お知らせ

応援団結成

年度末試験最終日となる本日、至真殿前の大階段に、応援団が集結。春のセンバツ大会に向けての応援練習が行われました。応援団が最後に組織されたのは、2019年7月千葉県大会以来。実に2年半ぶりのことになります。

冒頭、応援団の責任者を務める青栁先生から、この様な環境の中で、大きな声を出しての応援が出来ないこと、集団で行動する以上一人ひとりが感染防止への意識を持つこと等、諸注意をうけてからの練習開始となりました。

現在の1、2年生には経験者がおらず、手探り状態での練習となりましたが、吹奏楽部麻埜先生の手際のよい説明を受け、全12曲のレパートリーを一通りこなすことが出来ました。

 

応援団は、野球部・吹奏楽部・チアリーディング部からなる応援委員会と、甲子園で応援を希望する一般生徒と有志で参加する部活動で構成されています。心強かったのは、つい先日卒業したばかりの、吹奏楽部・チアリーディング部OGが、最後の応援団に参加した経験を伝えようと、助っ人で参加してくれたことでした。赤いジャージ姿が頼もしく見えました。

残された時間はあと僅か。全体での練習の機会は限られています。初めてのアルプススタンドで臆することなく応援が出来るよう、精一杯頑張りましょう!

鳥居崎海浜公園遊具描画塗装 ~美術部~

往時の賑わいを取り戻そうと、現在『みなとまち木更津再生プロジェクト』が進行中です。その目玉企画であるパークベイプロジェクトに、本校美術部が市からの依頼を受けて参画。鳥居崎海浜公園の一画を占める、「まごころ広場」の遊具にアートペイントを描きました。

木更津のベイエリア、中の島大橋のたもとにあるのが鳥居崎海浜公園です。遡ること2年前、かねてより港湾地区の防波堤や同海浜公園の遊具に塗装を施してきた実績を買われて、木更津市からご依頼を頂きました。

当初は「市の再生プロジェクト」というタイトルの大きさに尻込みをしていた部員たちでしが、ミーティングを重ね、時間をかけて何度も話し合い、「木更津“愛”デンティティを育む公園」というコンセプトにふさわしい、ベストのデザインを考案することが出来ました。

途中、コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、作業は大幅に遅れてしまい、関係施設のオープンとなる3月18日(金)以降も作業が続きますが、美術部OBや地域の方々、保護者や先生方の支援と協力に支えられ、なんとか完成の目途がつくようになりました。

この企画に参加する機会をいただいたことが、部員たちが木更津の現状に目を向けるきっかけとなり、「ここを訪れる人たちの心が温まるような作品を仕上げ、地域に貢献しよう」という意識が芽生えました。

作業を手掛けた部員たちは、「木更津の新たなフォトスポットとして世界に発信される日を楽しみに、美術部一同完成に向けて頑張りたい」と、胸を張って意気込みを語ってくれました。

卒業式

本日、至真殿にて、『令和3年度 第19回卒業証書授与式』が挙行されました。好天に恵まれ春めいた陽光を受け、今年度は565人の卒業生が本校を巣立っていきました。

卒業証書授与では、担任から一人ひとり呼名を受け、卒業生は「はい」と応えて起立すると、笹生 尊くんが代表となり学校長より卒業証書を受け取りました。

学校長は、式辞の中で「思い起こせば、2019年4月9日、コロナ禍など想像もしていなかった入学式では、みなさん全員がステージに上がり、私と握手をしたのを覚えているでしょうか。入学式と同じように一人ひとりに卒業証書を渡すことが出来ませんでしたが、みなさんの返事からは、高校生活を終える充実感や先生や保護者の方々への感謝の気持ちが伝わってきました。

コロナは社会に大きな変化をもたらしました。技術の進歩によってインターネットを使って大抵のことが出来るようになった現在、人と人とが直接交わることを回避する方向性が強まっています。みなさんは個性豊かで様々な地域から集まった沢山の仲間たちと、切磋琢磨しながら3年間を過ごしてきました。いろいろな考え方や価値観を持った仲間たちと過ごすことで、お互いを受け入れながら一つのものを作り上げていく人間力を身につけたはずです。その力は、人と人とが直接の交流の中でこそ発揮されるものです。みなさんが3年間で培った人間力と真心を遺憾なく発揮し、社会で愛され必要とされる、そして新時代を切り拓いて行く人材となることを期待しています」と卒業生を鼓舞しました。

 

生徒会長山根 凪くんが在校生を代表して、「皆さんが旅立つ今、私達在校生は不安がないと言い切ることはできません。しかし、先輩達が熱い思いを持って築き上げてこられた、この木更津総合高等学校を大切にし、その伝統を受け継ぎ、更に発展させる決意です。

先輩方の前には様々な壁が立ちはだかると思いますが、先輩方にはこの木更津総合高等学校で出会い、かけがえのない時を共にした仲間がいます。そんな仲間と過ごした思い出や、経験を活かして、きっとどんな高い壁も乗り越えていけることと信じています」と送辞を述べました。

 

