カテゴリ:生徒
入学式
本日、至真殿にて『第20回 入学式』が挙行されました。今年度は、実に703名という多くの新入生を迎えることとなりました。令和4年度第1学年は、特別進学コース3クラス、一般コース15クラス、計18クラスの編成でスタートいたします。
保護者、教職員からの大きな拍手に迎えられ、新入生が入場しました。着席が完了すると、「木更津総合高等学校学校長は、703名の入学を正式に許可いたします」との『学校長入学許可宣言』により、式が開始されました。
続いて、担任による呼名で一人ひとりが「はい」と応えて立ち上がり、保護者席に向かい一礼して着席というという形で、クラスごとに新入生の紹介が行われました。
ステージ上で行われた職員紹介では、各教職員を学校長が一人ひとり氏名と共に職名と担当クラスを伝え、副校長、教頭、特進ハウス長、1学年ハウス長、そして各学級担任が紹介されました。
学校長は、式辞で「これから3年間をみなさんと共に過ごすことが出来ることに感謝します」という言葉で新入生を歓迎しました。さらに本校創設者、真板益夫先生が提唱した『真心教育』にふれ、「社会の良心になれ」、「困難にくじけない逞しい人間になれ」、「大いなる真実の自己に生きよ」という、真心教育の目指す教育目標・人物像を詳しく説きました。
新入生には、環境が大きく変わるこの高校入学というタイミングで「大きく成長できるチャンスがある」こと、3年間の高校生活で「目の前にある全てのことに失敗を恐れず本気で取り組んで欲しい」こと、そして悪い習慣を断ち切り「挨拶や身だしなみ、規則正しい基本的な生活習慣を身につける」ことが社会に出たとき大きな武器になると新入生に語り掛けました。
保護者の方々には、「教職員が一丸となって」教育に取り組み、「社会で愛され、必要とされる人材育成に努める」と誓約。その為にはご家庭との連携が必須である、と本校の教育理念と方針に理解を求め、協力を請いました
卒業時には、本校に「入学して本当に良かった」と笑顔で言って頂けるよう、教職員一同責任をもって全力で教育にあたります」と式辞を結びました。
新入生を代表して藤井堅翔君が登壇し、「自分で選んだ道なので、これから真心教育のもと、自分に責任を持ち、充実したものにしていきたいと思います。先生方、私たちも精一杯頑張りますので、厳しくご指導くださいますようお願い申し上げます。私たちを支えてくださる多くの方々の期待に答えることができるように、努力する覚悟でございます。どうぞ温かく見守ってください」と宣誓をしました。
生徒会長、山根凪くんがそれに応え、「仲間と助け合い思いやりを持って、団結力のある集団になってください。そして、皆さんがこの木更津総合高等学校に少しでも早く馴染めるよう、応援していきたいと思います」と歓迎の言葉を述べました。
保護者会会長、小野和洋様より、「現在、当たり前であった生活が当たり前にできない世の中になってしまい、みなさんがここに至るまでには、大変な苦労を強いられたことだと思います。だからこそ、これから始まる高校生活を思いっきり楽しんでこの学校を好きになって下さい。一日一日を大切にし、充実した3年間を過ごすことが出来るよう期待しています」と心温まる祝辞を頂きました。
春の陽光をひと際暖かく感じる好天の下、今年度の入学式は滞りなく終了することが出来ました。
本日の入学式では、国歌・校歌は「清聴」のみとし、斉唱をしませんでした。また、保護者の参列もお一人までと制約を設け、感染拡大を防ぐ配慮をさせて頂きました。保護者のみなさまには、ご多忙の折、多数参列して頂きました。ご協力、誠に有難うございました。
始業式
本日は、明日入学式を迎える1年生を除く、2年生、3年生が登校しました。至真殿にて令和4年度始業式が行われました。
式の始まりには、学校長が、「さて今日は令和4年度の始まりです。3月まで2年生だった君たちは3年生、最上級生です。学校生活では他の生徒の見本となり、クラブや学校行事では後輩を指導・引っ張っていく重要な学年です。しかも自分自身は本格的に進路のことも考えなければなりません。この1年間がみんなの今後の人生を決める、最も大切な1年間と言っても過言ではありません。
