。本当に素晴らしい、意義深い活動だと思っています。是非この一年間、みんな一生懸命頑張ってもらって、一年後、また次の代に引き継ぐときに精一杯やったと思えるような良い生徒会活動を展開してほしいと思います。

コロナもまだ収まっていないけれど、今年度は色んなことが通常通りに近い形でできるようになりました。来年はまたさらに通常通りにますます近づいている形になっていくと思うので、みんなの腕の見せ所、是非頑張って色んなものを、特に学校行事を盛り上げていってください。期待しています」と激励の言葉がありました。

 

今後の成長や活躍が楽しみです。

 

生徒会役員選挙及び立会演説会

本日1校時、生徒会役員選挙が実施されました。立候補者は、配信された映像を通じて、立候補に向けた意気込みと今後の活動について抱負を語りました。

生徒たちは、Classiを使っての投票となりました(アクセスが出来ない生徒のみ投票用紙を使用)。

 

立会演説に先立ち、学校長からは、参政権が18歳に引き下げられ、高校生も一有権者としてまじめに選挙に取り組む姿勢を学ぶ必要があることに触れ、「みなさん一人ひとりが、生徒会の構成員です。みなさんの学校生活を充実させるために、勇気をもって立ち上がってくれた立候補者の演説に真剣に耳を傾けて欲しいと思います」と選挙の重要性について説きました。

現生徒会長、山根君からは、「立候補者の演説をしっかり聴き内容を吟味し、1、2年生は自分たちの代表を選んでください。3年生はこれからの本校を背負っていくにふさわしい人を選んでください。 投票よろしくお願いします」と。今年度選挙管理委員長を務めた、吉田亜寿佳さんからは、「一人ひとりが本校生徒会の一員であることを意識し、真剣に話を聴いて、この後の投票にのぞんで下さい」と、それぞれ放送を通して生徒たちに投票を呼びかけました。
演説の内容からは、「みなさんの声を形にする努力をしたい」、「校則について理解を深め、学校生活の充実を図りたい」、「校外での活動を重視して学校のイメージ向上に励みたい」等、具体的な施政方針を語る立候補者の姿が伝わりました。

自衛隊ガイダンス ~就職指導部~

11月23日(火)放課後に、1年生、2年生を対象にした、自衛隊ガイダンスが開催されました。会場となった104教室では、講義形式で採用試験対策をして頂いた一方で、けやき広場では、自衛隊の特殊車両が展示され、多くの生徒が自由に乗車し直接車両に触れる体験をすることができました。

自衛隊千葉地方協力本部木更津地域事務所から来校されたのは、主任広報官である米田様をはじめ、奥様、沼田様、古賀様です。104教室では男子8名、女子2名、計10名の生徒が参加し、米田様よりレクチャーを受けました。

自衛隊員の主要な役割は、「国の防衛」、「災害派遣」、「国際平和協力活動」の3つです。混迷を極める世界情勢や自然災害が繰り返す中、自衛隊の存在意義はますます高まっています。さらに近年は、陸・海・空だけでなく、宇宙空間やサイバー領域への対応を迫られているとの説明に、生徒たちは驚きの表情を隠せませんでした。

自衛隊員はフィジカル面でかなり屈強で特別な知識と技術を持った、「特殊な技能集団」とのイメージが先行し、「“フツーのひと”には、務まらないのでは?」という心配が脳裏をよぎります。

しかし、実際の自衛隊は、様々な職種を抱える幅の広い職場であることが、米田様のお話から知ることができました。自衛隊は全国に(海外にも派遣)展開し、およそ24.7万人の隊員が働いています。隊員の日常生活とその活動を支えるために、医療、調理、経理等の事務職から音楽隊まで、ありとあらゆる職種を擁する巨大組織なのでした。育児中のお母さんだって働いています。「どんな人にも活躍できる場所が用意されている」との言葉に、生徒たちは目を輝かせました。

後半の試験対策では、国・数・英・社の例題を解説して頂きました。学校で学ぶ内容がいかに大事であるか再確認できました。

けやき広場に展示されたのは、“高機動車”という高い走破性を誇る特殊車輛でした。最低地上高が高く、60%(およそ31度)の勾配をクリアーできる登坂能力があります。何より、タイヤが被弾しても走行を続けることができる特殊な機構を持つそうです。後部のスペースが広く人や物資の輸送に適しているばかりでなく、牽引力が強いので、多目的車輛として重宝されています。運転席に座るのも写真撮影も自由。多くの生徒が興味を示し、中には隊員の方との記念写真をねだる生徒もいて、大賑わいとなりました。

生徒会オープンデー

11月14日(月)、16日(水)、18日(金)の3日間、昼休みに3学年ハウス生徒会室を開放して、『生徒会オープンデー』が開催されました。

任期満了に伴う、生徒会役員の改選選挙が近づいています。立候補受付期間となった先週、現役役員が、生徒会の活動内容を広く理解してもらうために、『生徒会オープンデー』を催しました。この3日間に生徒会に興味を持つ1、2年生、延べ15名の生徒が生徒会室を訪れ、この1年間どんな活動をしてきたのか、役員から説明を受けました。

振り返ればこの3年間、新型コロナウィルス感染拡大に影響され、多くの行事が中止に追い込まれ、何とか開催に漕ぎつけた行事においても多くの制約を強いられながらの実施となりました。「前例に倣えばどうにかなる」仕事はほとんどなく、その都度改善策と創意工夫が求められる厳しい3年間でした。

様々な場面でリーダーシップを発揮して、なにやら“颯爽”としたイメージを持たれることの多い生徒会ですが、裏方の仕事が多いのも事実です。同じく先週、文化祭で使ったブルーシートを来年も再利用できるように、除菌スプレーを吹き付けモップ掛けをしている役員の姿がありました。日没が過ぎ、校舎から漏れる灯りの中での作業でした。

引退が迫る3年生役員たちが、来訪する後輩たちに明るく接していました。自分たちのバトンを受け継ぎ次の世代を担って欲しいという強い思いがあるようです。

立会演説会(即日投開票)が28日(月)に予定されています。