卒業生代表吉田凪沙さんは、一年次9月の台風被害と2年間に及ぶコロナ禍に触れた上で、「私たちは数多くの困難を乗り越えてきました。私たちなら、これから先の人生の中で様々な困難にぶつかったとしても、乗り越えていけると思います。私たちがこのように有意義な学校生活を送ることができたのは、先生方が生徒一人一人に真剣に向き合い、寄り添ってくださったからだと思います。この三年間で学んだことを元にこれからもそれぞれの進路に邁進してまいります」と先生方への感謝の気持ちと卒業に臨んでの決意を述べました。

在校生へは、「四月からは皆さんが、この木更津総合高校の伝統を引き継ぎ、それぞれの目標に向かって努力していって下さい。時には、難しいことに直面することもあると思います。そんなときは、頼れる友人が周りにいることや、先生方がサポートしてくださることを忘れないで下さい」とメッセージを伝えました。

そして最後に保護者と級友たちに、「十八年間変わらない愛情を持って育ててくれたこと、とても感謝しています。親孝行できるまでもう少し待っていてください。三年間、共に過ごしたみなさんにはありがとうの一言では、言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、毎日会える存在ではなくなりますが、それぞれの場所で自らを高め、互いに成長した姿で再会できることを楽しみにしています」と感謝の気持ちを述べ、答辞を終えました。

卒業式では、次の各賞が該当者に送られましたので、ご紹介いたします(敬称略)。

学校長賞:高近朱春、守岡佑哉、兼高春菜、山中里桜、小川琴美、緒方珠璃

千葉県知事賞:高近朱春

鳥海賞:図師瑠羽菜

特別賞:阿久津斗吾、甲木 碧、小林開道、清水雄護

3ヵ年皆勤賞 代表杉本柚妃(総数79名)

 

謝恩式

前日表彰に続き、同会場では生徒有志が主催する『謝恩式』が執り行われました。壇上にて、クラスの代表から学校長、副校長、教頭、ハウス長、担任の先生方へ花束が贈呈されました。

会は、牧野央奈さんの開会宣言で始まりました。2名の生徒が卒業生を代表してあいさつをしてくれました。

酒生杏一くんからは、「この3年間は私たちを確実に大きく成長させてくれた期間であったと実感しています。先生方、本当に有難う御座いました」と。

白川なぎささんからは「どの先生方も私達に寄り添い、一緒に努力して下さる素晴らしい先生方でした。最高の先生方、最高の仲間と共に出来て幸せでした」と感謝の言葉が伝えられました。

花束が贈呈されると会場からは大きな拍手が送られました。学校長は、「今感謝の気持ちのこもった花束を頂きました。感謝は決して一方的な気持ちではありません。みなさんがこの学校に入学し、3年間頑張り続けてくれたことは、教師冥利に尽きることでした。みなさん、本当に有難うございました。これからの人生、感謝の気持ちを忘れずに過ごして欲しいと思います」と謝辞を述べました。

前日表彰

本日、第19回卒業証書授与式前日表彰の部が至真殿で開催されました。受賞者と代表者が壇上に上がり、学校長より表彰されました。以下にご紹介いたします(敬称略)。

産業教育振興中央会賞 阿部里紗子

全国商業高等学校長協会賞 酒巻秀一

高校生新聞社賞 吉田凪沙

千葉県高等学校野球連盟賞 山中海斗(硬式野球部)

千葉県高等学校体育連盟賞 

[卓球部:柴田俊輝、神 桜子、佐々木美優、山崎真優菜]

[ソフトテニス部:大森祐太、髙橋 奏、山野井航汰、長 知弥、二瓶碧音]

[柔道部:甲木 碧]  

[空手道部:平野慶太郎(代表)、中村野乃]

 

千葉県私立高等学校柔道部会賞:小林開道

3ヵ年精勤賞:大森みのり(総代 総数152名)

 

学校長は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各家庭保護者1名のみの参列となるなど、止む無く規模を縮小しての式になることを断った上で、「3年間を振り返り、この学校でよかった、と言ってもらえたら大変喜ばしいことです。本校の前身である木更津中央高校、清和短大付属高校までを含めれば、卒業生の数は40,000人を超えることになります。明日以降、みなさんはその仲間入りをすることになります。私たち教職員は、みなさんが本校の卒業生であることを胸を張って誇れるように、本校の発展に努めて行くつもりです。

明日が、高校生活最後の1日となります。保護者の方々の支えがあってこその3年間でした。感謝の気持ちを忘れず、呼名にはハイ、という元気な声を、保護者のみなさんに聞かせてあげて欲しいです」と式辞を述べました。

木更津中央高校第2期卒業生である、同窓会代表下田正行先生より、「60余年まえ、この学校で芽生えた夢を叶えようと努力を続けてきました。すべては夢から始まります。どうぞ夢を描いて未来へ羽ばたいて下さい」とご挨拶を頂きました。これまで中央高校、短大付属高校、本校と3つに分かれている同窓会が一本にまとまり、間もなく会の組織が一新されることを紹介して頂きました。明日の卒業式では、記念のボールペンが同窓会より贈呈されます。