そして3月までの1年生だった君たちは2年生になります。今までは1年生だから許されたこともありましたが、今年は先輩として1年生の見本にならなければなりません。
そしてここにはまだいない1年生は明日9日が入学式です。今年の1年生は703名入学してきます。全校で1900名を超える千葉県一の生徒数のパワーで、学校を盛り上げていきましょう。
令和4年度は3月の終業式でもお話したとおり、コロナに気をつけながら、可能な限り通常の学校生活を取り戻していきたいと思っています。もちろんマスクの着用・手洗いの励行など、個々の予防はこれまでと同様に忘れずに徹底して下さい」と生徒達へ語りかけました。
さらに、年度の始まりに際し「服装を正すこと」、「挨拶をしっかりすること」、「安易な遅刻や欠席をしないこと」、「真剣に学習すること」、そして「清掃の徹底」と、5つの学校長要望事項が改めて確認されました。基本的な事柄が挙げられていますが、それをおろそかにしないことで、道徳心や節度など社会に出る前に人として大切なものを体得して欲しい、忍耐強く勤勉で周囲から信頼を得る人に育って欲しい、という学校長の思いが込められている内容です。
最後の要望事項に触れると、「この学校は皆さんが3年しかない貴重な学校生活を過ごす家のようなものです。自分の居場所を大切にする人間であって下さい。自分の使う教室やトイレを掃除して清潔にするだけでなく、掃除をすることで自分の心を洗い、周りの人を幸せにすることもできます。以上の要望事項を踏まえて、令和4年度も充実した学校生活を送ってください」と式辞を終えました。
今年度より生徒指導部長を務める鈴木良二先生より、講話がありました。現在全国で実施されている、春の交通安全運動に触れ、「事故に合わないように」、「事故を起こさないように」と注意喚起が行われました。特に、イヤホンをつけたまま、またはスマホを操作しながら自転車に乗るような行為は人に怪我をさせる恐れがあると、「決してしてはいけないこと」と強く戒めました。
1年生オリエンテーション 2日目
オリエンテーション2日目を迎えました。本日は、至真殿のメインフロアーに集合。入学式に備えて、確認事項が伝達されました。
入学式を間近に控え、1年生は整列の順番を確認したり、身だしなみを整えたり、呼名の際にははっきりと大きな声で応えるよう指導を受けました。
その後は、午前中に身体測定やホームルームをするなど、クラスごとにそれぞれの動きとなりました。担任の先導で、広い敷地内のあちらこちらを見学する様子が見かけられました。
この数年間では珍しく、このオリエンテーションにタイミングを合わせたように校内の桜が満開となり、淡いピンクに咲き誇る花を背景に集合写真を撮るクラスが目立ちました。
午後には、個人写真の撮影と教科書の配布が行われました。インクのにおいが新鮮な教科書に名前を書き込み、いよいよ高校生活のスタートです。
1年生オリエンテーション 1日目
本日、令和4年度新入生が登校し、オリエンテーションが行われました。会場となった至誠館では、受け取ったしおりを確認しながら、自分の所属クラスと担任の先生を探す1年生の姿が見られました。
開会式では、学校長より「本日は、4月9日に入学を迎える入学候補者703名に集まってもらいました。みなさんは、全校で1,900名という、非常に大きな学校の一員になります。全員が素晴らしい高校生活を送れるように、一人ひとりが頑張ってくれることを期待しています。本校の教職員もこれからの3年間、しっかりとみなさんのサポートをしていきます。正式な入学はこれからですが、本校の制服を着ている以上、今日からみなさんを入学候補者ではなく、本校の生徒として扱っていきます。それは、卒業するまでの3年間、今日から私たちがみなさんに対して責任を負うことを意味しています。卒業後には、就職、進学、どの様な進路であれ、さすがは木更津総合の卒業生だと言ってもらえるよう、みなさんを指導していきます。
様々な選択肢があったなかで、みなさんは最終的には自分の意志で本校への進学を決定しました。自分の決断に責任をもって、これからの生活を過ごすようにして下さい」と挨拶がありました。
第1学年ハウス長、森先生から、特進ハウス長と各担任の紹介がありました。
森先生からは、「オリエンテーションには、新しい環境への順応とか適応という意味があります。これからの高校生活でよいスタートを切れるように、この二日間のオリエンテーションを有意義なものにして下さい」と話がありました。
休憩をはさみ、担当する各先生から次のようなガイダンスがありました。
生徒指導部長、鈴木先生からは、「生徒心得」・「生徒指導基本方針」を通して本校で過ごす上での諸注意と、本校が設置する「いじめ防止委員会」に触れ「いじめ防止対策」について説明がありました。
養護の地曳先生からは、保健室とスクールカウンセラーを利用する上での手続きと、学校保険等についての説明がありました。
環境整備課長、喜古先生からは、災害発生時の下校方法と、防災グッズについて説明がありました。
音楽の麻埜先生の指導で、校歌の歌唱練習が行われました。飛沫感染を考慮し、マスクをしたままハミングでの練習になりました。
終業式
令和3年度を締めくくる終業式が挙行されました。至真殿のフロアーには時間をずらして、1学年、2学年と学年別に式が行われました。
式の始まりには、生徒会長の山根 凪くんから、「明日から春休み。4月には次の学年にあがります。新入生の模範となるために、木更津総合高校の生徒として恥ずかしくない行動、感染防止徹底、この2つのことを心掛けましょう。また、硬式野球部が6年ぶりとなるセンバツ大会に出場します。現地であれ自宅であれ、全校一丸となって応援しましょう」と挨拶がありました。
学校長は講話で、「令和3年度も昨年度に続いてコロナに翻弄された1年でした。長期間の臨時休校措置などはなかったものの、夏と冬に大きな感染の波が来て、日常生活にも大きな支障をきたしました。学校内外でマスクを外せない生活が続き、様々な場面でかなり窮屈な思いをしたと思います。しかしその経験を経たことで、1年前と比べて学校行事もクラブ活動も、しっかりと成果を残すことができました。柔道部の夏のインターハイ優勝、そして硬式野球部の6年ぶりのセンバツ甲子園出場、そしてクイズ研究同好会の高校生クイズ全国大会に出場、見事準決勝進出など、学校内外で大いに誇れるものがありました。
感染対策を継続しながらも、令和4年度はこれまでの2年間よりも通常の学校生活を取り戻していきたいと思っています。今年度は夏と冬のオリンピックを同じ年度に見ることができました。特に夏は東京で開催ということで、史上最多のメダル獲得をすることができました。皆さんと同じ年代のメダリストもたくさんいました。彼らも苦境の中、その条件の中で最善の努力をして、最高の結果を出しました。皆さんも是非とも来年度の目標を打ち立てて、それに向けてしっかり取り組んでください。
4月には大勢の新入生が入学してきます。ここ数年の中で最もたくさんの数です。君たちが率先して模範を示して下さい」と、生徒に伝えました。
各ハウス長からは、次の内容が生徒に伝えられました。
1学年ハウス長、大岩先生「今日は予定通り終業式を始めることが出来ました。時間を守って全員が行動できるのは大切なことです。4月からは2年生になりますが、なかだるみが目立つ学年です。この一年しっかりやって来た自分を大切にして、新年度を過ごして下さい」
2学年ハウス長、能登先生「進路を決める大切な時期が近づいています。1、2年の成績を今一度振り返り、意欲を新たに学習面での取り組みを始めて下さい。今週末には進路ガイダンスが予定されています。この春休みから情報を収集するなど、出来ることはたくさんあるはずです。自分の進路を狭めるような行為は論外です。進路決定に向けて邁進して下さい」
表彰
終業式に先立ち、表彰がありました。
以下にお知らせいたします。(敬称略)
明るい選挙啓発ポスター
木更津市
銀賞:保坂充紀
銅賞:森 陽花
千葉県
優良賞:保坂充紀
明るい選挙啓発標語
木更津市
金賞:川名里奈
銀賞:髙梨紗矢
銅賞:高畑晴生
千葉県
佳作:川名里奈、髙梨紗矢、高畑晴生
応援練習
“春のセンバツ”に向けての応援練習が行われました。2回目の練習となった本日は、野球部員も参加し、本番さながらの応援風景を見ることが出来ました。
応援団長の堀江君が、「応援はグランドに立つ選手たちの大きな力になります。応援を完璧にして、グランドでプレーする選手たちを後押しできるよう頑張ってやっていきましょう!」と参加者に声をかけると、拍手が沸き起こり、盛り上がった雰囲気で練習が始まりました。前回練習ができなかった3曲を加えて、手の動きや拍手のタイミングなどを確認しながらの練習となりました。やはり、声は出せない、メガホンは肩までの高さで打楽器として使用するなど、いくつもの制約はありますが、一週間前と比べると格段の進歩がありました。
気温が上がり、途中給水の時間をはさみながらも、1時間を超える練習となりました
大会は3月18日(金)に開幕。本校の初戦は、3月20日(日)第1試合に予定されています。
応援団結成
年度末試験最終日となる本日、至真殿前の大階段に、応援団が集結。春のセンバツ大会に向けての応援練習が行われました。応援団が最後に組織されたのは、2019年7月千葉県大会以来。実に2年半ぶりのことになります。
冒頭、応援団の責任者を務める青栁先生から、この様な環境の中で、大きな声を出しての応援が出来ないこと、集団で行動する以上一人ひとりが感染防止への意識を持つこと等、諸注意をうけてからの練習開始となりました。
現在の1、2年生には経験者がおらず、手探り状態での練習となりましたが、吹奏楽部麻埜先生の手際のよい説明を受け、全12曲のレパートリーを一通りこなすことが出来ました。
応援団は、野球部・吹奏楽部・チアリーディング部からなる応援委員会と、甲子園で応援を希望する一般生徒と有志で参加する部活動で構成されています。心強かったのは、つい先日卒業したばかりの、吹奏楽部・チアリーディング部OGが、最後の応援団に参加した経験を伝えようと、助っ人で参加してくれたことでした。赤いジャージ姿が頼もしく見えました。
残された時間はあと僅か。全体での練習の機会は限られています。初めてのアルプススタンドで臆することなく応援が出来るよう、精一杯頑張りましょう!
応援メッセージ収録 ~生徒会他~
本日、センバツ甲子園大会に向けたメッセージ動画を撮影するため、NHK千葉放送局スタッフが来訪しました。生徒会役員が、カメラとマイクを前にして、「優勝を目指して頑張って下さい!」と力強くエールを送りました。
カメラの前に立ったのは、生徒会会長山根 凪くん、副会長鈴木明輝くんと役員の石塚このみさん。初めてピンマイクを付けてもらうあたりから少し緊張の面持ちでしたが、コース制と盛んな部活動、文化祭の様子など、手際よく本校の特徴を紹介しながら学校のアピールも抜かりはありませんでした。数回の練習テイクを繰り返し、見事にミッションをこなしました。
放送は、実際に試合が中継されている最中、グランド整備などの時間帯です。部活動の練習風景などと一緒に放送されます。
始業式
本日、始業式が行われました。本来1月7日に授業が開始される予定でしたが、前日の降雪が予報を超える大雪となったため、本日の始業となりました。新型コロナウィルス、オミクロン株の感染拡大を懸念し、生徒たちは教室に待機し放送での式となりました。
校歌の放送に続き生徒会長山根君より、「明けましておめでとうございます。今年は寅年です。固定観念にトラわれず、いろいろなことにトライしていきましょう。新型コロナウィルスはもちろんですが、怪我や健康管理にも気をつけましょう」と新年に向けて挨拶がありました。
学校長は、「思い返せば、昨年の今頃はコロナ感染者が増え続け、緊急事態宣言が発令されていました。昨年の後半頃には収束とは言えないものの、一定の対策を講じていれば、日常生活や通常の学校生活を送ることができるのでは、という期待がありました。しかし年が明けてから数日間で状況は大きく変わりました。オミクロン株の感染力と感染のスピードは想定を大きく超えるものでした。特に沖縄県では、ほとんどの学校が分散登校や休校となっています。現在はそれほど深刻ではない千葉県も、1週間後にはそれに近い状況になっている可能性があります。
今後、国や県が打ち出す方針を待たなければなりませんが、皆さんの貴重な学びの機会を守らなければならないと考えています。教室で行われる授業だけではなく、学校生活そのものが学びの機会です。オミクロン株の感染力は相当強く、一人の感染者がいれば多くの人に感染が広がります。生徒全員の健康と学校生活を守るためにも、一人一人が自覚を持って、日頃の感染対策に努めて下さい」と、感染対策にこれまで以上に危機感を持って過ごすよう、生徒に語りかけました。
学校長はさらに、1.服装を整える、2.挨拶の励行、3.安易な遅刻欠席をしない、4.真剣に授業に取り組み学習に励む、5.清掃の徹底、と5つの要望事項を伝えました。
生徒指導部長青栁先生からは、「今年は服装の規定をしっかり守って過ごすよう、意識を持って過ごして下さい」と指導がありました。感染対策については、「マスクの着用と手洗いを徹底すること。スクールバスは、特に登校時、8:30の最終バスが混み合う傾向があるので、早めの登校を心掛けて下さい」と注意がありました。
歳末たすけあい募金
12月22日に生徒会の生徒が、木更津駅において「歳末たすけあい募金」を行いました。新生徒会としての初めての活動でした。また、寒い中でしたが、多くの方に募金していただくことができました。さらに、ホッカイロを下さる方もいて、人の優しさにふれることができ、あたたかい気持ちになることができました。募金をしてくださった皆様、ご協力ありがとうございました。
追記:募金の総額は、27,727円になりました。12月23日付で千葉県共同募金会木更津市支会に納めさせて頂きました。
3年生 学年集会
終業式を終えると3年生だけがフロアーに残り、学年集会が開かれました。長い自宅学習期間を迎える3年生に対して、学校長を始め、進学指導、就職指導、生徒指導の各部長の先生方より諸注意が伝えられました。
学校長は、「みなさんは、やがて社会を支える人間になります。殆どの人が修学支援金の恩恵を受けていますが、その原資は日本中で働いている人達が納めている税金です。今度は君たちが働いてその役割を担う番になります。
来年の4月から18歳で成人として扱われます。未成年として許されなかった制約が解ける一方で、これまで許されていたことが許されなくなります。社会的な責任が高まるからです。一昔前まで、日本では終身雇用のレールに乗れば老後まで安泰でいられる社会でしたが、現在は社会的な弱者や困窮者を助けるセーフティーネットでさえあてにならない時代になりました。
だからといって、人を蹴落としても生き残ろうと考える人が果たしているでしょうか。日本は少子化が進み、人口が減少し始めています。だからこそ、互いに協力し合う力が必要です。自分で考えて行動し、自分が出来ること、得意なことで社会に貢献する、そのような人になって欲しいです」と生徒たちに語り掛けました。
進学指導部竹下先生
「大学や専門学校の先生方からは、本校から進学した生徒たちが、学力不足のために単位が取れずに進級できなかった、途中退学してしまった、という話を聞きます。多くの大学では、入学する学生の半数以上が、一般選抜を乗り越えて進学しています。学校推薦型や総合型選抜・AO入試で進学を決めた生徒たちは特に、4月から始まる大学・専門学校での生活に備えて、しっかりと学習に取り組んで欲しいと思います。年が明けて一般選抜を受ける生徒たちは、寝る間を惜しんで受験勉強に励んでいる最中で、精神的にも身体的にも厳しい状況にいる人が少なくないと思います。本当に苦しいときには担任の先生に相談して下さい。友達の顔を思い出して頑張って下さい。3年間自分が頑張ってきたことを信じて、合格を勝ち取って欲しいです」
就職指導部小甲先生
「内定を受けている生徒は、就職先からの研修等の通知は、必ず目を通し内容を確認して下さい。分からないことがあれば学校に連絡して下さい。就職先に質問があれば、校名と氏名を名乗って直接会社の人事部に問い合わせて下さい。SNS上に勝手に会社の情報を載せて、高額の賠償請求を求められ未だに裁判が続いている事案があります。絶対にやってはいけません。内定をもらった以上は、安易に進路を変えることはできません。不確かな情報に振り回されることがない様にして下さい。挨拶がコミュニケーションの第一歩です。社会に出たら、相手の部署や立場に関係なく、しっかりと挨拶しましょう。職場の研修は、時に合宿を伴う厳しい内容のものもあります。挫けずに頑張って欲しいです。社会に出たら、頭髪や服装の決まりが無くなります。おしゃれと身だしなみを区別して、人に不快感を与えない常識的な服装で過ごしましょう。社会に出てからも、分からないことや悩みがあれば、一人で悩まず学校に電話をして下さい。必ず君たちの力になります」
生徒指導部青栁先生
「ここから2か月以上、君たちは登校せず、自宅で過ごし、自分の判断で行動することになります。3月の卒業まで、人に迷惑を掛けるような行為をしてはいけません。学校の規定に触れるような問題を起こし、卒業に影響するような処分を受けると、進学や就職することが出来なくなる可能性があります。教習所と運転免許についての規定は、絶対に守って下さい。事故や問題行動に結びつく行為は、厳に慎んでください」
以上、それぞれの立場から、注意、忠告、激励の言葉が送られました。
終業式
本日、全学年の生徒が至真殿メインフロアーに集合し、終業式が行われました。全校生徒が集まるのは体育祭以来。吹奏楽部の伴奏で校歌を斉唱するのも久しぶりのことでした。
学校長より、「今日を入れてあと8日で令和3年が終わります。1年の終わりを迎える大きな節目です。今までの自分を振り返り、これからの自分を考えるこれ以上にない機会です。明日から冬休みです。高校生のみなさんは、ただ楽しいだけの冬休みを過ごすわけにはいきません。
2年が経ってもコロナが収束することはありませんでした。矢継ぎ早に続いた緊急事態宣言と蔓延防止法措置。オリンピックで日本が大いに盛り上がるはずの年でしたが、結局は物理的にも精神的にも縛られたままの1年でした。
しかし、長期にわたる休校措置があった昨年と比べたら、学校生活はかなり守られたということが出来るのではないでしょうか。とにかく登校して、学習と友達と交流する機会は守られました。学校行事も5月のバス遠足以外は、体育祭・文化祭は規模を縮小しながらも実施することが出来ました。部活動でも、昨年度は大半の大会が中止に追い込まれましたが、今年は殆どの公式試合が実施できました。その中でも、柔道部がインターハイ男子団体戦で優勝したのは素晴らしい成果でした。その他の部活動、同好会でも一つ一つ紹介しきれないほどの活躍をしています。
コロナ禍で過ごした高校生活を運が悪いと捉えるのは自分自身の心です。不運に見舞われたときに、悲嘆にくれたり憤りを感じたりするのはたやすいことです。でも一方で、不幸や不遇をしっかり受け止めて、なお自分の成長へつなげることも可能なのではないでしょうか。改めて今年1年のみなさんの活動を振り返ると、逆境の中でも練習を怠らず目覚ましい活躍を遂げた部活動・同好会がありました。悪天候や厳しい制約を跳ね除けて、学校行事を成功させた生徒達がたくさんいました。
みなさんにとって今年が良い年であったことを信じます。そして来年は君たちの力でさらに良い年になることを期待しています」と講話が伝えられました。
生徒会新役員挨拶
表彰に続き、生徒会新規役員が壇上に並び、全校生徒の前で挨拶をしました。
新生徒会長の山根 凪君が、「生徒会選挙へのご協力ありがとうございました。全校生徒から選ばれた責任とみなさんの期待を胸に受け止め、学校行事をより充実するという公約をかなえていくために頑張っていくので、一年間よろしくお願いします」と就任の弁を述べました。続いて、副生徒会長岡田桜子さん、鈴木明輝君、本部役員15人がそれぞれ挨拶をしてくれました。
会場からの大きな拍手に、新役員への支持と期待の気持ちが込められていました。一人ひとりの個性を活かし、リーダーシップを発揮して欲しいです。
表彰 ~夏の体験レポート・読書感想文、献血ポスター~
終業式に先立ち、表彰が行われました。表彰の内容と受賞者氏名をお伝えします。
『令和3年度夏の体験レポート・読書感想文』
最優秀賞 石井隆翔
優秀賞 草刈香奈、小佐田稜生
奨励賞 小柴穂乃実、石渡芽衣、
市島天緒、山田咲羅唯、
安藤彩乃
『献血ポスター千葉県赤十字センター所長賞』
鳥海華菜、常澄彩花
2学年対象『進路ガイダンス』
終業式を翌日にひかえた本日、2年生を対象に『進路ガイダンス』が開かれました。
1校時目に、全員が至真殿に集まり、全体講演会が行われました。2、3校時目は、進学・就職等、各自の志望進路に分かれた分野別説明会に参加しました。
全体講演会では、進路教育研究所・進路アドバイザーの武藤ひろよ様を講師に招き、進路全般について、レクチャーをして頂きました。
「自分の将来や進路を考える時、なりたい自分を想像して、その為に何をする必要があるかを考えて下さい。その時、自分が出来るのか/出来ないのかという枠を作らず、調べ始めることが大切です。調べる過程の中で、自分に合った選択肢が見つかることがあります。
やりたいことが見つからないときは、何をやっているときが一番楽しいか、自分が夢中になれるものなどを手掛かりに進む方向を決めましょう。
情報収集力、想像力、自分と向き合い、自分で判断できる力を身につけることが重要です」等、穏やかな口調で分かりやすい説明をして頂きました。
後半、「自分を知って、それを初対面の人に説明できるようにすることは、難しいけど大切な力です」と、壇上から降りて生徒にマイクを向ける場面がありました。軽妙なやり取りの中で笑い声が起こり、和やかな雰囲気の中講演が終了しました。
分野別説明会では、学問分野(大学・短大等)で22、職業分野(専門学校)で20、留学や就職・公務員等、全45分野に分かれた説明会が開かれました。生徒たちは、手にしたワークシートに伝えられた内容を書き込みながら、熱心に説明を聞いていました。
3学年講話
3年生は3校時に至真殿に集合し、学年集会が開かれました。3年生は、明日の終業式を終えると、卒業式に先立って行われる前日表彰まで自宅学習となります。3学年ハウス長、鈴木保宏先生から生徒たちへ、おそらく最後となる講話が伝えられました。
鈴木ハウス長は、「みんなは、平成31年の4月に本校に入学してきました。一昨年のメモを見返すと、その年の4月3日と4日にオリエンテーションがありました。青雲館で自分のクラスを知らされ、至誠館に移動して担任の先生から名札を受け取り、自分たちが3年間を一緒に過ごす仲間と出会いました。私はその時、これからの3年間をどの様に過ごすのかが大事だ、という話をしました。君たちの高校生活も残りわずかとなりましたが、この3年間を振り返り、どの様な高校生活を送ったでしょうか。入学時の「頑張ろう!」という気持ちを維持することが出来たでしょうか。それを自分の心に問えば、必ず答えは返ってきます。卒業を間近に控えた君たちは、それを振り返る節目に立っています。4月にはそれぞれの進学先・就職先に進むことになりますが、今その答えに正直に向き合うことが、新たなステージで活躍することに繋がります。
世の中が自分の思い通りになることは、決してありません。思い通りにいかないことを苦にして逃げだすのではなく、その場にとどまり解決策を見いだす気持ちを持ってもらいたいと思います。これからの長い人生を送る中で、思いもよらない不運に見舞われることもあります。しかし、どの様な苦境に陥っても、それを跳ね返して頑張ろうという気持ちを持つことが大事です。逃げずに努力を続ければ、必ずそれを見て手を差し伸べてくれる人が現れます」と生徒たちに話しかけました。
最後に、この至真殿が出来た34年前、自身が担任をしていたクラスで事故のために卒業を間近にした生徒が学校をさることになった苦い体験を語りながら、「これから長い冬休みを迎えることになりますが、ここにいる先生方は、君たちが3月1日に全員が笑顔で卒業してくれることを願っています。問題行動や事故を起こすことなく、無事卒業証書を受け取って欲しいと思います」と講話を締めくくりました。
表彰 ~税に関する作文~
『税に関する高校生の作文』に、松下絵里奈さんの作品が優秀と認められ表彰されました。
作品の中では、高校生にも身近な「消費税」を切り口に社会保障の大切さに触れ、少子高齢化が進む日本で将来現状維持していくことが困難になることが警告されています。『税について』というシンプルなタイトルの作文ですが、税の仕組みをしっかりと説き、納税の必要性を自分の言葉で書き綴った秀作でした。
本日は木更津税務署より署長の信本 努様が来校し、松下さんに直接賞状と記念品を手渡して頂きました。
冬季保育実習 ~保育コース~
本校の保育・幼児教育コースの2年生と3年生が清和大学短期大学部附属幼稚園にて、保育実習を行いました。
2年生は児童文化Ⅰで自作した紙芝居の実演を行いました。園児に楽しんでもらおうと絵を遠くからでも見やすくしたり、読み方を工夫したりして臨みました。緊張の中、読み終わった後に園児たちから「また読んでください」と大きな声で言われた時はほっとした様子でした。幼稚園の担任の先生からも講評していただき、読み聞かせの様々な方法を学ぶことができました。
3年生は高校最後の保育実習ということもあり、今までの保育実習の反省を生かして実習に臨むことができました。お遊戯会の練習の時期でもあり、行事への取り組み方について学ぶことができました。
全日程を通して好天に恵まれ、園庭で外遊びをすることができました。園児と一緒に思いっきり走り回って楽しむ姿が見られました。
各幼稚園の先生方、お忙しい中での保育実習の受け入れ、ありがとうございました。
以下の日程で、実習を実施しました。
11月24日(水)2年生 金田幼稚園
11月29日(月)3年生 八重原幼稚園
12月2日(木)3年生 畑沢幼稚園
12月3日(金)2年生 畑沢幼稚園
生徒会新旧役員交代
生徒会選挙を経て、新役員が決定しました。本日、新旧の役員が一堂に集い、交代式が行われました。(集合写真 左[上]:旧役員、右[下]:新役員)
式の始まりには、学校長より「旧役員のみなさん。本当にお疲れさまでした。生徒会の仕事は前年にやったことに倣えば済む部分もあるはずですが、コロナの影響で厳しい制約を受けながら企画を考えなければならなかったし、企画していた行事が直前になって中止になるなど、苦労の多い活動期間でした。
生徒が主役となる学校行事を重視している本校にとって、生徒会の活動はなくてはならないものです。残念ながらこの状況は当分続きそうですが、この2年間で培ったノウハウを活かして、新会長のもとで活躍してくれることを期待したいです」と挨拶がありました。
前会長の吉田さんから新役員へ、「時世に沿った活動を続けなければならない現実があります。どんなことが出来るのかを考えて、いろいろなアイディアを出して、協力し合いながら新会長を支えて下さい」と激励の言葉が送られました。
新生徒会長、山根君から「17代目の生徒会のみなさん、1年間お疲れさまでした。みなさんと過ごしたこの1年間で、行事を企画し運営していくことの大変さを経験しました。そして仲間と協力することの大切さを知ることが出来ました。18代目の会長として、先輩方が教えて下さったことを忘れずに生徒会をリードしていきます。18代目のみなさん、よろしくお願いします。これから一緒に頑張っていきましょう!」と就任のあいさつがありました。
放課後には、3年生の発案で学校周辺のごみ拾いを行いました。北風が吹くなか、学校の外周をほぼ一時間を掛けてまわりました。日没を迎えるころ作業が終了となりました。3年生のみなさん、最後まで本当にご苦労様でした。